地域再生計画 1 地域再生計画の名称 新たな魅力の発見と発信 交流人口倍増計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 さくら市 3 地域再生計画の区域 さくら市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 JR 氏家駅周辺においては 氏家うどん などの新たな名物の開発に挑戦するなど これまで個々の小規模事業者などが独自に JR 氏家駅を利用する観光客や乗降客向けに誘客を行ってきたものの 連携した取組みがなく 小規模な取組みが散発的に行われる状況に留まっていたため 強い集客力にはつながってこなかった 一方 道の駅きつれがわは集客が多い ( 入込客数は昨年のリニューアルに伴い 今年度は県内上位 3 位以内見込み )( 市全体年間入込客数 711,756 人 内 道の駅きつれがわの年間入込客数 495,665 人と入込客数の内約 70% を占める ) ものの喜連川温泉や市内中心商業地への誘客につながるような施設としては整備されておらず 喜連川温泉や市内商店街等と連携した取組みが行われてこなかったため 市内観光業全体への波及効果が限られていた さらに これら2つの市内観光の起点となる地域を有機的に結びつけるとともに 市内の歴史観光名所等の地域資源と結びつけるような 戦略的効果的なプロモーションや仕組み作りができてこなかったため 貴重な地域資産を十分に利活用できていないという構造的な課題を抱えている 4-2 地方創生として目指す将来像さくら市は栃木県中央部のやや北東よりで 県都宇都宮市に隣接し 東京都からは 新幹線と在来線の鉄道利用であれば1 時間 30 分 高速道路利用であれば2 時間でアクセスできる恵まれた立地である こうした地理的優位性の中 日本三大美肌の湯 と評される喜連川温泉と市内はもとより近隣市町の通勤 通学や東京からの観光の玄関としても利用される JR 氏家駅があるにも関わらず これらから市内中心部への誘客へつながっておらず また これらの2 1
つの起点を結ぶ周遊ルートも確立していないなど 十分に地域資源が活用されていないため さくら市の重要な産業である観光業 ( 観光客入込数は平成 26~ 28 年の3 年間で 1.6% とほぼ横ばい ) が伸び悩んでいる 観光業の伸び悩みはさらに市内飲食店の店舗の減少 ( 平成 21 年から平成 26 年の5 年間で 28 店舗 約 17% の減少 ) するなど関連産業にも影響を及ぼしつつある このため 喜連川温泉や JR 氏家駅が市内周遊観光の起点となる仕組みや体制づくりを行うとともに これら2つの起点を結び付け市内全体の活性化につながる戦略的効果的なプロモーションを実行していくことで 観光業の生産性 収益性の向上を通じた市内関連産業の活性化を達成することによって交流人口の増加による街の賑わいを創出し ひいては移住 定住人口の増加を目指す 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累計 新事業における駅前拠点及び隣接公 共施設利用人数 ( 人 ) - 10,000 10,000 20,000 40,000 道の駅きつれがわ年間利用者数 ( 人 ) 550,000 0 100,000 100,000 200,000 駅前運営主体組織の売上高 ( 円 ) - 1,500,000 1,500,000 2,000,000 5,000,000 年間観光入込客数 ( 人 ) 780,000 180,000 250,000 350,000 780,000 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は 氏家駅前に整備中の駅前拠点や 日本三大美肌の湯 と称されるきつれがわ温泉のある道の駅きつれがわを本市における観光の核とし それぞれが周遊観光の起点となる仕組みや人材育成を含めた体制づくりを行うとともに これら2つの起点を結びつけ 市内全体の活性化につながる戦略的なプロモーションを実行していくことで 観光業のみならず 関連産業の活性化を図り 交流人口の増加による賑わいを創出し 併せて上記の取組みにより訴求力を増した市の魅力発信を武器に移住定住の推進策を一体的に実施するもの 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業 地方創生推進交付金 ( 内閣府 ): A3007 2
1 事業主体 さくら市 2 事業の名称 : 新たな魅力の発見と発信 交流人口倍増計画 3 事業の内容 地域ブランド情報発信拠点支援事業 JR 氏家駅前の地域ブランド情報発信拠点を運営するための組織を立ち上げるとともに 当該組織が駅前周辺事業者を一体的に取りまとめ JR 氏家駅利用者を市内商業地へ誘客するイベントを開催する また 道の駅きつれがわにおいては喜連川温泉への誘客 市中心部への周遊観光の起点となるような体験型の集客コンテンツを提供できるよう当該施設の模様替えにより設置するとともに 地域ブランド情報発信拠点の運営組織と連携し 市内周遊観光につながるようプロモーションを実施する シティプロモーション事業 地域資源を戦略的に活用するため シティプロモーション戦略を策定し それに基づき効果的なプロモーションの実施や人材育成 体制づくりを行う 体制づくり : 任期付職員として採用する JTB の職員を中心に 庁内関係部署の体制を整備するとともに 市内関係者から成るシティプロモーション戦略策定会議 ( 仮称 ) を設置する 戦略策定 : 市内の地域資源をいかに活用したプロモーションを行うか人材育成をいかに図って行くか 市内関係者についてはどのような体制をつくっていくかなどの点を踏まえ 効果的なプロモーションを行うための課題や対応策について整理するとともに JR 東日本や JAF などとの具体的な連携策についても明確化する プロモーションの実施 : 初年度についてはシティプロモーション戦略の策定と並行し SNS を中心とした情報コンテンツの作成やプロジェクションマッピング等を活用したプロモーション イヤーブック作成などと併せ 観光業者への売り込みにも力をいれ 観光業者と連携した効果的なプロモーションを行う 人材育成 : 雇用した JTB 職員とともに観光誘客に取り組むことによって 庁内における人材育成を行うとともに 観光人材育成セミナーを開催し 関係者にも地域特性を生かした観光誘客に必要な PR 等を行える人材を育成し今後の活動基盤を構築する 3
