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1 章 事業者免税点制度の適用要件の見直し の改正内容 前々期の課税売上高が 1,000 万円以下であっても 前期の事業年度開始の日から 6 ヵ月間の課税売上高 ( 2) が 1,000 万円を超えた場合は 当期から 課税事業者となります 適用時期 : 平成 25 年 1 月 1 日以降に開始する事

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

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2. 実務への影響度合 ( 作業負担 ) を確認する 個別対応方式 を採用する場合だけ ご確認ください 個別対応方式 を採用する場合は 固定資産奉行 において 資産ごとの 仕入対象区分 の設定が適切に設定されているかがポイントになります 資産ごとに適切な 仕入対象区分 を設定して登録することで 仕訳

目次 1. ツールの概要 1 2. 動作環境 1 3. マクロの設定 (1) Excel のバージョンの確認 2 (2) マクロの設定 3 4. 初回起動時の設定 (1) 現況報告書入力ツールの起動 5 (2) 初期設定 6 5. 現況報告書の作成 (1) 事前チェック提出用ツールの起動 8 (2)

平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

帳票の編集編集する帳票を選択し 数値等を入力して編集します e-tax ソフトには帳票作成の支援として 以下の機能が用意されています 帳票作成のためのヘルプ : 帳票の作成方法等の説明を表示するヘルプ 入力支援機能 : 合計値の自動計算などを行う機能 詳しくは以下を参照してください 112 ページ

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法人単位貸借対照表 平成 29 年 3 月 31 日現在 第三号第一様式 ( 第二十七条第四項関係 ) 法人名 : 社会福祉法人水巻みなみ保育所 資産の部当年度末前年度末 増減 負債の部当年度末前年度末 流動資産 23,113,482 23,430, ,370 流動負債 5,252,27

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目次 1. 平成 29 年改正対応 ( 2018 年 1 月リリース予定 ) (1) 改正内容 (2) 様式変更 (3) 医療費控除の対応について (4) 画面イメージ (5) 帳票イメージ 1-2. 電子申告 (1) 画面イメージ (2) 帳票イメージ 2. 機能改良 (2018 年 1 月リリー

そのほかの設定値は変更しないでください FlgH 21~59= 資金収支との連携科目 100= 製造原価計算に関係 ( 変更しないでください ) 上記以外にもシステムの処理で使う属性がありますが 既定値は変更しないでください また 資金収支科目において # や で始まる科目は変更しないで下さい 3.

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連結の補足 連結の 3 年目のタイムテーブル B/S 項目 5つ 68,000 20%=13,600 のれん 8,960 土地 10,000 繰延税金負債( 固定 ) 0 利益剰余金期首残高 1+2, ,120 P/L 項目 3 つ 少数株主損益 4 1,000 のれん償却額 5 1,1

計算書類 貸 損 借益 対計 照算 表書 株主資本等変動計算書 個 別 注 記 表 自 : 年 4 月 1 日 至 : 年 3 月 3 1 日 株式会社ウイン インターナショナル

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CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

目次 1. 機能改善 1-1. 個人決算 (1) 連動科目のチェック処理追加 (2) 商工会連動科目設定取込の機能追加 1-2. 電子申告 (1) 状況欄の表示を変更 (2) 標準科目名変更時の電子申告を抑止 2. 平成 27 年税制改正対応 2-1. 所得税申告書 (1) 改正内容 (2) 様式変

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貸借対照表 (2019 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 千円 ) 科目 金額 科目 金額 ( 資産の部 ) ( 負債の部 ) 流動資産 3,784,729 流動負債 244,841 現金及び預金 3,621,845 リース債務 94,106 前払費用 156,652 未払金 18,745

第 151 回日商簿記 2 級解答解説 第 1 問 実教出版株式会社 解答 仕 訳 借方科目金額貸方科目金額 現 金 8,500,000 車両減価償却累計額 760,000 1 商 品 6,100,000 本 店 17,640,000 車 両 3,800,000 2 その他有価証券 2,000,00

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

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第 6 章 消費税 6-1 課税方式設定 消費税 T 課税方式設定 1 消費税申告書の計算方法や各種情報を設定します 計算方式設定 基本設定 集計選択 消費税を集計する期間を選択します 単月をクリックして指定 またはドラッグして複数月を指定する ことができます 申告区分が 中間 の場合は 中間申告の

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しゅう 操作マニュアル 事業者機能 Ⅲ. 決算業務編 全国商工会連合会

本書の著作権は株式会社ミロク情報サービスが所有しています 本製品の仕様および本書の内容に関しては 将来予告無しに変更することがあります 本書の内容の一部または全部を無断で転載することは 禁止されています ネット de 記帳は 全国商工会連合会の登録商標です Windows の正式名称は Microsoft Windows Operating System です Microsoft Windows Windows 8 Windows RT Windows 7 Windows Vista Windows XP Windows Server は 米国 Microsoft Corporation の米国および その他の国における登録商標または商標です Adobe Reader は 米国 Adobe Systems 社の米国およびその他の国における登録商標または商標です Adobe Flash は 米国 Adobe Systems 社の米国およびその他の国における登録商標または商標です Oracle と Java は Oracle Corporation およびその子会社 関連会社の米国およびその他の国における登録商標です シーオーリポーツは株式会社エイチ オー エスの登録商標です Zend ゼンドは ゼンド ジャパン株式会社の商標または登録商標です その他 記載の会社名 商品名は各社の登録商標または商標です 製品の仕様および機能は 改良のため予告なく変更させていただく場合があります 本書の表記 本書では説明する内容によって次のアイコン 記号を使用しています アイコン 記号 説明 操作するときに気をつけることを記載しています 説明の補足事項を記載しています 参照先を記載しています システム名 処理名の名称を表記するときに用います 画面やウィンドウ ダイアログの名称を表記するときに用います [ ] 画面名称 ボタン名称を表記するときに用います 画面内の項目名 参照先を表記するときに用います キーボードのキーを表記するときに用います

III 決算業務編 Ⅲ.

分冊の構成事業者向け操作マニュアルは 次のように Ⅰ. マスター関係登録編 から Ⅳ. 電子申告編 で構成されています 本編で説明する機能は Ⅲ. 決算業務編 です 事業者向け目次 索引 Ⅰ. マスター関係登録編 事業者ごとに管理する情報 ( 補助科目 摘要 工事など ) の設定 Ⅱ. 日常業務編 日常業務の取引などの帳簿 伝票入力および日次 月次資料作成 Ⅲ. 決算業務編決算時に行う業務 Ⅲ-1 決算業務編 _ 所得税確定申告書 _ 平成 26 年申告分 資料 : 所得税確定申告書 _ 平成 26 年度 _ 税制改正概要 Ⅲ-2 決算業務編 _ 消費税申告書 資料分析グラフ Ⅳ. 電子申告編 国税庁 ( 税務署 ) への電子申告

目次 III 決算業務編 3 1 決算業務で行うこと... III-1 1.1 年次処理 ( 決算業務 ) の流れ... III-1 1.2 決算業務で使用する機能... III-2 2 決算整理仕訳を入力する... III-3 2.1 決算月について... III-3 2.2 決算整理仕訳 ( 棚卸 ) について... III-4 2.3 決算整理仕訳 ( 減価償却 ) について... III-5 2.4 個人事業者の事業主貸 借と元入金について... III-5 2.5 法人事業者の利益剰余金の処分について... III-5 3 固定資産を管理する... III-6 3.1 固定資産管理の流れ... III-6 3.1.1 画面構成... III-7 3.2 基本情報を設定する... III-8 3.3 固定資産台帳に登録する... III-10 3.3.1 固定資産を登録する... III-10 3.3.2 固定資産の設定内容... III-11 3.3.3 固定資産を修正 削除する... III-17 3.3.4 固定資産台帳を印刷する... III-31 4 決算書を作成する ( 法人 )... III-33 4.1 決算報告書を作成する... III-33 4.1.1 決算報告書作成の流れ... III-34 4.1.2 画面構成... III-35 4.1.3 決算報告書を作成する... III-36 4.1.4 決算報告書を印刷する... III-43 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する... III-45 4.2.1 画面構成... III-48 4.2.2 キャッシュ フロー計算書を作成する... III-49 4.2.3 キャッシュ フロー計算書を印刷する... III-54 5 分析グラフを活用する... III-57 5.1 分析グラフを作成する... III-57 5.1.1 画面構成... III-58 5.1.2 分析グラフを表示する... III-59 5.1.3 分析グラフを印刷する... III-62 5.1.4 経営分析計算明細書を印刷する... III-63

6 決算更新する... III-65 6.1 次期事業者データ作成の流れ... III-65 6.2 次期事業者データを作成する... III-66 6.3 残高再移送処理の流れ... III-69 6.4 残高再移送処理をする... III-70

