第30回秋田県内企業景気動向調査

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第28回「秋田県内家計の消費動向調査」

第29回「秋田県内家計の消費動向調査」

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新規文書1

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

平成10年7月8日

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

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景気見通し調査 ( 平成 24 年 12 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 24 年 11 月 30 日

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第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

< 業種別 > D.I. 2 製造業主要判断 D.I. の推移 製造業 30/ /9 見込 /12 予想 < 製造業 > 当期 は 24.5( 前期比 +0.8) と景況感は横ばいであった

景気動向調査平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 概況 業況 DI は改善 来期は悪化するもプラスを維持する見込み 今期の全業種総合業況判断 DIは 前期比 2.5 ポイント上昇の 9. と改善した 製造業は前期比 1.5 ポイント上昇の 14. 非製造業は同 2.9

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

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[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

滋賀県内企業動向調査 21 年 1- 月期定例項目結果 1. 自社の業況判断 (1) 自社の業況判断 DI は 四半期連続のプラス水準を維持も は 四半期ぶりにマイナス水準に低下 1. の動向 ( 図 1-1) 今回の調査 (1 年 1- 月期 ) での自社の業況判断 DI は前回 (-9 月期 )


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ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期

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社団法人日本生産技能労務協会

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~ 売上額減少に伴い 収益も低下 ~ 収益面では 売上額判断 D.I. が 6.3( 前回 7.8) と 1.5 ポイント低下 収益判断 D.I. は 1.9( 前回 1.6) と 3.5 ポイント低下する結果となりました 来期の予想収益判断 D.I. は 27.8 と大幅な低下の見通しとなっていま

ニュースリリース 農業景況 : 景況 平成 27 年 3 月 26 日 株式会社日本政策金融公庫 農業の景況 DI 稲作をはじめ多くの業種で悪化 ~ 改善したのは養豚 ブロイラーなどの一部の業種に留まる ~ < 日本公庫 平成 26 年下半期農業景況調査 > 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫

第49回「山形県内家計の消費動向調査」結果

目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

「平成20年夏季ボーナス支給予定に関するアンケート調査」集計結果

目 次 [Ⅰ] 調査方法 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~5 [Ⅳ] 第 2 回不動産市況 DI 調査結果の概要 6 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 7~9 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 10~12 [-3] 設問 2,3(


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調査結果の概要 1. 自社チャンネルの加入者動向について 横ばい との見方が拡大自社チャンネルの全体的な加入者動向としては 現状 では 減少 (40.0%) が最も多く 続いて 横ばい (35.6%) 増加 (23.3%) の順となっている また 1 年後 については 横ばい (41.1%) が最も

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I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 29 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 29 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

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消費税増税後の仕入・販売単価に関する東北6県企業の動向調査

「中小企業の景況感に関する調査」集計結果

北陸 短観(2019年6月調査)

【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成28年11月度調査-~ 「景況感」と「中小企業等経営強化法の活用」についてお聞きしました ~

平成 22 年 5 月 7 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214, ) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 3 月調査 ) の結果について

北陸 短観(2016年12月調査)

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 30 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 27 年 4 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所定

北陸 短観(2019年3月調査)

平成 23 年 11 月 17 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 23 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査

News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 27 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

SERIまんすりー2月号 今月のみどころ

公益社団法人三重県宅地建物取引業協会一般社団法人三重県不動産鑑定士協会 三重県の地価と不動産市場の動向に関するアンケート調査結果 平成 26 年 10 月 1 日を調査時点とし 公益社団法人三重県宅地建物取引業協会の会員に対しアンケート調査を行った結果をお知らせします 本調査 (DI 調査 ) は所

中小企業の動向

平成22年7月30日

平成 24 年 5 月 1 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長長瀨裕太代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 24 年 3 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査は

平成 22 年 11 月 12 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目

6 月調査 (5 月実績 ) 結果概況 景気判断 DI は現状 見通し共に小幅に下降も 50 を上回る高水準を維持 5 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から-0.3 の 54.8 見通し判断前月から-0.9 の 51.0 となり 共に小幅な下降となったが 引き続き

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( 小規模企業景気動向調査 ) 三重の景況 67 ( 平成 27 年 7 月 ~12 月期 ) 三重県商工会議所連合会桑名商工会議所四日市商工会議所鈴鹿商工会議所亀山商工会議所津商工会議所松阪商工会議所伊勢商工会議所鳥羽商工会議所上野商工会議所名張商工会議所尾鷲商工会議所熊野商工会議所

