子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

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第2節 茨木市の現況

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

女性の活躍推進の意義と課題 意 義 課題 少子高齢化で生産年齢人口が減少 労働力人口の増加 海外を含む企業間競争の中で 性別に関わらず優秀な人材の確保が必要 埋もれている優秀な人材の確保 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

PowerPoint プレゼンテーション

内閣府令本文

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第2節 茨木市の現況

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平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

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改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

13 第2章 基本目標Ⅲ

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

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資料9

(2) 継続勤務年数の割合平成 25 年度平成 26 年度 ( 単位 : %) 区分職員数勤務継続年数職員数勤務継続年数離職率 年月 年月 離職率 男 全職員 女

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報告事項 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) の策定について 教育庁総務課 義務教育課 高校教育課 特別支援教育課 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条第 1 項の規

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整整合合 本計画は 第三次宜野湾市総合計画 ( 案 ) に則するものとして位置づけられます また 第 2 次宜野湾市男女共同参画計画 や他の関連する計画との整合性をもったものとして定めています 一方 本計画には母子の健康確保を盛り込むことが定められていることから 宜野湾市母子保健計画 は本計画に包含


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4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

敦賀市次世代育成支援対策行動計画(特定事業主行動計画)改訂にあたって

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

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アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

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( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

今後の雇用均等行政について

Ⅰ 職員の勤務環境に関すること ( 次世代育成支援関係 ) 1 妊娠中及び出産後における配慮妊娠中及び出産後の女性職員については 産前産後休暇をはじめ母性保護の観点から各種支援制度が設けられており それらの制度を正しく理解し活用することが求められる (1) 母性保護及び母性健康管理の観点から設けられ

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

●アレルギー疾患対策基本法案

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

別添

平成26年版少子化社会対策白書

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平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

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生涯現役促進地域連携事業に係る企画書の評価等について 1 評価委員会の設置等 (1) 厚生労働省職業安定局雇用開発部高齢者雇用対策課 ( 以下 事務局 という ) に生涯現役促進地域連携事業の企画書評価のため 生涯現役促進地域連携事業企画書等評価委員会 ( 以下 評価委員会 という ) を設置する

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3 社会全体が支える力 を大きくするために Ⅲ-3-1 結婚 妊娠 出産 育児の切れ目のない支援の推進 施策体系 123

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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保育所に入所できないことを事由とする育児休業手当金の延長要件の見直し(地方公務員の「パパ・ママ育休プラス」の場合)(あっせん)

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

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新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

【資料3】「児童福祉法等の一部を改正する法律」の概要(7.22現在)

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

平成 30 年 3 月 15 日 社会福祉法人淑徳会 理事長伏屋淑子 社会福祉法人淑徳会 行動計画 策定 社会福祉法人淑徳会 法人プロフィール 設立 : 昭和 52 年 10 月所在地 : 茨城県那珂郡東海村村松 事業内容 : 介護老人福祉施設 特別養護老人ホーム常陸東海園 : 通所介

11月は『職業能力開発促進月間


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いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

新旧対照表

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小川町女性職員活躍推進行動計画 平成 28 年 3 月 31 日小川町長小川町議会議長小川町教育委員会小川町選挙管理委員会小川町農業委員会 小川町における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画 ( 以下 本計画 という ) は 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公

目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

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Transcription:

資料 3 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について 厚生労働省 1 次世代育成支援対策推進法 ( 平成 15 年法律第 120 号 以下 次世代法 という ) は 平成 17 年度から平成 26 年度までの 10 年間に集中的かつ計画的に対策を実施するための時限法として制定され 同法に基づき関係者が対策に取り組んできたところである 2 次世代法については 子ども 子育て支援法 ( 平成 24 年法律第 65 号 ) 附則第 2 条において 政府は 平成 27 年度以降の次世代育成支援対策推進法の延長について検討を加え 必要があると認めるときは その結果に基づいて必要な措置を講ずる 旨規定され 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) 少子化危機突破のための緊急対策( 平成 25 年 6 月 7 日少子化社会対策会議決定 ) 等でも延長等が求められているところであり 今後 関係省庁で同法の延長等の検討を行うこととする 3 具体的な検討については 次のように行うこととする 1 地域行動計画関連部分 : 関係省庁において検討 子ども 子育て関連三法で市町村子ども 子育て支援事業計画等の策定が義務づけられたことに伴い 次世代法に基づく市町村行動計画等の策定義務を任意化した経緯などを前提として検討 2 一般事業主行動計画関連部分 : 労働政策審議会において検討 3 特定事業主行動計画関連部分 : 関係省庁において検討 2の検討状況を踏まえつつ検討 4 1~3の検討結果について 子ども 子育て会議に報告 1

