Microsoft Word - M&A会計 日本基準とIFRS 第1回.doc
|
|
|
- まいえ しもとり
- 6 years ago
- Views:
Transcription
1 図解でわかる! 第 1 回日本基準と IFRS 総論 M&A 会計日本基準と IFRS あらた監査法人プライベート エクイティ サービス あらた監査法人ナレッジ マネージマント PwC アドバイザリー株式会社ディールアドバイザリー はじめにリーマンの破綻以来 世界中で不景気の嵐が吹き荒れていますが 生き残りをかけた企業が世界中で買収や合併を続けることに変化はなく これからもさらに増加していくように思えます こうした中で 国際会計基準審議会 (IASB) は 2008 年 1 月に 国際財務報告基準 (IFRS) 第 3 号 企業結合 の改訂基準および国際会計基準(IAS) 第 27 号 連結及び個別財務諸表 の改訂基準をそれぞれ公表しました ( 以下まとめて 改訂 IFRS 基準 とする ) 改訂 IFRS 基準は 2009 年 7 月 1 日以降の IFRS 適用会社の年次財務諸表における企業結合に対して強制適用されます この改訂により IFRS と米国会計基準との間で 一部の相違は残るものの ほとんどの点において同様の規定となりました 日本基準も IFRS に追いつくべくコンバージェンスを進めていますが 2008 年 12 月に ASBJ から公表された 企業結合に係わる会計基準 および 企業結合会計基準及び事業分離会計基準に関する適用指針 ならびに同時に改正されたその他の基準等 ( 以下 改訂日本基準 とする ) においては 改訂 IFRS 基準に完全においつくことはなく 約半分くらいの論点が改正されることになりました ( 図表 1 参照 ) 図表 1 日本基準 vsifrs 新旧比較 項目 パーチェス法 のれんの償却 負ののれん 日本基準 IFRS 改正前 改正後 改正前 改正後 一定の要件 のもとに持 パーチェス パーチェス法 ( 取得法 ) 分プーリン 法のみ のみ グ法も可 定期的に償却 償却しない ( 減損あり ) ( 減損のみ ) 定期的に償却 P/L 一括処理 P/L 一括処理 のれん - 計上する計上しない計上しない少数株主 ( 選択 ) 段階取得損益計上しない計上する計上しない計上する無形固定資産認識できる認識する認識する取得コスト資産計上資産計上費用計上
2 今回から数回に分けて M&A に関する日本基準の変更点と IFRS の変更点にスポットを当てて 解説していきます 今後の予定第 1 回 :M&A 会計日本基準と IFRS 概論第 2 回 : 支配の概念 取得法の適用第 3 回 : 取得企業の識別 取得日の決定第 4 回 : のれんの会計処理第 5 回 : 無形資産の認識第 6 回 : 取引費用 引渡対価の決定第 7 回 : 識別可能資産および負債の認識と測定第 8 回 : 従前に取得した持分 当初後の認識と測定 非支配持分の測定等 1. 持分プーリング法とパーチェス法 ( 取得法 ) 改訂日本基準が公表される前は 2 つの会社の規模等がほぼ対等であれば 依然として持分プーリング法 ( 原則として両者の貸借対照表を簿価のまま足しあげる ) を使って会計処理することができました 改訂日本基準のもとでは 取得会社と被取得会社を明らかにし 被取得会社の資産 負債についてはすべて時価で評価して貸借対照表を取り込むパーチェス法のみが用いられることになりました IFRS では IFRS3 の改正前からパーチェス法 ( 取得法 ) のみが認められてきました ( 図表 2) 図表 2 持分プーリング vs パーチェス法
3 2. のれんの会計処理企業が M&A を実施する際に 財務上一番大きな論点となるのは のれんの金額がいくらになり その後の償却がいくらになるか? ということだと思います 読者の方もよくご存知のとおり IFRS や米国基準では のれん の償却は要求されていませんが 日本では一定期間にわたる定額による償却が要求されています 2008 年 12 月の改正では のれん の償却については いままでどおり定期償却が要求されています しかしながら 改訂前の日本基準において 負ののれん については 今まで 正ののれん と同様に定額償却が要求されていましたが 今回の改正により 一括して損益に計上するようになりました IFRS においては 当該 負ののれん の処理は 基準改定前より 資産 負債の評価を見直した後に それでも残った負ののれんは一時に損益として計上するよう要求されています さらに改訂 IFRS 基準においては 少数株主持分に対応する のれん についても 選択適用ですが計上することが求められるようになりました 3. 少数株主持分の評価改正前の日本基準においては 取得された資産 負債の時価評価については 1 被取得会社のすべての資産 負債を時価評価する方法 ( 全面時価評価法 ) と2 取得者の持分に対応する部分のみ時価で評価する方法 ( 部分時価評価法 ) の双方が認められていました 今回の改訂により 全面時価評価法 のみが認められるようになりました ( 図表 3 参照 ) 図表 3 全面時価評価法と部分時価評価法
