(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

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基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

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目 次 平成 29 年度島根県公立高校入試の改善方針について 1 Ⅰ 改善方針の概要 2 1 基本的な考え方 2 改善方針の内容 3 実施の時期 Ⅱ 選抜制度の具体的内容 3 1 選抜の機会 2 検査の時期 3 選抜資料 学力検査 3-2 個人調査報告書 3-3 面接 3-4 その他の資

意見書案第 18 号 国に私学助成の拡充を求める意見書 このことについて 綾瀬市議会会議規則第 14 条第 1 項の規定により 次のとおり 提出する 平成 30 年 12 月 17 日提出 提出者 綾瀬市議会議員 古 市 正 賛成者 同 内 山 恵 子 同 同 比留川 政 彦 同 同 橘 川 佳 彦

資料3-3.文部科学省における子供の貧困対策の総合的な推進

施設一体型小中一貫校 1 静岡県浜松市立引佐北部小中学校 中一ギャップの解消 や 学校の小規模化への対処 に加え 確かな学力 や 生きる力 の基盤となる社会性や道徳性を育むことを目的に 校種を超えた指導の連続性を重視した小中一貫教育を推進する小中一貫校として平成 24 年 4 月開校 ( 県内初 )

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沖縄県教育庁提出資料 1

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

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目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

平成 年 月 日

18 歳人口予測 ( 全体 : :217~228 年 ) 年 45,961 人 228 年 4,98 人 (5,863 人減少 ) は 12 年間で 5,863 人 12.8% 減少し 全国の減少率 9.6% を 3.2 ポイント上回る 223 年に 41,13 人まで減少した後 224

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ウ実施期日等平成 28 年 3 月 8 日 ( 火 ) 時限教科検査時間 1 国語 9:00~ 9:50 ( 50 分 ) ( 休憩 ) 2 数学 10:10~11:00 ( 50 分 ) ( 休憩 ) 3 英語 11:20~12:10 ( 50 分 ) ( 昼食 ) 4 社会 13:00~13:5

3年生進路学習

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第 表 進路希望状況 区 分 志望者人数 割合 科 0, % 府 内 全 日 制 高等学校 公 専門学科 3, % 立 総合学科 239.0% 4, % 私立国立全日制高等学校国立高等専門学校 6, % % 2,522 9.% 0.5%

2 昭和 52 年度に川崎市立高等学校に入学を志願する者 ( 編入学し 転入学し 又は再入学することを志願する者を除く ) に係る入学選考料及び同年度に川崎市立高等学校に入学する者 ( 編入学し 転入学し 又は再入学する者を除く ) に係る入学料については 改正後の条例第 2 条の規定にかかわらず

4 選抜方法 ( 1 ) 選抜の方法 学力検査の成績 調査書の得点 第 2 日の検査 ( 面接 ) の得点 を全て合計した 総得点 により順位をつけ 各選抜資料の評価等について慎重に審議しながら 予定人員までを入学許可候補者として内定する < 総得点の満点の内訳 > 調査書の得点第 2 日の検査学力

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進路説明会資料(平成29年度分)

第2回進路説明会

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【大綱】①平成29年度山口県公立高等学校入学者選抜実施大綱

目 次 1 これまでの経緯と今後の高校再編 1 (1) 最終報告 までの経緯 1 (2) 最終報告 以降の経過と現状 1 (3) 今後の高校再編を進めるにあたって 2 2 今後の高校再編の進め方 3 (1) 高校再編の新たな方針 基準 3 (2) 今後の検討方法 3 (3) 凍結した計画の取扱い 3

令和元年度神奈川県私立高校生等奨学給付金のお知らせ < 県外学校用 > 神奈川県では 私立高校生等の保護者の授業料以外の教育費の負担を軽減するため 返済不要の 高校生等奨学給付金 を支給しています 当制度は 授業料の負担を軽減する 就学支援金 とは別の制度です 年度ごとに申請が必要となりますので 対

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平成 年 月 日

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2011年5月26日

平成18年度標準調査票

(4) 教員数 [ 表 3] 教員数 は 1,295 人で 前より 43 人減少しました そのうち 女性教員の占める比率は 95.9% となっています (5) 小学校第 1 学年児童数に対する幼稚園修了者数の比率 [ 表 4] 当該の奈良県内の小学校第 1 学年の児童数に対する その年の 3 月の県

