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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

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改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

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110607セチリジン5-1.indd

Microsoft Word - sa_niflec_ doc

改訂後 4. 副作用本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない (1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 1)~6) < 略 : 現行どおり> 7) 横紋筋融解症 : 横紋筋融解症があらわれることがあるので 観察を十分に行い 筋肉痛 脱力感 CK(CPK) 上昇 血中及び尿中

改訂後 (2) その他の副作用副作用の頻度頻度不明倦怠 ( 感 ) ほてり 無力症 疲労 全身症状発熱 悪寒傾眠 めまい 頭痛 不眠 振戦 神経過敏 知覚減退 躁病反応 感情鈍麻 錐体外路障害 あくび アカシジ精神神経系ア注 2) 味覚異常 異常な夢( 悪夢を含む ) 激越 健忘 失神 緊張亢進 離

平 成 17 年 3 月

改訂後 ( 下線 : 薬食安通知による追加記載 ) ( 下線 : 自主改訂による追加記載 ) 4. 副作用 1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) (1)~(6) 現行のとおり (7) 横紋筋融解症横紋筋融解症があらわれることがあるので 観察を十分に行い 筋肉痛 脱力感 CK (CPK) 上昇 血中及

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EST_  H.8.6.

4. 副作用 (2) その他の副作用 血液 改訂後改訂前 4. 副作用 (2) その他の副作用頻度不明頻度不明 白血球増多 ヘモグロビン減少 ヘマトクリット値増加又は減少 異常出血 ( 皮下溢血 紫斑 胃腸出血等 ) 赤血球減少 血液 白血球増多又は減少 ヘモグロビン減少 ヘマトクリット値増加又は減

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

使用上の注意の改訂内容 (4 8 頁に改訂後の 使用上の注意 全文を記載しておりますので 併せてご参照下さい ) 改訂後 ( 下線部 : 追記改訂箇所 ) 使用上の注意 3. 相互作用 抜粋 (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 セロトニン作用を有す

塩酸セルトラリン口腔内崩壊錠

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

Microsoft Word エリンダシン使注意.doc

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

患者向医薬品ガイド 2012 年 1 月更新 フルボキサミンマレイン酸塩錠 25 mg アメル フルボキサミンマレイン酸塩錠 50 mg アメル フルボキサミンマレイン酸塩錠 75 mg アメル この薬は? フルボキサミン フルボキサミン フルボキサミン マレイン酸塩錠 25mg マレイン酸塩錠 5

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葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

セルトラリン錠25mg「タナベ」/セルトラリン錠50mg「タナベ」/セルトラリン錠100mg「タナベ」

ミルタザピン口腔内崩壊錠

明らかではないが これらの症状 行動を来した症例において 基礎疾患の悪化又は自殺念慮 自殺企図 他害行為が報告されている 患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに これらの症状の増悪が観察された場合には 服薬量を増量せず 徐々に減量し 中止するなど適切な処置を行うこと 3) 自殺目的での過

6) てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者 [ 痙攣発作を起こすことがある ] 7)QT 延長又はその既往歴のある患者 QT 延長を起こすことが知られている薬剤を投与中の患者 著明な徐脈や低カリウム血症等がある患者 [QT 延長 心室頻拍 (torsades de pointes を含

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精神療法の治療機序

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パロキセチン塩酸塩口腔内崩壊錠

パロキセチン錠5mg「明治」・パロキセチン錠10mg「明治」・パロキセチン錠20mg「明治」

パロキセチン錠5mg/10mg/20mg「サワイ」

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

パロキセチン錠5mg「フェルゼン」、パロキセチン錠10mg「フェルゼン」、パロキセチン錠20mg「フェルゼン」

スライド 1

パロキセチン錠5mg「F」/10mg「F」/20mg「F」

セルトラリン錠25mg/50mg/100mg「サワイ」

パロキセチン錠5mg・10mg・20mg「ケミファ」_添付文書

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

セルトラリン錠25mg・50mg・100mg「三和」

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

パロキセチン塩酸塩錠

パロキセチン錠5mg「ファイザー」・錠10mg「ファイザー」・錠20mg「ファイザー」

パロキセチン錠「KO」

ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

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セルトラリンOD錠「アメル」

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

パロキセチン錠

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) ⑴ 躁うつ病患者 [ 躁転 自殺企図があらわれることがある ] ⑵ 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者 自殺念慮のある患者 [ 自殺念慮 自殺企図があらわれることがある ] ⑶ 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある患者 [