4 一方 IFRS では 従前より全面時価評価法のみが認められていました なお 2 で記載したよう に 選択適用ですが IFRS では少数株主持分 ( 非支配持分 ) を取得時の公正価値で計上し 対応 する のれん についても計上するようになりました ( 図表 4 参照 ) 図表 4 IFRS によるのれんの計上 4. 段階取得に係わる会計処理 4. 段階取得に係わる会計処理改訂 IFRS 基準では 支配を獲得した時に いままで所有していた持分を一度公正価値で評価しなおして 損益を計上するようになりました それまでは 取得の都度に支払ったコストを累積して 連結上の取得価額としていました 改訂日本基準においても 連結上は同様に持分を増やして支配を獲得するにいたった場合 段階取得に係わる損益 を計上するようになりました ( 図表 5 参照 ) 図表 5 持分の追加取得の処理
5 さらに IFRS においては 支配を獲得した後における持分の増加については のれんの追加計 上は行わず 資本取引として計上されることになりました 改訂日本基準では 上記改正は行わ れませんでした 図表 6 参照 図表 6 IFRS による持分の追加取得の処理 5. 持分の減少 改訂 IFRS 基準においては 投資先に対する支配を喪失した時に 損益を計上することとし 支 配を獲得したまま持分を減少させても 損益は計上しないことになりました 支配を喪失した時に は 新たに投資あるいは持分法投資を獲得したとして 喪失時の公正価値で残存持分を計上す ることになります 図表 7 図表 8 参照 改訂日本基準においては 上記改正は行われませんでした 図表 7 IFRS による持分の減少の処理 ①
6 図表 8 IFRS による持分の減少の処理 ② 6. 無形資産の認識 従来から IFRS基準において 無形資産は その識別が可能な場合 すなわち ①無形資産が 分離可能な場合 あるいは②契約または法律上の権利により発生する場合には のれん と区 別して認識されます 改訂日本基準においては IFRS基準と同様に 取得した資産の時価と支払 った対価の差額をすべて のれん として計上するのではなく 無形資産 として認識すべき項目 については これを必ず計上した後に 残余部分を のれん として計上することになりました 図 表9参照 図表 9 のれんと固定資産
7 7. M A 取得に係わる費用 改訂 IFRS 基準では 取得に関連する費用 たとえば M&A に関連して投資銀行や弁護士等に 支払ったアドバイザリー手数料は 発生した期間に費用として処理するように要求しています これに対して 改訂日本基準においては M&A に直接要した支出は 取得原価に含まれると規 定されているので 支配獲得時に計上される のれん の金額に加算されることになります
8 あらた監査法人 プライベート エクイティ サービス 国内 国外の PE ファンドに対して ファンドの監査 日 米 国際会計基準にもとづく会計のアドバ イス スキームの相談 投資先の監査 会計および内部統制に関するアドバイス IPO に関するア ドバイス等を行っています あらた監査法人 ナレッジ マネージメント 法人内における業種別ナレッジ 会計 監査 アドバイスに関するナレッジを収集 共有するために 活動しています PwC アドバイザリー株式会社 ディールアドバイザリー PwC グローバルネットワークを活用し 案件の発掘から実行局面での戦略的なデューデリジェン ス バリュエーション ストラクチャリング 事業計画およびファイナンシャル モデリング 交渉支援 および案件の価値向上を達成するポスト ディール サービスを 国内 海外の案件を問わず一貫 して提供しております この記事は 週刊 経営財務 2925 号 2009 年 7 月 6 日 にあらた監査法人 プライベート エ クイティ サービス あらた監査法人 ナレッジ マネージマント PwC アドバイザリー株式会社 デ ィールアドバイザリーとして掲載したものです 発行所である株式会社税務研究会の許可を得て あらた監査法人がウエブサイトに掲載しておりますので 他への転載 転用はご遠慮ください All rights reserved. PricewaterhouseCoopers refers to the Japanese firm of or, as the context requires, the PricewaterhouseCoopers global network or other member firms of the network, each of which is a separate and independent legal entity.
