<5> 指導上の配慮事項 1 生徒の言語活動を充実させる指導 < 言 > 思考力 判断力 表現力の育成 2 体験的な学習 < 体 >や問題解決的な学習 < 問 > 自主的 自発的な学習の促進 3 学習の見通しを立てたりする学習 < 見 > 学習を振り返ったりする学習 < 振 > 4 個に応じた指導の

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り入れる工夫として 資料に< 虫眼鏡マーク> で読み取りのポイントが示されている 4 各単元最後の 学習のまとめ で 基礎的 基 本的な知識を地図上で 中核となる地理的事象 を図でまとめ整理できるようにされている (2) 単元構成 新教科書第 2 部 3 章 4 節 中部地方 を活用し た単元構成は

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たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

(2) 系統観 小学校社会科 ( 第 6 学年 ) 世界の中の日本の役割について, 我が国と経済や文化などでの面でつながりが深い国の人々の様子などを調査し, 外国の人々と共に生きていくためには異なる文化や習慣を理解し合うことが大切であることを考える 中学校社会科 ( 第 1 学年地理的分野 ) 世界

(2) 各学年の目標 ア 知識 に関する目標 社会生活についての総合的な理解 第 3 学年 身近な地域や市区町村の地理的環境 地域の安全を守るための諸活動や地域 の産業と消費生活の様子 地域の様子の移り変わりについて 人々の生活と の関連を踏まえて理解する 第 4 学年 県の地理的環境の特色 地域の

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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日本の諸地域 ( 中部地方 ) 学習ワークシート 4 〇東海地方の産業の特色を考えよう Step.1 東海地方の人々の生活に関わることの特色をそれぞれ書きましょう Step. 自分が取り上げる特産品や特産物をそれぞれキーワードと共に記入しよう Step. この産業が東海地方で盛んになっている理由を人

世界の国を知る 1 世界の国々 人口や面積から世界の国を見る 3 世界の国を知る 2 国名から世界の国を見る 国旗から世界の国を見る 国境から世界の国を見る 4 緯度 経度のしくみを知る 緯度と経度の決まりをつかむ 5 地球儀と地図を活用する

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「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

第 2 学年 1 組 3 組 1 学習のくくり 日本の諸地域の特色 (54 時間 ) 社会科学習指導案 指導者 池谷 文孝 岩岡 正紘 2 3 年間の 学習のくくり の構想図 < 社会科 3 年間でめざす姿 > すべての人々が幸せに生きられる社会の実現をめざし, 社会事象を多面的 多角的にとらえ,

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

っていることについて考えさせる必要がある その手立てとして 自然環境や人々の暮らしや産業に関する地理的事象を端的に表すキーワードを書き出し 事象間の関連をウェビングマップに整理 する学習活動を位置付ける また 防災対策が大切であることを考えさせる手立てとして 火山活動に伴う自然災害を取り上げる その

Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

効であると考えた また, 環境問題は, 日本を含めた世界全体の課題であり, 持 続可能な開発の大切さについて考えさせる上でも有意義な単元である 研究テーマとの関連 : 教材選択の条件 現在, 日本を含め世界的にも地球温暖化を抑えるなど環境保護の意識が高まっている中で, ブラジルにおける熱帯林が減少し

政経 311 政治・経済

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3 生徒の実態について ( 名 ) () 学級集団の実態本学級は, 全体的によく話を聞き, 真剣に学習に取り組む生徒が多い 積極的に発言をする生徒は多くないが, 授業中に感じた疑問のつぶやきなどが, クラス全体に広がり, 全体で課題を共有することができる 多くの生徒は盛り上がる場面と集中する場面のメ

①_学習指導案

平成24年度 英語科 3年 年間指導計画・評価計画

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

ること を主なねらいとしている また 学習指導要領の内容の取り扱いにもあるように それぞれの地域の自然の特色や産業の特色などの項目を羅列的 並列的に取り扱うことは地域的特色を生徒に理解させることが困難となるため 指導にあたっては 地域の特色ある地域的事象やことがらを中核として それを他の事象として有

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

【学習指導要領改訂】 高等学校の新教科・科目構成(案)|旺文社教育情報センター

海洋教育プログラム 中学校学習指導案例 [1]-1 中学校地理的分野学習指導案 小単元 : 世界と日本の結び付き ( 配当 2 時間 ) グローバル化が進む世界 (1/2) 評価規準の例 * は学習指導要領との関連 指導目標社会的事象への関心 意欲 態度 * 世界的視野から日本と世界との交通 通信網

