社会福祉施設等における非常災害対策に係る調査結果について ( 高齢者施設に係る調査結果の抜粋 ) 平成 28 年 8 月 台風 10 号に伴う暴風雨及び豪雨により 岩手県岩泉町の認知症グループホームで多数の入居者が死亡したことをはじめ 道内においても 南富良野町などで社会福祉施設等が甚大な被害を受け

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Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

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正誤表

写 社福第 号 平成 28 年 10 月 19 日 各社会福祉施設等の長 様 埼玉県福祉部長田島浩 ( 公印省略 ) 社会福祉施設等における非常災害対策計画の策定の手引 について ( 通知 ) 本県の福祉行政の推進につきましては 日頃格別の御協力をいただき厚くお礼申し上げます さて 本

2 消防法令違反等の是正の徹底消防法令違反等の防火安全上の不備事項が認められた施設等について 特に違反が多く認められた防火管理面の対策の徹底等 重点的な是正指導を推進する 3 避難対策の充実等夜間を想定し 施設等の構造 入所者の人数 管理体制等の具体的状況に即した避難訓練の実施により 適切な避難誘導

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事務連絡 平成 27 年 3 月 31 日 各都道府県消防防災主管課 東京消防庁 各指定都市消防本部 御中 消防庁予防課 認知症高齢者グループホーム等の火災対策の充実のための介護保険部 局 消防部局及び建築部局による情報共有 連携体制の構築に関するガイドラインに係る執務資料の送付 認知症高齢者グルー

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

2 スプリンクラー設備の設置基準の見直し 消防法施行令第 12 条第 1 項関係 スプリンクラー設備を設置しなければならない防火対象物又はその部分に 次に掲げるもの 火災発生時の延焼を抑 制する機能を備える構造として総務省令で定める構造を有するものを除く で延べ面積が 275 m2未満のものが追加さ

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

老総発 0909 第 1 号老高発 0909 第 1 号老振発 第 1 号老老発 0909 第 1 号平成 2 8 年 9 月 9 日 都道府県 各指定都市 中核市 介護保険主管部 ( 局 ) 殿 厚生労働省老健局総 務 課 長 ( 公 印 省 略 ) 高 齢 者 支 援 課 長 (

国土技術政策総合研究所 研究資料

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

市町村名 担当課名 電話番号 FAX 番号 E メールアドレス 備考 本山町 総務課 大豊町 総務課

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Microsoft Word - 有料事故報告依頼文

(頭紙)公布通知

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土砂災害防止法制定の背景 土砂災害は毎年のように全国各地で発生しており 私たちの暮らしに大きな影響を与えています また その一方で 新たな宅地開発が進み それに伴って土砂災害の発生するおそれのある危険な箇所も年々増加し続けています そのような全ての危険箇所を対策工事により安全な状態にしていくには 膨

別添 社会福祉法人会計基準の制定について ( 平成 23 年 7 月 27 日厚生労働省雇用均等 児童家庭局長 社会 援護局長 老健局長連名通知 )- 対照表 - 雇児発 0727 第 1 号 雇児発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 社援発 0727 第 1 号 老 発 0727

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はじめに 道では 北海道行政基本条例 に基づき 道政の基本的な方向を総合的に示す計画として 新 北海道総合計画 を策定し 政策展開の基本方向の一つとして 安心で心豊かな北海道ライフスタイル を掲げ 安全 安心な生活の確保 に向け 防災 減災の体制づくり を進めています 保健福祉部では 特に 子ども

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第 3 章 1. の既往調査研究 1で紹介した 小規模多機能サービスに関する調査報告書 にも指摘されていたように 小規模多機能サービス事業所の整備にあたっては 建築基準法 消防法上の取り扱いの点で検討の余地を残している これに関して 2006 年 1 月に長崎県大村市の認知症高齢者グループホームで発

01 表紙 老人保健課

1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

(案)

指定保育士養成施設の各年度における業務報告について新旧対照表 ( 下線部 : 変更箇所 ) 改正後 現行 雇児発 0722 第 6 号 雇児発 0722 第 6 号 平成 22 年 7 月 22 日 平成 22 年 7 月 22 日 一部改正雇児発 0808 第 4 号 一部改正雇児発 0808 第

