3 文化庁日本語教育大会 文化庁国語課 (S51~) H24 政府予算案 1.6 百万円 H23 予算額 1.6 百万円 日本語教育の水準向上と日本語教育の推進を図るため, 日本語教育に係る研究協議を行う 文化庁日本語教育大会 を毎年開催 4 都道府県 政令指定都市等日本語教育担当者研修 文化庁国語

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外国人に対する日本語教育の推進 - 国内の日本語学習者数等の推移 - 平成 24 年末現在で, 在留外国人数は約 204 万人となり,4 年続けて減少 我が国人口の 1.6% を占める 国内の日本語学習者数は, 長期的には増加傾向にあり, 平成 23 年には, 平成 2 年と比較して倍増の約 13

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公立学校における日本語指導が必要な児童生徒数の推移 ( 人 ) ( 小学校 中学校 高等学校 中等教育学校 義務教育学校 特別支援学校 ) 日本語指導が必要な日本国籍児童生徒は 10 年間で 2.5 倍増 日本語指導が必要な児童生徒は 10 年間で 1.7 倍増 日本語指導が必要な外国人児童生徒は

平成 29 年度日本語教育大会 平成 29 年 8 月 26 日 ( 土 ) 外国人児童生徒等教育の現状と課題 文部科学省初等中等教育局国際教育課

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

外国人児童生徒等教育の充実をめざす支援施策について

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公立学校における日本語指導が必要な児童生徒数の推移 ( 人 ) ( 小学校 中学校 高等学校 中等教育学校 義務教育学校 特別支援学校 ) 日本語指導が必要な日本国籍児童生徒は 10 年間で 2.5 倍増 日本語指導が必要な児童生徒は 10 年間で 1.7 倍増 日本語指導が必要な外国人児童生徒は

初等中等教育局受入れ計画

学校に在籍する外国人児童生徒数 公立学校に在籍する外国人児童生徒数は 近年約 7 万人で推移 公立学校に在籍している外国人児童生徒数 出典 : 文部科学省平成 27 年度学校基本調査 (H 現在 ) 小学校中学校高等学校中等教育学校特別支援学校 70,345 69,817 70,936

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

教育支援資料 ~ 障害のある子供の就学手続と早期からの一貫した支援の充実 ~ 平成 25 年 10 月 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課

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選択評価事項C 水準判定のガイドライン(案)

【資料1】外国人児童生徒等に対する日本語指導体制の整備に関する参考資料

政策評価書3-3(4)

【資料2】社会教育主事講習の見直しについて【派遣社会教育主事制度とその現状】

た取り組み推進について述べられている また, 同時に閣議決定された 日本再興戦略 改訂 2015 においては, 日本経済の更なる活性化を図り, 競争力を高めるため, 高度外国人材受入れ促進のための取組強化, 専門的 技術的分野における外国人材の活躍促進のほか, 中長期的な外国人材受入れの在り方につい

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資料3-3.文部科学省における子供の貧困対策の総合的な推進

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英語教育改善プラン

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

「特別の教育課程」による日本語指導の実施状況とその課題 ―集住・分散地域の現状と担当者が抱える問題―

日程 会議名称 外国人集住都市会議よっかいち 会議内容 提言内容等 申し入れ先 その他 2005 H17.11 ~ 未来を担う子どもたちのために ~ 1 地域ブロック会議報告 2 子どもたちのための会議 3 未来を担う子どもたちのために ~ 最近の国の動向など ~ 外国人の子どもや子ども関係者からの

 

参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)

ICT による新しい学び 急速な情報通信技術 (ICT) の進展やグローバル化など 変化の激しい社会を生きる子供たちに 確かな学力 豊かな心 健やかな体の調和のとれた 生きる力 を育成することがますます重要になってきています 2

スライド 1

自己点検・評価表

情に応じて養護教諭を複数配置できるよう 配置基準を見直すこと (6) 教員の事務負担を軽減するため 事務職員の配置改善を行うとともに 十分な財政措置を講じること (7) 学校図書館の充実や読書活動の推進を図るため 専任の司書教諭を適切に配置するとともに 財政措置の拡充を図ること (8) 食育の推進や

