賦課金に係る特例の認定申請 Q&A ( 平成 26 年 10 月 16 日掲載版 ) Q. どのような基準を満たせば減免措置が適用されるのですか? A. 申請を行う事業所が減免措置の対象となるには 次の二段階の認定を受けることが必要となります < 対象事業の認定 > 事業者 ( 法人ごと ) の対象事業の原単位が5.6を超えること ( 事業としての原単位であり 事業所としての原単位ではない ) < 対象事業所の認定 > 事業所ごとの対象事業の電気使用量が100 万 kwhを超えること 対象事業の電気使用量が 事業所全体の電気使用量の過半を超えること pg. 1
Q. 申請様式には様々な表があり また 様々な添付書類が必要なようですが 結局何を提出すればいいでしょうか? A. 減免申請は 事業者毎 事業単位 となります このため もし1 事業について 2 事業所分の減免申請を行う場合 用意する申請様式は以下のとおりです ( 第 1 表は 申請する事業所の数だけ提出してください ) 第 1 表 (A 事業所 ) 第 1 表 (B 事業所 ) 第 2 表 A:1000 万 B:1200 万計 :2200 万 第 3 表 A:1000 万全体 :1000 万 B:1200 万全体 :1200 万 事業者毎 事業単位での申請 もし2 事業について それぞれ2 事業所分の減免申請を行う場合 用意する申請様式は以下のとおりです 第 1 表 (A 事業所 ) 第 1 表 (B 事業所 ) 第 2 表 A:1000 万 B:1200 万計 :2200 万 第 3 表 A:1000 万全体 :1000 万 B:1200 万全体 :1200 万 第 1 表 (C 事業所 ) 第 1 表 (D 事業所 ) 第 2 表 C:800 万 D:900 万計 :1700 万 第 3 表 C:800 万全体 :800 万 D:900 万全体 :900 万 事業者毎 事業単位での申請 これらの様式の正本 2 部 写し 1 部に 申請者が申請事業を行っている事が特定できる事項が記載された書類 ( 会社案内等 ) 申請に用いる事業所の電気の使用量の証明書類 ( 電気料金の領収書等の提出が必要であるが シェイプアップカルテなど電力事業者が証明する一覧性のある書類であることが望ましい ) ( 共同受電を行う事業所が存在する場合 ) 共同受電により電気の供給を受けていることの証明書類 ( 電気契約の写しなど ) 及び共同受電全体で使用した電気の量の証明書類 ( 電 pg. 2
気料金の領収書等 ) ( 経済的指標により事業所で使用した電気を事業ごとに按分する場合 ) 申請に用いる事業所ごとの経済的指標の根拠となる資料 ( 様式自由 ) 公認会計士 税理士による確認書類 ( 様式自由 ) これらの添付書類の正本 1 部 写し1 部を用意してください なお 申請書提出時には 申請書類チェックリスト及び必要事項を記載した認定書送付用の封筒を必ず添付してください ( 注 ) 申請書類に不足があると 受理できません pg. 3
Q. 様式を見ると テナント - 第 1 表 共同 - 第 1 表 と第 1 表が 3 種類あるのですが これは何でしょうか? A. ある事業者が電気事業者から買った電気を さらに他の事業者が買って使用する場合があります テナント- 第 1 表 と 共同 - 第 1 表 は このような間接的に電気事業者から電気を購入する事業者が減免申請を行う際に使用するものです 同一敷地内に複数の事業者が入居している場合 ( たとえば 工場内の一角を間借りして事業を行う場合や テナントビルに入居している場合 ) は テナント- 第 1 表 による申 請を行います ( オーナーが申請する場合においてもテナント様式を使用します ) 共同- 第 1 表 は 申請する事業所が共同受電によって電気の供給を受けている場合に使用します 共同受電とは コンビナートや工業団地に見られるような 区画を別にする事業所が共同で電気を使用することです 減免の適用を受けたい! テナント- 第 1 表 で申請 テナント受電 電気事業者 オーナー < 該当ケース> 工場の一角を間借りしている場合 テナントビルに入居している場合等の同一敷地内に複数の事業者が存在する場合 事業所 テナント 1 テナント 2 テナント 3 オーナー テナントをすべて含めたこの範囲が 1 事業所となる 共同受電契約減免の適用を受けたい! 共同- 第 1 表 で申請 共同受電 電気事業者 事業所 A < 該当ケース> コンビナートに所在する事業所 工業団地内に所在する事業所等の異なる区画に所在する事業所が電気を共同使用する場合 事業所 B 事業所 C 事業所 D pg. 4