⑼ 出血の危険性を高める薬剤を併用している患者 出血傾向又は出血性素因のある患者 皮膚及び粘膜出血 ( 胃腸出血等 ) が報告されている ( 3. 相互作用 の項参照 ) 2. 重要な基本的注意 ⑴ 眠気 めまい等があらわれることがあるので 自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させる

. 重要な基本的注意 (1) 眠気 めまい等があらわれることがあるので 自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること これらの症状は治療開始早期に多くみられている () うつ症状を呈する患者は希死念慮があり 自殺企図のおそれがあるので このような患者は投与開始早期ならびに投与量を変

パロキセチン錠「アメル」

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

セルトラリン錠「アメル」

パロキセチン錠5mg/10mg/20mg「アメル」

減量・コース投与期間短縮の基準

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Microsoft Word - 日薬連宛抗インフル薬通知(写).doc

セルトラリン錠「アメル」

セルトラリン錠25mg・50mg・100mg「三和」

パロキセチン錠「AA」

患者向医薬品ガイド

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デベルザ錠20mg 適正使用のお願い

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

フルボキサミンマレイン酸塩錠25mg/50mg/75mg「サワイ」

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

オランザピン口腔内崩壊錠

表イ 同種同効品一覧表

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* 外傷後ストレス障害通常 成人には 1 日 1 回夕食後 パロキセチンとして 20mg を経口投与する 投与は 1 回 10~20mg より開始し 原則として 1 週ごとに 10mg/ 日ずつ増量する なお 症状により 1 日 40mg を超えない範囲で適宜増減する < 用法 用量に関連する使用上

使用上の注意改訂のお知らせ スピーゲル

セルトラリン錠25mg「タカタ」・セルトラリン錠50mg「タカタ」・セルトラリン錠100mg「タカタ」

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

ストラテラ(アトモキセチン)患者向医薬品ガイド(カプセル)

2. 改訂内容 ( ) 自主改訂 オルメテック錠 5mg 錠 10mg 錠 20mg 錠 40mg 改訂後改訂前 3. 相互作用併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 リチウム製剤炭酸リチウム -2- 臨床症状 措置方法 血清カリウム値が上昇することがある 血中リチウム濃度が上昇し リチウム

改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 用法 用量 通常 成人にはドネペジル塩酸塩として 1 日 1 回 3mg から開始し 1 ~ 2 週間後に 5mg に増量し 経口投与する 高度のアルツハイマー型認知症患者には 5mg で 4 週間以上経過後 10mg に増量する

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

オランザピン錠2.5mg「KN」・オランザピン錠5mg「KN」・オランザピン錠10mg「KN」・オランザピン錠20mg「KN」

レキサルティに係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ( 別紙様式 ) レキサルティ錠 1mg 販売名有効成分ブレクスピプラゾールレキサルティ錠 2mg 製造販売業者大塚製薬株式会社薬効分類 安全性検討事項 提出年月 重要な特定されたリスク 平成 30 年 5 月 錐

オランザピン錠2.5mg「ヨシトミ」/オランザピン錠5mg「ヨシトミ」/オランザピン錠10mg「ヨシトミ」

保険薬局の登録 ~ クロザリルは CPMS に登録された保険薬局で調剤され 通院患者に渡されることにな っています CPMS 登録にあたり薬局には下記要件が求められます < 要件 1> 1) インターネットが使えること (ecpms(web site) にアクセス可能であること ) 2) 処方元の医