リオおよび東京五輪に対する埼玉県内企業の意識調査

スライド 1

1. 社会福祉法人経営動向調査 ( 平成 30 年 ) の概要 目的 社会福祉法人と特別養護老人ホームの現場の実感を調査し 運営実態を明らかにすることで 社会福祉法人の経営や社会福祉政策の適切な運営に寄与する 対象 回答状況 対 象 特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人 489 法人 (WAM

企業経営動向調査0908

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

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中小企業景気動向調査の集計結果 いわき地区版平成 年 月調査 概況 業況はやや改善するも 先行きについては悪化の見通し [ 調査対象企業数 社 ] [ 回答企業数 社 ] [ 回収率.%] 平成 年 ~ 月期の自企業の業況を前回調査 ( 平成 年 ~ 月期 ) と比較すると いわき地域全体において

発行 第 146 回 県内企業景況調査 1. 調査目的 本調査は 県内景気動向把握の参考とするため 県内企業を対象として 3 ヶ月ごとに 景況マインドの動向 を調査しているものです 2. 調査時期 2018 年 12 月中旬 ~2019 年 1 月中旬 3. 調査対象県内企業 29

企業物流短期動向調査 ( 日通総研短観 ) 調査結果 ( 抜粋 ) (2008 年 9 月調査 ) 2008 年 10 月 株式会社日通総合研究所 ホームページはこちら

第 60 回法人企業景気予測調査 ( 平成 31 年 1-3 月期調査 ) 福島県の概要 平成 31 年 3 月 12 日財務省東北財務局福島財務事務所 調査要領 1. 調査の目的と根拠我が国経済活動の主要部分を占める企業活動を把握することにより 経済の現状及び今後の見通しに関する基礎資料を得ること

トラック運送事業の経営実態 全日本トラック協会は全国のトラック運送事業者 2,188 社 ( 有効数 ) の平成 25 年度事業報告書に基づき集計 分析した 経営分析報告書 ( 平成 25 年度決算版 ) をまとめた 全日本トラック協会が平成 4 年度から発行しているこの報告書は 会員事業者が自社の

調査結果の概要 1. 自社チャンネルの加入者動向については消極的な見通しが大勢を占めた自社チャンネルの全体的な加入者動向としては 現状 では 減少 (50.6%) が最も多く 続いて 横ばい (33.7%) 増加 (13.5%) の順となっている 1 年後 についても 減少 (53.9%) 横ばい

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第7回DIレポート

調査概要 回答企業に関するデータ 調査期間 : 平成 29 年 月 1 日 ( 金 )~ 月 28 日 ( 木 ) 調査対象 : 全国の企業経営者 ( うち約 7 割が当社ご契約企業 ) 調査方法 : 当社営業職員が訪問により調査 回答企業数 : 4,159 社 調査内容 : 1. 景況感 2. 平

Transcription:

第 30 回 秋田県内企業の景気動向調査 結果 ( 平成 30 年 11 月調査 ) ~ 景況感は 5 期連続で悪化し 先行きも慎重な ~ 調査の要旨 県内企業の業況は 自社の業況判断を示す 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 8.8( 前回調査比 0.8 ポイント下落 ) と 5 期連続の悪化となり 3 期連続で 悪い 超となった 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) では 人員人手 はプラス幅が拡大し 資金繰り は横這いとなった一方 売上高 と 営業利益 は引き続き悪化となった 業種別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 製造業が 2 期連続の改善となった一方 建設業は 2 期連続 卸 小売業とサービス業は 5 期連続での悪化となった 地域別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 県北が 17.6( 前回調査比 7.7 ポイント上昇 ) と 5 期ぶりに改善した一方 中央は 6.9( 同 1.3 ポイント下落 ) と 5 期連続で悪化 県南は 6.5( 同 5.6 ポイント下落 ) と 3 期ぶりの悪化となった 先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 12.3( 今回調査比 3.5 ポイント下落 ) と悪化が見込まれている 特別調査 冬季ボーナスの支給予定について尋ねたところ 支給する と回答した企業の割合は全業種では 65.0%( 前年比 0.7 ポイント上昇 ) と 前年に比べて若干上昇し 4 期連続での上昇となった 一方 支給しない と回答した企業の割合は 13.4%( 同 1.6 ポイント低下 ) と前年より低下した また 今季 支給する と回答した企業に対し 昨年冬季と比べて支給額を増やすかどうか尋ねたところ 全業種でみると さほど変わらない と回答した企業の割合が 68.4% で最も高く 増やす との回答は 23.5% であった 平成 30 年 12 月