月報私学2013年10月号

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

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第1表 概算要求額総表

Microsoft PowerPoint 修正「外国人留学生の受け入れ・進路状況と日本語教育に関する調査」結果

高等教育局受入れ計画

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日系人を含め外国人政策全般は引き続き検討 生活者としての外国人 に関する総合的対応策 外国人労働者問題関係省庁連絡会議 外国人の増加 定住化 子どもの定住化等が見込まれる一方で 課題が多い 社会の一員として日本人と同様の公共サービスを享受し生活できるよう環境整備が必要 暮らしやすい地域社会作り暮らし

研究内容 2016 年 9 月時点 自治体の協力を得つつ 国立教育政策研究所や外部の研究者 有識者により実証研究を実施 関連施策の費用と効果について把握 分析 研究テーマ実施主体研究内容 ( 学力 非認知能力等 ) 国立教育政策研究所 埼玉県 大阪府箕面市等 国立教育政策研究所等 都道府県 :6 程

「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成26年度)」の結果について

(6). 高等専門学校留学生 各国における中堅技術者の育成に協力することを目的とし 高等専門学校において教育指導を行う 1 年間の日本語を中心とした予備教育を受講後 高等専門学校の 3 年次に編入学 留学期間は原則 4 年間 (7). 専修学校留学生 ( 昭和 57 年度創設 ) ( 昭和 57 年

文部科学省では 被災者の生活再建に関連して 就学援助のほか 教員やスクールカウンセラー ボランティアの配置を充実することにより 子供たちの学習支援や心のケアに向けた対応を行っています 被災児童生徒就学支援等事業 (H30 予算額 ( 案 ) 52 億円 (H29 予算額 62 億円 )) 東日本大震

平成27年度外国人留学生在籍状況調査結果

1 目 次

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

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【資料2】緊急提言(委員意見反映)

地域子育て支援拠点事業について

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2 主な論点 ( 例 ) Ⅰ 外国人との共生社会の実現に向けた基本的考え方 < 総論 >( 例 ) 最近 ( 経済危機後 ) の外国人を取り巻く状況 目指すべき共生社会のあり方 社会的統合 ( あるいは多文化共生 ) の意義や内容 ( どこまでの社会的統合 ( あるいは多文化共生 ) を求めるのか

2008 Ⅰ 91 海外教育研究拠点事業推進 WG 綴 作成取得時の 起算日 2009/04/01 10 年 2019/03/31 紙事務室国際グループリーダー廃棄国際交流 2004 Ⅰ 91 学校基本調査綴平成 16 年度 ~H21 年度留学生課長 2009/04/01 10 年 2019/3/3

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

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教科書の電子化について 平成 23 年 2 月 24 日

障害児・発達障害支援_

Microsoft PowerPoint - 【結果レポート】「大学におけるビジネス日本語教育の実施状況に関する調査」

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①H26実績報告_本文(別紙).pdf

文化審議会国語分科会日本語教育小委員会 1 平成 19 年 7 月 定住外国人の増加を受け, 文化審議会国語分科会に日本語教育小委員会を設置 平成 20 年 1 月 報告書 今後検討すべき日本語教育の課題 地域社会の一員として外国人が社会参加するのに必要な日本語学習の支援で, 以下の 3 点について

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

平成25年度高等学校等における国際交流等の状況について

6. 間接経費の使途間接経費は 競争的資金を獲得した研究者の研究開発環境の改善や研究機関全体の機能の向上に活用するために必要となる経費に充当する 具体的な項目は別表 1に規定する なお 間接経費の執行は 本指針で定める間接経費の主な使途を参考として 被配分機関の長の責任の下で適正に行うものとする 7


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「少人数学級の推進など計画的な教職員定数の改善について」~子どもと正面から向き合う教職員体制の整備~資料編 参考資料

参考資料1_学術研究関連データ集

「諸外国の大学教授職の資格制度に関する実態調査」1

学生の中途退学や休学等の状況について

資料1-7 部活動指導員について

第 11 回中央執行委員会確認 / 外国人材の受入れに関する新たな在留資格の創設 に対する当面の取り組み Ⅰ. はじめに 6 月 15 日 政府は 経済財政運営と改革の基本方針 2018 において 専ら人手不足対応の観点から 即戦力となる外国人材を幅広く受け入れ るための新たな在留

06-4 平成26年度概算要求説明資料4

北九州市の外国人施策 多文化共生施策 多文化共生とは 国籍 民族等の異なる人々が 互いの文化的背景等の違いを認め合い 人権を尊重し 対等な関係を築こうとしながら 地域社会の構成員として共に生きていくこと 総務省 多文化共生の推進に関する研究会報告書 (2006.3) での定義

