イ類似団体の状況 法定上限数 抜粋 30 人 ( 人口 8~ 10 万人 ) 34 人 ( 人口 10~ 14 万人 ) 定数が定数を減員の状況法定市数法定上限人2人3人4人5人6人7人8人9人上限数数より減員1と同じ (14.8%) 9 (23.1%) 10 人11 人以上 23

Similar documents
Microsoft Word - 議会基本条例案

三島市議会基本条例 平成 31 年 3 月 22 日 条例第 15 号 目次 前文 第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章議会及び議員の活動の原則等 ( 第 3 条 第 7 条 ) 第 3 章市民と議会との関係 ( 第 8 条 第 10 条 ) 第 4 章市長等と議会との関係 (

全国自治体議会の運営に関する実態調査 2015 自治体議会改革フォーラム 法政大学ボアソナード記念現代法研究所自治体議会プロジェクト 議会改革および議会の状況について 議会改革について 現在 特段の態勢をとっていますか? 1/16

包括規定 案

長期総合計画の計画的推進について < 部経営上の課題 取組方針 > H19 年度の各部の経営上の課題 取組方針の協議 < 行政改革 > 財政 人事など経営資源の現状分析 把握 課題についての対処方法の検討 行政改革実施計画の見直し <サマーレビュー > 懸案施策 事業の協議 < 実施計画 > 今後

平成24年11月6日

公表用 平成 31 年 4 月 10 日 評価の見方 A: 達成できたもの B: できている ( ただし 更なる努力を要する ) C: できていない ( 検討を要する ) D: 条文を改正する E: その他 -: 評価の対象としない 条文評価取組状況 課題 問題点今後の対策等 目的第 1 条 - 取

10:04

<819A81798DC58F49817A8B6389EF89FC8A768C9F93A28D8096DA8C8B89CA2E786C73>

施策名平成 30 年度施策マネジメントシート2 ( 平成 29 年度目標達成度評価 ) 7 4 開かれた議会運営の推進 3 基本計画期間で解決すべき施策の課題 ( 総合計画書より ) 市民への議会広報活動の充実を図るため 分かりやすい議会だよりの作成を行う必要がある インターネットを利用した本会議の

Microsoft Word - 本会議質問(議員定数条例).docx

スライド 1

議会改革度調査2013 テーマ別分析② 政務活動費

<4D F736F F D20352D318FBC8CCB8E738DC58F F5495AA90CD816A5F8F4390B38CE3816A2E646F63>

目 次 1 はじめに 1 ページ 2 特別委員会の概要 1 ページ 3 特別委員会等開催日程 2~5 ページ 4 協議事項体系図 6 ページ 5 具体的事項の検討 7~9 ページ 6 議会基本条例の制定 9 ページ 7 おわりに 10 ページ

2 第 3 条について (2) と (3) を別だてする趣旨がわかりません 知識 経験を有し 市長が必要と認める者 で良いと思います 第 3 条第 2 項第 2 号に規定する 知識経験を有する者 とは 市民の参画と協働に関する深い知識や豊富な経験を有する方のことです また 同項第 3 号の規定は 公

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

<4D F736F F D208E9197BF E88E68EE58CA C490BA96BE95B62E444F43>

議会基本条例検討項目案(条例との突合せ 6月11日の協議を受けて)6月18日提出資料

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

PowerPoint プレゼンテーション

子ども・子育て支援事業計画策定業務委託 仕様書(案)

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

 

<4D F736F F D208B6389EF89FC8A7692B28DB893C195CA88CF88F589EF8D7390AD8E8B8E4095F18D90>

Microsoft PowerPoint - kobetsuB4-slide-静山.ppt [互換モード]

H ( 木 ) H ( 水 ) H ( 金 ) H ( 金 ) H ( 土 ) H ( 月 ) H ( 月 ) H ( 木 ) H ( 金 ) H ( 火 ) H30.6.2

9川総行推第29号

PrimoPDF, Job 20

議会改革に関する 最終報告書 平成 26 年 11 月 十和田市議会

はじめに 十勝管内の各町村議会は 住民に開かれた議会 住民参加を推進する議会を目指し さまざまな制度を導入するなどして議会の活性化を進めてきていますが 一方で 新たな議員のなり手が不足していることに強い危機感を抱いています なり手不足の原因がどこにあるか 議会制度や社会情勢等も含め総合的に検証してい

Microsoft PowerPoint - 2_資料(最終訂正版1)

