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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

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調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

H30全国HP

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

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2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

①H28公表資料p.1~2

町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

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平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要)

平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

指導方法等の改善計画について

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

算数でも 知識 (A) 問題 活用 (B) 問題とも 全領域で全国平均を上回りました A 問題では 14 問中 12 問が全国平均を上回り うち8 問が5ポイント以上上回りました 下回った2 問は 直径と円周の長さの関係理解 と 除法で表す2 量関係の理解 でした B 問題では 10 問中 9 問が

H27 国語

平成 25 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の全体の結果 ( 国語, 算数 数学 ) は, 小学校, 中学校ともに, すべての領域で, 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 小学校は国語 AB, 算数 AB ともに, 数ポイント全国平均正答率を上回っていた 小

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 67.0% 考 察 話すこと 聞くこと では 相手や目的に応じて 理由や事例などを挙げなが ら筋道を立てて話すことができています 今後も

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

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国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 領域全国平均正答率下回っているやや下回っているほぼ同じやや上回っている上回っている 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特 質に関する事項 67.0% 漢字を正しく読んだり 文の中で正しく使

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

1

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

スライド 1

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

平成20年度

国語 求められている学力が見える 主として 知識 に関する問題では ほかの学習や実生活において活用できる知識 技能の習得が求められている 描写 要約 紹介 説明 記録 報告 対話 討論などの言語活動に必要な 基礎的な知識 技能を身につけていること 表現したり理解したりするための言語事項に関する 基礎

( 中学校調査 ) 1 時限目 2 時限目 3 時限目 4 時限目 5 時限目 国語 A (45 分 ) 国語 B (45 分 ) 数学 A (45 分 ) 数学 B (45 分 ) 生徒質問紙 (2 分程度 ) (6) 集計児童生徒 学校数 1 集計基準児童生徒に対する調査について, 平成 29

別紙様式 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果と考察及び対策について 東松島市立宮野森小学校 1 国語科 (1) 国語 A 平均正答率 ( 宮城県 全国との比較 ) 話す 聞く能力 書く能力 読む能力 言語についての知識 理解 技能 全体 県比較

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

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Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

< 中学校 A B 問題 > ( 単位 %) 教科富士見市埼玉県全国 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B < 中学校国語 A> ( 単位 %) 話すこと 聞くこと

国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

1-1 小学校国語 A( 調査時間 20 分 ) 基礎的 基本的な言語活動や言語事項に関する知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 で 12 設問で構成されている 本町の結果は 全国の平均正答率 栃木県の平均正答率とほぼ同じであった この調査では 学習指導要領の領域等として 話すこと 聞くこと

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

<H19 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平成 23 年度は震災のため中止となりました 豊能町立小学校全国学力学習状況調査結果 ( 平均正答率全国を 1 として ) H19 H20 H21 H

H30全国学テ 保護者校内お知らせ鏡文

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

依然として課題 問題例 記述式の問題について 依然として課題が見られる が見られる問題 小学 3 年国語平均正答率 46.0% 書くことが苦手 というように 漠然とした課題把 握では 課題改善はなかなか進みませんね 今後の指導 算数 数学科においては 算数 数学的用語を用いて 事実 方法 理由や根拠

【分析結果】H29朝来市立大蔵小学校

(2) 教科の問題結果から見られる特徴 基礎的な内容を問う問題については おおむね成果が見られるが 記述式の問 題や基礎的な内容を問う問題の一部に 依然として課題が見られる 主な成果主な課題 ( は問題形式による課題 ) 国語 学年別漢字配当表に示されている漢字を 指定された箇所の正しい筆順を示すこ

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

Transcription:

全国学力 学習状況調査の調査結果の活用による指導改善に向けた説明会 小学校国語 平成 24 年 9 月 26 日 ( 水 ) 学力調査官 教育課程調査官樺山敏郎 全国学力 学習状況調査の目的 * 義務教育の機会均等とその水準の維持 向上の観点から, 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し, 教育施策の成果と課題を検証し, その改善を図る * そのような取組を通じて, 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する * 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる 学力に関するデータを蓄積し, 課題に即した改善策を例示する ( エビデンスに基づいたPDCAサイクルの確立 ) 学習指導要領の趣旨や内容を問題の形にして全国の学校へ届ける ( 児童生徒に身に付けたい力 具体的なメッセージ )