1 決算業務で行うこと 1.1 年次処理 ( 決算業務 ) の流れ 1 決算業務で行うこと 決算業務では 日々の取引の記録 ( 帳簿や伝票など ) をもとに 決算整理仕訳 ( 棚卸 減価償却費 貸倒引当金の計上など ) を入力して 個人または法人の貸借対照表 損益計算書などの決算書を作成します 決算整理仕訳を起票する際には 固定資産台帳の確認も同時に行います 決算書を作成した後は 所定の期間内に各種確定申告書 ( 所得税 消費税 ) を作成して電子申告 または税務署へ提出します 1.1 年次処理 ( 決算業務 ) の流れ 導入処理 日常処理 年次処理 マスター関係登録 日常業務 決算業務 電子申告 決算整理仕訳を入力する 決算書を作成する 棚卸 減価償却 貸倒引当金の計上などを入力します 個人用 法人用の決算書を作成します 電子 申告 固定資産台帳を管理する 各種申告書を作成する 固定資産の取得から減価償却計算など 個々の固定資産ごとに管理します 青色申告書や確定申告書など各種申告書を作成します 所得税確定書や必要に応じて消費税申告書を作成します 決算業務 のメニューリスト 決算業務 から該当のメニューをクリックします III-1

1 決算業務で行うこと 1.2 決算業務で使用する機能 1.2 決算業務で使用する機能 決算業務での法人と個人の流れとメニューは次のとおりです 必要に応じた処理を行います 個人の決算処理 法人の決算処理 棚卸仕訳や減価償却の仕訳を計上するなどの決算整理仕訳を登録します 2 決算整理仕訳を入力する 決算仕訳の登録 仕訳帳 振替伝票 個人決算書の作成 個人の決算書に関する基本情報と 青色申告決算書 または 収支内訳書 を作成します 事業者機能 _Ⅲ. 決算業務編 _ 所得税確定申告書 _ 平成 26 年申告分 参照 青色申告決算書など 明細に連動 仕訳を入力 決算書の作成 法人の決算書 および会計期間内の資金の流れを表すキャッシュ フロー計算書を作成します 4.1 決算報告書を作成する 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 所得税確定申告書の作成 個人の所得税確定申告書を選択し 作成します 事業者機能 _Ⅲ. 決算業務編 _ 所得税確定申告書 _ 平成 26 年申告分 参照 電子申告をする 確定申告書 課税事業者で消費税申告が必要な場合 消費税申告書の作成 消費税申告に関する基本情報と 必要に応じた消費税申告書を選択し作成します 事業者機能 _Ⅲ. 決算業務編 _ 消費税申告書 参照 消費税申告書 管理すべき固定資産がある場合 固定資産を管理する 固定資産の登録および減価償却費の計算などを行います 固定資産 3.2 基本情報を設定する 台帳 3.3 固定資産台帳に登録する 分析する場合 分析する 経営計数分析表などの 分析グラフ を出力し 経営分析に役立てます 5.1 分析グラフを作成する : 必要な場合に使用する機能 III-2 III. 決算業務編

2 決算整理仕訳を入力する 2.1 決算月について 2 決算整理仕訳を入力する 決算整理仕訳とは 毎月入力した仕訳を元に決算を行う決算固有の仕訳のことです 主に 棚卸仕訳 減価償却費の計上仕訳があります 決算整理仕訳を入力する前に 棚卸の確認 固定資産台帳の資産の確認などを行います 2.1 決算月について 決算整理仕訳は決算専用の月 (91 月 92 月 93 月 ) を指定して 仕訳帳や振替伝票で入力します 例えば 個人における 12 月 で 決算整理仕訳を入力することも可能ですが 決算固有の仕訳 (91 月 92 月 93 月を指定 ) として入力するのが便利です 決算修正月の 3 ヵ月は 91 月 から順番に使用します 項目 1~12 月度 決算月 91 月 : 決算月 92 月 : 決算月 2 93 月 : 決算月 3 内容 通常の月次データを入力します 決算の修正仕訳を入力します 決算月は 91 92 93 月の 3 ヵ月用意されています 仕訳帳 ワンポイント 決算修正月における仕訳の 月日 は 必ず決算終了日となります 個人事業者のデータの月日欄で 31 と入力すると 12/31 となります 財務報告書や総勘定元帳では 集計などの範囲として決算月 ( 91 月 ~ 93 月 ) を指定しますが 印刷される帳票の日付はすべて決算終了日となります III-3

2 決算整理仕訳を入力する 2.2 決算整理仕訳 ( 棚卸 ) について 2.2 決算整理仕訳 ( 棚卸 ) について ネット de 記帳 では 棚卸の仕訳を初回は 期首 / 期末 2 回目以降は 期末 / 期末 方式で入力します 個人事業者の入力例 期首の商品 (151) 勘定の残高 100,000 円 1 月末の商品有高 110,000 円 2 月末の商品有高 120,000 円 月度 仕訳 ( ) 内の数字は標準勘定科目の科目コードです 1 月期首商品棚卸高 (531)100,000 / 商品 (151)100,000 商品 (151)110,000 / 期末商品棚卸高 (537)110,000 2 月期末商品棚卸高 (537)110,000 / 商品 (151)110,000 商品 (151)120,000 / 期末商品棚卸高 (537)120,000 以上のように 期首商品棚卸高 の勘定科目を使用するケースは 当該会計期間の最初に棚卸資産勘定から期首商品棚卸高に振替を行う場合のみです ( 当該会計期間の同一会計単位で 期首商品棚卸高は一度だけ起票します ) 2 回目の棚卸仕訳からは 期末商品棚卸高の勘定科目で棚卸の仕訳を起票します 上記の例で 期中は棚卸をせずに決算月 ( 例 : 91 月 ) だけで仕訳を起票する場合は 次の仕訳を起票します 月度 仕訳 91 月期首商品棚卸高 (531)100,000 / 商品 (151)100,000 商品 (151)120,000 / 期末商品棚卸高 (537)120,000 商品勘定以外にも 製品 原材料 仕掛品などは同様の仕訳を起票します III-4 III. 決算業務編

2 決算整理仕訳を入力する 2.3 決算整理仕訳 ( 減価償却 ) について 2.3 決算整理仕訳 ( 減価償却 ) について 固定資産については 減価償却費を毎期行う必要があります 減価償却費として計上する金額については 固定資産台帳 より 固定資産一覧 ( 減価償却計算表 ) などの出力を行い確認します 3.3.4 固定資産台帳を印刷する 参照 減価償却費の仕訳の起票には 2 通りの方法があり いずれかの方法で入力します 減価償却費計上の仕訳入力例 ( 例 ) 車両運搬具 (214) 減価償却費 (575)276,000 円 減価償却累計額 (222) ( ) 内の数字は標準勘定科目の科目コードです 方法 仕訳 直接法 減価償却費 (575)276,000/ 車両運搬具 (214)276,000 間接法 減価償却費 (575)276,000/ 減価償却累計額 (222)276,000 2.4 個人事業者の事業主貸 借と元入金について 個人事業者の事業主貸 (291) 事業主借 (391) の勘定科目は翌年のデータを作成する際に 元入金 (411) と相殺されて 翌事業年度の期首の元入金勘定の残高になります したがって 当期末で相殺などを行う必要はありません 2.5 法人事業者の利益剰余金の処分について 法人事業者の利益剰余金に関しては 決算の確定した翌年に積立金や配当の仕訳を起票します 期首残高に登録されている期首繰越利益剰余金 (901) を処分する場合には 次のような仕訳を起票します 仕訳入力例 例 別途積立金に 10,000 円を積み立てた 配当金 30,000 円の配当が決定した 内容 積立金積立額 (923)10,000/ 別途積立金 (434)10,000 利益剰余金配当額 (921)30,000/ 未払配当金 (320)30,000 配当金の支払い時の仕訳未払配当金 (320)30,000/ 現金 ( 普通預金など )30,000 III-5

3 固定資産を管理する 3.1 固定資産管理の流れ 3 固定資産を管理する 固定資産台帳とは 固定資産の取得から減価償却計算および売却や廃棄といった処分に至るまでの経緯を個々の資産ごとに管理するための台帳をいいます 取得価額 耐用年数 償却方法などから 当年度の償却費 未償却残高などを自動計算して表示します また 個人の場合は事業に使う割合を会計単位別に入力すると 各事業割合が個人決算書に反映されます 3.1 固定資産管理の流れ 固定資産管理の流れは次のとおりです 基本情報の設定 固定資産を登録する前に 固定資産の減価償却計算時の端数処理方法を設定します 固定資産基本情報設定 3.2 基本情報を設定する 参照 固定資産台帳に登録 管理する固定資産を登録します 固定資産台帳 3.3.1 固定資産を登録する 参照 固定資産台帳の印刷 固定資産一覧を印刷します 固定資産一覧 3.3.4 固定資産台帳を印刷する 参照 III-6 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.1 固定資産管理の流れ 3.1.1 画面構成 主な画面構成は次のとおりです アプリケーションツールバー 会計年度 表示順 表示エリア 状態表示 タブ 入力エリア 項目 アプリケーションツールバー 会計年度 表示順 表示エリア タブ 入力エリア 状態表示 説明 参照先 開いている画面に合わせて 作業に必要なボタンが表示されます 利用頻度の高いボタン 概要 基本操作 2.5 アプリケーションツール 表示する会計年度を選択します 過年度を選択した場合は データの参照のみ可能です バー ファンクション 参照 資産種別 / 取得日順 管理コード順 取得日順から選択します 固定資産台帳一覧が表示されます 下段には合計が表示されます タブをクリックし 入力エリアを切り替えます 登録する資産の情報を入力します 現在の操作 / 表示状態を表示します 新規 編集 一覧 III-7