自己点検 評価項目 第 1 設置者及びマネージメント 1 理念 教育目標 1-1 理念と教育目標 < 理念 > 国際社会のお役に立つ総合日本語学校を形成します 留学生の立場で教育活動を実践します 常に新しい教育カリキュラムを提案します 対話とふれあいで国際人を育成します 教育目標への挑戦

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新たな外国人材受入れ制度の検討経緯及び概要 平成 30 年 7 月 12 日 経済産業省 製造産業局 今年 2 月 20 日の経済財政諮問会議において 総理から以下の指示 安倍政権として いわゆる移民政策をとる考えはありません この点は堅持します 他方で 5 年間のアベノミクスによって 有効求人倍率

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第 1 期多文化共生会議最終報告書の提言 (2007 年 3 月 ) への対応状況のまとめ 1 提言番号提言内容現行の実施状況 ( 平成 21 年 2 月時点 ) 社会生活部会からの提言 テーマ 1 外国人市民への情報提供システムの確立 1-1 外国人市民への広報活動に関する基準をつくる優先して提供

平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について

Microsoft Word - 文書 1

() 地域における多文化共生の取組の促進 地方自治体における多文化共生の取組を促進するため 平成 8 年 月に策定した 地域における多文化共生推進プラン について 各地方ブロックごとに地域国際化連絡会議を開催して周知する等必要な施策の普及啓発を図る 生活者としての外国人に対するサービス提供に当たって

1) すべての子供達に 心のバリアフリー の指導を 2020 年以降順次実施される学習指導要領改訂において 道徳や体育 図工 美術 音楽などにおける障害者理解を図る 心のバリアフリー の指導や教科書等の充実 [ 文部科学省 ] ( 調整中 ) これらの指導がクロスカリキュラム中で自分事として受け止め

参考資料 文科初第 49 号 中央教育審議会 次に掲げる事項について, 別添理由を添えて諮問します 新しい時代の初等中等教育の在り方について 平成 31 年 4 月 17 日 文部科学大臣 柴山昌彦

資料1 骨子案(たたき台) 

平成 23 年 12 月 27 日 国立の教員養成大学 学部 ( 教員養成課程 ) 等の平成 23 年 3 月卒業者の就職状況について 小 中 高等学校等の教員養成を目的とする国立の教員養成大学 学部卒業者 (44 大学 学部 ) の教員養成課程の就職状況については 毎年 文部科学省において取りまと

第 1 部 施策編 4

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Microsoft Word (下線あり)新旧対象(大学評価基準)(31年度実施分)

日本語教育機関のための 自己点検 評価チェックリスト 日本語教育機関名 : 学校法人木下学園カナン国際教育学院 点検 評価項目 1. 理念 教育目標 1.1 理念 ミッション 世界で活躍できる人材の育成 を目指すキノシタ学園の学生 専任 非常勤講師 関わる全ての方に最適な環境を提供する東京都を代表す