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

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障発 第 7 号 平成 31 年 2 月 15 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 障害者に対する航空旅客運賃の割引について の一部改正について ( 通知 ) 身体障害者 知的障害者及び精神障害者に係る航空旅客運賃

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Taro 社福軽減(新旧)

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1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

01 表紙 老人保健課

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障害児・発達障害支援_

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

- 1 - かつ多数の者が利用する施設(地下に建設が予定されている施設又は地下に建設中の施設であって 不特定かつ多数の者が利用すると見込まれるものを含む )をいう 以下同じ )であって 当該地下街等と連続する施設から浸水するものの存する区域を含めて行うことができる (洪水浸水想定区域の指定の際の明示

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地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

なお 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の 4 第 1 項の規 定に基づく技術的助言として発出するものであることを申し添える 2

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既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

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の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

消防災第 71 号 平成 22 年 2 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長殿 総務省消防庁国民保護 防災部防災課長 ( 公印省略 ) 公務員の消防団への入団促進について ( 通知 ) 消防団員は 普段はそれぞれに他の職業をもつ地域住民により構成され 非常災害が発生した際に 自らの地域は自らで守

老発第    第 号

事務連絡平成 23 年 3 月 22 日 各都道府県介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省老健局介護保険計画課高齢者支援課振興課老人保健課 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による被災者に係る利用料等の取扱いについて 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による災害発生に関し 介護

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

第3章 指導・監査等の実施

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

事務連絡 平成 31 年 4 月 23 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課地域生活支援推進室 サービス管理責任者等研修の見直しに関する Q&A 等について 平素より障害保健福祉行政の推進に御尽力いただき厚く御礼申し上げます サービス管理責任者及び児

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事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

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地域支援事業交付金の算定方法について

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

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土砂災害防止法よくある質問と回答 土砂災害防止法 ( 正式名称 : 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関 する法律 ) について よくいただく質問をまとめたものです Ⅰ. 土砂災害防止法について Q1. 土砂災害は年間どれくらい発生しているのですか? A. 全国では 年間約 1,00

 

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病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

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本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

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2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

(1) 利用者の数が同時に 10 人を超える (11 人以上 ) 場合 1 専任の常勤医師が1 人以上勤務していること 2 専任の常勤医師が 休暇や出張等により不在の場合は 専任の常勤医師との緊急時の連絡体制を整えておくことが必要 3 医師の配置について 勤務状況を確認できる書類 ( 勤務表 ) を

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2 居宅サービス事業所の状況

平成 30 年度年法律第 57 号 ) 等により 要配慮者利用施設は 避難確保計画等の自然災害に関する計画 ( 以下 災害計画 という ) を作成することとなっており 災害計画の作成を促進するため 貴殿におかれても必要な支援に努められたい また 市町村が行う避難勧告等の発令に関する各種取組への積極的

Transcription:

