平成 30 年度学力 学習状況調査の結果 ( 柏原の概要 ) 本校では 毎年実施している 全国学力 学習状況調査 と 埼玉県学力 学習状況調査 の結果から見える成果と課題を検証し 児童への学習指導のより一層の充実に努めています 今年度の調査結果の概要は 次のとおりとなりました 保護者並びに地域の皆様には 今後とも 学校教育へのご理解ご協力をお願いいたします なお この調査により測定できるのは あくまでも学力の特定の一部分であり 本調査から得られたことが全ての教育活動を評価するものではないことをご理解ください 平成 30 年度全国学力 学習状況調査 1 調査の概要 1 調査の目的 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図る そのような取り組みを通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる 2 実施月日平成 30 年 月 17 日 ( 火 ) 3 実施学年第 学年 ( 調査人数 9 名 ) 実施教科等 国語 A( 主として 知識 に関する問題 ) 国語 B( 主として 活用 に関する問題 ) 算数 A( 主として 知識 に関する問題 ) 算数 B( 主として 活用 に関する問題 ) 理科 ( 知識 に関する問題と 活用 に関する問題を一体的に出題 ) 〇質問紙調査 ( 学習意欲 学習方法 学習環境 生活等に関する質問紙調査 ) 2 結果の概要 (1) 実施教科の平均正答率 1 各教科の一覧 (%) 柏原 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 7 7 71 70.7 国語 B 9 2.7 算数 A 7 0 2 3. 算数 B 7 8 0 1. 理科 8 9 9 0.3 2 学習指導要領の領域等での区分 国語 A 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 83.3 90.7 90.8 書くこと.7 7. 73.8 読むこと 72.9 72.9 7.0 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 3..9 7.0
国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 1.1.1. 書くこと 38.1.. 読むこと 3.2 8.1 0.8 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 7.7 1. 2.3 量と測定 3.8 9.3 72.7 図形.9.1.9 数量関係 7.3 8.9 0.1 算数 B 柏原 埼玉県 全国 数と計算 0.2 7.0 8. 量と測定 3. 0. 2. 図形 0. 8. 9.9 数量関係 38.8.0.1 A 区分 B 区分 理科 柏原 全国 埼玉県 物質 8.1 9.2 9.8 エネルギー 3. 1. 3.1 生命 70.3 71. 73. 地球. 8.9 9. (2) 質問紙調査 ( 抜粋 ) 当てはまる 当てはまる 及び どちらかといえ どちらかといえば 当てはまる と回答した児童生徒の割合 (%) 番号 質問事項 柏原 埼玉県 全国 1 自分には よいところがあると思いますか 7.0 82.1 8.0 2 先生は あなたの良いところを認めてくれていると思いますか 91.7 89.2 8.3 3 将来の夢や目標を持っていますか 87. 8.7 8.1 学校の決まりを守っていますか 9.8 93. 89. いじめは どんな理由があってもいけないことだと思いますか 100.0 9. 9.8 人の役に立つ人間になりたいと思いますか 9.9 9.8 9.2 7 朝食を毎日食べていますか 9. 9. 9. 8 毎日 同じくらいの時刻に寝ていますか 8. 80.7 77.0 9 毎日 同じくらいの時刻に起きていますか 92.7 90.7 88.8 10 家で 学校の宿題をしていますか 9.9 98.0 97.1 11 家で 学校の授業の予習 復習をしていますか 9.8 9.8 92. 12 家の人 ( 兄弟姉妹を除く ) と学校の出来事について話をしますか 82.3 8.2 80. 13 算数の勉強は好きですか 72.9..0 1 算数の授業の内容はよく分かりますか 83. 83. 83. 1 理科の勉強は好きですか 87. 8.2 83. 1 理科の授業の内容はよく分かりますか 8. 89.9 89.