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

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重工業から農林漁業まで 幅広い産業を支えた動力機関発達の歩みを物語る近代化産業遺産群 *

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人間関係を深めるとともに, 児童が自己の生き方についての考えを深め, 家庭や地域社会との連携を図りながら, 集団宿泊活動やボランティア活動, 自然体験活動などの豊かな体験を通して児童の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない その際, 特に児童が基本的な生活習慣, 社会生活上の

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

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4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

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平成 年度授業改善 ( 中学校社会 ) 第 2 学年社会科 ( 歴史的分野 ) 学習指導案 1 単元名 近代国家の歩みと国際社会 - 新しい価値観のもとで - ( 帝国書院 ) 2 単元について 本単元は, 学習指導要領の内容 (1) ウ及び (5) イを受け, 開国とその影響, 富国強

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

しかし 社会科については 嫌い どちらかといえば嫌い と答えている生徒の方が多く また 地理分野よりも歴史分野のほうに興味関心が高い傾向がある 資料の活用に関しては 地図や資料集を用いながら授業を進めている ほとんどの生徒は資料を読み取ることができるものの 読み取ったことを比較したり 関連付けたりす

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

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能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

H30全国HP

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第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

考え 主体的な学び 対話的な学び 問題意識を持つ 多面的 多角的思考 自分自身との関わりで考える 協働 対話 自らを振り返る 学級経営の充実 議論する 主体的に自分との関わりで考え 自分の感じ方 考え方を 明確にする 多様な感じ方 考え方と出会い 交流し 自分の感じ方 考え方を より明確にする 教師

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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社会

123

高等学校学習指導要領解説 地理歴史編

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率 小学校 6 年生 1252 人 ( 小学校第 5 学年内容 ) 8 6 全国 弘前市 コメント 話すこと 聞くこと の中の 意図 立場を明確にし

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基礎 基本の定着 習得すべき基礎 基本について 基本的人権の考え方や個人の尊重, 法の下の平等の原理についての理解 平等権をめぐる現代社会の諸課題とそれらに対する法整備の理解 自由権の種類とその内容の理解 社会権の種類とその内容の理解 参政権と請求権の種類とその内容の理解 公共の福祉と国民の義務の理

数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

社会科学習指導案

スライド 1

第 5 学年社会科学習指導案 日時 対象 授業者 平成 28 年 9 月 29 日 ( 木 ) 第 6 校時 第 5 学年 2 組 25 名 中野区立江古田小学校主任教諭笠原駿 都小社 5 年部会研究主題 よりよい社会について考えようとする子供の育成 ~ 国土や産業のすがたを追究し 社会の一員として

九州地方一問一答 (15 分 各 1 点 ) 実施日 : 年月日 問 1. かつて薩摩藩があったのは今の何県か 問 2. 北海道南部に広がる 火山活動によってつくられた台地を何というか 問 3. 前問の台地を形成しているのは何という火山か 問 4. 樹齢 3000 年を超える縄文杉が生息し 世界自然

第 1 部世界のさまざまな地域第 3 章世界の諸地域第 2 節ヨーロッパ州 (5 時間 ) 単元の課題 適切な資料を活用して設定された主題に沿って地域的特色を読み取り, 最近の変化や日本との関係を考察しよう 知識 技能の習得 < 第 1 時 > ヨーロッパの自然 地図や雨温図を用いてヨーロッパの気候

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

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評価方法 ディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミング 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 上に示す観点に基づいて 学習のまとまりごとに評価し 学年末に

FdData中間期末社会地理

ICTを軸にした小中連携

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

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工業教育資料347号

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第5学年社会科学習指導案

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

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農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

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子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

海洋教育プログラム 中学校学習指導案例 [1]-2 中学校地理的分野学習指導案 小単元 : 世界と日本の結び付き ( 配当 2 時間 ) 日本各地を結ぶ交通 通信 (2/2) 評価規準の例 * は学習指導要領との関連 指導目標社会的事象への関心 意欲 態度 * 世界的視野から日本と世界との交通 通信

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

< ( 平成 29 年 9 月分 )> 2010 年平均 =100 ブロック別 北海道地方 東北地方

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3~4 年 =イ中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え 文章を読む 5~6 年 =ウ文章の内容を的確にとらえたり 事実と感想 意見などとの関係を押さえ 自分の考えを明確にしながら読む 自分の意見形成及び交流 1~2 年 =オ文章の内容と自分の経験を結び付けて 自分の思いや