目次 Ⅰ. 県内企業の業況... 1 1. 概況... 1 2. 業種別の動向... 2 (1) 業種別の概況... 2 (2) 業種別 DI 値の動向... 3 1 建設業... 3 2 製造業... 4 3 卸 小売業... 5 4 サービス業... 6 3. 地域別の動向... 7 (1) 地域別の概況... 7 (2) 地域別 DI 値の動向... 8 1 県北... 8 2 中央... 9 3 県南... 10 Ⅱ. 景気の天気予報図... 11 Ⅲ. 特別調査... 12 1. 冬季ボーナスについて... 12 (1) 支給予定動向... 12 (2) 支給予定額... 14 < 参考資料 Ⅰ: 業種別 地域別回答率 >... 16 < 参考資料 Ⅱ: 調査の概要 >... 16

Ⅰ. 県内企業の業況 1. 概況 ~ 景況感は 5 期連続で悪化し 先行きも慎重な ~ 県内企業の業況は 自社の業況判断を示す 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 8.8( 前回調査比 0.8 ポイント下落 ) と 5 期連続の悪化となり 3 期連続で 悪い 超となった 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) では 人員人手 はプラス幅が拡大し 資金繰り は横這いとなった一方 売上高 と 営業利益 は引き続き悪化となった 総じて 長引く人手不足感の影響や 燃料費 原材料費の上昇傾向が景況感を下押ししている状況が続いている 先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 12.3( 今回調査比 3.5 ポイント下落 ) と悪化が見込まれている 図表 1 全業種 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 4 秋田 山形 図表 2 全業種 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 7.2 8.9 8.8 12.3 5 4 3 1 1 3 全業種 調査時 ( サンプル数 ) 売上高営業利益人員人手資金繰り 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前回調査予測 H 29.11 (n=401) 5.0 0.4 8.1 7.5 0.5 37.4 3.3 H 30. (n=398) 0.5 4.5 8.7 6.5 3.5 37.0 1.2 H 35 (n=389) 2.8 3.3 15.1 1.5 7.2 30.3 5.1 H 38 (n=378) 8.0 5.2 12.1 0.6 9.6 39.7 5.0 H 30.11 (n=366) 8.8 ( 0.8) 1.6 2.8 14.8 40.7 5.0 前回調査比 - - - ( 3.4) ( 5.2) (1.0) () 先行き 12.3 - - 12.1 20.2 35.5 16.7 今回調査比 ( 3.5) - - ( 9.3) ( 5.4) ( 5.2) ( 11.7) 売上高 DI 値は 建設業の 完成工事高 を含んだ値 売上高 営業利益 人員人手 資金繰り 1

2. 業種別の動向 (1) 業種別の概況 業種別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 製造業が 2 期連続の改善となった一方 建設業は 2 期連続 卸 小売業とサービス業は 5 期連続での悪化となった 業況の先行きは 建設業と製造業では悪化が見込まれているものの 卸 小売業とサービス業では改善が見込まれている 図表 3 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 建設業製造業卸 小売業サービス業 3 1 1 3 4 業種別 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 建設 製造 卸 小売 サービス H 29.11 (n=401) 5.0 8.1 4.5 8.2 H 30. (n=398) 0.5 9.8 1.1 10.5 5.2 H 35 (n=389) 2.8 12.9 9.9 12.2 H 38 (n=378) 8.0 8.1 8.1 17.3 14.6 H 30.11 (n=366) 8.8 7.4 2.5 24.8 17.8 前回調査比 ( 0.8) ( 0.7) (10.6) ( 7.5) ( 3.2) 先行き 12.3 4.2 17.3 12.9 15.6 今回調査比 ( 3.5) ( 11.6) ( 19.8) (11.9) (2.2) 2

