経済 景気四方山話 : シェア経済の展開シェア経済 (Sharing Economy:SE シェアエコノミー 共有型経済とも ) とは IoT の一つとして インターネットのプラットフォーム機能 ( アプリ作動基盤 ) を介して 場所 移動手段 時間 遊休資産 ( 無形資産を含む ) を個人間でシェ

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1 ( ) 4.1% 4.4% 4.% 1 ( ) 1.2%( ) 1.6% 3.8% 1( ) 5.6% 4, % 8 6.5% % 2 4.3% 47.8% 18.8% % 13 2, % 2.2% 13.% 218 ( ).

資料1

( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

富山県金融経済クォータリー(2018年秋)

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富山県金融経済クォータリー(2018年夏)

平成 31 年 1 月 17 日東北経済産業局 管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 ( 平成 30 年 11 月分 ) ~ 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している ~ 鉱工業生産 : 個人消費 : 住宅着工 : 公共投資 : 設備投資 : 持ち直しの動きとなっている足踏み状態とな


高値となった後 下がり始めた 前述の通り CI 一致指数は 生産や雇用など様々な経済指標を統合し算出されている そのため CI 一致指数の上昇 下降にどの指標 が寄与しているのかについても 内閣府は詳細に発表している 表 1は 各指標がCI 一致指数に対してプラスに寄与したのか マイナスに寄与したの

資料1-1景気動向指数の改善について

関西経済レポート (2019 年 9 月 ) 令和元年 (2019 年 )9 月 30 日 ~ 輸出減少が継続 インバウンド消費はプラスの伸びを維持 ~ 足元の経済情勢と当面の見通し 関西経済は輸出 生産が斑模様であるが 内需が下支えとなり底堅く推移している 企業部門では 輸出は中国経済の減速等によ

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経済 景気四方山話 : 中間支援組織による復興平成 23 年 9 月 いわき市は オールいわき オ ールジャパン による復旧 復興 2 災害に強く 安 全で 安心できるまちを目指す復興 3 前例のな い複合災害からの再生モデルを世界に示す復興 4 住む人も住む場所も世界から愛されるまちを目指 す復興

資料1 景気動向指数の第11次改定について(案)

愛知県景気動向指数 - 平成 3 年 9 月分速報 - 目次 1. CI 関係 (1) CI 先行指数の動向 1 (2) CI 一致指数の動向 2 (3) CI 遅行指数の動向 3 (4) CI 時系列グラフ 4 (5) CI 時系列表 5 (6) 個別系列の数表 6 2. ( 参考 )DI 関係

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1. 総論 総括判断 都内経済は 回復している 項目前回 ( 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断回復している 回復している ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 1 月判断以降 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費

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社団法人日本生産技能労務協会

令和元年 7 月 22 日 北陸地域の総合経済動向 ~ 一部に弱い動きがみられるものの 改善している ~ 経済概況 令和元年 5 月指標を中心として 鉱工業生産指数は 高水準で推移しているものの 一部に弱い動きがみられる 個人消費は 持ち直している 設備投資は 高水準で横ばいとなっている 住宅投資は

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< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに改善 緩やかに改善 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 生産緩やかな上昇傾向 ( ) 2 か月 個人消費足踏み状態 緩やかな持ち直しの動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 18 か月ぶり ) 設備投

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

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ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 2 か月 生産高水準で推移 11 か月 個人消費持ち直し 3 か月 設備投資増加 7 か月 公共投資堅調 一服感 ( ) 1 か月 ( 下方修正は 14 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の動き 5 か月 貿 易 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回る 輸

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復しつつある 項目前回 (3 年 4 月判断 ) 今回 (3 年 7 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 緩やかに回復しつつある ( 注 )3 年 7 月判断は 前回 4 月判断以降 足下 (7 月末 ) の状況までを含めた期間で判断して

2911金融経済概観

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 22 か月 生産高水準で推移 13 か月 個人消費持ち直し 5 か月 設備投資増加 9 か月 公共投資一服感増加の動き ( ) 1 か月 住宅投資一進一退の動き 7 か月 貿易輸出 輸入とも前年を上回る - 雇 用 着実に改善しており 労働需給の引き締

統計から見た三重県のスポーツ施設と県民のスポーツ行動

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月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

月例経済報告

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

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月例経済報告

全産業 14,112 人 3.2% 2 か月連続の増加おもな産業厚生労働省群馬労働局 平成 30 年 9 月 28 日 職業安定部職業安定課労働市場情報官 電話 ( 内線 ) 310 有効求人倍率 ( 季節調整値 ) 1.79 倍 全国 10 位 / 全国 1.63 倍 前

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 18 か月 生産高水準で推移 9 か月 個人消費緩やかに持ち直し 持ち直し ( ) 1 か月 ( 上方修正は 1 か月ぶり ) 設備投資増加 5 か月 公共投資持ち直しの動き 堅調 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の

( 公社 ) 近畿圏不動産流通機構市況レポート市況トレンド /1 年 7~9 月期の近畿圏市場 1. 中古マンション市場の動き 成約価格は前年比で 3 期連続上昇 1 年 7~9 月期の近畿レインズへの成約報告件数は,9 件と 前年同期比で 1.% 増加した (P1 図表 1) 新規登録件数は 15

3003金融経済概観

1. 最近の札幌経済の概況 平成 26 年 7 月 - 平成 26 年 8 月の統計データをもとに 札幌経済の概況を総括しています (1) 札幌の経済概況 (3) 参考 ( 他機関の概況判断 ) 最近の札幌経済は 緩やかな持ち直し基調にあるものの 一部に弱い動きが全国の動向みられます 項目 内閣府

雇用の現状_季刊版2014年夏号

平成 22 年基準 秋田県鉱工業生産指数月報 平成 30 年 12 月分 鉱工業生産指数の推移 季節調整済指数全国 東北 : 平成 27 年 =100 秋田 : 平成 22 年 =

RTE月次レポート企画

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新規文書1

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 17 か月 生産高水準で推移 8 か月 個人消費緩やかに持ち直し 1 か月 設備投資増加 4 か月 公共投資持ち直しの動き 7 か月 住宅投資一進一退の動き 2 か月 貿 易輸出 輸入ともに前年を上回る 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回 る - 雇

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 16 か月 生産高水準で推移 7 か月 個人消費緩やかに持ち直し 9 か月 設備投資増加 3 か月 公共投資持ち直しの動き 6 か月 住宅投資弱含み 一進一退の動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 34 か月ぶり ) 貿易輸出 輸入ともに前年を上回る

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解)

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個人消費の回復を後押しする政策以外の要因~所得の減少に歯止め、節約志向も一段落

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

道南金融経済概況2018年7月(2018年7月2日公表分)

SERIまんすりー2月号 今月のみどころ

平成10年7月8日

目 次 [Ⅰ] 調査方法 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~5 [Ⅳ] 第 2 回不動産市況 DI 調査結果の概要 6 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 7~9 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 10~12 [-3] 設問 2,3(

最近の県内経済情勢は 回復しつつある 前回 (30 年 4 判断 ) 前回比較 今回 (30 年 7 判断 ) 総括判断回復しつつある 回復しつつある 総括判断の要点 個人消費は 百貨店 スーパーで底堅いものとなっており コンビニエンスストアで堅調となっているほか ドラッグストア販売で前年を上回って

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 平成

不動産経済 表紙OL

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

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1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

RTE月次レポート企画

第7回DIレポート

(2) 住宅投資 住宅投資は 横ばい圏内で推移している 新設住宅着工戸数の内訳をみると 持家は 増加に転じてきている 貸家 や分譲は 水準を切り下げている (3) 設備投資設備投資は 受注や収益の好調を背景に水準を切り上げている 建設投資の先行指標である建築着工床面積 ( 非居住用 ) は 振れがあ