Microsoft PowerPoint - pre(検討5)

渋川市都市計画マスタープラン意見シート

基本理念 1 市民参加及び協働は 市民の豊かな知識及び社会経験並びに創造的な活動を尊重して推進されなければならない まちづくりの基本理念 変更 まちづくりは 市民一人一人が市民参加を行い 協働を行うとともに できるところから自立的に活動して地域の実情に合わせて取り組むことを基本とし 次のことを考慮し

基本的な考え方 羽田空港の機能強化は 首都圏だけでなく日本全体にとって不可欠であり 機能強化の必要性やその実現方策等について 関係自治体の協力も得ながら できる限り多くの方々に知って頂くように努める 基本的な考え方 1 羽田空港の機能強化の必要性やその実現方策等について できる限り多くの方々に知って

新請願・陳情全部

Microsoft Word - 02_福利厚生会260910

4 合併を選択した理由 合併を選択した理由は 直面する財政危機への対応よりも 将来に向けた行政体制の充実 強化や行政サービスの維持 向上 合併を選択した理由 地方分権時代にふさわしい基礎自治体としての行政体制の充実 強化を図るため 20 市町村 効率的 効果的な行財政運営により 行政サービスを維持

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

道州制基本法案(骨子)

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

2-(5)-ア①-1 日米両政府への要請活動

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

総括的事項について 推進プラン全体に関するもの (2 件 ) 1 行政改革の推進プランであるにもかかわらず コスト削減に関する推進項目やプログラムが少ないのではないか 本市では 過去数次にわたる行政改革のプラン実施において 取り組む必要があると考えられる取組については 可能な限り取り組んできたところ

(Microsoft Word -

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D2088D38CA98CF08AB789EF97708E9197BF2E646F63>

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

札幌市地域ケア会議推進事業実施要綱

2 使用料について

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

2. 各検討課題に関する論点 (1) 費用対効果評価の活用方法 費用対効果評価の活用方法について これまでの保険給付の考え方等の観点も含め どう考 えるか (2) 対象品目の選定基準 1 費用対効果評価の対象とする品目の範囲 選択基準 医療保険財政への影響度等の観点から 対象となる品目の要件をどう設

P10 第 2 章主要指標の見通し 第 2 章主要指標の見通し 1 人口 世帯 1 人口 世帯 (1) 人口 (1) 人口 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口を 国勢調査 ( 平成 7 年 ~22 年 ) による男女各歳人口をもとにコーホー 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口

平成 25 年 4 月 30 日 補助金のあり方に関するガイドライン 函館市 平成 25 年 4 月

平成18年度標準調査票

PowerPoint プレゼンテーション

地方議会制度の概要について 地方議会は 憲法第 93 条第 1 項の 議事機関 として地方公共団体に設置されている 地方議会は 住民全体を代表する機関であり 住民の直接選挙で選出される議員により構成される 地方議会は 地方公共団体の意思を決定する機能及び執行機関を監視する機能を担うものとして 同じく

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

適用時期 5. 本実務対応報告は 公表日以後最初に終了する事業年度のみに適用する ただし 平成 28 年 4 月 1 日以後最初に終了する事業年度が本実務対応報告の公表日前に終了している場合には 当該事業年度に本実務対応報告を適用することができる 議決 6. 本実務対応報告は 第 338 回企業会計

1

2. 意見の概要と市の考え方寄せられた意見の概要及び意見に対する市の考え方は次のとおりです 意見書の内容意見に対する市の考え方 前文 に条例の基である 言語 の位置づけを明確に示し 前文 に手話は言語として位置づけられている旨の記載条例の策定趣旨を理解しやすくしてください を追加しました また 前文

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

<4D F736F F D DC48F4390B3816A937393B9957B8CA78CC592E88E918E59955D89BF90528B6389EF82CC8A E646F63>

<4D F736F F D C0837D836C8EE888F882AB95CA FAC8B4B96CD8E968BC68ED2816A>

市町村合併の推進状況について

保健福祉局地域福祉課

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

3. さいたま市議会の議決すべき事件等に関する条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は さいたま市議会基本条例 ( 平成 21 年さいたま市条例第 55 号 ) 第 25 条の規定の趣旨にのっとり 市行政における基本的な計画の策定等を地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 96 条第