3 固定資産を管理する 3.2 基本情報を設定する 3.2 基本情報を設定する 固定資産を登録する前に 固定資産の減価償却の計算方法などの基本情報を設定します 1 決算業務 > 固定資産 > 固定資産台帳 をクリックします 2 固定資産台帳 が表示されます [ 基本情報 ] ボタンをクリックします 3 固定資産基本情報設定 が表示されます 対象の項目を選択 または入力し [ 更新 ] ボタンをクリックします 法人の場合 個人決算書連動 の設定は表示されません III-8 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.2 基本情報を設定する 項目 償却計算時の端数処理 償却計算時の設定 個人決算書連動 償却費の計算 均等償却の計算 償却可能限度額の計算 過年度均等償却の端数調整 内容 1 円未満の端数が発生した場合の処理を選択します 切り捨て 切り上げ 四捨五入 1 円未満の端数が発生した場合の処理を選択します 切り捨て 切り上げ 1 円未満の端数が発生した場合の処理を選択します 切り捨て 切り上げ 四捨五入 6 年目に計上する 5 年目で調整するから選択します 平成 19 年 3 月 31 日以前に取得した資産で 取得価額の 5% まで償却を行ったものは 5 年間の均等償却で 1 円まで償却することができます この最後の年 (5 年目 ) の端数の処理方法を選択します 250% 経過措置の適用適用しない (200% 償却 ) 適用する (250% 償却 ) から選択します 250% 経過措置適用期間 250% 経過措置の適用 で 適用する を選択した場合に表示されます 適用期間の終了年月日を入力します 少額資産の連動方法 按分時の端数負担業種 事業専用割合 0% 資産 出力順 個人決算書最終連動日時 合計を連動 明細を連動から選択します 複数業種を採用している場合に表示されます 一般 農業 不動産から選択します 連動しない 連動するから選択します 連動する を選択した場合でも 少額資産と一括償却資産の事業割合 0% 資産は連動されません 青色申告決算書添付資料 の出力順を選択します 資産種別 / 取得日順 管理コード順 取得日順 選択出力順の値が同一の場合は 供用開始日順 登録日時順 の順序で出力されます 一括償却資産 および 少額償却資産は 出力順の設定に関係なく最後に出力されます 平成 25 年以前の事業年度を選択している場合は 資産種別 / 取得 順から変更できません 連動日時が表示されます III-9

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 3.3 固定資産台帳に登録する 3.3.1 固定資産を登録する 管理する固定資産を登録します 取得価額 耐用年数 償却方法などを登録することで 償却費 未償却残高などが自動計算されます 1 固定資産台帳 で [ 新規 ] ボタンをクリックします 2 各タブをクリックし 対象の項目を入力後 [ 更新 ] ボタンをクリックします 設定内容 3.3.2 固定資産の設定内容 参照 タブ タブ資産情報 1 資産情報 2 当期減価償却定率法の償却判定 説明 資産名称や取得年月日 取得価額などを登録します 増加事由や減少日などを登録します 減価償却の計算結果が表示されます 割増 ( 特別 ) 償却費がある場合は その金額を登録します [ 資産情報 1] タブの 償却区分 が 償却不可 の場合は表示されません [ 資産情報 1] タブの 資産種別 が 一括償却資産 の場合は表示されません ( 一括償却資産合計で表示されます ) 定率法の償却判定を表示します [ 資産情報 1] タブの 償却方法 が 定率法 かつ 平成 19 年 4 月以降に取得 ( 法人は供用開始 ) した資産の場合のみ表示されます III-10 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 3 [ ] ボタンをクリックして終了します 3.3.2 固定資産の設定内容 [ 資産情報 1] タブ 項目資産名称管理コード資産種別償却区分償却方法取得年月日供用開始日 終了日取得価額期首帳簿価額期首償却累計額耐用年数償却率当期償却費合計数量又は面積 内容 資産名称を全角 30 文字以内で入力します 登録する資産に割り当てる管理コードを半角 10 文字以内で入力します 建物 建物付属設備 構築物 機械及び装置 船舶 航空機 車両及び運搬具 工具 器具 備品 生物 無形減価償却資産 非償却 ( 土地等 ) 非償却 ( 無形 ) その他 少額償却資産 一括償却資産から選択します 普通償却 任意償却 償却不可から選択します ただし資産種別によっては償却不可 一括償却 少額資産が自動でセットされます 資産種別が 非償却 ( 土地 ) または 非償却 ( 無形 ) の場合 償却不可 が設定されます 資産種別が 少額償却資産 の場合 少額資産 が設定されます 資産種別が 一括償却資産 の場合 一括償却 が設定されます 補足 : 償却区分 償却方法について 参照 定額法 定率法 均等償却法から選択します 資産種別が 生物 無形減価償却資産 少額償却資産 の場合 定額法 が設定されます 資産種別が 一括償却資産 の場合 均等償却 が設定されます 償却区分が 償却不可 の場合 表示されません 償却区分が 任意償却 の場合 償却方法を任意に入力できます 任意入力した償却方法の個人決算書への印刷は全角で 3 文字までとなります 補足 : 償却区分 償却方法について 参照 固定資産の取得年月日を入力 またはカレンダーから選択します 固定資産の供用開始日 終了日を入力 またはカレンダーから選択します 固定資産の取得価額を 11 桁以内で入力します 期首帳簿価額を 11 桁以内で入力します 当期中の新規取得物件の場合は 取得価額を入力後に Enter キーを押すと 自動表示されます 資産種別 が 一括償却資産 の場合は表示されません 期首償却累計額が表示されます 資産種別 が 一括償却資産 の場合は表示されません 法定耐用年数を 2~100 の範囲で入力します 償却区分 が 償却不可 の場合は表示されません 償却率が表示されます 償却区分 が 償却不可 少額資産 任意償却 の場合は表示されません 償却費合計が表示されます 資産種別 が 一括償却資産 の場合は表示されません 数量や面積を入力します III-11

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 項目 単位 備忘価額 期末未償却残高 会計単位 ( 部門 ) 事業割合 ( 一般 農業 不動産 ) 付箋 内容 なし 棟 個 台 本 セット 組 枚 坪 m2から選択 または直接入力します 1 円が表示されます 期末未償却残高が表示されます 資産種別 が 一括償却資産 の場合は表示されません 会計単位 ( 法人では部門 ) を選択します 法人で部門採用している場合は 部門 が表示されます 事業専用割合を 0~100% の範囲で入力します 個人の場合のみ表示されます 事業で使用している割合が 80% 残りの 20% は家事消費分というように 事業専用割合が 100% に満たない割合でも入力できます 付箋をつけた場合は 備考欄を入力します 全角 30 文字以内で入力します 付箋機能について 固定資産情報に付箋を貼付することができる付箋機能の使用方法について説明します 付箋 はがす 表示エリア 付箋 固定資産情報に付箋をつけます 付箋の色は 4 種類から選択します はがす 固定資産情報につけた付箋をはがします 付箋を貼付する場合は 固定資産情報を表示エリアから選択し [ 付箋 ] ボタン横の をクリックして 使用する付箋の色を選択します [ 付箋 ] ボタンをクリックすると 固定資産情報に付箋が貼付されます III-12 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 償却区分 償却方法について 項目 内容 償却区分償却不可土地 電話加入権などの非減価償却資金をいいます 普通償却 一括償却 少額資産 任意償却 通常の償却をいいます 一括して 3 年間で償却します 20 万円未満の資産に適用できます 取得価額が 30 万円未満の損金算入の特例を受ける資産をいいます 任意の金額を償却します 償却方法定額法耐用年数において 毎年度均等額を償却します 定率法 均等償却 耐用年数において 帳簿価額に一定の償却率を掛けた金額を償却します 支出の効果がおよぶ期間 ( 償却月数 ) で 毎年度均等に償却します 任意償却の資産が存在している場合 任意償却の資産が存在している場合 画面右上に 任意償却の資産あり (*) と表示されます 任意償却の資産については 資産種別の後ろに (*) が表示されます 任意償却の資産と強制入力中の資産が両方存在している場合 画面右上の表示は強制入力中の方が優先され 任意償却の資産があった場合でも 強制入力中の資産あり (*) と表示されます III-13

