べてで県平均とほぼ同等です 数学の調査は 数と式 図形 関数 資料の活用 の4 領域に分かれています 数学 AB ともに4 領域すべてで県平均正答率とほぼ同等となっています 理科は 学習指導要領の分野が 物理的領域 化学的領域 生物的領域 地学的領域 の4 分野であり そのすべてが県平均正答率とほぼ

Similar documents
ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

H30全国HP

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

<H19 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平成 23 年度は震災のため中止となりました 豊能町立小学校全国学力学習状況調査結果 ( 平均正答率全国を 1 として ) H19 H20 H21 H

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

gggggggggggggggggggggggggggggggggggggkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

H

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

算数でも 知識 (A) 問題 活用 (B) 問題とも 全領域で全国平均を上回りました A 問題では 14 問中 12 問が全国平均を上回り うち8 問が5ポイント以上上回りました 下回った2 問は 直径と円周の長さの関係理解 と 除法で表す2 量関係の理解 でした B 問題では 10 問中 9 問が

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

領域別レーダーチャート 教科の領域別に全国を 100 とした場合の全道及び根室市の状況をレーダーチャートで示したもの 小学校 : 国語 小学校 : 算数 国語 A( 話すこと 国語 B( 読むこと ) 聞くこと ) 国語 A( 書くこと

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

別紙様式 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果と考察及び対策について 東松島市立宮野森小学校 1 国語科 (1) 国語 A 平均正答率 ( 宮城県 全国との比較 ) 話す 聞く能力 書く能力 読む能力 言語についての知識 理解 技能 全体 県比較

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

小学校における県平均正答率との比較 市と県の平均正答率の差を比べると 国語 A B 算数 A B 理科のすべての教科 領域 区分で 5ポイント以上の差のものはなくなった 国語 A 市 :68.2% 県 :70.1% 差 :-1.9ポイント 国語 B 市 :49.6% 県 :53.6% 算数 A 市

小学校国語について

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

①H28公表資料p.1~2

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

1

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

平成 25 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の全体の結果 ( 国語, 算数 数学 ) は, 小学校, 中学校ともに, すべての領域で, 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 小学校は国語 AB, 算数 AB ともに, 数ポイント全国平均正答率を上回っていた 小

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

PowerPoint プレゼンテーション

平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

国語について (1) 結果 国語 A 国語 B ともに県 全国を下回っている 無回答率が県 全国の平均を上回っており 特 に記述式の問題で目立っている (2) 課題 話し合いの場面で 話し合いの内容のポイントをつかむことに苦手意識がある 漢字の読み取りに関しては県と同等であったが 漢字の書き取りに関

< 中学校 3 年生 > [ 国語 ] 主として 知識 に関する題 主として 活用 に関する題 ともに, 全国平均をやや上回る状況でした [ 数学 ] 主として 知識 に関する題 は全国平均をやや上回り, 主として 活用 に関する題 はやや下回る状況でした 数学 A 資料の活用 の領域は, 全国平均

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

< 中学校 A B 問題 > ( 単位 %) 教科富士見市埼玉県全国 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B < 中学校国語 A> ( 単位 %) 話すこと 聞くこと

PowerPoint プレゼンテーション

Taro-H20第二段階全国学力・学

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

1-1 小学校国語 A( 調査時間 20 分 ) 基礎的 基本的な言語活動や言語事項に関する知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 で 12 設問で構成されている 本町の結果は 全国の平均正答率 栃木県の平均正答率とほぼ同じであった この調査では 学習指導要領の領域等として 話すこと 聞くこと

平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

はじめに道教委では 今年 4 月 18 日に実施した 平成 29 年度全国学力 学習状況調査 の調査結果を 8 月末に公表しました 教育委員会では 本町の調査結果について 道教委が作成した における調査結果 に沿って概要を取りまとめました 今年で 11 回目となります本調査は 昨年度と同様に悉皆調査

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

平成 30 年度 全国学力 学習状況調査の結果概要について 吉野川市教育委員会 文部科学省が実施している 全国学力 学習状況調査 における吉野川市の結果の概要についてお知らせします なお, 本調査により測定できるのは, 特定教科の学力の一部分や教育活動の一側面です 1 はじめに 全国学力 学習状況調

平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要)

【分析結果】H29朝来市立大蔵小学校

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の苫小牧市における調査結果 1 調査の概要 1 小学校国語科 2 小学校算数科 3 小学校理科 4 中学校国語科 4 中学校数学科 5 中学校理科 6 平成 30 年度全国学力 学習状況調査児童質問紙 ( 小学 6 年児童 ) 調査の結果と考察 7 自己肯定感

設別調査結果 [ 算数 A: 主として知識 ] 分類 全国鳥取県大山町県との差 数と計算 量と測定 学習指導要領の領域図形 評価の観点 題形式 全体 区分 数量関係 65

