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第2節 茨木市の現況

地域子育て支援拠点事業について

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定



希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

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流山市子ども・子育て会議

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

第 1 部 施策編 4

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

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01表紙福島

第1章 計画の目指すもの

平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

第2節 茨木市の現況

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

平成 27 年 3 月 田川市

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私立幼稚園の新制度への円滑移行について

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平成24年度「全国自治体の子育て支援施策に関する調査」報告書

第3節 重点的な取り組み

( 学齢期の子どもの安全 安心な居場所の確保の必要性 ) 放課後子どもプラン として 留守家庭児童対策である放課後児童クラブと一体的あるいは連携しながら 地域の方々の参画を得て 全児童対策として放課後子ども教室推進事業が実施されているが 平成 19 年度に創設されたばかりであり 取組が十分に進んでい

整整合合 本計画は 第三次宜野湾市総合計画 ( 案 ) に則するものとして位置づけられます また 第 2 次宜野湾市男女共同参画計画 や他の関連する計画との整合性をもったものとして定めています 一方 本計画には母子の健康確保を盛り込むことが定められていることから 宜野湾市母子保健計画 は本計画に包含

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

3章第 1 節人口をめぐる現状と課題 主に対し 次世代育成支援のための行動計画の策定を義務づけ 年間の集中的 計画的な取組を推進している 年には 次世代育成支援対策推進法を一部改正した 改正内容としては主に 1 法律の有効期限を 年 3 月まで 年間延長 2 新たな認定 ( 特例認定 ) 制度の創設

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

かわごえ子育てプラン(川越市次世代育成支援対策行動計画)

PowerPoint プレゼンテーション

3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン

広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

第 1 章計画策定にあたって 1 計画策定の趣旨 用語説明 6 終戦直後のベビーブーム期には 4.32 だったわが国の合計特殊出生率は, その後低下を続け, 15 年には 1.29 と戦後最低の水準を更新しました こうした出生率の低下は, 先進国共通 の現象ですが, 先進諸国の中でも, アメリカ,

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

2 時間外保育 ( 延長保育 ) 事業 < 幼保運営課 > 単位 : 人 実施年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 27 年度 施設数 166 か所延利用児童数 55,983 人 ( 参考平成 26 年度 ) 施設数 129 か所延利用児童数

目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

1 広島市障害者計画の策定について

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計画策定の趣旨 本県においては これまで ふくいっ子エンゼルプラン や 第二次ふくいっ子エンゼルプラン そして次世代育成支援対策推進法 ( 以下 次世代法 という ) に基づく現在の 福井県元気な子ども 子育て応援計画 ( 以下 第一次計画 という ) を策定し 子育て支援のため様々な施策を実施して

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

3 社会全体が支える力 を大きくするために Ⅲ-3-1 結婚 妊娠 出産 育児の切れ目のない支援の推進 施策体系 123

 

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

第 5 章基本施策の展開 基本目標 1. 多様なニーズに応じた幼児期の教育 保育の環境整備 1-1. 子育てサポートの充実 (1) 現状と課題働く女性が増加し 仕事と子育ての両立の困難さや子育てそのものに対する不安感 負担感が増大していますが 子育ては依然として女性が多く担っているのが現状です この

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

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基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

平成 28 年度施策評価シート 基本目標 1 みんなで支え合い 未来につなぐまちづくり 基本施策 3 多世代連携による子育て支援の充実 単位施策名称 1 子育て世代への重点支援所管部 施策の方向性 結婚 妊娠 出産 育児 ( 未就園児 ) の切れ目のない支援を行う仕組みづくりを構築し 結婚支援を含め

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広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

第3部 次世代育成支援対策(前期行動計画) 第3章 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備

児童虐待防止対策体制総合強化プラン 平成 30 年 12 月 18 日 児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議決定 1. 目的 2016 年 5 月に全会一致で成立した児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 以下 平成 28 年改正法 という ) においては 子ども

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

机上配布 子どもが主人公分科会各委員提案のまとめ 課題 1 周産期医療 小児医療の確保 No 解決に向けた方策 ( 参考 ) 具体的な事業 取組みの例提案者 医療体制に課題がある中で 医療機関の負担を減らす取組 祖父母世代に相談できる関係 相談ダイヤルでの適切な助言 ダイヤルの周知 < 第 1 回