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する [ 資産情報 2] タブ 項目増加事由減少日減少事由圧縮記帳額圧縮後取得価額減少時残存割合計上方法償却費計上方法償却資産税残存割合未償却限度割合摘要備考 内容 固定資産の増加事由を 新品取得 中古取得 受入 事業承継 その他から選択します 資産種別 が 一括償却資産合計 の場合は表示されません 固定資産の減少があった場合に日付を入力 またはカレンダーから選択します 資産種別 が 一括償却資産合計 の場合は表示されません 固定資産の減少事由を売却 滅失 移動 その他から選択します 減少日の入力がある場合のみ表示されます 圧縮記帳の適用が認められている資産の場合に金額を入力します 取得価額 - 圧縮記帳額 が表示されます 減少時残存割合が表示されます 減少事由 が 売却 滅失 の場合のみ表示されます 資産計上 経費処理資産から選択します 損益計算書 製造原価から選択します 償却区分 が 償却不可 の場合は表示されません 課税 非課税から選択します 残存価額の割合を 0~100% の範囲で入力します 取得日 ( 法人は供用開始日 ) が平成 19 年 3 月以前の資産の場合のみ表示されます 資産種別 が 生物 の場合は入力必須です 未償却限度割合を入力します 取得日 ( 法人は供用開始日 ) が平成 19 年 3 月以前の資産の場合のみ表示されます 登録資産の状況により摘要欄に自動的に文字列が設定され 個人決算書に印字されます 自動設定文字は次のとおりです 償却済 措法 28 の 2 均等償却 改定償却 250% 定率法 除却 yy/mm 償却完了 圧縮 全角 40 文字以内で入力します III-14 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する [ 当期減価償却 ] タブ 項目 [ 資産情報 1] タブの 償却区分 が 償却不可 の場合は表示されません [ 資産情報 1] タブの 資産種別 が 一括償却資産 の場合は表示されません ( 一括償却資産合計で表示されます ) 普通償却費 償却基礎金額 償却率 本年中の償却期間分子 / 分母 償却費合計 普通償却費 割増 ( 特別 ) 償却費 普通償却費の自動計算額 必要経費算入額 償却費合計 事業専用割合 必要経費不算入額 期末未償却残高 当期未償却残高 償却費合計 減少時残存価額 内容 普通償却費が表示されます 償却区分 が 任意入力 の場合は入力必須です 償却基礎金額が表示されます 償却区分 が 任意入力 の場合は入力必須です 償却率が表示されます 本年中の償却期間の分子を入力します 分母は表示されます 償却区分 が 一括償却 少額資産 の場合は表示されません 償却費合計が表示されます 償却区分 が 少額資産 の場合は表示されません 普通償却費が表示されます 割増 ( 特別 ) 償却費を入力します 普通償却費のシステム計算額を表示します 普通償却費 が強制入力されている場合のみ表示されます 償却区分 が 任意償却 の場合は表示されません 必要経費算入額が表示されます 償却費合計が表示されます 事業専用割合が表示されます 必要経費不算入額が表示されます 事業専用割合 が 100% 未満の場合のみ表示されます 期末未償却残高が表示されます 当期未償却残高が表示されます 償却費合計が表示されます 減少時残存価額が表示されます 減少日 が入力されている場合のみ表示されます III-15

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する [ 定率法の償却判定 ] タブ 項目 [ 資産情報 1] タブの 償却方法 が 定率法 の場合のみ表示されます 償却保証額 圧縮後取得価額 保証率 調整前償却額 期首帳簿価額 償却率 改定初年の調整前償却額 改定取得価額 判定 内容 償却保証額が表示されます 圧縮後取得価額が表示されます 保証率が表示されます 調整前償却額が表示されます 期首帳簿価額が表示されます 償却率が表示されます 改定初年の調整前償却額が表示されます 判定 が 改定償却 の場合のみ表示されます 改定取得価額が表示されます 判定 が 改定償却 の場合のみ表示されます 改定償却の初年度の資産を新規登録する場合 入力必須になります 判定内容を表示されます III-16 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 3.3.3 固定資産を修正 削除する登録した固定資産の修正 削除について説明します 固定資産を修正する 1. 固定資産台帳 で 修正したい固定資産を選択し [ 編集 ] ボタンをクリックします 2. 各タブをクリックし 項目を修正後 [ 更新 ] ボタンをクリックします 3. [ ] ボタンをクリックして終了します III-17

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 固定資産を削除する 1. 固定資産台帳 で 削除したい固定資産を選択し [ 削除 ] ボタンをクリックします 2. 確認画面で [ はい ] をクリックします 表示条件を指定する 固定資産台帳一覧を表示する条件を指定することができます 1. 固定資産台帳 で [ 条件設定 ] ボタンをクリックします III-18 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 2. 条件を指定し [OK] をクリックします 項目資産種別取得年月日表示資産償却完了償却費計上方法会計単位 ( 部門 ) 内容 資産種別を選択します 取得年月日を入力します 空白の場合は抽出条件なしで表示します 計上資産 経費処理資産から選択します 空白 ( 償却しない ) 完了 未了から選択します 空白 ( 計上しない ) 損益計算書 製造原価から選択します 会計単位 ( 法人では部門 ) を選択します 法人で部門採用している場合は 部門 が表示されます 3. 条件に一致する固定資産台帳の一覧が表示されます 条件に一致する一覧が表示 ワンポイント 一覧の各項目をクリックすると ソート ( 並べ替え ) できます クリック III-19

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 計算項目を強制入力する 固定資産台帳では 通常入力 と 強制入力 の登録モードがあり 初期値は 通常入力 モードになっています 強制入力 を選択すると 計算項目の値を自動計算せずに 直接入力して編集することができます 1. 固定資産台帳 で [ その他 ] ボタンのプルダウンをクリックし 入力モード を 選択します 2. 設定 で入力モードの 強制入力 を選択し [OK] をクリックします 3. 状態表示が 強制 と表示されます III-20 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 4. 強制入力したい固定資産を選択し [ 編集 ] ボタンをクリックします 5. 入力保護されていた計算項目が入力可能になります 強制入力モードを解除するには [ その他 ] ボタンのプルダウンをクリックし 入力モード を選択します 設定 で入力モードの 通常入力 を選択し [OK] をクリックします III-21

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 強制入力中の資産が存在している場合 強制入力中の資産が存在している場合 画面右上に 強制入力中の資産あり (*) と表示されます 強制入力されている資産については 資産種別の後ろに (*) が表示されます 普通償却費 が強制入力されている場合 本年中に償却できる限度額が確認できるよう 普通償却費の自動計算額 を画面に表示します 普通償却費の自動計算額 は本年中の償却期間が 12 ヶ月に満たない場合 その償却期間で計算された金額が表示されます 普通償却費の自動計算額 は償却累計額が償却可能限度額を超える場合 償却可能限度額に達するまでの金額が表示されます III-22 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 一括償却資産合計の事業割合の強制入力について 強制入力モードでは 一括償却資産合計の 事業割合 を入力でき [ 必要経費算入額の編集 ] ボタンが表示されます [ 必要経費算入額の編集 ] ボタンをクリックすると 一括償却資産の必要経費算入額の強制入力 が表示され 必要経費算入額 を入力できます 入力された 必要経費算入額 から事業割合が自動計算されます 自動計算される 複数業種を営んでいる場合複数業種を営んでいる場合は 事業内訳毎に 必要経費算入額 を入力できます 入力により発生した合計額との差額は 按分時の端数負担を設定した業種で調整されます 差額が調整される III-23

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する また [ 合計額変更 ] ボタンをクリックすると 必要経費算入額 の合計額の入力欄が表示されます 必要経費算入額合計額の入力により発生した事業内訳との差額は 按分時の端数負担を設定した業種で調整されます 入力項目が表示される 差額が調整される 一括償却資産合計の事業割合の強制入力時の注意点 内訳の一括償却資産が変更された場合 一括償却資産合計の強制入力は解除されます III-24 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 会計単位 ( 法人では部門 ) を一括変更する 固定資産の会計単位 ( 法人では部門 ) を一括で変更します 個人の画面を例にしています 1. 固定資産台帳 で [ その他 ] ボタンのプルダウンをクリックし 会計単位一括変更 を選択します 2. 条件を指定し [ 更新 ] ボタンをクリックします 項目 変更前の会計単位 ( 部門 ) 変更後の会計単位 ( 部門 ) 内容 変更対象となる会計単位 ( 法人では部門 ) を選択します 会計単位 ( 法人では部門 ) が未選択の固定資産が登録されている場合は選択肢に ( 未選択 ) が表示されます 会計単位 ( 法人では部門 ) が未選択の固定資産を一括で変更することができます 変更後の会計単位 ( 法人では部門 ) を選択します 3. 条件に該当する固定資産の会計単位 ( 法人では部門 ) が一括で変更されます III-25

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 事業割合を他の事業へ一括移送する 固定資産の事業割合を他の事業へ一括で移送します 移送元の事業割合が移送先の事業割合に加算されます 個人の場合のみ使用できます 1. 固定資産台帳 で [ その他 ] ボタンのプルダウンをクリックし 事業割合一括移送 を選択します 2. 条件を指定し [ 更新 ] ボタンをクリックします 項目 移送元の事業 移送先の事業 内容 事業割合の移送元となる事業を選択します 事業割合の移送先となる事業を選択します 移送先の事業に 移送しない を選択した場合は事業割合の移送は行わず 移送元の事業割合を 0% に更新します 3. 固定資産の事業割合が一括で移送されます III-26 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 複数の資産を一括更新する 処理内容と実行条件を指定し 複数の資産を一括で更新します 1. 固定資産台帳 で [ その他 ] ボタンのプルダウンをクリックし 項目別一括更新 を選択します 2. 処理内容と条件を指定します 項目処理内容会計単位 ( 部門 ) 資産種別 内容 減少日 償却期間 普通償却費 全資産再計算から選択します 会計単位 ( 法人では部門 ) を選択します 法人の場合は 部門 が表示されます 資産種別を選択します III-27