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

PowerPoint プレゼンテーション

< 中学校 A B 問題 > ( 単位 %) 教科 富士見市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B < 中学校国語 A> ( 単位 %) 話すこと 聞くこと 書くこと

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

3 教科に関する調査から見える成果と課題 成果 小学校国語 A B 算数 A B ともに全国平均正答率を超えました 小学校では 平成 19 年の調査実施以来初めて国語 算数のすべての調査 ( 知識 活用 ) で全国平均正答率を超えました 各小学校において 児童が話し合ったり自分の考えを書いたりする等

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

中学校 (3 年 ) 国語では A( 知識問題 ) は ほぼ全国平均なみです B( 活用問題 ) は 課題が見られます 数学では A( 知識問題 ) B( 活用問題 ) ともに 課題が見られます 国語 A( 知識に関する問題 ) 国語 B( 知識を活用する問題 ) 言語事項は ほぼ全国平均なみです

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 67.0% 考 察 話すこと 聞くこと では 相手や目的に応じて 理由や事例などを挙げなが ら筋道を立てて話すことができています 今後も

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

Microsoft PowerPoint - H22 分析結果2003版(ホームページ用).ppt

<4D F736F F D AA90CD E7792E88D5A82CC8FF38BB5816A819A819B2E646F63>

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

( 中学校調査 ) 1 時限目 2 時限目 3 時限目 4 時限目 5 時限目 国語 A (45 分 ) 国語 B (45 分 ) 数学 A (45 分 ) 数学 B (45 分 ) 生徒質問紙 (2 分程度 ) (6) 集計児童生徒 学校数 1 集計基準児童生徒に対する調査について, 平成 29

指導方法等の改善計画について

3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を


国語 A Bの結果 国語 A 全体 Ⅾ 話すこと 聞くこと C 書くこと Ⅾ 読むこと Ⅾ 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 Ⅾ 国語 B 全体 47

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

Transcription:

平成 30 年度全国学力 学習状況調査結果のお知らせ 大月市内小中学校の状況について 大月市教育委員会 4 月 17 日に 全国学力 学習状況調査 が実施されました この調査は小学校 6 年生と中学校 3 年生の国語と算数 数学のそれぞれ基礎的な知識を問うA 問題 その活用力を問うB 問題 そして3 年ぶりに理科の基礎的な知識 活用力を問う問題及び学習状況が対象でした 大月市教育委員会ではその調査結果を分析しましたのでお知らせします また市内各校では 自校の結果を分析し 指導方法の改善等を行っています 更に調査を受けた児童生徒とその保護者の皆様には 個々の良いところや課題点 努力点等を説明し 今後の学力向上に向けて家庭との連携を図るように努めています 1. 大月市の子どもたち ( 小学校 6 年生 中学校 3 年生 ) の学力 学習状況について 市内小学校の平均正答率 市内中学校の平均正答率 国語 算数 数学 A 主として知識 県をやや下回る 県とほぼ同等 B 主として活用 県とほぼ同等 県とほぼ同等 A 主として知識 県とほぼ同等 県とほぼ同等 B 主として活用 県とほぼ同等 県とほぼ同等 理科県とほぼ同等県とほほ同等 県平均とほぼ同等 という根拠 文部科学省では 平均正答率との差 ±5% を微差とし ±5% は ほぼ同等を意味する としているので それに従って表記しています 小学校 6 年生の国語の調査は 話す 聞く 書く 読む 伝統的な言語文化と国語の特質 の 4 領域に分かれています 県の平均正答率と比較すると 国語 A は 話す 聞く 書く 読む において県とほぼ同等で 伝統的な言語文化と国語の特質 が下回っています 敬語の使い方 や 漢字の書きとり の正答率が低くなっています 国語 B は 話す 聞く では県とほぼ同等で 書く 読む は県平均より低くなっています 話し手の意図を捉えながら聞き 自分の意見と比べるなどして考えをまとめる 目的や意図に応じて 文章全体の構成の効果を考える 目的に応じて 文章の内容を的確に押さえ 自分の考えを明確にしながら読む について平均正答率が県より下回っています 算数の調査は 数と計算 量と測定 図形 数量関係 の4 領域に分かれています 算数 AB ともにすべての領域で県とほぼ同等となっています 理科は 学習指導要領の4 区分である 物質 エネルギー 生命 地球 のそれぞれで県とほぼ同等となっています 中学校 3 年生の国語の調査は小学校と同様に 話す 聞く 書く 読む 伝統的な言語文化と国語の特質 の4 領域に分かれています 県平均正答率と比較すると 国語 A 話す 聞く 書く 読む ではほぼ同等で 伝統的な言語文化と国語の特質 では上回っています 国語 B においては 4 領域す ~ 1 ~