Q. どの期間のデータを使用して申請を行えばいいでしょうか? A. 平成 27 年度分の減免申請は 平成 26 年 10 月 31 日までに会計を締めた直近の事業年度 (1 年間 ) の実績に基づいて申請を行ってください ( 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則が平成 2 6 年 3 月 31 日に改正されたため 昨年度とは減免対象期間が異なりますのでご注意ください ) ただし 申請に用いた期間が 政府による電力使用制限が行われた場合等の特殊な事情がある場合に限っては 直近 3 事業年度の平均値に基づく申請が可能です なお 事業者によっては事業年度が1 年未満の場合がありますが 減免申請では 年間の電気の使用量 を確認する必要があることから 事業年度が1 年未満の場合は 過去に向かって期間を延ばし 必ず1 年間の実績に基づき申請を行ってください <1 年間に満たない事業年度にて減免申請を行う場合 > もし事業年度が1 月 1 日始まり 10 月 31 日終わりであれば この10ヶ月間を過去に向かって12ヶ月間に延ばす必要があるため 平成 25 年 11 月 1 日から平成 26 年 1 0 月 31 日までの実績に基づき申請を行ってください pg. 5
Q. 事業単位での申請が必要とのことですが 事業 とは何のことを指すのでしょうか? A. 申請者が営む事業活動のうち 以下に示す要件を満たす構成単位を 事業 とします 考え方としては 企業が発行する有価証券報告書における セグメント情報 のようなものであり 申請者は以下の基準を満たす事業活動を 事業 として識別し これに対応する売上高 電気の使用量を使用して申請を行います ただし 申請に当たっては この事業の識別方法及び同事業に対応した売上高について公認会計士又は税理士による確認を受けることが必要です 必ず 公認会計士又は税理士による確認書面を取得し 申請時に提出してください 事業の定義 1. 事業とは 企業が営む事業活動で 次の要件のすべてに該当するものをいう 1 収益を稼得し 費用が発生する事業活動に関わるもの 2 企業の最高経営意思決定機関が 当該構成単位に配分すべき資源に関する意思決定を行い また その業績を評価するために その経営成績を定期的に検討するもの 3 分離された売上高を入手できるもの 2. 企業が営んでいる事業活動であっても収益を稼得していない 又は付随的な収益を稼得するに過ぎない活動は 事業として認められない 3. 複数の事業が次の要件のすべてを満たす場合 企業は当該事業を 1 つの事業に集約することかできる 1 当該事業の経済的特徴が概ね類似していること 2 当該事業の次のすべての要素が概ね類似していること ( ア ) 製品及びサービスの内容 ( イ ) 製品の製造方法又は製造過程 サービスの提供方法 ( ウ ) 製品及びサービスを販売する市場又は顧客の種類 ( エ ) 製品及びサービスの販売方法 ( オ ) 銀行 保険 公益事業等のような業種に特有の規制環境 ( 注 ) 上記 (1)~(3) の要件は 事業の識別を行う上での考え方を示したものであり 申請に当たって日本標準産業分類の如何なる定義の使用も妨げない pg. 6
Q. どこからどこまでが 事業所 でしょうか? A. 事業所については 地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき実施されている温室効果ガスの排出量の算定 報告 公表制度 における 温室効果ガス排出量算定 報告マニュアル での事業所の定義 ( 以下参照 ) に準拠することとします このため 原則 物理的な一区画が 事業所 となります しかし もし事業が行われている場所が一区画内に無くとも それらの場所が近接しており ( 道 1 本隔てて離れているだけなど ) かつ エネルギー等を一体的に使用している実態がある場合に限っては それらの場所をまとめて1 事業所としてお考えいただいても結構です URL: http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/manual/chpt2.pdf pg. 7