グラフで見る関西経済

1 概 況

H30情報表紙 (H30年度)

金融経済概観2909

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目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

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不動産経済 表紙OL

新設住宅着工戸数 ( 全国 ) 23 年 月の新設住宅着工戸数は 67,273 戸 前年同月比 5.8% と 2 か月連続マイナスとなったがマイナス幅は縮小 1,000 ( 戸 ) 新設住宅着工戸数の月別推移 ( 全国 ) 0,000 90,000 80,000 住宅エコホ イント着工期限 (末 )

第 60 回法人企業景気予測調査 ( 平成 31 年 1-3 月期調査 ) 福島県の概要 平成 31 年 3 月 12 日財務省東北財務局福島財務事務所 調査要領 1. 調査の目的と根拠我が国経済活動の主要部分を占める企業活動を把握することにより 経済の現状及び今後の見通しに関する基礎資料を得ること

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Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 全国 18 年度計画 全

2018年4-6月期2次速報値 時系列表1

九経マンスリー ( 平成 3 年 2 月 ) 平成 3 年 4 月 12 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続のマイナス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要が

I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

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いわき市の経済 景気の動き 経済 景気動向調査報告 トレイル 第 59 号平成 29 年 12 月 22 日発行 全国 : 緩やかな回復基調 が続く! 依然として景気実感は伴わず! いわき市 : 全体として上向き! 一部に弱い動き! 経済 景気四方山話 : シェア経済の展開 キーワード 共有型経済 プラットフォーム機能 シェア経済の概念 シェア物件 サンドボックス特区 パスファインダー方式 政府は わが国経済 景気の総合的判断である 月例経済報告 (11 月 28 日内閣府 ) を公表し 景気は緩やかな回復基調が続いている と 6 か月連続で同じ表現とした 1 個人消費や設備投資 輸出の持ち直し傾向が継続 2 企業収益が過去最高を更新 3 人手不足感が四半世紀ぶりの高水準 などによる 先行きも 各種政策 ( ニッポン一億総活躍プラン 等 ) の効果に期待し 緩やかに回復していく と 前期を踏襲している また 国内総生産 ( 速報値 ) ( 同月 15 日内閣府 ) では 物価変動の影響を除いた実質値 ( 季節調整値 ) が 海外経済の緩やかな回復を背景とし 巻頭言 目 次 全国 : 緩やかな回復基調 が続く! 依然として景気実感は伴わず! いわき市 : 全体として上向き 一部に弱い動き 経済 景気四方山話 : シェア経済の展開による起業化方策 1 Ⅰ いわき市の経済の動き 1 概況 ( 平成 29 年第 Ⅲ 四半期 (7~9 月 ) の状況 ) 3 2 主要経済データ 5 Ⅱ いわき市の景気の動き ( 平成 29 年第 Ⅲ 四半期 (7~9 月 ) 1 CI( コンポジット インデックス ) 9 2 DI( ディフュージョン インデックス 11 参考 景気動向指数 (DI) 利用の手引き 12 国 県の動き 14 いわき市産業振興部 た輸出と省力化のための設備投資が 夏場の天候不順で減退した個人消費 前期の反動による自動車販売 住宅消費の 7 四半期ぶりの減退等を補い 前期比 0.3% 増 ( 年率換算で 1.4% 増 ) と 7 四半期連続 約 16 年ぶりの長さとなった 一方 景気により敏感とされる 景気ウォッチャー調査 ( 11 月 9 日内閣府 ) でも 基調判断 DI 及び先行き判断 DI は ともに基準値 50.0 を超え 現況は着実に持ち直しており 先行きについても 人手不足や海外情勢に対する懸念を残しながらも設備投資増への期待を寄せている 以上のような回復基調にあっても 景気実感は乏しい これは デフレ脱却に向けた局面変化が見られるものの 成長率が年平均 1% 台と緩やか 賃金の伸びが鈍い 資産を持つ人とそうでない人との格差や都市と地方との温度差の存在 などの影響によると考えられる いわき市の経済 景気動向 28 年 3 月以降 停滞から離脱の動き にあったが 前回に 微減傾向に歯止め がかかり 今期に至り 雇用以外の各種指標が改善し 経済 景気は上向いている その意味で 県全体の 一部に弱い動きがみられるものの 着実に持ち直している に一段と近づいてきた 分野別に A 需要面では 高い水準で伸びていた大型小売店舗販売額が 0.7% 増と頭打ち 公共工事は伸び悩みとなった以外 自動車新規登録台数 新設住宅着工戸数 建築確認申請件数等が伸びている B 企業動向は 輸入通関実績 法人市民税 信用保証承諾額など企業活動関係も伸びている ただ C 雇用では 有効求人倍率は 1.5 と高水準を維持しているものの半年連続で対前年比マイナス 新規求人倍率 雇用保険受給者実人員はともに低下傾向であるなど陰りがでている D その他では マイナスが続いていた入湯税調定額が 3 か月連続プラスに転じ 観光客戻りの兆しが見られる ( 産業創出課 ) 1

経済 景気四方山話 : シェア経済の展開シェア経済 (Sharing Economy:SE シェアエコノミー 共有型経済とも ) とは IoT の一つとして インターネットのプラットフォーム機能 ( アプリ作動基盤 ) を介して 場所 移動手段 時間 遊休資産 ( 無形資産を含む ) を個人間でシェア ( 貸借 売買 ) する新たな経済の仕組みで レンタル事業の一種である インターネット ( 特にスマートフォン 以下スマホ ) の普及で いつでも どこでも シェア物件を扱うことができるようになって 市場性が出てきたことによる また同時にスマホによって 1 物件の確認 ( 位置情報計測システム :GPS の利用 ) 2 利用者の確認 ( ビッグデータによる ID 認証 顔写真認証など ) 3 利用料支払い ( インターネット決済 ) 等が可能となって 手軽な信頼ある商取引が可能になった 仕組み ( 下図 ) は 1 シェア物件を貸したい人 ( ホスト ) が 仲介業者 ( プラットフォーム ) に入会金を支払って利用する資格を得る 2 借りたい人 ( ゲスト ) は スマホの GPS で望むシェア物件がある場所を探し 当該物件についている QR コードで利用キーの開錠を行って当該物件を利用する 3 利用代金はオンラインで決済される 取引上に不可欠な信頼性は システムに組み込まれているユーザーがプラットフォームを評価するレビューシステム ( 評価が低ければ市場から退場 ) や貸したい人 ( ゲスト ) の不正利用による持ち点減点 利用禁止等で信頼性が担保されている シェア経済の概念イメージ図 インターネット スマートフォンの機能 : 1 物件確認 2 利用者認証 3 利用料金支払い 人)登料プ探申貸録ラ込借し索仲ッりゲたス介トたスいト(業フいト(利利者)提ォー人)ホ用用ム(手供数 利利用用 料金 料 * * ホストへの直接支払いもある ( 出所 : 筆者作成 ) 対象となるシェア物件 ( 次表 ) は 1 場所 に関するシェアハウス等 2 移動 に関する乗り物のシェアバイク カーシェア等 3 時間 に関するワークシェア等である 以上は 使われていない余剰資産の利活用とい う意味で狭義であるが 広義には現有されている資産をシェアして有効活用 効率化するビジネス用途のものもある 例えば 前掲図のシステムを使い 新たな荷主を確保して倉庫の稼働率を上げるとか タクシーの配車を効率的にする場合などが該当する 区分 場所 移動 シェア経済の対象 ( 主要例 ) 主要例シェアハウス ( 自宅 空き部屋 ) 民泊 シェア駐車場 シェアオフィス 遊休施設 ( 公設 民設 ) シェアバイク ( 自転車 ) カーシェア( 公用車も含む ) ライドシェア( 乗り合い ) 時間ワークシェア ( 自由時間内で本人が希望する仕事 ) ( 注 ) 記載してある主要例は 主に余剰 遊休資産をシェア利用する場合の例で 倉庫やタクシー等の効率的利用等をねらって資産をシェア利用するものは含んでいない SE の下では 1 シェアハウスや民泊で宿泊能力が拡大するなどで遊休資産の利活用が進む 2 カーシェア ( タクシーの配車の効率化を含む ) やワークシェアで人材不足の解消に資する 3 公共交通不在地域の高齢者や外国人観光客の貴重な足になる 4 自治体の低稼働の公共施設の利用促進や福祉の互助が促進など地域創生に貢献できる 政府は 未来投資戦略 2017 ( 本誌前号参照 ) で SE の推進を図るとしており 総務省は公用車や公設施設の空いている時間での利用とか 時間に余裕のある人が共働き家庭の家事や育児をヘルプすることも想定し 平成 28 年度予算に自治体への SE 促進助成措置を計上している ただ 問題がないわけではない その主なもので民泊は 本年 6 月 一般住宅を宿泊施設として活用できる住宅宿泊事業法 ( 民泊新法 ) が成立したが 年間 180 日営業上限 利用者確認等の課題がある ライドシェアは道路運送法で原則タクシー以外禁止となっているなど 今後に解決すべき点も多い SE の効果等を考え 政府はサンドボックス特区 ( 現行規制を一時的に停止する規制緩和策 ) で課題解決を図ることとしている 全国各地で SE が展開されているが ) いわき市は後れを取っているように思える 早急に地域特性に適合したシェア物件を掘り起こし SE を積極的に取り込むべきである その場合は 時間的余裕がないので パスファインダー方式 ( 先駆的に取り組み 走りながら課題を解決していく方式 ) でよい ( 東日本国際大学名誉教授大川信行 ) 2