非常災害対策について < 介護保険施設 事業所における非常災害対策への取組 > 昨年の台風による水害等の被害が発生したことから 火災に加え 地域の特性 ( 沿岸 山間地域の別や土砂災害危険の有無等の立地環境 ) 等を考慮し 地震 津波 風水害その他の自然災害に係る対策の取組が必要となります 以下の点について ご留意いただき 非常災害に係る対策の強化をお願いします 避難確保計画の作成 避難訓練の実施が義務化平成 29 年 5 月 19 日に 水防法等の一部を改正する法律 が公布され 水防法 及び 土砂災害防止法 の改正により 浸水想定区域や土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設は 避難確保計画の作成及び避難訓練の実施が義務化されました なお 避難確保計画の作成 変更した際は 市町村へ報告しなければなりません 避難確保計画の作成 点検に当たっては 国交省の 避難確保計画の作成の手引き 避難計画点検マニュアル 等を参考としてください 道でも手引きを策定予定 国交省作成の手引き等の掲載場所 : http://milt.go.jp/river/bousai/main/saigai/jouhou/jieishuibou/bousai -gensai-sui bou02.html スプリンクラー等消防用設備の設置期限平成 25 年 12 月にスプリンクラー等の消防用設備等の基準が改正され 既存施設の経過措置期間は来年 3 月末までとなっていますので 設置義務など消防機関に確認の上 早急に対応してください ( 改正後 ) スプリンクラーは施設面積に関係なく設置が必要 ( 消防法施行令第 12 条第 1 項 ) 自動火災報知設備は施設面積に関係なく設置が必要 ( 消防法施行令第 21 条第 1 項 ) 火災通報装置は自動火災報知設備と連動しなければならない ( 消防法施行規則第 25 条第 3 項 ) 避難準備情報等の名称変更等について災害対策基本法第 56 条の市町村長による避難準備及び第 60 条の市町村長による避難勧告 指示について 避難勧告等の判断 伝達マニュアル作成ガイドライン ( 平成 27 年 8 月 ) で規定されている名称を下記のとおり変更し 高齢者等が避難を開始する段階などを明確にされました なお 名称変更を含め 避難勧告等の判断 伝達マニュアル作成ガイドライン は 平成 29 年 1 月において 避難勧告等に関するガイドライン に改訂されました ( 変更前 ) ( 変更後 ) 避難準備情報 避難準備 高齢者等避難開始 避難勧告 避難勧告 避難指示 避難指示 ( 緊急 ) 本通知 :http://www.bousai.go.jp/oukyu/hinankankoku/guideline/guideline_2016.html ( 平成 28 年 12 月 26 日付け府政防第 1416 号 消防災第 184 号 ) 避難勧告等に関するガイドラインの掲載場所 : http://www.bousai.go.jp/oukyu/hinankankoku/h28_hinankankoku_guideline/index.htm l

社会福祉施設等における非常災害対策に係る調査結果について ( 高齢者施設に係る調査結果の抜粋 ) 平成 28 年 8 月 台風 10 号に伴う暴風雨及び豪雨により 岩手県岩泉町の認知症グループホームで多数の入居者が死亡したことをはじめ 道内においても 南富良野町などで社会福祉施設等が甚大な被害を受けたことを踏まえ 施設利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化 徹底に向けた対策に資するため 道内の社会福祉施設等における非常災害対策計画策定状況や避難体制の確保状況などを調査した 調査結果については 北海道保健福祉部福祉局施設運営指導課のホームページを参考にしてください Ⅰ 調査概要 1 調査対象施設数及び回答数 ( 率 ) 調査対象施設等数 回答数 回答率 未回答数 社会福祉施設等 8,796 施設 7,897 施設 89.8% 899 施設 高齢者施設等 3,371 施設 2,971 施設 88.1% 400 施設 調査対象施設数は H28.8.31 現在 調査対象の社会福祉施設等の種別は 高齢者施設 障がい者施設 障がい児施設 児童 施設 保護施設 政令市 ( 札幌市 ) 及び中核市 ( 旭川市 函館市 ) に所在する施設を除く 2 調査時点平成 28 年 12 月末 3 調査項目 (1) 施設等の立地条件 ( 災害計画区域等 ) (2) 非常災害対策計画の策定状況 ( 想定する災害ごと ) (3) 計画に盛り込んだ項目 ア 施設等の立地条件 ( 地形など ) イ 災害に関する情報の入手方法 ( 避難準備情報 等の入手方法など ) ウ 災害時の連絡先及び通信手段 ( 自治体 家族 職員 等 ) エ 避難を開始する時期とその判断基準 ( 避難準備情報が発令された時など ) オ 避難場所 ( 市町村が指定する避難場所 施設内の安全なスペースなど ) カ 避難経路 ( ルートの本数 所要時間など ) キ 利用者ごとの避難方法 ( 車いす 徒歩など ) ク 災害発生時の人員体制 指揮系統 ( 参集方法 役割分担 避難に必要な職員数 ) ケ 停電 断水時の対応 コ 関係機関との連携体制 サ 避難 救出その他必要な訓練及び防災教育 シ その他 ( 備蓄品リスト 利用者情報 ) (4) 避難等訓練の実施状況 (5) その他 ア 停電時の対応 ( 自家発電装置の確保状況 イ 事業継続計画 (BCP) の策定状況 ウ 災害時の施設間避難協定の締結状況