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教育研究グループ報告書

高等学校学習指導要領比較対照表【地理歴史】


Transcription:

平成 24 年度社会科 3 年年間指導計画 評価計画 <1> 教科の目標広い視野に立って 社会に対する関心を高め 諸資料に基づいて多面的 多角的に考察し 我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を深め 公民としての基礎的教養を培い 国際社会に生きる平和で民主的な国家 社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養う <2> 地理的分野の目標 (1) 日本や世界の地理的事象に対する関心を高め 広い視野に立って我が国の国土及び世界の諸地域の地域的特色を考察し理解させ 地理的な見方や考え方の基礎を培い 我が国の国土及び世界の諸地域に関する地理的認識を養う (2) 日本や世界の地域の諸事象を位置や空間的な広がりとのかかわりでとらえ それを地域の規模に応じて環境条件や人間の営みなどと関連付けて考察し 地域的特色や地域の課題をとらえさせる (3) 大小様々な地域から成り立っている日本や世界の諸地域を比較し関連付けて考察し それらの地域は相互に関係し合っていることや各地域の特色には地方的特殊性と一般的共通性があること また それらは諸条件の変化などに伴って変容していることを理解させる (4) 地域調査など具体的な活動を通して地理的事象に対する関心を高め 様々な資料を適切に選択 活用して地理的事象を多面的 多角的に考察し公正に判断するとともに適切に表現する能力や態度を育てる <3> 及びその趣旨社会的事象への関心 意欲 態度社会的事象に対する関心を高め それを意欲的に追究し よりよい社会を考え自覚を持って責任を果たそうとする 社会的な思考 判断 表現社会的事象から課題を見いだし 社会手事象の意義や特色 相互の関連を多面的 多角的に考察し 社会の変化を踏まえ公正に判断して その過程や結果を適切に表現している 資料活用の技能社会的事象に関する諸資料から有用な情報を適切に選択して 効果的に活用している 社会的事象についての知識 理解社会的事象の意義や特色 相互の関連を理解し その知識を身に付けている <4> 観点別評価の評価基準と評定 観点別 A 十分に満足できる状況である (80% 以上 ) 評価基準 B おおむね満足できる状況である (50% 以上 ) C 努力を要する状況である (50% 未満 ) 評定 5 十分に満足できる状況であるもののうちで 特に程度の高いもの (90% 以上 ) 4 十分満足できる状況である (80% 以上 ) 3 おおむね満足できる状況である (50% 以上 ) 2 努力を要する状況である (50% 未満 ) 1 一層努力を要する状況である (20% 未満 ) 93

<5> 指導上の配慮事項 1 生徒の言語活動を充実させる指導 < 言 > 思考力 判断力 表現力の育成 2 体験的な学習 < 体 >や問題解決的な学習 < 問 > 自主的 自発的な学習の促進 3 学習の見通しを立てたりする学習 < 見 > 学習を振り返ったりする学習 < 振 > 4 個に応じた指導の充実 個別指導 < 個 > グループ別指導 <G> 尐人数指導 < 尐 > ティームティーチング<TT> 習熟の程度に応じた指導 < 習 > 繰り返し指導 < 繰 > 生徒の興味 関心に応じた課題学習 < 課 > コンピュータを活用した学習 <PC> 補充的な学習 < 補 > 発展的な学習 < 発 > 社会科 3 学年地理的分野年間指導計画 評価計画 月 4 3 近畿地方 ~ 環境保全の視点を中心にして~ 1 近畿地方はどのような地方だろうか 2 琵琶湖の水が支える京阪神大都市圏 3 近畿地方の工業と環境保全 近畿地方を概観し, 自然環境の特色を理解する 近畿地方の特色を追究する課題大阪 神戸の特色と琵琶湖の水が京阪神大都市圏を支えていることを理解する 京阪神大都市圏と琵琶湖 淀川の水 中心都市大阪 国際都市神戸 阪神工業地帯の現状と課題及び環境保全の取り組みに着目した工業について調べ考える 阪神工業地帯と課題 課題を克服する新しい工業 写真や図から琵琶湖で発生し た環境問題の内容を読み取りま とめている 近畿地方の自然環境や環境問 題についての基礎的事項を理解 し, その知識を身につけている 地図やグラフから, 琵琶湖及び 淀川水系が京阪神大都市圏に及 ぼす影響を 大阪, 神戸の特徴及び琵琶湖 と淀川の水と京阪神大都市圏に 関連する基礎的事項を理解し, その知識を身につけている グラフから, 工業用水の水源の 変化を読み取り, その理由につ いて考え, 説明している 図やグラフから阪神工業地帯 の工業の内容や特色を読み取っ ている 94

