問題解決的な学習スタイルを充実させるために 3 つのステップを積み上げましょう 課 題 板書を充実させる道具を用意している ( マグ ネット名札 学習の流れカード ) 黒板に日付を書き 単元の流れ 本時の流れを 掲示している ノートに日付 単元の流れ 本時の流れを書かせている 前時の振り返りをノート

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3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

H30全国HP

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

指導方法等の改善計画について

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

2、協同的探究学習について

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

25math3

平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要)

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

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○数学科 2年 連立方程式

平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

H

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

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国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

①H28公表資料p.1~2

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

(2) 教科の問題結果から見られる特徴 基礎的な内容を問う問題については おおむね成果が見られるが 記述式の問 題や基礎的な内容を問う問題の一部に 依然として課題が見られる 主な成果主な課題 ( は問題形式による課題 ) 国語 学年別漢字配当表に示されている漢字を 指定された箇所の正しい筆順を示すこ


平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

5 学習到達度調査の基本的な考え方学習到達度調査では 各教科の設問ごとに 目標値 を定め 児童 生徒の 正答率 がこの 目標値 に対して -5ポイント以上から +5ポイント未満の間であった場合 目標値と同程度としている 目標値 学習指導要領に示された内容について標準的な時間をかけて学んだ場合 設問ご

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

平成18年度「島根県学力調査」の調査結果

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

国語科学習指導案様式(案)

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

依然として課題 問題例 記述式の問題について 依然として課題が見られる が見られる問題 小学 3 年国語平均正答率 46.0% 書くことが苦手 というように 漠然とした課題把 握では 課題改善はなかなか進みませんね 今後の指導 算数 数学科においては 算数 数学的用語を用いて 事実 方法 理由や根拠

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全国学力・学習状況調査の指導改善策

算数 A ( 基礎的 基本的な知識 技能が身についている かどうかをみる問題 合計 16 問 ) 平均正答率は 平均を上回っていました 数量や図形についての技能 に関しての正答率が高い傾向にありました [ 設問 2(2)]( 末尾のそろっていない小数の加法の計算をすることができる ) 蹉跎小.9%

刊行に寄せて 青森県教育委員会では 小 中 高等学校 1 2 年間を見通した 縦の連携 を基軸とした学校教育を推進し 児童生徒の学力向上について取り組むべき方策を検討することを目的に 学力向上庁内戦略会議 を設置し 算数 数学 理科 英語の 3 教科について 児童生徒の学力向上に関する専門的な事項に

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

HP用【通常版:しばりなし】H27調査結果概要

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

< 中学校 A B 問題 > ( 単位 %) 教科富士見市埼玉県全国 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B < 中学校国語 A> ( 単位 %) 話すこと 聞くこと