3 考察及び対策 教科調査から 埼玉県との平均正答率の数値のみの比較においては どの調査もマイナスを示した 本調査では 普段の単元テストとは違う形式の調査である 回答用紙が別刷りであったり 設問も問題文が長文であったりと 調査問題形式に慣れることや短時間で問題文を読み さらに問題を読解する力も求められている そのような力をつけるために本校では次のように学力向上に取り組んでいく 1 一時間一時間の授業の充実 授業規律の定着( 準備 あいさつ 姿勢 返事 発表 話し合い ) 明確なめあてと児童の言葉でまとめのある板書 自分の考えを書き表し 交流を通して考えを深める 学習の振り返り 2 基礎基本の確実な定着 テストは を にして返却する 漢字達成率確認テスト( 毎学期末 ) の実施目標 90 点 算数定着度確認テスト( 毎学期末 ) の実施目標 80 点 家庭学習の習慣化 サマースクールの実施(3 日間 ) おはようチャレンジタイムの充実 質問紙調査から 自己肯定感の設問においては 全国の平均値より 8ポイントも低い状態である すべての教育活動を通して 児童の良いところを称賛し さらに伸ばし伸びたところを実感させ 自信を持たせ 学校生活を送らせたい そのために 学級での係や当番活動 委員会活動や通学班の班長 副班長などの活躍場面を全ての児童に与えるとともに 家庭とも連携し 結果のみならず結果を得るために努力している姿 頑張っている姿の称賛に努めていく いじめに対しての意識は 全員が いけないこと と認識している 日頃の指導の成果である 教職員間の児童の変容や実態についての情報共有を継続するとともに 一人一人が居心地の良い学級集団や学年集団づくりができる指導力育成に今後とも努めていく 起床と就寝時刻については 基本的な生活習慣が 比較的定着していると考えられる 家庭の教育力の成果である 算数好きな児童が全国や県との比較において多い 昨年度 少人数指導で授業を進めていたことが 個々の実態に応じた対応ができたものと考えられる 今年度は 一斉授業であるが 引き続き 一斉の中でも個に応じた指導の時間を確保し 指導にあたりたい
平成 30 年度埼玉県学力 学習状況調査 1 調査の概要 1 調査の目的 本件の児童生徒の学力や学習に関する事項等を把握することで 教育施策や指導の工夫改善を図り 児童生徒一人一人の学力を確実に伸ばす教育の推進を図る 2 実施月日平成 30 年 月 12 日 ( 木 ) 3 実施学年第 学年 ( 調査人数 90 名 ) 第 学年 ( 調査人数 8 名 ) 第 学年 ( 調査人数 9 名 ) 実施教科等国語 算数 質問紙調査 2 結果の概要 (1) 実施教科の平均正答率 1 各教科の一覧 年 年 年 国語 算数 国語 算数 国語 算数 平均正答率 2.0 2.1 8..8.9.2 埼玉県 レベル -C -B -A -C 7-B -A 伸び 2 2 2 2 平均正答率 1. 2.1.2. 3.8. 狭山市 レベル -C -B -B -C 7-C -A 伸び 2 3 1 2 平均正答率 2. 8. 8.7. 2. 3.7 柏原 レベル -C -C -A -C 7-C -A 伸び 2 1 2 3 レベル と 伸び について から中 3までの学年の学力をレベル1からレベル12までに分割して表し さらに1つのレベルを上から A B C の順で表しています 今年度のレベルが 昨年度のレベルと比較し いくつ上がったかを 伸び とし て示しています 詳しくは 本資料最終ページを参照してください
(2) 質問紙調査 ( 抜粋 ) 当てはまる 当てはまる 及び どちらかといえ どちらかといえば 当てはまる と回答した児童生徒の割合 (%) 質問事項 1 勉強する理由は 柏原 7. 79.8 7. 勉強することが楽しい 好きだから 狭山市 7.0 7..2 埼玉県 7.8 9..0 2 勉強する理由は 柏原 90.0 88.1 91. 将来の進学や就職の役に立つから 狭山市 87. 88. 91.3 埼玉県 88. 89.1 91. 3 勉強する理由は 柏原.7 7. 7. 先生や家の人にほめられたいから 狭山市.3 0.. 埼玉県 7.0 9.8 3.9 柏原 73.3 77. 73. 自分にはよいところがあると思いますか 狭山市 7.0 72.0 73.3 埼玉県 77. 