地域再生計画 1 地域再生計画の名称 自転車のまち 内灘 ブランディング計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 石川県河北郡内灘町 3 地域再生計画の区域 石川県河北郡内灘町の全域 4 地域再生計画の目標 ( 地勢 位置 ) 本町は 石川県の中央部 西に日本海 東に河北潟を擁する砂丘の上に築かれた町である また 金沢市に隣接し 金沢 - 能登地域を結ぶ自動車専用道路 のと里山海道 の起点があることから 金沢方面 能登方面双方へのアクセスに優れた地域である ( 地域資源 ) 町総合公園内には 石川県内で唯一の自転車競技場があり プロ競輪選手の練習場や自転車競技の会場として利用されているほか 一般向けに様々な自転車の貸出サービスが行われており 身近に自転車を楽しめる環境となっている また 本町を起点とし のと里山海道沿いを日本海に面して能登地域 ( 羽咋市 ) まで延長 33.6kmの自転車専用道も整備されており 金沢 - 能登地域を結ぶサイクリングコースとなっている さらに 自転車競技場を起終点に能登半島を3 日間で一周するサイクリング大会 ツール ド のと 400 やサイクルロードレースなどの競技大会のほか 一般の自転車体験イベントを毎年開催している このように全国からサイクリストが集い 自転車を楽しむことができるサイクリング環境が 本町が全国に誇れる独自の地域資源である ( 自転車を取り巻く環境 ) 国内外を問わずサイクリングが人気を集めている昨今 高級な自転車の持ち込みによる長距離ツーリングや 訪れた地でのレンタサイクル利用など 観光手段としても利用が増加しており 自転車は 競技スポーツのみならず健康やエコ 観光など多面的なツールとして 幅広い層に楽しまれている ( 課題 ) 本町では 平成 32 年の東京オリンピック パラリンピック競技大会の開催や 平成 27 年の北陸新幹線金沢開業 金沢市の 観光立国ショーケース 選定を千載一遇のチャンスと捉え 全国のサイクリストに認知される 自転車のまち 内灘 ブランディン 1
グを図ることを目的に 石川県自転車競技連盟等と連携し 自転車競技大会や合宿の誘致 県内選手の強化等に取り組むだけでなく 競技者のみならず幅広い層のサイクリストをターゲットとした誘客を目指している しかし 県内唯一の自転車競技場の立地や 自転車競技大会やイベントの開催等により 本町が誇るサイクリング環境は全国的に一定の認知はあるものの これまでの情報発信不足や宿泊施設の整備不足といった サイクリストの受入体制は整備されていない状況である また 自転車競技場に隣接し サイクリング環境の拠点となる公営宿泊施設 サイクリングターミナル は 4 名以上の大部屋や共同風呂 トイレといった設備であり 合宿等のニーズには対応できていたが 外国人旅行者を含む高級な自転車を持ち込むサイクリストを取り込むには 個別風呂 トイレ及び自転車スペースを設けたシングルルームやツインルームの整備が必要不可欠である ( 目標 ) そこで サイクリングターミナルを自転車の持ち込み等サイクリストが満足できる宿泊施設に整備し 自転車競技大会や合宿の誘致 愛好者層が競技に触れる機会の創出等のスポーツ振興策と 近年のサイクリングブームに伴う石川県内 特に金沢市内や能登地域に向けて高まるサイクルツーリズム需要の取り込みを図る観光振興策の相乗効果による幅広い層のサイクリストをターゲットとした 自転車のまち 内灘 ブランディングに取り組むことにより 全国からサイクリストが集まるまちを目指すとともに 新たな観光産業の創出を目指す 数値目標 サイクリングターミナル年間総売上額サイクリングターミナル年間宿泊客数 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 80,185 千円 17,200 千円 3,644 人 2,000 人 道の駅年間売上額 48,250 千円 4,320 千円 5,000 千円 サイクリングターミナル年間総売上額サイクリングターミナル年間宿泊客数 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 20,000 千円 24,000 千円 61,200 千円 2,400 人 2,800 人 7,200 人 道の駅年間売上額 6,000 千円 7,000 千円 22,320 千円 2
