1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Taro-5年研究のまとめ

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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第1学年国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

指導方法等の改善計画について

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

国語科学習指導案

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トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

4 全体計画 ( 総時数 6 時間 ) 主な学習活動 時数 教師のかかわり 評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 新聞について興味をもち, 投 1 新聞への興味をもつことができるよう 関心 意欲 態度 書の特徴を知る に, 実際の新聞をもとに, 投書の内容 新聞について興味をもち, を取り上げる 投

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(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

文章構成の在り方を実感できる「読むこと」の学習指導

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

第1学年国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

そこで 6 月単元 新聞記事を読み比べよう では 記事の構成を捉え 見出しやリード 本文 写真やキャプション等に着目することで それぞれの書き手の意図を読み取る学習を行った また 立場を決めて討論しよう では 簡単なメモを使って論点を整理しながらグループの意見をまとめることで 討論を深めるためには

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

4 評価規準関 絵から想像したことをもとに物語を書くことに関心をもち 進んで取り組もうとしている書 絵を見て想像を膨らませながら 場面の様子や人物について考えている 想像したことをもとに 事柄の順序に沿って話の構成を考えている 場面の様子がよく分かるように人物の行動や会話のつながりを考えて物語を書い

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

第1学年国語科学習指導案

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

<小学校 生活科>

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

平成27・28年度 授業改善(小国) 実践事例4

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

Microsoft Word - 原稿【市教委指摘訂正済】

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第 2 問 A 問題のねらいインターネット上の利用者の評価情報やイラストを参考に場面にふさわしい店を推測させることを通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉えたり, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 友人, 家族, 学校生活などの身の回りの事柄に関して平易な英語で書かれ

国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word - 社会科

けなどが行われている 記事は, 逆三角形の構成と呼ばれることもあるように, 結論を見出しで先に示し, リードから本文へと次第に詳しく記述されている 事件や出来事の報道記事だけでなく, 社説 コラム 解説などの記事もある このような特徴を理解し, 編集の仕方や記事の書き方に注意して読むことが大切である

第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

第○学年 ○○科指導計画

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

Taro-第3学年国語科学習指導案「

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H27 国語

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

第 5 学年国語科学習指導案 1 組児童男子 15 名女子 16 名計 31 名指導者教諭大高佐優樹 2 組児童男子 15 名女子 16 名計 31 名指導者教諭平賀英和 1 単元名目的に応じた伝え方を考えよう教材名中核教材 ニュース番組作りの現場から 工夫して発信しよう 編集して伝える 2 単元に

0630指導案A1

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

いろいろな衣装を知ろう

解答類型

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

Transcription:

第 5 学年 2 組国語科学習指導案平成 28 年 11 月 29 日熊本市立帯山小学校指導者溝上剛道 1 単元名和の文化について調べよう 和の文化を受けつぐ- 和菓子をさぐる 2 単元について (1) 本単元は 読むこと と 話すこと 聞くこと の複合単元である 和の文化について説明する という目的を意識していろいろな本や資料を読んだり 伝えたい内容や目的に合わせて資料を活用して説明したりすることをねらいとしている 教材 和の文化を受けつぐ - 和菓子をさぐる は 序論 本論 結論の三部構成で書かれた説明文である 本論では 歴史 他の文化とのかかわり 支える人々 という 3 つの観点から和菓子について説明している 結論部では和菓子の魅力についてまとめるとともに 和の文化全体に視野を広げ それらの観点で和の文化について考えていくことが日本の文化を受けついでいくことにつながると述べている こうした筆者の主張や述べ方に着目して読んでいくことで 自分自身が和の文化について調べ伝えるという活動への意欲を高めるとともに 調べる観点や調べたことの伝え方についても見通しをもつことができる教材である これまで子どもたちは 各教科 領域等で調べ活動を経験してきているものの 観点を明確にして調べるという経験はほとんどない 本教材で取り上げられている 3 つの観点のよさを中心に 筆者の述べ方について検討する活動を通して これまで漠然と調べ活動をしていたであろう子どもたちは どんな観点で調べ 伝えるか という新たな視点を獲得することができるであろう (2) 本単元の指導事項の系統は 次の通りである 情報活用 系統 4 年くらしの中にある 和 と 洋 を調べよう くらしの中の和と洋 読解の基礎 系統 5 年筆者の考えをまとめて伝え合おう 動物の体と気候 情報活用 系統 5 年和の文化について調べよう 和の文化を受けつぐ - 和菓子を探る 自分の考えを深める 系統 5 年わたしたちとメディアのつながりについて考えよう テレビとの付き合い方 目的に応じて 複数の本や文章などを選んで比べて読むこと ( 読カ ) 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫しながら 場に応じた適切な言葉遣いで話すこと ( 話 聞イ ) 文や文章にはいろいろな構成があることについて理解すること ( 伝イ ( キ )) (3) 本学級の子どもの実態は次の通りである 下表は 本単元の指導事項にかかわるアンケート調査の結果である どちらの項目についても全体でみれば あてはまる が多いが どちらかと言えば が半数以上を占める これは 目的に応じて資料を読み 話の組み立てを工夫 などの内容に対して 明確に自己評価ができる基準を持てていないことに起因しているとも考えられる 実際 アンケートを取った際にもそうした内容について 子どもたちから質問がいくつかあった 子どもたちが明確な基準をもって自己評価ができるような指導が必要であると言える 質問項目 国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを話したり, 書いたりしていますか 国語の授業で意見などを発表するとき, うまく伝わるように話の組み立てを工夫していますか よく あてはまる どちらかと言えば あてはまる どちらかと言えば あてはまらない あてはまらない 10 18 4 2 8 19 7 0

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは どのようにして強い結びつきを気づいてきたと述べていますか トラマルハナバチの 何が サクラソウに合っているのかを読み取る問題 何が の部分は 本教材での 観点 の読み取りにつながる サクラソウとトラマルハナバチの関係について 筆者の考えを読み取る問題 本教材でも 文章構成に着目しながら 筆者の考えをとらえていく 12% (4 人 ) 8% (3 人 ) 20% (7 人 ) 18% (5 人 ) 68% (23 人 ) 76% (26 人 ) 1 は どんなところ を問う問題であるが キーワードではなく 文で書きぬいてしまった子が 4 人いた 残りの誤答および部分点の子は 体言を書きぬいていたものの 不適切なものだった 2 では 誤答のうち無回答が 1 人いた 残りの 2 人は 結論部に着目することはできていたものの 筆者の考えの中心をとらえることができていなかった 部分点の 5 人は 本論 1 2 をまとめた部分の 体の形を変えたり 生活周期を調節したり の後者しか書けていなかった 1 学期の中心的な指導事項 文章構成をもとに要旨をとらえる について ほとんどの子どもが結論部に着目することはできていた しかし どの部分が筆者の考えの中心かを文章構成と結び付けて考えることについては定着が不十分な子がいることが分かった (4) 指導にあたっては 次の点に留意する < 研究の視点 1: 身につけさせたい力とその系統の明確化 > 前学年の説明文単元では 目的に応じて引用したり要約したりする学習を経験してきている また 5 年生の 1 学期には 動物の体と気候 の単元で 序論 本論 結論の構成に着目しながら要旨をとらえることを学んでいる さらに 新聞記事を読み比べよう では 2 社の新聞を比較しそれぞれの書き手の意図について考える学習を行ってきた そこで 本単元では これまで学習してきた 構成 要旨 書き手の意図 をとらえる力を活かしながら 目的を意識して読む 力を身につけさせていきたい さらに次単元では わたしたちとメディアのつながり について考えるために説明文 テレビとの付き合い方 を読む学習へとつながっていく 動物の体と気候 要旨をとらえる 序論 本論 結論 新聞記事を読み比べよう 書き手の意図を読む 和の文化を受けつぐ - 和菓子をさぐる 目的を意識して読む テレビとの付き合い方 文章に対して多面的に読む 例と意見の関係 < 研究の視点 2: 主体的 協働的な学習の手立て > 読解と表現をつなぐ単元のゴールの設定 第 1 次では 結論部の 和菓子の世界は 知るほどにおくが深いものです に着目させ 知るほどにおくが深い和の文化発表会をしよう というゴールを設定する 上記の単元のゴールを意識して本文を読むことができるように 和の文化を受けつぐ から 和の文化のおく深さを伝える工夫を読み取ろう という読みの課題 ( 第 2 次 ) を設定する 結論をもとにして 本論を予想する活動 第 1 次では 教材文のまとめの段落のみを提示し 自分だったらどのように説明するかを考えさせた上で 教材文と出合わせる 説明内容と述べ方について自分なりの考えを持った上で教材文を読むことで おくの深さを伝える工夫 について 内容 述べ方 の両面に着目できるようにする < 研究の視点 3: 身につけさせたい力と直結した評価の工夫 > 振り返りの視点として 今日の学習でわかったこと や 自分が取り入れたい工夫 など具体的に示すことで 身につけさせたい力と直結した評価ができるようにする

