22. 介護療養型医療施設 改定事項 1 介護療養型医療施設の基本報酬 2 排泄に介護を要する利用者への支援に対する評価の創設 3 口腔衛生管理の充実 4 栄養マネジメント加算の要件緩和 5 栄養改善の取組の推進 6 身体的拘束等の適正化 7 介護療養型医療施設における診断分類 (DPC) コードの

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改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

12. 短期入所生活介護 107

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

11. 通所リハビリテーション 改定事項 基本報酬 1 医師の指示の明確化等 2リハビリテーション会議への参加方法の見直し等 3リハビリテーション計画書等のデータ提出等に対する評価 4 介護予防通所リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメント加算の創設 5 社会参加支援加算の要件の明確化

6. 訪問リハビリテーション 44

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

平成30年度介護報酬改定

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スライド 1

点検項目 605 認知症対応型共同生活介護費 点検事項 点検結果 夜勤減算介護従業者の数が共同生活住居ごとに1 以上 満たさない身体的拘束等を行う場合 態様 時間 心身の状況 緊急や身体拘束廃止未実施減算 未実施むを得ない理由を記録 夜間支援体制加算 (Ⅰ) 夜間支援体制加算 (Ⅱ) 身体的拘束等の

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

12★特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準について

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平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

< F2D89FC82DF82E993FC8D6594C C192E C394EF816A>

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

地域密着型特定施設入居者生活介護費 過去 3 年の間に請求した介護給付費について 点検結果にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 点検項目 点検事項満たす満たさない 1. 身体拘束廃止未実施減算 (1) 身体拘束等を行う場合の記録を行っていない場合に 入所者全員について所定単位数から

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

介護老人保健施設 契約書

09★指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準について

要支援 介護保険負担額 (1 割月額 ) 介護保険負担額 (2 割月額 ) 要支援 1 1,843 円 要支援 1 3,686 円 要支援 2 3,779 円 要支援 2 7,557 円 サービス加算について (2 割負担の方は約 2 倍の料金となります ) 項目金額単位適用 内容 運動機能向上加算

○○○の課題と検討

同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 7.8~9 時間未満の前後に連続して延長サービスを行った場合の加算 8 時間以上 9 時間未満のサービス提供の前後に連続して延長サービスを実施しているこ と 9 時間以上 10 時間未満 :50 単

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

介護度 1 か月 (30 日 ) あたりの施設利用料グループホームかじかの里平成 28 年 5 月 1 日現在 負担割合 介護サービス利用料加算料金居室料食費光熱水費合計 要介護 1 1 割 2 割 22,770 45,540 2,475 4,949 37,500 30,000 11,

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

<82E682AD82A082E98E E968D EE8CEC816A2E786C73>

1. 施設入所 (2 ) ( 平成 30 年 8 月 1 日改定 ) (1) 基本料金 (1 日あたり ) 外 施設利用料基本型個室 1,396 円 1,486 円 1,608 円 1,712 円 1,814 円 ( 注 1) 多床室 1,542 円 1,638 円 1,760 円 1,862 円

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

加算・減算一覧【HPアップ用】(修正あり)

特別養護老人ホーム瑞光の里金表 ( 従来型個室 ) ( 平成 30 年 4 月 1 日現在 ) + 口腔衛生管理加算 介護職員処遇改善加算 + 所定単位数 介護度 ,867 21,516 介護度 ,975 23, 介護度

<4D F736F F D C605F937393B9957B8CA781418E7392AC91BA81418AD68C CC816A C95DB8C9289DB2E646F63>

01 表紙 老人保健課

点検項目夜勤減算 ( 短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ( ユニット型短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ( 上記以外 ) 夜勤減算 ユニット型 ( 短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ユニット型 ( 上記以外 ) 点検事項短期入所生活介護の利用者数

平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

体制届添付書類一覧表 ( 居宅サービス 居宅介護支援 施設サービス ) H 届出項目添付書類備考 訪問介護 訪問型サービス 1 施設等の区分 2 サービス提供責任者体制の減算 3 特定事業所加算 4 共生型サービスの提供 ( 居宅介護 重度訪問介護 ) 5 特別地域加算添付書類なし 6

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護加算届出書類一覧表 各月の 15 日までに届け出れば その翌月から算定できます 勤務形態一覧表 ( 別紙 B) については 届出月の直近 1 ケ月分を提出してください 加算名必要な提出書類 変更届施設等の区分 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 体制等