5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要石川県自転車競技連盟やサイクリングターミナルの指定管理者である ( 一財 ) 内灘町公共施設管理公社のほか 内灘町観光協会や近隣市町等と連携し 自転車競技大会や合宿の誘致 愛好者層が競技に触れる機会の創出といったスポーツ面からのアプローチと サイクルツーリストの誘客といった観光面からのアプローチにより 競技者 愛好者 一般ユーザーといった幅広い層のサイクリストをターゲットとした 自転車のまち 内灘 ブランディングに取り組み 交流人口の拡大を目指す 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業地方創生拠点整備交付金 ( 内閣府 ): A3007 1 事業主体石川県河北郡内灘町 2 事業の名称 : サイクリスト受入体制整備計画 3 事業の内容 サイクリングターミナルのサイクリスト受入体制の整備公営宿泊施設 サイクリングターミナル において 自転車の持ち込みやメンテナンスに対応した客室等の増築や 施設案内のインバウンド対応等の改修を行い 自転車競技大会や合宿 サイクルツーリズムによる宿泊の受入体制を整備する 観光案内所におけるレンタサイクル体制の整備本町と金沢駅を 17 分で結び 町の玄関口である北陸鉄道 内灘駅 前に観光案内所を整備し 金沢市内から最も近い海水浴場として多くの来訪があり町随一の観光資源である海岸の走行にも対応したレンタサイクル事業に取り組むとともに 事業主体となる内灘町観光協会に対し 事業費の助成等の運営支援を行うことで 将来的な内灘町版 DMO 組織として育成することで サイクルツーリズムの受入体制を整備する 金沢市内からの誘客促進 金沢市や北陸鉄道 ( 株 ) 等と連携して 鉄道運賃 レンタサイクル料金等をパッ ケージにした企画切符を販売し 金沢市内からの誘客を促進する SNSと連動した情報発信ツールの構築 SNSとの連動機能や利用実態の分析機能を有する情報発信ツールを構築し サイクリストのコミュニティ内への情報拡散性が高く 且つ旅行ニーズに即した効き目のある情報発信を行い 自転車のまち 内灘 ブランドの認知とサイクリスト 3
の誘客を促進する 4 事業が先導的であると認められる理由 自立性 拠点の管理者である ( 一財 ) 内灘町公共施設管理公社は 宿泊以外でも会議室や周辺スポーツ施設の貸出 野外バーベキューサービス等の事業を行っており 宿泊と合わせたパッケージでのサービス提供が可能であり 本事業に伴う宿泊プラスアルファの利用増加に伴う収益により 自立的な運営を目指す また 本町のDMO となる内灘町観光協会は 会費収入や受託事業収入 補助金による安定的な財源を有しており 構成メンバーである民間事業者ならではの企画力 フットワークをもって事業展開を進めるとともに 宿泊業や飲食業といった新たな観光産業の創出や それに携わる地方創生人材の育成を図り 自立的な運営を目指す 官民協働 本町と ( 一財 ) 内灘町公共施設管理公社 内灘町観光協会を核として 石川県自転車競技連盟や ( 一財 ) 金沢市観光協会 北陸鉄道 ( 株 ) 等が連携することで スポーツ振興と観光振興の両面からの事業展開を一体的に取り組むことができ 施設運営事業者や組織構成事業者のビジネスチャンスの創出を目指す 政策間連携 自転車競技大会や合宿誘致 愛好者層が競技に触れる機会の創出等のスポーツ振興策と 石川県内に高まるサイクルツーリズム需要の取り込みを図る観光振興策の 2つの施策の相乗効果による幅広い層のサイクリストをターゲットとした 自転車のまち 内灘 ブランディングに取り組むことにより 交流人口の拡大を目指す 地域間連携 内灘町 内灘町観光協会と金沢市 ( 一財 ) 金沢市観光協会 そして 両市町を結ぶ鉄道事業者である北陸鉄道 ( 株 ) が連携し パッケージ切符の販売に取り組むことで 金沢市内からの誘客を図り 北陸新幹線開業効果の持続 波及 海外誘客の推進による観光消費の創出を目指す 5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) サイクリングターミナル年間総売上額 80,185 千円 17,200 千円 サイクリングターミナル年間宿泊客数 3,644 人 2,000 人 4