お話をしたいこと 1 調査問題の基本的な枠組み 2 過去 4 年間 ( 平成 19 20 21 22 年度 ) の調査結果から見えてきた課題とその解決 平成 24 年度の調査結果に見る課題 3 全国学力 学習状況調査を活用した国語科授業改善のポイント 主として 知識 に関する問題 (A 冊子 ) 身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や, 実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識 技能など 調査問題の基本的な枠組み 実生活に生きて働く学力 主として 活用 に関する問題 (B 冊子 ) 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や, 様々な課題解決のための構想を立て実践し評価 改善する力などにかかわる内容など 実生活 : 国語科学習に加え, 各教科等の学習や生活, 家庭生活や地域での生活を含む ( 日常生活 社会生活 ) 国語の側面から捉えると, 実生活とは 言語生活 本や文章に親しむ生活 ( 読書生活 ) 音声や文字で表現する生活 ( 表現生活 ) 活用できる知識 技能として安定しているか? 知識 技能が目的や相手, 場面や状況に応じて活用できているか?

1 調査問題の基本的な枠組み 2 過去 4 年間 ( 平成 19 20 21 22 年度 ) の調査結果から見えてきた課題とその解決 平成 24 年度の調査結果に見る課題 3 全国学力 学習状況調査を活用した国語科授業改善のポイント 小学校国語 成果と課題の捉え方 出題した問題数 (4 年間 ) 計 111 問 ( 国語 A 69 問国語 B 42 問 ) 成果 4 年間の全国学力 学習状況調査において, 同じような趣旨のもとに複数年度にわたって出題し, その正答率が概ね 80% を上回る内容 課題 4 年間の全国学力 学習状況調査において, 同じような趣旨のもとに複数年度にわたって出題し, その正答率が概ね 70% を下回る内容

平成 19 年度小国 B1 一話し合いを計画的に進める < 交流計画の司会 > 協議の在り方~合意形成を図るための枠組みの必要過去 4 年間 ( 平成 19 20 21 22 年度 ) の調査結果から見えてきた課題 課題 1 話すこと 聞くこと 司会の役割を果たしたり, 立場や根拠を明確にしたりして話し合うこと 課題 2 書くこと 調べて分かった事実に対する自分の考えを, 理由や根拠を明確にして書くこと 課題 3 読むこと 物語に登場する人物についての描写や心情, 人物の相互関係を捉えること 課題 4 読むこと 目的に応じて必要となる情報を取り出し, それらを関係付けて読むこと 課題 5 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ( 言語事項 ) 複数の内容を含む文を分析的 統合的に理解すること 正答例 一度のたくさんの人で遊べること みんなでいっせいに遊べること たくさんの人で遊べること 正答率 63.1% 誤答例 一年生に人気がある 先に決めた条件 ぶらんこ, おにごっご 遊びの名前 司会者として発言された提案や意見を整理し, 要約しながら話合いを進めることが不十分である

過去 4 年間 ( 平成 19 20 21 22 年度 ) の調査結果から見えてきた課題 課題 1 話すこと 聞くこと 司会の役割を果たしたり, 立場や根拠を明確にしたりして話し合うこと 課題 2 書くこと 調べて分かった事実に対する自分の考えを, 理由や根拠を明確にして書くこと 課題 3 読むこと 物語に登場する人物についての描写や心情, 人物の相互関係を捉えること 課題 4 読むこと 目的に応じて必要となる情報を取り出し, それらを関係付けて読むこと 課題 5 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ( 言語事項 ) 複数の内容を含む文を分析的 統合的に理解すること 平成 20 年度小国 B3 二情報を読み取って書く < 図書館だより > 分かったことや考えたことを明確に書く目的に応じて情報を読み取り

正答率 33.0% ( 無解答率 17.5%) 正答例 家や図書館で一日に読書を全くしない 6 年生は, 約 20% もいることが分かりました 読書時間を増やすためには, 家での読書の目標や計画を立てたり, 学校や図書館で調べ学習をしたりすればいいと考えます (97 字 ) 誤答例 グラフの数値を正しく読み取ることができず, 分かったことが不適切 考えたことの理由や根拠が不十分である 理由となる事実 ( 数値や事例 ) を正しく引用して書いていない 過去 4 年間 ( 平成 19 20 21 22 年度 ) の調査結果から見えてきた課題 課題 1 話すこと 聞くこと 司会の役割を果たしたり, 立場や根拠を明確にしたりして話し合うこと 課題 2 書くこと 調べて分かった事実に対する自分の考えを, 理由や根拠を明確にして書くこと 課題 3 読むこと 物語に登場する人物についての描写や心情, 人物の相互関係を捉えること 課題 4 読むこと 目的に応じて必要となる情報を取り出し, それらを関係付けて読むこと 課題 5 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ( 言語事項 ) 複数の内容を含む文を分析的 統合的に理解すること

