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PwC s View 特集 : サイバーリスクへの対応 Vol. 3 July 2016 www.pwc.com/jp

リスク分担型 DB の概要 年金改正解説 3 PwCあらた監査法人第 2 金融部 ( 保険 共済 ) 年金数理人井川孝之 はじめに社会保障審議会企業年金部会 ( 以下 企業年金部会 ) が 2015 年 1 月に 社会保障審議会企業年金部会の議論の整理 ( 以下 議論の整理 ) を公表した後 2015 年 4 月に 確定拠出年金法等の一部を改正する法律案 ( 以下 DC 法改正案 ) が国会に提出されました さらにこの後 2015 年 6 月に政府の日本再興戦略が策定され 運用リスクを事業主と加入者で柔軟に分け合うハイブリッド型の企業年金制度の導入と将来の景気変動を見越したより弾力的な運営を可能とする内容が織り込まれました これを受け 企業年金部会では 2 0 15 年 9 月に リスク対応掛金 と リスク分担型 D B が提示され 2016 年 4 月導入に向け準備が進められていましたが 実施は遅れている状況です 本稿では わが国の企業年金の課題を確認しながら リスク分担型 DBの概要について解説します また リスク分担型 DBの参考とされている海外の集団型 DCなどの状況を簡単にご紹介し リスク分担型 DBが活用されるための課題について考察します 文中の意見にわたる部分は筆者の私見であり PwCあらた監査法人または所属部門の正式見解でないことをあらかじめお断りします 1 議論の背景 前回 わが国においては 確定拠出年金 (DC) は十分普及している状況にないことをご説明しました このことは 実はDCに限ったことではなく わが国において 確定給付企業年金 (DB) を含む企業年金全体について 普及は十分とはいえません 企業年金部会で示された 2013 年 3 月末時点の企業年金加入者数の厚生年金被保険者数に対する割合は 厚生年金基金と確定給付企業年金の加入者の重複が全く存在しない仮定でも39.5% という状態でした その後 厚生年金基金の解散数が増え この割合はさらに小さくなっている可能性があります それでは 企業年金がなくても 老後の生活保障は十分でしょうか 図表 1は わが国と海外先進諸国の公的年金の所得代替率を表しています 所得代替率とは 年金受給開始時点の年金額が 現役世代の手取り収入額 ( 賞与込み ) と比較してどの程度の割合かを表します 図表 1の前提と異なる部分がありますが 国際労働機関 (ILO) 第 102 号条約では 老齢 ( 有配偶 ) の受給者について30 年拠出した場合に従前の所得の40% 以上を実現することが織り込まれており 公的年金が縮小して行くなかで 公的年金の給付のみでは 求められる所得代替率を達成できない恐れがあります 図表 1に掲げる国には 公的年金の所得代替率はそれほど高くありませんが企業年金などの私的年金が充実している国もあり 公的年金と私的年金を合わせて制度設計の議論が行われています 企業年金部会では わが国における企業年金のカバー率や公的年金の給付水準の状況も踏まえ 企業年金の普及を促進し老後に向けた自助努力をできる限り支援していく方策について議論されました その中で より自由な設計を可能とするため 柔軟で弾力的な給付設計や拠出時 給付時の仕組みについて検討され 以下のとおり 取りまとめられました 36 PwC s View Vol. 03. July 2016

