2015 年度前期開講演習 Ⅰa 説明会用シラバス 演習 Ⅰa は必修科目ではありません 各演習の募集人数は 20 名です 演習 Ⅰa の複数履修はできません
演習 Ⅰa 説明会 11 月 12 日 ( 水 ) 13:30~ 26 番教室 時限 頁 教員名 演習名 開始時刻 ( 予定 ) 1 中富公一 演習 Ⅰa( 憲法 ) 13:35 火 4 2 吉岡伸一演習 Ⅰa( 民事法 ) 13:40 3 佐野寛演習 Ⅰa( 国際私法 ) 13:45 4 成廣孝 演習 Ⅰa( 政治学 ) 13:50 5 高橋正徳 演習 Ⅰa( 行政法 ) 13:55 6 一原亜貴子演習 Ⅰa( 刑事法 ) 14:00 7 米山毅一郎演習 Ⅰa( 民事法 ) 14:05 木 4 8 上神貴佳 (4 月新任 ) 演習 Ⅰa( 政治過程論 ) 14:10 9 波多野敏演習 Ⅰa( 基礎法 ) 14:15 10 張紅演習 Ⅰa( 中国法 ) 14:20
区分 専門科目 学期 前期 講義番号 演習 Ⅰa( 憲法 ) Seminar 1a 曜日 火曜 時限 4 時限 担当教員中富公一所属 社会文化科学研究科教授 nakatomi@okayama-u.ac.jp 電話番号 7510 火曜 5 限 いじめ問題を素材に憲法的解決を考えることで憲法とは何かを考える 憲法の基本的考え方 ( 人権と政府 ) を身につけること 1. 大河内君の遺書を読んで, 何が問題か考える 2. いじめとは何か, 定義する 3. 憲法の基本概念を確認する 4. 人権, 政府, 部分社会の関係を考える 5. 教育委員会制度を理解する 6. 教室と学校, 学校と教育委員会, 首長, 地方議会, 裁判所の関係を考える 7. いじめに関する授業を実践する 憲法 I を履修していること 憲法 IIA を履修すること 中富公一 いじめの憲法学 ( 仮称, 出版予定 ) 授業で使った憲法の教科書 ゼミへの出席態度, 小テスト, 貢献度で判断する 中富は, 憲法を研究するものである 演習 Ⅰb も引き続き履修することが望ましい 楽しく, かつ深く勉強しましょう
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 民法 ) 曜日火曜日時限 4 時限 Seminar Ⅰa 担当教員吉岡伸一所属 大学院社会文化科学研究科 yoshioka@law.okayama=u.ac. jp 木曜日 4 時限 電話番号 086-251-7487 民法に関連する判例を対象として 担当者による報告と全員参加による討論を行う 題材としては 意思表示と代理に重点を置く方針である 判例報告への基本的な素養を身に付けるとともに 論理的に思考する力 及び妥当な結論へ導く力を身に付けることを目標とする 授業の最初にガイダンスを行い 報告担当者などを決める 民法総則 物権総論 の授業を履修していること 特にありません 判例プラクティス民法 1 判例プラクティス民法 2 毎回での授業での発言 担当した報告への取り組み方 報告の内容等を総合的に勘案して行う 担当教員は 民事法を専門分野として研究を行っている この授業は 担当教員の専門分野の基本的内容につき演習形式で行うものである 積極的に参加する者 好奇心の旺盛な者の参加を期待する
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 国際私法 ) 曜日火曜日時限 4 時限 Seminar Ia 担当教員佐野寛所属 社会文化科学研究科教授 sano@okayama-u.ac.jp 木曜 3 限 電話番号 内線 7494 この演習では 1 年生で学んだことを生かして 自分たちで 生活のための制度 を創ることを通して 3 4 年次の学習の基礎を作ることを目指します 自ら 制度 作りをすることで これまで学んだ知識を具体的に生かす方法や考え方を学ぶことを目標とします 初回にガイダンスを行い, その後 毎回 私たちの社会生活のために必要な制度をいくつか取り上げ 参加者が分担して その制度作りを行う とくになし とくに指定しない 大村敦志 生活のための制度を創る ( 有斐閣 2005 年 ) その他, 授業の際に適宜指示する 授業への参加 課題への取組 (30%) と最終レポート (70%) で総合的に評価する 担当教員の専門は国際私法であるが この授業では 専門的な法律学を学ぶ基礎を教える 積極的に課題に取り組むことを希望する