<4D F736F F D D332088CF88F592B795F18D CF88F589EF8D8791CC816A2E646F63>

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

PowerPoint プレゼンテーション

1 号 ) の規定によりなされた処分 手続その他の行為は それぞれこの規則の相当規定によりなされたものとみなす 附則 ( 平成 24 年 3 月 22 日規則第 16 号 ) ( 施行期日 ) 1 この規則は 平成 24 年 4 月 1 日から施行する ( 経過措置 ) 2 改正後の村上市議会政務調

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

Ⅰ. 経緯 国際金融コミュニティにおける IAIS の役割は ここ数年大幅に増加している その結果 IAIS は 現行の戦略計画および財務業績見通しを策定した際には想定していなかった システム上重要なグローバルな保険会社 (G-SIIs) の選定支援やグローバルな保険資本基準の策定等の付加的な責任を

保健福祉局地域福祉課

LGWAN-4.indd

<90568B6389EF82CC82B582A882E E342E696E6464>

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

Microsoft Word - guideline02

平成16年度第1回○○区地域協議会次第

3 特許保有数 図表 Ⅰ-3 調査対象者の特許保有数 Ⅱ. 分析結果 1. 減免制度 (1) 減免制度の利用状況本調査研究のヒアリング対象の中小企業が利用している法律別の減免制度の利用状況を 図表 Ⅱ-1 に示す 企業数は延べ数でカウントしている 図表 Ⅱ-1 減免制度の利用状況 この結果から 産業

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

< F2D816994D48D FA957493FC816A >

Microsoft Word - 資料3-4①.doc

7 仕様書 3ページ 11 策定委員会 のメンバー構成が決まっていれば ご教示いただけますでしょうか 8 その他新施設の敷地の候補地について 開示できるようであればお示しください 9 実施要項 1ページ 2⑸ ここに示されている 消費税額及び地方消費税額 は 契約時の8% を見込むという理解でよろし

Microsoft Word WT報告書最終版 (医療部会)

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

青警本務第 号 青警本総推第 号 青警本生企第 号 青警本刑企第 号 青警本交企第 号 青警本備一第 号 平成 2 8 年 3 月 1 8 日 各所属長殿 青森県警察本部長 レピーサポート 職場復帰サポート実施要綱の制定について

<4D F736F F D2089EF8ED096408CA48B8689EF8E9197BF E7189BB A2E646F63>

3 参加しやすい工夫 ( 効果的な周知や会議運営 ( 開催時間 委員の構成等 ) の工夫 ) 4 名柳田委員 猪瀬委員 庄司委員 小橋委員 2 名関口副会長 高柴委員 1 名櫻井委員 関口副会長 パブリックの後の説明会 意見交換会の開催検討の方向性は 担当課の工夫がある 高柴委員 このバスを望んでい

県と市町村の役割分担の基準

平成13年度 常任・特別委員長会議名簿

「平成の大合併」に伴う市町村行財政の変化と

Transcription:

議員定数に関する調査について ( 最終報告 ) 議員定数等調査特別委員会 本特別委員会の調査事項である 議員定数に関する調査 について, 本年 2 月 15 日から14 回にわたり調査を行ってきた 調査に当たっては, 議会基本条例第 20 条第 2 項の規定に基づき, 行財政改革の視点だけでなく, 市政の現状及び課題並びに将来の予測及び展望を十分に考慮するとともに, 議員活動の評価等に関して, 参考人制度を活用して市民等の意見を聴取した これらを踏まえて取りまとめた定数素案について, パブリックコメントにより市民の意見を聴いた上で, 定数案を決定した 本特別委員会では, これに基づき, 議員定数条例案を提案するが, 本調査事項については, 調査を終了することとなることから, 会議規則第 104 条の規定に基づき, 次のとおり調査結果を報告するものである Ⅰ 定数素案の検討 1 検討に当たって参考とした事項地区コミュニティ協議会単位で開催した意見交換会 ( 平成 21 年 11 月 ~ 平成 22 年 10 月 ) での意見 要望ア定数を減らすべき 職員の削減より議員の削減が必要 人口が10 万人未満となれば, 定数の見直しが必要 自主的な定数削減が必要 市財政を考慮して, 定数の見直しが必要 イ定数を増やすべき 現在の 34 人でも議員は足らない ウ選挙区を設けるべき 総合計画のゾーン別に選挙区を設置してほしい 地区ごとに人口に基づいた選挙区を設置してほしい 県内 類似団体での定数の状況ア県内の状況 県内の19 市中 11 市が法定上限数より定数を削減 最近では, 南九州市, 枕崎市, 鹿屋市が定数を削減 -1-