Ⅱ 調査結果 ( 抜粋 ) 1 立地条件 (1) 高齢者施設等の立地場所が 法令等に基づく災害危険区域に該当しているか 3,371 施設のうち 1,168 施設 (34.6%) が該当 (2) 区域の種類別 1 浸水想定区域 3,371 施設のうち 708 施設 (21.0%) が該当 浸水想定区域洪水浸水想定区域雨水出水浸水想定区域高潮浸水想定区域 708 施設 679 施設 217 施設 42 施設 2 土砂災害警戒区域等 3,371 施設のうち 230 施設 (6.8%) が該当 土砂災害警戒区域等土砂災害警戒区域土砂災害危険箇所山地災害危険地区 230 施設 125 施設 152 施設 48 施設 3 津波災害警戒区域北海道において 指定なし 4 火山災害警戒地域 3,371 施設のうち 262 施設 (7.8%) が該当 2 非常災害対策計画の策定状況 (1) 非常災害対策計画の策定状況 1 火災 地震に対応した非常災害対策計画の策定状況 3,371 施設のうち 2,310 施設 (68.5%) が該当 2 火災 地震に関する計画に加え 立地条件に対応した非常災害対策計画の策定状況 3,371 施設のうち 2,126 施設 (63.1%) が該当 (2) 非常災害対策計画で対応している災害ごとの状況 (3,371 施設 ) 災害の種類 対 応 未対応 対応予定あり 共 a. 火災 2,507 (74.4%) 464 (13.7%) 62 (13.4%) 通 b. 地震 2,313 (68.6%) 658 (19.5%) 199 (30.2%) c. 風水害 1,914 (56.8%) 1,057 (31.3%) 374 (35.4%) 立地 浸水想定区域内 (708 施設 ) 483 (68.2%) 225 (31.8%) 70 (31.1%) 条件 d. 土砂災害 463 (13.7%) 2,508 (74.4%) 92 (3.7%) に応 土砂災害警戒区域等 (230 施設 ) 130 (56.5%) 100 (43.5%) 30 (30%) じて e. 津波災害 547 (16.2%) 2,424 (71.9%) 88 (7.3%) 策定 f. 火山災害 265 (7.8%) 2,706 (80.3%) 96 (3.5% ) 火山災害警戒地域 (262 施設 ) 155 (59.2%) 107 (40.8%) 62 (57.9%) 未回答施設 :400 施設 (11.9%)

3 火災 地震に関する計画に加え 立地条件に対応した非常災害対策計画の内容 (1) 国が示した項目を網羅しているか 2,126 施設のうち 1,161 施設 (34.4%) が該当 国が示した項目 介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化 徹底について ( 平成 28 年 9 月 9 日付け老総発 0909 第 1 号 老高発 0909 第 1 号 老振発 09 09 第 1 号 老老発 0909 第 1 号 ) (2) 各項目ごとの状況 (2,126 施設 ) 国が示 してい 計画に盛り込むべき項目 計画の記載あり る項目〇 (1) 施設の立地条件 1,916 (90.1%) (2) 施設等の構造 設備 1,808 (85.0%) 〇 (3) 災害に関する情報の入手方法 1,894 (89.1%) 〇 (4) 災害時の連絡先及び通信手段の確認 2,045 (96.2%) 〇 (5) 避難を開始する時期 判断基準 1,731 (81.4%) 〇 (6) 避難場所 1,960 (92.2%) 〇 (7) 避難経路 1,617 (76.1%) 〇 (8) 避難方法 1,550 (72.9%) 〇 (9) 災害時の人員体制 指揮系統 日中 夜間は問わない 2,032 (95.6%) (10) 停電断水時の対応 ( 通所系事業所は除く1,460) 1,042 (71.4%) 〇 (11) 関係機関との連携体制 1,828 (86.0%) (12) 避難 救出その他必要な訓練及び防災教育 2,014 (94.7%) (13) その他 ( 備蓄品リスト 利用者情報 ) 1,831 (86.1%) 4 避難等訓練の実施状況 ( 平成 28 年 1 月 ~12 月 ) (1) 避難訓練の実施状況 1 火災 地震に対応した避難等訓練の実施状況 3,371 施設のうち 1,050 施設 (31.1%) が該当 2 火災 地震に関する計画に加え 立地条件に対応した避難等訓練の実施状況 3,371 施設のうち 761 施設 (22.6%) が該当 (2) 対応した災害ごとの非難等訓練の実施状況 (3,371 施設 ) 災害の種類 実施済 未実施 共 a. 火災 2,791 (82.8%) 180 (5.3%) 通 b. 地震 1,070 (31.7%) 1,901 (56.4%) c. 風水害 421 (12.5%) 2,550 (75.6%) 立地 浸水想定区域内 (708 施設 ) 158 (22.3%) 550 (77.7%) 条件 d. 土砂災害 105 (3.1%) 2,866 (85.0%) に応 土砂災害警戒区域等 (230 施設 ) 35 (15.2%) 195 (84.8%) じて e. 津波災害 222 (6.6%) 2,749 (81.5%) 策定 f. 火山災害 38 (1.1%) 2,933 (87.0%) 火山災害警戒地域 (262 施設 ) 26 (9.9%) 236 (90.1%) 夜間又は夜間想定の避難等訓練の実施 状況 ( 入所施設 2,283 施設 ) 1,553 (68.0%) 480(21.0%) 未回答施設 :400 施設 (11.9%)