Ⅰ いわき市の経済の動き 1 概況 ( 平成 29 年第 Ⅲ 四半期 (7~9 月 ) の状況 ) (1) 需要動向 個人消費 第 Ⅲ 四半期 (7~9 月 ) の大型小売店等販売額は約 238 億円 ( 0.7% の増加 ) となり 平成 25 年第 Ⅲ 四半期以降 17 四半期連続で前年の水準を上回った 自動車新規登録台数は 4,849 台 ( 1.5% の増加 ) となり 3 四半期連続で前年の水準を上回った 百万円大型小売店等販売額 ( 四半期統計 ) 26,000 24,000 22,000 20,000 18,000 H27 H28 H29 建設需要 新設住宅着工戸数は 892 戸 ( 9.0% の増加 ) となり 4 四半期連続で前年の水準を上回った 9 月の中小企業 DI 調査の建設業 DI は -20.0 となり 前回 (6 月 -50.0) より 30.0 ポイント改善した (0 が横ばいの水準 ) 戸新設住宅着工戸数 ( 四半期統計 ) 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 H27 H28 H29 3

(2) 企業動向 生産活動 9 月の中小企業 DI 調査の製造業 DI は 3.1 となり 前回 (6 月 -3.0) より 6.1 ポイント改善した 企業活動 第 Ⅲ 四半期 (7~9 月 ) の負債 1 千万円以上の企業倒産件数は 1 件となり 前年の水準を下回った ( 改善した ) 手形交換高は約 281 億円 ( 10.9% の減少 ) となり 9 四半期連続で前年の水準を下回った 9 月の中小企業 DI 調査の総合 DI は -17.6 となり 前回 (6 月 -25.0) より 7.4 ポイント改善した 手形交換高 ( 四半期統計 ) 百万円 45,000 42,500 40,000 37,500 35,000 32,500 30,000 27,500 25,000 H27 H28 H29 (3) 雇用情勢 雇用 第 Ⅲ 四半期 (7~9 月 ) の雇用保険受給者実人員は 3,912 人 ( 1.4% の増加 (= 悪化 )) となり 3 四半期連続で前年の水準を上回った ( 悪化した ) 9 月の新規求人倍率は 2.22 倍 ( 前年同月より 0.09 ポイントの下降 ) となり 4 ヵ月連続で前年の水準を下回った 9 月の有効求人倍率は 1.56 倍 ( 前年同月より 0.12 ポイントの下降 ) となり 6 ヵ月連続で前年の水準を下回った 倍新規求人倍率 有効求人倍率 ( 月次統計 ) 3.20 3.00 2.80 2.60 2.40 2.20 2.00 1.80 1.60 1.40 新規求人倍率 1.20 有効求人倍率 1.00 H27 H28 H29 4

2 主要経済データ 区 分 年 月 ( 百万円 ) (%) ( 台 ) (%) ( 戸 ) (%) ( 件 ) (%) ( 百万円 ) (%) 年次統計 平成 24 年 76,173 7.7 25,637 51.6 3,191 114.3 1,982 88.8 28,684 225.0 25 年 76,307 0.2 24,954-2.7 4,608 44.4 2,215 11.8 52,580 83.3 26 年 77,812 2.0 24,181-3.1 3,933-14.6 1,836-17.1 49,244-6.3 27 年 79,769 2.5 20,971-13.3 3,042-22.7 1,751-4.6 48,365-1.8 28 年 89,819 12.6 20,034-4.5 3,420 12.4 1,559-11.0 49,098 1.5 四半期統計 平成 27 年 Ⅳ 20,961 1.8 5,012 2.9 765-22.6 446-3.5 10,478-25.9 平成 28 年 Ⅰ 19,456 1.7 6,180-6.2 628 0.2 359-13.3 6,853-57.6 Ⅱ 22,149 14.5 4,450-0.1 655-11.6 426-3.8 6,609-29.9 Ⅲ 23,640 16.3 4,778-2.8 818-10.0 403-10.0 13,946 13.4 Ⅳ 24,574 17.2 4,626-7.7 1,319 72.4 371-16.8 21,689 107.0 平成 29 年 Ⅰ 23,422 20.4 6,501 5.2 807 28.5 320-10.9 9,198 34.2 Ⅱ 23,779 7.4 4,843 8.8 889 35.7 346-18.8 3,982-39.8 Ⅲ 23,802 0.7 4,849 1.5 892 9.0 421 4.5 9,057-35.1 月次統計 平成 27 年 10 月 6,592 3.7 1,694 4.2 210-36.7 157-1.3 3,951-56.0 11 月 6,247 0.6 1,832 8.7 238-33.7 146 3.5 2,678 80.0 12 月 8,122 1.1 1,486-4.7 317 6.7 143-11.7 3,848 5.2 平成 28 年 1 月 6,479 0.8 1,690-6.3 187-20.1 115-14.2 1,383-73.5 2 月 6,221 5.1 1,937 0.3 309 26.1 119-3.3 2,103-12.8 3 月 6,756-0.4 2,553-10.5 132-10.8 125-20.4 3,367-60.5 4 月 7,281 15.8 1,377 8.6 239-29.1 130-12.2 2,420 155.3 5 月 7,536 13.3 1,373-0.8 293 32.0 132-9.6 936-82.1 6 月 7,332 14.3 1,700-5.8 123-32.4 164 10.1 3,253 0.6 7 月 7,988 19.3 1,640 1.4 371 67.1 145-15.7 8,456 126.4 8 月 8,294 14.7 1,298-5.5 346-8.5 137-4.2 2,453-45.4 9 月 7,358 15.0 1,840-4.5 101-67.3 121-9.0 3,037-25.5 10 月 7,819 18.6 1,541-9.0 585 178.6 125-20.4 7,102 79.7 11 月 7,400 18.5 1,596-12.9 418 75.6 120-17.8 7,957 197.1 12 月 9,355 15.2 1,489 0.2 316-0.3 126-11.9 6,630 72.3 平成 29 年 1 月 7,891 21.8 1,799 6.4 294 57.2 93-19.1 3,762 172.1 2 月 7,296 17.3 1,982 2.3 243-21.4 112-5.9 1,838-12.6 3 月 8,235 21.9 2,720 6.5 270 104.5 115-8.0 3,598 6.9 4 月 7,852 7.8 1,435 4.2 451 88.7 109-16.2 974-59.8 5 月 8,104 7.5 1,480 7.8 234-20.1 93-29.5 1,060 13.2 6 月 7,823 6.7 1,928 13.4 204 65.9 144-12.2 1,948-40.1 7 月 8,106 1.5 1,579-3.7 271-27.0 122-15.9 2,230-73.6 8 月 8,240-0.7 1,388 6.9 298-13.9 147 7.3 1,878-23.4 9 月 7,456 1.3 1,882 2.3 323 219.8 152 25.6 4,949 62.9 出典 : 大型小売店等販売額 いわき市産業創出課 個人消費 自動車新規登録台数 いわき自動車検査登録事務所 全国軽自動車協会連合会いわき支所 需要動向 新設住宅着工戸数 県土木部 建設需要 建築確認申請受付件数 市建築指導課 公共工事等受注額 いわき市建設業協同組合 ( 社 ) 福島県建設業協会いわき支部 ( 注 )- は 調査データなし または変化率の分母が 0 になる場合 速報値を含む 四半期統計において Ⅰ は 1~3 月 Ⅱ は 4~6 月 Ⅲ は 7 月 ~9 月 Ⅳ は 10~12 月を示す 5