揖斐川町デイサービスセンター運営規程

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

「指定居宅サービス」重要事項説明書

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

Microsoft Word - 【資料4-3】0316_PM_ショート

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

入所利用料 NO.2 単価新 老人訪問看護指示加算 300 円 / 回 訪問看護ステーションに対し医師が訪問看護指示書を交付した場合 緊急時治療管理 認知症情報提供加算 511 円 / 日緊急的な治療管理を行なった場合 (3 日限度 ) 350 円 / 回認知症疾患医療センター等に紹介した場合 地域

正誤表

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

報酬改定(就労系サービス)

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 法人 ( 開設者 ) 名事業所名事業所番号 提供サービス 施設等の区分 人員配置区分 その他該当する体制等 割引 各サービス共通 地域区分 1 1 級地 6 2 級地 7 3 級地 2 4 級

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Taro-指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準

Microsoft Word - 27kasan-4.doc

06 資料3 介護療養型医療施設、介護医療院の報酬・基準について

通所リハ生活行為向上リハ加算 1 2,000 1 月につき 通所リハ生活行為向上リハ加算 2 1,000 1 月につき 通所リハ若年性認知症受入加算 60 1 日につき 通所リハ栄養改善加算 150 月 2 回限度 通所

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

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通所リハ生活行為向上リハ加算 1 2,000 1 月につき 通所リハ生活行為向上リハ加算 2 1,000 1 月につき 通所リハ若年性認知症受入加算 60 1 日につき 通所リハ栄養改善加算 150 月 2 回限度 通所

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スライド 1

11★健康保険法等の一部を改正する法律附則第130条の2第1項の規定によりなおその効力を有するものとされた指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準について

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

(Microsoft Word - \222\312\217\212\203\212\203n\217W\222c\216w\223\ doc)

Microsoft Word 栄マネ加算.doc

加算・減算一覧【HPアップ用】

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

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表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

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本来目指すべき療養病棟の転換の方向性 ( イメージ ) 一般病床 医療療養病床 (5:) 介護療養病床 H9 年度末で廃止 (6 年間の経過期間 ) 地域医療構想の推進と療養病床の再編 現行の介護療養病床は平成 9 年度末で廃止 ( 経過措置あり ) となり 新たな類型として介護医療院が設置され こ

介護職員処遇改善加算に関する Q&A 平成 27 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.2)( 平成 27 年 4 月 30 日 ) Vol.471 抜粋 ( 平成 27 年 4 月 30 日厚生労働省老健局高齢者支援課 振興課 老人保健課 ) 介護職員処遇改善加算 趣旨 仕組みについて問 36

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメ

< CC90A793998FF38BB588EA E9197BF A2E786C73>

短期入所利用料金表 利用料金とは 下記表に該当する料金 + 別紙 2( 加算 その他の費用 ) の合計金額です 短期入所 3 階 4 人部屋 第 4 段階 要支援 1 要支援 2 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 < 保険適用 > 基本単価

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類か所数主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス > 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所生活介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸

< F2D817993FC8D B8C817A96E98BCE947A92758AEE8F80>

Microsoft Word - ① 鏡.docx

<89EE8CEC B EE8CEC97C3977B8C5E88E397C38E7B90DD816A2E786C73>

14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 15 通所介護 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 4 通常規模型事業所 6 大規模型事業所 (Ⅰ) 7 大規模型事業所 (Ⅱ) 特別地域加算 中山間地域等における小規模事業所加算 ( 地域に関する状況 ) 中山間地域等にお

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

保監第   号 

7.居宅療養管理指導

Transcription:

22. 介護療養型医療施設 238

22. 介護療養型医療施設 改定事項 1 介護療養型医療施設の基本報酬 2 排泄に介護を要する利用者への支援に対する評価の創設 3 口腔衛生管理の充実 4 栄養マネジメント加算の要件緩和 5 栄養改善の取組の推進 6 身体的拘束等の適正化 7 介護療養型医療施設における診断分類 (DPC) コードの記載 8 介護医療院へ転換する場合の特例 9 医療機関併設型の特定施設へ転換する場合の特例 10 療養食加算の見直し 11 介護職員処遇改善加算の見直し 12 居室とケア 239