5 その他 (1) 自家発電装置の確保状況 施設数 確 保 済 高齢者施設等 3,371 1,258 (37.3%) 入所系施設 2,283 968 (42.4%) 通所系事業所 1,088 290 (26.7%) (2) 事業継続計画 (BCP) BCP の策定状況については 3,371 施設のうち 策定済み 策定中 策定予定の施設をあわせると 1,032 施設 30.6% となっている 施設数 策定済み 策定中 策定予定 高齢者施設等 3,371 446 (13.2%) 175 (5.2%) 411 (12.2%) 入所系施設 2,283 302 (13.2%) 126 (5.5%) 292 (12.8%) 通所系事業所 1,088 144 (13.2%) 49 (4.5%) 119 (10.9%) (3) 災害時の施設間避難協定施設間避難協定の締結状況については 入所系施設 ( 短期入所を除く )1,840 施設のうち 締結済み 締結予定の施設は 545 施設 29.6% となっている 策定を検討中 策定予定なしの施設は 979 施設 53.2% となっており そのうち 同一法人内で対応が可能としている施設は 596 施設となっている 締結済み 締結予定とあわせると 1,141 施設 62.0% となる 施設数 同一法人内で 対応可能 入所系施設 ( 短期入所除く ) 1,840 協定締結済み 468 (25.4%) 協定締結予定 77 (4.2%) 協定締結を検討中 483 (26.3%) 協定締結予定なし 496 (27.0%) 596 (32.4%)

老総発 0 9 0 9 第 1 号老高発 0 9 0 9 第 1 号老振発 0 9 0 9 第 1 号老老発 0 9 0 9 第 1 号平成 2 8 年 9 月 9 日 都道府県 各指定都市 中核市 介護保険主管部 ( 局 ) 殿 厚生労働省老健局総 務 課 長 ( 公 印 省 略 ) 高 齢 者 支 援 課 長 ( 公 印 省 略 ) 振 興 課 長 ( 公 印 省 略 ) 老 人 保 健 課 長 ( 公 印 省 略 ) 介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化 徹底について 8 月 31 日に 岩手県下閉伊郡岩泉町の認知症高齢者グループホームにおいて 台風第 10 号に伴う暴風及び豪雨による災害発生により多数の利用者が亡くなるという痛ましい被害がありました 介護保険施設等は 自力避難困難な方も多く利用されていることから 介護保険施設等においては 利用者の安全を確保するため 水害 土砂災害を含む各種災害に備えた十分な対策を講じる必要があります これまでも 介護保険施設等における防災対策の強化について ( 平成 24 年 4 月 20 日老総発 0420 第 1 号 老高発 0420 第 1 号 老振発 0420 第 1 号 老老発 0420 第 1 号 ) 等のほか 今回の被害を踏まえ発出した 社会福祉施設等における非常災害対策及び入所者等の安全の確保について ( 平成 28 年 9 月 1 日雇児総発 0901 第 3 号 社援基発