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 政治学 ) 曜日火曜日時限 4 時限 Seminar Ia 担当教員成廣孝所属 社会文化科学研究科教授 narihiro( アットマーク ) 電話番号ガイダンス時に伝達します. law.okayama-u.ac.jp 火曜 5 限. 会議等で不在のこともあるので, 予めメールでアポイントメントをとることが望ましい. 現代日本の福祉国家の動向について検討する. また, その背景としての日本政治やヨーロッパを中心とする諸外国での動向も検討する. 先進工業諸国に共通する政治課題を, 多面的に理解できるようにする. また, 高年次での演習に必要なスキル ( 文献読会, レジュメ スライド等の作成, 報告 ) を磨くこと. 第 1 回ガイダンス 2 回 ~ 文献講読と報告. 以下に挙げた文献を中心に, 参加者の関心に応じて担当を決定する. 宮本太郎 福祉政治 有斐閣,2008 年. 岩田正美 現代の貧困 : ワーキングプア / ホームレス / 生活保護 ちくま新書,2007 年. 宮本太郎編 福祉政治 ミネルヴァ書房,2013 年. 日本再建イニシアティブ 民主党政権 : 失敗の検証 中公新書,2013 年. 水島治郎 反転する福祉国家 : オランダモデルの光と影 岩波書店,2012 年. 鎮目真人 近藤正基編 比較福祉国家 : 理論 計量 各国事例 ミネルヴァ書房,2013 年 ( 予定 ). などから, 参加者の関心に合わせて担当文献を決定し, 要約 ( レジュメ ) を作成 配付したうえで口頭報告してもらう. 特になし. 特定の教科書は設けない. 教材はこちらで準備する. 演習に対する姿勢, 報告の内容によって評価する. 担当教員は比較政治 ( 現代イギリス政治 ) の研究を行っており, そのなかで社会政策も対象としている 本演習も比較の視点をとりいれた検討を行いたい. 特段こちらから要求することはないが, 積極的に発言して欲しい.
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 行政法 ) 曜日木曜時限 4 時限 Seminar 1a 担当教員高橋正徳所属 社会文化科学研究科准教授 sho-tok cc.okayamau.ac.jp 電話番号 086-251-7504 随時 ( ただし, 事前にアポイントをとってほしい ) 演習形式により, 具体的な素材を通じて, 行政法の基本的なしくみや考え方を学ぶ < 一般目標 > 身近な素材の検討を通じて, 行政法総論についての基礎的理解を得る < 個別 ( 行動 ) 目標 > (1) 行政法総論の重要論点について, 論理的に説明する (2) 演習形式により, 積極的に議論に参加し, 多角的に論点を考察する (3) 得られた知見を具体的な事例の検討に応用できるよう工夫する 行政法の重要論点について検討し, 行政法全体の大まかなイメージをつかむ 最初に, 全員で報告の分担を決め, 順次, 報告者があらかじめ作成したレジュメに基づいて報告をし, これを受けて, 全員で質疑応答を行う しっかり予習をして授業に出席することが求められる なし ( ただし, 行政法 I を同時履修することが望ましい ) 開講時に指示する 授業の中で, 適宜指示する また, 授業に必要な関連資料等は, 適宜配付する 出席回数, 報告内容, 議論への参加状況などにより, 総合的に評価する 担当教員は, 行政法の研究を行っている この授業は, 演習形式により, 行政法の基本構造について基礎的考察を行うものである ゼミ活動全般について, 積極的 主体的な参加を期待する