07-5 平成28年度予算(案)説明資料5

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文部科学省資料 概要 資料 2-1 文部科学省における主な日本語教育関連施策 Ⅰ 生活者としての外国人 等に対する日本語教育関連施策 1 文化審議会国語分科会日本語教育小委員会 文化審議会国語分科会において 生活者としての外国人 に対する日本語教育の標準的なカ リキュラム案 ( 平成 22 年 5 月 19 日 ) 及び 標準的なカリキュラム案活用のためのガイ ドブック ( 平成 23 年 1 月 25 日 ) の取りまとめを行い, 日本語教育機関 団体に周知 現在, 標準的なカリキュラム案の内容を踏まえた教材例集と, 能力評価について検討中 2 日本語教員等の養成 研修に関する調査研究協力者会議日本語教員等の養成 研修カリキュラムの実態を明らかにするための調査を行い, 日本語教員等として求められる資質能力と養成 研修カリキュラムの課題の整理等を行っており, 今年度末までに報告書の取りまとめを行う予定 1 生活者としての外国人 のための日本語教育事業 ( 資料 2-2,p1) 文化庁国語課 (H19~) H24 政府予算案 195 百万円 H23 予算額 195 百万円 平成 23 年度は, 生活者としての外国人 のための日本語教室設置運営 (114 件 ), 退職した教員等や日本語能力を有する外国人等を対象とした日本語指導者養成 (44 件 ), 一定の経験を有するボランティアを対象とした実践的研修 (41 件 ) を委託により実施するとともに, 地域日本語教育コーディネーター研修を実施 平成 24 年度は, 標準的なカリキュラム案 等の活用による日本語教室の設置, 人材の育成, 教材の開発や, 地域の文化活動 市民活動等に外国人の参加を促しつつ日本語教育を実施する取組を行う予定 併せて多文化共生社会実現に向けた地域日本語教育推進体制とはどうあるべきか等, 今後の日本語教育の体制整備に資する実践的な調査研究を実施する予定 2 条約難民等及び第三国定住難民に対する日本語教育 ( 資料 2-2,p2,3) 文化庁国語課 (S55~) H24 政府予算案 32 百万円 H23 予算額 35 百万円 条約難民等に対する定住支援事業の一環として, 通所式施設において日本語教育を実施するとともに, ボランティア団体等に対する支援や通所式施設を退所した難民からの日本語教育相談を実施 また 平成 22 年度からパイロットケースとして受け入れている, ミャンマー人の第三国定住難民に対して日本語教育を実施 平成 23 年度からは通所式施設を退所した難民からの日本語教育相談を実施し, 難民の定住化の促進を図るとともに, 通所式施設における日本語教育の効果についての調査 検証を実施 * 委託先 :( 財 ) アジア教育福祉財団難民事業本部 (RHQ 支援センター ) 1

3 文化庁日本語教育大会 文化庁国語課 (S51~) H24 政府予算案 1.6 百万円 H23 予算額 1.6 百万円 日本語教育の水準向上と日本語教育の推進を図るため, 日本語教育に係る研究協議を行う 文化庁日本語教育大会 を毎年開催 4 都道府県 政令指定都市等日本語教育担当者研修 文化庁国語課 (H20~) H24 政府予算案 0.8 百万円 H23 予算額 1.2 百万円都道府県, 政令指定都市, 中核市, 外国人集住都市及び各地の国際交流協会の日本語教育担当者を対象に, 地域における日本語教育施策の企画立案能力の向上を目的とした研修を実施 5 日本語教育実態調査 文化庁国語課 (S42~) H24 政府予算案 3.3 百万円 H23 予算額 3.3 百万円日本語教育の現状と 日本語教師養成 研修の現状を明らかにするため, 大学, 地方公共団体, 国際交流協会,NPO 法人などを対象とした, 日本語教育に係る実態調査を毎年実施 6 諸外国における外国人に対する自国語教育 普及施策に関する調査研究 ( 資料 2-2,p4) 文化庁国語課 (H23~) H24 政府予算案 2.1 百万円 H23 予算額 6.7 百万円 定住外国人の増加する我が国における日本語教育関連施策等の立案推進のための基礎資料とするため, 移民受け入れの先進国 地域における外国人に対する自国語教育 普及施策等の最新の状況について調査を実施 平成 23 年度は, 韓国 中国 台湾について調査を実施 Ⅱ 外国人学校に通う外国人の子どもに対する日本語教育関連施策 1 定住外国人の子どもの就学支援事業 大臣官房国際課 (H21~23) H21 補正予算額 3,726 百万円 昨今の景気後退により, 不就学等になっているブラジル人等の子どもに対して, 日本語等の指導や学習習慣の確保を図るための場 ( 虹の架け橋教室 ) を外国人集住都市等に設け, 公立学校への円滑な転入等が出来るようにする また, ブラジル人等の子どもを中心としたブラジル人等コミュニティと地域社会との交流を促進する 1 国際交流政策懇談会平成 23 年 3 月に取りまとめられた 国際交流政策懇談会最終報告書 において 事業の評価 検証を行うとともに, 子どもの就学状況や新たなニーズの把握に努め, 効果的 効率的な事業として継続することの必要性が言及されている 2

