指定緊急避難場所・指定避難所の指定について

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

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○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

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- 1 - かつ多数の者が利用する施設(地下に建設が予定されている施設又は地下に建設中の施設であって 不特定かつ多数の者が利用すると見込まれるものを含む )をいう 以下同じ )であって 当該地下街等と連続する施設から浸水するものの存する区域を含めて行うことができる (洪水浸水想定区域の指定の際の明示

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第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

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別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

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東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

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( 無償貸与の期間等 ) 第 5 条防災ラジオの無償貸与の期間は, 無償貸与を開始した日から市長が貸与を必要と認めなくなるまでの期間とする ただし, 市長が, 防災ラジオの管理上特に支障があり, 又は公益上特に必要があると認めるときは, 当該期間内であっても, 市長は, 無償貸与を受けた者に対し,

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(2) 市原市における区域設定の考え方本市においては 更級地区における商業集積や沿岸における工業地帯の形成等 これまで特色ある土地利用展開を行ってきた経緯を踏まえ 居住誘導区域の設定に合わせ地域の特性に応じた区域を設定します 市原市における区域設定の考え方 市街化区域 1 居住誘導区域 2 一般居住

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

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●東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案

( 法第 33 条第 4 項の条例で定める建築物の敷地面積の最低限度 ) 第 3 条法 34 条第 8 号の3に規定する開発行為を行う場合における建築物の敷地面積の最低限度は, 法第 33 条第 4 項の規定に基づき,250 平方メートルとする ただし, 市長が良好な住居等の環境の形成又は保持のため

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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

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- 1 - 地域再生法施行令(平成十七年政令第百五十一号)(抄)改正案現行(産業及び人口の過度の集中を防止する必要がある地域及びその周辺の地域)第三条法第五条第四項第四号の政令で定める地域は 平成二十七年八月(新設)一日における次に掲げる区域とする 一首都圏整備法(昭和三十一年法律第八十三号)第二条

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つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

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根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

る暴力団及び暴力団員等 ( 以下 暴力団等 という ) の支配を受けてはならない 5 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) による評価の結果を公表するよう努めなければならない 6 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) に規定する研修

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山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

の基準を満たす建築物の防災用備蓄倉庫等について 建築審査会の同意が不要な 特定行政庁の認定により 容積率を緩和できることとする (3) 一団地の津波防災拠点市街地形成施設に関する都市計画関係規制の創設 一団地の津波防災拠点市街地形成施設に関する都市計画が定められた場合に当該都市計画施設の区域内におい

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

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第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

資料1-1 多頭飼育の適正化について

法 34 条 7 号 既存工場と密接な関連を有する事業の建築物等の用に供する建築行為 提案基準 13 既存工場の事業の質的改善 提案基準 25 工業系ゾーンに位置づけられた区域内の工場 及び提案基準 32 研究施設 における工場又は研究施設の規模及び敷地計画 法 34 条 7 号 立地基準編第 2

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1/12 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱平成 24 年 7 月 10 日告示第 256 号改正平成 26 年 3 月 20 日告示第 46 号平成 26 年 3 月 31 日告示第 88 号平成 27 年 3 月 31 日告

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1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

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条例解説6~11条

基づく事業協同組合並びにこれらに準ずる団体 ⑶ 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 244 条の2 第 3 項に規定する指定管理者 ( 以下 指定管理者 という ) ⑷ 地方自治法第 260 条の2 第 1 項に規定する地縁による団体及び町会 自治会その他これらに準ずる団体 ⑸

個人情報保護規程例 本文

ブロック塀撤去補要綱

者のために個室や隔離したスペースを確保する 身近な福祉避難所 また 一般の避難所や身近な避難所では避難生活が困難な要配慮者を避難させるために 社会福祉施設等に開設する 福祉避難所 と重層的に福祉避難所を設置することを想定している (2) 要配慮者とは福祉避難所の対象者として想定されるのは 法律上 要

保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

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指定緊急避難場所 指定避難所の指定について 福知山市総務部危機管理室

