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Transcription:

人 モノ 仕組みの品質を高めて 指名され続ける品質 を実現していきます CS お客様 社会 お客様の声の徹底活用 指名され続ける品質 魅力品質の創出 お客様の声の徹底活用 中期計画 (2009 ~ 2013 年度 ) のまとめ 外部損失費を 2004 年度比 66% 削減 情報収集 苦情 クレーム解決 施工 販売 サービス 私たちの想い 基盤品質の強化 研究 開発 商品企画 人 モノ 仕組み の品質を高める 商品設計 製法設計 量産化 保管 出荷生産調達 外部委託 積水化学グループは 1999 年から お客様満足 (CS) に重点を置く CS 経営に取り組んできました 2004 年からは 全事業でモノの品質革新に徹底的にこだわり お客様から継続的に選択していただける価値を常にお届けする CS 品質経営 に取り組んでいます モノづくりのはじまりはお客様の声から をモットーに 人の品質 モノの品質 仕組みの品質 を向上させ お客様に提供する 魅力品質 と 基盤品質 を磨き上げます 指名され続ける品質 の実現のためにグループ一丸となって取り組んでいます CS 品質経営方針 推進体制は資料編 P23 24 1 外部損失費 : 製品に関するクレーム対応の費用 2 重要品質問題 : 製品 サービスの品質 に関し 緊急に根本解決を図らなければ お客様 社会 積水化学グループに対し重大な損害を与える問題 外部損失費 100( 指数 ) 100 80 60 40 20 0 積水化学グループは CS 品質への取り組みにあたって 外部損失費 1 と 重要品質問題 2 の発生件数 の 2つを重点指標として設けています 中期計画 (2009~ 2013 年度 ) では 2013 年度に重要品質問題ゼロ 外部損失費 68% 削減 (2004 年度比 ) という目標を掲げました 2013 年度は 過去に製造 販売したポータブルトイレにおいて 重大製品事故の重要品質問題が1 件発生しました 外部損失費は2004 年度比で66% の削減となりました 今後は重要品質問題を未然に防ぐため デザイン レビュー (DR) 実施ガイドライン および 設計変更ガイドライン をグループ全体へ徹底して DRの質向上を図ります また 今後も引き続きグループ全体の品質保証システムの強化と品質リスク低減活動の展開によって 外部損失費のさらなる削減を目指します 検証 59 60 34 2004 2011 2012 2013( 年度 ) 重要品質問題の発生件数 3( 件 ) 2 1 0 2 2011 2 2012 1 検証 2013( 年度 ) 23 積水化学工業 CSR レポート 2014

品質での際立ち CS 品質経営の取り組みロードマップ 魅力品質 基盤品質 2014 年度 2015 年度 2016 年度 商品企画力を高めるプロジェクト的実践塾 ( 毎年開催 ) 成功事例を表彰 紹介する 魅力品質選定制度 (3 年ごとに開催 ) お客様志向の組織風土を確認 改善する 従業員 CS 品質アセスメント (2 年ごとに実施 ) 開発の基盤力強化 製造の基盤力強化 イントラネット 魅力品質物語 掲載 気づきを促し 楽しく CS を学ぶ勉強会 わくわく茶屋 ( 随時開催 ) お客様の声を大切にする 電話応対研修 ( 随時開催 ) 開発ガイドライン展開準備開発ガイドライン運用試行開発ガイドライン全社展開 開発者育成研修 日常管理レベル評価日常管理ガイドライン運用試行日常管理ガイドライン全社展開 品質の見える化企画海外の品質強化 現場リーダー育成研修 品質管理 TS 研修 モニタリング 品質管理 TS 研修 ( 海外 ) e- ラーニング 従業員 CS 品質アセスメント CS 品質経営を通じて 仕組みの品質 と モノの品質 を高めてきた成果として お客様からのクレーム件数が減少傾向にあります 一方 人の品質 については 2012 年度に従業員のCS 品質経営浸透度アセスメントを実施したところ 風土醸成 に課題があるとわかりました 活き活き仕事をすること 人の気持ちに気づくこと