オランザピン錠「アメル」

改訂後 用法 用量 用法 用量 カンデサルタン錠 2mg 4mg 8mg 12mg オーハラ の場合 高血圧症 高血圧症通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセ通常 成人には1 日 1 回カンデサルタンシレキセチルとして4~8mgを経口投与し 必要に応じチルとして4~8mgを経口投与し 必

Transcription:

医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 効能 効果 追加及び 使用上の注意 改訂のお知らせ 平成 23 年 1 月 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 (SSRI) 処方せん医薬品注 ) 一般名 : フルボキサミンマレイン酸塩注 ) 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること 謹啓時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます この度 標記製品に関しまして平成 23 年 1 月 13 日付けで承認事項一部変更承認に基づき 効能 効果 及び 効能 効果に関連する使用上の注意 の改訂を致しましたのでご案内申し上げます 今後のご使用に際しましては 下記内容をご参照下さいますようお願い申し上げます 敬具 記 改訂箇所 改訂後 効能 効果 うつ病 うつ状態 強迫性障害 社会不安障害 (1) < 省略 > (2) 社会不安障害の診断は DSM-IV に基づき慎重に実施し 診断基準を満たす場合にのみ投与すること DSM-IV:American Psychiatric Association ( 米国精神医学会 ) の Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,4th edition(dsm- IV 精神疾患の診断 統計マニュアル ) 改訂前 効能 効果 うつ病 うつ状態 強迫性障害 < 省略 > なお 他の項は現行の通りとする < 参考 > 医薬品添付文書改訂情報として 総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページ ( http://www.info.pmda.go.jp/ ) に最新添付文書が掲載されます 併せてご利用下さい 今回の改訂は効能 効果追加に伴う変更ですので DSU には掲載されません お問い合わせは 担当 MR 又は弊社お客様相談室までご連絡ください 富士フイルムファーマ株式会社お客様相談室 TEL 0120-121210 FAX 03-6418-3880