(2) 業種別 DI 値の動向 1 建設業 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 7.4( 前回調査比 0.7 ポイント下落 ) と 2 期連続で悪化したが 引き続き 良い 超となった 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) では 手持工事高 と 資金繰り が改善した一方 完成工事高 と 営業利益 は悪化し このうち 営業利益 は 4 期ぶりに 悪い 超に転じた また 人員人手 は 57.5( 同 2.1 ポイント下落 ) と依然大幅な 不足 超ながらプラス幅は幾分縮小した 各社のコメントをみると 災害復旧工事など公共工事に動きがあるものの 技術者不足により対応できない場合があるなど 人手不足が深刻化している状況がうかがえる 先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 4.2( 今回調査比 11.6 ポイント下落 ) と悪化が見込まれている 図表 4 建設業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 秋田 山形 4 図表 5 建設業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 7.4 1.1 4.2 14.3 8 6 4 4 6 建設業 調査時 ( サンプル数 ) 完成工事高営業利益手持工事高人員人手資金繰り 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比前回調査予測 完成工事高 営業利益 手持工事高 人員人手.11 (n=99) 8.1 3.2 8.8 8.1 6.0 2.0 55.6 1.1. (n=1) 9.8 1.7 4.0 1.0 1.9 4.0 42.2.05 (n=93) 12.9 3.1 13.8 5.3 6.4 6.4 41.9 3.2.08 (n=99) 8.1 4.8 3.2 9.0 2.0 6.0 59.6 1.0 H3 0.1 1 (n=9 4) 7.4 ( 0.7) 5.0 5.3 7.5 14.9 57.5 6.4 前回調査比 - - - ( 3.7) ( 9.5) (8.9) ( 2.1) (7.4) 先行き 4.2 - - 1.1 18.1 18.1 43.6 12.8 今回調査比 ( 11.6) - - ( 6.4) ( 10.6) ( 33.0) ( 13.9) ( 19.2) 資金繰り 3

2 製造業 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 2.5( 前回調査比 10.6 ポイント上昇 ) と 2 期連続で改善し 4 期ぶりに 良い 超となった 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) では 在庫状況 と 資金繰り は悪化したものの 売上高 営業利益 仕入価格 はいずれも改善した また 人員人手はプラス幅を拡大した 各社のコメントをみると 燃料費の高止まりや原材料費の上昇により総じて負担感が強まっているものの 自動車関連等の堅調を受けて電気機械など一部の製造業では引き続き回復傾向がうかがえる 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 17.3( 今回調査比 19.8 ポイント下落 ) と大幅な悪化が見込まれている 図表 6 製造業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 秋田 山形 2.5 0.9 1.7 17.3 4 図表 7 製造業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 売上高営業利益仕入価格在庫状況人員人手資金繰り 製造業 4 6 8 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比前回調査予測 売上高.11(n=89) 4.5 1.2 6.5 10.1 5.6 43.8 15.8 24.7 9.0.(n=86) 1.1 5.6 13.5 2.3 2.3 57.0 8.1 29.1 1.1.05(n=91) 9.9 8.8 10.4 11.0 25.3 53.8 9.9 11.0 15.4.08(n=86) 8.1 1.8 1.1 1.1 10.4 61.6 2.4 23.3 12.8.11(n=81) 2.5 (10.6) 8.1 2.5 2.5 55.6 3.8 24.7 14.9 前回調査比 - - - (3.6) (7.9) (6.0) ( 1.4) (1.4) ( 2.1) 先行き 17.3 - - 23.5 25.9 45.7 13.6 28.4 29.7 営業利益 仕入価格 在庫状況 人員人手 今回調査比 ( 19.8) - - ( 26.0) ( 23.4) (9.9) ( 9.8) (3.7) ( 14.8) 資金繰り 4

3 卸 小売業 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 24.8( 前回調査比 7.5 ポイント下落 ) と 5 期連続で悪化した 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) では 資金繰り が小幅ながら改善した一方 人員人手 は横ばいとなり その他の 4 項目は悪化となった また 各社のコメントをみると 消費者の節約志向などによる需要停滞に加え 仕入価格の高止まりの影響が続き 総じて厳しさがうかがえた 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 12.9( 今回調査比 11.9 ポイント上昇 ) と改善が見込まれている 図表 8 卸 小売業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 秋田 山形 4 6 12.9 19.0 15.0 24.8 図表 9 卸 小売業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 売上高営業利益仕入価格在庫状況人員人手資金繰り 4 6 8 卸 小売業自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 前回調査比前回調査予測 売上高.11 (n=115) 4.4 12.4 5.2 4.3 36.5 0.8 26.9 0.8. (n=114) 10.5 10.5 15.7 11.4 54.4 10.6 30.7 5.2.05 (n=115) 12.2 1.7 12.3 4.3 6.9 50.5 1.8 27.8 10.4.08 (n=104) 17.3 5.1 22.7 1.0 18.2 47.1 5.8 31.7 8.7.11 (n=101) 24.8 ( 7.5) 7.7 9.9 28.7 54.5 5.9 31.7 8.0 前回調査比 - - - ( 10.9) ( 10.5) ( 7.4) ( 0.1) () (0.7) 先行き 12.9 - - 13.8 19.8 30.7 18.9 27.7 15.9 営業利益 仕入価格 在庫状況 人員人手 資金繰り 今回調査比 (11.9) - - ( 3.9) (8.9) (23.8) ( 13.0) ( 4.0) ( 7.9) 5

