たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

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(2) 系統観 小学校社会科 ( 第 6 学年 ) 世界の中の日本の役割について, 我が国と経済や文化などでの面でつながりが深い国の人々の様子などを調査し, 外国の人々と共に生きていくためには異なる文化や習慣を理解し合うことが大切であることを考える 中学校社会科 ( 第 1 学年地理的分野 ) 世界

っていることについて考えさせる必要がある その手立てとして 自然環境や人々の暮らしや産業に関する地理的事象を端的に表すキーワードを書き出し 事象間の関連をウェビングマップに整理 する学習活動を位置付ける また 防災対策が大切であることを考えさせる手立てとして 火山活動に伴う自然災害を取り上げる その

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

3 生徒の実態について ( 名 ) () 学級集団の実態本学級は, 全体的によく話を聞き, 真剣に学習に取り組む生徒が多い 積極的に発言をする生徒は多くないが, 授業中に感じた疑問のつぶやきなどが, クラス全体に広がり, 全体で課題を共有することができる 多くの生徒は盛り上がる場面と集中する場面のメ

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

効であると考えた また, 環境問題は, 日本を含めた世界全体の課題であり, 持 続可能な開発の大切さについて考えさせる上でも有意義な単元である 研究テーマとの関連 : 教材選択の条件 現在, 日本を含め世界的にも地球温暖化を抑えるなど環境保護の意識が高まっている中で, ブラジルにおける熱帯林が減少し

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

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彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

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しかし 社会科については 嫌い どちらかといえば嫌い と答えている生徒の方が多く また 地理分野よりも歴史分野のほうに興味関心が高い傾向がある 資料の活用に関しては 地図や資料集を用いながら授業を進めている ほとんどの生徒は資料を読み取ることができるものの 読み取ったことを比較したり 関連付けたりす

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<5> 指導上の配慮事項 1 生徒の言語活動を充実させる指導 < 言 > 思考力 判断力 表現力の育成 2 体験的な学習 < 体 >や問題解決的な学習 < 問 > 自主的 自発的な学習の促進 3 学習の見通しを立てたりする学習 < 見 > 学習を振り返ったりする学習 < 振 > 4 個に応じた指導の

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ICTを軸にした小中連携

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平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

○数学科 2年 連立方程式

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

理科学習指導案

国語科学習指導案様式(案)

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25math3

第○学年 ○○科指導計画

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

国語科学習指導案

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

第1学年 理科学習指導案

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4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

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し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

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能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

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中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

28(宣)中社小中パンフ表1-small

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

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第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

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中学校第 2 学年社会科学習指導案 日時 : 平成 29 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 第 2 学年 組 名学校 : 中学校授業者 : 1 単元名 欧米の進出と日本の開国 2 単元の目標 欧米諸国の近代化やアジア諸国への進出について関心をもち それらが日本に与えた影響や開国に至る過程について

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海洋教育プログラム 中学校学習指導案例 [1]-1 中学校地理的分野学習指導案 小単元 : 世界と日本の結び付き ( 配当 2 時間 ) グローバル化が進む世界 (1/2) 評価規準の例 * は学習指導要領との関連 指導目標社会的事象への関心 意欲 態度 * 世界的視野から日本と世界との交通 通信網

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

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平成 年度授業改善 ( 中学校社会 ) 第 2 学年社会科 ( 歴史的分野 ) 学習指導案 1 単元名 近代国家の歩みと国際社会 - 新しい価値観のもとで - ( 帝国書院 ) 2 単元について 本単元は, 学習指導要領の内容 (1) ウ及び (5) イを受け, 開国とその影響, 富国強

基礎 基本の定着 習得すべき基礎 基本について 基本的人権の考え方や個人の尊重, 法の下の平等の原理についての理解 平等権をめぐる現代社会の諸課題とそれらに対する法整備の理解 自由権の種類とその内容の理解 社会権の種類とその内容の理解 参政権と請求権の種類とその内容の理解 公共の福祉と国民の義務の理

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 英語科指導法 Ⅲ 模擬授業 2 学習指導案 第 2 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 第 4 時限目学年 : 第 2 学年場所 : 共通教育棟 3 号館 3F 332 教室授業者 : B082G031X 菊田真由 1

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

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第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

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資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

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第 1 部世界のさまざまな地域第 3 章世界の諸地域第 2 節ヨーロッパ州 (5 時間 ) 単元の課題 適切な資料を活用して設定された主題に沿って地域的特色を読み取り, 最近の変化や日本との関係を考察しよう 知識 技能の習得 < 第 1 時 > ヨーロッパの自然 地図や雨温図を用いてヨーロッパの気候

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1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

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Transcription:

中学校第 2 学年社会科 ( 地理的分野 ) 学習指導案日時平成 25 年 6 月 3 日 ( 月 ) 指導者教諭家入かよ 1 単元名第 3 章日本の諸地域 1 日本の西南部 1 九州地方 ~ 環境問題と環境保全を中心とした考察 2 単元について (1) 単元観本単元は 学習指導要領に示された (2) 日本の様々な地域 の ウ日本の諸地域 の内容のうち ( エ ) 環境問題や環境保全を中核とした考察 を扱う ( エ ) では具体的に 地域の環境問題や環境保全の取組を中核として それを産業や地域開発の動向 人々の生活などと関連付け 持続可能な社会の構築のためには地域における環境保全の取組が大切であることなどについて考える となっている 九州地方は 火山が多く その恩恵を受けながらも時には厳しい自然災害にも見舞われる自然環境にある この環境にありながらも農業や工業などを発展させ 自然との共存を図ってきた 人々の生活や経済活動が自然環境にさまざまな影響をおよぼしており 地域の環境問題や環境保全といった環境と人々の関わり中心として九州地方の地域的特色をとらえさせる (2) 系統観小学校では 3 4 年で 身近な地域 市町村 県のようす で地形や土地利用 産業について学習している それを踏まえ5 年で 食料生産 輸入の実態について学習をしている 食料生産では稲作のほかに野菜 果物 畜産物 水産物の中から一つを選択し学習している ( 小学 3 4 年 ) ( 小学 5 年 ) ( 中学 2 年 地理 ) 身近な地域 市町村 県のようす 日本の農業 水産業 国土の自然の特 日本の諸地域九州地方 色 (3) 生徒の実態 省略 (4) 指導観 本単元の指導にあたっては 次の点に留意したい 本単元の指導にあたっては 身近で ふるさと 意識を持っている九州地方であり 熊本県 阿蘇という地理的条件を活かした学習を行っていき

たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積極的な関わりや営みがあることを確実に捉えさせたい 阿蘇に生まれ阿蘇を愛してやまない自分を含め生徒たちが 九州地方の環境保全を中核とした地域的特色を理解し 将来の明るい展望が持てるような指導に留意していきたい 生徒の実態を踏まえ 農業生産の方法や人々の生活については写真等の視覚的な資料等を用いて大事に扱い 地理学習への興味 関心を高めながら基本的な用語の定着を図りたい また 地域人材の活用としてのGTの授業参画 食育を意識した学校給食との連結も図っていきたい 熊本型授業の展開について本時では 徹底指導と能動型学習のめりはりのある授業展開になるよう 大まかな九州地方の農業の特色を捉えるためにグラフや資料などの具体的な資料を基にグラフの読み方や考察を思考する仕方の徹底を図りたい 九州地方では 自然環境に応じた農業が行われていることを確認し 学習課題を身近な阿蘇の畜産業に焦点化する 本時のキーワードである 循環型農業 を既存の知識や生活体験を活かしてイメージできるように教具を開発し 循環図を作成することによって 主体的な学習活動ができるように工夫したい ICTの活用ポイント 1 教師の活用 ICT 機器を効果的に活用し 電子黒板でデジタル教科書の内容や 写真 ビデオを提示することで 学ぶ意欲を喚起し 学力の定着を図るよう工夫する 学習課題や基礎的基本的事項を確実に把握するために有効な手段として活用する 3 単元の目標九州地方の環境問題や環境保全の取組を中核として それを産業や地域開発の動向 人々の生活などと関連付け 持続可能な社会の構築のためには地域における環境保全の取組が大切であることなどについて考えることができる

4 単元の評価規準社会的事象への社会的な思考関心 意欲 態度 判断 表現 環境問題や環境保全を中核とした考察の仕方を基に 九州地方の地域的特色に対する関心を高め それを意欲的に追究し 捉えようとしている 環境問題や環境保全を中核とした考察の仕方を基に 多面的 多角的に考察し その過程や結果を適切に表現している 資料活用の技能 九州地方の地域的特色に関する様々な資料を収集している 収集した資料から 九州地方の地域的特色について有用な情報を適切に選択している 適切に選択した情報を基に 九州地方の地域的特色について読み取ったり 図表などにまとめたりしている 社会的事象についての知識 理解 環境問題や環境保全を中核とした考察の仕方を基に 地域的特色を理解し その知識を身につけている 5 指導計画及び評価基準 (7 時間取扱い ) 時 学習内容 指導上の留意点 評価基準 評価方法 1 多様な自 九州地方の位置と自然環境 関心 意欲 態度 ( 観察 ) 然環境に を大観し 構成する県の位置九州地方を大観し 諫早湾干拓や世 恵まれた地域 と名称を理解させる 界自然遺産に登録されている屋久島から 環境問題や環境保全に対して興味をもち とらえようとしている 知識 理解 ( ワークシート ) 九州地方の位置と自然環境を大観し 構成する県の位置と名称を理解している また 日本の南西部に位置するため温暖な気候にあり 台風の被害を受けやすいことなどを理解している 2 さんご礁 さんご礁の白化現象と保護 思考 判断 表現 ( ワークシート ) の海を守 活動の例から 観光開発と環さんご礁の環境破壊の要因を考察し る 境保全の関係について考えさせる さんご礁の保全活動やエコツーリズムなどを通して それらの意義を適切に表現している 3 火山とと 九州地方に火山が集中して 技能 ( ワークシート ) もに いることや 火山が人々の暮 九州地方の火山分布と各地のハザー 暮らす らしに及ぼす影響について ドマップ から 九州には火山が多く南 理解させ 桜島の火山活動を北に連なって分布していることを読み取 例に 地域の人々の対応や利っている 用について考えさせる