0901 第 1 号 障障発 0901 第 1 号 老高発 0901 第 1 号 ) の各通知及び関係法令に基づき 介護保険施設等の非常災害対策に万全を期するよう 指導を行っていただいているところですが 今回の被害の状況を踏まえて特に留意すべき事項を下記のとおりまとめましたので 管内市町村及び貴管下介護保険施設等へ周知いただくとともに 都道府県 市町村におかれては 水害 土砂災害を含む非常災害時の計画の策定状況 避難訓練の実施状況 ( 実施時期等 ) に関し 指導 助言いただき その結果について点検いただくようお願いいたします また 下記 3に記載しているとおり 非常災害対策計画の策定状況や避難訓練の実施状況については 別紙項目について年末時点の状況を調査する予定ですので ご承知おきください なお 下記 1 2に記載する留意点については 下記 3に記載する調査対象施設に加えて 通所系サービスも含めて対応いただく事項となりますので 都道府県におかれては 併せて管内市町村に対し その旨の周知をお願いします なお 本通知につきましては 内閣府や消防庁等関係省庁及び省内関係部局と協議済みであることを申し添えます 記 1 情報の把握及び避難の判断について介護保険施設等の管理者を含む職員は 日頃から 気象情報等の公的機関による情報把握に努めるとともに 市町村が発令する 避難準備情報 避難勧告 等の情報については 確実に把握し 利用者の安全を確保するための行動をとるようにすること このため 災害時に市町村が発令する 避難準備情報 等を介護保険施設等が入手する方法について 停電等の場合も含め 予め所在市町村に確認すること また 避難勧告等の判断 伝達マニュアル作成ガイドライン ( 平成 27 年 8 月 19 日付内閣府策定 ) において 避難準備情報 発令の段階で 災害時要配慮者は 避難の開始が求められることから 予め定めた避難場所へ避難するなど適切な行動をとる旨 避難計画に定め 発令された際には適切に行動すること 避難勧告 や 避難指示 においても 適切に行動すること なお これらの実施に当たっては 内閣府が作成した別添 1 水害や土砂災害から命を守るために!~ 社会福祉施設など災害時要配慮者利用施設の管理者の皆様へ~ も参照すること 特に 近年 想定外 の大規模な災害が発生することも多いことから 過去の経験のみに頼ることなく 利用者の安全を確保するために必要な対応を最優先に検討し 早め早めの対応を講じること 避難準備情報 等に基づき 職員に求められる行動に関しては 別添 2 今後の水害等に備

えた警戒避難体制の確保について ( 周知依頼 ) ( 平成 28 年 9 月 2 日付事務連絡 ( 厚生労働省雇 用均等 児童家庭局総務課 社会 援護局福祉基盤課 社会 援護局障害保健福祉部障害福祉 課 老健局高齢者支援課 ) を参照願いたい 2 非常災害対策計画の策定及び避難訓練について介護保険施設等は 非常災害に関する具体的な計画 ( 以下 非常災害対策計画 という ) を定めることとされているが この計画では 火災に対処するための計画のみではなく 火災 水害 土砂災害 地震等に対処するための計画を定めることを想定しており 必ずしも災害ごとに別の計画として策定する必要はないが 水害 土砂災害 地震等地域の実情にも鑑みた災害にも対処できるものとすること 非常災害対策計画に盛り込む項目としては 以下の例が考えられる 非常災害対策計画は 実際に災害が起こった際にも利用者の安全が確保できる実効性のあるものとすることが重要であり 別添 3~5の資料も参考としながら 各介護保険施設等の状況や地域の実情を踏まえた内容とすること 具体的な項目例 介護保険施設等の立地条件( 地形等 ) 災害に関する情報の入手方法( 避難準備情報 等の情報の入手方法の確認等) 災害時の連絡先及び通信手段の確認( 自治体 家族 職員等 ) 避難を開始する時期 判断基準( 避難準備情報発令 時等 ) 避難場所( 市町村が指定する避難場所 施設内の安全なスペース等 ) 避難経路( 避難場所までのルート ( 複数 ) 所要時間等 ) 避難方法( 利用者ごとの避難方法 ( 車いす 徒歩等 ) 等 ) 災害時の人員体制 指揮系統( 災害時の参集方法 役割分担 避難に必要な職員数等 ) 関係機関との連携体制 等 また 非常災害対策計画の内容を職員間で十分共有するとともに 関係機関と避難場所や災害時の連絡体制等必要な事項について認識を共有すること さらに 避難訓練を実施し 非常災害対策計画の内容を検証し 見直しを行うこと その際には 夜間の時間帯にも実施するなど 混乱が想定される状況にも対応できるよう 訓練を実施すること 非常災害対策計画の策定過程においても 災害に関する情報の入手方法や避難場所等必