4 サービス業 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 17.8( 前回調査比 3.2 ポイント下落 ) と 5 期連続で悪化した 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) でみると 営業利益 と 資金繰り はともに悪化し 売上高 は横ばいとなった また 人員人手 は 5.1 ポイント上昇し依然として不足感を色濃く示している 各社のコメントをみると 建機レンタル業や宿泊業など一部では改善の動きが見られたものの 総じて需要の停滞や燃料費等の上昇 人手不足による業績への影響がうかがえた 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 15.6( 今回調査比 2.2 ポイント上昇 ) と改善が見込まれている 図表 10 サービス業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 秋田 山形 4 10.2 13.2 15.6 17.8 図表 11 サービス業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 売上高営業利益人員人手資金繰り 4 4 サービス業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比前回調査予測 売上高 営業利益 人員人手 資金繰り.11(n=98) 8.2 0.9 4.1 7.2 4.1 42.8 3.1.(n=96) 5.2 3.0 1.0 12.5 10.5 45.9 2.0.05(n=90) 5.2 24.0 6.7 3.3 41.1 3.4.08(n=89) 14.6 14.6 18.9 7.8 11.2 42.7 2.2.11(n=90) 17.8 ( 3.2) 11.3 7.8 17.8 47.8 4.5 前回調査比 - - - () ( 6.6) (5.1) ( 6.7) 先行き 15.6 - - 11.1 17.8 42.2 1 今回調査比 (2.2) - - ( 3.3) () ( 5.6) ( 5.5) 6

3. 地域別の動向 (1) 地域別の概況 地域別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 県北が 17.6( 前回調査比 7.7 ポイント上昇 ) と 5 期ぶりに改善した一方 中央は 6.9( 同 1.3 ポイント下落 ) と 5 期連続で悪化 県南は 6.5( 同 5.6 ポイント下落 ) と 3 期ぶりの悪化となった 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 県南では横ばい 県北と中央では悪化のとなっている 図表 12 地域別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 県北中央県南 1 1 3 4 5 地域別 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全地域 県北 中央 県南 H 29.11 (n=401) 5.0 8.5 14.2 4.5 H 30. (n=398) 0.5 10.2 10.6 12.6 H 35 (n=389) 2.8 21.1 4.9 5.2 H 38 (n=378) 8.0 25.3 5.6 0.9 H 30.11 (n=366) 8.8 17.6 6.9 6.5 前回調査比 ( 0.8) (7.7) ( 1.3) ( 5.6) 先行き 12.3 19.1 13.2 6.5 今回調査比 ( 3.5) ( 1.5) ( 6.3) () 7

(2) 地域別 DI 値の動向 1 県北 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 17.6( 前回調査比 7.7 ポイント上昇 ) と 5 期ぶりの改善となった 業種別では 建設業が悪化したものの その他の 3 業種はいずれも改善し 中でも製造業は 34.5 ポイントと大幅な改善となった 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 19.1( 今回調査比 1.5 ポイント下落 ) と悪化が見込まれている 業種別では 卸 小売業では改善 他の 3 業種では悪化のとなっている 図表 13 県北業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 5 建設業製造業卸 小売業サービス業 3 1 1 3 5 7 県北自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 建設製造卸 小売サービス H 29.11 (n=71) 8.5 15.8 11.8 5.8 H 30. (n=69) 10.2 5.0 13.3 15.0 7.2 H 35 (n=71) 21.1 16.7 29.5 28.6 6.7 H 38 (n=71) 25.3 11.1 47.0 42.8 H 30.11 (n=68) 17.6 12.5 38.1 13.3 前回調査比 (7.7) ( 11.1) (34.5) (4.7) (6.7) 先行き 19.1 6.3 25.0 28.6 13.4 今回調査比 ( 1.5) ( 6.3) ( 12.5) (9.5) ( 0.1) 8