22. 介護療養型医療施設 1 介護療養型医療施設の基本報酬 介護療養型老人保健施設では 一定の医療処置の頻度等を基本報酬の要件としていることを踏まえ この要件を介護療養型医療施設の基本報酬の要件とし メリハリをつけた評価とする なお 施設の定員規模が小さい場合には処置を受けている者の割合の変動が大きく評価が困難であること等から 有床診療所等については配慮を行うこととする 基本報酬 ( 療養型介護療養施設サービス費 )( 多床室 看護 6:1 介護 4:1の場合 ) ( 単位 / 日 ) < 現行 > < 改定後 > 療養機能強化型 A 療養機能強化型 B その他 要介護 1 778 766 745 要介護 2 886 873 848 要介護 3 1,119 1,102 1,071 要介護 4 1,218 1,199 1,166 要介護 5 1,307 1,287 1,251 変更なし < 現行 > 設定なし < 改定後 > 一定の要件を満たす入院患者の数が基準に満たない場合の減算 ( 新設 ) 所定単位の 100 分の 95 加えて 当該減算の適用となった場合 一部の加算 のみ算定可とする 若年性認知症患者受入加算 外泊時費用 試行的退院サービス費 他科受診時費用 初期加算 栄養マネジメント加算 療養食加算 認知症専門ケア加算 認知症行動 心理症状緊急対応加算 サービス提供体制強化加算 介護職員処遇改善加算 基本報酬にかかる医療処置又は重度者要件 ( 療養型介護療養施設サービス費の場合 ) < 現行 > 設定なし < 改定後 > 算定日が属する前 3 月において 下記のいずれかを満たすこと 喀痰吸引若しくは経管栄養が実施された者の占める割合が 15% 以上 著しい精神症状 周辺症状若しくは重篤な身体疾患が見られ専門医療を必要とする認知症高齢者の占める割合が 20% 以上 240

22. 介護療養型医療施設 2 排泄に介護を要する利用者への支援に対する評価の新設 排泄障害等のため 排泄に介護を要する特別養護老人ホーム等の入所者に対し 多職種が協働して支援計画を作成し その計画に基づき支援した場合の新たな評価を設ける < 現行 > < 改定後 > なし 排せつ支援加算 100 単位 / 月 ( 新設 ) 排泄に介護を要する利用者 ( 1) のうち 身体機能の向上や環境の調整等によって排泄にかかる要介護状態を軽減できる ( 2) と医師 または適宜医師と連携した看護師 ( 3) が判断し 利用者もそれを希望する場合 多職種が排泄にかかる各種ガイドライン等を参考として 排泄に介護を要する原因等についての分析 分析結果を踏まえた支援計画の作成及びそれに基づく支援を実施することについて 一定期間 高い評価を行う ( 1) 要介護認定調査の 排尿 または 排便 が 一部介助 または 全介助 である場合等 ( 2) 要介護認定調査の 排尿 または 排便 の項目が 全介助 から 一部介助 以上に または 一部介助 から 見守り等 以上に改善することを目安とする ( 3) 看護師が判断する場合は 当該判断について事前又は事後の医師への報告を要することとし 利用者の背景疾患の状況を勘案する必要がある場合等は 事前の医師への相談を要することとする 241

22. 介護療養型医療施設 3 口腔衛生管理の充実 歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が 入所者に対して口腔ケアを行うことを評価した口腔衛生管理加算について 歯科衛生士が行う口腔ケアの対象者を拡大する観点から回数の緩和をするとともに 当該入所者に係る口腔ケアについて介護職員へ具体的な技術的助言及び指導を行うことで口腔衛生管理の充実を図るため 以下の見直しを行う ⅰ 歯科衛生士が行う口腔ケアの実施回数は 現行の月 4 回以上を月 2 回以上に見直す ⅱ 歯科衛生士が 当該入所者に係る口腔ケアについて介護職員へ具体的な技術的助言及び指導を行い 当該入所者の口腔に関する相談等に必要に応じ対応することを新たな要件に加える < 現行 > < 改定後 > 口腔衛生管理加算 110 単位 / 月 90 単位 / 月 口腔衛生管理体制加算が算定されている場合 歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が 入所者に対し 口腔ケアを月 2 回以上行った場合 歯科衛生士が 当該入所者に係る口腔ケアについて 介護職員に対し 具体的な技術的助言を及び指導を行った場合 歯科衛生士が 当該入所者に係る口腔に関し 介護職員からの相談等に必要に応じ対応した場合 242