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 刑事法 ) 曜日木曜時限 4 時限 Seminar Ia (Criminal Law) 担当教員一原亜貴子所属 法学部 ichiha-a@cc.okayama-u.ac.jp 電話番号 月曜 5 限 ( 予約すること ) 刑法に関する近時の重要判例を考察する 各回の報告者が裁判例について報告を行い その後 質疑応答及び議論を通じて全員でこれに検討を加える 裁判例を分析する力 論理的な思考力 さらに分析したことや自らの思考を論理的に表現する力を涵養する 第 1 回ガイダンス第 2 回判例の読み方と報告の仕方第 3 回 ~ 判例報告 第 1 回目の演習時に 各回の報告者 1~2 名を決定する 各回の報告者は 割り当てられた裁判例について報告を行い その後 質疑応答と議論を行う 報告者以外の者も 事前に当該裁判例及びその判例評釈を読んでおかなければならない 本演習と並行して 刑法総論 Ⅰ を履修すること なし第 1 回目の演習時に指示する 出席状況 報告の内容 質疑応答及び議論の際の発言を総合して評価する また レポートを課す場合にはこれも評価の対象とする 担当教員は刑法学の研究を行っている この演習は 刑法学の基本的な部分を対象とするものである 演習形式の授業である以上 受講生には主体的 能動的な参加を求める 教室でただ座っているだけの者については 出席 と看做さない
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 民事法 ) 曜日木曜時限 4 時限 Seminar Ⅰ on Civil Law 担当教員米山毅一郎所属 社会文化科学研究科教授 yoneyama@law.okayamau.ac.jp 木曜日 6 時限 電話番号 086-251-7499 消費者法に関する基本文献を素材に報告 討論を行い, 関連判例法理の分析を行う 論点ごとに基本文献を指定しその読解力を養成する 消費者法関連の重要判例法理について理解すると共に, 学説の対応につき研究し, 論理的思考 説得的議論の仕方を獲得することを目標とする 日本弁護士連合会編 消費者法講義 第 4 版 ( 日本評論社 2013) を基本文献として 参加者で分担し 報告 討論する 担当者以外の参加者も討論には参加することになる 具体的な担当箇所 関連判例については 授業の第一回目に決定する したがって 本演習選択者は第一回目の授業に必ず出席しなければならない 特になし 日本弁護士連合会編 消費者法講義 第 4 版 ( 日本評論社 2013) 必要に応じて指示する ゼミにおける発言 主体的取り組み レジュメの内容等を重視する 担当教員は株主の監督是正権の研究を行っている この演習は担当教員の専門分野である商法 会社法に関連して消費者法の重要論点につき基本書 判例を中心に基本論点の検討を行うものである 法律学は説得の学問 沈黙は鉄屑 参加者にはゼミへの積極的参加を希望する
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 政治過程論 ) 曜日木時限 4 時限 Seminar 1a 担当教員上神貴佳所属 社会文化科学研究科教授 未定 電話番号 主として現代日本政治に関する比較的に新しい文献を講読する 参加者数にもよるが グループに分かれて 報告班と質問班を交互に担当することを想定している いずれの担当になるかによらず 毎回 参加者全員がレジュメを提出する 1990 年代以降の日本政治 経済 社会の変容を通史的に理解できるようになる 現代日本政治に関する専門的な文献を読破できるようになる 報告 質疑 討論 グループワークができるようになる 第 1 回 : イントロダクション第 2 回 : 報告 質疑 討論 ( 以下 第 15 回まで同じ ) 下記の 5 冊から 参加者の興味 関心に応じて講読する文献を決める とくに大部の文献については 1 冊を通読することにはこだわらず 適宜 講読する章を決める 飯尾潤 ( 