1. 背景 東日本大震災では 避難所の定義が明確でなく 災害の恐れがある場合にその場の安全性に関わらず 最寄りの避難所に避難して被災することがあった また被災後 当面の避難生活を送る場所も避難所と呼ばれており 避難行動をとる際の安全確保の観点から 避難所と避難場所を明確に区別することとされた 災害対策基本法の改正 ( 平成 25 年 6 月 ) 指定緊急避難場所 とは異常な現象の種類ごとに 切迫した当該災害の危険から命を守るために避難する場所 指定避難所 とは災害等により住宅を失った場合等において 一定期間避難生活をする場所 この法改正を踏まえ 市内の避難所を異常な現象ごとに 当該災害の危険から緊急に逃れるための 指定緊急避難場所 及び被災者の避難のために必要な時間滞在するための一定の基準を満たす 指定避難所 に指定するため 市内の避難所を様々な災害に対して対応できるものか検討する必要がある 防災施設の整備の状況 地形 地質その他の状況を総合的に勘案し 政令で定める基準に適合する施設又は場所を 洪水 津波その他の政令で定める異常な現象の種類ごとに 指定緊急避難場所として指定しなければならない ( 法第 49 条の 4) 想定される災害の状況 人口の状況その他の状況を勘案し 被災者が一時的に滞在するため 政令で定める基準に適合する公共施設その他の施設を指定避難所として指定しなければならない ( 法第 49 条の 7)

2. 指定緊急避難場所の設定について 指定緊急避難場所とは 災害の危険が切迫した場合における安全な避難先 ( 市内全ての避難所が対象 ) を 洪水 津波その他の政令で定める異常な現象ごとに指定緊急避難場所として指定する 洪水 津波その他の政令で定める異常な現象 1 洪水 内水氾濫 2 崖崩れ 土石流及び地滑り 3 高潮 4 地震 5 津波 6 大規模な火事 7 噴火に伴う火山現象 異常な現象ごとに避難所等を指定するための基準 1 共通要件 : 災害発生時に 速やかに開放されること また障害物等により避難に支障を生じさせないもの 2 地震に対する要件 : 安全な構造であり周辺に危険を及ぼす建築物等がないこと 3 地震以外の要件 : 安全な区域内にあるもの ただし安全な構造であることに加え 洪水等の場合は浸水想定以上の階を有し 避難が可能である場合はこの限りでない ( 令第 20 条の 3) 福知山市の指定方針 ( 案 ) 異常な現象の種別 洪水 内水氾濫 崖崩れ 土石流及び地滑り 地震 大規模な火事 指定基準 原則 浸水想定区域外にあるもの ただし 浸水想定区域内であっても浸水想定深以上の階を有し 水圧により施設に作用する力によって損壊 転倒など構造耐力上支障のある事態を生じない構造である場合及び浸水想定深が 0.5m 未満の場合はこの限りではない また 過去の浸水実績等を考慮する 具体的な指定条件は次ページ参照 地震に対して安全な構造を有していること 具体的には 施設の構造が昭和 56 年に定められた建築基準法に基づく 新耐震基準 に適合すること及び当該場所又はその周辺に人の生命又は身体に危険を及ぼすおそれのある建築物 工作物等がないこと また 地震発生時には土砂災害の危険性があることから土砂災害警戒区域についても考慮する なお 地震発生時には広域的な被害が想定され 避難者把握の観点から 避難場所を集約することが望ましいため 避難場所は 既存の 1 次 2 次広域避難所の中から指定する 本市では 延焼危険度を示すエリアの設定がないため 延焼等状況に応じて使用の判断をすることとし 特段基準は定めない 高潮 津波 噴火に伴う火山現象については 本市において想定されていないため 異常な現象の種別に含めない

( 別紙 ) 土砂災害特別警戒 警戒区域内に立地する避難場所の考え方 原則は 土砂災害警戒区域外にあるものを指定する ただし 土砂災害警戒区域内であっても土砂の衝撃により施設に作用する力によって損壊 転倒など構造耐力上支障のある事態を生じない構造である場合はこの限りではない 建物構造に関しては建築基準法施行令第 80 条の 3 に基づき定められている基準を基に判断し RC 構造等の極力強固な構造などを備えていることが望ましいとされている 上記は 平成 26 年 3 月 26 日付内閣府 消防庁発 災害対策基本法等の運用について ( 指定緊急避難場所及び指定避難所関連事項 ) 通知文書より抜粋したもの 市の指定方針 構造 木造 鉄骨造 RC 構造 区域 平屋 2F 以上 平屋 2F 以上 警戒区域 特別警戒区域 は 通常指定不可とするが 砂防堰堤 急傾斜地工事などの対策工事が施されている場合は指定可能とする 参考情報 警戒区域とは 土砂災害が発生した場合 住民の生命 身体に危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域 特別警戒区域とは 建築物に損壊が生じ 住民の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域