4 事業が先導的であると認められる理由 自立性 市の魅力発信のためのイベントや地域特産品等の物販を組合せて 駅前の賑わい創出や市民活動の活性化 農商工業 観光業の振興との相乗効果を狙いながら 駅前拠点の運営主体が市の魅力を発信する 企画 実践力 や組織が自立していくための 稼ぐ力 経営力 を発揮するよう育成し 3 年後には本交付金に頼らない運営を目指す 官民協働 将来の法人化を視野に ( 仮 ) 観光振興協議会を組織化する 当初の協議会構成メンバーとしては 氏家 喜連川両観光協会 両商工会 喜連川温泉施設協議会 及びさくら市を想定する 運営組織は ( 仮 ) 観光振興協議会の収益事業として民間事業者が担う 行政による関係者間調整や交付金等の財源の確保など それぞれが持つ特徴や機能 資源等の力を結集し成果の実現を目指す 政策間連携 これまでバラバラに情報発信していた観光情報や特産品情報 移住関連情報 イベント情報などを有機的に結びつけ 戦略的にシティプロモーションしていくことで それぞれの情報へのアクセスが良くなるとともに 関連する情報が入手しやすいなど相乗効果が生まれ 各政策の効果が高まることとなる 地域間連携 知名度が高く 集客力のある栃木県の実施するイベント等に参加すること で より多くの人に本市を知ってもらう機会を増やす 5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累計 新事業における駅前拠点及び隣接公 共施設利用人数 ( 人 ) - 10,000 10,000 20,000 40,000 道の駅きつれがわ年間利用者数 ( 人 ) 550,000 0 100,000 100,000 200,000 4
駅前運営主体組織の売上高 ( 円 ) - 1,500,000 1,500,000 2,000,000 5,000,000 年間観光入込客数 ( 人 ) 780,000 180,000 250,000 350,000 780,000 6 評価の方法 時期及び体制 検証方法 毎年度 3 月末時点の KPI の状況を総合政策課が取りまとめ 産官学金労言及び市民が参画したさくら市まち ひと しごと創生総合戦略推進会議による効果検証を行う 外部組織の参画者 産 ( 氏家商工会 喜連川商工会 喜連川工業団地工業会 蒲須坂工業団地連絡会 塩野谷農業協同組合 さくら市認定農業者協議会 ) 官( 栃木県総合政策部地域振興課 ) 学( 宇都宮大学教授 作新学院女子短期大学部教授 さくら市校長会 栃木県立さくら清修高等学校 学校法人氏家幼稚園 ) 金 ( さくら市金融団代表 ) 労( ハローワーク矢板 ) 言( 下野新聞社 ) その他 ( 市民代表 さくら市区長会 民生委員自動委員協議会 さくら市 PTA 協議会 まちづくりモニター ) 検証結果の公表の方法 さくら市ホームページに掲載 7 交付対象事業に要する経費 法第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 176,718 千円 8 事業実施期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 (3 ヵ年度 ) 9 その他必要な事項 特になし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 5
該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) 移住推進事業事業概要 : 移住 定住人口増加策として さくら市の住みやすさ等の情報を広く知ってもらうための 移住促進ホームページ や 移住促進パンフレット の作成 さくら市出身の大手広告代理店社員をさくら市移住促進アドバイザーとして委嘱し 民間事業者の視点でアドバイスをもらいながら首都圏での移住促進イベント等への参加 また さくら市の魅力を実際に住んで知ってもらう為の お試し移住 等を実施し さくら市のプロモーションを行い移住定住の促進を目指す 実施主体 : さくら市事業期間 : 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法 検証方法 毎年度 3 月末時点の KPI の状況を総合政策課が取りまとめ 産官学金労言及び市民が参画したさくら市まち ひと しごと創生総合戦略推進会議による効果検証を行う 外部組織の参画者 産 ( 氏家商工会 喜連川商工会 喜連川工業団地工業会 蒲須坂工業団地連絡会 塩野谷農業協同組合 さくら市認定農業者協議会 ) 官( 栃木県総合政策部地域振興課 ) 学( 宇都宮大学教授 作新学院女子短期大学部教授 さくら市校長会 栃木県立さくら清修高等学校 学校法人氏家幼稚園 ) 金 ( さくら市金融団代表 ) 労( ハローワーク矢板 ) 言( 下野新聞社 ) その他 ( 市民代表 さくら市区長会 民生委員自動委員協議会 さくら市 PTA 協議会 まちづくりモニター ) 6
7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) H30 年度 1 年目 H31 年度 2 年目 H32 年度 3 年目 KPI の累計 新事業における駅前拠点及び隣接公 共施設利用人数 ( 人 ) - 10,000 10,000 20,000 40,000 道の駅きつれがわ年間利用者数 ( 人 ) 550,000 0 100,000 100,000 200,000 駅前運営主体組織の売上高 ( 円 ) - 1,500,000 1,500,000 2,000,000 5,000,000 年間観光入込客数 ( 人 ) 780,000 180,000 250,000 350,000 780,000 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法 毎年度 さくら市総合政策課が 11 月時点でさくら市ホームページにより 公表を行う 7