( ) 3 単元の目標 複数の本や資料を 目的を意識して読むことができる 伝えたい内容や目的に合わせて 資料を活用して説明することができる 4 単元の評価規準 関心 意欲 態度 話すこと 聞くこと 読むこと 和の文化について調べて説明するという目的を意識して読み 進んで調べてみたい課題を探したり 資料の提示の仕方を工夫して話したりしようとしている 集めた情報を観点ごとに整理し 必要な情報を選んだり組み合わせたりしている 事柄が明確に伝わるように 説明の工夫をしている 自分の意見や知識と比べたり 説明の構成や資料の使い方に注意したりして聞き 自分の考えをまとめている 文章だけでなく図表や写真等の情報を利用するなど 効果的な読み方をしている 観点や構成に着目して内容を的確に理解して要旨を捉え 自分の考えを明確にしながら読んでいる 自分の課題を解決するために 複数の本や文章を比べて読み 必要な情報を選んでいる 5 学習計画 ( 全 13 時間 本時は 5 時間目 ) 次時学習活動教師のかかわり評価規準 ( 評価方法 ) 一 1 学習計画を知 り 単元全体の 見通しを持つ 2 教材文の構成と 観点をとらえ 第 2 次の見通しを持つ 二 3 本論 1~3の内 容と述べ方を読 み取る 4 5 本時 6 述べ方に対する自分の考えをまとめる 三 7 取り上げる題材と観点を決め 本や資料で調べる 和の文化 に対する既有知識を引き出しながら 単元のゴールを設定する 観点や順序性に対する自分なりの考えを持った上で教材文を読むことで 述べ方に着目させる 筆者が 和菓子の世界のおくが深いところ を伝えるためにどのような工夫をしているかについて 内容 述べ方 の 2 点に着目して読み取っていく 本論 1 では 歴史 という観点 年表を使った説明を取り上げる 本論 2 では ほかの文化とのかかわり という観点と写真を使った説明を取り上げる 本論 3 では 支える人々 という観点 各段落でどんな 支える人々 について述べているかを取り上げる 文章構成図を活用しながら 前時までに読み取った 内容 述べ方 を文章全体として俯瞰的にとらえられるようにし 要旨や述べ方に対する自分の考えをまとめさせる 並行読書で読んできた内容を伝え合い 発表で何を伝えたいか そのためにどんな観点で調べるかについて グループで話し合わせる 関 和の文化 について関心を持ち 調べて説明するという目的を意識して文章を読もうとしている ( ノート ) 読 文章の構成をとらえている ( ノート ) 読 目的を意識して 筆者が 和菓子の世界のおくが深いところ を伝えるためにどのような工夫をしているかについて 内容や述べ方から読み取っている ( 観察 ノート ) 読 わたしたちが和の文化を受けついでいくとはどういうことかについて 自分の考えをまとめている ( ノート ) 読 自分の課題を解決するために 必要な情報を選んでいる ( ワークシート )