Ⅲ 公立学校に通う外国人児童生徒に対する日本語教育関連施策 1 義務教育諸学校における外国人児童生徒への日本語指導の充実のための教員配置 初等中等教育局財務課 (H4~) H24 政府予算案 1,559,694 百万円の内数 H23 予算額 1,566,649 百万円の内数 学級数等から算定されるいわゆる基礎定数とは別に, 日本語指導が必要な外国人児童生徒等のための加配定数を措置 ( 定員数から算定される教員の給与費の 1/3 を国庫負担 )(H24 政府予算案においては,100 人の改善を図ることとし, 総数 1,385 人を計上 H23 予算 1,285 人 ) 2 帰国 外国人児童生徒受入促進事業 ( 資料 2-2,p5) 初等中等教育局国際教育課 (H19~) H24 政府予算案 学校 家庭 地域の連携協力推進事業 8,516 百万円の内数 H23 予算額 学校 家庭 地域の連携協力推進事業 9,450 百万円の内数 入学 編入学前後の外国人の子どもへの初期指導教室 ( プレクラス ) の実施, 域内の学校への日本語指導の際の補助や学校と保護者との連絡調整等を行う際に必要な支援員の配置等による, 帰国 外国人児童生徒の公立学校への受入体制の整備を支援 3 外国人児童生徒の総合的な学習支援事業 ( 資料 2-2,p6) 初等中等教育局国際教育課 (H22~) H24 政府予算案 8 百万円 H23 予算額 7 百万円 外国人児童生徒に対する適応指導 日本語指導を, 関係者が最大限効率的 効果的に行うことができるような環境づくりを支援することを目的とした総合的な事業を実施 具体的内容 3 か年 (H22 年度 ~H24 年度 ) 学校において利用可能な日本語能力の測定方法の開発 日本語指導担当教員等のための研修マニュアルの開発 1 か年 (H22 年度 ) 日本語指導等に関する体系的 総合的なガイドラインの作成 : 外国人児童生徒受入れの手引き ( 平成 23 年 3 月 ) を全都道府県 市町村教育委員会等に配布 文部科学省ホームページにも掲載 地域の実践事例の集約と提供 : 情報検索サイト かすたねっと を平成 23 年 3 月 30 日から公開開始 4 日本語指導者等に対する研修の実施 初等中等教育局国際教育課 教職員課 (H5~) 運営費交付金の内数 H24 政府予算案 1,025 百万円 H23 予算額 1,123 百万円 独立行政法人教員研修センターにおいて, 外国人児童生徒教育に携わる教員や校長, 副校長, 教頭等の管理職及び指導主事を対象として, 日本語指導法等を主な内容とした実践的な研修を実施 ( 年 1 回 4 日間 110 名程度 ) 3

5 外国教育施設日本語指導教員派遣事業 (REX プログラム )( 資料 2-2,p7) 初等中等教育局国際教育課 (H2~) H24 政府予算案 8 百万円 H23 予算額 8 百万円 外国の地方公共団体等からの日本語教育に対する協力要請に基づき, 姉妹都市提携等による交流 ( 地域間交流 ) を行っている地方公共団体と協力して, 我が国の中 高等学校教員を約 4 ヶ月の国内における事前研修を含めて 2 年間 海外の日本語教育を実施している中等教育施設等に派遣し, 日本語教育や教育 文化交流活動を実施 平成 23 年度までに 375 人を派遣 ( 費用負担 ) 文部科学省 事前研修関連経費 総務省 派遣教員給与費 ( 特別交付税措置 ) 外国の地方公共団体 赴任旅費 住居 在勤基本手当 5 の施策は, 日本の公立学校に通う外国人児童生徒 に対するものではなく, 外国の中学校 高等学校等に通う生徒 に対するもの 1 中央教育審議会初等中等教育分科会同分科会において 平成 22 年 7 月 26 日にとりまとめられた 今後の学級編制及び教職員定数の改善について ( 提言 ) で, 外国人児童生徒にきめ細かな指導を行うことができるよう, 日本語指導を行う教職員定数の改善が必要な旨提言 2 公立義務教育諸学校の学級規模及び教職員配置の適正化に関する検討会議 ( 文部科学副大臣主催会議 ) 本年 6 月に設置した同会議の中間とりまとめ (9 月 ) において 当面充実が必要な加配定数の一つとして 日本語指導が必要な外国人児童生徒等に対する加配を明記 3 中央教育審議会 教員の質向上方策の抜本的見直し については 教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について 中央教育審議会 ( 平成 22 年 6 月 3 日 ) に諮問 現在 中央教育審議会総会のもとに設置された 教員の資質能力向上特別部会 において審議中 Ⅳ 留学生に対する日本語教育関連施策 1 ( 独 ) 日本学生支援機構日本語教育センターにおける日本語教育 ( 資料 2-2,p8) 高等教育局学生 留学生課 (H16~) 運営費交付金の内 日本語教育センターに係る分 H24 政府予算案 281 百万円 H23 予算額 288 百万円 日本語教育センター ( 東京 大阪 ) において, 国費留学生の一部 ( 高専 専修学校 ) 及び外国政府派遣留学生等, 大学進学を希望する私費留学生に対して, 日本語教育を 1 年間から 1 年半実施 ( 入学定員 540 人 ) この他, 留学生に対する日本語教育施策として, 国立大学に置かれる留学生センター等や私立大学に置かれる留学生を対象とした別科における日本語教育への支援や 各大学に置かれる日本語教育施設の共同利用が進むようその拠点となる施設の認定等を実施 ( 認定校 : 筑波大学 (H22 ~H26), 大阪大学 (H23~H27)) 4