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学生の中途退学や休学等の状況について

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

目次 推薦入試募集要項 2 一般入試募集要項 3 二次募集募集要項 3 出願上の注意 4 出願手続 4 1. 出願書類等 2. 出願方法 入学試験当日 4 1. 持ち物 2. 入学試験 3. 昼食 入学手続 5 1. 手続期間 2. 手続場所 3. 入学納入金 入学後の初年度納入金 5 特別奨学生

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

2 幼保連携型認定こども園 [ 表 3] 主要指標の推移 教育 保育職員数 1 学級当たり教育 保育職員 ( 本務者 ) 園数学級数在園者数 ( 本務者 ) の在園者数 1 当たりの在園者数対前対前対前対前 (3~5 対前 (0~5 対前増減数増減率増減率増減率歳児 ) 増減数歳児 ) 増減数 園

4 選抜方法 (1) 選抜の方法 本校の 期待する生徒像 に基づき, 学力検査の成績, 調査書, 面接の結果 等を総合的に判定して入学者の選抜を行う ア 下表のとおり合計点を算出する 学力検査 調査書 5 教科の 教科の学習の記録 出欠 行動 特別活動 部活動等 面接 得点合計 の記録 の記録 の記

4 選抜方法 (1) 選抜の方法 本校の 期待する生徒像 に基づき, 学力検査の成績, 調査書, 面接の結果 等を総合的に判定して入学者の選抜を行う ア 学力検査の成績 による順位と 調査書の得点 による順位が, ともに次のパーセント以内にある者は, 入学許可候補者として内定する ( ア ) 受検者

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

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目 次 1 設置の目的 1 2 設置の基本的枠組み (1) 課程 (2) 学科 (3) 入学定員 (4) 設置予定 3 教育理念 育てたい人物像 (1) 教育理念 (2) 育てたい人物像 4 教育課程について (1) スポーツマネジメント科教育課程編成の基本方針 2 (2) 教育課程表 4 5 その

( 昭二八条例二六 昭二九条例二 昭三〇条例五〇 昭三一条例三 昭三二条例三三 昭四三条例二五 昭四八条例一九 昭五一条例五五 昭五四条例二八 昭五六条例二四 昭六〇条例五 昭六二条例三二 平元条例三四 平四条例五二 平七条例五〇 平八条例二三 平一〇条例四一 平一三条例五七 平一六条例六三 平一九

私立学校を選ぶために はじめに 教育基本法第 6 条 ( 学校教育 ) では 法律に定める学校は 公の性質を有するものであって 国 地方公共団体及び法律に定める法人のみが これを設置することができる としています 国の設置する学校が国立学校 地方公共団体が設置する学校が公立学校 また法律に定める法人

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1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

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ICT による新しい学び 急速な情報通信技術 (ICT) の進展やグローバル化など 変化の激しい社会を生きる子供たちに 確かな学力 豊かな心 健やかな体の調和のとれた 生きる力 を育成することがますます重要になってきています 2

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要

金融円滑化に対する当金庫の取組状況 平成 27 年 11 月 13 日 高岡信用金庫

情に応じて養護教諭を複数配置できるよう 配置基準を見直すこと (6) 教員の事務負担を軽減するため 事務職員の配置改善を行うとともに 十分な財政措置を講じること (7) 学校図書館の充実や読書活動の推進を図るため 専任の司書教諭を適切に配置するとともに 財政措置の拡充を図ること (8) 食育の推進や

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持続可能な教育の質の向上をめざして ~ 教員の多忙化解消プラン に基づく取組について ~ 平成 30 年 3 月 愛知県教育委員会

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①H 【文警資料の案トル】表紙と目次

国による入学時期の違いは、文化の違いか

( 給付の対象から除外する場合 ) 第 4 条前条の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する場合は 給付の対象から除外する (1) 高校生等が 児童福祉法による児童入所施設措置費等国庫負担金について ( 平成 11 年 4 月 30 日厚生省発児第 86 号厚生事務次官通知 ) による措置費等

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

I. 設置課程 学科および定員 通信制 単位制課程 普通科 ( 男女共学 ) < 設置コース> 週 5 日コース ( 定員 :90 名 ) 美術専攻 デザイン専攻 クラフト陶芸専攻 音楽専攻 パフォ マンス専攻 週 2 日コース ( 定員 :10 名 ) 週 1 日コース ( 定員 :10 名 )

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01 表紙(進路調査編)

Ⅲ 卒業後の状況調査 1 中学校 (1) 卒業者数平成 29 年 3 月の中学校卒業者数は 7 万 8659 人で 前年度より 655 人 (0.8%) 減少している [ 表 57 図 25 統計表 ] 専修学校 ( 一般課程 ) 等入学者 58 人 (0.1%) 専修学校 (

