円 N 先週のメキシコペソ相場今週の見通し 12 月 17 日 - 12 月 21 日取引レンジ 5.53 円 円想定レンジ 5.50 円 円 対円レートは強含み 大幅な歳出拡大計画の発表が期待されており 歳出拡大による景気浮揚への期待が高まったことから 投機的なペソ売り

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サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

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FOMC 2018年のドットはわずかに上方修正

退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

平成30年全国証券大会における挨拶

当面の金融政策運営について(貸出増加支援資金供給の延長等、12時29分公表)

( 平成 3 年 11 月 2 日 ) ユーロ / 円 ワイタ ーハ ント (25 日線 ) 3.% 7/ / ( 円 / ユーロ ) / / /15 7/13 8/1 9/7 1/5 11/

株式市場 米国株 高値警戒感の高まりなどから上昇一服も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました トランプ政権で閣僚などの人事において一部で混乱が見られましたが トランプ大統領の発言などにより減税 金融規制緩和などへの期待が高まったことや 発表された米国企

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

金融政策決定会合における主な意見

経済・物価情勢の展望(2016年10月)

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経済・物価情勢の展望(2018年1月)

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

週刊ゴールド 修正済.xlsm

経済・物価情勢の展望(2017年7月)

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

株式市場 米国株 国内外の政治動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 好調な企業決算発表を受けて上昇米国株式市場は上昇しました 月前半までは2017 年 1-3 月期の決算発表内容が総じて好調であったことが株価を支えました 月半ばには コミー前 FBI( 連邦捜査局 )

株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退

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第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

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平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

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株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

ファンダの鬼・柳澤 浩と小杉 篤諭の「ファンダメンタルズの学び方、活かし方セミナー!」

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当面の金融政策運営について(「量的・質的金融緩和」を補完するための諸措置の導入、12時50分公表)

経済・物価情勢の展望(2017年10月)

オーバルネクスト ETF 情報 2010 年 2 月 15 日号 ( 株 ) オーバルネクスト 東京都中央区日本橋兜町 13-2 TEL 03(5641)5777

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

株式市場 米国株 先行き不透明感強いがファンダメンタルズは良好 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました 堅調な経済指標の発表を受けて米国の年内利上げ観測が高まったことで 金利動向の影響を受けやすいディフェンシブセクターの一部が軟調に推移しました また 米

「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入

日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

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経済:マーケット・フォーカス

日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

株式市場 米国株 景気 企業業績は依然として堅調 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 貿易摩擦への懸念から下落米国株式市場は下落しました トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウムの輸入を制限する方針を表明したことから 世界的な貿易摩擦への懸念が高まり下落して始まりました その後 貿

平成30年度第1四半期における運用状況等

人民元週間レポート 2019 年 3 月 29 日発行 みずほ銀行 ( 中国 ) 有限公司 中国為替資金部

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2012 年 10 月 15 日号

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

2013 年 8 月 19 日号

日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

マクロ インサイト FRB FRB 長期金利 FRB bp 図表 1 FRB と市場の金利予測の乖離 FOMC 予測 vs 市場予測 年末 年末 2.0 市場が

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メキシコの主要経済データにより 2012 年時点と 2016 年時点を比較してみてみますと 実質 GDP 成長率 :+4.0% +2.3% 消費者物価上昇率:+3.57% +3.36% 失業率:4.95% 3.88%( 以上 メキシコ国家統計地理情報局 ) 対外債務残高:2,257 億ドル 3,09

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は


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Economic Indicators_  定例経済指標レポート

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

為替相場展望2018年9月号

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日本の債券市場 日本の債券市場の代表的な指数であるNOMURA-BPI 総合は 2 日比で0.09% 上昇しました 前週末発表の1 月の米雇用統計において 賃金上昇圧力が確認されたことを受け 金融引き締めに対する警戒感から各国株式市場が下落したことから 安全資産としての債券需要が高まり日本債券市場は

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します

グローバル・マクロ・ウォッチ

MONEX 個人投資家サーベイ 2018年3月調査

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COMPANY RESEARCH AND ANALYSIS REPORT 企業調査レポート エー ディー ワークス 3250 東証 1 部 企業情報はこちら >>> 年 6 月 1 日 ( 木 ) 執筆 : 客員アナリスト 佐藤譲 FISCO Ltd. Analyst Yuzuru S