など 従業員の心の醸成を狙いとして 2013 年度からCS 勉強会 わくわく茶屋 を開催しています また 各種品質基盤に関わる従来の研修などの内容も見直しながら開催し 開発 製造 営業などの全部門 全従業員の心の育成が 仕組み の向上 ひいては モノの品質 向上の重要な要素ととらえ 今後活動を広げていきます 共通 積水化学グループの CS 品質経営活動の事例を紹介する STAR55 通信 (3~4 回 / 年 ) 他社事例をもとに思考を深める CS 品質セミナー (3~4 回 / 年 ) 品質教育の推進 品質教育体系の再構築 積水化学グループでは スタッフから現場までのすべての職場に品質教育の浸透を促すために 階層別の品質教育体系を再構築し 2013 年度から実施しています また 品質知識レベルを測るために QC 検定 を有効に活用しており 取得者は2014 年 3 月時点で2,000 人を超えました 今後も 人の品質 を向上させるため 人材の育成に注力していきます QC 検定 : 日本規格協会が実施し 日本品質管理学会が認定する検定 T OPICS 北米で CS 品質セミナー を開催 2014 年 3 月 テキサス州ヒューストン市内で 品質リーダー育成ワークショップ を 2 日間にわたって開催しました 海外では初めてとなる管理職層の合同研修で 全米 11の拠点から品質 製造の管理責任者と工場長 事業所長ら 30 人が参加しました 初日は Sekisui Specialty Chemicals America 社 Pasadena 工場の見学会に始まり コーポレート品質グループの講義 社外監査役の講演に続いて 日常管理をテーマに参加者によるグループディスカッションを実施 活発な意見交換がなされ 時間を忘れて議論を続けるグループもありました 2 日目は 他事業所の改善事例を学んだ後 グループディスカッションの内容発表 次いで社外監査役から個別に指導を受けました 日頃の現場での課題や悩みについて踏み込んで討議する良い機会になりました ワークショップの様子 積水化学工業 CSR レポート 2014 24

CS品質での際立ち 魅力ある製品 サービスづくり 魅力品質 を創出できる 仕組み 人 風土づくりを進めています 積水化学グループでは モノ 魅力品質 感性向上の支援策 づくりのはじまりはお客様の声 創出していくために お客様志 魅力品質選定制度 他社事例をもとに思考を深める お客様の声を大切にする 向で自由闊達な組織風土づく りに取り組んでいます CS品質セミナー 電話応対研修 お客様志向の自由闊達な組織風土 気づきを促し 楽しくCSを学ぶ勉強会 わくわく茶屋 お客様志向の組織風土を確認 改善する 従業員CS品質アセスメント 魅力品質 を創出する施策 感性を高めて際立つ商品 製品 サービス を提供 積水化学グループは 魅力品質 を生み出し続けていくために 一人ひとりの 感性向上と組織風土づくりを進めています わくわく茶屋 積水化学グループは 魅力品質を創出していく上で従業員が活発に対話 できる風土が重要だと考えています そこで 2013年度から楽しくCSを学 ぶ わくわく茶屋 を各拠点で開催しました この勉強会は さまざまな業界 の先進事例をまとめた映像教材を見てメンバーで話し合い 単なる知識で わくわく茶屋 はない気づきを得ることを狙いとしています 2013年度は9部署 計17回 実施し 延べ352人が参加しました 参加者からは 普段は話さないこ とをたくさん話せた みんなに参 加してもらいたい との声があ りました また研修後 実施 部署から 組織に貢献しよ うと自発的に行動する姿勢 が強くなった との声も寄せ られています voice 社内コミュニケーションの質が高まりました わくわく茶屋 の実施は 当社の総務 営業 製造 技術の各従業員が一緒になって考える良 い機会となりました CSとは何か について 気軽に話し合うことで 互いに気づき合い 個々がやるべきことが見えました 今後 お客 様 というキーワードを社内コミュニケーション の中心に据え 単なる製造工場ではない CS意 識を持った事業会社として成長を目指します 25 積水化学工業 CSRレポート 2014 山梨積水 株 企画管理部 山内 洋明 お客様 指名され続ける 魅力品質 を 際立ち商品 製品 サービス から をモットーに お客様に 魅力あふれる 際立ち商品の提供 成功事例を 表彰 紹介する 卓越した 人 モノ 仕組み 商品企画力を高める プロジェクト的実践塾