Q. 申請に当たって計上する売上高には消費税を含めますか? A. 消費税を除いた額で申請してください ただし 特段の事情により消費税込の額により申請を希望する場合は それでも構いません Q. 申請事業とは関係の無い売上高を除いた上で 申請をしたいのですが? A. 原単位を計算する上での申請事業の売上高は 当然 申請事業に関するものだけで結構です 本申請に関係の無い事業より得られた売上高は除いた額を 申請事業に関する売上高とし 公認会計士又は税理士に確認を求めてください Q. 外注費を除いた売上高で 申請を行いたいのですが? 内部 売上高で申請を行いたいのですが? A. できません 事業を細分化し 事業ごとに売上高を振り分けることは可能ですが 売上高の一部を恣意的に調整することは認められません 売上高は あくまで外部に対して製品を販売又は役務の提供を行った際に得られる収益を指します Q. 当社では ある製品を自社で製造しつつも 同製品の生産を他社に委託し 仕入販売も行っています その他に行う事業はありません このような場合 申請に当たっては どのように考えればいいでしょうか? A. このような場合 自社で製造する事業と 他社から仕入販売する事業を区別して考えることができます 仮に という製品を作っていたとすると 前者は 製造業 後者は 卸売業 と区別することが可能です 製造業 について申請を行う場合 当該事業の売上高は自社で製造した製品によるものだけとなりますので 卸売により得られた売上は含めない金額を その売上高として計上してください 他方 この場合の電気の使用量は 製造業 を行う事業所の電気の使用量は そのすべてを同事業に関するものとして計上することが可能です このため もしこれら2つの事業が同一事業所において営まれている場合 たとえば 電気を按分するための指標として 生産量 ( ) を選択すれば 同事業所で使用された電気がすべて 製造業 に帰属することとなります ( ) 生産量を指標として使う場合 複数の事業に関する製品の特性が類似しており 共通単位 ( トン 個数等 ) での比較が可能である必要があります pg. 8
Q. 同じ製品を製造する工場が 国内のみならず海外にもあるのですが 申請に当たっては どのように考えればいいでしょうか? A. 原単位の算定については もし両工場が全く同じ事業をやっているのであれば 売上高は両工場から計上する一方で 電気の使用量は国内工場分のみから計上することとなります Q. 自家発電設備から供給した電気は 申請に当たって計上できますか? A. できません 賦課金に係る特例の申請に当たって使用する電気の使用量は 電気事業者 ( ) から供給を受けたものに限ると法定されています このため 自家発電設備又はその他電気事業者以外から供給を受けた電気については 本申請においてはお使いいただけません ( ) 電気事業者とは? 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法においては 一般電気事業者 特定規模電気事業者 特定電気事業者の 3 つを 電気事業者 として定義しており これら以外の者からの電気の購入は 減免措置の申請に当たって 電気の使用量として計上することができないため ご注意ください 一般電気事業者 : 北海道電力 東北電力 沖縄電力等 特定規模電気事業者 : エネット ( 株 ) ダイヤモンドパワー( 株 ) 等 特定電気事業者 : 六本木エネルギーサービス ( 株 ) 諏訪エネルギーサービス ( 株 ) 等 Q. 管理部門のみを行う事業所があるのですが ここで使用した電気は減免申請に使えますか? A. 管理部門のみの事業所であっても 本申請に当たってその電気をお使いいただくことは可能です ただし その管理部門が様々な事業に関する事業所であれば それぞれの事業の指標に応じて電気を按分する必要があります Q. 電気料金の検針日が毎月 20 日付けで行われるため 必ずしも事業年度と期間が一致しないのですが どうすればいいでしょうか? 日割して 事業年度に一致させるべきでしょうか? A. 月分さえ合っていれば結構です 日割の必要はありません pg. 9