22. 介護療養型医療施設 4 栄養マネジメント加算の要件緩和 栄養マネジメント加算の要件を緩和し 常勤の管理栄養士 1 名以上の配置に関する要件について 同一敷地内の他の介護保険施設 (1 施設に限る ) との兼務の場合にも算定を認めることとする 通知改正 < 現行 > < 改定後 > 栄養マネジメント加算 14 単位 / 日 変更なし 常勤の管理栄養士 1 名以上の配置に関する要件について 同一敷地内の介護保険施設 (1 施設に限る ) との栄養ケア マネジメントの兼務の場合にも算定を認めることとする 243

22. 介護療養型医療施設 5 栄養改善の取組の推進 低栄養リスクの高い入所者に対して 多職種が協働して低栄養状態を改善するための計画を作成し この計画に基づき 定期的に食事の観察を行い 当該入所者ごとの栄養状態 嗜好等を踏まえた栄養 食事調整等を行うなど 低栄養リスクの改善に関する新たな評価を創設する < 現行 > < 改定後 > なし 低栄養リスク改善加算 300 単位 / 月 ( 新設 ) 栄養マネジメント加算を算定している施設であること 経口移行加算 経口維持加算を算定していない入所者であること 低栄養リスクが 高 の入所者であること 新規入所時又は再入所時のみ算定可能とすること 月 1 回以上 多職種が共同して入所者の栄養管理をするための会議を行い 低栄養状態を改善するための特別な栄養管理の方法等を示した栄養ケア計画を作成すること ( 作成した栄養ケア計画は月 1 回以上見直すこと ) また当該計画については 特別な管理の対象となる入所者又はその家族に説明し その同意を得ること 作成した栄養ケア計画に基づき 管理栄養士等は対象となる入所者に対し食事の観察を週 5 回以上行い 当該入所者ごとの栄養状態 嗜好等を踏まえた食事 栄養調整等を行うこと 当該入所者又はその家族の求めに応じ 栄養管理の進捗の説明や栄養食事相談等を適宜行うこと 入所者又はその家族の同意を得られた日の属する月から起算して 6 か月以内の期間に限るものとし それを超えた場合においては 原則として算定しないこと 244

22. 介護療養型医療施設 6 身体的拘束等の適正化 身体拘束廃止未実施減算について 運営基準と減算幅を見直す < 現行 > < 改定後 > 身体拘束廃止未実施減算 5 単位 / 日減算 10%/ 日減算 身体的拘束等の適正化を図るため 以下の措置を講じなければならないこととする 身体的拘束等を行う場合には その態様及び時間 その際の入所者の心身の状況並びに緊急やむを得ない理由を記録すること 身体的拘束等の適正化のための対策を検討する委員会を 3 月に 1 回以上開催するとともに その結果について 介護職員その他従業者に周知徹底を図ること 身体的拘束等の適正化のための指針を整備すること 介護職員その他の従業者に対し 身体的拘束等の適正化のための研修を定期的に実施すること 245

22. 介護療養型医療施設 7 介護療養型医療施設における診断分類 (DPC) コードの記載 慢性期における医療ニーズに関する 要介護度や医療処置の頻度以外の医療に関する情報を幅広く収集する観点から 療養機能強化型以外の介護療養型医療施設についても その入所者の介護給付費明細書に医療資源を最も投入した傷病名を医科診断群分類 (DPC コード ) により記載することを求めることとする その際 一定の経過措置期間を設けることとする 通知改正 246