4 環境を守る循環型農業 本時 電子黒板 5 煤煙の街からエコタウンへ 6 公害を乗り越えて 7 学習のまとめ 自然環境を生かした循環型思考 判断 表現 ( 観察 発表 ) 農業について理解させ 人間阿蘇の循環型農業のすばらしさをが積極的に関わる環境保全図を用いて説明している のあり方について考え 表現させる 九州地方の工業生産の特色知識 理解 ( ワークシート ) と公害の発生 エコタウン事九州地方の工業生産の特色と エコタ業について理解させ 北九州ウン事情について理解できる 市を例に 公害とその克服の取り組みについて考えさせる 環境と産業 公害と地域社関心 意欲 態度 ( ワークシート ) 会 まちづくりのあり方につ水俣市で発生した公害病をはじめ 日いて 水俣市を例に考えさせ本各地の公害について関心を持ち 現る 在の対策や状況について調べようとしている 学習のまとめとして九州地知識 理解 ( 単元テスト その他 ) 方について 環境問題や環境九州地方について 環境問題や環境保全の取組に関する特色あ保全を中核とした考察の仕方をもとにる地理的事象に着目し 地域地域的特色を理解し その知識を身に的特色をとらえさせる 付けている 6 本時の学習 (4/7 時間 ) (1) 目標九州地方では自然環境を生かした畜産業が盛んであり 特に阿蘇の循環型農業がより深く環境保全と関わっていることに気づき そのすばらしさを説明することができる (2) 展開過程 導入 5 分 学習活動 指導上の留意点 評価 1 前時の学習について振り 自然とともに暮らしていること返る 自然とともに暮らしについて確認する ていることについて確認する 既習の学習から 農業の特色につ 2 九州の畜産業に関連するいて確認させる 写真から どのような農業が行われているのか予想する 備考 ICT 活用

3 学習課題を確認する 本時の学習に見通しを持たせる ワークシート九州地方の畜産業について知り 阿蘇の循環型農業を説明しよう 展開 40 分 4 九州の畜産業ついて調べる (1) グラフを読み取り 九州が畜産業がさかんであることを知る (2) なぜ 鹿児島や宮崎は畜産業がさかんなのかを考える (3) 発表する (4) 熊本の畜産業について考える 徹底指導 ( ポイント ) グラフや資料などの具体的な資料を基に九州地方の農業の特色について徹底を図る 九州地方では 自然環境に応じた農業が行われていることを確認し 学習課題を焦点化する 電子黒板資料ワークシート 5 阿蘇で行われている循環型農業を循環図を作成し 説明する (1) 個人で考える (2) 班で協力 相談しながら 循環図を作成する (3) 発表する (4) 発表を聞いて考えたことを交流 確認する 言語活動 ( 設定の意図 ) 循環図を完成するために 相談や説明をすることで 循環型農業について理解を深める [C: 解釈 説明 ] 能動型学習 ( ポイント ) 循環型農業を理解するための手 段として 既存の知識や生活体験を活かして循環図を完成させることで必然的に思考が深まり 説明できるようにする 社会的な思考 判断 表現 ( 観察 発表 ) B 基準阿蘇の循環型農業のすばらしさを図を用いて説明している A 基準阿蘇の循環型農業のすばらしさを図を用いて 他地域と比較して説明している ワークシートホワイトボード B 基準に達していない生徒への手だて 一つ一つにはどんな意味があるか確認し 関連性を考えさせる 具体的なヒントを提供し 例示する

6 阿蘇の循環型農業の課題 阿蘇の循環型農業の課題を確認 GTの について考える する VTR (1)GTの話(VTR) を聞く 阿蘇の循環型農業を継続してい資料 (2) 阿蘇の畜産業の課題を知り 考える くためには草原を守る人間の営みが必要であることを確認する 終末 5 分 7 学習のまとめをする (1) 感想を書く (2) 発表する (3) 自己評価 わかったことや感想 自己評価をワークシワークシートに記入させる ート 日本の諸地域の各地方で特色ある農業について学習することを確認する