べてで県平均とほぼ同等です 数学の調査は 数と式 図形 関数 資料の活用 の4 領域に分かれています 数学 AB ともに4 領域すべてで県平均正答率とほぼ同等となっています 理科は 学習指導要領の分野が 物理的領域 化学的領域 生物的領域 地学的領域 の4 分野であり そのすべてが県平均正答率とほぼ同等となっています 小学校の無回答率 ( 設問に対して無回答の児童生徒の比率 ) は 国語 B 算数 A B 理科で県平均とほぼ同等となっています ただ 設問別にみると 国語 B では 目的に応じて 文章の内容を的確に押さえ 自分の考えを明確にしながら読む において記述で回答を求めるところの無回答率は県平均より有意に高くなっています 算数 A では 図形やグラフ 百分率に関する設問に対しての無回答率が県平均より高く グラフや百分率に関する設問の正答率も県平均より低くなっています 算数 B では 設問の意図を理解したうえで根拠を明確にして記述する設問で無回答率が高くなっています 理科では16 問中 9 問が無回答率 0% です 国語 A では 相手や場面に応じて適切に敬語を使う と 学年別配当漢字表に示されている漢字を文の中で正しく使う という設問で無回答率が県平均より高くなっています おおむね無回答率が県平均よりも高い場合は 平均正答率は県平均を下回っています 中学校では 国語 AB 数学 AB 理科のすべてにおいて 無回答率は県平均とほぼ同等です 特に国語 B では 9の設問のうち5 問で無回答率 0% 数学 A では20の設問のうち 7 問で無回答率 0% 理科では27の設問のうち11 問で無回答率 0% です 小学校でもそうでしたが 中学校でも最後まであきらめないで問題に向かう姿勢を子どもたちの多くがもっていることが分かります 中学校で顕著に県平均より無回答率が低かったのは 国語 A の 文脈に即して漢字を正しく書く という出題で 無回答率が低いのと合わせて正答率は県平均より有意に高くなっています また 目的に応じて文の成分の順序や照応 構成を考えて適切な文を書く という出題の正答率も県平均を大きく上回っています 国語 算数 数学では 選択式や短答式の問題に比べて記述式においては すべての問題で無回答者がいることからも 市内の小学校 6 年生と中学校 3 年生は 記述式解答に苦手傾向があることが分かります ( これは県内 全国的にも同様の傾向です ) ただし 理科の記述式の2 問中 1 問は無回答者が 0 でした (1) 授業では課題の解決に向けて 自分で考え自分から取り組んでいたか そう思う 55 人 34.2% 52 人 29.2% 小中どちらかといえば そう思う 76 人 47.2% 83 人 46.6% 学学どちらかといえば そう思わない 27 人 16.8% 34 人 19.1% 校校そう思わない 3 人 1.9% 9 人 5.1% (2) 授業では 自分の考えを発表する機会では 自分の考えが伝わるよう 資料や文章 話の組み立て などを工夫して発表しているか そう思う 45 人 28.0% 32 人 18.0% 小中どちらかといえば そう思う 79 人 49.1% 82 人 46.1% 学学どちらかといえば そう思わない 29 人 18.0% 46 人 25.8% 校校そう思わない 8 人 5.0% 18 人 10.1% ~ 2 ~

(3) 学級の友達との話し合う活動を通じて 自分の考えを深めたり広げたりすることができているかそう思う 65 人 40.4% 62 人 34.8% 小中どちらかといえば そう思う 66 人 41.0% 73 人 41.0% 学学どちらかといえば そう思わない 23 人 14.3% 32 人 18.0% 校校そう思わない 7 人 4.3% 11 人 6.2% 子どもたちの授業にかかわる意識調査を見ると (1) 授業では課題の解決に向けて 自分で考え自分から取り組んでいたか という質問については 小学校では81.4% の児童が 中学校では75.8% の生徒が肯定的に回答していました これは県平均とほぼ同等で 本市の子どもたちの多くが意欲的に学習に取り組む姿がうかがえます しかし 一方で小学校の20% の児童 中学校の25% の生徒が否定的に回答している事実から なお 学び方 を獲得させ 学習することの面白さや楽しさを教え 意欲の涵養を図る必要があります また (2) 授業では 自分の考えを発表する機会では 自分の考えが伝わるよう 資料や文章 話の組み立てなどを工夫して発表しているか という質問に対しては 小学校では77.1% の児童が肯定的に回答し その割合は県平均を上回っています 中学校では64.1% の生徒が肯定的に回答し 県平均とはほぼ同等ではあるものの 全国平均よりは上回っています 自分の考えを相手に正確に分かりやすく伝えるために資料等を使い 話の論理的な筋道を意識して発表していることが分かります さらに (3) 学級の友達との話し合う活動を通じて 自分の考えを深めたり広げたりすることができているか の質問に対しては小学校では 81. 4% の児童が 中学校では75.8% の生徒が肯定的に回答しています これはともに県平均とほぼ同等です この3 問は 小中学校の現行学習指導要領及び 2020 年度小学校で 2021 年度中学校で順次改訂される新学習指導要領の根幹を問うものです 課題解決のために必要な情報を集める 目的や意図に応じて内容を整理し把握する 理由を明確にして 論理的に分かりやすく説明する 自分の考えを広げ深め 話し合い等の共同作業を行うことで 最適解を求める 等々の力を なお高めていくことが求められています 2. 大月市の子どもたち ( 小学校 6 年生 中学校 3 年生 ) の生活状況について (1) 朝食を毎日食べているか 毎日食べている 138 人 85.7% 134 人 75.3% 小中ほとんど食べている 19 人 11.8% 29 人 16.3% 学学食べない日もかなりある 3 人 1.9% 6 人 3.4% 校校食べていない 1 人 0.6% 9 人 5.1% ~ 3 ~