3. 指定避難所の設定について 指定避難所とは 避難者が一定期間滞在する場であり 避難者に対して円滑な救援活動を実施することができ 一定の生活環境が確保することができる政令で定める基準に適合する公共施設その他の施設とする 政令で定める指定の基準 1 規模 : 避難者を受け入れ 滞在させるための一定の規模を有する 2 構造 : 速やかに避難者を受け入れ 生活関連物資を避難者に配布できる構造 設備を有する 3 立地 : 想定される災害による影響が比較的少ない 4 交通条件 : 車両などによる輸送が比較的容易である ( 災対本第 49 条の 7~9) 福知山市の指定方針 ( 案 ) 従来から市が指定している広域避難所から上記の基準に適合する施設を選定する 具体的には 想定される広域的な災害の状況 人口の状況 災害履歴等を勘案した上で 中学校区を単位とし 各地域公民館及び体育館を選定する 指定避難所に指定していない施設を災害発生後の状況に応じ 臨時に避難所として使用することも可能とする

4. 従来の避難所の分類と指定緊急避難場所等との関係について 従来の避難所の分類 従来の避難所 箇所数 概要 1 次広域避難所 50 学校 コミセンなどの公共施設で 市が開設運営を行う 2 次広域避難所 20 1 次広域避難所と同様の公共施設であり 一次広域避難所の避難状況に応じて開設を行う 地区避難所 316 地域の公民館など 地元自治会が開設 運営を行う 災害対策基本法の改正に伴う指定 指定緊急避難場所 従来の避難所 洪水 土砂 地震 大火災 指定避難所 1 次広域避難所 うち地域公民館及び体育館 2 次広域避難所 地区避難所 まとめ 既存指定する全避難所を本市に該当する異常な現象ごとに指定緊急避難場所として指定する 指定避難所は 広域避難所のうち基準に適合する施設を選定の上 中学校区の人口及び災害履歴を考慮し各地域公民館及び体育館を基本とする 指定緊急避難場所と指定避難所は兼ねることができる 従来の避難所を法令に基づき指定緊急避難場所及び指定避難所として指定するもので 災害種別ごとの使用制限はあるものの広域避難所 地区避難所の実質的な運用は継続するものとする 今後発生する災害の被害状況等に応じて 随時変更 修正をしていくものとする

5. 指定緊急避難場所のイメージ 指定緊急避難場所一覧 地区 施設名 所在地 収容者数 全数上層階 1 次 2 次地区洪水土砂地震大火災 1 惇明小学校内記五丁目 21 22-3210 430 330 - - 2 南陵中学校南岡町 190 22-3221 670 - - - 3 総合福祉会館内記二丁目 10-18 23-3573 930 150 - - 4 市民交流プラザ駅前町 400 22-9551 1340 520 - - 5 旧勤労青少年ホーム岡ノ 175-1 22-9552 240 - - - 6 厚生会館中ノ町 170 22-4955 1880 140 - - 7 商工会館中ノ町 27 22-2108 820 820 - - 8 新町文化センター下新 32 22-5594 810 230 - - 9 ハピネスふくちやま内記 100 24-2951 470 470 - - 10 広峯団地集会所 広峯 54-50 - - - - 11 惇明 旭が丘教育集会所 旭が丘 389 22-4649 130 - - - - 12 丘児童センター 旭が丘 506 23-3549 330 - - - - 13 つつじヶ丘集会所つつじヶ丘 125-2 - 50 - - - - 14 つつじヶ丘第二集会所つつじヶ丘 125-2 - 20 - - - - 15 夕陽が丘教育集会所夕陽が丘 97-3 23-6498 130 - - - - 16 岡ノ三教育集会所岡ノ 2703-1 23-7235 140 - - - - 17 福知山幼稚園岡ノ一町 430 22-3227 80 - - - - 18 駅南西陵集会所陵北町 93-90 - - - - 19 惇明東公会堂京 13-6 - 60 - - - - 20 惇明西集会所西中ノ 222-120 - - - - 21 惇明中央集会所北栄 52-100 - - - - ( 凡例 ) 緊急指定避難所として開設できる避難所 土砂 洪水の警戒すべき区域であるが 安全を確保できるスペースを有するため一部の使用を可とする避難所 災害の種別によっては 開設しない場合がある避難所 電話番号 開設区分 災害の種別

