発刊にあたって 地方分権一括法が施行されて 地方の自己決定機会と自己責任が拡大し 議会においても議決 監視機能の強化が従前にもまして重要となりました 分権時代の今 市議会は何をなさねばならないのか 市議会が議決 監視機能をどのように強化するのか 市議会がその役割を果たす上で現行の議会制度のままでよい

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分権時代における市議会のあり方 に関する調査研究報告書 ~ 市議会の現場から議会制度を見つめ直す ~ 平成 1 8 年 2 月 都市行政問題研究会

発刊にあたって 地方分権一括法が施行されて 地方の自己決定機会と自己責任が拡大し 議会においても議決 監視機能の強化が従前にもまして重要となりました 分権時代の今 市議会は何をなさねばならないのか 市議会が議決 監視機能をどのように強化するのか 市議会がその役割を果たす上で現行の議会制度のままでよいのかという疑問がありました そこで 都市行政問題研究会の平成 16 17 年度の調査研究テーマを 分権時代における市議会のあり方 と決定いたしました 折りしも 首相の諮問機関である第 28 次地方制度調査会の審議項目の一つに 議会のあり方 が取り上げられ 本研究会は 議会制度を市議会の現場の立場から見つめ直し 市議会の声を同調査会に対し提言することにもいたしました 今回の調査研究報告書 ( 以下 報告書 ) を取りまとめるにあたっては 役員会において専門的な研究を また調査幹事会 ( 役員市議会事務局長会 ) において具体的実務的研究を重ねました さらに 今回は 調査幹事会に調査幹事会検討小委員会を設置し 広範多岐に及ぶ諸問題について 一年半に亘って精緻な分析を行い 論点を整理しました この調査研究の途上 17 年 4 月 15 日には未定稿ながらも報告書中間報告を同調査会に提出しております その後 同調査会は 17 年 12 月 9 日に 地方の自主性 自律性の拡大及び地方議会のあり方に関する答申 を取りまとめております その答申には 中間報告 ( 未定稿 ) の提言事項のうち諸点が盛り込まれるなど 幾ばくかの成果を得たものと考えています 中間報告後においても 新たな提言事項について調査研究を進めるとともに 分権の時代における議会と住民との協働や議会の活性化 議会改革の取り組みの様々な事例の検証を重ね 分権時代における議会の役割と議会 議員像をも描きました 最後に 本報告書作成にあたって 多くの意見を寄せていただいた議員各位並びに調査にご協力いただいた関係各位に対し 心よりお礼を申し上げますとともに 報告書が各市議会に何がしかのお役に立ていただくことがあれば幸いと存じます 平成 18 年 2 月 都市行政問題研究会会長佐藤豊美 ( 新潟市議会議長 )

分権時代における市議会のあり方 に関する調査研究報告書目次 発刊にあたって凡例はじめに調査研究の視点 1 Ⅰ いま なぜ市議会なのか 2 1 地方分権改革における市議会 2 2 分権時代における議会 議員像 5 3 住民に身近な市議会に向けて 6 Ⅱ 市議会の現場から議会制度を見つめ直す 8 1 議会の権能を強化するために 8 (1) 議長にも臨時会の招集権を認めること ( 法第 101 条の改正 ) 8 (2) 市が設立 出資した法人への監視権を拡充すること 10 (3) 契約 財産の取得 処分の政令基準を見直すこと ( 政令第 121 条の2の改正 ) 11 (4) 地方公営企業にかかる契約に議会が関与できるようにすること 12 2 委員会制度における見直し 13 (1) 議長は常任委員会には所属することができないとすること ( 法第 109 条の改正 ) 13 (2) 閉会中の委員会活動を弾力化すること 14 (3) 委員会による議案提出権について 15 3. その他の事項 16 (1) 会議録の電子媒体化を認めること ( 法第 123 条の改正 ) 16 (2) 傍聴人の取締に関する規則 を 傍聴規則 に改めること ( 法第 130 条第 3 項の改正 ) 17 (3) 議会に附属機関を設置できるようにすること ( 新規規定を設ける ) 18 (4) 議会事務局の位置づけの明確化と議会事務局体制の強化 19 (5) 採択請願の処理の経過と結果の報告を長等に義務付けること 22 (6) 意見書提出のあり方を再認識すること 23 (7) 議員の兼職禁止規定の見直しの検討についてどのように考えるか 24 (8) サラリーマンや女性の地方議会への参加を促進する方策を検討すべきか 25