7.2 72.8 難しいことでも 失敗を恐れないで挑戦していますか 将来の夢や目標を持っていますか 7( 前学年で ) 学級での生活は 楽しかったですか 8( 前学年で ) いろいろな活動にまとまって取り組んでいたと思いますか ( 学校行事を含みます ) 8( 前学年で ) 学校の先生たちは自分のよいところをみとめてくれましたか 9( 前学年で ) 学校の友達は自分のよいところをみとめてくれましたか 10 学校の宿題をしていますか 11 学校の授業の予習や復習をしていますか 柏原 8.7 81.0 79.8 狭山市 81.1 79. 80.7 埼玉県 78.7 77.7 79.8 柏原 91.1 8.7 8.2 狭山市 87. 90.0 8.8 埼玉県 87.7 90.2 8. 柏原 90.0 82.1 89. 狭山市 91. 89. 89.7 埼玉県 91.3 90.7 89.3 柏原 90.0 8.7 8.2 狭山市 89. 91.1 93. 埼玉県 90.8 91.7 92. 柏原 93.3 8.9 9.7 狭山市 89. 90. 93.1 埼玉県 89. 91.0 91.9 柏原 8. 78. 8.2 狭山市 83.9 8.1 88.7 埼玉県 8.8 87.1 89.1 柏原 93.3 98.8 9.7 狭山市 91.7 97. 97. 埼玉県 93. 9.8 9.9 柏原. 9.0 72.3 狭山市.2 9.2 7.3 埼玉県 8.1 71.7 72.0
家庭学習の時間 12 学校の授業時間以外に 普段 ( 月 ~ 金曜日 ) 1 日当たりどれくらいの時間 勉強をしますか ( 学習塾で勉強している時間や家庭教師に教わっている時間も含みます ) 1 2 3 3 時間以上 2 時間以上 3 1 時間以上 2 30 分以上 1 30 分より少ない 全くしない 柏原 1. 1. 21.1 23.3 12.2 7.8 狭山市 12.1 13.2 23.8 2.9 13.3.0 埼玉県 11.1 13.9 2. 28.3 12.0. 柏原.8 11.9 0. 33.3 7.1 2. 狭山市 10. 1.2 30.0 29.8 10.1.0 埼玉県 11.2 1.0 31.7 27.8 9.1 3. 柏原 7. 17.0 3.0 2. 10. 0.0 狭山市 7.3 17.3 39. 27.1 7.0 1. 埼玉県 11.3 17.0 3. 2.3 7.7 2.8 13 土曜日や日曜日など学校が休みの日に 1 日当たりどれくらいの時間 勉強をしますか ( 学習塾で勉強している時間や家庭教師に教わっている時間も含みます ) 1 2 3 時間以上 3 時間以上 2 時間以上 3 1 時間以上 2 1 全くしない 柏原 11.1..7 21.1 3. 1. 狭山市..9 9. 22.7 3.2 1. 埼玉県.7 7.3 11. 23. 3.0 11.9 柏原 3..0.8 23.8 7. 1.3 狭山市.2.8 10.8 2.8 3.8 1. 埼玉県.9 7. 13. 28.0 33.2 11.0 柏原 3.2.3.3 3.0 1. 10. 狭山市 2.9 3. 12.0 3.2 3.1 10.9 埼玉県.3.0 13. 30. 32. 10.
テレビゲーム 1 月 ~ 金曜日 1 日にどれくらいの時間 テレビゲーム ( コンヒ ュータケ ーム けいたい式のゲーム 携帯電話やスマートフォンを使ったゲームも入ります ) をしますか 1 2 3 時間以上 3 時間以上 2 時間以上 3 1 時間以上 2 1 全くしない 柏原 1. 3.3 11.1 20.0 2.7 17.8 狭山市 11.8 8.8 11.2 20.1 2. 1.0 埼玉県 11. 8.1 11.7 20. 28. 1.2 柏原 7.1 8.3 1.3 32.1 2.2 10.7 狭山市 11. 8.7 13. 23.0 29.7 12.8 埼玉県 11.1 8.3 1.2 2.3 28.3 12.8 柏原 10..3 18.1 23. 28.7 12.8 狭山市 12.0 7. 1.8 2. 27. 9.3 埼玉県 12. 9.0 1.8 2.7 2.1 10. 1 テレビゲーム ( コンヒ ュータケ ーム けいたい式のゲーム 携帯電話やスマートフォンを使ったゲームも入ります ) をすることについて 家の人と約束を決めていますか 1 2 決めている 決めていない 柏原. 32.2 狭山市.1 28.2 埼玉県 9.1 2.3 柏原 79.8 20.2 狭山市 70. 28. 埼玉県 70. 28.3 柏原.0 33.0 狭山市 7. 32.2 埼玉県 70. 29.1