(2) 毎日 同じくらいの時刻に寝ているか 毎日同じ時刻に寝ている 63 人 39.1% 71 人 39.9% 小中同じ時刻に寝ていることが多い 71 人 44.1% 59 人 33.1% 学学あまり同じ時刻ではない 22 人 13.7% 38 人 21.3% 校校同じ時刻ではない 5 人 3.1% 10 人 5.6% (3) 毎日 同じくらいの時刻に起きているか 毎日同じ時刻に起きている 104 人 64.8% 103 人 57.9% 小中同じ時刻に起きていることが多い 44 人 27.3% 58 人 32.6% 学学あまり同じ時刻ではない 10 人 6.2% 14 人 7.9% 校校同じ時刻ではない 3 人 1.9% 3 人 1.7% 朝食 就寝時刻 起床時刻 については基本的な生活習慣の中心的なところですが 市内小学校 6 年生と中学校 3 年生は ほぼ生活リズムが確立され 良好な状況といえます この傾向は この調査においては長年継続していて 本市の子どもたちの良さであり 崩れないことを願うところです 特に小学校 6 年生の97.5% 中学校 3 年生の91.6% が朝食をとっていますので 全体的に活力ある学校生活が送ることができています 朝食をとることと学力には相関関係があることが この学力 学習状況調査で証明されているので この先も朝食を食べる割合を高い水準で維持したいところです 就寝時刻については不規則な様子もうかがえますが 成長期の子どもたちですので 十分で良質な睡眠が確保され 規則正しい生活を送ることができることを望んでいます (4) 地域や社会で起こっている問題や出来事に関心があるか 関心がある 47 人 29.2% 43 人 24.2% どちらかといえば関心がある 小 70 人 43.5% 中 78 人 43.8% どちらかといえば関心がない 学学 39 人 24.2% 校校 45 人 25.3% 関心がない 5 人 3.1% 12 人 6.7% (5) 地域や社会をよくするために何をすべきか考えることがあるか 考えることがある 28 人 17.4% 25 人 14.0% 小中どちらかといえばある 55 人 34.2% 49 人 27.5% 学学あまりない 57 人 35.4% 70 人 39.3% 校校考えることがない 21 人 13.0% 34 人 19.1% (4) 地域や社会で起こっている問題や出来事に関心があるか という質問に対しては 小学校では7 2.7% の児童が 中学校では68% の生徒が肯定的な回答をしています これは県平均とほぼ同等ですが 全国平均をかなり上回っています 地域に目を向け 地域を大切にし 地域から学ぶ といった ~ 4 ~

本市の ふるさと教育 が大きな契機となっていると考えます しかし 一方で (5) 地域や社会をよくするために何をすべきか考えることがあるか という問いには 肯定的な回答は小学校で51.6% 中学校で41.5% にとどまっています これは県平均とほぼ同等ですが これからは ふるさと教育 の上に 生まれ育った故郷をよりよくするためにどうするか 自分は何ができるかといった視点を子どもたちにもたせる必要があります それは学校や家庭を中心にして 子どもたちにかかわるすべての関係団体の課題となるものです (6) 学校の規則を守っているか守っている 87 人 54.0% 115 人 64.6% 小中どちらかといえば守っている 68 人 42.2% 48 人 27.0% 学学あまり守っていない 5 人 3.1% 11 人 6.2% 校校守っていない 1 人 0.8% 4 人 2.2% (7) いじめはどんな理由があってもいけないことだと思うかいけない 151 人 93.8% 141 人 79.2% 小中どちらかといえばいけない 10 人 6.2% 29 人 16.3% 学学どちらかといえばそんなことはない 0 人 0% 4 人 2.2% 校校そんなことはない 0 人 0% 4 人 2.2% 規則遵守や他者を大切にするという側面でも 本市の子どもたちは良好な傾向を示しています (6) 学校の規則を守っている という小学生は96.2% であり 県 全国平均を上回っています 中学生は91.6% であって県平均とほぼ同等であって 本市の子どもたちは健全な学校生活を送っていることがうかがえます また いじめ への意識では 例年と同様で 望ましい傾向を示しています (7) いじめはどんな理由があってもいけないことだと思うか という問いに対して中学校では県平均とほぼ同等の95.5% が いけない と回答し 小学校では100% の児童がいけないことだと認識しています 小学校の値は県平均 全国平均を上回っています これらのことは特筆できることで これまでの学校 家庭 地域の意図的 計画的な指導ばかりでなく 日常のあらゆる場所であらゆる機会をとらえて あらゆる人々が あらゆる形で指導してきた賜物だと確信できます 今後もこのことの指導は丹念にきちんと継続していくべきものです (8) 自分には よいところがあると思うかある 64 人 39.8% 71 人 39.9% 小中どちらかといえばある 70 人 43.5% 81 人 45.5% 学学あまりない 24 人 14.9% 18 人 10.1% 校校ない 3 人 1.9% 8 人 4.5% ~ 5 ~