図表 1:OECD による先進諸国の年金給付水準の比較 単位 :% アメリカ イギリス オーストラリア ドイツ フランス スウェーデン 日本 義務加入年金の所得代替率 38.3 32.6 52.3 42.0 58.8 55.6 35.6 ( うち公的年金 ) 38.3 32.6 13.6 42.0 58.8 33.9 35.6 ( うち義務的な私的年金 ) - - 38.7 - - 21.7 - 労働人口の 40 65% をカバーする任意の私的年金 37.8 34.5-16.0 - - - 出所 :OECD Pensions at a glance 2013 厚生労働省の資料を加工して作成 20 歳から標準的な支給開始年齢まで平均賃金水準で働いた勤労者の年金 ( 本人分 ) の平均賃金に対する比率平均賃金 年金とも税 社会保険料控除前 図表 2: 企業年金の給付設計の種類と特徴 伝統的 DB キャッシュバランスプラン 給付の種類 リスク分担型 DB 伝統的 DC 給付は運用実績に関わらず規定 あらかじめ規定された給付 国債利回り等に連動 保証有り 運用実績等の財政状況に連動 運用実績に連動 給付は運用実績によって決まる 議論の整理 (2015 年 1 月 抜粋 ) 2. 企業年金制度等の普及 拡大に向けた見直しの方向性 (2) 柔軟で弾力的な給付設計 柔軟で弾力的な給付設計については 企業年金の選択肢を拡大し 企業年金の普及 拡大に資するものと考えられることから 諸外国の例を参考に 現場のニーズや現行制度 ( キャッシュ バランス プラン ) との違いを踏まえつつ 制度導入も視野に入れて引き続き検討すべきである 議論の整理 の後 2015 年 6 月 30 日には 政府の 日本再興戦略 改訂 2015が閣議決定され 後述の リスク対応掛け金 と リスク分担型 DB の内容が織り込まれました これらの概要案については 2015 年 9 月と 2016 年 4 月の企業年金部会において示されています 2 企業年金の給付設計の種類と特徴 議論の整理 に記載された 柔軟で弾力的な給付設計 とは DBとDCの中間的な特徴を持つもので ハイブリッド型とも呼ばれます ハイブリッド型の代表的な給付設計として キャッシュ バランス プランがあります ( 図表 2 参照 ) キャッシュ バランス プランは 1985 年に米国で開発された制度ですが わが国においても DBの中で2002 年より利用可能となっており 多くの日本企業が既に利用していま す キャッシュ バランス プランの給付は 一定の保証を設けつつ 国債利回りなどの指標に連動して給付が改定される仕組みとなっており 市場金利の変動に対し 退職給付債務や費用の変動を抑制することができる特徴があります 運用リスクについては 伝統的なDB( 勤続年数別の定額給付や最終給与比例給付など ) と同様 キャッシュ バランス プランにおいても事業主が負うこととなりますが 給付が国債利回りなどの指標に応じて改定されるため 金利水準などの変動による積み立て不足の発生を抑制することが可能な仕組みとなっています わが国のキャッシュ バランス プランでは 一定の保証を設けつつ 年金資産の運用利回りに応じ給付を改定する設計も可能です これに対し DC( 後に詳述するリスク分担型 DBや海外の集団型 DCと区別するため 以下 伝統的 DC と言います) は 各加入者が全面的に運用リスクを負う仕組みとなっています 提案されているリスク分担型 DBは 加入者や受給権者全員でリスクを負い分担し合う点が伝統的 DCと異なります 3 リスク分担型 DB の概要 リスク分担型 DBを実施するためには 将来の財政悪化時に想定されるリスクに備えるリスク対応掛け金の導入が必要となります その他にも 給付設計の変更に係る同意取得の PwC s View Vol. 03. July 2016 37

えられますが リスク分担型 DB に係る政省令案のパブリック コメントは 2016 年 5 月 11 日時点で公表されておりません ここでは 企業年金部会で示されたリスク分担型 DBの仕組みの概要について解説します (1) リスク対応掛け金企業の掛け金負担力や年金資産の運用利回りは 景気変動にも影響を受けることに鑑み 景気が良好な間に掛け金を増やし将来の財政悪化に備えることを可能とするリスク対応掛け金が提案されました 上述のとおり リスク対応掛け金は リスク分担型 DBの前提となります 財政悪化時を想定した積み立て不足の測定方法として ストレスシナリオによる方法やVaR(Value at Risk: バリュー アット リスク ) 資産価格の変動のみを考慮した係数を乗じる方法などが検討されています これらは 金融機関のリスク管理などで用いられている複雑な手法ですが リスク分担型 DBを実施する事業主において取り扱う必要があります また リスク対応掛け金の設定に恣意性がないか 一定の専門性を有する第三者が検証すべきという意見も企業年金部会では出されています (2) リスク分担型 DB 提案されているリスク分担型 DBの概要は 下記のとおりです [ 制度概要 ] 掛金負担と給付調整事業主が掛金負担により対応する部分 ( リスク対応掛金含む ) と加入者等の給付調整により対応する部分を予め規定 給付算定式従来のDBにおける給付算定式 当該年度の調整率 図表 3: リスク分担型 DB の仕組み ( イメージ ) 加入者等の給付調整により対応する部分 事業主の掛金負担により対応する部分 あらかじめ 労使合意により固定された リスク対応掛金を拠出 リスク対応掛金 掛金収入現価 積立金 図表 3は DBの収入と支出の均衡の様子と事業主の掛け金負担部分および給付調整の部分を表したものです 追加拠出が発生しないよう リスク対応掛け金と給付調整の部分を規定しています リスク対応掛け金は 標準方式では 積み立て金の価格変動リスクと予定利率低下リスクの範囲内で設定し あらかじめ労使合意により固定とされています 調整率を乗じる従来のDBにおける給付算定式としては 現行のDBで用いられている定額制 最終給与比例制 平均給与比例制 ポイント制などが可能と考えられます 当該年度の調整率については 下記のとおりとされています [ 調整率 ] 剰余が生じている場合:( 積立金 + 掛金収入現価 将来発生するリスク ) 調整を行わない場合の給付現価 (1.0 超 ) 財政均衡している状態:1.0 不足が生じている場合:( 積立金 + 掛金収入現価 ) 調整を行わない場合の給付現価 (1.0 未満 ) 単年度ごとの給付の変動を抑制するため 調整率は複数年度で平滑化したものを使用することも可能とする案が示されています (3) リスク分担型 DBの論点上述のとおり リスク分担型 DBは 複雑な制度となっており 特に給付改定の仕組みが加入者や受給権者に理解され 受け入れられるかが論点となります また 運用方針の策定やモニタリングを 多くの関係者を交えて どのように実施していくか 年金ガバナンスと資産運用も大きな論点でしょう 事業主にとっては リスク分担型 DBが会計上 DCとDBのいずれとされるかも大きな論点であり これについては 企 将来発生するリスク 給付現価 財源の変動に合わせて給付を増減調整取り扱いや ガバナンスに係る規定の整備などが必要と考 厚生労働省の資料を加工して作成 給付現価 は将来の給付の現在価値 掛金収入現価 はリスク対応掛金を除く将来の掛金収入の現在価値を表しています 38 PwC s View Vol. 03. July 2016