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為替相場展望2018年12月号

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

スライド 1

2016 年 メキシコペソ もとの状況と今後の 通し <メキシコペソ / 円は下落 > < 政策 利とインフレ率の推移 > メキシコペソは もとまで軟調に推移してきました しかし 原油先物価格は2016 年 2 に安値をつけて下落が続いてきた理由として 1 統領選 2メ以降 持ち直す展開

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当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

週間マーケット情報 (2016 年 9 月 2 日 ~2016 年 9 月 9 日 ) ご参考資料 2016 年 9 月 12 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 2 日比で 0.23% 上昇しました 週初の日

人民元週間レポート 2017 年 6 月 16 日発行 みずほ銀行 ( 中国 ) 有限公司 中国為替資金部

現代資本主義論

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米失業率と非農業部門雇用者数変化 ( 月次 25 年 1 月 ~214 年 11 月 ) 非農業部門雇用者数変化 ( 千人 前月比 左軸 ) 失業率 (% 右軸) /1 6/9 8/5 1/1 11/

Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. 大幸薬品 4574 東証 1 部 伪 クレベリン伪 LED の市場規模は数千億円 大幸薬品 <4574> は 正露丸 セイロガン糖衣 A を中心とする医薬品事

エコノミスト便り

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2018 年は激動の年 年初来 トルコ株式指数はトルコリラベースで最大で約 24% 下落し トルコリラは日本円に対して最大で約 45% 下落しました トルコ株式 * の推移 ( トルコリラベース ) /12 18/03 18/06 18

経済学でわかる金融・証券市場の話③

Transcription:

Trend Report 日本銀行の金融政策とドル 円相場の見通し長期金利のさらなる低下を容認か 今回の予想 :12 月 20 日発表金融政策などは現状維持の予想 長短金利操作 ( イールドカーブ コントロール ) 現状維持の予想 短期金利 : 日本銀行当座預金のうち政策金利残高に -0.1% のマイナス金利を適用 長期金利 :10 年物国債金利が 0% 程度で推移するよう 長期国債の買入れを実施 国債買入れ額については 保有残高の増加額年間約 80 兆円をめどとしつつ 弾力的な買入れを実施 政策金利のフォワードガイダンス現状維持の予想 経済 物価の不確実性を踏まえ 当分の間 きわめて低い長短金利の水準を維持することを想定 資産買い入れ方針現状維持の予想 ETF および J-REIT: 保有残高が それぞれ年間約 6 兆円 年間約 900 億円に相当するペースで増加するよう買入れを行う CP 等 社債等 : それぞれ約 2.2 兆円 約 3.2 兆円の残高を維持する 日本銀行の黒田総裁は今月 7 日 衆議院財務金融委員会に出席し 日本経済の動向と日本銀行の金融政策運営について説明しました 黒田総裁は 消費者物価の前年比はプラスで推移していますが 景気の拡大や労働需給の引き締まりに比べると 弱めの動きが続いています と指摘し その背景として 長期にわたる低成長やデフレの経験などから 企業の慎重な賃金 価格設定スタンスや家計の値上げに対する慎重な見方が根強く残っていることが 大きく影響している と述べています ただ 先行きについては マクロ的な需給ギャップがプラスの状態を続けることや中長期的な予想物価上昇率が高まることなどを背景に 消費者物価指数は前年比 2% に向けて徐々に上昇率を高めていくと考えられる との判断を維持しています 世界経済の成長減速に対する警戒感が広がっているものの 金融政策の見直しについて検討する状況ではないと思われます 日本銀行の金融政策見通し : 長期金利のさらなる低下を容認する可能性 黒田日銀総裁は 7 日の衆議院財務金融委員会で先行きのリスクについて 保護主義的な動きの帰趨とその影響など 海外経済の動向を中心に下振れリスクの方が大きいと考えている との見方を示しています 中国を含めた世界経済の成長減速への懸念が高まっていることから 金融調節を通じて長期金利が 0% 近辺まで低下することを容認する可能性があります 日本銀行の金融政策 : 現状維持も長期金利のさらなる低下を容認する可能性 ドル 円相場の見通し : 米利上げペース減速を織り込む展開 18-19 日開催の米連邦公開市場委員会 (FOMC) の声明内容には さらなる緩やかなフェデラルファンド (FF) 金利の目標誘導レンジの引き上げ との文言が引き続き含まれる見込みです ただし FOMC の金利 経済予測における来年以降の政策金利と物価の見通しは下方修正される可能性があります その場合 2019 年における米利上げは 2 回以内 2020 年は利上げなしとなりそうですが 米利上げ終了を受けて日本銀行は金融緩和策を強化するとの見方もあるため 日米金利差拡大の可能性を想定してリスク回避的なドル売り 円買いは抑制される可能性があります ドル 円の想定レンジ :111.00 円 -115.00 円 2019 年の日本銀行金融政策決定会合の開催スケジュール 1 月 22-23 日 3 月 14-157 日 4 月 24-25 日 6 月 19-20 日 7 月 29-30 日 9 月 18-19 日 10 月 30-31 日 12 月 18-19 日 ( 全 8 回 )