57.9% 付け)正答率 齋藤洋 たったひとりの伝説 による22 年度小国 A3 捉える平成 平成 19 年度小国 A5 文を構成するキャラクタライゼーション 正答例 ( ごんは,) ひとりぼっちの小ぎつねでした ( ごんは,) しだのいっぱいしげった森の中, あなをほってすんでいました 誤答例 そのまま書き写している 文末が不正確 人物像を把握するために叙述内容を分析的に捉えていない (人物の性格や特徴登場人物を関係付けて読む 正答率 65.3% 正答例 ( ア ) 母さん ( イ ) おじいちゃん ( ウ ) ぼく 誤答例 主人公である ぼく は捉えているが, 母さん と おじいちゃん との関係を的確に捉えていない 物語を読むときの基本ともなる主人公の心情や人物の相互関係を捉えていない 描写に着目しながら登場する人物の相互関係を

平成 24 年度小国 B3 雑誌を効果的に読む < 特集 マラソン > 目的に応じた読書生活を作るためにメディアを効果的に活用する過去 4 年間 ( 平成 19 20 21 22 年度 ) の調査結果から見えてきた課題 課題 1 話すこと 聞くこと 司会の役割を果たしたり, 立場や根拠を明確にしたりして話し合うこと 課題 2 書くこと 調べて分かった事実に対する自分の考えを, 理由や根拠を明確にして書くこと 課題 3 読むこと 物語に登場する人物についての描写や心情, 人物の相互関係を捉えること 課題 4 読むこと 目的に応じて必要となる情報を取り出し, それらを関係付けて読むこと 課題 5 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ( 言語事項 ) 複数の内容を含む文を分析的 統合的に理解すること

正答率 38.1% ( 無解答率 16.9%) 正答例 野口みずき選手, 渋井陽子選手, 高橋尚子選手の三人が 2 時間 19 分台の記録をもち, 世界第 10 位までに入っているからです (57 字 ) 誤答例 一つの記事のみから取り出したり, まとめたりしている また, 事実を根拠として挙げずに自分の考えだけを書いている 目的や意図に応じて, 必要となる事実を読み取ったり, 複数の情報を関係付けたりすることができていない 過去 4 年間 ( 平成 19 20 21 22 年度 ) の調査結果から見えてきた課題 課題 1 話すこと 聞くこと 司会の役割を果たしたり, 立場や根拠を明確にしたりして話し合うこと 課題 2 書くこと 調べて分かった事実に対する自分の考えを, 理由や根拠を明確にして書くこと 課題 3 読むこと 物語に登場する人物についての描写や心情, 人物の相互関係を捉えること 課題 4 読むこと 目的に応じて必要となる情報を取り出し, それらを関係付けて読むこと 課題 5 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 ( 言語事項 ) 複数の内容を含む文を分析的 統合的に理解すること

文と文との意味60.6% のつながりを理解し 文の論理を考えて書く正答率 平成 21 年度小国 A8 一文を二文に分ける文の意味のつながりを考え 正答例 そうにしていた ( だから,) ぼくは, これま 誤答例 不安そうだった ( だから,) 教えてあげたい ることになった ( だから,) 新しく委員にな 文の意味, 文と文との意味のつながりが捉えられていない 15.0% 分ける正答率 接続語を使って内容を平成 22 年度小国 A4 文の論理を考えて書く 正答例 開会式の集合時こくにおくれないように 誤答例 開会式の集合時こくにおくれないようにする 集合時こくにおくれないように 開会式 という言葉なし 必要な言葉を押さえて, 論理的な一文にすることができない