次世代育成支援対策推進法の延長等の検討の背景 子ども 子育て支援法 ( 平成 24 年法律 65 号 ) 附則 ( 検討 ) 第二条 ( 略 ) 2 政府は 平成 27 年度以降の次世代育成支援対策推進法の延長について検討を加え 必要があると認めるときは その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする 社会保障制度改革推進法第 4 条の規定に基づく 法制上の措置 の骨子について ( 平成 25 年 8 月 21 日閣議決定 ) 1. 少子化対策 (2) 平成 27 年度以降の次世代育成支援対策推進法 ( 平成 15 年法律第 120 号 ) の延長について検討を加え その結果に基づいて必要な措置を講ずる 社会保障制度改革国民会議報告書 ~ 確かな社会保障を将来世代に伝えるための道筋 ~( 平成 25 年 8 月 6 日社会保障制度改革国民会議 )( 抜粋 ) (4) ワーク ライフ バランスワーク ライフ バランスの促進は すべての世代の生き方と社会保障制度全体に大きく影響するものである これまで 次世代育成支援対策推進法や 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) 憲章 などを踏まえた取組を推進してきたが 企業の子育て支援に向けた行動変容を促すためにも 企業における仕事と子育ての両立支援について より一層の取組の推進が必要である 特に中小企業 非正規については 育児休業の取得が難しい状況にある これら中小企業 非正規を含め 育児休業の取得促進など様々な取組を通じて 男女ともに仕事と子育ての両立支援を進めていくことが必要である このため 2014( 平成 26) 年度までの時限立法であり 企業における仕事と子育ての両立支援を推進するための強力なツールの 1 つである次世代育成支援対策推進法について 今後の 10 年間を更なる取組期間として位置づけ その延長 見直しを積極的に検討すべきである なお 育児休業取得に関しては 中小企業 非正規に加え 取得率の低い男性の取得促進に注力すべきであり 企業の社会的責任も大きい 育児休業を取得しやすくするために 育児休業期間中の経済的支援を強化することも含めた検討を進めるべきである 2

日本再興戦略 -Japan is BACK- ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 )( 抜粋 ) 4 女性の活躍推進出産 子育て等による離職を減少させるとともに 指導的地位に占める女性の割合の増加を図り 女性の中に眠る高い能力を十分に開花させ 活躍できるようにすることは 成長戦略の中核である 若者 女性活躍推進フォーラム の提言を踏まえつつ 女性が活躍できる環境整備を推進する こうした取組により M 字カーブ問題 の解消に向け 2020 年の就業率を 25 歳から 44 歳の女性については 73%(2012 年の水準から約 5 ポイント向上 ) とすることを目指す 女性のライフステージに対応した活躍支援 子どもが 3 歳になるまでは 希望する男女が育児休業や短時間勤務を選択しやすいよう 職場環境の整備を働きかけるとともに 育児休業中や復職後の能力アップに取り組む企業への助成制度を創設する 育休復帰支援プラン ( 仮称 ) の策定支援等を行うほか 来年度末で期限切れとなる次世代育成支援対策推進法の延長 強化を検討する また 特に仕事と子育て等の両立が困難な女性研究者等を支援するほか イクメン の普及等 男性の家事 育児等への参画を促進する 成長戦略の当面の実行方針 ( 平成 25 年 10 月 1 日日本経済再生本部決定 ) ( 抜粋 ) 3. 雇用制度改革 人材力強化 少子化対策 男女が共に仕事と子育て等を両立できる環境の整備 必要な財源を確保しつつ 待機児童解消加速化プラン による取組の加速的実行を図るとともに 育児休業中の経済的支援の強化や次世代育成支援対策推進法の延長について労働政策審議会等で検討を行い 次期通常国会への雇用保険法改正案及び次世代育成支援対策推進法改正案の提出を目指す 少子化危機突破のための緊急対策 ( 平成 25 年 6 月 7 日少子化社会対策会議決定 )( 抜粋 ) (2) 次世代育成支援対策推進法 の延長 強化の検討 平成 26 年度で期限切れとなる 次世代育成支援対策推進法 について 官民あげて 少子化危機突破 に向けた取組を推進する観点からも その延長 強化を検討する 3