円 N 先週のメキシコペソ相場今週の見通し 12 月 17 日 - 12 月 21 日取引レンジ 5.53 円 - 5.67 円想定レンジ 5.50 円 - 5.70 円 対円レートは強含み 大幅な歳出拡大計画の発表が期待されており 歳出拡大による景気浮揚への期待が高まったことから 投機的なペソ売りは縮小した 米国株安に対する警戒感はあるものの リスク回避的な米ドル買い ペソ売りはやや抑制されており ペソの対円レートはやや強い動きとなった 対円レートはもみ合いか ロペスオブラドール大統領は 2019 年予算案を今月 23 日までに議会通過させることを求めている 23 日までに可決すれば好材料となりそうだが 14 日の米国株安を受けて資金流出に対する警戒感は消えていない 週明け後も米国株安が続いた場合 ペソは対円で弱含みとなる可能性がある 5.63 5.61 5.58 5.56 5.53 5.51 5.48 6.15 6.00 5.85 5.70 5.55 5.40 5.25 債券相場動向 ( メキシコ 5 年債 ) 先週の概況利回りは弱含み ロペスオブラドール大統領は12 日にトランプ米大統領と電話で会談 移民問題について協議し 中南米とメキシコの発展と雇用のための共同プログラムを打ち出す可能性についても話し合ったとされる 債券買いにつながった公算 今週の見通し 利回りは上昇か ロペスオブラドール大統領は 13 日の定例会見で 中米移民への対策として 2019 年予算で 50 億ドルを計上する方針と明らかにしている 先週は低下した利回りだが あらためて財政への懸念の高まりにつながり 利回りは上昇に向かう公算も 買い要因 新貿易協定 USMCA) の署名 国内政治の安定化 主要国の株価安定 売り要因 予算規模拡大で財政悪化の可能性残る 世界経済の成長減速懸念 金利先高観の後退

N 円 先週の南アランド 円相場今週の見通し 12 月 17 日 - 12 月 21 日取引レンジ 7.80 円 - 8.07 円想定レンジ 7.70 円 - 8.00 円 もみ合いも弱含み 週末に発表された中国の経済指標では 小売売上高や鉱工業生産の伸びが鈍化し 中国景気の鈍化懸念からランド売りの動きが強まった 金 鉱業 製造業生産が予想を上振れたことで 週央にはランドも堅調な動きとなっていた もみ合いを予想 米連邦公開市場委員会が焦点となる 今回の追加利上げ実施は織り込み済みで影響は限定的となるが 米連邦準備制度理事会 (FRB) 議長の発言がハト派寄りになれば ドル売り 新興国通過買いの流れからランドも買われやすいだろう 8.30 8.23 8.15 8.08 8.00 7.93 7.85 9.25 8.90 8.55 8.20 7.85 7.50 7.15 債券相場動向 ( 南アフリカ 10 年債 ) 先週の概況利回りは上昇 生産者物価指数の上昇は市場予想と一致したが 消費者物価指数の上昇率は昨年 5 月以来の高水準となり 利回りの上昇につながった また 週末の中国経済指標の想定以上の悪化なども利回り上昇要因に 今週の見通し利回りは横ばいか 世界的な景気減速懸念が強まり ランド債の売り要因 ( 利回り上昇要因 ) となるが 米連邦公開市場委員会 (FOMC) でハト派的なスタンスが示された場合は ドル安新興国通貨買いとなり ランド債利回りの低下要因となろう 買い要因 売り要因 米国金利の先高観後退 主要国の株安 南ア中銀は物価安定に注力 通貨安抑制の方針堅持 欧州向け輸出の伸び悩み 原油安 インフレ率高止まり 増税による景気悪化の可能性