フルボキサミンマレイン酸塩錠 25mg FFP / フルボキサミンマレイン酸塩錠 50mg FFP / フルボキサミンマレイン酸塩錠 75mg FFP の 禁忌 原則禁忌 効能 効果 効能 効果に関連する使用上の注意 用法 用量に関連する使用上の注意 及び 使用上の注意 ( 改訂後 ) 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) (1) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 (2) モノアミン酸化酵素阻害剤 選択的 B 型モノアミン酸化酵素阻害剤 ( セレギリン塩酸塩 ) を含む を投与中の患者 ( 3. 相互作用 の項参照 ) (3) チオリダジン ピモジド チザニジン塩酸塩 ラメルテオンを投与中の患者 ( 3. 相互作用 の項参照 ) 原則禁忌 ( 次の患者には投与しないことを原則とするが 特に必要とする場合には慎重に投与すること ) シサプリドを投与中の患者 [ 併用により QT 延長 心室性不整脈等が発現する可能性があるので 治療上やむを得ないと判断される場合にのみ慎重に投与すること ( 3. 相互作用 の項参照 )] 効能 効果 うつ病 うつ状態 強迫性障害 社会不安障害 (1) 抗うつ剤の投与により 24 歳以下の患者で 自殺念慮 自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため 本剤の投与にあたっては リスクとベネフィットを考慮すること ( 10. その他の注意 の項参照 ) (2) 社会不安障害の診断は DSM-IV に基づき慎重に実施し 診断基準を満たす場合にのみ投与すること DSM-IV:American Psychiatric Association( 米国精神医学会 ) の Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,4th edition(dsm-iv 精神疾患の診断 統計マニュアル ) < 用法 用量に関連する使用上の注意 > 本剤の投与量は必要最小限となるよう 患者ごとに慎重に観察しながら調節すること 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) (1) 肝障害のある患者 [ 本剤の AUC が増大又は半減期が延長する ] (2) 重篤な腎障害のある患者 [ 排泄が遅延するおそれがある ] (3) てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者 [ 痙攣を起こすことがある ] (4) 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者 自殺念慮のある患者 [ 自殺念慮 自殺企図があらわれることがある ] (5) 躁うつ病患者 [ 躁転 自殺企図があらわれることがある ] (6) 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある患者 [ 精神症状を増悪させることがある ] (7) 衝動性が高い併存障害を有する患者 [ 精神症状を増悪させることがある ] (8) 心疾患のある患者 [ 房室ブロック 心室頻拍等があらわれたとの報告がある ( 5. 高齢者への投与 の項参照 )] (9) 出血性疾患の既往歴又は出血性素因のある患者 [ 出血傾向が増強するおそれがある ] (10) 高齢者 ( 5. 高齢者への投与 の項参照 ) (11) 小児 ( 7. 小児等への投与 の項参照 ) 2. 重要な基本的注意 (1) 眠気 意識レベルの低下 意識消失等の意識障害が起こることがあるので 本剤投与中の患者には 自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること (2) うつ症状を呈する患者は希死念慮があり 自殺企図のおそれがあるので このような患者は投与開始早期ならびに 投与量を変更する際には患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること (3) 不安 焦燥 興奮 パニック発作 不眠 易刺激性 敵意 攻撃性 衝動性 アカシジア / 精神運動不穏 軽躁 躁病等があらわれることが報告されている また 因果関係は明らかではないが これらの症状 行動を来した症例において 基礎疾患の悪化又は自殺念慮 自殺企図 他害行為が報告されている 患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに これらの症状の増悪が観察された場合には 服薬量を増量せず 徐々に減量し 中止するなど適切な処置を行うこと (4) 自殺目的での過量服用を防ぐため 自殺傾向が認められる患者に処方する場合には 1 回分の処方日数を最小限にとどめること (5) 家族等に自殺念慮や自殺企図 興奮 攻撃性 易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患悪化があらわれるリスク等について十分説明を行い 医師と緊密に連絡を取り合うよう指導すること (6) 投与量の急激な減少ないし投与の中止により 頭痛 嘔気 めまい 不安感 不眠 集中力低下等があらわれることが報告されているので 投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと 3. 相互作用本剤の代謝には肝薬物代謝酵素 CYP2D6 が関与していると考えられている また 本剤は肝薬物代謝酵素のうち CYP1A2 CYP3A4 CYP2D6 CYP2C19 を阻害し 特に CYP1A2 の阻害作用は強いと考えられている (1) 併用禁忌 ( 併用しないこと ) 薬剤名等臨床症状 措置方法機序 危険因子 モノアミン酸化酵素阻害剤 選択的 B 型モノアミン酸化酵素阻害剤 ( セレギリン塩酸塩 ) を含む セレギリン塩酸塩 ( エフピー ) チオリダジン ( メレリル ) ピモジド ( オーラップ ) チザニジン塩酸塩 ( テルネリン ) 両薬剤の作用が増強されることがあるので モノアミン酸化酵素阻害剤の中止後 本剤を投与する場合は 2 週間以上の間隔をあけること また 本剤投与後モノアミン酸化酵素阻害剤に切り替える場合は 少なくとも 1 週間以上の間隔をあけること なお 本剤の類薬とモノアミン酸化酵素阻害剤との併用によりセロトニン症候群があらわれたとの報告 * がある これらの薬剤の血中濃度が上昇又は半減期が延長することにより QT 延長 心室性不整脈 ( Torsades de pointes を含む ) 等の心血管系の副作用が発現するおそれがある チザニジンの血中濃度が上昇又は半減期が延長することにより 著しい血圧低下等の副作用が発現するおそれがある 発現機序は不明 本剤は 肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し 血中濃度を上昇させると考えられる