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 3. 更新内容を入力し [ 実行 ] ボタンをクリックします 更新内容入力エリア 更新内容の入力画面は 選択した 処理内容 により入力項目が切り替ります 減少日 項目 減少日 減少事由 内容 固定資産の減少があった日付を入力 またはカレンダーから選択します 固定資産の減少事由を売却 滅失 移動 その他から選択します 減少日の一括更新について 指定減少日以前の減少日が既に設定されている資産は 更新対象外となります 一括償却資産の合計は 更新対象外となります 更新対象となる場合は 償却期間 普通償却費は再計算されます 償却期間 普通償却費が強制入力されている場合は 強制入力は解除されます III-28 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 償却期間 項目 本年中の償却期間 内容 指定償却期間を 0~11 の範囲で入力します 償却期間の一括更新について 指定償却期間を強制入力として更新します 指定償却期間以前の償却期間が既に設定されている資産は 更新対象外となります 少額償却資産の場合は 更新対象外となります 一括償却資産の内訳は 更新対象外となります 償却区分が償却不可の資産は 更新対象外となります 償却済の資産は 更新対象外となります 更新対象となる場合は 普通償却費は再計算されます 普通償却費が強制入力されている場合は 強制入力は解除されます 本年中に取得した資産で償却期間の調整が必要な場合の注意点 更新対象となる場合 指定償却期間がそのまま更新されます 本年中に取得した資産の場合 取得日から指定償却期間までの計算は行っていません 償却期間の調整が必要な場合は 一括更新実行後に固定資産台帳から個々の資産を選択して編集してください ( 例 ) 償却期間の調整が必要なケース 会計期間 2015/1/1~2015/12/31 取得日 2015/4/1 償却期間 9 ヶ月 操作 1: 会計期間を変更するため項目別一括更新で償却期間を 6 ヶ月に変更 会計期間 2015/1/1~2015/6/30 取得日 2015/4/1 償却期間 6 ヶ月 操作 2: 固定資産台帳から個々の資産を選択して償却期間を取得日から 6/30 までの期間に調整を行う 会計期間 2015/1/1~2015/6/30 取得日 2015/4/1 償却期間 3 ヶ月 III-29

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 普通償却費 項目 割合 内容 指定割合を 0~100% の範囲で入力します 普通償却費の一括更新について 指定割合から計算した額を普通償却費の強制入力として更新します ( 例 ) 普通償却費を 0 円にする場合は 割合に 0% を入力 普通償却費 ( 計算値 ) は以下の計算により算出されます ( 式 ) 普通償却費 ( 計算値 )= 償却基礎金額 x 償却率 x 償却期間 少額償却資産 または 償却区分が任意償却の場合は 更新対象外となります 一括償却資産の内訳は 更新対象外となります 償却区分が償却不可の資産は 更新対象外となります 償却済の資産は 更新対象外となります 全資産再計算 項目 強制入力解除 内容 再計算前にすべての項目の強制入力を解除する場合 チェックボックスにチェックをつけます 全資産再計算について 対象外となる条件はありません すべての資産を対象に再計算を行います 過年度に除却した資産も件数には含まれますが計算結果には影響ありません 過年度に除却した資産は入力モードを強制入力モードに切り替えることで明細表示されます 4. 指定した条件に該当する資産が 入力した内容に一括で更新されます 更新実行前の注意点 更新の実行後は実行前の内容に戻すことはできません 更新の実行前と実行後の内容を確認できるように 更新の実行前に固定資産一覧を印刷してください III-30 III. 決算業務編

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 3.3.4 固定資産台帳を印刷する 登録した固定資産の一覧を印刷します 印刷できる帳票 固定資産一覧 固定資産入力確認リスト 青色申告決算書添付資料 1 固定資産台帳 で [ 印刷 ] ボタンをクリックします III-31

3 固定資産を管理する 3.3 固定資産台帳に登録する 2 印刷条件設定 が表示されます 印刷条件を指定し [ 印刷 ] ボタンをクリックします タブ 印刷設定 出力項目設定 概要 基本操作 2.9 印刷設定 参照 項目 固定資産台帳印刷設定 印刷設定 出力項目設定 内容 設定 1 出力帳票 固定資産一覧 固定資産入力確認リスト 青色申告決算書添付資料から選択します 青色申告決算書添付資料は平成 25 年以降の事業年度を選択している個人の場合のみ表示されます 青色申告決算書添付資料の氏名は所得税基本情報を参照しています 氏名の編集は所得税基本情報で行ってください 提出年月日 会計年月 出力順 青色申告決算書添付資料に印字する提出年月日を入力します 使用機能 が 固定資産のみ で 出力帳票 に 青色申告決算書添付資料 が選択されている場合のみ表示されます 会計年月を選択します 設定 2 資産種別資産種別を選択します 取得年月日 出力資産 資産種別 / 取得日順 管理コード順 取得日順から選択します 取得年月日を入力します 計上処理資産 経費処理資産から選択します 設定 3 償却完了空白 ( 償却しない ) 完了 未了から選択します 償却費計上方法 会計単位 ( 部門 ) 空白 ( 計上しない ) 損益計算書 製造原価から選択します 会計単位 ( 法人では部門 ) を選択します 法人で部門採用している場合は 部門 が表示されます 一般的な印刷の設定については次を参照してください 概要 基本操作 2.9 印刷設定 参照 III-32 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 決算報告書とキャッシュ フロー計算書を作成します 決算報告書とキャッシュ フロー計算書 決算報告書とキャッシュ フロー計算書の作成は法人事業者のみが行います 表示されない科目について 121 現金過不足 183 不明勘定 997 複合 998 資金複合 を使用した取引があっても 科目の貸借が一致していれば それらの科目は管理表には表示されません 貸借が一致していない ( 残高が残る ) 場合 次のような確認メッセージが表示されます [ はい ] をクリックすると 管理表が作成され 該当科目が表示されます 対象処理 決算報告書 現金過不足 不明勘定 複合 資金複合 は 固有の科目名称として使用しています 科目名称 で これらの科目名称を別名に変更していると 変更後の科目名称とメッセージに表示される科目名称が異なるのでご注意ください III-33

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 4.1.1 決算報告書作成の流れ 決算報告書作成の流れは次のとおりです 決算報告書の作成 ナビボタンに従い 各タブの必要箇所に情報を入力します 決算報告書 4.1.3 決算報告書を作成する 参照 決算報告書の印刷 決算報告書を印刷します 4.1.4 決算報告書を印刷する 参照 III-34 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 4.1.2 画面構成 主な画面構成は次のとおりです アプリケーションツールバー ナビボタン 入力エリア 項目 アプリケーションツールバー ナビボタン 入力エリア 内容開いている画面に合わせて 作業に必要なボタンが表示されます 利用頻度の高いボタン 概要 基本操作 2.5 アプリケーションツールバー ファンクション 参照処理の手順が表示されます ナビボタンをクリックし 入力を進めます 登録する内容を入力します III-35

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 4.1.3 決算報告書を作成する 1 決算業務 > 決算書 > 決算報告書 をクリックします 2 [ 出力条件 ] ナビボタンの画面が表示されます 入力エリアの該当箇所を確認 修正します ナビボタン 入力エリア 項目帳票種別帳票種類期間集計月決算月表紙表紙種類 内容 報告式 表紙のみから選択します 中間決算を採用していない場合 : 設定不要です 中間決算を採用している場合 : 本決算書 中間決算書から選択します 決算開始年月日 終了年月日が表示されます 本決算書の場合 :12 中間決算書の場合 :6 が表示されます 本決算書の場合 決算月を含まない 決算月を含む 決算月 2 を含む 決算月 3 を含むから選択します 中間決算の場合 中間決算月を含まない 中間月を含む 中間月 2 を 含む 中間月 3 を含むから選択します 出力する場合は チェックボックスにチェックをつけます 標準 ( 枠 ) 直線枠 2 本線枠 飾り枠 1 飾り枠 2 飾り枠 3 から選択します [ 表紙選択 ] ボタンをクリックし プレビュー表示から選択もできます 期数 項目出力指定 決算報告書に印刷する期数を入力します 販売費及び一般管理費内訳を出力する場合は チェックボックスにチェックをつけます III-36 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する エラーメッセージが表示された場合! 個人の事業者が起動すると次の画面が表示されます 3 [ 注記表 ] ナビボタンをクリックします 注記表を出力する にチェックをつけま す 左側のパターン一覧をクリックし 右側に表示される内容を編集します 編集可 能な項目のみ 入力できます 注記表の内容を Word ファイルに出力したい場合 アプリケーションツールバーの [ 注記表ダウンロード ] ボタンをクリックすると 注記表の内容を Word ファイルに出力し 編集することができます III-37

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 決算報告書での受取手形の表示について 決算報告書では 131 受取手形 に 176 不渡手形 132 受取手形割引 が含まれるため 財務報告書と決算報告書の 受取手形 としての表示金額は一致しません このため 注記表の 貸借対照表に関する注記 で 176 不渡手形 は 受取手形中の不渡手形 132 受取手形割引 は 受取手形割引高 に財務報告書の金額を入力する必要があります 受取手形科目設定について 事業者機能 Ⅰ. マスター関係登録編 3.3.1 科目出力 順序を登録 変更する 参照 ( 例 ) 不渡手形の場合 金額が一致 しません III-38 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 注記表項目 継続企業の前提に関する注記 入力内容 横全角 40 文字 縦 50 行の範囲で入力します 重要な会計方針に係る事項に関する注記 項目ごとに文字を入力します 貸借対照表に関する注記 項目により 文字 金額を入力します 損益計算書に関する注記 項目により 文字 金額を入力します 株主資本等変動計算書に関する注記 項目により 文字 金額 数値 日付を入力します 税効果会計に関する注記 項目ごとに文字を入力します III-39