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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問題解決的な学習スタイルを充実させるために 3 つのステップを積み上げましょう 課 題 板書を充実させる道具を用意している ( マグ ネット名札 学習の流れカード ) 黒板に日付を書き 単元の流れ 本時の流れを 掲示している ノートに日付 単元の流れ 本時の流れを書かせている 前時の振り返りをノートや掲示物を使って 子どもの言葉で行っている 子どもの問いをもとに 課題を作っている 個々の問いを全体で共有し 課題を作らせている 設 課題を行動目標で書いている (~ できる ~ 言える ) 定 課題解決のため の活動 板書した課題を色の線で囲み ノートにも課題 を書かせ 色の線で囲ませている 課題を書いたら 子どもに課題を複数回声に出 して読ませている 机間指導の際に 赤ペンをもって丸を付けるな どしながら 個別指導をしている 自力解決ができない子どもへの支援を考え 行 っている ( ヒントカード 解決につながる情 報を写す等 ) 自力解決では 考える時間を十分に与えてい る 友達の意見を聞く際の 聞き方を伝えている ( 発言者を見る うなずく 拍手 メモをとる 等 ) 発表の際の話し方を伝えている ( はじめに 同じところは なぜなら等 ) 発言した子どもの名札を黒板に掲示するなど 名札を効果的に使っている 自力解決時の目標と方法を伝えている ( 図 式 言葉等で表す 文にならなくてもよい 大事だと思うことに線を引くなど ) 机間指導の際に 指名する子どもを考えながら 誉めたりアドバイスしたりしている 集団解決時の目標を伝えている ( たくさんの意見を出させる 答えを一つにまとめる等 ) ペア学習での目的やルールを伝えている ( 誉めてアドバイスをする メモをとる等 ) 友達と伝え合う際に 聞く視点をもたせている ( 類似点 相違点 共通点等 ) 友達と伝え会う際に 話し方の視点をもたせている ( 結論を先に 順序 簡潔等 ) 意見を言う際に 立場を添えて挙手させている ( 似ています 付け足します 比べて言います等 ) 全体での共有の際 発表する場所を助言している ( みんなが見える場所で 相手を見て等 ) 自力解決では 根拠を基に説明を書かせている ( 図 式 言葉等 ) 意見を言う際に 前の発表者の名前を言い 類似点 相違点 共通点等を明らかにしながら発表させている さん ( 班 ) の意見と似ていて 等 発表時に使うべき言葉を考えさせている ( はじめに 同じところは なぜなら等 ) 子どもの発表時には 名札を貼って 意見を板書し 集約している 全体での共有の際 発表する場所を考えさせている ( みんなが見える場所で 相手を見て等 ) 全体での共有の際 課題に迫れない時などに 適切な介入をしている 効果的な集団解決の方法を考え 行っている ( 司会者方式 ノート交換会等 ) 学習形態に応じて 机の位置を工夫している ( コの字型等 ) まとめ 振り返り まとめを自分の言葉でノートに書かせている 板書に 子どもの言葉を使ってまとめを書き 色の線で囲んでいる 振り返りは わかったこと がんばったこと を視点として書かせている まとめは 数人の子どもに発表させ よいと思った友達の意見もノートに書かせている 振り返りは 友達から学んだことを視点に加えて書かせている まとめは 数人の子どもに発表させたあと さらにそのまとめを子どもにさせている 振り返ったことを 子どもに発表させ 発表者や全体を誉めている できるところから 一歩ずつ始めてみませんか

確かな学力向上に向けて 高崎市教育センター 全国学力 学習状況調査の結果が提供され約 1 ヶ月が経過しました 各校では 調査結果の分析を基に課題を把握して 学力向上の取組を推進していただいています 高崎市教育センターでは 全国学力 学習状況調査の結果を 全国各地の学力向上に向けた取組やこれまでの高崎市学力調査から見えた課題等と総合的に検討しました そこで 明らかになった参考となる取組を紹介します 全国各地の学力向上への取組例 授業改善のポイント の活用 ( 資料 No1 ) 平成 2 6 年度全国学力 学習状況調査結果から見えた課題の改善に向けて 授業改善のポイント が参考になります 参考例 小学校算数 図を観察して数量の関係を理解したり 数量の関係を表現している図を解釈したりすることに課題がある 関連する設問 A 2 (2 ) 高崎市正答率 5 4. 6 % 設問 B 5 (2 ) 高崎市正答率 4 7. 9 % 授業展開について全校で共通理解を図り 各教科で取り組む 学習ルールについて 全校で共通理解を図り 学習への心構えや道具等の準備について全校で一貫した指導を行う 正しい姿勢の指導をする 家庭と連携した基本的な生活習慣 学習習慣の充実を図る 自主学習ノートのノート展を開き 保護者にも見てもらう機会を設け 家庭と連携して学力向上に取り組む 週末の宿題に子どもたちが楽しく取り組める問題や発展的な問題を出し 学習意欲の向上を図る 全職員による学力向上対策研修会を定期的に開催し 学力の分析や今後の取組について統一した指導体制を図る 回答用紙をコピーし 全校で採点し 結果の提供前に課題を検討する 各取組の共通点は 全校体制による継続的な取組 です 高崎市教育センターでは 問題解決的な授業展開について 学習過程スタンダード ( 別紙資料 ) を提案します ぜひ ご活用ください 授業改善のポイント の活用資料 No1 高崎市学力調査から明らかにされた課題と全国学力 学習状況調査から見える課題は 関係が見られます 授業改善のポイントは 高崎市学力調査結果の分析を基に作成されたものです 今後の授業改善にも大変参考になります ぜひ活用してください 改善のポイントは C 4 t h 書庫にもあります 教育センター 高崎市学力調査報告書 高崎市学力調査改善のポイント 積極的な全国学力 学習状況調査の活用 資料 No2 全国学力 学習状況調査の問題を積極的に活用している例を紹介します 調査問題を教材の一部として活用する 実生活の事象との関連を図る授業のために調査問題を活用する 朝学習や放課後学習 宿題の一部として繰り返し活用する 平成 2 7 年度全国学力 学習状況調査に向けて 国語 算数 数学に加え理科を実施します 理科は 3 年に一度実施します また 過去に見られた課題について 改善の状況を確認します 前回 ( 平成 2 4 年度全国学力 学習状況調査結果 ) から見えた課題 小学校 並列つなぎ 方位磁針を使い, 太陽の方位を調べること 顕微鏡の一連の操作の中で, 特にピントを合わせること 中学校 浮力 電力量 質量パーセント濃度の量的な関係の意味の理解 花のつくりを表す模式図や液体のようすを表す粒子のモデルを用いて考察すること ( 平成 2 5 年度授業改善のポイント算数 5 年 P 4 1 )