2 中央 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 6.9( 前回調査比 1.3 ポイント下落 ) と 5 期連続で悪化した 業種別では 建設業と製造業が改善した一方 卸 小売業とサービス業は悪化となった 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 13.2( 今回調査比 6.3 ポイント下落 ) と悪化が見込まれている 業種別にみると 卸 小売業では改善が見込まれている一方 サービスでは横ばい 建設業と製造業では悪化のとなっている 図表 14 中央業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 5 4 3 1 1 3 4 5 建設業製造業卸 小売業サービス業 中央自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 建設製造卸 小売サービス H 29.11 (n=219) 14.2 16.7 13.9 6.2 H 30. (n=218) 10.6 18.2 16.7 3.2 13.8 H 35 (n=204) 4.9 22.9 5.4 1.7 3.5 H 38 (n=197) 5.6 2.0 8.4 3.7 19.3 H 30.11 (n=190) 6.9 6.2 18.2 18.8 21.7 前回調査比 ( 1.3) (8.2) (9.8) ( 15.1) ( 2.4) 先行き 13.2 12.2 15.1 2.1 21.7 今回調査比 ( 6.3) ( 18.4) ( 33.3) (16.7) () 9

3 県南 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 6.5( 前回調査比 5.6 ポイント下落 ) と 3 期ぶりに悪化した 業種別にみるとすべての業種で悪化となったが 建設業については引き続き 良い 超となっている 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 6.5( 今回調査比 ± ポイント ) と横ばいが見込まれている 業種別では 卸 小売業とサービス業で改善が見込まれる一方 建設業と製造業では悪化が見込まれている 図表 15 県南業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 5 建設業製造業卸 小売業サービス業 3 1 1 3 5 7 県南自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 建設製造卸 小売サービス H 29.11 (n=111) 4.5 7.7 2.7 12.1 25.0 H 30. (n=111) 12.6 3.7 14.3 21.9 17.7 H 35 (n=114) 5.2 14.8 5.4 21.2 5.9 H 38 (n=110) 0.9 22.6 6.0 24.1 5.9 H 30.11 (n=108) 6.5 13.8 6.3 25.0 6.7 前回調査比 ( 5.6) ( 8.8) ( 0.3) ( 0.9) ( 12.6) 先行き 6.5 10.4 15.6 18.8 6.7 今回調査比 () ( 3.4) ( 9.3) (6.2) (13.4) 10

Ⅱ. 景気の天気予報図 天気図の凡例 秋田県 県北 中央 県南 今期の概況 秋田県県北中央県南 来期の 秋田県県北中央県南 全業種 全業種 建設 建設 製造 製造 卸 小売 卸 小売 サービス サービス 11

サ 卸 製造 建 全 第 30 回秋田県内企業景気動向調査 Ⅲ. 特別調査 1. 冬季ボーナスについて (1) 支給予定動向 冬季ボーナスの支給予定について尋ねたところ 支給する と回答した企業の割合は全業種では 65.0%( 前年比 0.7 ポイント上昇 ) と 前年に比べて若干上昇し 4 期連続での上昇となった 一方 支給しない と回答した企業の割合は 13.4%( 同 1.6 ポイント低下 ) と前年より低下した 業種別にみると 支給する と回答した企業の割合は 建設業が 72.3%( 同 4.6 ポイント上昇 ) 製造業が 58.0%( 同 1.8 ポイント上昇 ) と 前年に比べて上昇となった一方 卸 小売業では 62.4%( 同 2.8 ポイント低下 ) サービス業では 66.7%( 同 0.6 ポイント低下 ) と 前年より低下となった 図表 16 業種別 冬季ボーナス支給動向 の推移 支給する支給しない未定 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全業種.11 (n=431).11 (n=424).11 (n=414).11 (n=401).11 (n=366) 59.6 61.1 62.8 64.3 65.0 17.2 16.7 15.0 15.0 13.4 23.2 22.2 22.2 20.7 21.6 建設業.11 (n=108).11 (n=1).11 (n=107).11 (n=099).11 (n=094) 67.6 65.7 70.1 67.7 72.3 12.0 11.8 7.5 8.1 4.3 20.4 22.5 22.4 24.2 23.4 製造業.11 (n=1).11 (n=1).11 (n=098).11 (n=089).11 (n=081) 51.0 51.0 51.0 56.2 58.0 19.6 24.5 18.4 20.2 18.5 29.4 24.5 30.6 23.6 23.5 卸 小売業.11 (n=122).11 (n=116).11 (n=110).11 (n=115).11 (n=101) 5 57.8 59.1 65.2 62.4 22.1 21.6 20.9 18.3 19.8 27.9 20.7 16.5 17.8 サービス業.11 (n=099).11 (n=104).11 (n=099).11 (n=098).11 (n=090) 71.7 70.2 70.7 67.3 66.7 14.1 8.7 13.1 13.3 11.1 14.1 21.2 16.2 19.4 22.2 12