編 ) 政権交代と政党政治 中央公論新社 2013 年 小熊英二 ( 編 ) 平成史 増補新版 河出ブックス 2014 年 佐々木毅 清水真人 ( 編 ) ゼミナール現代日本政治 日本経済新聞出版社 2011 年 中北浩爾 自民党政治の変容 NHK ブックス 2014 年 F ローゼンブルース /M ティース 日本政治の大転換 勁草書房 2012 年 特になし 特になし特になし 報告 質疑 討論への参加 レジュメの提出を評価の対象とする 担当教員は 現代日本政治を主な対象として 政治制度や政党 選挙の研究を行ってきた その知見を本演習においても活かしたい 文献を読むに当たり 知らないこと を放置せずに できる限り調べておくこと
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 基礎法 ) 曜日木曜時限 4 時限 Seminar 1a 担当教員波多野所属 法学部 hatano@law.okayama-u.ac.jp 電話番号 木曜 6 限 ( 予定 ) 086-251-7361 法哲学 法社会学 法史学といった基礎法学全般の基本問題について検討する 基礎法学の基本問題を検討することで 法の解釈という作業を より広い文脈の中で相対化して考えるための視座を獲得すること 資料を読み 自分の考え方をまとめ 人と議論するといった基本的能力を身につけること 法史 法思想史に関連する著作を購読し その内容などについて議論をしながらすすめてゆくことを考えている とりあえず議論の手がかりとしたい文献として 重田園江 社会契約論 ちくま新書渡辺京二 近代の呪い 平凡社仲正昌樹 法と自由講義 作品社中根千枝 タテ社会の人間関係 講談社現代新書 などを考えているが 実際に何を読むかは受講者と相談の上改めて考えたい 特になし 適宜指示する 半年間で3 冊程度のテキストを購入 購読する予定 適宜指示する 出席状況, 報告および討論への参加状況, レポートなどにより総合的に評価する 担当者は西洋法史の専門であり, このゼミでは西洋法史を含む基礎法学全般について基礎的な部分を学習する 特に無し
区分専門科目学期前期講義番号 演習 Ⅰa( 中国法 ) 曜日木曜時限 4 時限 SeminarⅠa:China Law 担当教員張紅所属 社会文化科学研究科 ( 法 ) zhang@law.okayama-u.ac.jp 水曜日 3 時限 電話番号 7493 中国ビジネス法務を中心にしてプレゼンテーション ディスカッションなどを行う 特に日本企業が中国に進出する時のトラブルの解決などを検討する 主に比較会社法 比較知的財産法及び比較証券取引法をレポート形式で報告 討論しながら深める 海外での事業を成功させるために日本をはじめ諸外国の法制度を比較し それに関連する判例を通じて 迅速且つ適切な対応等リスク対策や中国経済関係法の概観を把握する 前期のテーマ : 中国ビジネス法務について 日本企業の中国ビジネス展開中国企業の日本への進出事情信用リスクとリスクマネジメント会社の設立に関する日中の比較コーポレートガバナンスに関する日中の比較経営者の責任追及に関する日中の比較株主代表訴訟に関する日中の比較企業買収規制に関する日中の比較 受講要件 教科書 後期のテーマ : 金融証券及び知的財産法に関する日中の比較 証券発行制度について証券流通制度について証券市場の管理について証券市場の国際化について知的財産法について特許法について実用新案について意匠権について商標法について著作権法について特になし 張紅著書 中国法における会社管理 教育出版社 [ 中国証券法の整備と証券市場の国際化 ] 岡山大学法学部 50 周年記念論文集 有斐閣 西村幸次郎編 現代中国法講義 法律文化社 出席状況 質問応答の態度および平素のレポート発表による 担当者は 中国経済に関する法制度を主に研究している 本演習では上記研究分野の基礎となる中国法に関する日中の比較諸問題について演習形式で学習するものである 中国トピックスを取上げ 現地考察等について何でも相談 メールによる事前予約必要