円 N 先週のトルコリラ相場今週の見通し 12 月 17 日 - 12 月 21 日 取引レンジ 20.90 円 - 21.37 円想定レンジ 20.50 円 - 21.50 円 弱含み 米国株安を受けて新興国市場からの資金流出に対する警戒感が再浮上し リスク回避的なリラ売り 米ドル買いが観測された トルコ中央銀行は予想通り 政策金利の据え置きを決定したが インフレ加速の思惑はやや後退しており 金利引き下げの可能性があることから リラは対円でも弱含みとなった 対円レートは伸び悩みか 米国株式の動向を意識した取引が続きそうだ 14 日の米国株式は大幅安となったことから リスク回避的な米ドル買い リラ売りは継続する可能性がある 米国株安が一服した場合 リラ売りは縮小すると予想されるが 新たな買い材料が提供されない場合 対円レートは伸び悩む可能性がある 21.93 21.75 21.57 21.39 21.21 21.03 20.85 30.50 28.00 25.50 23.00 20.50 18.00 15.50 債券市場動向 ( トルコ 5 年債 ) 先週の概況利回りは上昇 米ドル高 リラ安の相場展開となったことから 債券利回りは強い動きを見せた トルコ中央銀行は13 日 政策金利を24.00% に据え置いたが 経済見通しは不透明であり すみやかな金利低下は期待できないとの見方が広がったことから 長期債などの売りが優勢となった 今週の見通し利回りは下げ渋りか 通貨安やインフレ高止まりを意識してトルコ中央銀行の政策金利は当面据え置きとなる可能性が高まっており 長期債などの利回り水準は下げ渋る展開となりそうだ 米国株安を意識して新興国市場からの資金流出が警戒されていることも 債券利回り低下を阻む一因となる 買い要因 原油安 対米関係の改善期待 経常収支の改善期待 売り要因 経常収支の大幅な改善は期待薄 高インフレは経済成長を阻害するとの見方 ユーロ圏経済の成長鈍化懸念

11 月 N ディスクレーマー ( 免責条項 ) 本レポートは 本取引所が フィスコから提供を受けて 公表しているものであり 本レポートの 20.50 21.50 内容に関する一切の権利は フィスコに帰属いたします 本取引所は 本レポートの正確性 完全性 適時性等を保証するものではありません また 本取引所は 本レポートを用いて行う一切の行為及び本レポートに基づいて被った損害について 何ら責任を負うものではありません 株式会社東京金融取引所 ( 以下 [ フィスコ ] という ) は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所 大阪取引所 日本経済新聞社の承諾のもと提供しています JASDAQ INDEX の指数値及び商標は 株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します 掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成 表示したものですが その内容及び情報の正確性 完全性 適時性について フィスコは保証を行っておらず また いかなる責任を持つものではありません 本資料に記載された内容は 資料作成時点において作成されたものであり 予告なく変更する場合があります 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し 事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正 加工することは堅く禁じられています また 本資料およびその複製物を送信 複製および配布 譲渡することは堅く禁じられています フィスコが提供する投資情報は あくまで情報提供を目的としたものであり 投資その他の行動を勧誘するものではありません 本資料に掲載される株式 投資信託 債券 為替および商品等金融商品は 企業の活動内容 経済政策や世界情勢などの影響により その価値を増大または減少する事もあり 価値を失う場合があります 本資料は 本資料により投資された資金がその価値を維持または増大する事を保証するものではなく 本資料に基づいて投資を行った結果 お客様に何らかの損害が発生した場合でも フィスコは 理由のいかんを問わず 責任を負いません フィスコおよび関連会社とその取締役 役員 従業員は 本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります 投資対象および銘柄の選択 売買価格などの投資にかかる最終決定は お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします 以上の点をご了承の上 ご利用ください 第 5 回北米自由貿易協定 協議妥結への期待 インフレ抑制でメキシコ中銀は適切に対応の見方