イ類似団体の状況 法定上限数 抜粋 30 人 ( 人口 8~ 10 万人 ) 34 人 ( 人口 10~ 14 万人 ) 定数が定数を減員の状況法定市数法定上限人2人3人4人5人6人7人8人9人上限数数より減員1と同じ 27 39 4 (14.8%) 9 (23.1%) 10 人11 人以上 23 (85.2%) 0 5 0 9 2 5 0 0 0 1 1 30 (76.9%) 0 3 0 12 1 6 3 2 0 1 2 法定上限数の 30 人は 8 万人以上,34 人は 14 万人以下のものを抜粋 地方自治法における議員定数の取扱い平成 22 年 10 月の国勢調査において, 本市の人口は, 速報値で10 万人未満となったが, 本年 5 月に地方自治法が改正され, 人口に基づく議員定数の上限が撤廃となったことに伴い,8 月 1 日から, 議員定数の決定は, 自治体の自主的な判断によるものとなった なお, 改正前の地方自治法の規定では, 人口 5 万以上 10 万未満の市における議員定数の上限は,30 人であった 学識経験者の意見 ( 参考人招致 ) ア安易な議員定数の削減には慎重であるべきである イ議会が行うべき仕事には, 1 民意を吸収し, 政策に反映すること 2 行政をチェックすること 3 自ら政策を作り上げること の三つの柱があり, そのことを踏まえて議論すべきである ウ議員定数の検討に当たっては, 次の三つの点を総合的に勘案すべきである 1 議員間で討論ができる人数に配慮すること なお, 先進例では1 委員会当たり7 人から8 人を基準としている 2 単に現状を把握するだけではなく, 今後の議会改革の方向性を踏まえて検討すること 3 地理的条件や重要な政策課題など市が抱える特殊事情を踏まえること 市内の団体等の意見 ( 参考人招致 ) ア議員活動の評価について ( ア ) 議会報告会, 請願 陳情者の意見陳述, 議員間の自由討議の規定を含む議会基本条例を全国でも早期に制定していることを評価する ( イ ) 議員活動は, 公約の実行性, 一般質問の内容, 情報公開, 政務調査費の公開, 行政視察の効果の5 項目で評価されるのではないか -2-

( ウ ) 意見交換会等を積極的に行い, 更に地域の課題を吸い上げていく必要があるのではないか また, 出された意見 要望を集約し, 議会全体で政策化してほしい ( エ ) 政務調査費を活用し, どのような活動をしているのか見えない また, 農業分野での政務調査が少ないのではないか ( オ ) 議会での議員定数に関する議論が市民に周知されていない イ議員定数について ( ア ) 合併してまだ7 年であり, 地区コミュニティ協議会が充実するまでは急激に議員定数を削減すべきでない 30 人,28 人,26 人と段階的に削減し, 最終的には20から24 人とすべきではないか ( イ ) 選挙区は設けず, 議員は少数精鋭とすべきである 地元の議員がいなくても, 全議員が地元の議員であるという思いである ( ウ ) 議員が身近にいなくなる不安はあるが, 少数精鋭を望む声をよく聞く ( エ ) 地方自治法の改正により議員定数の上限数が撤廃されたことから, 具体的な定数削減の人数は要請はしないが, 議会でしっかり検討して決定すべきである ( オ ) 本市の人口は10 万人を割ったことから, 議員定数は, 従前の法定上限数である30 人とすべきである これ以上の定数削減は, 農業を主体とする地域の議員が減ることにもなり, 産業の衰退につながることになる ( カ ) 議員定数は28 人にすべきという意見を多く聞くが,30 人が妥当ではないか 選挙区を設けるべきという意見もある ( キ ) 多様な人々が立候補できるよう, 早期に議員定数を決めてほしい 2 定数素案の検討定数については, これまでの調査で24 人から30 人まで様々な意見が委員から出されていたことから, 参考人の意見を参考とし, また, それぞれの会派の意見も改めて確認した上で, 次の二つの案に集約された 26 人 とする案ア本市の財政状況, 類似都市の状況等を踏まえ, 市民の理解が得られる定数は24 人であると考えるが, 参考人の意見に配慮した イ参考人の意見を参考としたが, 更なる行財政改革の必要性を配慮した人数とした ウ参考人の意見も考慮したが, 以前に, 定数を28 人にと要望した陳情があったこと, また, 将来において更なる削減の要望が出されることも考えられることから, 段階的でない削減が必要である 28 人 とする案 ア合併前と比較すると, 既に大幅な削減を行っており, 議員定数の点から -3-