(9) 人の役に立つ人間になりたいか そう思う 135 人 83.9% 125 人 70.2% 小中どちらかといえばそう思う 20 人 12.4% 48 人 27.0% 学学あまりそうは思わない 3 人 1.9% 5 人 2.8% 校校そうは思わない 3 人 1.9% 0 人 0% (10) 将来の夢や目標をもっているか もっている 124 人 77.0% 84 人 47.2% 小中どちらかといえばもっている 25 人 15.5% 46 人 25.8% 学学どちらかといえばもっていない 5 人 3.1% 31 人 17.4% 校校もっていない 7 人 4.3% 17 人 9.6% 自尊感情や自己肯定感をもつことは 自信につながり 安定した生活を送ったり学習への意欲をもったりするためには 不可欠のことです (8) 自分には よいと思うところがあるか という質問に対して 小学校 6 年生は83.3% 中学校 3 年生は 85.4% が肯定的に回答しています これは県平均ともほぼ同等の値ですが 約 15% の子どもたちに自己肯定の意識が低いことは 子どもたちにかかわるすべての大人たちの課題です また 自己肯定は 利他 の意識にもつながっていきます (9) 人の役に立つ人間になりたいか という質問に対しては 小学校 6 年生の 96.3% 中学校 3 年生の 97.2% が肯定的に回答し 小学校 6 年生は そう思う と最も肯定的に回答した率は 県や全国平均を上回っています また 中学 3 年生では そうは思わない と最も否定的に回答した割合は 0% でした 生きていくための目標や意欲を確かめる (10) 将来の夢や目標をもっているか という質問に対して 小学校 6 年生では 92.5% が 中学校 3 年生では 73% が肯定的に回答しています 発達の段階を考えると中学校の値が低くなることは予想できることですが それでも県平均とはほぼ同等です 全国とも変わらない値です 本市の小学生は もっている と最も肯定的に回答した割合が 県や全国平均を大きく上回っています 素直に夢や目標をもつことができて それを応援してくれる家庭 学校 地域で安定した教育環境が用意されていることが浮かび上がってきます これからの社会においては 個々の存在を認め合い 支え合うと同時に 周囲と良好な人間関係を構築することが求められています これらの回答から受け取れる前向きな意識を 具体的な 行動 に結びつけることができるように 日頃から 私はこう思う こうしたい という主体的な意識や姿勢を なお一層培うことが期待されます ~ 6 ~

(11) 月 ~ 金曜日の1 日あたりの勉強時間 ( 塾 家庭教師を含む ) 全くしない 3 人 1.9% 4 人 2.2% 30 分より少ない 10 人 6.2% 15 人 8.4% 小中 30 分 ~1 時間 44 人 27.3% 44 人 24.7% 学学 1 時間 ~2 時間 64 人 39.8% 55 人 30.9% 校校 2 時間 ~3 時間 25 人 15.5% 40 人 22.5% 3 時間以上 15 人 9.3% 20 人 11.2% (12) 月 ~ 金曜日の1 日あたりの読書時間 ( 教科書や参考書 漫画や雑誌は除く ) 全くしない 22 人 13.7% 54 人 30.3% 10 分より少ない 14 人 8.7% 13 人 7.3% 10 分 ~30 分 小 45 人 28.0% 中 41 人 23.0% 学学 30 分 ~1 時間 41 人 25.5% 39 人 21.9% 校校 1 時間 ~2 時間 29 人 18.0% 14 人 7.9% 2 時間以上 10 人 6.2% 17 人 9.6% (13) 家で宿題をしているか している 145 人 90.1% 123 人 69.1% 小中どちらかといえばしている 10 人 6.2% 40 人 22.5% 学学あまりしていない 3 人 1.9% 9 人 5.1% 校校全くしていない 3 人 1.9% 6 人 3.4% (14) 家で計画的に学習しているか 計画的にしている 60 人 37.3% 30 人 16.9% 小中どちらかといえば計画的 61 人 37.9% 72 人 40.4% 学学あまり計画的でない 34 人 21.1% 58 人 32.6% 校校全く計画的でない 6 人 3.7% 18 人 10.1% ~ 7 ~