インターネット 1 普段 ( 月 ~ 金曜日 ) 1 日当たりどれくらいの時間 携帯電話やスマートフォンで通話やメール インターネットをしますか ( 携帯電話やスマートフォンを使ってゲームをする時間は除きます ) 1 2 3 7 時間以上 3 時間以上 2 時間以上 3 1 時間以上 2 30 分以上 1 30 分より少ない 持っていない 柏原. 0.0.7.7. 30.0 1.1 狭山市.3 2.8 3..7 9.1 23.8 2. 埼玉県.1 3.1 3.8. 9.2 2.2 1. 柏原 1.2 3. 3..0 9. 31.0.2 狭山市.9.1.2. 9.9 2.3 2.7 埼玉県.0 3.3. 7.9 10.3 28.8 39.8 柏原.3 3.2 3.2 7. 8. 18.1 2.1 狭山市. 3.0.2 8. 10.9 2.3 2.8 埼玉県.0 3..9 9. 12. 28. 3. 17 けいたい電話やスマートフォンで通話やメール インターネットをすることについて 家の人とやくそくを決めていますか ( けいたい電話やスマートフォンを使ってゲームをすることは入りません ) 1 2 決めている 決めていない 柏原 2.2. 狭山市.2 7.9 埼玉県 7.2 7.3 柏原 1.2 8.8 狭山市. 1. 埼玉県 0. 7.7 柏原 39. 7. 狭山市. 2.2 埼玉県 3..1
3 考察及び対策 教科調査から 第 学年は 国語は県と同レベルであり ほぼ同等の結果である 算数においては ポイント以上も上回り レベル段階も高い 第 学年は 国語は県と同レベルであり ほぼ同等の結果である 算数においては 同レベルである 第 学年は 国語は県よりやや低く レベルが一つ低い結果である 算数においては 同レベルであるが 伸びにおいては 3 であり 少人数指導の成果であると考えられる 対象となっている 3 つの学年だけではなく 本校では全学年を通して 次のように学力向上に取り組んでいく 1 一時間一時間の授業の充実 授業規律の定着 ( 準備 あいさつ 姿勢 返事 発表 話し合い ) 明確なめあてと児童の言葉でまとめのある板書 自分の考えを書き表し 交流を通して考えを深める 学習の振り返り 2 基礎基本の確実な定着 テストは を にして返却する 漢字達成率確認テスト ( 毎学期末 ) の実施目標 90 点 算数定着度確認テスト ( 毎学期末 ) の実施目標 80 点 家庭学習の習慣化 サマースクールの実施 (3 日間 ) おはようチャレンジタイムの充実 少人数指導の充実 ( 第 3 学年 第 学年 ) 質問紙調査から 勉強する理由 勉強することが楽しい 好きだから については 高学年において 県との比較において約 10 ポイント上回っており 日ごろからの学習意欲を重視した授業実践や個に応じた授業実践の成果であると考えられる 自己肯定感の設問においては ほぼ県と同様の結果である 調査対象学年だけではなくどの学年においても すべての教育活動を通して 児童の良いところを称賛し さらに伸ばし伸びたところを実感させ 自信を持たせ 学校生活を送らせたい そのために 学級での係や当番活動 委員会活動や通学班の班長 副班長などの活躍場面を全ての児童に与えるとともに 家庭とも連携し 結果のみならず結果を得るために努力している姿 頑張っている姿の称賛に努めていく 平日の学習時間は 全体的にみると県とほぼ同様な結果であるが 年では全くしない児童はいないが 1 時間以上の割合が県との比較において約 ポイント低い 中学校進学に向け 柏原家庭の学び をもとに家庭学習の定着に努めていく テレビゲームの時間においては 1 時間以上の割合が約 割いるが その中でも 時間以上が 年と 年は 1 割を超えている 家庭での約束については 約 から 8 割が決めている インターネットの利用については 約 7 割の児童が 30 分以下である 2 時間以上の児童が約 1 割おり 家庭での約束においてはゲームの約束より約束を決めている割合が約 割と低い現状がある ゲーム及びインターネットの利用時間の多い児童の家庭については 情報を発信しつつ家庭と連携して 約束事の作成や見届けをお願いするとともに家庭学習の時間の確保につなげられるようにしていきたい