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後期中等教育における 高等専修学校の 現状と課題 苫小牧高等商業学校 山田千春 平成 27 年 6 月 25 日全国高等専修学校協会 / 研修会 ( 東京 アルカディア市ヶ谷 )

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

参考資料 文科初第 49 号 中央教育審議会 次に掲げる事項について, 別添理由を添えて諮問します 新しい時代の初等中等教育の在り方について 平成 31 年 4 月 17 日 文部科学大臣 柴山昌彦

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政策評価書3-3(4)

第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

大学教育の充実に向けた今後の取組 の方向性を示す 2 つの中教審答申 我が国の高等教育の将来像 ( 平成 17 年 1 月 28 日 ) 新時代の大学院教育 - 国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて - ( 平成 17 年 9 月 5 日 )

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

内部統制ガイドラインについて 資料

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Transcription:

資料 3 平成 30 年度の 高等学校生徒入学定員計画 の策定について ( 案 ) ( 平成 29 年 9 月日 ) 平成 30 年度の 高等学校生徒入学定員計画 の策定については 平成 17 年 9 月 13 日 平成 18 年 9 月 11 日 平成 19 年 9 月 11 日 平成 20 年 9 月 12 日 平成 21 年 9 月 11 日 平成 22 年 9 月 10 日 平成 23 年 9 月 7 日 平成 24 年 9 月 10 日 平成 25 年 9 月 9 日 平成 26 年 9 月 8 日 平成 27 年 9 月 7 日及び平成 28 年 9 月 6 日開催の公私立高等学校設置者会議で合意した 高等学校生徒入学定員計画の策定について を踏まえ 引き続き公私協調の精神に基づき 以下のとおりとする 1 基本的な考え方 (1) 視点ア公私が協調することにより 1 生徒の視点に立った定員計画を策定すること 生徒の夢や希望の実現のために 幅広く主体的な学校選択が可能となるよう定員計画を策定していく 2 全日制高校への進学実績を向上させるよう努めること 経済的な課題 学力的な課題等を抱えた生徒や不登校生徒等の受け入れ対策を講じ 進学実績の向上を目指していく そのために必要な抜本的な対策を検討していく 3 生徒一人ひとりの希望と適性に応じた進路を確保することを目標とした定員計画とすること 定時制や通信制も含め 生徒一人ひとりの希望と適性に応じた進路を確保することを目指す イ生徒が幅広く高校を選択する条件の一つとして 公私間格差の是正を図る方向で検討 (2) 考え方 公私が協調しつつ (1) 視点 記載の各事項を具体化することを目標 として 総合的に対応する 1

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズに応える 私学 の役割: 建学の精神に基づく特色ある教育を展開し 県民ニーズに応える なお 県は 私学の自主性を尊重しつつ 助成などにより私立学校教育のより一層の振興に努めるとともに 公教育を担う公私立高校が公私協調を図り それぞれの役割を果たしながら共に向上できるよう 設置者間の協議の場を運営する 本合意事項の遂行に著しく困難な状況が生じた場合には 公私協調の精神に基づき 協議により解決を図る 2 定員計画の策定 (1) 平成 30 年度の定員計画の方式 平成 22 年度から3 年間は 公立中学校卒業予定者の6 割を全日制公立高校の入学定員としてきたが 平成 25 年度定員計画策定時に それまでの公私立間の定員協議の経緯を勘案し 公私各々が自らの責任において実現を目指す定員目標を設定する方式に改め 平成 26 年から平成 29 年度も同様の方式により策定してきた 平成 30 年度の定員計画は これまでの経緯を勘案し かつ これまでの定員計画により全日制進学率が向上してきた成果を踏まえ 引き続き 公私各々が自らの責任において実現を目指す定員目標を設定する方式により策定する なお 公私の募集計画については この定員計画に見合ったものとし 10 月までには公表する (2) 実現を目指す定員目標設定の考え方 全日制進学率の向上を推進するため 公私各々が自らの責任として実現を目指す定員目標を明確にした上で その実現に最大限の努力をするものとする 入学定員目標を設定するにあたり これまでの実績や施設規模 教員規模等を勘案する 公立の目標設定にあたっては 公立中学校卒業予定者の動向及び定時制に 2