業会計基準委員会の退職給付専門委員会において審議が続けられています 5 年金ガバナンスと資産運用 4 海外の事例 ( 集団型 DC DA) リスク分担型 DBの参考とされた海外の給付設計の事例として オランダの集団型 DC 米国のフロア オフセット プラン カナダのターゲット ベネフィット プラン 英国の DA (Defined Ambition: 目標建て ) があります このうち 既に利用されているオランダの集団型 DCと 法案が成立し実施される予定の英国 DAについて 簡単にご説明します リスク分担型 DBが提言された背景と提案されている制度概要をご説明しました リスク分担型 DBが実施可能となった場合 海外の事例を見ても リスク分担型 DBを有効活用するには 乗り越えなければならない課題が複数ありそうです そのうちの一つが年金ガバナンスと資産運用で リスク分担型 DBに限らず DBやDCなども含めた企業年金全般に関わるテーマです 次回は 法令 通知の内容も踏まえながら 主に 制度 給付種類に応じた年金ガバナンスと資産運用について解説する予定です (1) オランダの集団型 DC オランダの集団型 DCは DCの要素を取り入れたDBであり 掛け金水準を一定期間固定し その間は 積み立て水準に応じて給付をスライド調整する仕組みです オランダでは 2006 年以降 多くの上場企業が集団型 DCへ制度変更し 会計上も会社と監査人の間の議論を経た上で DCとして説明されてきました わが国のリスク分担型 DBの議論でも指摘されているとおり 制度の理解のためには十分な説明が必要であり 従業員の考え方を把握し 良好なコミュニケーションを取ることが制度の価値を高めるポイントの一つのようです 高度なリスク管理と資産運用が求められることにも留意する必要があるでしょう (2) 英国のDA 英国では 労働年金省主導で策定された改正法案が 2015 年 3 月に成立し 職域年金に関し DBとDCの中間的な位置付けのDAが利用可能となりました ただし DAの詳細を規定した政省令が公布されておらず 実施は先になる見通しです DAの中で オランダの集団型 DCと同様の制度を実施することは可能と考えられますが 英国においては 2009 年に集団型 DC 導入の検討が行われ 制度の複雑性や年齢による有利 不利の可能性などから 当時受け入れられなかった経緯があります 上述のとおり DAに関する政省令は発出されていませんが DAでは DB DCの他にリスク分担制度 (Shared Risk Schemes) を規定し 集団型給付 (Collective Benefits) という概念を導入しており 給付額を算定する要素についてさまざまなリスク分担を可能にするものと考えられます DAは 集団型 DCも含めた柔軟性のある制度を規定可能としており わが国のリスク分担型 DBの詳細を検討する上でも参考になるものと思量されます 井川孝之 ( いがわたかゆき ) PwCあらた監査法人第 2 金融部 ( 保険 共済 ) シニアマネージャー年金数理人 日本アクチュアリー会正会員 信託銀行 コンサルティング会社勤務等を経て 現職 退職給付会計に係る監査支援をはじめ 退職金 年金制度設計や資産運用 リスク管理等 年金に係るアドバイザリー業務に従事 メールアドレス :takayuki.igawa@jp.pwc.com PwC s View Vol. 03. July 2016 39

PwC あらた監査法人 104-0061 東京都中央区銀座 8-21-1 住友不動産汐留浜離宮ビル Tel:03-3546-8450 Fax:03-3546-8451 PwC Japanは 日本における PwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社 ( PwCあらた監査法人 京都監査法人 PwCコンサルティング合同会社 PwCアドバイザリー合同会社 PwC 税理士法人 PwC 弁護士法人を含む ) の総称です 各法人は独立して事業を行い 相互に連携をとりながら 監査およびアシュアランス コンサルティング ディールアドバイザリー 税務 法務のサービスをクライアントに提供しています 2016 PricewaterhouseCoopers Aarata. All rights reserved. PwC refers to the PwC network member firms and/or their specified subsidiaries in Japan, and may sometimes refer to the PwC network. Each of such firms and subsidiaries is a separate legal entity. Please see www.pwc.com/structure for further details.