Microsoft Word - M&A会計 日本基準とIFRS 第5回.doc
図解でわかる! M&A 会計日本基準と IFRS 第 5 回企業結合と 無形資産 あらた監査法人公認会計士 清水 毅 公認会計士 山田 雅治 はじめに金融庁 企業会計審議会は 2009 年 6 月に 我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書 ( 中間報告 ) を公表しました 国際財務報告基準 ( 以下 IFRS ) の適用については 2010 年 3 月期から国際的な財務 事業活動を行っている上場企業の連結財務諸表に
Microsoft Word - 247_資本連結実務指針等の改正
日本基準トピックス 会計制度委員会報告第 7 号 連結財務諸表における資本連結手続に関する実務指針 等の改正について 2014 年 3 月 3 日第 247 号 主旨 2014 年 2 月 24 日 日本公認会計士協会 (JICPA) は 会計制度委員会報告第 7 号 連結財務諸表における資本連結手続に関する実務指針 等の改正を公表しました 本改正は 企業会計基準委員会 (ASBJ) により 2013
平成30年公認会計士試験
第 3 問答案用紙 問題 1 1 新株予約権 2 75,000 3 75,000 4 0 5 3,000 6 70,000 7 7,000 8 42,000 金額がマイナスの場合には, その金額の前に を付すこと 9 2,074,000 会計基準の新設及び改正並びに商法の改正により, 以前よりも純資産の部に直接計上される 項目や純資産の部の変動要因が増加している そこで, ディスクロージャーの透明性の確保
連結会計入門 ( 第 6 版 ) 練習問題解答 解説 練習問題 1 解答 解説 (129 頁 ) ( 解説 ) S 社株式の取得に係るP 社の個別上の処理は次のとおりである 第 1 回取得 ( 平成 1 年 3 月 31 日 ) ( 借 )S 社株式 48,000 ( 貸 ) 現預金 48,000
連結会計入門 ( 第 6 版 ) 練習問題解答 解説 練習問題 1 解答 解説 (129 頁 ) ( 解説 ) S 社株式の取得に係るP 社の個別上の処理は次のとおりである 第 1 回取得 ( 平成 1 年 3 月 31 日 ) ( 借 )S 社株式 48,000 ( 貸 ) 現預金 48,000 第 2 回取得 ( 平成 2 年 3 月 31 日 ) ( 借 )S 社株式 260,000 ( 貸
IFRS基礎講座 IAS第21号 外貨換算
IFRS 基礎講座 IAS 第 21 号 外貨換算 のモジュールを始めます パート 1 では 外貨建取引の会計処理を中心に解説します パート 2 では 外貨建財務諸表の換算を中心に解説します 企業は 取引を行うにあたって通常 様々な種類の通貨を使用します これらのうち 企業が営業活動を行う主たる経済環境の通貨を機能通貨といいます 例えば 日本企業の場合 営業活動を行う主たる経済環境の通貨は 通常
スピンオフに関する組織再編税制の改正 PwC 税理士法人 国際税務 /M&A タックスグループディレクター原嵩 はじめに 2017( 平成 29) 年度税制改正では事業再編の環境整備のために 経営戦略に基づく先を見据えたスピード感のある事業再編等を加速するため 特定事業を切り出して独立会社とするスピ
PwC s View 特集 : 組織再編税制等に関する税制改正 Vol. 8 May 2017 www.pwc.com/jp スピンオフに関する組織再編税制の改正 PwC 税理士法人 国際税務 /M&A タックスグループディレクター原嵩 はじめに 2017( 平成 29) 年度税制改正では事業再編の環境整備のために 経営戦略に基づく先を見据えたスピード感のある事業再編等を加速するため 特定事業を切り出して独立会社とするスピンオフ等の円滑な実施を可能とする税制の整備を行う
Toshifumi
0 0 0 企業結合会計の展開とその会計処理 佐賀大学山下ゼミナール. はじめに近年, 企業の経済活動は自国内にとどまらず, 国境を越えグローバル化している 企業の経済活動がグローバル化すると, 企業の財政状態や経営成績をあらわす財務諸表を作成する会計基準が各国で独自に制定されると, グローバル企業の財務諸表の比較ができなくなり, 投資家の投資意思決定にひずみをもたらすとして, 国際的に統一した会計基準の制定がすすめられている
平成25年度 第134回 日商簿記検定 1級 商業簿記 解説