また 今季 支給する と回答した企業に対し 昨年冬季と比べて支給額を増やすかどうか尋ねたところ 全業種でみると さほど変わらない と回答した企業の割合が 68.4% で最も高く 増やす との回答は 23.5% であった 業種別にみると 増やす と回答した企業の割合が最も高いのは製造業 (29.8%) で 一方 最も低いのはサービス業 (16.7%) となった また 減らす との回答はサービス業 (11.7%) で他の業種より幾分高い割合を示している 図表 17 業種別 冬季ボーナスを 支給する 企業の方針 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全業種 (n=234) 23.5 68.4 8.1 建設業 (n=65) 26.2 66.2 7.7 製造業 (n=47) 29.8 61.7 8.5 卸 小売業 (n=62) 22.6 72.6 4.8 サービス業 (n=60) 16.7 71.7 11.7 増やすさほど変わらない減らす 13

サ 卸 製 建 全 第 30 回秋田県内企業景気動向調査 (2) 支給予定額 冬季ボーナスの支給予定額は全業種平均で 29.1 万円と 昨年に比べ 0.1 万円の増加が見込まれている 業種別に見ると 建設業の 34.1 万円が最も高く 次いでサービス業の 31.5 万円が続き 以下は卸 小売業の 25.1 万円 製造業の 24.6 万円の順となった 昨年に比べて建設業と卸 小売業では増加が見込まれている一方 製造業とサービス業では低下のとなっている 平均支給予定額は 全業種では 20 万円以上 30 万円未満 が 30.3% と 最も多くなっている ( 図表 19) 平均支給予定月数は 全業種では 1.0 ヶ月以上 1.5 ヶ月未満 が 43.5% と 最も多くなっている ( 図表 20) 図表 18 業種別 冬季ボーナスの平均支給予定額 の推移 全業種.11(n=199).11(n=199).11(n=203).11(n=191).11(n=208) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 27.0 29.0 27.4 29.0 29.1 ( 万円 ) 建設業 製造業 卸 小売業 サービス業.11(n=57).11(n=49).11(n=55).11(n=53).11(n=56).11(n=40).11(n=41).11(n=42).11(n=34).11(n=40).11(n=46).11(n=50).11(n=45).11(n=51).11(n=57).11(n=56).11(n=59).11(n=61).11(n=53).11(n=55) 21.9 26.4 22.3 26.4 24.6 26.6 27.8 29.0 24.9 25.1 29.6 30.3 29.1 31.8 34.1 28.4 30.6 28.1 31.8 31.5 14

図表 19 業種別 冬季ボーナスの平均支給予定額 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全業種 (n=208) 1.9 23.6 30.3 18.8 13.9 11.5 建設業 (n=56) 1.8 12.5 23.2 25.0 16.1 21.4 製造業 (n=40) 2.5 45.0 25.0 12.5 2.5 12.5 卸 小売業 (n=57) 1.8 21.1 40.4 21.1 14.0 1.8 サービス業 (n=55) 1.8 21.8 30.9 14.5 10.9 10 万円未満 10 万円以上 20 万円未満 20 万円以上 30 万円未満 30 万円以上 40 万円未満 40 万円以上 50 万円未満 50 万円以上 図表 20 業種別 冬季ボーナスの平均支給予定月数 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全業種 (n=223) 1.8 11.7 43.5 22.9 10.8 5.8 3.6 建設業 (n=63) 1.6 11.1 33.3 31.7 9.5 9.5 3.2 製造業 (n=43) 25.6 39.5 18.6 7.0 4.7 4.7 卸 小売業 (n=60) 8.3 63.3 15.0 8.3 1.7 3.3 サービス業 (n=57) 5.3 5.3 36.8 24.6 17.5 7.0 3.5 0.5ヶ月未満 0.5ヶ月以上 1.0ヶ月未満 1.0ヶ月以上 1.5ヶ月未満 1.5ヶ月以上 2.0ヶ月未満 2.0ヶ月以上 2.5ヶ月未満 2.5ヶ月以上 3.0ヶ月未満 3.0ヶ月以上 15