(15) 家で予習 復習をするか している 50 人 31.1% 47 人 26.4% 小中どちらかといえばしている 56 人 34.8% 65 人 36.5% 学学あまりしていない 46 人 28.6% 47 人 26.4% 校校全くしていない 9 人 5.6% 19 人 10.7% (16) 新聞を読んでいるか ほぼ毎日読んでいる 9 人 5.6% 6 人 3.4% 小中週に1から3 回程度読んでいる 33 人 20.5% 22 人 12.4% 学学月に1から3 回程度読んでいる 63 人 39.1% 36 人 20.2% 校校ほとんど または全く読まない 56 人 34.8% 114 人 64.0% 月 ~ 金曜日の1 日の勉強時間では 小学校 6 年生は県と同様に 1 時間 ~2 時間 の勉強時間が最も多く 次に多い 30 分 ~1 時間 の勉強時間とともに その割合は全国平均より高くなっています 3 時間以上勉強している児童の割合は 県平均より多く全国平均より少なくなっています 中学校 3 年生は どの項目も県平均とほぼ同等ですが 30 分 ~1 時間 は県や全国平均より高い傾向にあり 1 時間 ~2 時間 の勉強時間の割合は県や全国平均より低い傾向になっています 机には向かっていても 勉強する時間が若干少ない傾向があります 月 ~ 金曜日の1 日あたりの読書時間は 小学校 6 年生は まったく読まない や 10 分より少ない の割合は県や全国平均より低く 他のどの項目も県や全国の割合より高く 特に 1 時間 ~2 時間 程度読んでいる児童の割合は県や全国よりも有意に高くなっています 本市の小学校 6 年生は読書習慣がある子どもの比率が高いことが分かります 中学校 3 年生は すべての時間帯で県や全国の割合とほぼ同等です 多忙な中学生ですが 読書習慣は一生の財産となるので 読書意欲を高めていく取組をさらに進めたいところです また 家で宿題をしているか は 本市の小学校 6 年生は 96.3% が肯定的な回答をしています 中学校 3 年生は 91.6% が肯定的な回答をしており ともに県平均と同等です 計画的に学習しているか は 小学校 6 年生の 75.2% 中学校 3 年生の 57.3% が肯定的な回答で ともに県平均とはほぼ同等であるものの 全国平均よりは高くなっています 家で授業の予習 復習をするか という質問に対しても 小学校 6 年生の65.9% が肯定的な回答をしていますが 全国平均よりは高く 県平均よりはわずかに低い値です 中学校 3 年生の62.9% は肯定的な回答をしています これは県平均とほぼ同等ですが 全国平均を大きく上回っています これはここ数年取り組まれている県及び本市の 家庭学習推進 の成果の表れです 子どもたちの学力を定着させるためには 予習 復習 は大きな役割を果たしていると言われていますので この良好な状況を継続し さらに定着を図っていきたいと考えます このように小学校 6 年生 中学校 3 年生の家庭における勉強時間はここ数年で全体的に改善しています また 文部科学省の分析によると 新聞を読む頻度が高い子どもの方が 平均正答率は高い という結果が報告されました 本市の子どもたちは 新聞をほとんど または全く読んでいない小学校 6 年生 ~ 8 ~