若者 女性活躍推進フォーラム提言 ( 平成 25 年 5 月 19 日若者 女性活躍推進フォーラム )( 抜粋 ) (2) 妊娠 出産 子育て期における継続就業に向けた支援 働きたい女性が 仕事と子育てとの二者択一を迫られることなく働き続けることが可能となれば M 字カーブ問題 の解消につながるだけではなく 仕事に必要となる知識やスキルの向上 キャリアの形成を図ることが可能となる 女性が妊娠 出産 子育てをきっかけに勤務先をやめる主な理由には 職場の両立支援制度の不十分さとともに 子どもの預け先や家族の協力が得られないことが挙げられている 以上から 職場において 育児休業制度や短時間勤務制度などにより多様な働き方を支え 就業継続をしやすくする環境を整えていくことが必要であり 併せて 育児休業後のキャリア形成の観点から 休業中や復職後の職業能力の維持や向上を図り 円滑な職場復帰を支援することも重要である その際には 両立支援の取組を行うことに課題が多い中小企業への配慮や特に両立が困難な女性研究者等への支援が重要である 加えて 現実に女性が多く担っている家事 育児等への男性の参画を促進することも必要である ア職場における仕事と子育ての両立に向けた環境整備 4 平成 26 年度で期限切れとなる次世代育成支援対策推進法の延長 強化を検討する 今後の我が国の成長を支える若者 女性 高齢者の就業の在り方に関する提言 ( 平成 25 年 4 月 19 日自由民主党雇用問題調査会 )( 抜粋 ) Ⅱ 女性が働き続けることができ 能力発揮できる社会の実現 1 女性の活躍促進と仕事と子育て等の両立支援仕事と子育て等の二者択一を余儀なくされることなく 女性が継続して活躍し続けることのできる環境を整備する (2) 女性の活躍促進と仕事と子育て等の両立に向けた環境整備 1 平成 26 年度で期限切れとなる次世代育成支援対策推進法の延長 強化を検討し 企業の仕事と子育ての両立のための環境整備を計画的に推進する 一人ひとりを大切にする社会の実現に向けて ( 提言 ) ( 平成 25 年 4 月 22 日公明党厚生労働部会労働政策委員会 )( 抜粋 ) 3 希望に応じた多様で柔軟な働き方の環境整備あらゆる人々が持てる力を発揮し いきいきと働くことができるよう 安心して生活できる多元的な働き方の普及 拡大を図るとともに 子どもや要介護者を抱える世代の負担を減らし 男女ともに ライフステージに沿った 希望に応じた多様で柔軟な働き方を実現するための環境整備を進める必要がある (2) 女性の社会進出支援 ( 中略 ) また 子ども 子育て支援法附則に基づき平成 27 年度以降の次世代育成対策推進法の延長等について検討をするほか 子どもの看護休暇制度について周知徹底を図り 看護休暇を取得しやすい職場作りを推進する必要がある また 男性が家事 育児に参加できるよう 男性の育児休暇取得などを促進していく必要がある 4