C S R 経 営の 実践 環 境での際 立 ち 既存商品の魅力向上を狙いとした産学協同のプロジェクト的実践塾です C S 品 質での際 立 ち 2008年度から2013年度までで延べ68人が参加しています 開始当初の勉 強会形式から 近年はより実務に即した同一事業メンバーによるチーム構成で 運営しています 2013年度は 住宅 調査 診断 包装テープ の3チーム が参加し 商品企画を経営トップ voice に報告しました また で 人 材での際 立 ち ユーザー目線での仮説検証を開発に活かします の商品企画をきっかけにした上 では 現場の情報を収集して仮説を 市商品も出てきており 2014 立て 統計的に検証する手法を学びました そ 年2月に行った報告会でその事 の手法を用いて開発した介護浴室は 退浴介 例を卒塾生が紹介しました 助の負担を2割軽減できるステップ機能や 三上 彩 事 業とC S R で企画した独歩者向け連続動線手摺を 積水ホームテクノ 株 商品開発部 開発部 2011年度卒塾生 搭載した 商品 です 介護有識者と議論を重 ねて入浴介助の方法を徹底的に考察し 課題 解決への仮説を立ててモックアップをつくり 介護士と動作検証をすることで効果を確信す 住 宅カンパニー ることができました 現在は こうしたユーザーによる検証を開発 工程に組み込み始めています 今後も仮説検証を通してより良い商品を市 場に提供していきます 環 境 ライフライン カンパニー CS品質セミナー CSや品質に対する意識向上のために 2001年度から社外の さまざまな分野の方を講師に招いて実施している講演会です 高 機 能 プラスチックス カンパニー 2013年度末までに合計33回開催しています 2013年度は魅力品質 品質管理のテーマで 積水化学の東 京本社と京都研究所で3回開催し 延べ232人が参加しました CS品質セミナー 電話応対研修 C S R 経 営の基 盤 お問い合わせ窓口の応対レベル向上を目指した 電話応対研修 を2008年度から継続しています 2013年度は従来の住宅カンパニーに加えて環境 ラ イフラインカンパニーや高機能プラスチックスカンパ ニーも含めた19事業所で実施し 延べ187人が受講 しました 電話応対研修 積水化学工業 CSRレポート 2014 26

CS 品質での際立ち 品質の向上 クレーム 事故 不良 廃棄物の 3 つのゼロ を追求しています 積水化学グループは 品質を支えるのは現場でのモノづくりであると認識し 2006 年度から生産活動の革新に注力しています 品質の不備は クレームへの対応や廃棄物の増加といったロス ムダ つまりコストにつながるという考えのもと クレームゼロ 事故 不良ゼロ 廃棄物ゼロ という 3つのゼロ を目標に掲げてロスコストの削減に取り組んでいます 基盤品質 = お客様に約束した要求品質の確保 3 つのゼロ 活動実績検証 クレーム対応費用労働災害件数ロスコスト 品質の不備によって生じるロスやムダ = ロスコストの削減 47% 減少 14.8% 減少 25 億円減少 クレームゼロ 事故 不良ゼロ 廃棄物ゼロ (2008 年度比 ) (2008 年度比 ) (2008 年度比 ) 現場でのモノづくり 品質マネジメント 事業特性に応じた体制を各部門で整備 製品の品質管理について 製造からお客様が使用されるまでのプロセス全般にわたる体制を整えています 各部門で品質保証体系を構築し 各工程でPDCA のサイクルに沿った日常管理を推進 製品の開発や改良にさいしては 品質保証 安全などの観点から審査しています また ISO9001の認証取得を進めており 2013 年度は積水化学グループの取得事業所数は102 これらの事業所 部署の従業員数が積水化学グループ全体に占める割合は60.7% となっています 2014 年度も 