が 34.8% でした 小学校 6 年生の県平均は56.3% 全国平均は60.9% なので 本市の6 年生は新聞を手に取ることが多いことが分かります 中学校 3 年生の新聞をほとんど または全く読んでいない割合は64% で 県平均とほぼ同等であるものの 全国平均よりは低い結果となりました 新聞は 読解力 情報収集力 分析力 説明力 思考力 表現力等を培うのに格好の素材であり 今後工夫を加え 学力向上のための良い教材としていく必要があります 3. 今後の取組のために今年も 例年と同様に大月市の児童生徒の生活習慣や学習状況 学習環境は 県や全国と比較してみてほぼ良好な状況にあります 本市の子どもたちが学力 学習状況及び生活状況において 県平均や全国平均を上回っていた点のみをもう一度整理してみます < 学力 学習状況 > 1 中学校 3 年生の国語 A の 伝統的な言語文化と国語の特質 では平均正答率が県を上回っています とりわけ 文脈に即して漢字を正しく書く という出題では無回答率が低いのと合わせて正答率は県平均を上回っています 2 授業では 自分の考えを発表する機会では 自分の考えが伝わるよう 資料や文章 話の組み立てなどを工夫して発表しているか という質問に対しては 小学校 6 年生では77.1% の児童が肯定的に回答し その割合は県平均を有意に上回っています 中学校では64.1% の生徒が肯定的に回答し 県平均とはほぼ同等ですが 全国平均よりは上回っています < 生活状況 > 1 地域や社会で起こっている問題や出来事に関心があるか という質問に対しては 小学校 6 年生では72.7% の児童が 中学校 3 年生では 68% の生徒が肯定的な回答をしています これは県平均とほぼ同等ですが 全国平均をかなり上回っています 2 学校の規則を守っている という小学校 6 年生は 96.2% であり 県平均や全国平均を上回っています いじめはどんな理由があってもいけないことだと思うか という問いに対して 小学校 6 年生の100% がいけないことだと認識しており これは県平均 全国平均を上回っています 3 人の役に立つ人間になりたいか という質問に対しては 小学校 6 年生の96.3% 中学校 3 年生の97.2% が肯定的に回答し 小学校 6 年生は そう思う ともっとも肯定的に回答した割合は 県や全国平均を上回っています また 中学校 3 年生では そうは思わない と最も否定的に回答した割合は0% でした 4 将来の夢や目標をもっているか という問いに対して 小学校 6 年生は もっている と最も肯定的に回答した割合が県 全国平均を大きく上回っています 5 平日の一日の勉強時間では 小学校 6 年生は県と同様に 1 時間 ~2 時間 の勉強時間が最も多く 次に多い 30 分 ~1 時間 の勉強時間とともに その割合は全国平均より高くなっています 3 時間以上勉強している割合は 全国平均よりは少ないものの 県平均よりは高くなっています 6 平日の1 日当たりの読書時間は 小学校 6 年生は 全く読まない や 10 分より少ない の割合は県 全国平均より低く 他のどの項目においての読書時間も県や全国平均よりは高く 特に 1 時間 ~2 時間 程度読んでいる割合は 県や全国平均よりかなり高くなっています ~ 9 ~

7 家庭で 計画的に学習しているか は 小学校 6 年生の75.2% 中学校 3 年生の57.3% が肯定的な回答で ともに県平均とはほぼ同等であるものの 全国平均よりは高くなっています 家で授業の予習 復習をするか という質問に対しても小学校 6 年生の65.9% が肯定的な回答をしていますが これは県平均とはほぼ同等ですが 全国平均よりは高くなっています また 中学校 3 年生は62.9% が肯定的な回答をしています これは県平均とはほぼ同等ですが 全国平均を大きく上回っています 8 新聞をほとんど まったく読まない 割合は小学校 6 年生が34.8% 中学校 3 年生が64% でした 小学校 6 年生の県 全国平均よりはずっとその割合が少なくなっています 中学校 3 年生の割合は高いものの それでも全国平均よりは低くなってきています 学力 学習状況では 中学校国語において 言語にかかわる基礎的な知識の習得が進んでいることが分かります また 自分の考えを論理的に資料等を工夫して示しながら発表する力は今の時代が要請している力ですが その力を意欲的に培おうとする本市の子どもたちの状況が見えています 生活状況では 地域や社会に関心があるという割合が全国平均をかなり上回っており ここ数年本市が進めてきた ふるさと教育 の成果の表れの一つだと感じます また 学校の規則を守る とか いじめはどんな理由があってもいけないこと としている割合が高く 学校における集団生活の規律維持や望ましい人間関係の構築といった面で本市の児童生徒は健全であることが分かります さらに 将来の夢や希望をもっている 児童の割合が県や全国平均を大きく上回っていることや 人の役に立ちたいとする 項目でも肯定的な回答をする児童生徒が県や全国平均を上回っていることからも 本市の児童生徒が 人としてまっすぐに育っていることがうかがえ たいへん喜ばしいことです さらに 小学校 6 年生の平日 1 日の勉強時間や読書時間も県 全国平均とほぼ同等もしくは上回っている点や 計画的に学習している 家で授業の予習や復習をしている 小学校 6 年生 中学校 3 年生の割合も県 全国平均とほぼ同等であるか上回っている点から ここ数年 県の施策を受け 本市で家庭学習の充実を図ってきた成果がうかがえます 各校では 家庭学習の充実を図るために 家庭学習システム を決めたり 生活記録表 生活記録カード 家庭学習の手引 や 家庭学習チェックシート を活用したり 各自が自分の能力に合わせて家庭学習を行い 学年が進行するにしたがって自主的な学習に移行できるように工夫したり 自主学習ノート 家庭学習ノート に取り組ませたりしています さらに 本市では昨年度より教育活動の支援の一つとして チャレンジ大月っ子 の取組を進めています 家庭学習 に取り組むと同時に 家事労働 にも取り組むことで 自己有用感 の醸成とともに生きた知識を学ぶことができることを期待しています 引き続き健全な子どもたちの育成のため 各家庭でも学校の取組に御協力ください ~ 10 ~