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

を生かした環境を構成することも求められます 3 安全で保健的な環境次に 施設などの環境整備を通して 保育所の保健的環境や安全の確保などに努めること としています 子どもの健康と安全を守ることは保育所の基本的かつ重大な責任です 全職員が常に心を配り 確認を怠らず 子どもが安心 安全に過ごせる保育の環境

資料1 第1回会議のポイントについて

男女共同参画に関する意識調査


我が国の女性の活躍推進に向けて

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

女性が働きやすい制度等への見直しについて

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資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

1 少子化に対する県民の問題意識 少子化に対する問題意識 約 9 割の人が少子化を問題であると回答しています 出生率低下に関する認識 原因 出生率低下の原因は 子育て費用の負担が大きい 安心して子育てできる社会制度が十分でない などと捉えられています 図表 1 少子化に対する問題意識 2.2% 2.

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

資料2:修正一覧

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0-1表紙

第 2 次ベビーブーム世代が30 歳代半ばにある現在 利用者のニーズを踏まえた更なる少子化対策の実現はもはや まったなしの状況 である 昨年 12 月には 子どもと家族を応援する日本 重点戦略 ( 以下 重点戦略 という ) 仕事と生活の調和( ワーク ライフ バランス ) 憲章 ( 以下 憲章 と

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

スライド 1

計画の今後の方向性

第1章 計画の概要

Ⅱ.1 ワーク ライフ バランス施策の定義と類型 (1) ワーク ライフ バランス施策とは work-life balance 1 (2) ワーク ライフ バランス施策の類型

ることのできる環境の充域での包括的サポー画推進のための() 幼児教育 保育サービスの充実 幼児教育 保育施設等の充実 ア ) 幼児教育 保育施設等の整備 施策のねらい 幼児教育 保育サービスの充実 は 共働きや多様な就労形態に対応した 本市の小学校就学前児童数は平成 8 年度以降減少していますが 共

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

Transcription:

参考資料 5-4 子どもと家族を応援する日本 重点戦略検討会議 重点戦略の策定に向けての基本的考え方 ( 中間報告 ) 抜粋 Ⅲ 地域 家族の再生分科会の議論の整理 平成 19 年 5 月 1 今後の人口構造の変化と地域 家族をめぐる課題 我が国においては 急速な少子化の進行に歯止めがかからない状況が続いている 本年 1 月に発表された社会保障審議会の人口構造の変化に関する特別部会における議論の整理においては 現在の急速な少子化の進行は決して国民が望んだものではなく 国民の結婚や出産 子育てに対する希望と実態との乖離が拡大していること 今後の人口構造の変化を念頭に置くと 若者 女性 高齢者の就労促進により労働力人口の減少の緩和を図るとともに これから生まれる子どもの数の減少をできるだけ緩和し 2030 年以降の急速な生産年齢人口の減少をカバーすることが必要であること そのためには 仕事と子育ての両立が困難で有配偶女性の労働力率が低いという構造 すなわち就業したいという希望と子どもを生み育てたいという希望の二者択一を迫られる構造を変える必要があること 各種の調査結果や研究結果からは 1 結婚には 家庭生活を送っていく上で必要な経済的基盤や雇用 キャリアの将来の見通し 安定性 2 出産には 子育てしながら就業継続できる見通しや仕事と家庭生活の調和の確保の度合い 3 特に第 2 子以降の出産には 夫婦間の家事 育児の分担度合いや育児不安の度合いの影響が示唆されることが明らかにされた これらの課題について戦略的に取り組むことが必要であり とりわけ 国民一人ひとりが労働者として仕事上の責任を果たしつつ 生活者として家族生活など個人や家族のライフステージに応じた多様な希望の実現を可能とする ワーク ライフ バランス の実現が重要である このような認識のもとで 当分科会の 1