平成 25 年度第 134 回日商簿記検定試験 1 級 - 商業簿記 - 解 説 ( 注 ) 金額の単位はすべて千円である 1.20X4 年度末の連結決算 ⑴ S 社の資本の流れ 20X1 20X3 20X4 資本金 30,000 30,000 30,000 +3,000 +1,000( 利益 ) 利益剰余金 5,000 8,000 8,600 400( 配当 ) +700 +100 評価 換算差額等
[2] のれんの発生原因 企業 ( または事業 ) を合併 買収する場合のは 買収される企業 ( または買収される事業 ) のおよびを 時価で評価することが前提となります またやに計上されていない特許権などの法律上の権利や顧客口座などの無形についても その金額が合理的に算定できる場合は 当該無形に配
営 ViewPoint 相 談のれんの会計と税務 勝木幹雄部東京室花野稔部大阪室 大企業間だけではなく 中小企業間でも M&A が積極的に進められるようになりました M&A では 対象となる企業 ( または事業 ) の純価格と実際の売買価格とが異なるケースがあり その差額は その企業 ( または事業 ) の超過収益力 すなわち のれん を評価したものと説明されることがあります のれん は買収や合併の際に発生する特有の勘定科目です
日本基準でいう 法人税等 に相当するものです 繰延税金負債 将来加算一時差異に関連して将来の期に課される税額をいいます 繰延税金資産 将来減算一時差異 税務上の欠損金の繰越し 税額控除の繰越し に関連して将来の期に 回収されることとなる税額をいいます 一時差異 ある資産または負債の財政状態計算書上の
国際財務報告基準 (IFRS) 税効果シリーズ シリーズ IAS 第 12 号 法人所得税 (1/3) ( 平成 23 年 1 月 31 日現在 ) 1. 目的 範囲 IAS 第 12 号 法人所得税 の目的は 法人所得税の会計処理を定めることにあります 法 人所得税の会計処理に関する主たる論点は 次の事項に関して当期および将来の税務上の 影響をどのように会計処理するかにあります 1 企業の財政状態計算書で認識されている資産
平成28年度 第143回 日商簿記検定 1級 会計学 解説
平成 28 年度第 143 回日商簿記検定試験 1 級 - 会計学 - 解 説 第 1 問 ⑴ 固定資産の減損に係る会計基準注解注 1 1. ⑵ 金融商品に関する会計基準 32 ⑶ 1 株当たり当期純利益に関する会計基準 20 ⑷ 事業分離等に関する会計基準 16 ⑸ 四半期財務諸表に関する会計基準 39 からのお知らせ 自分の未来を考えるセミナー 未来塾 を開催します 何のために働くのか? 本当の学力を身に付けること
IFRS基礎講座 IFRS第1号 初度適用
IFRS 基礎講座 IFRS 第 1 号 初度適用 のモジュールを始めます パート 1 では 初度適用の概要について解説します パート 2 では 初度適用における遡及適用の原則と例外を中心に解説します パート 3 では 初度適用における表示および開示について解説します 初度適用とは IFRS で作成された財務諸表を初めて表示することをいいます 企業が最初の IFRS 財務諸表を表示する場合 その企業を
完全子会社同士の無対価合併 1. 会社法の規制 100% 子会社同士が合併する場合は 兄弟合併とも言われます 実務上は新設合併はマイナーで 法律上の許認可の関係で一方が存続する吸収合併が一般的です また 同一企業グループ内での組織再編成の場合は 無対価合併が一般的です 簡易合併に該当する場合は 存続
平成 23 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 Up Newsletter 完全子会社同士の無対価合併 http://www.up-firm.com 1 完全子会社同士の無対価合併 1. 会社法の規制 100% 子会社同士が合併する場合は 兄弟合併とも言われます 実務上は新設合併はマイナーで 法律上の許認可の関係で一方が存続する吸収合併が一般的です また 同一企業グループ内での組織再編成の場合は
IFRSにおける適用上の論点 第27回
IFRS における適用上の論点第 27 回 IFRS2 号 株式に基づく報酬 の適用範囲 有限責任あずさ監査法人 IFRSアドバイザリー室パートナー 山邉道明 有限責任あずさ監査法人 IFRSアドバイザリー室シニアマネジャー 浅井美公子 1. はじめに本連載では 原則主義 であるIFRSを適用する際に判断に迷うようなケースに触れてきました 我が国において 株式に基づく報酬を役員報酬又は従業員給付の一部として付与する企業は
1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一