要な情報が施設内で共有されていない場合には 速やかに共有しながら 策定を進めること 非常災害対策計画の策定に際しては 地域の関係者と連携及び協力することとし 特に 地域密着型サービスにおいては 運営推進会議 等において 地域の関係者と課題や対応策を共有しておくこと 上記に記載した留意事項は 今般の事案の課題を踏まえたものであるが 既に発出されている通知等も踏まえて介護保険施設等における非常災害対策を講じること 非常災害対策計画策定の参考となる資料として別添 3~5の資料を添付するので 併せて参考とすること 3 点検及び指導 助言について都道府県及び市町村は 上記 1 2に記載した留意事項を踏まえ 介護保険施設等における水害 土砂災害を含む非常災害対策計画の策定状況及び避難訓練の実施状況について点検し 水害 土砂災害を含む非常災害対策計画が策定されていない場合 策定されているが項目等が不十分である場合については 速やかに改善し 遅くとも年内までに改善されるよう 指導 助言を行うこと また 避難訓練についても水害 土砂災害を含む避難訓練を実施できていない場合には 速やかに実施し 遅くとも避難訓練実施の予定を年内までに立てるように指導 助言を行うこと 別紙の3の対象施設における別紙の1 2に記載した項目について 今年末時点の状況を都道府県又は市町村において把握及び報告をお願いすることとなる なお 別紙の項目については 今後 状況により変更する可能性があることを予めご承知おき願いたい 参考となる資料 ( 別添 1) 水害や土砂災害から命を守るために!~ 社会福祉施設など災害時要配慮者利用施設の管理者の皆様へ~ ( 内閣府作成 ) ( 別添 2) 今後の水害等に備えた警戒避難体制の確保について( 周知依頼 ) ( 平成 28 年 9 月 2 日付事務連絡 ( 厚生労働省雇用均等 児童家庭局総務課 社会 援護局福祉基盤課 社会 援護局障害保健福祉部障害福祉課 老健局高齢者支援課 ) ( 別添 3) 防災ガイド BOOK( 震災対応編 ) ( 平成 25 年 11 月全国グループホーム連合会 ) http://gh-japan.net/pdf/disaster-prevention-guide.pdf

( 別添 4) 土砂災害( 河川の氾濫 ) 対応マニュアル ( 平成 28 年 9 月神戸市老人福祉施設連盟災害対策委員会 ) ( 別添 5) 高齢者施設における防災計画作成指針 ( 平成 25 年 1 月石川県健康福祉部 ) よりチェックシート等を抜粋 http://www.pref.ishikawa.lg.jp/ansin/wam/tuuchi/tuuchi_287.html

( 別紙 ) 調査項目案 ( 予定 ) 1 非常災害対策計画 1 水害 土砂災害を含む非常災害対策が策定されているか 2 1で策定されている非常災害対策計画に以下の項目がそれぞれ含まれているか 介護保険施設等の立地条件 災害に関する情報の入手方法 災害時の連絡先及び通信手段の確認 避難を開始する時期 判断基準 避難場所 避難経路 避難方法 災害時の人員体制 指揮系統 関係機関との連携体制 2 避難訓練 1 平成 28 年に水害 土砂災害の場合を含む避難訓練が実施されたか 2 されていない場合 実施予定時期はいつか 3 対象施設 介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設 養護老人ホーム 軽費老人ホーム 有料老人ホーム( サービス付き高齢者向け住宅の登録を受けているものを含む ) 認知症対応型共同生活介護 小規模多機能型居宅介護 看護小規模多機能型居宅介護 短期入所生活介護 通所介護事業所の設備を利用した夜間及び深夜の通所介護以外のサービス( 宿泊サービス )( 認知症対応型通所介護を含む ) 上記項目は厚生労働省において調査する予定の項目を示したものであり 非常災害対策として上記項目のみを実施すれば足りるというものではない 上記項目については 現時点で予定している項目であり 今後 項目の追加 変更等がありうる