検討テーマである地域 家族をめぐる課題を考えると 多様で公正な働き方の選択肢が充実し 結婚や出産 子育てと就労をめぐって様々な選択ができるような環境整備が進められる動きの中で どのような選択をとったとしても 子どもの成長を育むという家族の機能が果たされるよう 地域が家族を支援する体制を構築すること と整理できる このため 多様な働き方の選択と 結婚や出産 子育てとが 二者択一にならないよう 社会的な制度や地域の子育て支援のサービス基盤を整備していくことが求められる また どのようなライフスタイルを選択していたとしても 家庭における子育ては すべての人に共通する営みであるが これまで家族の役割に委ねられ これに対する支援の必要性の十分な認識が共有されてきておらず 特に 専業主婦の育児不安が強いままの状態が続いている 地域における人のつながりが希薄化する中で 家庭における子育てを地域が支え 子どもの育ちを保障する体制の構築の必要性も高まっている ワーク ライフ バランスの実現に向けた動きの中では このような支援の必要性は 専業主婦に限らず 多様な働き方で就労する男性にも 女性にも 共通する課題であり さらには 企業を含めた地域社会全体での取組が求められる問題である さらに 近年 児童虐待が増加しているが 子育ての孤立化の深まりや 子育て家庭を取り巻く経済的な状況の不安定化 様々な障害のある子どもに対する社会的支援の不足等により 家庭における子育て機能が十分に果たせないことによって困難な状況にある子どもや家庭に対する対応も課題となっている すべての子ども すべての家族を応援する という観点からは こうした様々な事情により困難な状況にある子どもや家族への支援についても 地域における子育て支援の延長線上の課題として取り組まれなければならない このように すべての子どもの育ちを支え 子どもの成長を育むすべての家族を 子育て中の人もそうでない人も含めて地域全体で支えていくということが 今日の地域 家族をめぐって取り組むべき課題であり 地域における子育て支援の基本的な理念とされなければならない 2 地域における子育て支援 - 家庭における子育て 親子関係への支援 地域の様々な主体による子育てへの配慮 (1) 地域子育て支援の基本的なメニューの面的な整備専業主婦 ( 夫 ) や育児休業中の者 短時間勤務など多様な働き方で就労しながら子どもと関わる時間を持つ者など 個々人が選択するライフスタイル ライフ 2

サイクルに合わせて すべての家庭に共通する家庭における子育て あるいは親子関係への支援体制を構築することが必要である 各種の子育て支援事業に関しては 各地方公共団体で次世代育成支援行動計画が策定され 計画的な整備が進められつつあるが 各市町村における整備状況には地域差も大きく 国全体で打ち出されている各種の支援メニューが 個々人の生活圏の単位では必ずしも利用可能な状態にはなっていない このため 1すべての子育て家庭に対する 全戸訪問 2 子育て中の誰もが利用できる 地域子育て支援拠点 3 専業主婦 ( 夫 ) や育児休業中の者のニーズにも対応する 一時預かり 4 特に困難な状況を抱える家庭に対する 訪問支援 をはじめとした継続的な支援を 地域子育て支援の基本的なメニューとして位置付け 子育て家庭の生活圏ごとに 面的に整備していくことが必要である また 乳幼児期 学童期など各段階に応じた子育て講座を 身近な地域において親の多くが集まる機会を活用して実施するなど きめ細かな家庭教育への支援が必要である (2) 当事者主体の取組の重視地域の子育て支援を進めていくに当たっては 親の子育て負担の軽減という観点のみならず ワーク ライフ バランスの実現が図られる中で 親の役割の肩代わりではなく 父親 母親がともに協力し 主体的に参画していくことを促すことが重要である NPO 等による特定の課題解決に向けた取組や 自治会等地域の住民組織による子育て支援活動などが展開されつつあるが このような子どもを育む地域住民のつながりの構築と人材の育成を図り これらと行政とが協働して子育て支援活動を展開する中で 地域の人々のつながりに支えられ 親が自ら学び育ち つながりの輪に加わっていくことを基本に置いた 当事者主体 の事業展開を図っていくことが必要である (3) 企業活動と子育て支援活動との連携 協働社会全体で子育てしやすい地域づくりを進めていく上では 働く者が子育てしやすい環境整備や 地域の子育て家庭が利用しやすい商品 サービスの提供 子育て世帯への優遇措置の適用など 企業活動の中に子育て支援の要素を織り込んでいくことが求められる 一部の地方公共団体では これらの取組を進める企業に対して 子育て応援の店 の登録制度を設けたり 入札資格における配慮等が行われているが このように 地域づくりの中で企業による子育て支援をバックアップする取組を普及していくことが必要である あわせて こうした取組が地域で進められていることが 子育て家庭に情報と 3