6. 指定避難所のイメージ 指定避難所一覧 中学校区 施設名 所在地 電話番号 収容者数 1 南陵 市民交流プラザ 駅前町 400 22-9551 1340 2 桃映 三段池公園総合体育館 猪崎 377-1 23-6295 4230 3 桃映 武道館 猪崎 377-24 23-6861 1900 4 日新 長田野体育館 長田野町 2-1 27-5121 600 5 日新 日新地域公民館 石原 4-1 27-6134 320 6 成和 成和地域公民館 拝師 446 23-6654 410 7 六人部 六人部地域公民館 多保市 162-2 27-2006 390 8 川口 川口地域公民館 野花 870 33-3117 260 9 北陵 北陵地域公民館 坂浦 135 36-0543 230 10 三和 三和会館 千束 383 58-3334 150 11 夜久野 夜久野ふれあいプラザ 額田 19-2 37-1106 1570 12 大江 大江地域公民館 尾藤 1211-1 56-0025 150 13 大江 有路下体育館 二箇 1199 57-0334 300

7. 指定の手続きの流れについて ステップその 1 本基準に基づいた本市における指定緊急避難場所 指定避難所の選定作業 指定緊急避難場所 指定避難所 ( 案 ) の作成 ステップその 2 福知山市防災会議での協議 承認 ステップその 3 管理者の同意 ( 災害対策基本法第 49 条の 4 第 2 項関係 ) ただし 管理者と指定する主体が一致する場合には 同意を得る必要がないとされており 市が管理する施設は除くこととする ステップその 4 京都府知事への通知及び公示 ( 災害対策基本法第 49 条の 4 第 3 項関係 ) 地域防災計画に位置付けた上で ホームページにおける公表や広報誌への掲載 防災マップへの反映等を通じて 住民等に広く周知することとする

災害対策基本法改正に伴う政令及び内閣府令 別添 指定緊急避難場所規定 災害対策基本法 ( 抜粋 ) ( 指定緊急避難場所の指定 ) 第 49 条の 4 市町村長は 防災施設の整備の状況 地形 地質その他の状況を総合的に勘案し 必要があると認めるときは 災害が発生し 又は発生するおそれがある場合における円滑かつ迅速な避難のための立退きの確保を図るため 政令で定める基準に適合する施設又は場所を 洪水 津波その他の政令で定める異常な現象の種類ごとに 指定緊急避難場所として指定しなければならない 災害対策基本法施行令 ( 抜粋 ) ( 指定緊急避難場所の基準 ) 第 20 条の 3 法第 49 条の 4 第 1 項の政令で定める基準は 次のとおりとする 一災害が発生し 又は発生するおそれがある場合において居住者 滞在者その他の者 ( 次号ロ及び第 20 条の 6 第 1 号において 居住者等 という ) に開放されることその他その管理の方法が内閣府令で定める基準に適合するものであること 二次条に規定する種類の異常な現象 ( 地震を除く ) が発生した場合において人の生命又は身体に危険が及ぶおそれがないと認められる土地の区域 ( 第 20 条の 5 において 安全区域 という ) 内にあるものであること ただし 次に掲げる基準に適合する施設については この限りでない イ当該異常な現象に対して安全な構造のものとして内閣府令で定める技術的基準に適合するものであること ロ洪水 高潮 津波その他これらに類する異常な現象の種類で次条第 7 号の内閣府令で定めるもの ( 以下このロにおいて 洪水等 という ) が発生し 又は発生するおそれがある場合に使用する施設にあつては 想定される洪水等の水位以上の高さに居住者等の受入れの用に供すべき屋上その他の部分 ( 以下このロ及び第 20 条の 5 において 居住者等受入用部分 という ) が配置され かつ 当該居住者等受入用部分までの避難上有効な階段その他の経路があること 三地震が発生し 又は発生するおそれがある場合に使用する施設又は場所にあつては 次に掲げる基準のいずれかに適合するものであること イ当該施設が地震に対して安全な構造のものとして内閣府令で定める技術的基準に適合するものであること ロ当該場所又はその周辺に地震が発生した場合において人の生命又は身体に危険を及ぼすおそれのある建築物 工作物その他の物がないこと ( 政令で定める異常な現象の種類 ) 第 20 条の 4 法第 49 条の 4 第 1 項の政令で定める異常な現象の種類は 次に掲げるものとする 一洪水二崖崩れ 土石流及び地滑り三高潮四地震五津波六大規模な火事七前各号に掲げるもののほか 内閣府令で定める異常な現象の種類