要配慮者利用施設の所有者 管理者の皆さまへ ~ 要配慮者利用施設における円滑かつ迅速な避難のために ~ 土砂災害防止法の正式名称は 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律 です 水防法等の一部を改正する法律 が平成 29 年 5 月 19 日に公布されました これにより 要配慮者利用施設の避難体制の強化を図るために 水防法 土砂災害防止法 が改正されます 要配慮者利用施設 浸水想定区域や土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設 の管理者等は 避難確保計画の作成 避難訓練の実施が義務となります 浸水想定区域 氾濫 要配慮者利用施設 洪水浸水想定区域 とは 河川が氾濫した場合に浸水が想定される区域であり 河川等管理者である国または都道府県が指定します とは 社会福祉施設 学校 医療施設その他の主として防災上の配慮を要する方々が利用する施設です 1 避難確保計画の作成 市町村地域防災計画にその名称及び所在地が定められた施設が対象です えば浸水想定区域を置くもの ) 等例急傾斜地 医療施設 病院 診療所 助産所等 土砂災害警戒区域 社会福祉施設 老人福祉施設 保護施設 有料老人ホーム 認知症対応型老人共同生活援助事業の用に供する施設 身体障害者社会参加支援施設 障害者支援施設 地域活動支援センター 福祉ホーム 障害福祉サービス事業の用に供する施設 土砂災害警戒区域 とは 土砂災害が発生した場合に 住民等の生命又は身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり 都道府県知事が指定します 要配慮者利用施設 児童福祉施設 障害児通所支援事業の用に供する施設 児童自立生活援助事業の用に供する施設 放課後児童健全育成事業の用に供する施設 子育て短期支援事業の用に供する施設 一時預かり事業の用に供する施設 児童相談所 母子健康包括支援センター 学校 幼稚園 中学校 高等学校 特別支援学校 小学校 義務教育学校 中等教育学校 高等専門学校 義務付けの対象となるのは これら要配慮者利用施設のうち 市町村地域防災計画にその名称及び所在地が定められた施設です 避難確保計画 とは 水害や土砂災害が発生するおそれがある場合における施設利用者の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために必要な防災体制や訓練などに関する事項を定めた計画です 避難確保計画が実効性あるものとするためには 施設管理者等の皆さまが主体的に作成いただくことが重要です 作成した避難確保計画は 職員のほか 利用者やご家族の方々も日頃より確認することができるよう その概要などを共用スペースの掲示板などに掲載しておくことも有効です 避難確保計画の作成の手引き を国土交通省水管理 国土保全局のホームページに掲載いたしますので 計画作成の参考としてください 等 専修学校 ( 高等課程

2 市町村長への報告 避難確保計画を作成 変更したときは 遅滞なく その計画を市町村長へ報告する必要があります 避難確保計画を作成しない要配慮者利用施設の管理者等に対して 市町村長が必要な指示をする場合があります 正当な理由がなく 指示に従わないときは 市町村長がその旨を公表する場合があります 3 避難訓練の実施 避難確保計画に基づいて避難訓練を実施します 職員のほか 可能な範囲で利用者の方々にも協力してもらうなど 多くの方々が避難訓練に参加することで より実効性が高まります ハザードマップを活用するなどして 水害や土砂災害に対して安全な場所へ速やかに避難するなど 浸水想定区域や土砂災害警戒区域などの地域の災害リスクの実情に応じた避難訓練を実施することが重要です! 避難体制のより一層の強化のために 関係者が連携して取り組むことが重要です! 避難確保計画の作成 職員や利用者への学習会 避難体制の確認 避難訓練の実施 市町村地域防災計画 ( 避難場所 避難経路など ) ハザードマップに関すること施設の所在する市町村へお問い合わせください 浸水想定区域 土砂災害警戒区域等の指定に関すること洪水浸水想定区域についてはその河川を管理する河川事務所へ 土砂災害警戒区域等については都道府県へお問い合わせください 法改正に関すること 水防法関係 土砂災害防止法関係 問い合わせ先 国土交通省水管理 国土保全局河川環境課水防企画室 国土交通省水管理 国土保全局砂防部砂防計画課 TEL:03-5253-8111( 代表 ) URL:http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/index.html ( H29.5.26 )