4 古都奈良 古都奈良 京都の町並みの変化と環境保 写真, グラフから, 近畿地方に 京都と歴史 全について調べ考える 文化財が多いことを読み取り, 的景観の 古都奈良 京都と町なみの変化 歴史的景観の保全が大切である 保全 歴史的景観の保全に向けて ことを考え, 自分の意見を表現 している 写真や教科書本文から, 奈良 京都での歴史的景観保全のよう すを読み取る 5 環境に配慮 近畿地方で環境に配慮した農林水産業 林業や農業 漁業で環境に配 した近畿地 があることを調べる 慮した取り組みを行うことが地 方の農林水 近畿地方南部の林業の変化 球環境に与える良い影響につい 産業 近畿地方北部の農業 漁業の変化 て考え, 自分の意見を表現して い 林業従事者のグラフやズワイ ガニ漁獲量の変化のグラフから, 林業と漁業における課題を読 み取っている 5 4 中部地方 ~ 産業の視点 を中心として ~ 1 中部地方は 中部地方を概観し, 東海 中央高地 北 地図や雨温図 グラフから, どのような 陸の三地域の地形 気候及び工業 農業 中部地方の三つの地域のそれぞ 地方だろう の れの自然環境及び工業 農業の か 特色を理解する 特色を 中部地方の自然環境について 中部地方の特色を追究する課題 の基礎的事項を理解し, その知 識を身につけている 2 輸送機械 工業がさかん 東海で工業がさかんになった な東海 東海ではなぜ輸送機械工業がさかんに 歴史的背景を調べ, 考えている なったのか, 歴史的背景や結びつきに着目 地図や写真 グラフから, 東 して調べる 海の工業都市やさかんな工業の 自動車の生産がさかんな中京工業地帯 ようすを オートバイ 自動車生産がさかんな 東海工業地域 95

3 名古屋大都 名古屋大都市圏と東海の農業の特色を 知多半島や渥美半島における 市圏と東海 理解する 菊などの施設園芸農業, 静岡県 の農業 第 3 次産業がさかんな名古屋市 で茶の栽培がさかんな理由を多 自然や交通の便のよさを生かした農 面的に考え, 自分の意見を表現 業 している 名古屋大都市圏と東海の農業 の特色についての基礎的事項を 理解し, その知識を身につけて いる 4 変化する 中央高地の農業 工業の特色と変化につ グラフや写真, 新旧の地形図な 中央高地の いて理解する どから中央高地の産業の変化を 産業 養蚕から果樹栽培へ 製糸業から電気機械工業へ 中央高地の農業 工業の特色 高原を野菜産地に と変化についての基礎的事項を 理解し, その知識を身につけて いる 5 北陸の産業 北陸で, 稲作や伝統的工芸品をつくる産 北陸の産業の発達の背景を雪 と雪とのか 業がさかんな理由を自然環境と関連さ とのかかわりから多面的に考え かわり せて考える る 雪が多い地域で発達した工業 の成因を写真や教科書本文から 5 関東地方 ~ 人口や都市 の視点を中心 にして ~ 1 関東地方は 関東地方を概観し, 自然環境の特色と人 地図や写真 雨温図 グラフ どのような 口分布について理解する などから, 関東地方の地形と気 地方だろう 候の特色や人口分布の特色を読 か み取っている 関東地方の特色を追究する課題 関東地方の自然環境や人口につ いての基礎的事項を理解し, そ の知識を身につけている 96