災害対策基本法改正に伴う政令及び内閣府令 別添 指定緊急避難場所規定 災害対策基本法施行規則 ( 抜粋 ) ( 令第 20 条の 3 第 1 号の内閣府令で定める基準 ) 第 1 条の 3 令第 20 条の 3 第 1 号の内閣府令で定める基準は 居住者 滞在者その他の者 ( 第 1 条の 8 第 2 号において 居住者等 という ) の受入れの用に供すべき屋上その他の部分 ( 安全区域 ( 令第 20 条の 3 第 2 号に規定する安全区域をいう ) 外にある同号ロに規定する施設である指定緊急避難場所にあつては 当該部分及び当該部分までの避難上有効な階段その他の経路 ) について 物品の設置又は地震による落下 転倒若しくは移動その他の事由により避難上の支障を生じさせないものであることとする ( 令第 20 条の 3 第 2 号イの内閣府令で定める技術的基準 ) 第 1 条の 4 令第 20 条の 3 第 2 号イの内閣府令で定める技術的基準は 当該異常な現象により生ずる水圧 波力 振動 衝撃その他の予想される事由により当該施設に作用する力によつて損壊 転倒 滑動又は沈下その他構造耐力上支障のある事態を生じない構造のものであること ( 当該異常な現象が津波である場合にあつては 次条に規定する技術的基準に適合するものであることを含む ) とする ( 令第 20 条の 3 第 3 号イの内閣府令で定める技術的基準 ) 第 1 条の 5 令第 20 条の 3 第 3 号イの内閣府令で定める技術的基準は 地震に対する安全性に係る建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 並びにこれに基づく命令及び条例の規定に適合するものであることとする ( 令第 20 条の 4 の内閣府令で定める異常な現象の種類 ) 第 1 条の 6 令第 20 条の 4 の内閣府令で定める異常な現象の種類は 一時的に大量の降雨が生じた場合において下水道その他の排水施設又は河川その他の公共の水域に当該雨水を排水できないことによる浸水及び火砕流 溶岩流 噴石その他噴火に伴い発生する火山現象とする

災害対策基本法改正に伴う政令及び内閣府令 別添 指定避難所規定 災害対策基本法 ( 抜粋 ) ( 指定避難所の指定 ) 第 49 条の 2 市町村長は 想定される災害の状況 人口の状況その他の状況を勘案し 災害が発生した場合における適切な避難所 ( 避難のための立退きを行つた居住者 滞在者その他の者 ( 以下 居住者等 という ) を避難のために必要な間滞在させ 又は自ら居住の場所を確保することが困難な被災した住民 ( 以下 被災住民 という ) その他の被災者を一時的に滞在させるための施設をいう 以下同じ ) の確保を図るため 政令で定める基準に適合する公共施設その他の施設を指定避難所として指定しなければならない 災害対策基本法施行令 ( 抜粋 ) ( 指定避難所の基準 ) 第 20 条の 6 法第 49 条の 7 第 1 項の政令で定める基準は 次のとおりとする 一避難のための立退きを行つた居住者等又は被災者 ( 次号及び次条において 被災者等 という ) を滞在させるために必要かつ適切な規模のものであること 二速やかに 被災者等を受け入れ 又は生活関連物資を被災者等に配布することが可能な構造又は設備を有するものであること 三想定される災害による影響が比較的少ない場所にあるものであること 四車両その他の運搬手段による輸送が比較的容易な場所にあるものであること 五主として高齢者 障害者 乳幼児その他の特に配慮を要する者 ( 以下この号において 要配慮者 という ) を滞在させることが想定されるものにあつては 要配慮者の円滑な利用の確保 要配慮者が相談し 又は助言その他の支援を受けることができる体制の整備その他の要配慮者の良好な生活環境の確保に資する事項について内閣府令で定める基準に適合するものであること 災害対策基本法施行規則 ( 抜粋 ) ( 令第 20 条の 6 の内閣府令で定める基準 ) 第 1 条の 9 令第 20 条の 6 の内閣府令で定める基準は 次のとおりとする 一高齢者 障害者 乳幼児その他の特に配慮を要する者 ( 以下この条において 要配慮者 という ) の円滑な利用を確保するための措置が講じられていること 二災害が発生した場合において要配慮者が相談し 又は助言その他の支援を受けることができる体制が整備されること 三災害が発生した場合において主として要配慮者を滞在させるために必要な居室が可能な限り確保されること