淡路富男 ( 行政経営総合研究所代表 ) http://members.jcom.home.ne.jp/igover/ 関連した情報は上記の URL を参照下さい 未定稿のため誤字などはご容赦下さい 行政向けの内容 成果不足の公務員と行政組織にとって 人と組織に成果をもたらすマネジメ ントの本格的な活用は 緊急かつ最優先の課題です しかし 公務員がマネジ メントを理解するのに必要な研修には 企業向けのものが多く 公務員向けの マネジメント研修が少ないことも事実です そこで公務員向けに開発したのが ここで紹介する成果少なき公務員からの 決別を意図した ドラッカーに学ぶ公務員向けのマネジメント研修 です ペ ージ数がやや多くなることから 2 回に分けてその概要を明らかにします 研修 企画の参考にして下さい ドラッカーに学ぶ公務員のための マネジメント研修 2 日間コースの初日 ( 上 ) 淡路富男 行政経営総合研究所代表 - 1 -
1. マネジメント研修の特徴 - 研修の特徴 - 4 つの特徴 ドラッカーを活用したマネジメントを自分のノウハウにする実践型の研修 必要性認識体系 手順内容ノウハウ共有更に学習 交流型の講義講義 充実したテキスト 行政事例演習での意見交換 体系的な参考書籍 11 2 3 4 - 特徴の内容 - 研修は研修内容に応じて 講義 自己評価 グループ演習 実例検討などの研修形態を活用して行います ドラッカーマネジメントの基本的な事項を 行政の仕事内容に合わせて学習し 職場で活用できるようにします 下記の4つの特徴があります 1 講義 : 講義は一方的なものではなく 受講生との対話を交えた交流型で進めます 2テキスト : テキストは研修中とその後の職場での実践でも活用できるように充実したものにします 3 演習 : 演習は 行政の現場で使用されている行政事例を教材にして行います より臨場感のある実践向けの演習になります 1 参考書籍 : 研修内容に関連した参考書籍も豊富です 研修後に自己学習により 研修内容をさらに深めることが可能になります - 2 -
2. マネジメント研修のねらい - 研修の概要 - 1. マネジメント研修のねらい 組織力と職員力の最大発揮を可能にするマネジメントを学習し 組織 個人が成果を実現できる体制を構築する 1 マネジメント基本概念の理解 2 マネジメント体系の把握と組織展開方法の習得 3 マネジメント実施上のノウハウの体得 モデル演習実例 マネジメントモデルモデル 福祉課佐藤課長の政策マネジメントは ある自治体での住民との協働成果 マネジメントの見える化 このマネジメント研修では ドラッカーのマネジメントについての基本的な考え方を中心としながら それを行政現場で実践展開できるよう 見える化 し マネジメント体系とそのノウハウを習得 体得します 下記の1マネジメントモデル 2 演習 3 実例はすべて行政現場での実例であり 研修内容の実践とまとめに向けての効果的な内容になります 見える化 1: マネジメントモデル ドラッカーの考え方を反映した現場で実践的に活用できるマネジメントモデルです 見える化 2: 演習 演習で使用するケース内容は 福祉課の佐藤課長の事例 を使用し 現場でのマネジメントのあり方を習得します 見える化 3: 実例 最後に実際のマネジメントへの取組みを映像で紹介し 実例を通じて研修内容の実践での成果を確認します - 3 -
3. マネジメント研修の日程構成 - 研修の概要 - 日程は 基礎コースは 1 日 応用コースは 2 日間 実践コースは 3 日間です 上記は応用コースの 2 日間の場合の研修内容と日程の関連です 1 基礎コース (1 日 ): マネジメントの考え方 マネジメントモデルを中心 にして これに短時間の演習で構成します 1 日で基礎的なことを学習し たい場合に最適です 2 応用コース (2 日 ): 基礎コースと比較すると マネジメントモデルの習 得と演習が充実します 職場でのマネジメントの実践を考えている場合に は最適なコースです この資料はこの 2 日間の紹介です 3 実践コース (3 日 ): マネジメントの考え方 マネジメントモデルの学習 演習の内容すべてが実践を意識したものになります 実践に関するマネジ メント能力を醸成するには最適のコースです 住民にとっての最強の公務 員をめざします 役人材 業務 成果割認識確認 習得ミッション 戦略環境変化と管理者の役割を理解する 2 マネジメント研修の概要 1 日目 2 日目 1 環境変化 2 マネジメント基本 3 自己評価 1 基本的見方 2 マネジメント体系 3 成果の把握 4 チ - ム検討 組織マネジメントの全体像を理解する 自己診断 体系学習 演習体得 実例総括 全体像の重要性を演習で体得する 1 事例演習 2 発表 検討 3 体系の体得 3 4 1 実例学習 2 意見交換 3 実例とまとめ 実例で研修内容を確認し習得する 1 実践- 4 -