2 国費留学生制度 ( 日本語 日本文化研修留学生 教員研修留学生 ) における日本語教育 教育手法等の研修 高等教育局学生 留学生課 (S54~) 国費外国人留学生制度の内数 H24 政府予算案 187 百万円 H23 予算額 197 百万円 a. 日本語 日本文化研修留学生海外の大学学部で日本語 日本文化に関する分野を専攻する学生を国費留学生として採用し 日本語や日本文化等に係る 1 年間の専門研修を実施 ( 平成 23 年度約 270 名 ) b. 教員研修留学生海外の初等中等教育機関の現職教員を国費留学生として採用し 我が国の教育内容や方法論 指導方法 教科教育の深化などについて 日本語予備教育期間を含め 1 年 6 ヶ月間の専門研修を実施 ( 平成 23 年度約 100 名 ) 1 高等教育機関に進学 在籍する外国人学生の日本語教育に関する検討会議事業仕分けにおいて廃止とされた, 法務省が行う在留資格 留学 を取得できる日本語教育機関の告示に際して,( 財 ) 日本語教育振興協会の審査 証明結果を参考とすることができるという枠組みに替わる新たな枠組みについて検討し,8 月に報告書の第一次とりまとめを行った 現在 最終報告書取りまとめのための検討を行っているところ Ⅴ 大学間交流を通じた日本語教育関連施策 1 日本語 日本文化の世界展開 - 学生の海外留学による日本語指導支援 ( 資料 2-2,p9) 高等教育局高等教育企画課国際企画室 ( 新規 ) 大学の世界展開力強化事業 等関連事業の内数 海外の大学との間で大学間交流の枠組みを形成し, 日本人学生が, 現地の学校等において日本語指導や日本文化の紹介活動に従事する取組を支援する Ⅵ 日本語教育の総合的推進 ( 資料 2-2, p 1 1 ) 1 日本語教育関係府省連絡会議の開催日本語教育全般に係る政府レベルの取組についての現状を把握するための情報交換等を行う場として, 関係府省の実務者からなる日本語教育関係府省連絡会議を開催 第 1 回 : 平成 22 年 7 月 27 日開催 参加府省 (7 府省 15 課室 ): 内閣府 総務省 法務省 外務省 文部科学省 ( 文化庁含む ) 厚生労働省 経済産業省 第 2 回 : 平成 22 年 9 月 29 日開催 参加府省 (6 府省 15 課室 ): 内閣府 法務省 外務省 文部科学省 ( 文化庁含む ) 厚生労働省 経済産業省 第 3 回 : 平成 23 年 11 月 21 日開催 参加府省 (6 府省 14 課室 ): 内閣府 法務省 外務省 文部科学省 ( 文化庁含む ) 厚生労働省 経済産業省 2 日本語教育推進会議の開催 5

1 日本語教育コンテンツ共有化推進事業 ( 資料 2-2,p10) 文化庁国語課 (H23~) H24 政府予算案 9 百万円 H23 予算額 4 百万円平成 23 年度は, 生活者としての外国人 に対する日本語教育の標準的なカリキュラム案のデータベース化を行い, インターネットを通じて提供する 平成 24 年度は, 日本語教育に関する各種コンテンツを共有し, 総合的 効率的に活用できるよう, 信頼性のある情報を, 確実に, かつ効率的に探し出せ, 活用できる仕組みを構築する予定 6