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 注記表項目 リースにより使用する固定資産に関する注記 入力内容 項目ごとに文字を入力します 関連当事者との取引に関する注記 項目により 文字 金額 数値 日付を入力します 1 株当たり情報に関する注記項目ごとに金額を入力します 重要な後発事象に関する注記 横全角 40 文字 縦 50 行の範囲で入力します 連結配当規制適用会社に関する注記 横全角 40 文字 縦 50 行の範囲で入力します その他の注記 項目ごとに文字を入力します III-40 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 4 [ 監査報告 ] ナビボタンをクリックします 報告 監査内容を出力する にチェッ クをつけ 報告年月日 と 監査年月日 を入力します 監査報告の印刷について 報告年月日 と 監査年月日 ともに未入力の場合は 印刷されません 監査報告を印刷する場合は 報告年月日 と 監査年月日 の両方または一方を入力します 役職名 監査 役職名について 役職名や監査 役職名は マスター関係登録 > 基本情報 > 事業者基本情報 > [ 代表者 / 役職者 ] タブメニューで登録された情報が表示されます 詳しくは 事業者機能 Ⅰ. マスター関係登録編 2.1.3 法人の設定内容 を参照してください 役職名 監査 役職名は追加で入力して印刷することができますが マスター関係登録 > 基本情報 > 事業者基本情報 には登録されません 5 [ 印刷内容確認 ] ナビボタンをクリックします 印刷しない帳票を選択し [ 削除 ] ボタンをクリックします III-41

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 再度印刷対象としたい場合 再度印刷対象としたい場合は [ 元に戻す ] ボタンをクリックします 表紙 と 販売費及び一般管理費 を再度印刷対象にしたい場合は [ 出力条件 ] ナビボタンに戻り 表紙 と 項目出力指定 のチェックボックスにチェックをつけます 個別注記表 を再度印刷対象にしたい場合は [ 注記表 ] ナビボタンに戻り 注記表を出力する のチェックボックスにチェックをつけます 監査報告 を再度印刷対象にしたい場合は [ 監査報告 ] ナビボタンに戻り 報告 監査内容を出力する のチェックボックスにチェックをつけます III-42 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 4.1.4 決算報告書を印刷する 決算報告書を印刷します 出力できる帳票 貸借対照表 損益計算書その他表紙販売費及び一般管理費完成工事原価報告書個別注記表監査報告 製造原価報告書 株主資本等変動計算書 項目 帳票種別 : 報告式 A4 縦 ( 白紙 ) A4 両面 表紙 貸借対照表 損益計算書 販売費及び一般管理費 製造原価報告書 完成工事原価報告書 株主資本等変動計算書 個別注記表 監査報告 III-43

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.1 決算報告書を作成する 1 [ 印刷内容確認 ] ナビボタンの [ 印刷 ] ボタンをクリックします 2 印刷条件設定 が表示されます 印刷条件を指定し [ 印刷 ] ボタンをクリックします 項目 印刷設定 出力項目設定 内容 一般的な印刷の設定については次を参照してください 印刷設定 出力項目設定 概要 基本操作 2.9 印刷設定 参照 決算報告書 では使用しません ワンポイント 印刷は指定した出力形式にて対象となる帳票すべてを印刷します 個別に印刷したい場合は [ 印刷内容確認 ] ナビボタンの画面で 印刷不要の帳票を削除してから印刷します 印刷は専用紙ではなく 白紙に印刷します III-44 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 会計期間内の資金の流れを表すキャッシュ フロー計算書を作成します キャッシュ フロー計算書を作成するための条件が満たされていない場合 処理を起動するとメッセージが表示されます 次の対処方法を参考にエラー内容を解消します エラー内容を解消せずにキャッシュ フロー計算書を表示することもできますが 正しい内容で表示されません (1) バランスエラーが発生している場合バランスエラーが発生している場合は 次のメッセージが表示されます キャッシュ フロー計算書を表示する場合は [ はい ] をクリックします 仕訳の見直しを行う場合は [ いいえ ] をクリックします [ 対処方法 ] 仕訳帳 でバランスチェックを行い 貸借差引金額 が 0 円でない日付の仕訳を修正します 科目残高 で残高を修正し 科目バランス の 貸借差額 を 0 円にします 経過月発生高 で月次バランスを確認し 貸借差引金額 が 0 円でない月の金額を修正します バランスチェックについて 事業者機能 Ⅱ. 日常業務編 2.1.7 複合仕訳とバランスチェック 科目残高について 事業者機能 Ⅰ. マスター関係登録編 3.4 科目残高 参照 月次バランスについて 事業者機能 Ⅰ. マスター関係登録編 3.5.1.3 月次バランス 参照 参照 (2) 税効果会計に使用される科目の仕訳が正しく起票されていない場合税効果会計に使用される科目の仕訳が正しく起票されていない場合は 次のメッセージが表示されます キャッシュ フロー計算書を表示する場合は [ はい ] をクリックします 仕訳の見直しを行う場合は [ いいえ ] をクリックします [ 対処方法 ] 仕訳帳 の 出力条件設定 で メッセージに記載されているチェック科目の III-45

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 仕訳を検索し 正しく起票されていない仕訳を修正します 仕訳検索について 事業者機能 Ⅱ. 日常業務編 2.1.2[ 条件入力 ] を利用した仕訳検索 の流れ 参照 (3) 有価証券評価損 投資有価証券評価損に使用される科目の仕訳が正しく起票されていない場合有価証券評価損 投資有価証券評価損に使用される科目の仕訳が正しく起票されていない場合は 次のメッセージが表示されます キャッシュ フロー計算書を表示する場合は [ はい ] をクリックします 仕訳の見直しを行う場合は [ いいえ ] をクリックします [ 対処方法 ] 仕訳帳 の 出力条件設定 で メッセージに記載されているチェック科目の仕訳を検索し 正しく起票されていない仕訳を修正します 仕訳検索について 事業者機能 Ⅱ. 日常業務編 2.1.2[ 条件入力 ] を利用した仕訳検索 の流れ 参照 (4) 純資産の部 に属する科目の仕訳が起票されている場合 純資産の部 に属する科目の仕訳が起票されている場合は 次のメッセージが表示されます [ 対処方法 ] 精算表 の 調整欄入力 で 純資産の部 に属する項目の調整欄に仕訳帳で入力した金額を入力します 精算表について 4.2.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 精算表を確認する 参照 (5) 精算表の調整欄で金額の修正が必要な場合 精算表 の 調整欄入力 において 調整欄合計 の借方と貸方の合計金額が一致していない場合は 次のメッセージが表示されます III-46 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する [ 対処方法 ] 精算表 の 調整欄入力 で 調整欄合計 の借方と貸方の合計金額が一致していない場合 調整欄の借方または貸方に金額を入力し 調整欄合計 の借方と貸方の金額を一致させます 精算表について 4.2.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 精算表を確認する 参照 精算表 の 調整欄入力 において 貸借対照表の 修正後増減 に残高が存在する場合は 次のメッセージが表示されます [ 対処方法 ] 精算表 の 調整欄入力 で貸借対照表の 修正後増減 に残高が存在する場合 調整欄の借方または貸方に金額を入力し 貸借対照表の 修正後増減 の残高を 0 円にします 精算表について 4.2.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 精算表を確認する 参照 III-47

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 4.2.1 画面構成 主な画面構成は次のとおりです アプリケーションツールバー 集計月 表示エリア 項目 アプリケーションツールバー 集計月 表示エリア 内容開いている画面に合わせて 作業に必要なボタンが表示されます 利用頻度の高いボタン 概要 基本操作 2.5 アプリケーションツールバー ファンクション 参照決算期末が表示されます キャッシュ フロー科目と金額が表示されます III-48 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 4.2.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 1 決算業務 > 決算書 > キャッシュ フロー計算書 をクリックします 2 キャッシュ フロー計算書 が表示されます 集計月 表示された科目と金額を確認します 減価償却費について ネット de 記帳 では 減価償却は間接法を想定しています 減価償却費を直接法で計上した場合 キャッシュ フロー計算書が正しく表示されません 減価償却費を直接法で計上した場合は 精算表の調整欄で調整金額を入力します 調整欄の入力については 精算表を確認する を参照してください 集計月を変更した場合 集計月を変更すると 次のメッセージが表示されます [ はい ] をクリックすると 財務連動が行われます 財務連動については 財務連動を実施する を参照してください III-49

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 財務連動を実施する 集計が異なる場合や 仕訳の追加などがあった場合には [ 財務連動 ] ボタンで再連動を行います 会計科目の期首残高 期末残高が連動されます 1. キャッシュ フロー計算書 の [ 財務連動 ] ボタンをクリックします 2. 確認メッセージが表示されます [ はい ] をクリックします 精算表 ( 調整欄 ) で入力している場合 精算表の調整欄で入力している場合に [ 財務連動 ] ボタンをクリックすると 次のメッセージが表示され その後に確認メッセージが表示されます 調整欄で入力した内容を保持する場合は [ いいえ ] をクリックします [ はい ] をクリックすると財務連動が実行され 調整欄で入力したデータはクリアされます 3. 処理中のメッセージが表示されます III-50 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 4. 連動結果が反映され表示されます 精算表を確認する 貸借対照表 (B/S) 科目の期中の増減額が すべてキャッシュ フロー科目に振り替えられているかどうか確認します 1. キャッシュ フロー計算書 の [ 精算表 ] ボタンをクリックします 2. 精算表 が表示されます 貸借金額を選択した状態で [ 科目内訳 ] ボタンを クリックします III-51