ラメルテオン ( ロゼレム ) ラメルテオンの最高血中濃度 AUC が顕著に上昇するとの報告があり 併用により同剤の作用が強くあらわれるおそれがある 本剤は 肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し 血中濃度を上昇させると考えられる *: 外国報告 (2) 原則併用禁忌 ( 原則として併用しないこと ) シサプリド 併用によりシサプリドの血中濃度上昇の可能性があり QT 延長 心室性不整脈等が発現するおそれがある やむを得ず併用する場合には 定期的に心機能検査等を実施し 異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること 本剤は 肝臓で酸化的に代謝されるシサプリドの代謝を阻害し 血中濃度を上昇させると考えられる (3) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 炭酸リチウム 両薬剤の作用が増強 発現機序は不明 されることがあるので 炭酸リチウムの用量を減量するなど 注意して投与すること なお 併用によりセロトニン症候群があらわれたとの報告がある L トリプトファンを含有する製剤アミノ酸製剤経腸成分栄養剤等 セロトニン症候群があらわれるおそれがある L トリプトファンはセロトニンの前駆物質であるため 脳内セロトニン濃度が高まるおそれがある セロトニン作用薬トリプタン系薬剤 ( スマトリプタンコハク酸塩等 ) 選択的セロトニン再取り込み阻害剤トラマドール塩酸塩 セロトニン作用が増強されることがあるので 注意して投与すること なお セロトニン作用が増強するため セロトニン症候群が発現するおそれがある 共に直接的あるいは間接的なセロトニン作用を有する これらの薬剤の血中 濃度を上昇させること があるので これらの 薬剤の用量を減量す るなど 注意して投与 すること 抗てんかん剤フェニトインカルバマゼピン三環系抗うつ剤イミプラミン塩酸塩アミトリプチリン塩酸塩クロミプラミン塩酸塩ベンゾジアゼピン系薬剤アルプラゾラムブロマゼパムジアゼパム等オランザピンクロザピンロピニロール塩酸塩メキシレチン塩酸塩 β 遮断剤プロプラノロール塩酸塩 キサンチン系気管支拡張剤テオフィリン等 シクロスポリン クマリン系抗血液凝固剤ワルファリンカリウム 出血傾向が増強する薬剤非定型抗精神病薬フェノチアジン系薬剤三環系抗うつ薬アスピリン等の非ステロイド系抗炎症剤ワルファリンカリウム等 プロプラノロールの血中濃度上昇によると考えられる徐脈 低血圧等が報告されているので 注意して投与すること テオフィリンのクリアランスを 1/3 に低下させることがあるので テオフィリンの用量を 1/3 に減量するなど 注意して投与すること なお 併用により めまい 傾眠 不整脈等があらわれたとの報告がある シクロスポリンの血中濃度上昇が報告されているので 注意して投与すること ワルファリンの血中濃度が上昇することが報告されているので プロトロンビン時間を測定し ワルファリンの用量を調節するなど 注意して投与すること 皮膚の異常出血 ( 斑状出血 紫斑等 ) 出血症状 ( 胃腸出血等 ) が報告されているので 注意して投与すること 本剤は 肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し 血中濃度を上昇 血中半減期を延長 又は AUC を増加させることがある SSRI の投与により血小板凝集が阻害され これらの薬剤との併用により出血傾向が増強することがある