22. 介護療養型医療施設 8 介護医療院へ転換する場合の特例 ア基準の緩和等介護医療院に転換する場合について 療養室の床面積や廊下幅等の基準緩和等 転換するにあたり配慮が必要な事項については 基準の緩和等を行うこととする イ転換後の加算介護医療院への転換後 転換前後におけるサービスの変更内容を利用者及びその家族や地域住民等に丁寧に説明する等の取組みについて 最初に転換した時期を起算日として 1 年間に限り算定可能な加算を創設する ただし 当該加算については介護医療院の認知度が高まると考えられる平成 33 年 3 月末までの期限を設ける 基準 ( 例 ) 療養室の床面積 : 大規模改修するまでの間 床面積を 6.4 m2 / 人以上で可とする 廊下幅 ( 中廊下 ): 大規模改修するまでの間 廊下幅 ( 中廊下 ) を 1.2(1.6)m 以上 ( 内法 ) で可とする 直通階段 エレベーター設置基準 : 大規模改修するまでの間 屋内の直通階段を 2 以上で転換可能とする < 現行 > 設定なし < 改定後 > 移行定着支援加算 93 単位 / 日 ( 新設 ) 介護療養型医療施設 医療療養病床又は介護療養型老人保健施設から転換した介護医療院である場合 転換を行って介護医療院を開設した等の旨を地域の住民に周知するとともに 当該介護医療院の入所者やその家族等への説明に取り組んでいること 入所者及びその家族等と地域住民等との交流が可能となるよう 地域の行事や活動等に積極的に関与していること 247

22. 介護療養型医療施設 9 医療機関併設型の特定施設へ転換する場合の特例 介護予防特定施設入居者生活介護を含む 介護療養型医療施設又は医療療養病床から 特定施設入居者生活介護 地域密着型特定施設入居者生活介護 ( 有料老人ホーム等 ) と医療機関の併設型 に転換する場合について 以下の特例を設ける 省令改正 アサービスが適切に提供されると認められる場合に 生活相談員 機能訓練指導員 計画作成担当者の兼任を認める イサービスに支障がない場合に限り 浴室 便所 食堂 機能訓練室の兼用を認める 248

22. 介護療養型医療施設 10 療養食加算の見直し 療養食加算について 1 日単位で評価を行っている現行の取扱いを改め 1 日 3 食を限度とし 1 食を 1 回として 1 回単位の評価とする < 現行 > < 改定後 > 療養食加算 18 単位 / 日 6 単位 / 回 249

22. 介護療養型医療施設 11 介護職員処遇改善加算の見直し 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 要件の一部を満たさない事業者に対し 減算されたでの加算の取得を認める区分であることや 当該区分の取得率や報酬体系の簡素化の観点を踏まえ これを廃止することとする その際 一定の経過措置期間を設けることとする その間 介護サービス事業所に対してはその旨の周知を図るとともに より上位の区分の取得について積極的な働きかけを行うこととする 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 別に厚生労働大臣が定める期日 ( ) までの間に限り算定することとする 平成 30 年度予算案に盛り込まれた 介護職員処遇改善加算の取得促進支援事業 により 加算の新規の取得や より上位の区分の取得に向けて 事業所への専門的な相談員 ( 社会保険労務士など ) の派遣をし 個別の助言 指導等の支援を行うとともに 本事業の実施状況等を踏まえ 今後決定 ( 参考 ) 介護職員処遇改善加算の区分 ( 月額 2 万 7 千円相当 ) 算定要件加算 (Ⅰ) ( 月額 3 万 7 千円相当 ) 加算 (Ⅱ) ( 注 ) キャリアパス要件 Ⅰ 職位 職責 職務内容等に応じた任用要件と賃金体系を整備すること キャリアパス要件 Ⅱ 資質向上のための計画を策定して研修の実施又は研修の機会を確保すること キャリアパス要件 Ⅲ 経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること 職場環境等要件 賃金改善以外の処遇改善を実施すること 就業規則等の明確な書面での整備 全ての介護職員への周知を含む 加算 (Ⅲ) ( 月額 1 万 5 千円相当 ) 加算 (Ⅳ) ( 加算 (Ⅲ) 0.9) 加算 (Ⅴ) ( 加算 (Ⅲ) 0.8) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ 及び Ⅲ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 又は Ⅱ + 職場環境等要件を満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれかを満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれも満たさず 250

22. 介護療養型医療施設 12 居室とケア ユニット型準個室について 実態を踏まえ その名称を ユニット型個室的多床室 に変更する ユニット型個室ユニット型個室的多床室従来型個室多床室 居室ごとに窓が必要 個室 個室 個室 共同生活室 ( リビングスペース ) 個室 個室 個室個室個室個室 準個室準個室準個室準個室準個室準個室 準個室準個室共同生活室準個室準個室 個室個室個室個室 廊 下 個室個室個室個室 4 人部屋 4 人部屋 4 人部屋 廊 下 4 人部屋 4 人部屋 4 人部屋 家具等の可動の壁は不可 天井と壁の間に一定の隙間が生じても可 251