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 3. 精算表科目内訳 が表示されます 金額の内訳を確認後 [OK] をクリックし 精 算表 に戻ります 貸借金額をダブルクリックしても同様となります 4. 精算表 で [ 調整欄入力 ] ボタンをクリックします 5. 調整欄入力 が表示されます 調整欄の金額を入力し [ 更新 ] ボタンをクリックします III-52 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 6. [ 戻る ] ボタンをクリックし キャッシュ フロー計算書 に戻ります 7. 再計算した結果が表示されます 調整欄入力した結果が反映 III-53

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 4.2.3 キャッシュ フロー計算書を印刷する キャッシュ フロー計算書を印刷します 出力できる帳票 キャッシュ フロー計算書 精算表 帳票名 帳票種別 A4 縦 ( 白紙 ) A3 横 キャッシュ フロー計算書 精算表 III-54 III. 決算業務編

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する キャッシュ フロー計算書を印刷する 1. キャッシュ フロー計算書 の [ 印刷 ] ボタンをクリックします 2. 印刷条件設定 が表示されます 印刷条件を指定し [ 印刷 ] ボタンをクリックします 項目 キャッシュフロー計算書条件設定 印刷設定 出力項目設定 内容 0 円の科目も出力する 0 円の科目も出力する場合にチェックをつけます 単位 円 千円 ( 四捨五入 ) 千円 ( 切り上げ ) 千円 ( 切り捨て ) から選択します 一般的な印刷の設定については次を参照してください 印刷設定 出力項目設定 概要 基本操作 2.9 印刷設定 参照 III-55

4 決算書を作成する ( 法人 ) 4.2 キャッシュ フロー計算書を作成する 精算表を印刷する 1. 精算表 の [ 印刷 ] ボタンをクリックします 2. 印刷条件設定 が表示されます 印刷条件を指定し [ 印刷 ] ボタンをクリックします 項目 内容 精算表条件設定 0 円の科目も出力する 0 円の科目も出力する場合にチェックをつけます 印刷設定 出力項目設定 単位 円 千円 ( 四捨五入 ) 千円 ( 切り上げ ) 千円 ( 切り捨て ) から選択します 一般的な印刷の設定については次を参照してください 印刷設定 出力項目設定 概要 基本操作 2.9 印刷設定 参照 III-56 III. 決算業務編

5 分析グラフを活用する 5.1 分析グラフを作成する 5 分析グラフを活用する ネット de 記帳 では 入力した仕訳データをもとに経営分析の資料として 分析グラフを 作成できます 5.1 分析グラフを作成する 印刷できる帳票 表紙 経営計数分析表 比較貸借対照表 比較損益計算書 比較損益計算書 月別売上実績表 損益分岐点図表 経営分析レーダーチャート III-57

5 分析グラフを活用する 5.1 分析グラフを作成する 5.1.1 画面構成 主な画面構成は次のとおりです アプリケーションツールバー 月度 帳票種別 [ 画面切替え ] ボタン 単位 指標平均値 [ 再表示 ] ボタン 表示エリア 項目 アプリケーションツールバー 内容 開いている画面に合わせて 作業に必要なボタンが表示されます 利用頻度の高いボタン 概要 基本操作 2.5 アプリケーションツール 月度 表示する月を指定します 初期値は仕訳の最終入力月が選択されています 通常月 バー ファンクション 参照 決算月 帳票種別 [ 画面切替え ] ボタン 表示する帳票を選択します 帳票種別の表示順を変更します : 順送りに表示します : 逆順送りに表示します 単位 指標平均値 表示エリア 単位が表示されます 全国平均値 県内平均値から選択します 経営分析レーダーチャート を選択した場合のみ選択できます 県内平均は 県内の事業所を集計して出力します 全国平均は 全国の事業所を集計して出力します グラフや表が表示されます III-58 III. 決算業務編

5 分析グラフを活用する 5.1 分析グラフを作成する 5.1.2 分析グラフを表示する 1 決算業務 > 分析 > 分析グラフ をクリックします 2 分析グラフ が表示されます 月度を再選択した場合は [ 再表示 ] ボタンをクリックします 3 出力したい分析グラフを変更するには 帳票種別のプルダウンを変更し [ 再表示 ] ボタンをクリックします ワンポイント 分析グラフ起動時の初期画面は 経営計数分析表 です 4 印刷する場合は [ 印刷 ] ボタンをクリックします 印刷方法 5.1.3 分析グラフを印刷する 参照 III-59

5 分析グラフを活用する 5.1 分析グラフを作成する 帳票種別 項目 経営計数分析表 内容 当期と前期 前々期の経営の指標となる利益率などを示した分析表 比較貸借対照表 当期と前期 前々期の貸借対照表での 財産の増減についての比較表 比較損益計算書 当期と前期 前々期で選択したものの固定費に関する損益計算書比較表と当期の推移表 月別売上実績表 当期と前期 前々期の月別の売上実績表 III-60 III. 決算業務編

5 分析グラフを活用する 5.1 分析グラフを作成する 項目 損益分岐点図表 内容 当期データでの損益分岐点を表したグラフと 売上高 限界利益などの月次推移表 経営分析レーダーチャート 全国平均値 当期の実績値と全国平均 県内平均の標準的な指標との対比表 県内平均値 III-61

5 分析グラフを活用する 5.1 分析グラフを作成する 5.1.3 分析グラフを印刷する 1 分析グラフ で印刷したい帳票種別を表示した状態で [ 印刷 ] ボタンを クリックします 2 印刷条件設定 が表示されます 印刷条件を指定し [ 印刷 ] ボタンをクリックします 項目 分析グラフ印刷設定 印刷設定 出力項目設定 内容 出力形式 白紙 (A4 横 ) : 個別の印刷が可能です 表紙は印刷されません フォーム ( 専用紙 ): 表紙から一連 ( 経営計数分析表 ~ 経営分析計算 明細書 ) のすべての帳票を印刷します フォーム ( 白紙 ) : 表紙から一連のすべての帳票を印刷します タイトルや罫線も印刷します 期間 期首月から選択中の月度までの期間が表示されます 帳票種別 画面で選択した帳票種別が表示されます 一般的な印刷の設定については次をご参照ください 印刷設定 出力項目設定 概要 基本操作 2.9 印刷設定 参照 印刷条件設定について とじしろは 出力形式が 白紙 (A4 横 ) のときのみ設定できます III-62 III. 決算業務編

5 分析グラフを活用する 5.1 分析グラフを作成する 5.1.4 経営分析計算明細書を印刷する 1 [ 計算明細書 ] ボタンをクリックします 2 印刷条件設定 が表示されます 印刷条件を指定し [ 印刷 ] ボタンをクリックします 項目 内容 印刷設定出力形式白紙 (A4 縦 ) が表示されます 印刷設定 出力項目設定 期間 帳票種別 期首月から選択中の月度までの期間が表示されます 経営分析計算明細書 ( 分析別実績 ) 経営分析計算明細書 ( 指標一覧 ) から選択します 経営分析精算明細書 ( 分析別実績 ) 選択時に 0 円の科目も印刷したい場合は 0 円の科目も出力する にチェックをつけます 経営分析計算明細書 ( 指標一覧 ) 選択時に 0 円の分析科目も印刷したい場合は 0 円の分析科目も出力する にチェックをつけます 一般的な印刷の設定については次をご参照ください 印刷設定 出力項目設定 概要 基本操作 2.9 印刷設定 参照 III-63

5 分析グラフを活用する 5.1 分析グラフを作成する 帳票種別 帳票 経営分析計算明細書 ( 分析別実績 ) 内容 勘定科目を分析コード別に集計した資料 経営分析計算明細書 ( 指標一覧 ) 分析別実績をもとに 各指標の集計根拠を示した資料 III-64 III. 決算業務編

6 決算更新する 6.1 次期事業者データ作成の流れ 6 決算更新する 決算更新では 次期事業者データの作成 と 残高再移送処理 を行います 次期事業者データの作成では 翌年の事業者データを作成します また当年データで入力した翌期 3 ヵ月分の仕訳データがそのままコピーされ 翌年の処理は この次期事業者データを使用して行います 残高再移送処理は 次期事業者データ作成後 当期データで修正仕訳が発生した場合に その結果を次期データの期首残高に反映することができます 6.1 次期事業者データ作成の流れ 次期事業者データ作成は いつでも行うことができますが 決算が確定するまでの間に 新年度の処理も並行して行うかどうかにより 処理の進め方が次のとおり異なります 決算確定後に次期事業者データを作成する場合 決算処理 決算に必要な仕訳を入力後に 決算報告書など必要な帳票を印刷し 決算を確定します 次期事業者データ作成 翌年の処理を行うための次期事業者データを新規作成します 次期データを入力 次期事業者データで次期の仕訳入力 各種管理表 財務報告書を印刷します 次期事業者データ作成と次期のデータ入力を並行して行う場合 当期データの 次期 3 ヵ月分 のエリアで仕訳を入力します 次期データを入力 当期データの次期 3 ヵ月分のエリアに 仕訳データを入力します 決算処理 当期データで決算に必要な仕訳を入力後に 決算報告書など必要な帳票を印刷し 決算を確定します 次期事業者データ作成 翌年の処理を行うための次期事業者データを新規作成します 次期データを入力 次期事業者データで次期の仕訳入力 各種管理表 財務報告書を印刷します 当期データに入力した次期 3 ヵ月分の仕訳データは自動的に繰り越されます III-65