4. 環境変化と自己のマネジメント - 研修の概要 (1 日目の前半 )- 2. 研修の内容 基本 基本 1 日の前半 1. 環境変化とマネジメント [ ねらい ] 1 環境変化と政策形成のあり方 そしてマネジメントの基本を理解する 2 自らのマネジメント力を自己評価しその位置づけを確認する [ 内容 ] 1 講義 / 行政を取り巻く環境変化と組織の評価 2 講義 / 行政組織におけるマネジメントのあり方と基本モデル 3 評価 / マネジメントについての自己評価 [ 成果 ] 1 環境変化と組織の役割についての認識 2 実践的な職場マネジメント力の自己確認 経営モデル 1 日目前半の内容です 環境変化と組織とマネジメントのあり方を学習し そこで活用する現在の自己マネジメント力を自己評価します 公務員と行政組織は長い間 成果をあげることができていません これが地方と日本社会の疲弊を招いている大きな要因です 行政組織はその役割を十分に果たしているとは言えません 行政組織としての社会への貢献の意味と それを実現する方法論であるマネジメントの重要性を学習します - 5 -
5. 自己のマネジメント能力 - 研修の概要 - 住民起点 使命重視のマネジメント力は 成果 使命 60 50 40 30 20 住民 使命マネジメント力 情報 10 戦略 創造 職員 成果マネジメント力 住民マネジメント力 情報マネジメント力 住民満足 戦略マネジメント力 創造マネジメント力 職員マネジメント力 ドラッカーは マネジメントはトップや幹部だけのものではない 組織で働く人すべてに必要とします マネジメントを理解した目的志向の職員が 社会への貢献を意識して自己目標を設定し 仕事の生産性に配慮しながら 自らと周囲の強みを活用して重要な仕事に集中することで 価値ある成果を生み出すことが可能になります マネジメントは 専門知識を有する職員が 担当する領域で他との協働により 大きな成果を実現するための実践的な方法論です マネジメントの有無 そしてその内容が公務員と行政組織の成果に大きな影響を与えます 本格的なマネジメントの学習の前に 自己のマネジメント内容を自己評価し 課題を把握して学習を開始します - 6 -
6. マネジメントモデルの体系 - 研修の概要 (1 日目後半 )- 1 日の後半 2. 組織マネジメントの全体像 [ ねらい ] 1 地域再生に貢献する政策形成 ( 価値創造 ) には そのプロセスを支援するマネジメントモデル ( 基本的な考え方とマネジメント体系 ) の適否が価値創造とその実現に大きな影響を与える 2 これからの時代に対応できる住民起点のマネジメントモデルを検討し 各自のマネジメントモデル構築に貢献する [ 内容 ] 1 講義 / これからの組織マネジメントの基本的な考え方 2 討議 / 政策形成力に必要なマネジメント能力とは 3 講義 / 組織マネジメントの体系 ( モデル ) 体系 [ 成果 ] 1 住民起点のマネジメントモデルの理解 2 使命重視のマネジメントモデルの理解 3 戦略 人材育成 価値創造などのマネジメントモデルの理解 ドラッカーのマネジメントの基本を学習した後は 自分たちのマネジメントの現状を踏まえて 基本をベースとしたこれからめざすべきマネジメントモデルを考えます ドラッカーのマネジメントに関する考え方は それぞれの立場で成果を求められている首長 管理職 一般職員すべてに必要なものです その実践では ドラッカーマネジメントの意図やねらいを受け継いだ マネジメントモデル が必要になります ドラッカーの考え方 + 組織に適したマネジメントモデル が行政組織に大きな成果をもたらします それを学習します - 7 -
7. 討議 : 必要なマネジメントとは - 研修の概要 - 討議 我々に必要なマネジメントは 我々のマネジメント能力は 政策形成 展開を支援できるか そのモデルとは 組織内外協働 経営モデル 組織力 政策課題形成形成 政策課題展開展開 マネジメント力 グループに分かれて これから必要なマネジメント についての意見交換を行います 講師から提示された 規範的なマネジメントモデル や先の自己評価の内容などを加味しながら 意見交換を開始します 複数のグループ別で検討し そこでの討議から様々な現実とこれからのマネジメントに関するヒントが得られることになります また グループ別の発表を通じて様々のマネジメントモデルを学習することができます 1 日目はこれで終了です ページ数が多くなるので 2 日目の内容は次回に 掲載します - 8 -
- 著者紹介 - 淡路富男 ( あわじとみお ) 行政経営総合研究所代表 民間企業を勤務後 民間大手コンサルティング会社 ( 財 ) 日本生産性本部主席経営 コンサルタント 自治体マネジメントセンター主席コンサルタントを経て 現在は 行政経営研究所を主宰する 民間企業の経営コンサルティングと並行して 行政経営導入プログラム を開発し地 方自治体での行政経営改革コンサルティング 総合計画の策定 行政経営研修 管理 職マネジメント研修 自治体マーケティング研修 講演で成果をあげている 自治体と 民間 経営とマーケティングのそれぞれ両方を熟知したコンサルティングや研修が特徴 である 兼職各自治体長期総合計画審議学識委員各自治体行政改革推進学識委員各自治体職員研修所自治体経営研修講師 管理職向けマネジメント研修講師各シンクタンク研修講師 専門領域 : 総合計画 行政経営改革 マネジメント 公共マーケティング 主な著書 : 三鷹がひらく自治体の未来 ( ぎょうせい ) 自治体マーケティング戦略 ( 学陽書房 ) 民間を超える行政経営 ( ぎょうせい ) 首長と職員で進める 行政経営改革 ( ぎょうせい ) コンサルティング 研修 講演のお問い合わせは下記に MAIL awaji@jcom.home.ne.jp URL http://members.jcom.home.ne.jp/igover/ - 9 -