区 分 生産活動 小名浜港輸入通関実績 法人市民税調定額 信用保証承諾額 企業動向企業活動 信用保証協会代位弁済 手形交換高 年 月 ( 百万円 ) (%) ( 百万円 ) (%) ( 百万円 ) (%) ( 百万円 ) (%) ( 百万円 ) (%) ( 百万円 ) (%) 年次統計 平成 24 年 344,014 71.7 4,177 43.4 17,082-57.0 402-50.4 149,578 8.2 2.3-98.4 25 年 345,674 0.5 4,516 8.1 15,359-10.1 815 102.8 149,289-0.2 0.0-100.0 26 年 369,427 6.9 4,830 7.0 17,797 15.9 369-54.8 138,308-7.4 1.1-27 年 302,516-18.1 5,105 5.7 18,390 3.3 378 2.5 136,982-1.0 0.4-62.7 28 年 224,693-25.7 4,532-11.2 17,079-7.1 608 60.9 128,636-6.1 1.7 314.6 四半期統計 平成 27 年 Ⅳ 51,520-45.5 1,463-6.7 4,881-14.2 8-93.1 30,631-3.1 0.4-62.7 平成 28 年 Ⅰ 51,821-38.2 679-18.1 5,569 16.9 270 41.4 32,465-7.8 0.0 - Ⅱ 58,865-34.4 1,592-1.9 3,555-9.8 169 32.0 35,859-6.5 1.7 - Ⅲ 48,925-36.8 889-25.3 3,674-23.5 92 77.9 31,566-3.8 0.0 - Ⅳ 65,082 26.3 1,372-6.2 4,281-12.3 77 930.8 28,746-6.2 0.0-100.0 平成 29 年 Ⅰ 66,713 28.7 453-33.2 3,765-32.4 33-87.8 29,977-7.7 5.2 - Ⅱ 89,452 52.0 1,593 0.1 3,535-0.6 249 47.4 33,990-5.2 0.0-100.0 Ⅲ 74,930 53.2 1,044 17.4 3,982 8.4 209 127.8 28,132-10.9 0.4 - 月次統計 平成 27 年 10 月 19,727-40.6 174 1.4 1,519-22.4 5-71.8 7,501-29.5 0.0-11 月 13,300-56.0 1,168-9.2 1,496-1.7 0-12,153 52.3 0.0-100.0 12 月 18,493-40.4 121 10.2 1,867-15.5 3-97.1 10,976-15.5 0.4 - 平成 28 年 1 月 18,428-48.4 129-13.9 1,711 50.2 1-78.7 9,060-11.9 0.0-2 月 21,176-14.7 262 15.2 1,668 26.4 173 268.8 12,275 19.0 0.0-3 月 12,217-47.5 287-36.3 2,189-5.1 96-31.1 11,130-23.8 0.0-4 月 23,034-16.2 173 3.5 938-15.9 0-100.0 9,245-28.2 0.0-5 月 17,108-47.7 416-6.5 1,315 4.1 15-70.7 14,819 38.2 0.0-6 月 18,723-36.6 1,003-0.7 1,302-16.8 154 107.2 11,796-20.0 1.7-7 月 20,078-27.6 401-43.8 1,180-6.4 62 636.0 8,312-25.7 0.0-8 月 9,611-57.4 379 10.7 1,044-29.5 26-13,890 19.4 0.0-9 月 19,236-29.2 110-18.8 1,450-29.6 3-93.5 9,364-6.4 0.0-10 月 22,510 14.1 162-7.1 1,209-20.4 8 59.8 9,202 22.7 0.0-11 月 17,279 29.9 1,103-5.6 1,199-19.8 61-9,608-20.9 0.0-12 月 25,293 36.8 108-10.8 1,873 0.3 9 218.5 9,936-9.5 0.0-100.0 平成 29 年 1 月 20,456 11.0 124-3.8 686-59.9 0-100.0 10,285 13.5 0.0-2 月 17,225-18.7 105-59.9 1,231-26.2 2-98.6 9,325-24.0 0.0-3 月 29,032 137.6 224-22.0 1,848-15.6 30-68.4 10,367-6.9 5.2-4 月 27,096 17.6 169-2.6 827-11.8 0-8,668-6.2 0.0-5 月 28,744 68.0 406-2.4 867-34.1 2-84.5 14,249-3.8 0.0-6 月 33,612 79.5 1,018 1.6 1,840 41.3 246 60.0 11,073-6.1 0.0-100.0 7 月 25,281 25.9 606 51.2 1,194 1.2 4-92.9 9,520 14.5 0.0-8 月 26,968 180.6 329-13.2 1,003-4.0 100 278.4 11,120-19.9 0.4-9 月 22,681 17.9 109-0.9 1,785 23.1 104 3,649.4 7,492-20.0 0.0 - 出典 : 横浜税関 いわき市市 福島県信用保証協会 いわき手形交換所 民税課 ( 法人 税割 ) 不渡手形金額 ( 注 )- は 調査データなし または変化率の分母が 0 になる場合 速報値を含む 四半期統計において Ⅰ は 1~3 月 Ⅱ は 4~6 月 Ⅲ は 7 月 ~9 月 Ⅳ は 10~12 月を示す 6