して伝わることが重要であり 一部地方公共団体で取り組まれているように 子育て当事者の参画の下で 子育て支援サイト や 子育てマップ の作成などの方法で 子育て家庭に伝わりやすい形で情報発信することは有効である このような取組を各地方公共団体で進める上では 次世代育成支援対策推進法に基づく地域行動計画の策定プロセスへ 企業やその従業員 子育て中の当事者等が参画するなどの体制を整備することも求められる 3 多様な働き方を支える保育をはじめとする子育て支援サービス (1) 内容 量ともに多様で弾力的な3 歳未満児の保育サービスの拡充出産 子育てと就労に関して 多様な選択が可能となる中で 出産の前後を通じて就労を継続する女性の割合は 今後高まっていくことが予想される 有配偶の女性の労働力率が8 割程度となっているフランスやスウェーデンでは 認可保育サービスを利用する3 歳未満児の割合が4 割以上となっており 現在 この割合が2 割程度となっている我が国においても 就業継続を希望する者が 質の保障された保育サービスが得られないことによりそれを断念している状況を克服する保育環境の整備が課題となる 3 歳未満児については 育児休業明けでの年度途中入所が必要な場合が多く また 短時間勤務などの働き方の多様化に対応するためにも 多様で弾力的なサービスの仕組みの検討が必要である また 短時間や隔日 夜間帯や休日など 多様な就労時間 就労形態に対応した保育時間の設定や 病児 病後児の対応など 多様なニーズに合った保育サービスの提供も課題である このような状況に的確に対応していくためには 保育所による保育サービスの拡充だけでなく 家庭的保育 ( 保育ママ ) の充実や その質を確保し安心して子どもを預けられる仕組みの検討 事業所内保育施設の地域での活用もあわせて進めていくことが必要である (2) 3 歳以上児の親の就労形態の変化への柔軟な対応 3 歳以上児については 保育所 幼稚園を合わせてみれば 量的な整備は進んでおり 一人ひとりの親のライフステージに応じた就労形態の変化に柔軟に対応できるよう また 地域の子育て支援の拠点としての位置付けを含め 就学前の子どものニーズに総合的に対応できる拠点として 認定こども園 制度の普及を図っていくことが必要である (3) 保育の質の確保と幼児教育機能の重視 4

子どもの育ち ( 発達 ) を保障する観点からは 量的な保育サービスの拡充が 保育の質の劣化を招くことのないよう配慮が必要である また 幼児期の教育は 生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり こうした幼児教育重視の流れの中で 保育所 幼稚園 認定こども園における教育機能の充実を図っていくとともに 小学校との連携を促進することが求められる (4) 学齢児の放課後対策学齢期の放課後対策については その普及状況を見ると地域差が大きく 放課後児童クラブ 18 年度まで実施した地域子ども教室のいずれも行われていない空白市町村も 未だ存在している また 放課後児童クラブは 主に小学校 1~ 3 年生を対象として進められてきたが 高学年期における安全な児童の居場所の確保や 多様な就労時間に対応した開所時間の設定も課題となっている さらに 本年度より 放課後子どもプラン の推進を図ることとしているが これを展開していく上で 子ども同士の交流や 退職者 高齢者などを活用した地域とのつながりを大切にする取組も求められている こうした実状を踏まえ 全小学校区への 放課後子どもプラン の普及を図ることにより 幼児期から 高学年期まで円滑に 安全で健やかな活動場所を確保し 多様なニーズに対応した柔軟なサービスを提供していくことが必要である (5) 親も責任を持ち主体的に参画するサービス運営親は単にサービスの受け手という発想ではなく 多様な経験や能力を持つ親の力を活かし 親の意見を活動に組み入れるとともに 親も責任を持って関わり 親同士が共に子どもの育ちの場をつくり出す仲間としてつながり 子どもとの関わりを深められ 親もともに育つようなサービス運営の在り方について検討する必要がある 具体的には 諸外国にみられるファミリー保育のような親仲間が主体となり運営する形態での家庭的保育や 保育所の運営 放課後子どもプラン等学齢児の諸活動に対する主体的な親の参画や 建設的な意見を反映する方策の検討が必要である 4 困難な状況にある子どもや家族を支える地域の取組強化 - 虐待等により家庭での養育が困難となった子どもたちに対する養護の拡充 (1) 家庭的養護の拡充等の社会的養護の質の向上に向けた取組児童虐待の増加等に伴う子どもの状態の多様化 複雑化に対応するため 社会的養護の質の向上に向けた見直しが求められている このため 社会的養護を必要とする子どもたちを 家庭的な環境で養護してい 5