2 多くの人口 首都東京の機能と特色について理解す 地図や写真 グラフなどから を引き寄せ る 日本の首都, 東京, 首都東京の機能やさまざまな る東京 商業 情報 文化の中心地, 東京 機能が集中していることを読み < 体 > 取りまとめている 首都東京の様々な機能と特色 についての基礎的事項を理解し, その知識を身につけている 6 3 東京大都市 東京大都市圏とその中の都市について, 地図やグラフなどから, 東京大 圏の拡大と 人口集中による住宅地の拡大に着目し 都市圏が拡大した背景 要因を 都市 て調べる 多面的に考える < 体 > 地図や写真 グラフなどから 東京大都市圏の拡大のようすを 4 人口集中に 人口集中による都市問題の内容とその 地図やグラフなどから, 東京大 よる都市 解決策を考える 都市圏が拡大した背景 要因を 問題とその 多面的に考える 対策 地図や写真 グラフなどから 東京大都市圏の拡大のようすを 5 工業の発展 関東地方において工業の発展とともに 工業の発展が労働力としての とともに集 人口が集中し, 工業地域が拡大してきた 人口を集中させ, 工業地域が京 中した人口 ことを調べる 浜から周辺部に拡大していった 京浜工業地帯とその変化 ことを調べ考える 北関東への工場進出と地域の変化 地図やグラフなどから関東地 方でさかんな工業の内容を読み 取っている 6 大都市圏の 関東地方の農業地域や山間部のようす 写真やグラフから, 関東地方に まわりの地 を, 近郊農業や過疎化への取り組みに着 おいて野菜の栽培がさかんであ 域のようす 目して調べる ることを読み取り, その理由を 大都市圏向けの農産物の生産 考えている 過疎地域の取り組み 写真や文章資料から, 関東地方 の山間部の過疎地域に対策とし て都市部との交流や若い人達の 移住がみられることを読み取っ 97

6 東北地方 ている ~ 生活 文化の 視点を中心に して ~ 1 東北地方は 東北地方を概観し, 自然環境や歴史の特 地図や写真 雨温図などから どのような 色を理解する 東北地方の自然環境の特色を,P 地方だろう.237 の写真から伝統的な祭りや か 東北地方の特色を追究する課題 伝統工芸品を読み取る 東北地方の位置や自然環境及 び歴史についての基礎的事項を 理解し, その知識を身につけて いる 2 伝統行事を 東北地方の伝統行事と農業との関係を 写真や地図 グラフなどから, はぐくんだ 理解する 東北地方の伝統行事のようすや 東北地方の 人々の生活と稲作 農業の特色を読み取る 農業 東北地方の稲作とその変化 東北地方の伝統行事と農業に 稲作とならんでさかんな果樹栽培 ついての基礎的事項を理解し, その知識を身につけている 3 生活の変化 東北地方の伝統工芸品の由来と変化, 及 写真や地図 グラフなどから, と産業 び工業が農家の生活と深くかかわりな 東北地方の工業が交通網の整備 がら発達してきたことを調べる とともに発達し, それに伴い農 生活の変化と伝統的工芸品 家の生活も変化したことを読み 生活の変化と工業 取り, 説明している 地図や写真から東北地方の伝 統的工芸品を 4 人々がくら 東北地方に残る伝統的な町なみのよう 地図やグラフなどから, 仙台と す町なみと すと中心都市仙台のようすを理解する 他の都市との結びつきが深まっ その変化 今に残る伝統的な町なみ ていることを 中心都市仙台 東北地方の伝統的な町なみと 中心都市仙台に関連する基礎的 事項について理解している 98

7 7 北海道地方 ~ 歴史的背景 の視点を中心 にして ~ 1 北海道地方 はどのよう 北海道地方を概観し, 自然環境の特色を 図や写真から北海道の自然環 な地方だろ 理解する 境の特色及び農業がさかんなこ うか とを 北海道地方の特色を追究する課題 北海道の自然環境についての 基礎的事項を理解し, その知識 を身につけている 2 開発の歴史 北海道地方の産業や都市の発達のよう 地図や写真から, 地名とアイヌ と都市 すを, アイヌの人々の文化や開拓の歴史 の人々の文化とのかかわり及び に着目し調べる 開拓の歴史を読み取り, 自分の アイヌの伝統文化と本州からの移住 意見を表現している と開発 図や写真から北海道の文化の 計画的につくられた都市 特色や札幌のようすを読み取っ ている 3 3 自然のきび 北海道地方の農業は, 自然の厳しさを克 北海道でとれる水産物の種類 しさを克服 服してきた歴史があることに着目して の変化を示した図から, 変化し した歴史と 調べる た背景と要因をグラフや地図 農業 外国との条約による漁業の変化 教科書本文から読み取って考え 豊かな水産物を生かして, 自分の意見を表現している 地図や写真から, 北海道のおも な水産物を 99