6 決算更新する 6.2 次期事業者データを作成する 6.2 次期事業者データを作成する 次期事業者データ作成で更新される内容 処理会計固定資産個人決算書所得税申告書消費税申告書 更新される内容 当年データの期末残高が翌年の期首残高へ移送されます 当年データの翌 3 ヶ月に入力した仕訳データが翌年データの期首から 3 ヶ月の仕訳として移送されます 適用期間内のマスター ( 補助マスター 工事 固定摘要 ) 残高が移送されます 工事の翌期移送区分を する とした場合 当期に完成済みの当該工事が移送されます 当年実績は月度単位で前年実績に移送されます 前年実績 前々年実績 過去 3 年実績は月度単位で前々年実績 過去 3 年実績 過去 4 年実績に移送されます データとして保持できる期間は過去 4 年間であるため 過去 4 年実績は移送されません 予算移送ありとして場合 勘定科目予算 工事予算 資金繰予算 が移送されます 資金繰予算 は来期予算が当期予算に移送されます 個人 法人の移送項目の違いはありません 期末未償却残高は 翌年の期首帳簿価額へ引き継がれます 翌年の減価償却の情報は 固定資産台帳 の初回起動時に計算されます 計算項目を強制入力していた場合は 次のようになります 償却基礎金額 : 翌年に引き継がれます 償却期間 : 翌年で再計算されます 普通償却費 : 翌年に引き継がれます ただし 翌年から償却方法が変更になる場合 強制入力は解除され再計算されます また 普通償却費が償却可能限度額を超えている場合も強制入力は解除され 再計算されます 貸借対照表の期末残高は 翌年の期首残高に引き継がれます 損益計算書 製造原価や各内訳明細の期末棚卸高は 翌年の期首棚卸高に引き継がれます 文字項目は原則として翌期に移送されます 各業種で共通の内訳明細は翌期にそのまま移送されます [ 給料賃金の内訳 ][ 専従者給与の内訳 ][ 利子割引料の内訳 ][ 地代家賃の内訳 ] [ 税理士 弁護士等の報酬 料金の内訳 ] など 次の情報を除き 当年データが翌年にすべて移送されます 税理士法第 30 条の書面提出有税理士法第 33 条の 2 の書面提出有 次のデータを除き 文字 区分 日付は当年データが翌年にすべてコピーされます [ 税金の計算等 ] の分離区分 [ 社会保険料等 ][ 生命保険料等 ] の源泉徴収票のとおりの区分 [ 社会保険料等 ] の追加明細ありの区分 [ 社会保険料等 ] で追加明細として入力されている社会保険の種類 [ 住民税 事業税 ] の前年中の開 ( 廃 ) 業の適用区分 月日 他都道府県の事務所等 [ 第一表 ] の提出年月日 繰り越した損失額を除き 金額はすべてクリアされます 次の情報が翌年に移送されます 消費税計算情報当期 ~3 期前の過去情報課税期間消費税計算非課税資産の輸出等の金額基準期間の課税売上高課税売上高 ( 上期 年間 ) 資産の譲渡等の対価の額納税消費税額納税消費税額 ( 内国税分 ) III-66 III. 決算業務編

6 決算更新する 6.2 次期事業者データを作成する 次期事業者データを作成する ここでは個人の画面で説明します 1 データ関係 > 更新 > 決算更新 をクリックします 2 決算更新 が表示されます 入力エリアの該当箇所を確認 入力し [ 作成 ] ボタンをクリックします 入力エリア 項目 内容 当期データ事業者コード当期データが表示されます 事業者名 会計期間 次期データ 予算移送 予算移送あり にチェックをつけると 資金繰予算登録 で登 録した来期予算と 工事予算登録 勘定科目 で登録した予算 が移送されます 会計期間 会計期間が表示されます 法人の場合 [ 決算日変更 ] ボタンで 会計期間開始日を変更することができます 3 次期データ作成の確認メッセージが表示されます [ はい ] をクリックします III-67

6 決算更新する 6.2 次期事業者データを作成する 4 作成状況の画面が表示されます 5 次期データが作成完了したメッセージが表示されます [OK] をクリックします 決算更新の作成時にメッセージが表示された! 月次確定が確定されていないと 次のメッセージが表示され次期データは作成できません 日常業務 > 確定 > 月次 決算確定 で 確定内容を確認し [ 決算確定 ] ボタンで更新してください III-68 III. 決算業務編

6 決算更新する 6.3 残高再移送処理の流れ 6.3 残高再移送処理の流れ 残高再移送処理は 次期事業者データを作成後 当期データで修正仕訳が発生した場合に その結果を次期データの期首残高に反映させます 決算処理 決算に必要な仕訳を入力後に 決算報告書など必要な帳票を印刷し 決算を確定します 次期事業者データ作成 翌年の処理を行うための次期事業者データを新規作成します 残高再移送 修正仕訳が発生した場合に その結果を次期データの期首残高に反映させます 次期データを入力 次期事業者データで次期の仕訳入力 各種管理表 財務報告書を印刷します III-69

6 決算更新する 6.4 残高再移送処理をする 6.4 残高再移送処理をする 残高再移送処理で移送される内容 処理会計固定資産個人決算書所得税申告書消費税申告書 移送される内容 期末残高は翌年の期首残高に引き継がれます 適用期間外の残高は移送されません この場合 データの整合性を保つため 諸口が再計算されます 新たに当年データに追加した補助は翌年データに移送されません 翌 3 ヶ月に入力した仕訳 残高は移送されません 当年実績は月度単位で前年実績に移送されます 前年実績 前々実績 過去 3 年実績は月度単位で前々年実績 過去 3 年実績 過去 4 年実績に移送されます 過去 4 年実績は移送されません 予算移送ありとした場合 勘定科目予算 資金繰予算 工事予算 が移送されます 資金繰予算 は来期予算が当期予算に移送されます 個人 法人の移送項目の違いはありません 次期事業者データ作成で更新される内容と同様です 次期事業者データ作成で更新される内容と同様です 次期事業者データ作成で更新される内容と同様です 次期事業者データ作成で更新される内容と同様です ここでは個人の画面で説明します 1 データ関係 > 更新 > 決算更新 をクリックします 2 決算更新 が表示されます 移送区分にチェックをつけ [ 再移送 ] ボタンをクリックします 入力エリア III-70 III. 決算業務編

6 決算更新する 6.4 残高再移送処理をする 項目 内容 当期データ事業者コード当期データが表示されます 次期データ 事業者名 会計期間 会計 ( 消費税 ) 移送あり 固定資産移送あり 個人決算 所得税移送あり 会計期間 会計データの期首残高や消費税申告書の過去情報を移送する場合にチェックをつけます 予算移送あり にチェックをつけると 資金繰予算登録 で登録した来期予算と 工事予算登録 勘定科目 で登録した予算が移送されます 固定資産管理のデータを移送する場合にチェックをつけます 個人決算書や所得税申告書の内容を移送する場合にチェックをつけます 会計期間が表示されます 3 残高再移送開始の確認メッセージが表示されます [ はい ] をクリックします 4 作成状況の画面が表示されます 5 完了メッセージが表示されます [OK] をクリックします メッセージと対処方法 残高再移送の条件が満たされない場合は エラーメッセージが表示されます エラー内容を解消した後に 再度 残高再移送を行ってください エラーメッセージ 翌期データの原価科目採用区分が異なるため処理できません 翌期データでは採用されていない会計単位があるため処理できません 翌期データの xx の非表示設定が異なるため 処理できません 翌期データの xx の採用が異なるため 処理できません 対処方法 当期データと翌期データで原価科目採用区分が異なっています 翌期データで原価科目採用区分を見直してください 当期データと翌期データで採用している会計単位が異なっています 翌期データで会計単位の採用を見直してください 翌期データで xx に表示された科目の非表示設定を見直してください 翌期データで xx に表示されたマスターの採用を見直してください III-71

MEMO

索引 あ按分時の端数負担業種... III-9 一括償却... III-13 か会計単位... III-12 基本情報... III-8 強制入力... III-20 決算更新... III-65 決算整理仕訳 ( 減価償却 )... III-5 決算整理仕訳 ( 棚卸 )... III-4 決算月... III-3 決算報告書... III-34 減価償却費計上の仕訳入力例... III-5 固定資産管理... III-6 固定資産台帳... III-6, III-10 さ残高再移送処理... III-69 は比較損益計算書... III-60 比較貸借対照表... III-60 分析グラフ... III-57 や予算移送... III-67 ら利益剰余金... III-5

操作マニュアル Ⅲ. 決算業務編 ( 従 ) 第 25 版平成 27 年 2 月 6 日 ( 不許複製 )