Ⅲ 市長はライバル 26 (1) 長の専決処分のうち 議会を招集する暇がないとき の解釈を明確にすること 26 (2) 執行機関の附属機関への参画を見直すこと 27 (3) 監査請求権を積極的に活用すること 28 (4) 法第 96 条第 2 項を活用し議決事件を拡大すること 29 Ⅳ 変えよう変わろう市議会 32 1. 議会と住民との協働の取り組み 34 2. 議会の政策立案力の向上について 37 3. 議会の改革への取り組み 38 4. 議会の活性化への取り組み 41 5. 議長は法定どおり4 年務めるようにすること 46 6. 定例会の年間会期日数の増加による審議の充実 47 7. 特別委員会のあり方の見直し 48 8. 分権時代における市議会の役割と議会 議員像 49 (1) 分権時代における市議会の役割 49 (2) 分権時代における議会 議員像 50 Ⅴ 本報告書中間報告 ( 未定稿 ) に関する第 28 次地方制度調査会答申のあらまし 51 答申内容と提言事項との対比 51 1. 議会権能の強化 に係る具体的方策 51 2. 委員会制度における見直しに係る方策 52 3. その他の事例に係る具体的方策 53 4. 市長はライバル に係る具体的方策 54 5. 変えよう変わろう市議会 に係る具体的方策 55 Ⅵ おわりに ( 骨子 ) 57 分権時代における市議会のあり方 に関する調査研究報告書作成の経緯等 1. 都市行政問題研究会概要 59 2. 都市行政問題研究会調査研究テーマ一覧 59 3. 調査研究テーマの決定及び研究報告書作成の経緯 60 4. 平成 16 17 年度都市行政問題研究会役員市ならびに加盟市一覧 66 5. 本報告書の取りまとめに携わった役員市議会議長名 67 6. 本報告書の取りまとめに携わった役員市議会事務局長名 68

7. 調査幹事会検討小委員会委員名 69 8. 都市行政問題研究会調査幹事会検討小委員会設置要領 70 資料編 1. アンケート調査等 (1) 分権時代における市議会のあり方 に関アンケート調査 都市行政問題研究会加盟市議会議長の意識調査結果 71 (2) 分権時代における市議会のあり方 に関アンケート調査 市議会議員の意識調査結果 87 (3) 分権時代における市議会のあり方 に関アンケート調査 都市行政問題研究会加盟市議会事務局長の意識調査結果 105 (4) 市議会の活性化等に関する実態調査結果 119 講演録 1. 地方分権における地方議会の課題山梨学院大学法学部教授江藤俊昭氏 127 2. 地方分権のもとでの議会のあり方四日市大学総合政策学部長 教授竹下譲氏 139 3. 分権時代における市議会のあり方 ( 財 ) 地方自治総合研究所 主任研究員辻山幸宣氏 154 4. 分権時代における市議会のあり方シンポジウム会議録 164

凡 例 本報告書で引用した主な調査資料及び表記 分権時代における市議会のあり方 に関するアンケート調査 (1) 都市行政問題研究会加盟市議会議長の意識調査結果 (2) 市議会議員の意識調査結果 (3) 都市行政問題研究会加盟市議会事務局長の意識調査結果 市議会の活性化等に関する実態調査結果 ( 平成 17 年 1 月 31 日現在 全国市議会議長会調べ ) 本文においては 活性化調査結果 と略称 分権時代における市議会のあり方シンポジウム ~ 議会制度を現場から見つめ直す~ ( 平成 17 年 2 月 17 日 都市行政問題研究会主催 ) 本文においては シンポジウム と略称 平成 16 年中における市議会の活動に関する実態調査結果 ( 平成 16 年 12 月 31 日現在 全国市議会議長会調べ ) 本文においては 実態調査結果 と略称 市議会議員定数 報酬等に関する調査結果 ( 平成 16 年 12 月 31 日現在 全国市議会議長会調べ ) 本文においては 定数 報酬等調査結果 と略称 地方分権と市議会の活性化 に関する調査研究報告書 ( 平成 10 年 2 月 都市行政問題研究会発刊 ) 本文においては 10 年報告書 と略称 講演録 (1) 地方分権における地方議会の課題 協働型議会の構想 ( 平成 16 年 7 月 6 日 都市行政問題研究会調査幹事会第 1 回検討小委員会における山梨学院大学法学部教授 江藤俊昭氏講演 ) 本文においては 江藤俊昭氏講演 と略称

(2) 地方分権のもとでの議会のあり方 ~ 議会 議員の変貌の必要性 ~ ( 平成 16 年 8 月 25 日 第 80 回都市行政問題研究会総会における四日市大学総合政策学部長 教授 竹下譲氏講演 ) (3) 分権時代における市議会のあり方 新しい公共 と協働型自治への道程 ( 平成 17 年 8 月 23 日 第 82 回都市行政問題研究会総会における地方自治総合研究所主任研究員 辻山幸宣氏講演 ) 本文においては 辻山幸宣氏講演 と略称 会議録分権時代における市議会のあり方シンポジウム~ 議会制度を現場から見つめ直す ( 平成 17 年 2 月 17 日 全国市議会議長会の都市行政問題研究会主催におけるシンポジウム パネリスト 池本俊英松山市議会議長 高木キヨ子豊田市議会議長 岸稔前札幌市議会事務局長 竹下譲四日市大学総合政策学部長 教授 コーディネーター 辻山幸宣地方自治総合研究所主任研究員 ) 本文においては シンポジウム と略称 地方自治法は本文においては 法 と略称 地方自治法施行令は本文においては 政令 と略称

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分権時代における市議会のあり方 に関する調査研究報告書作成の経緯等

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資料編

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講演録

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2000 2000 2001 2002 2003 TAJIMI CITY Booklet 2004-190-

1958 1981 1990 2000 2001 2004 16 12 14 15 1516-191-

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分権時代における市議会のあり方 に 関する調査研究報告書 発行 平成 18 年 2 月都市行政問題研究会 102-0093 東京都千代田区平河町 2-4-2 全国都市会館内電話 03(3262)5237 03(3263)5751 ホームページアドレス 印刷 製本 株式会社丸井工文社