道の駅年間売上額 48,250 千円 4,320 千円 5,000 千円 サイクリングターミナル年間総売上額サイクリングターミナル年間宿泊客数 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 20,000 千円 24,000 千円 61,200 千円 2,400 人 2,800 人 7,200 人 道の駅年間売上額 6,000 千円 7,000 千円 22,320 千円 6 評価の方法 時期及び体制毎年度 3 月末時点のKPIの達成状況を内灘町企画部署が取りまとめて 内灘町まち ひと しごと創生総合戦略推進委員会の有識者や町議会の関与を得ながら検証結果報告をまとめる また 必要に応じて地方版総合戦略や今後の事業経営方針に反映させる 検証結果はホームページで公表する 7 交付対象事業に要する経費 1 第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 207,700 千円 8 事業実施期間地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 (5ヵ年度) 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) サイクリストによる自転車持ち込みの宿泊受け入れ事業事業概要 : 整備後のサイクリングターミナルにおいて 自転車を持ち込むサイクリストの宿泊の受け入れを行う 実施主体 :( 一財 ) 内灘町公共施設管理公社事業期間 : 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 (2) 観光案内所におけるレンタサイクル事業事業概要 : 本町と金沢駅を 17 分で結び 町の玄関口である北陸鉄道 内灘駅 前に観光案内所を整備し 金沢市内から最も近い海水浴場として多 5
くの来訪があり町随一の観光資源である海岸の走行にも対応したレンタサイクル事業に取り組むとともに 事業主体となる内灘町観光協会に対し 事業費の助成等の運営支援を行うことで 将来的な内灘町版 DMO 組織として育成することで サイクルツーリズムの受入体制を整備する 実施主体 : 内灘町観光協会事業期間 : 平成 29 年度 ~ 平成 32 年度 (3) 金沢市内からの誘客促進事業事業概要 : 金沢市や北陸鉄道 ( 株 ) 等と連携して 鉄道運賃 レンタサイクル料金等をパッケージにした企画切符を販売し 金沢市内からの誘客を促進する 実施主体 : 内灘町観光協会事業期間 : 平成 29 年度 ~ 平成 32 年度 (4)SNSと連動した情報発信事業事業概要 :SNSとの連動機能や利用実態の分析機能を有する情報発信ツールを構築し サイクリストのコミュニティ内への情報拡散性が高く 且つ旅行ニーズに即した効き目のある情報発信を行い 自転車のまち 内灘 ブランドの認知とサイクリストの誘客を促進する 実施主体 : 内灘町事業期間 : 平成 29 年度 ~ 平成 32 年度 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法定量目標の達成状況を確認するために 毎年度各指標の集計を行い 内灘町まち ひと しごと創生総合戦略推進委員会や町議会において結果について評価を行う 評価結果を踏まえ 目標の効果的な実現に向けて必要な計画の見直しや変更を行う 目標 1 サイクリングターミナル年間総売上額については 内灘町が毎年度末時点で施設指定管理者の事業実績報告により把握する 目標 2 サイクリングターミナル年間宿泊客数については 内灘町が毎年度末時点で施設指定管理者の事業実績報告により把握する 目標 3 道の駅年間売上額については 内灘町が毎年度末時点で施設指定管理者の事業実績報 6
告により把握する 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) サイクリングターミナル年間総売上額 80,185 千円 17,200 千円 サイクリングターミナル年間宿泊客数 3,644 人 2,000 人 道の駅年間売上額 48,250 千円 4,320 千円 5,000 千円 サイクリングターミナル年間総売上額サイクリングターミナル年間宿泊客数 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 20,000 千円 24,000 千円 61,200 千円 2,400 人 2,800 人 7,200 人 道の駅年間売上額 6,000 千円 7,000 千円 22,320 千円 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法 毎年度 内灘町が年度末時点でホームページにより公表を行う 7