ディスカッション ペーパー のれんはなお償却しなくてよいか のれんの会計処理及び開示 に対する意見 平成 26 年 9 月 30 日 日本公認会計士協会 日本公認会計士協会は 企業会計基準委員会 (ASBJ) 欧州財務報告諮問グループ (EFRAG) 及びイタリアの会計基準設定主体 (OIC) のリサーチ グループによるリサーチ活動に敬意を表すとともに ディスカッション ペーパー のれんはなお償却しなくてよいか
日本基準基礎講座 有形固定資産
有形固定資産 のモジュールを始めます Part 1 は有形固定資産の認識及び当初測定を中心に解説します Part 2 は減価償却など 事後測定を中心に解説します 有形固定資産とは 原則として 1 年以上事業のために使用することを目的として所有する資産のうち 物理的な形態があるものをいいます 有形固定資産は その性質上 使用や時の経過により価値が減少する償却資産 使用や時の経過により価値が減少しない非償却資産
IFRS News Flash
IASB 公開草案 リース を公表 国際会計基準審議会 (IASB) は2013 年 5 月 16 日に 公開草案 (ED/2013/6) リース を公表した この公開草案は IASBが2010 年 8 月に公表した公開草案 リース ( 以下 2010 年公開草案 ) に対するコメントを受けた再審議の結果 提案内容が変更となった主な論点について 再度広く意見を募るために公表されたものである 公開草案の概要は以下のとおりである
日本基準基礎講座 資本会計
日本基準基礎講座 資本会計 のモジュールを始めます 資本会計のモジュールでは 貸借対照表における純資産の主な内容についてパートに分けて解説します パート1では 純資産及び株主資本について解説します パート2では 株主資本以外について また 新株予約権及び非支配株主持分について解説します パート3では 包括利益について解説します 純資産とは 資産にも負債にも該当しないものです 貸借対照表は 資産の部
連結の補足 連結の 3 年目のタイムテーブル B/S 項目 5つ 68,000 20%=13,600 のれん 8,960 土地 10,000 繰延税金負債( 固定 ) 0 利益剰余金期首残高 1+2, ,120 P/L 項目 3 つ 少数株主損益 4 1,000 のれん償却額 5 1,1
連結会計超入門 Web 特典 付録では収録できなかった内容を書きました 簿記 1 級 会計士試験では税効果会計の仕訳が出てきますので 追加しました A4 カラー印刷でお使いください 5/12 Ver2.0 アップストリームの税効果を修正しました もくじ 連結の補足 連結の 3 年目のタイムテーブルと下書き P.02 未実現利益の消去: 棚卸資産の仕訳の意味 ダウンストリーム P.03 アップストリーム
新リース基準の実務対応 (4) 不動産固有の論点についての考察 PwCあらた有限責任監査法人財務報告アドバイザリー部マネージャー井上恵介 はじめに国際会計基準審議会 (IASB) は 現行のリースの会計基準 (IAS 第 17 号 ) の財務報告上の問題点の改善を図るため 2016 年 1 月に リ
PwC s View 特集 : 組織再編税制等に関する税制改正 Vol. 8 May 2017 www.pwc.com/jp 新リース基準の実務対応 (4) 不動産固有の論点についての考察 PwCあらた有限責任監査法人財務報告アドバイザリー部マネージャー井上恵介 はじめに国際会計基準審議会 (IASB) は 現行のリースの会計基準 (IAS 第 17 号 ) の財務報告上の問題点の改善を図るため 2016
IFRS基礎講座 IAS第11号/18号 収益
IFRS 基礎講座 収益 のモジュールを始めます このモジュールには IAS 第 18 号 収益 および IAS 第 11 号 工事契約 に関する解説が含まれます これらの基準書は IFRS 第 15 号 顧客との契約による収益 の適用開始により 廃止されます パート 1 では 収益に関連する取引の識別を中心に解説します パート 2 では 収益の認識規準を中心に解説します パート 3 では 工事契約について解説します
スライド 1
1. 財務諸表の表示 - 総論 IFRS 対応により主要財務諸表の名称 形式が変更される (IAS 1 号 ) 現行 貸借対照表 (Balance Sheet) 損益計算書 (Profit or Loss Statement) キャッシュフロー計算書 (Cash Flow Statement) 株主資本変動計算書 (Statement of changes in equity) IFRS 財政状態計算書
計算書類等