本剤服用中は 飲酒 を避けさせることが望 ましい アルコール ( 飲酒 ) 相互作用は認められていないが 他の抗うつ剤で作用の増強が報告されている 4. 副作用本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない (1) 重大な副作用 ( 頻度不明 ) 1) 痙攣 せん妄 錯乱 幻覚 妄想 : 痙攣 せん妄 錯乱 幻覚 妄想があらわれることがあるので 観察を十分に行い このような症状があらわれた場合には 投与を中止し 適切な処置を行うこと 2) 意識障害 : 意識レベルの低下 意識消失等の意識障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 3) ショック アナフィラキシー様症状 : ショック アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止し 適切な処置を行うこと 4) セロトニン症候群 : セロトニン症候群があらわれることがあるので 錯乱 発熱 ミオクロヌス 振戦 協調異常 発汗等の副作用が発現した場合は投与を中止し 水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと なお セロトニン作用薬との併用において 昏睡状態となり 急性腎不全へと移行し 死亡した例が報告されている 5) 悪性症候群 : 向精神薬 ( 抗精神病薬 抗うつ薬等 ) との併用により 悪性症候群があらわれることがあるので 無動緘黙 強度の筋強剛 嚥下困難 頻脈 血圧の変動 発汗等が発現し それに引き続き発熱がみられる場合は 投与を中止し 体冷却 水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと 本症発症時には 白血球の増加や血清 CK(CPK) の上昇がみられることが多く また ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある なお 高熱が持続し 意識障害 呼吸困難 循環虚脱 脱水症状 急性腎不全へと移行し 死亡した例が報告されている 6) 白血球減少 血小板減少 : 白血球減少 血小板減少があらわれることがあるので 血液検査等の観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 7) 肝機能障害 黄疸 :AST(GOT) ALT(GPT) γ GTP 総ビリルビン等の著しい上昇を伴う肝機能障害 黄疸があらわれることがあるので 肝機能検査等の観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 8) 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 (SIADH): 低ナトリウム血症 低浸透圧血症 尿中ナトリウム増加 高張尿 意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群があらわれることがあるので 食欲不振 頭痛 嘔気 嘔吐 全身 怠感等があらわれた場合には電解質の測定を行い 異常が認められた場合には投与を中止し 水分摂取の制限等の適切な処置を行うこと (2) その他の副作用下記副作用があらわれることがあるので このような異常が認められた場合には 症状に応じ 投与を中止するなど 適切な処置を行うこと 頻度不明精神神経系眠気 めまい ふらつき 立ちくらみ 振戦 アカシジア様症状 顎の不随意運動 開口障害 頬筋の痙攣等の錐体外路障害 頭痛 不眠 頭がボーっとする ぼんやり 集中力低下 記憶減退 動作緩慢 あくび 圧迫感 抑うつ感 神経過敏 焦燥感 不安感 躁転 気分高揚 舌麻痺 言語障害 しびれ 運動失調 知覚異常 異常感覚 冷感 激越 性欲障害循環器頻脈 動悸 血圧上昇 低血圧 起立性低血圧 徐脈過敏症発疹 蕁麻疹 湿疹 瘙痒感 光線過敏性反応血液白血球減少 ヘモグロビン減少 紫斑 胃腸出血 斑状出血等の異常出血 貧血肝臓 AST(GOT) ALT(GPT) γ GTP LDH Al P 上昇等の肝機能障害消化器嘔気 悪心 口渇 便秘 嘔吐 下痢 腹痛 腹部膨満感 食欲不振 消化不良 空腹感 口腔内粘膜腫脹泌尿器排尿困難 排尿障害 頻尿 乏尿 BUN 上昇 尿蛋白陽性 尿失禁 尿閉血清電解質血清カリウム上昇あるいは低下 血中ナトリウム低下 低ナトリウム血症その他 怠感 脱力感 上肢の虚脱 息切れ 胸痛 熱感 ほてり 灼熱感 発汗 視調節障害 眼痛 眼圧迫感 眼がチカチカする 耳鳴 鼻閉 苦味 歯がカチカチする 体重増加 脱毛 CK(CPK) 上昇 血清鉄上昇あるいは低下 乳汁漏出 高プロラクチン血症 月経異常 勃起障害 射精障害等の性機能異常 関節痛 筋肉痛 浮腫 発熱 しゃっくり 味覚異常 5. 高齢者への投与本剤は主として肝臓で代謝されるが 高齢者では肝機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続し 出血傾向の増強等がおこるおそれがあるので 増量に際しては 用量等に注意して慎重に投与すること また 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群は主に高齢者において報告されているので 注意すること なお 因果関係は不明であるが 心疾患のある高齢者において 房室ブロック 心室頻拍等があらわれたとの報告がある 6. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 妊婦等 : 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には 投与しないことが望ましい また 投与中に妊娠が判明した場合は投与を中止することが望ましい [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない 1) 妊娠末期に本剤を投与された妊婦から出生した新生児において 呼吸困難 振戦 筋緊張異常 痙攣 易刺激性 傾眠傾向 意識障害 嘔吐 哺乳困難 持続的な泣き等の症状が発現したとの報告がある なお これらの症状は 薬物離脱症状として報告される場合もある 2) 海外の疫学調査において 妊娠中に他の SSRI を投与された妊婦から出生した新生児において 新生児遷延性肺高血圧症のリスクが増加したとの報告がある このうち 1 つの調査では 妊娠 34 週以降に生まれた新生児における新生児遷延性肺高血圧症発生のリスク比は 妊娠早期の投与では 2.4(95% 信頼区間 1.2 4.3) 妊娠早期及び後期の投与では 3.6(95% 信頼区間 1.2 8.3) であった ]