8 9 四 12 13 必要な情報を選び 説明の内容を考える 10 説明の構成と資料を考える 11 リハーサルを行い 説明の内容や仕方を見直す 和の文化 の魅力を伝えるプレゼンテーション大会を行う 集めた情報が伝えたいことに合うものかを検討させるとともに 集めた情報に合わせて伝えたいことを変更していってもよいことを知らせる 発表の構成を考えるために 説明文の読み取りで扱った文章構成図と同様の形式のものを準備しておく 2~3 グループで互いの発表を見合い アドバイスし合う場を設定する どの 和の文化 により興味をもち 受けついでいきたいと思うかという視点で聞くように助言する 話聞 集めた情報を観点ごとに整理し 必要な情報を選んだり組み合わせたりして 説明する内容を考えている ( ワークシート ) 話聞 伝えたいことを意識して 事柄が明確に伝わるように発表の構成や資料を考えている ( ワークシート ) 話聞 発表の構成や資料の使い方を意識して 発表する内容を見直している ( ワークシート ) 話聞 伝えたいことを意識して 事柄が明確に伝わるように資料を活用して説明したり 自分の意見や知識と比べながら発表を聞いて感想を述べたりしている ( 観察 )

6 本時の学習 (5/13 時 ) (1) 目標 筆者が 支える人 という観点で 和菓子の世界のおくの深さ を伝えるために どんな内容をどのように述べているかを読み取ることができる (2) 展開時間学習活動 主な発問 指示 子どもの反応 支援 手立て評価規準 ( 方法 ) 教具 10 1 本論 3 で 筆者がどんな 支える人 を取り上げているかを読み取り 本時の課題を確かめる 和菓子の文化は どのような人に支えられ 受けつがれてきたのでしょうか 和菓子を作る職人 (13 段落 ) 和菓子作りに関わる道具や材料を作る人 (14 段落 ) 和菓子を味わい楽しむ多くの人 (15 段落 ) 本時のめあて ( 課題 ) 筆者は 支える人 という観点で 和菓子の世界のおくの深さ を伝えるために 何を どのように 述べているだろう 30 2 おくの深さ を伝えるための筆者の工夫を読み取る (1) グループで話し合う (2) 全体で話し合う 5 3 本時の学習でわかったことや自分が取り入れたい工夫をまとめる (1) ペアに話す (2) 文章にまとめる 筆者の中山さんは 本論 3で 和菓子の世界のおくの深さ について どんな 内容 を どんな 述べ方 で伝えているかを読み取りましょう 内容 < 和菓子を作る職人たち> 職人から職人へ受けつがれてきた技術 技術だけでなく感性も < 道具や材料を作る人たち> 昔ながらの手作業 和菓子づくりに欠かせない上質な材料 < 和菓子を味わい楽しむ多くの人 > 食べる人がいなければ 和菓子はいずれなくなってしまう 述べ方 まず また 一方 のつなぎ言葉 写真の活用 和菓子を味わい楽しむ多くの人 は 本当に和菓子の文化を支えているといえるのか さらに15 段落は必要なのかを問い 児童の思考をゆさぶる 筆者はなぜ15 段落の 和菓子を味わい楽しむ多くの人 について述べているのでしょう 和菓子を食べるというのは ふつうあまりおくが深いとは思わないけど わたしたちが何気なく和菓子を食べていることが 実は和菓子の文化を支えていることを伝えるため 今日の学習でわかったことや自分が取り入れたい工夫などを書きましょう 和の文化のおくの深さを伝えるには 技術が職人から職人へと受けつがれてきたことや 技術だけでなく感性も大切にしていることなどを取り上げるとよいと思った また 職人だけでなく 最後に それを味わい楽しむ多くの人 を取り上げることで わたしたちも実は和の文化を支え 受けついでいく一人なのだということがわかっていいと思った ワークシート 写真資料 読 和菓子の世界のおくの深さ を伝えるための筆者の工夫について読み取ってい る ( ノート )