平成 19 年度小国 B2 新聞記事を書く < 環境問題 > 記述式問題 環境問題について, 見聞や体験を基にして自分の考えを書く 正答率 75.4% 比較的自由度の高い記述には抵抗が少ない 正答例 ごみとしてすてるようなものをできるだけ減らすことが大切です 店に行っておにぎりを一個しか買わなくてもふくろに入れてくれますが, そのふくろは使わずに家からバッグをもっていくようにしたいものです 平成 24 年度小国 B2 立場や意図を明確にして話し合う < 中学校の部活動 > 記述式問題 資料を読み取り, 質問をしたい内容を発表する 正答率 52.9% ( 無解答 14.4%) グラフを数値を引用し, それを根拠にして自分が考えたことを書くことに課題がある 正答例 満足している の割合をみると, 中学 2 年生の 29% に対して, 中学 3 年生はそれよりも 15% も高くなっています そのことから, 中学 3 年生に どのような理由で高くなるのですか と質問をしたいです

平成 21 年度小国 B2 表をもとに話し合う < 家の中のそうじや整とん > 肯定的な立場から資料を読み取り, 自分の考えを書く 正答率 25.9% 一定の立場に立ち, かつ数値を引用し, それを根拠にして自分が考えたことを書くことに大きな課題がある 記述式問題 正答例 平成 17 年の ときどきしている は 48% もいて, 約半分です いつもしている の 14% も合わせると,62% もあります だから, よく取り組んでいると思います 1 調査問題の基本的な枠組み 2 過去 4 年間 ( 平成 19 20 21 22 年度 ) の調査結果から見えてきた課題とその解決 平成 24 年度の調査結果に見る課題 3 全国学力 学習状況調査を活用した国語科授業改善のポイント

今後の国語科学習指導の在り方を検討し合う 全国学力 学習状況調査に対する関心 改善への意欲は? < 平成 22 年度学校質問紙 > Q H21 年度調査問題を授業の中で活用しましたか? 全国小 61.1 % 中 52.0% 各問題がどんな力を求めているかをよく知り, その上で課題を把握 分析し, 改善へ 単元のねらい, 題材, テキストとの関連をさぐる ( 年間指導計画への反映 ) 研究会における視点や課題に加える 出題の趣旨は? 設問の工夫は? 単元との関連は? なぜ, こんな結果に? こんな力が足りない! 取り組むべき方向は? まずは, ここから! Q 今後の国語科学習指導の在り方を検討し合う 国語科における 言語活動の充実 に関する教師と児童の反応 ~ 平成 24 年度質問紙調査より 教師に対して 国語の指導として, 目的や相手に応じて話したり聞いたりする授業を行いましたか ( よく )( どちらかといえば ) 行った 85.7% Q 国語の指導として, 様々な文章を読む習慣を付ける授業を行いましたか ( よく )( どちらかといえば ) 行った 83.1 % 児童生徒は Q 国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを話したり, 書いたりしていますか ( どちらかといえば ) 当てはまる 61.3% 26

今後の国語科学習指導の在り方を検討し合う 約 2 割の児童へのかかわり 今後の国語科学習指導の在り方を検討し合う 3 割 ~4 割が感じている感想や説明の難しさ

今後の国語科学習指導の在り方を検討し合う 2 割 ~3 割は 読書 があまり好きではない 今後の国語科学習指導の在り方を検討し合う 国語の授業で学習したことは将来社会に出たときに役に立つと思いますか 国語の勉強は好きですか 国語の正答率が高い傾向 国語の勉強は好き 国語の授業で学習したことは将来役に立つと思う

今後の国語科学習指導の在り方を検討し合う 全国学力 学習状況調査に対する関心 改善への意欲は? 非連続型テキストは, 教科書でも取り上げているの? 前から 書く力がないこと は分かっているけど, どんなところでつまずいているの? この問題は, 小学校 ( 中学校 ) と指導内容とどうつながっているの? この問題は, 年生の 教材に似ているね! 国語や算数 数学だけでなく, 各教科等を通じて大事にすべきこともありそうだね! 全国学力 学習状況調査資料一覧 ( 文部科学省 国立教育政策研究所発行 ) 報告書 授業アイディア例 解説資料 取組事例集 何より問題そのものを先生方に解いていただき, 子供たちの思考や言語操作を実感していただきたい その後, 問題の趣旨や意図を捉えていただきたい そして, 結果を考察し, 課題を全職員で共有するとともに, これからの改善の方向付けを図っていただきたい ( 日々の小さな授業改善の積み上げを!)