< 参考資料 Ⅰ: 業種別 地域別回答率 > ( サンプル数 : 社 ) ( 回答数 : 社 ) 建設 製造 卸 小売 サービス 合計 建設 製造 卸 小売 サービス 合計 県北 25 21 25 21 92 県北 16 16 21 15 68 中央 68 56 74 82 280 中央 49 33 48 60 190 県南 37 52 41 23 153 県南 29 32 32 15 108 合計 130 129 140 126 525 合計 94 81 101 90 366 ( 回答率 :%) 建設 製造 卸 小売 サービス 合計 県北 64.0 76.2 84.0 71.4 73.9 中央 72.1 58.9 64.9 73.2 67.9 県南 78.4 61.5 78.0 65.2 70.6 合計 72.3 62.8 72.1 71.4 69.7 ( 業種別 :%) ( 地域別 :%) 0% 50% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% サンプル割合 24.8 24.6 26.7 24.0 サンプル割合 17.5 53.3 29.1 回答割合 25.7 22.1 27.6 24.6 回答割合 18.6 51.9 29.5 建設製造卸 小売サービス 県北中央県南 < 参考資料 Ⅱ: 調査の概要 > 調査の目的 県内に本社を置いて企業活動を営む法人企業を対象に 各社の業況の現状と今後のに関する判断を調査し 県内の景気動向について把握するために実施した 調査の方法 インターネットを利用したアンケート調査 ( 一部 FAX を利用 ) 調査期間 平成 30 年 11 月 1 日 ( 木 )~14 日 ( 水 ) 地域区分 地域名県北中央県南 対象となる市町村名大館市 能代市 北秋田市 鹿角市 三種町 八峰町 小坂町 藤里町 上小阿仁村秋田市 由利本荘市 潟上市 男鹿市 にかほ市 五城目町 八郎潟町 井川町 大潟村横手市 大仙市 湯沢市 仙北市 美郷町 羽後町 東成瀬村 16

調査の内容 アンケート調査は 各企業の業況判断について 3 肢択一方式を採っている 毎回必ず調査する 定例調査 と 調査時期にふさ わしい経済トピックス等について調査する 特別調査 とを設けている 項目 選択肢 ( 択一方式 ) 自社の業況 ( 共通項目 ) 1. 良い 2. さほど変わらない 3. 悪い 業界の業況 ( 共通項目 ) 1. 良い 2. さほど変わらない 3. 悪い 売上高 ( 建設業を除く ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 完成工事高 ( 建設業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 営業利益 ( 共通項目 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 人員や人手 ( 共通項目 ) 1. 足りない 2. ちょうどよい 3. 余っている 資金繰り ( 共通項目 ) 1. 楽になった 2. さほど変わらない 3. 厳しい 原材料等の仕入価格 ( 製造業のみ ) 1. 下がった 2. さほど変わらない 3. 上がった 製 ( 商 ) 品の仕入価格 ( 卸 小売業のみ ) 1. 下がった 2. さほど変わらない 3. 上がった 在庫状況 ( 製造業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 手持工事高 ( 建設業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った ( 注 ) 各項目とも 前年同期比 前期比 来期の について それぞれ 3 肢択一方式を採っている 集計方法 各項目とも 現状判断 先行きについてそれぞれDI 値を算出する DI 値とは Diffusion Index( ディフュージョン インデックス ) の略で 算出方法は次の通り 例 ) 自社の業況 DI 値 =( 1. 良い と回答した企業の割合 )-( 3. 悪い と回答した企業の割合 ) たとえば 自社の業況 DI 値 がプラスであれば 相対的に自社の業況が良いと判断した企業が多いことになる また 業況の変化の方向 ( 良くなっているか 悪くなっているか ) についても分かる ちなみに 他のDI 値についても同様に 選択肢 1. ( 調査の内容 の 選択肢 欄をご参照のこと) を選んだ企業の割合から選択肢 3. を選んだ企業の割合を差し引いて算出する < お知らせ > FSN 会員専用ホームページ (http://www.bb-town.jp/cgi-bin/fsn.cgi) にアクセスすると 統計データの最新版をダウンロードすることができます こちらも是非ご利用ください なお 過去の調査レポートや統計データは当社ホームページ (http://www. f-ric.co.jp/) 調査レポート コーナーからダウンロードすることができます < お問い合わせ先 > 秋田本部地域政策コンサルティンググループ後藤 / 佐藤 秋田本部 010-0001 秋田県秋田市中通 3-1-41 北都銀行本店 6F :018-837-1727 Fax:018-834-5508 山形本社 990-0043 山形県山形市本町 1-4-21 荘銀山形ビル 8F :3-626-9017 Fax:3-626-9038 E-mail:kenkyuu@f-ric.co.jp URL:http://www.f-ric.co.jp 17