おける課題の解消に対応できるよう定員枠を確保し 全日制進学率の向上に寄与するものとする 私学の目標設定にあたっては 公立中学校卒業予定者の動向及び私学への進学希望の実現に対応できるよう定員枠を確保し 全日制進学率の向上に寄与するものとする (3) その他 全日制高校への進学希望率を念頭に 全日制高校への進学実績の向上に一層努力する 全日制公立高校定員計画の策定にあたって 県 三市教育委員会は公私が協調して全日制の進学率を向上させることを念頭に私立高校の配置状況等を充分に考慮する 私立中高協会は広報 相談活動の強化等引き続き生徒確保対策に全力を傾けるものとする なお 公立中学校卒業予定者は 年による若干の増はあるものの 長期的な減少期に入っていることから 定員計画の策定にあたっては柔軟かつ安定的な枠組みを示すものとする 3 今後の総合的な対応 1 基本的な考え方 (1) 視点 記載の各事項を具体化することを目標として これまでも総合的に対応してきたが 今後も引き続き推進する (1) 経済的な課題を抱えた生徒の受け入れ対策 高等学校等就学支援金制度及び私立高等学校等生徒学費補助制度の一体的運用の充実に向けたより一層の努力 神奈川県高等学校奨学金に係る所要予算額の継続的な確保 就学支援金 学費補助金及び神奈川県高等学校奨学金による経済的負担の軽減措置の周知はこれまで様々な機会を捉え行い 一定の認知は得られているものの 引き続き 県 県 三市教育委員会 私立高校 私立中高協会による中学校生徒 保護者及び教員への学費支援制度のなお一層の周知徹底 私学への進学促進を図るため 私立高校と私立中高協会の一体的取組みにより 奨学金等の受取り時期まで入学時納付金の支払いを延納する措置の拡充に努める (2) 不登校生徒等の受け入れ対策 公立高等学校における不登校生徒等の受け入れ対策の一層の推進 私立高等学校における不登校生徒等の受け入れ対策の一層の推進 3

( 3 ) クリエイティブスクール県教育委員会は定時制入学者の中に全日制高校を希望していた生徒が多数含まれていることに加えて 私立高校併願者がごく少数であることから これらの生徒を全日制公立高校で受け入れていく仕組みを工夫してきた その方策の一つが 学習意欲を高める全日制課程の新たな学校のしくみづくり ( クリエイティブスクール ) である クリエイティブスクールにおいては選考基準が重要なポイントである 従って 平成 21 年度に本格的に導入したクリエイティブスクールについては 志願者及び入学者の動向や実態を踏まえ 設置の目的に沿った学校となっているかを検証し引き続き公私で協議する (4) 定時制等の受け入れ対策定時制高校の学校規模の適正化 特に経済的な理由により全日制高校への進学がかなわず定時制に進学せざるを得ない生徒への対応を引き続き図る (5) その他の対策 私立高等学校における更なる特色 魅力づくりの推進 県 三市教育委員会 私立中高協会による県内高校への更なる進学促進 高等学校等就学支援金制度 私立高等学校等生徒学費補助制度 神奈川県高等学校奨学金制度の運用見直し及びクリエイティブスクールの設置目的については 公立中学校における実際の進路指導等に活用できるよう特に周知徹底 その他 1(1) 視点 記載の各事項を具体化する対策の検討 4 昼間の時間帯で学ぶ進学率( 昼間進学率 ) の活用公私間の定員協議において これまで 公立中学校卒業生に対する全日制高校及び高等専門学校への進学実績 を表す 全日制進学率 の向上に向けて 様々な取組みを実施してきたところであり 今後もそれは 基本的な考え方 の一つとして変わらない しかし 昨今の中学生の進路選択の多様化等を踏まえ 昼間の時間帯で学ぶ進学率 ( 昼間進学率 ) という指標を 全日制進学率 と併せて活用する 4

5 平成 30 年度公私立高等学校生徒全日制入学定員の目標設定の考え方及び計画 全日制進学率の向上を推進するため 公私各々が自らの責任として実現 を目指す定員目標を明確にした上で その実現に最大限の努力をするもの とする 入学定員目標を設定するにあたり これまでの実績や施設規模 教員規 模等を勘案する 上記を踏まえ 公立の目標設定にあたっては 公立中学校卒業予定者の動向及び定時制における課題の解消に対応できるよう定員枠を確保することとし 県内公立中学校卒業予定者のうち42,700 人程度を入学定員の目標とする 上記を踏まえ 私学の目標設定にあたっては 公立中学校卒業予定者の動向及び私学への進学希望の実現に対応できるよう定員枠を確保することとし 県内公立中学校卒業予定者のうち14,500 人程度を入学定員の目標とする なお この定員目標に見合った募集人員を 公私ともに 10 月までには公表 するものとする ( 参考 : 公立中学校卒業予定者 69,126 人 ) 5