区 分 年 月 ( 件 ) (%) ( 百万円 ) (%) ( 倍 ) (%p) ( 倍 ) (%p) ( 人 ) (%) ( 人 ) (%) ( 千台 ) (%) 年次統計 平成 24 年 6-73.9 1,356-81.9 1.77 0.53 1.13 0.41 41,749-24.3 596,938 94.4 12,925 9.2 25 年 4-33.3 477-64.8 1.91 0.14 1.41 0.28 17,387-58.4 726,877 21.8 11,445-11.4 26 年 5 25.0 545 14.3 2.08 0.17 1.60 0.19 15,342-11.8 752,762 3.6 11,636 1.7 27 年 0-100.0 0-100.0 2.12 0.04 1.67 0.07 14,087-8.2 763,136 1.4 12,186 4.7 28 年 8-7,538-2.14 0.02 1.67 0.00 13,934-1.1 706,408-7.4 12,184 0.0 四半期統計 平成 27 年 Ⅳ 0-100.0 0-100.0 - - - - 3,542-1.6 193,916 3.8 3,138 8.2 平成 28 年 Ⅰ 2-225 - - - - - 3,245-0.5 173,990-5.9 2,935 3.9 Ⅱ 4-313 - - - - - 3,474 2.1 158,478-15.8 2,939-0.9 Ⅲ 2-7,000 - - - - - 3,858-0.6 180,233-8.1 3,201-1.8 Ⅳ 0-0 - - - - - 3,357-5.2 193,707-0.1 3,109-0.9 平成 29 年 Ⅰ 2 0.0 1,047 365.3 - - - - 3,255 0.3 172,713-0.7 2,908-0.9 Ⅱ 2-50.0 160-48.9 - - - - 3,547 2.1 157,798-0.4 2,964 0.8 Ⅲ 1-50.0 95-98.6 - - - - 3,912 1.4 185,412 2.9 3,225 0.8 月次統計 平成 27 年 10 月 0-0 - 2.25-0.08 1.67 0.00 1,247-5.2 62,119-4.9 1,066 10.1 11 月 0-100.0 0-100.0 2.37-0.03 1.78 0.05 1,160 0.8 69,596 22.0 1,034 6.2 12 月 0-0 - 2.57-0.13 1.84 0.01 1,135 0.1 62,201-3.5 1,039 8.4 平成 28 年 1 月 1-135 - 2.24 0.11 1.79 0.03 1,118 1.4 62,554 2.8 936 3.0 2 月 1-90 - 2.01 0.04 1.75 0.03 1,077-1.0 57,742-11.4 929 9.3 3 月 0-0 - 1.83-0.29 1.62-0.05 1,050-1.8 53,694-8.9 1,070 0.5 4 月 0-0 - 1.78 0.07 1.54 0.01 1,077-1.6 59,161-19.5 976 1.2 5 月 1-10 - 1.91 0.11 1.53 0.02 1,152 11.1 50,573-6.3 1,004-3.5 6 月 3-303 - 2.06-0.22 1.57 0.02 1,245-2.0 48,744-19.6 959-0.2 7 月 0-0 - 2.17-0.32 1.56-0.08 1,253-3.2 51,019-17.6 1,052 0.6 8 月 2-7,000-2.22 0.18 1.61-0.11 1,311 1.2 56,886 0.1 1,132-2.9 9 月 0-0 - 2.31 0.09 1.68-0.02 1,294 0.1 72,328-6.5 1,017-2.9 10 月 0-0 - 2.16-0.09 1.71 0.04 1,180-5.4 74,458 19.9 1,056-0.9 11 月 0-0 - 2.60 0.23 1.84 0.06 1,104-4.8 58,173-16.4 1,024-0.9 12 月 0-0 - 2.86 0.29 1.90 0.06 1,073-5.5 61,076-1.8 1,028-1.1 平成 29 年 1 月 0-100.0 0-100.0 2.08-0.16 1.83 0.04 1,053-5.8 59,683-4.6 947 1.1 2 月 0-100.0 0-100.0 2.16 0.15 1.76 0.01 1,081 0.4 53,481-7.4 893-3.9 3 月 2-1,047-1.84 0.01 1.64 0.02 1,121 6.8 59,549 10.9 1,068-0.2 4 月 0-0 - 1.59-0.19 1.51-0.03 1,056-1.9 58,797-0.6 968-0.8 5 月 0-100.0 0-100.0 1.94 0.03 1.45-0.08 1,200 4.2 51,106 1.1 1,021 1.7 6 月 2-33.3 160-47.2 1.98-0.08 1.46-0.11 1,291 3.7 47,895-1.7 976 1.7 7 月 0-0 - 2.14-0.03 1.49-0.07 1,312 4.7 52,658 3.2 1,050-0.1 8 月 1-50.0 95-98.6 2.15-0.07 1.51-0.10 1,347 2.7 58,843 3.4 1,160 2.5 9 月 0-0 - 2.22-0.09 1.56-0.12 1,253-3.2 73,911 2.2 1,014-0.3 出典 : 企業倒産件数 企業動向企業活動 企業倒産負債総額 東京商工リサーチ ( 負債総額 1,000 万円以上 ) 新規求人倍率 有効求人倍率 雇用 雇用保険受給者実人員 ハローワーク平 ( 年間倍率は年度ベースの値 ) ( 注 )- は 調査データなし または変化率の分母が 0 になる場合 速報値を含む 四半期統計において Ⅰ は 1~3 月 Ⅱ は 4~6 月 Ⅲ は 7 月 ~9 月 Ⅳ は 10~12 月を示す 入湯税調定人員 その他 いわき市市民税課 高速道路出入交通量 株式会社ネクスコ トール東北いわき事業部 7

区 分 中小企業 DI 調査製造業建設業卸売業小売業 サービス業 総合 ( 全業種 ) 年 月 年次統計 平成 24 年 - - - - - - 25 年 - - - - - - 26 年 - - - - - - 27 年 - - - - - - 28 年 - - - - - - 四半期統計 平成 27 年 Ⅳ - - - - - - 平成 28 年 Ⅰ - - - - - - Ⅱ - - - - - - Ⅲ - - - - - - Ⅳ - - - - - - 平成 29 年 Ⅰ - - - - - - Ⅱ - - - - - - Ⅲ - - - - - - 月次統計 平成 27 年 10 月 - - - - - - 11 月 - - - - - - 12 月 -19.5-9.1-30.8-58.4 0.0-24.0 平成 28 年 1 月 - - - - - - 2 月 - - - - - - 3 月 -28.1-33.3-16.7-15.4-25.0-24.7 4 月 - - - - - - 5 月 - - - - - - 6 月 -46.0-30.0-8.4-36.4 0.0-31.2 7 月 - - - - - - 8 月 - - - - - - 9 月 -29.0-15.4-50.0-45.5-12.5-30.6 10 月 - - - - - - 11 月 - - - - - - 12 月 -16.6-25.0-30.8-50.0-11.1-25.0 平成 29 年 1 月 - - - - - - 2 月 - - - - - - 3 月 -21.2-9.1-50.0-46.2 0.0-24.3 4 月 - - - - - - 5 月 - - - - - - 6 月 -3.0-50.0-41.7-56.2 0.0-25.0 7 月 - - - - - - 8 月 - - - - - - 9 月 3.1-20.0-50.0-54.5-14.3-17.6 出典 : 福島県産業振興センター ( 前年同月比で 良化 - 悪化 社数構 成比 ( 各月末時点 )) 平成 17 年 4 月以降 3ヵ月毎に調査 8