事業のグローバル化に対応した品質保証体制の整備に力を注いでいきます PDCA: P=Plan( 計画 ) D=Do( 実施 運用 ) C=Check( 点検 是正措置 ) A=Act( 改善 見直し ) 品質への意識を高める CS 品質セミナー : 基盤品質編 CS 品質セミナー ( P26) の一環として 主に製造部門のライン長を対象に 積水化学グループ全体の基盤品質向上を目的とした CS 品質セミナー : 基盤品質編 を 2011 年度から毎年 11 月の品質月間に合わせて開催しています 3 回目となる 2013 年度は 日常管理の見える化による現場力の維持改善 という 講演の様子 テーマで ( 有 ) 福丸マネジメントテクノ代表取締役の福丸典芳氏にご講演いただきました 参加者は 顧客価値創造には関係全部門が組織的に行動する必要があり その鍵となる現場力を維持 改善するためにはすべての管理職層による日常業務のマネジメントが大切である という基本的な考え方と 見える化 の手法 ( ツール ) を学習 講演後に 職場で実践したい という前向きな意見が多数ありました 2014 年度も継続して開催していく予定です 27 積水化学工業 CSR レポート 2014

SR経営の人材での際立ち住宅カンパニーカンパニー環境 ライフラインカンパニー積水化学工業 CSR レポート 2014 28 高機能プラスチックスCSR経営の基盤実Cグローバル規模での グループ改善活動 践 グループ改善活動 は 各職場で従業員が少人数のグループをつくり 品質や生産性の グループ改善活動 : 1966 年に始まった QC( 品質管理 ) サークル活動をルーツに その後 小集団活動を経て現在に至る取り組み 第 48 回 積水化学グループ改善活動発表会 グループ名事業所 改善 業務効率化などの各種課題や 方針管理に基づく各種テーマに取り組む活動で 40 年以上の活動実績があります 生産会社を中心に国内外の多くの事業所が取り組んでおり 毎年 1 月に日本 アメリカ 中国 欧州 アジア オセアニアの代表グループによる発表会を開催することで相互研鑚を図っています 2014 年 1 月に開催した第 48 回 積水化学グループ改善活動発表会 では 国内外代表の全 20グループ ( 国内 16 海外 4) が発表し 積水化学の滋賀栗東工場のグループが金賞を獲得しました また 海外グループが次席の銀賞に輝き グローバルな改善活動の進展を実感できる機会となりました 環境での際立ちCS品質での際立ち金賞 銀賞 一心同体 SAP3( サップスリー ) はやぶさ加工精英隊 ( ジャアコンジンインドュエ ) 滋賀栗東工場徳山積水工業 ( 株 ) 積水メディカル ( 株 ) 岩手工場積水塑膠管材股份有限公司 エネルギー削減活動の推進積水化学グループは 省エネルギーから正エネルギーへ というスローガンのもと エネルギー革新活動を進めています これは 消費エネルギーを現状と比べて減らすだけでなく エネルギーの使い方を本来あるべき姿 ( 理想的な姿 ) へと正す ことを目指す活動です 必要最小限の消費エネルギー量を追求し 設計段階で通常見込むエネルギーのロスにまで切り込んで個々の生産プロセスを見直しています その結果 2009 年度からの 5 年間で国内生産事業所のエネルギー原単位を約 8% 改善することができました さらに 2013 年度は この活動を6 海外事業所でも開始しました 事業とCSR設計 開発セミナー 2012 年度に続き2 回目となる 設計 開発セミナー を開催しました 品質問題の未然防止 をテーマにした二部構成で 第一部では 日産自動車における未然防止手法 QuickDR と題してボッシュ ( 株 ) の大島恵氏にご講演いただき 74 人が参加しました 第二部は積水化学の社外監査役である東京工業大学名誉教授長田洋氏をアドバイザーとし 過去の品質問題を題材に 開発 製造担当者 45 人がグループ討議を実施 監査役から 統計的解析手法の活用などによる技術レベル向上や サプライヤーとの関係づくりの重要性について指導をいただきました 2014 年度も継続して開催していきます 設計 開発セミナー