は行財政改革が進んでいる 削減ありきではなく, 他市とは異なる大型事業や懸案事項も抱えていることや参考人の意見に配慮した イ議員定数の削減だけでは行財政改革は進まない 地域の特殊性や四つの常任委員会で議論できる人数に配慮する必要がある ウ参考人の意見に配慮すると30 人が妥当であるが, 議員定数を削減し, 職員削減などの行財政改革につなげる必要性を考慮した 3 定数素案これらの二つの案に対しては, 委員の意見が分かれ, 一致を見ることが困難であったことから, 委員会としては, 委員長を除く12 人の委員のうち7 人が支持した26 人を定数素案とすることとした なお, 本素案に対しては, パブリックコメントにより市民の意見を聴くこととした 議員定数 議員定数については, 現行の 34 人から 8 人削減し, 次期選挙より 26 人とする 根拠 理由 ア行財政改革についての視点 議員の大幅削減が, 市全体の更なる行財政改革にもつながる イ市政の現状及び課題及び将来の予測及び展望についての視点 他市に比べて, 大型事業や重要な懸案事項を抱えているが, 少数精鋭で 対応が可能と考えられる ウ議会機能の維持についての視点意見交換会などの民意吸収機能の充実, 常任委員会の構成変更など議会運営上の工夫に努めることにより, 議会機能を維持 充実させていくことは可能と考えられる Ⅱ 定数案の検討 1 パブリックコメント平成 23 年 9 月 21 日から10 月 20 日にかけて, パブリックコメントを実施した 実施に当たっては, より多くの意見が寄せられるよう, 議会だよりの臨時号を発行するなど市民への周知に努めた結果,262 人から意見が寄せられた 寄せられた意見については, 分類等を行いながら整理し, これまで本特別委員会で検討してきた内容等も踏まえ, その意見の取扱いを検討した ( 検討方法については, 参考資料を参照 ) -4-

なお, 寄せられた意見及び意見に対する本特別委員会の考え方は, 別添資料 のとおりである 2 定数案の決定パブリックコメントの意見を踏まえ, 定数素案の26 人を変更する必要があるか検討したが, 変更するだけの大きな理由が見出せないなどの意見もあり, 採決の結果, 起立多数により26 人を定数案とすることとした また, 本特別委員会では, 議員定数を26 人とする議員定数条例案を提案することとした なお, 定数案について, これまでの調査結果を踏まえて整理すると次のとおりである 議員定数案 議員定数は, 現行の 34 人から 8 人削減し, 次期選挙から 26 人とする 議員定数を見直す理由本市における行財政改革の動向, 市政の現状 課題及び将来の予測 展望, 議会機能の在り方並びに議員活動の評価等に関する市民意見等を総合的に勘案すると, 議員定数を見直す必要がある 議員定数案の根拠ア行財政改革についての視点可能な限り議員定数を削減することにより, 市全体の更なる行財政改革の範となる イ市政の現状及び課題及び将来の予測及び展望についての視点他市に比べて, 大型事業や重要な懸案事項を抱えているが, 自己の能力を高める不断の研さんによって, 少数の議員でも対応することができる ウ議会機能の維持についての視点 意見交換会などの民意吸収機能の充実, 議会運営上の工夫に努めるこ とにより, 議会機能を維持 充実させていくことができる -5-

意見の整理定数案の検討意見に対する考え方の検討参考資料 パブリックコメントの検討方法について A 提出意見 定数素案に対する意見 その他の意見等 C D 新たに検討が必要な意見 再度, 検討が必要な意見 F 検討 必要な意見のみを抽出 意見の整理 24~26 人 28~30 人 A 行財政改革の視点 1 30 人 2 B 市政の現状 34 人 1 26 人 削減は慎重 28 人 定数は削減 定数は大幅削減 検討が必要な意見の抽出 E B 意見に対する委員会の考え方 人 A 行財政改革の視点 1 考え方 ( 回答 ) 2 考え方 ( 回答 ) B 市政の現状 : : 定数素案に記載の 根拠 と同じ趣旨の意見など ( 検討不要なもの ) 結論 26 人 のまま 26 人 を変更 結論を前提に, 各意見に対する考え方 ( 回答 ) を整理 定数案-6-