Ⅱ いわき市の景気の動き ( 景気動向指数 )( 平成 29 年第 Ⅲ 四半期 (7~9 月 ) の状況 ) 1 CI( コンホ シ ット インテ ックス ) (1) 概要 9 月のCIは 先行指数が102.1 一致指数が102.4 遅行指数が106.4となった (2) 指数別の動向 ( 指数は平成 22 年の水準を 100 とする ) 先行指数 9 月は 102.1 ポイントで 2 ヵ月連続で上昇した 寄与度がプラスの指標は 中小企業 DI( 全業種 )(3 ヵ月連続 ) 企業倒産件数 ( 逆 ) (2 ヵ月振り ) 等の 6 指標 マイナスの指標は 鉱工業在庫率指数 ( 逆 )(2 ヵ月振り ) 自動車新規登録台数 (2 ヵ月振り ) の 2 指標であった 区 分 平成 28 年平成 29 年 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 先行指数 ( C. I ) 100.7 100.9 101.8 101.4 101.4 101.3 101.6 101.5 102.0 101.1 101.5 102.1 前月差 ( ホ イント )( 寄与度合計 ) 0.44 0.28 0.86-0.44 0.07-0.14 0.34-0.10 0.48-0.89 0.37 0.58 先 1. 自動車新規登録台数 -0.08-0.04 0.14 0.02 0.01-0.05 0.04-0.03 0.12-0.32 0.21-0.06 行 2. 新設住宅着工戸数 0.32-0.22-0.12 0.08-0.16 0.19 0.00-0.17 0.07-0.08 0.02 0.07 系 3. 建築確認申請受付件数 -0.01-0.02 0.07-0.12 0.20-0.17 0.04-0.28 0.32-0.23 0.29 0.13 列 4. 鉱工業在庫率指数 ( 逆 ) 0.35-0.01 0.35-0.30-0.17 0.32 0.25 0.27 0.12-0.31 0.05-0.31 寄 5. 企業倒産件数 ( 逆 ) 与 0.10 0.32 0.03-0.01 0.09-0.31-0.07-0.01 0.00 0.01-0.26 0.30 度 6. 新規求人倍率 -0.24 0.21 0.02-0.16 0.06-0.22 0.06 0.07-0.15 0.01 0.04 0.10 内 7. 中小企業 DI( 全業種 ) 0.02 0.02 0.35 0.02 0.02 0.09 0.04 0.04-0.03 0.02 0.02 0.32 訳 8. 一致指数トレンド成分 -0.01 0.03 0.02 0.03 0.01 0.01-0.02 0.02 0.03 0.01 0.00 0.02 一致指数 ( C. I ) 106.0 106.3 106.4 105.8 105.6 106.3 105.2 105.4 104.7 103.2 102.9 102.4 前月差 ( ホ イント )( 寄与度合計 ) 0.60 0.26 0.06-0.58-0.17 0.67-1.10 0.23-0.70-1.54-0.30-0.49 一 1. 大型小売店等販売額 0.35-0.01-0.31 0.60-0.42 0.42-0.60-0.02-0.07-0.48-0.20 0.17 致系 2. 鉱工業生産指数 -0.15 0.15 0.03-0.04 0.48 0.05-0.05 0.20-0.41 0.10-0.24 0.18 列 3. 鉱工業出荷指数 0.08 0.26 0.33-0.59 0.22 0.60-0.32 0.33-0.30-0.58 0.34-0.54 寄与 4. 小名浜港輸入通関実績 0.22-0.12 0.21-0.21-0.11 0.46-0.15 0.04 0.13-0.20 0.07-0.18 度内 5. 高速道路出入交通量 0.12-0.11-0.01-0.05 0.01-0.18-0.08 0.04 0.14-0.14 0.02-0.15 訳 6. 有効求人倍率 -0.01 0.10-0.18-0.29-0.36-0.68 0.10-0.35-0.19-0.24-0.29 0.03 遅行系列寄与度内訳 一致指数 9 月は102.4ポイントで 4ヵ月連続で下降した 寄与度がプラスの指標は 鉱工業生産指数 (2ヵ月振り) 大型小売店等販売額(6ヵ月振り ) 等の3 指標 マイナスの指標は 鉱工業出荷指数 (2ヵ月振り) 小名浜港輸入通関実績 (2ヵ月振り) 等の3 指標であった 遅行指数 9 月は106.4ポイントで 2ヵ月振りに上昇した 寄与度がプラスの指標は 鉱工業在庫指数 (3ヵ月連続) 信用保証承諾額(3ヵ月振り ) 等の5 指標 マイナスの指標は 手形交換高 (2ヵ月連続) 入湯税調定人員(3ヵ月振り ) の2 指標であった CI の変化の大きさは景気の勢い ( テンポ ) を示す (3) 指数の推移及び寄与度の内訳 (CI の上昇 下降がどの指標により引き起こされたか )( 平成 22 年 =100) 遅行指数 ( C. I ) 111.2 110.6 109.0 108.3 106.4 106.9 105.9 103.6 102.4 104.4 103.7 106.4 1.41-0.58-1.64-0.64-1.87 0.49-1.07-2.26-1.17 1.97-0.70 2.71 前月差 ( ホ イント )( 寄与度合計 ) 1. 鉱工業在庫指数 -1.94 1.59-1.93 0.70 1.56-1.84-1.81-0.64-1.70 1.60 1.39 1.58 2. 法人市民税調定額 0.17-0.23 0.11-0.07-1.71 1.69 0.70-0.69 0.54 1.10-1.48 0.09 3. 信用保証承諾額 0.34 0.02 0.68-1.72 1.14 0.39 0.14-0.69 1.66-1.27-0.14 0.90 4. 雇用保険受給者実人員 ( 逆 ) 0.67 0.06-0.55 0.18-1.68-0.75 0.58-1.35-0.23-0.63 0.05 0.22 5. 手形交換高 0.56-0.15-0.28 0.36-0.40-0.09 0.27 0.63-0.80 0.65-0.73-0.06 6. 入湯税調定人員 1.60-1.90 0.31-0.12-0.79 1.08-0.93 0.46-0.66 0.51 0.21-0.05 7. 一致指数トレンド成分 -0.01 0.03 0.02 0.03 0.01 0.01-0.02 0.03 0.03 0.01 0.00 0.02 注 1)CI はトレンド ( 長期的趨勢 ) と トレンド周りの変化を合成し作成される 2) 一致指数トレンド成分とは 一致指数の長期的趨勢が先行指数 遅行指数に与えた影響を示す 3) 寄与度とは 指数の変化にそれぞれの指標がどの程度の影響を与えたかを示す 9

(4)CI の推移 先行指数の推移 ( 平成 22 年 =100) 110 105 100 95 90 25 年 26 年 27 年 28 年 29 年 先行先行 3 ヵ月後方移動平均先行 7 ヵ月後方移動平均 一致指数の動向 ( 平成 22 年 =100) 115 110 105 グラフ 100 95 25 年 26 年 27 年 28 年 29 年 一致一致 3 ヵ月後方移動平均一致 7 ヵ月後方移動平均 遅行指数の動向 ( 平成 22 年 =100) 130 120 グラフ 110 100 25 年 26 年 27 年 28 年 29 年 遅行遅行 3 ヵ月後方移動平均遅行 7 ヵ月後方移動平均 10