さて 一方で県や全国と比較して課題も見えてきました まず 学習面での課題は次のことが挙げら れます 1 小学校 6 年生においては 国語 A の 伝統的な言語文化と国語の特質 において 平均正答率が県平均を下回っています 特に 敬語の使い方 や 漢字の書き取り で正答率が低くなっています 2 小学校 6 年生においては 国語 B で 話し手の意図を捉えながら聞き 自分の意見と比べるなどして考えをまとめる 目的や意図に応じて 文章全体の構成の効果を考える 目的に応じて 文章の内容を的確に押さえ 自分の考えを明確にしながら読む について平均正答率が県より下回っています 3 小学校 6 年生においては 算数 A において グラフや百分率に関する設問の平均正答率が県の平均正答率より下回っています 4 小学校 6 年生の無回答率 ( 設問に対して無回答の児童生徒の比率 ) は 国語 B では 目的に応じて 文章の内容を的確に押さえ 自分の考えを明確にしながら読む において記述で回答を求めるところが県平均より高くなっています 同様に 算数 B でも 設問の意図を理解したうえで 根拠を明確にして記述する 設問で無回答率が高くなっています 国語 A では 相手や場面に応じて適切に敬語を使う 学年別配当漢字表に示されている漢字を文の中で正しく使う という設問で無回答率が県平均より高くなっています 算数 A では 図形やグラフ 百分率に関する設問に対しての無回答率が県平均より低くなっています 次に 生活状況の面での課題も挙げられます 1 地域や社会をよくするために 何をすべきか考えることはあるか という問いに対して 県平 均とほぼ同等であるものの 小学校 6 年生は肯定的な回答が 51.6% 中学校 3 年生では 41. 5% の比較的低い段階にとどまっています 今回 小学校で県の平均正答率をやや下回った 伝統的な言語文化と国語の特質 に関わっては 代表的な俳句やことわざ 故事成語 慣用句 古文等に触れることや 敬語の使い方 手紙や招待状等の形式を理解させる指導を取り立てて行い ここで得た知識を学校生活のさまざまな場面で転化して また機会をとらえて指導することが大切だと思われます 漢字力を培うためには 読書のさらなる推進や新聞を読ませたり 活用させるための工夫をしたり 朝学習等で取り立てて学習したりすることが大事です また 辞書を手元に常に用意させ 必要な時に間髪入れず調べさせて定着を図ったりする指導を国語科のみならず 社会科等の他教科でも行っていくことで漢字力は向上していきます さらに 語彙を増やしたり 理解を深めたりするために 読む ことだけでなく 書いたり説明したりする機会を増やすことも有効です 各学校で取り組んでいる 話し合い活動を通した学び合い をさらに充実させ 自分の考えを説明したり文章に書いたりする力を高めることが求められています ~ 11 ~

本市の小学校 6 年生と中学校 3 年生は 例年と同様 記述式解答に苦手傾向があります ( これは県内 全国的にも同様の傾向です ) 各校ともに 学習の系統性を考え より上学年への学習内容のつながりを意識したり 子どもが主体的に考え 話し合うことを中心に据え自力解決の時間を確保したり ペア学習や小グループでの話し合いを重視したり 課題解決学習をより多く取り入れたり等々の授業改善を行っていたり 朝学習 として基礎的 基本的内容を繰り返し学習する ( 読書の時間等も含まれている ) 時間を設定していたりしますが その充実をなお一層図っていく必要があります あわせて国語や算数の問題で知識の活用力が低い傾向がみられたことから 文章の読解力向上が課題の一つになっています 新聞を活用した指導の工夫は そのための有効な手立てとなることと思います 市内各校では それぞれの課題を克服するための独自の取組がありますので それも見ていただきたいと思います 各校が自ら策定した指導方法改善策に基づき 子ども一人一人を大切にした きめ細かな指導を実現しようと 努力しています 大月市教育委員会としても 今年度も夏休みを利用した学習支援 ( 基礎学力の定着と学習意欲の向上 ) の場として 大月サマースクール を実施しました 多くの子どもたちが 学力向上に向け真剣に 意欲的に学習する姿が見られました また 昨年度から 大月っ子楽習サロン を平日の放課後に実施し 日頃の学習課題に対応する取組が続けられています 各校ともに少しずつ軌道に乗り成果を上げつつあります これらの取組や まだまだ改善の余地がある家庭学習の確立と充実に向けての取組を 各学校に引き続き働きかけて 本市の子どもたちの学力の向上を継続的に図り 学ぶ楽しさや分かる喜びを味わうことができる子どもたちを増やしていきたいと考えています さらに 本市の教育施策のキーワードである ふるさと教育 のより具体化とその実践 各校相互の学びあいや情報の伝えあいを組織していき ふるさと大月に関心をもち よりよい ふるさと にするためには 自分には何ができるかといった視点を子どもたちの中に醸成していく取組を推進し 各校の支援をしていきたいと考えています これからも 本市の子どもたちのよりよい成長のために 保護者及び地域住民の皆様から忌憚のない御意見をいただき また温かく支えてくださいますようにお願い申し上げます ~ 12 ~