くため 里親委託 小規模グループ形態の住居 施設の検討 施設におけるケア単位の小規模化 地域化をさらに推進するとともに 子どもに対して最も適切な支援を実施できるような施設体系のあり方や 治療的ケアを含めた施設機能の強化 家庭支援を含め地域全体で子どもを支えるための関係機関間の調整と役割分担による対応など地域ネットワークの確立について 検討していくことが必要である また 児童養護施設に入所している子どもの高校卒業後の進学率が低いこと等の実状を踏まえ 就労や進学の支援や施設退所後の支援など年長児の自立支援のための取組の拡充を図っていくことが求められる また 支援の質の向上を図るため 社会的養護を担う人材とその専門性を確保するための仕組みを検討していくことが必要である (2) 子どもの権利擁護の強化とケアの質の確保に向けた対策施設内虐待が相次いでいるが 子どもの権利を守るべき機関において 権利の侵害が起こることは許されるものではない この防止等を図るため 再発防止に有効な仕組みの導入や 第三者評価の充実 子どもが意見を表明する機会の担保等 子どもの権利擁護とケアの質の確保を図る仕組みを検討する必要がある (3) 社会的養護体制の拡充方策社会的養護を必要とする子どもの数の増加や子どもの状態の多様化 複雑化に対応するため 都道府県等において整備目標を含めた整備計画を策定し これに基づいた計画的な整備を行う仕組みを検討する必要がある 5 安心して生み育てられる産科 小児科医療体制の確保 すべての地域において 子どもを安心して生み育てられるよう 必要な産科 小児科の医療体制を確保するため 医師が集まる拠点病院づくり 周産期医療ネットワークをはじめとした医療機関相互のネットワークの構築等の対策が進められているところであり 引き続き 実効性ある対策を推進していくことが必要である 6 国民運動の展開 - 自然に子育ての楽しさや大切さが受け継がれる国民運動の展開 様々なライフスタイルの選択を受け止めた上で 孤立化しがちな今日の環境の中での子育ての大変さを理解し 6

子どもを育てている人も 育てていない人も含め 社会全体で 生命を次代に伝え育んでいくことや 子どもを慈しみ 守り育てることの大切さについての認識を共有し ワーク ライフ バランスの推進とともに 家族の中での分担 特に男性の家事 育児分担を進め 家族構成員間の絆をより深め 家族を支える地域の取組を進め どの程度環境が改善しているのか情報を共有する国民運動を展開し 自然に子育ての喜びや大切さが これから子どもを生み育てていく若い世代に また 子どもたち自身に受け継がれていくことが必要である 7 まとめ ここまで述べてきた家庭における子育てを支える地域の子育て支援や 多様な働き方を支える子育て支援サービスの拡充 さらには困難な状況にある子どもや家庭を支える地域の取組の強化については いずれも 地方公共団体 とりわけ基礎自治体が 個々人の生活圏域において 子育ての当事者や地域住民の参画のもとで それぞれの地域の実情を踏まえてニーズに応えていくことが求められている 基礎自治体において このような施策展開が着実かつ持続的に進められるよう 財源の確保を含めた制度的な枠組みについて 検討していくことが必要である 7