次世代育成支援対策推進法の概要 ( 平成 17 年 4 月から 10 年間の時限立法 ) 地方公共団体及び事業主に対し 次世代育成支援のための行動計画の策定を義務づけ 10 年間の集中的 計画的な取組を推進 行動計画策定指針 国において地方公共団体及び事業主が行動計画を策定する際の指針を策定 国は 市町村行動計画において 保育の実施の事業 放課後児童健全育成事業等に関する事項 ( 量 ) を定めるに際して参考とすべき標準 ( 参酌標準 ) を定める 5 地方公共団体行動計画の策定 1 市町村行動計画 2 都道府県行動計画 地域住民の意見の反映 労使の参画 計画の内容 実施状況の公表 定期的な評価 見直し等 事業主行動計画の策定 公表 周知 1 一般事業主行動計画 ( 企業等 ) 大企業 (301 人以上 ): 義務中小企業 (101 人以上 ): 義務 (23 年 4 月 ~) 中小企業 (100 人以下 ): 努力義務一定の基準を満たした企業を認定 ( くるみんマーク ) 2 特定事業主行動計画 ( 国 地方公共団体等 ) 施策 取組への協力等 次世代育成支援対策地域協議会 都道府県 市町村 事業主 労働者 社会福祉 教育関係者等が組織 策定支援等 次世代育成支援対策推進センター 事業主団体等による情報提供 相談等の実施

子ども 子育て関連三法での次世代育成支援対策推進法 ( 平成 15 年法律 120 号 ) の主な改正内容 改正前 第七条 4 主務大臣は 行動計画策定指針を定め 又はこれを変更しようとするときは あらかじめ 次条第一項の市町村行動計画及び第九条第一項の都道府県行動計画に係る部分について 総務大臣に協議しなければならない 改正後 第七条 4 主務大臣は 行動計画策定指針を定め 又はこれを変更しようとするときは あらかじめ 子ども 子育て支援法 ( 平成二十四年法律第六十五号 ) 第七十二条に規定する子ども 子育て会議の意見を聴き かつ 内閣総理大臣に協議するとともに 次条第一項の市町村行動計画及び第九条第一項の都道府県行動計画に係る部分について総務大臣に協議しなければならない 6 第八条市町村は 行動計画策定指針に即して 五年ごとに 当該市町村の事務及び事業に関し 五年を一期として 地域における子育ての支援 母性並びに乳児及び乳児の健康の確保及び増進 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備 子どもを育成する家庭に適した良質な住宅及び良好な居住環境の確保 職業生活と家庭生活との両立の推進その他の次世代育成支援対策の実施に関する計画 ( 以下 市町村行動計画 という ) を策定するものとする 第八条市町村は 行動計画策定指針に即して 五年ごとに 当該市町村の事務及び事業に関し 五年を一期として 地域における子育ての支援 母性並びに乳児及び乳児の健康の確保及び増進 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備 子どもを育成する家庭に適した良質な住宅及び良好な居住環境の確保 職業生活と家庭生活との両立の推進その他の次世代育成支援対策の実施に関する計画 ( 以下 市町村行動計画 という ) を策定することができる 第九条都道府県は 行動計画策定指針に即して 五年ごとに 当該都道府県の事務及び事業に関し 五年を一期として 地域における子育ての支援 保護を要する子どもの養育環境の整備 母性並びに乳児及び乳児の健康の確保及び増進 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備 子どもを育成する家庭に適した良質な住宅及び良好な居住環境の確保 職業生活と家庭生活との両立の推進その他の次世代育成支援対策の実施に関する計画 ( 以下 都道府県行動計画 という ) を策定するものとする 第九条都道府県は 行動計画策定指針に即して 五年ごとに 当該都道府県の事務及び事業に関し 五年を一期として 地域における子育ての支援 保護を要する子どもの養育環境の整備 母性並びに乳児及び乳児の健康の確保及び増進 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備 子どもを育成する家庭に適した良質な住宅及び良好な居住環境の確保 職業生活と家庭生活との両立の推進その他の次世代育成支援対策の実施に関する計画 ( 以下 都道府県行動計画 という ) を策定することができる