招集ご通知株主総会参考書類事業報告計算書類等監査報告書ご参考計算書類等 連結財政状態計算書 (2019 年 3 月 31 日現在 ) 流動資産 科目金額科目金額 現金及び現金同等物 資産の部 営業債権及び契約資産 その他の金融資産 棚卸資産 その他の流動資産 非流動資産 持分法で会計処理されている投資 その他の金融資産 有形固定資産 のれん及び無形資産 その他の非流動資産 3,274,093 772,264
2. 減損損失の計上過程 [1] 資産のグルーピング 減損会計は 企業が投資をした固定資産 ( 有形固定資産のほか のれん等の無形固定資産なども含む ) を適用対象としますが 通常 固定資産は他の固定資産と相互に関連して収益やキャッシュ フロー ( 以下 CF) を生み出すものと考えられます こうし
減損会計の基礎知識 米澤潤平相談部東京相談室 昨今 上場企業などの有価証券報告書などにおいて 減損会計の適用による 減損損失 が 損益計算書の特別損失に計上されている例が非常に多くなっています 新聞などでも 事業について減損処理を行い 億円の減損損失が計上された といった記事が頻繁に見受けられようになり その名称は一般にも定着してきました 今回は このような状況を踏まえ 減損会計の意義や目的などを改めて確認し
IFRSにおける適用上の論点 第26回
IFRS における適用上の論点第 26 回 リストラクチャリング関連コスト 有限責任あずさ監査法人有限責任あずさ監査法人 IFRSアドバイザリー室パートナー山邉道明 IFRSアドバイザリー室シニアマネジャー松田麻子 1. はじめに本連載では 原則主義 であるIFRSを適用する際に 実務上判断に迷うようなケースについて解説しています 第 26 回となる今回は リストラクチャリング関連コストをテーマとして取り上げます
第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 審議事項 (2)-4 DT 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方につ
第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 2014 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方について審議することを目的とする 背景 2. 第 1 回税効果会計専門委員会 ( 以下 専門委員会 という ) において 検討の範 囲及び進め方が審議され
『学校法人会計の目的と企業会計との違い』
学校法人会計の目的と企業会計との違い ( 平成 27 年度以降 ) 平成 27 年度より 学校法人会計基準が一部改正されました 社会 経済状況の大きな変化 会計のグローバル化等を踏まえた様々な企業会計基準の改正等を受け 学校法人の経営状態を社会に分かりやすく説明する仕組みが求められていることが背景にあります これにより 主に以下の変更がありました (1) 資金収支計算書に加えて 新たに活動区分ごとの資金の流れがわかる
アニュアルレポート 2018
2018 Financial Section 16 5 17 20 22 22 23 24 25 36 5 2018 2017 2016 2015 2014 2018 : 2,070,359 1,700,726 369,632 202,867 166,765 173,616 176,095 105,663 1,953,186 1,623,948 329,238 182,793 146,444 152,022
平成28年度 第144回 日商簿記検定 1級 会計学 解説
平成 28 年度第 144 回日商簿記検定試験 1 級 - 会計学 - 解 説 第 1 問語句 ( 数値 ) 記入 1. 退職給付会計 ⑴ 個別上の処理 1 期首退職給付引当金 :300,000 千円 ( 期首退職給付債務 )-250,000 千円 ( 期首年金資産 ) +36,000 千円 ( 未認識過去勤務費用 有利差異 )=86,000 千円 2 年金資産への拠出額 ( 借 ) 退職給付引当金
平成26年度 第138回 日商簿記検定 1級 会計学 解説
平成 26 年度第 138 回日商簿記検定試験 1 級 - 会計学 - 解 説 第 1 問 1 ヘッジ会計とは ヘッジ取引のうち一定の要件を満たすものについて ヘッジ対象に係る損益とヘッジ手段に係る損益を同一の会計期間に認識し ヘッジの効果を会計に反映させる特殊な会計処理のことをいう ( 金融商品に関する会計基準 29 参照 ) ヘッジ会計の会計処理には 繰延ヘッジと時価ヘッジの 2 種類の会計処理がある
収益認識に関する会計基準