(5)CIデータ 先行指数 ( 平成 22 年 =100) 年 \ 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 20 98.2 98.4 98.3 98.4 98.6 98.7 98.2 96.9 96.9 97.0 95.7 94.6 21 95.2 95.4 95.7 95.8 96.3 96.6 97.4 98.2 98.4 98.2 98.6 99.2 22 98.8 98.7 99.2 99.3 99.6 100.4 100.3 100.6 101.1 100.9 100.4 100.7 23 100.4 100.7 99.7 99.5 99.6 100.5 102.0 103.1 104.1 104.2 104.5 104.7 24 106.3 106.4 106.5 107.8 108.3 107.8 107.3 106.5 105.0 105.6 106.0 106.2 25 105.3 105.5 105.9 105.5 105.6 105.4 106.0 105.7 105.5 105.4 105.7 105.8 26 106.3 107.0 106.8 105.3 105.6 105.7 105.1 105.3 105.1 105.2 104.4 104.9 27 105.1 104.5 104.3 104.0 103.4 103.8 103.3 103.1 103.0 103.1 102.9 102.0 28 102.0 101.6 100.8 102.1 101.8 100.6 101.0 100.4 100.2 100.7 100.9 101.8 29 101.4 101.4 101.3 101.6 101.5 102.0 101.1 101.5 102.1 一致指数 ( 平成 22 年 =100) 年 \ 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 20 103.3 104.1 102.7 103.4 104.1 103.4 102.9 102.4 101.7 101.2 100.4 98.3 21 97.2 95.9 95.8 95.6 96.1 96.7 96.4 96.2 97.7 96.9 96.6 97.7 22 98.7 99.0 99.3 99.7 100.0 99.6 100.3 100.3 100.3 100.6 100.9 101.3 23 102.0 101.5 98.6 100.0 101.0 103.4 105.1 103.4 105.1 105.6 104.6 105.7 24 106.2 107.8 109.5 109.3 108.6 107.9 107.8 108.3 107.5 108.2 109.0 108.9 25 108.1 108.9 110.2 109.1 108.6 107.7 108.2 108.9 107.6 107.9 108.3 108.5 26 108.7 108.4 109.8 108.3 108.2 109.8 109.0 110.3 109.4 108.8 107.9 107.8 27 108.7 107.9 107.5 108.1 106.8 107.3 107.5 107.1 106.8 106.4 105.7 105.7 28 106.0 107.4 104.5 106.5 105.2 105.8 105.2 104.4 105.4 106.0 106.3 106.4 29 105.8 105.6 106.3 105.2 105.4 104.7 103.2 102.9 102.4 遅行指数 ( 平成 22 年 =100) 年 \ 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 20 107.9 107.4 106.8 110.7 108.3 108.7 109.4 106.7 107.3 108.7 106.5 107.9 21 106.0 100.6 99.6 95.4 94.7 95.1 89.4 93.4 90.6 91.5 94.1 91.3 22 94.8 96.1 97.4 100.3 101.8 100.3 99.9 102.3 103.7 101.7 101.1 100.7 23 99.7 101.7 101.3 95.9 96.4 100.1 103.3 100.0 98.7 98.9 98.4 98.3 24 101.5 105.0 109.6 111.9 117.3 115.1 117.7 116.8 122.1 124.1 123.4 126.9 25 124.3 125.3 122.5 127.9 123.2 122.1 122.3 123.8 123.3 125.3 123.3 120.9 26 121.4 121.7 121.4 120.2 120.9 122.2 119.6 119.2 119.5 119.0 117.0 118.6 27 117.6 116.5 123.0 118.6 115.4 115.3 116.2 114.7 114.6 111.9 116.1 114.2 28 116.2 118.5 116.6 111.9 111.9 111.3 108.5 110.5 109.8 111.2 110.6 109.0 29 108.3 106.4 106.9 105.9 103.6 102.4 104.4 103.7 106.4 11

2 DI( テ ィフューシ ョン インテ ックス ) (1) 概要 先行指数 9 月は 71.4% と3ヵ月振りに50% を上回った 一致指数 9 月は 33.3% と2ヵ月振りに50% を下回った 遅行指数 9 月は 50.0% と保ち合いとなった ( 注 ) 各指数とも 50% が景気の拡張期と後退期との境目とされる (- 景気動向指数利用の手引き - 参照 ) (2)DI の推移 区 分 平成 28 年平成 29 年 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 先行指数 ( D. I ) 57.1 71.4 85.7 42.9 42.9 42.9 57.1 42.9 57.1 14.3 28.6 71.4 一致指数 ( D. I ) 66.7 66.7 83.3 33.3 33.3 50.0 50.0 33.3 66.7 33.3 50.0 33.3 遅行指数 ( D. I ) 66.7 16.7 66.7 33.3 16.7 50.0 33.3 83.3 33.3 83.3 66.7 50.0 注 )DIは 先行(7 指標 ) 一致(6 指標 ) 遅行(6 指標 ) に属する各経済指標について 3ヵ月前と比較して改善している 指標の割合を指数としている (3)DI の推移 100.0 75.0 50.0 25.0 0.0 ( 参考 ) 累積 DI の推移 ( 平成 5 年以降 ) 1,250 1,000 25 年 26 年 27 年 28 年 29 年 先行指数一致指数遅行指数 系列別累積 DI 推移谷山谷山谷山谷山谷 一致指数 750 500 250 遅行指数 先行指数 0 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 年 -250-500 注 1) 累積指数は 基準月 ( 平成 5 年 1 月 ) の値を 0 として各月の DI の値を次式により累積したものである 累積 DI(t)= 累積 DI(t-1)+(DI(t)-50) 注 2)DI 及び累積 DI は景気の方向性のみを表すものであり その水準や振幅の大きさは景気動向と無関係である 注 3) グラフでは各指数の動きを見やすくするため 先行指数に 600 を 遅行指数に 50 を加算してある 注 4) 影の部分は国における景気後退期を示す 12

- 景気動向指数利用の手引き - (1) 景気動向指数の概要 景気動向指数は 景気の勢いや方向性を知るために 景気の動きを敏感に反映する経済指標を組み合わせて作成された総合的な経済指標です 景気の勢いを示すCI( コンポジット インデックス ) と 景気の方向性を示すDI( ディフュージョン インデックス ) の2 種類の指数があります 両者の動きを総合して景気の現状把握や将来予測等を行います CI DIとも 景気に先行して動く先行指数 ほぼ一致して動く一致指数 遅れて動く遅行指数の3 種類の指数を作成します 一致指数は景気の現状把握に利用します 先行指数は景気の動きを予測するために利用します 遅行指数は景気の転換点や局面の確認に利用します (2)CI( コンポジット インデックス Composite Index) の概要 CIは複数の経済指標の前月と比べた変化量を合成したものです たとえば いわき市の CIでは 大型小売店等販売額等 6つの経済指標の変化量を合成して一致指数を作成しています ( 詳しい計算方法については 内閣府経済社会総合研究所のホームページ http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/menu_di.htmlをご参照ください ) (3)DI( ディフュージョン インデックス Diffusion Index) の概要 DIは 複数の経済指標の変化方向を合成したものです 採用指標の各月の値を3ヵ月前の値と比較して 改善した指標の割合がDIとなります たとえば いわき市の先行指数では7つの指標を採用していますので そのうち4つが改善したならば4 7=0.571 (DI=57%) と計算します CI の変化の大きさは景気のテンポ ( 勢い ) を示します また 景気の拡大期には CI が上昇傾向を示し 後退期には下降傾向を示します ただし CI は上昇 下降を繰り返しながら変化するため 景気局面の判断は DI を含めた総合的な指標によって判断します 一般に 50% を上回っているときが景気の拡張局面 50% を下回っているときが後退局面 50% を上から下に切るときが景気の山 50% を下から上に切るときが景気の谷とされています 景気局面 DI の動き % 100 50 0 景気の谷 拡張局面 景気の山 後退局面 回復期好調期後退期不況期 景気の谷 過半数の系列が 過半数の系列が 拡大傾向 (DI 50%) 縮小傾向 (DI 50%) (4) 景気基準日付景気の山 谷 ( 拡張局面と後退局面との転換点 ) を景気基準日付と呼びます この景気基準日付は DI の動きのほか 他の主要経済指標の動きなども総合的に勘案して設定されますが 国では以下のように定めています 景気基準日付 ( 全国 ) 区分 谷 山 谷 区分 谷 山 谷 第 1 循環 S26. 6. S26.10. 第 8 循環 S50. 3. S52. 1. S52.10. 第 2 循環 S26.10. 29. 1. 29.11. 第 9 循環 52.10. 55. 2. 58. 2. 第 3 循環 29.11. 32. 6. 33. 6. 第 10 循環 58. 2. 60. 6. 61.11. 第 4 循環 33. 6. 36.12. 37.10. 第 11 循環 61.11. H 3. 2. H 5.10. 第 5 循環 37.10. 39.10. 40.10. 第 12 循環 H 5.10. 9. 5. 11. 1. 第 6 循環 40.10. 45. 7. 46.12. 第 13 循環 11. 1. 12.11. 14.1. 第 7 循環 46.12. 48.11. 50. 3. 第 14 循環 14.1. 20.2. 21.3. 第 15 循環 21.3. 24.3. 24.11 13