Q. 電気の使用量について 自社設置メーターによる計測値を使いたいのですが 問題ないでしょうか? A. 自社設置メーターにより計測する電気が 複数の事業者間の電気の取引のために使用されているものであれば その計測値に基づいて申請いただくことが可能です 共同受電を行う事業所や テナントとしてオーナーから電気の供給を受ける際に使われるメーターがこれに該当します 申請時には 同メーターの計測値に基づき 申請に用いた事業年度について複数者間で電気の取引が行われたことを示す証明書類 ( 電気の使用量の表示のある電気利用料金のレシート等 ) を併せて提出してください しかし 複数者間で確認されることが無く 社内の関係者しか見ない自社設置メーターによる計測値は 本申請では使用できません Q. 申請を行う事業所では 申請事業以外の事業も行われているのですが どのように申請事業に関する電気の使用量を求めればいいでしょうか? A. 事業所によっては 所内にメーターを設置していて これによって電気の使用量を管理している場合もあるでしょうが 上記のとおり 社内関係者しか見ることのないメーターによる計測値は 本申請では使用できません 本申請では 複数事業を行う事業所については 同事業所で行われる各事業の経済的指標 ( ) を求め その値の比率に基づき電気の使用量を事業ごとに按分します この経済的指標を使用する場合 まず 申請に用いた事業年度の計算書類 ( 監査済み財務諸表又は税務申告書に添付した決算書等 ) を基礎として その根拠となる資料を用意します そして 経済的指標のうち 申請事業 申請事業以外の事業 事業所全体の値 について 公認会計士又は税理士に確認を求めてください なお 申請時には 同根拠資料及び公認会計士又は税理士による確認書面の2つを併せてご提出ください ( ) 経済的指標とは 事業所において複数の事業が営まれている場合に 同事業所における各事業の売上高 出荷額 費用 付加価値 生産量 出荷量 販売量のいずれかの値を指す Q. 公認会計士又は税理士にはどのように確認を求めればいいでしょうか? A. 申請書の表 1 中の 事業の名称 当該事業の内容 及び 当該事業の売上高 第 3 表中の事業所における各事業の経済的指標について確認を求め その書面を取得してください 確認書面については 基本的には様式自由ですが 記載例として なっとく再生可能エネルギーウェブサイト上に掲載しておりますので 参考としてください なお 経済的指標を使うなどして電気の按分を行っていない単一の事業にて申請を行う事業者にあっては 単一事業セグメントに関する有価証券報告書にて代用することが可能です pg. 10
Q. 申請書類は どこに提出すればいいでしょうか? A. 申請者の本社が所在する地域を管轄する経済産業局まで御提出ください (http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/kaitori/dl/madoguchi.pdf) Q. 共同受電により電気の供給を受けているのですが どの様に申請すればいいでしょうか? A. 共同受電により電気の供給を受ける事業所に課される賦課金を減免するためには 共同受電を代表して電気事業者から電気の供給を受ける事業者 を通じて行う他ありません このため 必ず 申請者が所属する共同受電を代表して電気事業者から電気の供給を受けている事業者 と共同で申請を行ってください 事業所の認定に当たって使用する様式は 共同- 第 1 表 となります また 減免申請に当たっては 申請事業所が 共同受電全体として電気事業者より供給を受けた電気の総量に比してどの程度の量の電気を使用したか その比率を計算して提出します 減免認定を受けた年度については その比率に応じた賦課金が減免されることとなります 共同受電における減免 100 供給 電気事業者 事業所 Aが供給を受ける電気の 40% に課される賦課金が減免される 10 使用 事業所 A 20 使用 30 使用 40 使用 事業所 B 事業所 C 事業所 D 上記のような共同受電を行う事業所 D は この共同受電を代表して電気事業者から電気の供給を受ける事業所 A と共に 事業所 D は この共同受電において 40% の電気を使用し かつ 減免の適用基準を満たす ことを申請します 事業所 D が減免認定を受けた場合 減免適用期間中は 申請に用いた年度の実績に基づき事業所 A に課される賦課金の 40% が 8 割減免されるため 事業所 D は 事業所 A を介して賦課金の減免を受けることとなります pg. 11