(2) 授乳婦 : 授乳婦への投与は避けることが望ましいが やむを得ず投与する場合は 授乳を避けさせること [ ヒト母乳中へ移行することが報告されている ] 7. 小児等への投与 (1) 低出生体重児 新生児 乳児 幼児又は小児に対する安全性は確立していない ( 低出生体重児 新生児 乳児 幼児については使用経験がなく 小児については使用経験が少ない ) (2) 本剤の小児に対する有効性及び安全性を検証するための試験は行われていない (3) 類薬 ( パロキセチン塩酸塩水和物 ) において海外で実施された 7~18 歳における大うつ病性障害 (DSM-IV における分類 ) 患者を対象としたプラセボ対照の臨床試験において有効性が確認できなかったとの報告がある (4) 海外では強迫性障害の小児に SSRI を投与し 食欲低下と体重減少 増加が発現したとの報告があるので 小児に長期間本剤を服用させる場合には 身長 体重の観察を行うこと 8. 過量投与症状 : 特徴的な症状は 悪心 嘔吐 下痢等の胃腸症状 眠気及びめまいである その他に頻脈 徐脈 低血圧等の循環器症状 肝機能障害 痙攣及び昏睡がみられる 処置 : 特異的な解毒剤は知られていない 直ちに胃洗浄を行い 対症療法を行うこと 活性炭の投与が推奨される 強制排尿や透析はほとんど無効である 9. 適用上の注意 (1) 薬剤交付時 PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること (PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ) (2) 服用時十分な水とともに服用し かみ砕かないよう指導すること ( かみ砕くと苦みがあり 舌のしびれ感があらわれることがある ) 10. その他の注意 (1) 海外で実施された大うつ病性障害等の精神疾患を有する患者を対象とした フルボキサミンマレイン酸塩製剤を含む複数の抗うつ剤の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果において 24 歳以下の患者では 自殺念慮や自殺企図の発現のリスクが抗うつ剤投与群でプラセボ群と比較して高かった なお 25 歳以上の患者における自殺念慮や自殺企図の発現のリスクの上昇は認められず 65 歳以上においてはそのリスクが減少した (2) サルを用いた身体依存性及び精神依存性試験の結果 依存性は認められなかった しかし 本剤は中枢神経系用剤であることから 誤用 気分転換などの使用を防止するため 本剤の誤用あるいは乱用の徴候についての観察を十分に行うことが望ましい (3) 因果関係は不明であるが 自殺 心筋梗塞 AV ブロック 動脈瘤 肺塞栓症 肺炎 出血性胸膜炎等の呼吸器系障害 再生不良性貧血 脳内出血 肺高血圧症 低ナトリウム血症 腫瘍又はがん 膵炎 糖尿病による死亡例が報告されている (4) フルボキサミンマレイン酸塩製剤の国内の臨床試験における副作用として嘔気 悪心が 11.8% に認められたが その半数は服用の中止又は減量を要さず 服用を継続するうちに消失した 特別の対症療法は定まっていないが ドンペリドンやメトクロプラミド等嘔気に対して汎用される薬剤により 症状が消失した例も報告されている (5) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び三環系抗うつ剤を含む抗うつ剤を投与された患者で 骨折のリスクが上昇したとの報告がある (6) 海外で実施された臨床試験において 他の選択的セロトニン再取り込み阻害剤が精子特性を変化させ 受精率に影響を与える可能性が報告されている 2011 年 1 月改訂 ( 第 3 版 ) [ アンダーラインは追加箇所 ]