収益認識に関する会計基準 ( 公開草案 ) アヴァンセコンサルティング株式会社 公認会計士 税理士野村昌弘 平成 29 年 7 月 20 日に 日本の会計基準の設定主体である企業会計基準委員会から 収益認識に関する会計基準 ( 案 ) 収益認識に関する会計基準の適用指針( 案 ) が公表されました 平成 29 年 10 月 20 日までコメントを募集しており その後コメントへの対応を検討 協議し 平成
IFRSにおける適用上の論点 第20回
IFRS における適用上の論点第 20 回 デリバティブとして会計処理される非金融商品の売買契約 有限責任あずさ監査法人 IFRS 本部パートナー 三上伸也 有限責任あずさ監査法人 IFRS 本部シニアマネジャー 中川祐美 1. はじめに本連載では 原則主義 であるIFRSを適用する際に判断に迷うようなケースについて解説しています 第 20 回となる今回は 金融商品会計基準が適用される非金融商品の売買契約について
スライド 1
IFRS 基礎講座 IAS 第 16 号 有形固定資産 のモジュールを始めます Part 1 では有形固定資産の認識及び当初測定を中心に解説します Part 2 では減価償却など 事後測定を中心に解説します 有形固定資産の 定義 と 認識規準 を満たす項目は IAS 第 16 号に従い有形固定資産として会計処理を行います 有形固定資産の定義として 保有目的と使用期間の検討を行います 保有目的が 財またはサービスの生産や提供のための使用
連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476
連結貸借対照表 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476 貸倒引当金 140 流動資産合計 82,369 固定資産有形固定資産建物及び構築物 67,320 減価償却累計額 38,306 建物及び構築物
<4D F736F F D F816992F990B C B835E92F990B3816A E31328C8E8AFA208C888E5A925A904D816B93F
各 位 2019 年 3 月 26 日 会社名株式会社フルキャストホールディングス代表者名代表取締役社長 CEO 坂巻一樹 ( コード番号 4848 東証第一部 ) 問い合わせ先財務 IR 部長朝武康臣電話番号 03-4530-4830 ( 訂正 数値データ訂正 ) 2018 年 12 月期決算短信 日本基準 ( 連結 ) の一部訂正について 2019 年 2 月 8 日に発表いたしました 2018
平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主
連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主資本等変動計算書 59 52 連結計算書類 連結財政状態計算書 国際会計基準により作成 53 流動資産 資産の部 平成
法人税 住民税及び事業税等に関する会計基準 ( 案 ) について PwC あらた有限責任監査法人第 3 製造 流通 サービス部パートナー市原順二 はじめに 2016 年 11 月 9 日 企業会計基準委員会は企業会計基準公開草案第 59 号 法人税 住民税及び事業税等に関する会計基準 ( 案 )(
PwC s View 特集 : 経営統合 Post Merger Integration(PMI) Vol. 6 January 2017 www.pwc.com/jp 法人税 住民税及び事業税等に関する会計基準 ( 案 ) について PwC あらた有限責任監査法人第 3 製造 流通 サービス部パートナー市原順二 はじめに 2016 年 11 月 9 日 企業会計基準委員会は企業会計基準公開草案第
クトにおいて, コストオイルとして回収対象な探査 探鉱および評価に関する支出を資産計上 ( 投資その他の資産 ) し, 回収に応じて償却する IFRSにおいては, 探査 探鉱および評価に関する支出について,IFRS6 号 鉱物資源の探査及び評価 が定められている IFRS6 号は, 企業が, 探査
石油 天然ガス開発事業に関する重要会計論点 PwC あらた有限責任監査法人財務報告アドバイザリー部シニアマネージャー手塚大輔 はじめに石油 天然ガスの開発事業は, 現代社会に必要不可欠な資源を取り扱うため, 開発した石油 天然ガスは相当の価格で販売できる蓋然性が高いというポジティブな性格がある一方で, 開発プロジェクトは, ライフサイクルが長く, 投資額は多額であり, また, 地政学的な影響を受けやすいという,