Q. 共同受電により電気の供給を受けている事業所が認定された場合は どのように賦課金が減免されるのでしょうか? A. 共同受電においては 共同受電を代表して電気事業者から電気の供給を受ける事業者 を通じて 賦課金が減免されます 先述のとおり 共同受電における事業所が減免申請をする際は 申請事業所が使用した電気の量 が 共同受電全体で電気事業者より供給を受けた電気の総量 に比してどれ程なのか その比率を申請します 具体的には 共同受電契約内の減免対象事業所における電気使用率の合算値 ( 申請書には 整数値として提出 当該事業所の電気使用率が1% 未満の場合にのみ少数第一位を保持 ) に8 掛けをして 少数第一位を四捨五入することとなります ただし この電気使用率の合算値が1% 未満となる場合は こちらの数字に8 掛けをして 少数第二位を四捨五入することとなります なお 共同受電を代表して電気事業者から電気の供給を受ける事業者 に その比率に応じて部分的に減免された賦課金が請求されることとなりますので 同減免額が共同受電内部で申請者に供与されるよう 予め関係者間で相談の上 申請を行ってください pg. 12
Q. テナントとして電気の供給を受けているのですが どのように申請をすればいいでしょうか? A. 共同受電同様 テナントとして電気の供給を受ける事業所に課される賦課金を減免するためには テナントが所属する事業所を代表して電気事業者から電気の供給を受ける事業者 (=オーナー) を通じて行う他ありません このため 必ずオーナーと共同で申請を行ってください 事業所認定に当たって使用する様式は テナント- 第 1 表 となります なお テナントが所属する事業所においては オーナー テナントを全て含めた 区域 が1 事業所となります このため テナントが減免されるためには テナントが行う原単位 5.6を超える事業に関する電気の使用量が 事業所全体の電気の使用量 ( テナントの電気の使用量ではない ) の過半を超える必要があります たとえば 全体で年間 1000 万 kwhの電気を消費する事業所内で 田中鉄鋼 鈴木化学がそれぞれ原単位 5.6を超える事業を行い 小林鋳造が原単位 5.6を超えない事業を行っていた場合 以下のような整理となります < 減免される > 田中鉄鋼 : 800 万 kwh 鈴木化学 : 100 万 kwh 小林鋳造 : 100 万 kwh 全体 :1000 万 kwh < 減免される > 田中鉄鋼 : 400 万 kwh 鈴木化学 : 200 万 kwh 小林鋳造 : 400 万 kwh 全体 :1000 万 kwh < 減免されない > 田中鉄鋼 : 200 万 kwh 鈴木化学 : 200 万 kwh 小林鋳造 : 600 万 kwh 全体 :1000 万 kwh < 減免されない > 田中鉄鋼 : 100 万 kwh 鈴木化学 : 300 万 kwh 小林鋳造 : 600 万 kwh 全体 :1000 万 kwh Q. テナント受電により電気の供給を受けている事業所が認定された場合は どのように賦課金が減免されるのでしょうか? A. テナントが属する事業所 ( オーナー テナントを全て含めたもの ) が減免対象として認定されますので その事業所に請求される賦課金のすべてが減免されます pg. 13
Q. 公的な機関は減免の対象となるのでしょうか? 一般的には 税収 交付金 補助金等によって運営されている地方公共団体や独立行政法人などの公的機関には売上高が立ちませんので 減免の対象とはなりません 他方 公的機関であっても いわゆる一般行政 ( 警察や消防などの その活動によって生じる便益を特定の個人に帰属させることが困難であるもの ) ではなく 主に事業経営に伴う収入をもって事業を行い 独立採算性をとる公営企業については 売上高が存在すると考えられます このため こうした公営企業などの独立採算にて経営を行う事業体に限っては 条件を満たす場合は減免の対象となります ただし その際の売上高は 料金収入等の直接的に得られた収入のみならず 寄付金 補助金 一般会計繰入金 運営費交付金等の事業を継続するための収入をすべて含めたものとしてください これは 民間企業であれば 事業を行う上での費用はすべて売上高として獲得しなければなりませんが 公営企業においては 料金収入はユーザーが負担すべき費用にしか充てられず たとえば建設改良等のための費用には 料金収入以外の収入も充てられています このため 公営企業の売上高を料金収入のみとすることは 民間企業とのバランスを著しく欠くこととなると考えられるためです ( 以上 ) pg. 14