参考例 中学校数学 図形の性質を証明することについて 着目すべき図形を指摘することは 良好であるが 方針を立て 証明を書くことに課題がある 関連する設問 B 4 (1 ) 高崎市正答率 3 6. 2 % 積極的な全国学力 学習状況調査の活用 ( 資料 No2 ) 活用例 1 調査問題を教材の一部として活用する 参考例 小学校国語 調査問題のすいせん文をモデルとして活用する 調査問題を教材の一部として活用しましょう 調査問題のすいせん文を具体的なモデルとして示すことにより 子どもたちに どのように書くことを求めるかを明確にした授業への改善に役立ちます 正答例も活用できます記述式の問題の正答例を説明のモデルとして活用 H 2 6 中学校数学 B 2 ( 3 ) 正答例 H 2 5 小学校国語 B 3 調査問題 活用例 2 実生活の事象との関連を図る授業ために調査問題を活用する 学校質問紙から見えた課題 質問内容 調査対象学年の児童 生徒に対する算数 数学の指導として, 前年度までに, 実生活における事象との関連を図った授業を行いましたか 回答状況 よく行った と回答した割合高崎市小学校 6. 9 % ( 全国 9. 2 % ) 高崎市中学校 4. 0 % ( 全国 7. 8 % ) ( 平成 2 4 年度授業改善のポイント数学 2 年 P 4 8 ) 改善のポイントは C 4 t h 書庫にもあります 教育センター 高崎市学力調査報告書 高崎市学力調査改善のポイント 活用例 小学校 H 2 6 小学校算数 B 4 ( リズム練習の問題 )

実生活の事象と関連させた調査問題を積極的に授業に取り入れ 事象の観察と論理的な考察の指導の充実を図りましょう 活用例 3 調査問題を授業以外の場面で活用する 朝学習や放課後学習で問題を活用する 宿題の一部として繰り返し活用する ポイントは 学校全体で活用の目的を共有することです過去の調査問題を積極的に活用し 成果をあげるために大切なことは 学校全体で活用の目的を明確にして取り組むことです 例 無解答が多いという課題を改善する 複数の条件を満たし 根拠を明確にして説明する力や書く力を伸ばす 資料や図 式を解釈して 学習用語を正しく用いて考えを書く力を伸ばす 活用例 4 採点をとおして 具体的な授業改善策を共有化する 全国各地の学力向上の取組から 年間を見通した計画を紹介します 特長は 8 月の調査結果の提供を待たずに 年度の早い段階で課題を把握し 具体的な取組を進めている点です 具体的には 4 月の調査実施後 回答用紙をコピーしておき 全校で採点し 課題を検討することです この取組のメリットとして次のことが考えられます 採点をとおして 児童 生徒の状況やつまずきの様子を実感し 課題を把握できる 課題を基に検討した目指す授業のイメージを年度の早い時期に 全校で共有できる この取組を参考に 全国学力 学習状況調査と高崎市学力調査をふまえて 学力向上の年間の計画例を作成しました ( 小学校 ) ( 中学校 ) 学力向上の取組に 高崎市教育センター出前講座をご利用ください 学力調査の結果を基に 学校の実態をふまえた研修を提供します