(5) 景気動向指数採用系列の概要 先行系列 一致系列 遅行系列 項目 内容 原データの出典 1 自動車新規登録台数 季代表的な耐久消費財である自動車の販売動向を示し いわいわき自動車検査登録 き市における消費動向が反映されている 事務所 全国軽自動車 協会連合会いわき支所 2 新設住宅着工戸数 季住宅への投資動向を表す 住宅投資の増加は建設資材需要や家具の買替え需要などの波及効果をもたらす 福島県土木部 3 建築確認申請受付件数 4 鉱工業在庫率指数季逆 5 企業倒産件数前逆 季住宅を含む建設投資動向が反映される 家計の動向のみならず 企業等の景気見通しに影響される 鉱工業在庫指数 / 出荷指数により算出 景気回復局面に低下 悪化局面に上昇する 負債総額 1,000 万円以上の倒産件数 景気後退期には倒産件数が増加し 景気拡大期には減少するという逆サイクルで推移する 6 新規求人倍率季月間新規求人数 / 月間新規求職者数で算出 労働需給の変化が敏感に反映され 特に景気の山の判定に活用される 7 中小企業 DI( 全業種 ) 企業経営者の景況感を指標化したもの 増加 ( 好転 ) 企業割合 - 減少 ( 悪化 ) 企業割合により算出 企業の生産 投資活動との関連性が高い 0が横ばい ( もしくは景気の転換点 ) の水準 1 大型小売店等販売額前いわき市内の主要な大型小売店舗の販売額であり 本調査のため いわき市独自で調査したデータ 2 鉱工業生産指数季鉱工業部門の生産数量を指数化したもの 県のデータをいわき市の産業構造を基に加工した市独自の指数 3 鉱工業出荷指数季鉱工業部門の出荷数量を指数化したもの 県のデータをいわき市の産業構造を基に加工した市独自の指数 4 小名浜港輸入通関実績 季小名浜港を通関して輸入された貨物の金額 工業用原材料が多くを占める いわき市建築指導課 福島県企画調整部 東京商工リサーチ ハローワーク平 福島県産業振興センター いわき市産業創出課 福島県企画調整部 福島県企画調整部 横浜税関 5 高速道路出入交通量 季いわき市内インターにおける車両の出入交通量 株式会社ネクスコ トー ル東北いわき事業部 6 有効求人倍率季月間有効求人数 / 月間有効求職者数で算出され 労働需給が反映される 1 鉱工業在庫指数季鉱工業部門の在庫数量を指数化したもの 県のデータをいわき市の産業構造を基に加工した市独自の指数 2 法人市民税調定額季企業の所得変動を税収面から捉えた指標であり 過去 1 年間の経済活動の状況が反映される 3 信用保証承諾額前中小企業等が金融機関から融資を受けようとする際に 信用保証協会が債務保証を行う制度 4 雇用保険受給者実人員 季逆 失業給付を受けている有効失業者数であり 景気に遅行し逆サイクルで動く 5 手形交換高季手形の交換高には 企業の取引活動の活発さが反映される 6 入湯税調定人員季いわき湯本をはじめとする市内の温泉利用者数 観光客数の動向が反映されている ハローワーク平 福島県企画調整部 いわき市市民税課 福島県信用保証協会 ハローワーク平 いわき手形交換所 いわき市市民税課 注 ) 季 :X12Aによる季節調整値 前: 原数値前年同月比 ( 倒産件数は3ヵ月移動平均値の ) : 四半期原数値逆 : 景気の上昇期に減少 ( 低下 ) し 下降期に増加 ( 上昇 ) するもの 14

参考 国 県の動き 1 経済 景気の動向 (1) 国の動向 ( 我が国経済の基調判断 ) 景気は 緩やかな回復基調が続いている 個人消費は 緩やかに持ち直している 設備投資は 持ち直している 輸出は 持ち直している 生産は 持ち直している 企業収益は 改善している 企業の業況判断は 改善している 雇用情勢は 改善している 消費者物価は 横ばいとなっている 先行きについては 雇用 所得環境の改善が続くなかで 各種政策の効果もあって 緩やかに回復していくことが期待される ただし 海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある ( 内閣府 月例経済報告 平成 29 年 11 月公表分 ) (2) 県の動向県内の景気は 一部に弱い動きがみられるものの 着実に持ち直している 個人消費 一部に弱い動きがみられるが 総じて堅調に推移している 建設需要 公共工事 民間需要はこのところ減少が続いている 生産活動 緩やかに持ち直している 雇用 労働 改善が続くものの 一部に弱い動きがみられる 物価 企業物価指数 消費者物価指数はともに前年を上回る動きが続いている 企業 金融 企業倒産は 総じて落ち着いた状態で推移している 預金残高 貸出残高はともに前年を上回っている ( 福島県 最近の県経済動向 平成 29 年 11 月公表分 ) 2 景気動向指数 (CI) (1) 国の動向 9 月の CI( 速報値 平成 22(2010) 年 =100) は 先行指数 :106.6 一致指数 :115.8 遅行指数 :116.8 となった 先行指数は 前月と比較して 0.6 ポイント下降し 2 ヵ月ぶりの下降となった 3 ヵ月後方移動平均は 0.30 ポイント上昇し 3 ヵ月連続の上昇となった 7 ヵ月後方移動平均は 0.25 ポイント上昇し 14 ヵ月連続の上昇となった 一致指数は 前月と比較して 1.9 ポイント下降し 2 ヵ月ぶりの下降となった 3 ヵ月後方移動平均は 0.33 ポイント下降し 2 ヵ月ぶりの下降となった 7 ヵ月後方移動平均は 0.12 ポイント上昇し 14 ヵ月連続の上昇となった 遅行指数は 前月と比較して 0.6 ポイント上昇し 2 ヵ月連続の上昇となった 3 ヵ月後方移動平均は 0.03 ポイント上昇し 2 ヵ月連続の上昇となった 7 ヵ月後方移動平均は 0.12 ポイント上昇し 10 ヵ月連続の上昇となった ( 内閣府経済社会総合研究所 景気動向指数 平成 29 年 11 月公表分 ) (2) 県の動向 1 概括 9 月の景気動向指数 (CI: コンポジット インデックス H22 年 =100) は 先行指数 103.4 ポイント 一致指数 93.5 ポイント 遅行指数 109.1 ポイントとなった 先行指数は 前月 (102.3 ポイント ) を 1.1 ポイント上回り 3 ヵ月連続の上昇となった 一致指数は 前月 (94.5 ポイント ) を 1.0 ポイント下回り 2 ヵ月連続の下降となった 遅行指数は 前月 (107.8 ポイント ) を 1.3 ポイント上回り 2 ヵ月振りの上昇となった 2 一致指数の動向寄与度をみると 有効求人倍率が 6 ヵ月連続のマイナス 最終需要財出荷指数 百貨店 スーパー販売額 手形交換金額 (1 枚当たり ) が 2 ヵ月連続のマイナス 所定外労働時間指数が 2 ヵ月振りのマイナス 生産財出荷指数が 4 ヵ月振りのマイナスであった 一方 雇用保険受給者実人員が 3 ヵ月振りのプラス 建築着工床面積 ( 鉱工業 ) が 2 ヵ月振りのプラス 鉱工業生産指数が 3 ヵ月連続のプラスであった 内訳をみると 最終需要財出荷指数がマイナス 0.94 ポイント 生産財出荷指数がマイナス 0.87 ポイント 有効求人倍率がマイナス 0.61 ポイント 百貨店 スーパー販売額がマイナス 0.41 ポイント 手形交換金額 (1 枚当たり ) がマイナス 0.28 ポイント 所定外労働時間指数がマイナス 0.14 ポイント これらの指標の動きが下降に寄与した ( 福島県 福島県景気動向指数 平成 29 年 11 月公表分 ) 15