景気動向調査

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熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

平成10年7月8日

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

社団法人日本生産技能労務協会

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

2018 年の山形県とその周辺の地震活動 1. 地震活動の概況 2018 年に 山形県とその周辺 ( 図 1の範囲内 ) で観測した地震は 2,250 回 (2017 年 :2,447 回 ) であった 山形県内で震度 1 以上を観測した地震は 図の範囲外で発生した地震を含めて 47 回 (2017

景気見通し調査 ( 平成 24 年 12 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 24 年 11 月 30 日

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営


第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

景気動向調査平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 概況 業況 DI は改善 来期は悪化するもプラスを維持する見込み 今期の全業種総合業況判断 DIは 前期比 2.5 ポイント上昇の 9. と改善した 製造業は前期比 1.5 ポイント上昇の 14. 非製造業は同 2.9

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ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1

目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

< 業種別 > D.I. 2 製造業主要判断 D.I. の推移 製造業 30/ /9 見込 /12 予想 < 製造業 > 当期 は 24.5( 前期比 +0.8) と景況感は横ばいであった

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滋賀県内企業動向調査 21 年 1- 月期定例項目結果 1. 自社の業況判断 (1) 自社の業況判断 DI は 四半期連続のプラス水準を維持も は 四半期ぶりにマイナス水準に低下 1. の動向 ( 図 1-1) 今回の調査 (1 年 1- 月期 ) での自社の業況判断 DI は前回 (-9 月期 )

ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

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第49回「山形県内家計の消費動向調査」結果

平成22年7月30日

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

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SERIまんすりー2月号 今月のみどころ

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【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成28年11月度調査-~ 「景況感」と「中小企業等経営強化法の活用」についてお聞きしました ~

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[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93


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I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

平成22年7月30日

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「中小企業の景況感に関する調査」集計結果

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プレゼン

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目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

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2016 年 12 月 28 日日本政策金融公庫総合研究所 新規開業パネル調査 ~ アンケート結果の概要 ~ Ⅰ 調査の目的と実施要領 調査目的 実

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目 次 [Ⅰ] 調査方法 2 [Ⅱ] 地域区分図 3 [Ⅲ] アンケート調査票 4~5 [Ⅳ] 第 2 回不動産市況 DI 調査結果の概要 6 [Ⅴ] 設問ごとの回答内訳 [-1] 設問 2,3( 住宅地価格 ) 7~9 [-2] 設問 2,3( 商業地価格 ) 10~12 [-3] 設問 2,3(

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分析事例 の作成方法 分析に用いた DB 以下に示す DL ファイルは 全て 5 年の農業集落基準です 表名 ( ファイル名称 ) 表コード年次出典資料名利用項目対象列 農業経営体 _ 組織形態別経営体数 (SA9_5_5_ xlsx) (SA9 5_ xlsx) (SA9_5_5_ xlsx) S

中小企業の動向

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「平成20年夏季ボーナス支給予定に関するアンケート調査」集計結果

第2部

~ 売上額減少に伴い 収益も低下 ~ 収益面では 売上額判断 D.I. が 6.3( 前回 7.8) と 1.5 ポイント低下 収益判断 D.I. は 1.9( 前回 1.6) と 3.5 ポイント低下する結果となりました 来期の予想収益判断 D.I. は 27.8 と大幅な低下の見通しとなっていま

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スライド 1

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調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

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Ⅲ.2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要について 2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要については 増加する が 2 割台半ば (26. 4%) 資金需要の中身は 消費増税後の需要減退 ( 売上減少 ) への備え 消費税の納税資金の増加 がともに半数超 (50.6%) で最多 消費

平成 22 年 11 月 12 日 問い合わせ先 国土交通省土地 水資源局土地市場課課長補佐小酒井淑乃 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 (*) ( 平成 22 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目

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調査について 216.1~3 月期 調査方法について 伊勢崎商工会議所とアイオー信用金庫が共同し 伊勢崎市及び佐波郡玉村町内の企業 386 社にご協力いただき 面談または聴取りによる調査の回答を集計したものです 製造業 卸売業 小売業 建設業 サービス業のつの業種について3か月ごとに景気の動きを調査

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第 51 回 山形県内企業の景気動向調査 確報 ( 平成 29 年 5 月調査 ) ~ 業況は改善ながら 先行きは悪化の ~ 調査の要旨 県内企業の業況は 自社の業況判断を示す 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 6.( 前回調査比 9.1 ポイント上昇 ) と改善となり 平成 26 年 5 月調査以降 12 期ぶりにプラスに転じた 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると すべての項目で改善となり 中でも 売上高 営業利益 の改善幅が大きくなっている 業種別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 建設業が 11.6( 前回調査比 14.7 ポイント上昇 ) 製造業が 17.9( 前回調査比 11.9 ポイント上昇 ) 卸 小売業が 22.1( 前回調査比 6. ポイント下落 ) サービス業が 15.4( 前回調査比 17.3 ポイント上昇 ) と 卸 小売業で悪化となったものの その他 3 業種で改善となった 地域別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 村山南部が 2.8( 前回調査比.1 ポイント下落 ) 村山北部が 12.( 前回調査比 19.2 ポイント上昇 ) 最上が 7.1( 前回調査比.5 ポイント下落 ) 置賜が 7.4( 前回調査比 15.6 ポイント上昇 ) 庄内田川が 1.2( 前回調査比 4.8 ポイント上昇 ) 庄内飽海が 25.6( 前回調査比 18.7 ポイント上昇 ) と 村山南部と最上でほぼ横ばいとなり 村山北部 置賜 庄内田川および庄内飽海で改善となった 先行きは 自社の業況 DI 値 が 9.( 今回調査比 15. ポイント下落 ) と大幅に悪化の見込みとなっている 特別調査 夏季ボーナスについて尋ねたところ 全業種でみると 支給する と回答した企業の割合は 58.5% と前年 (56.8%) に比べ 1.7 ポイント上昇した 春季以降の賃金改定動向を尋ねたところ 賃上げを実施する企業の割合 ( ベア 定昇とも実施 + ベアのみ実施 + 定昇のみ実施 ) は 全業種で 51.6% と 5 割以上を占め 前年 (43.2%) に比べ 8.4 ポイント上昇した 平成 29 年 6 月

目次 I. 県内企業の業況... 1 1. 概況... 1 2. 業種別の動向... 2 (1) 業種別の概況... 2 (2) 業種別 DI 値の動向... 3 1 建設業... 3 2 製造業... 5 3 卸 小売業... 7 4 サービス業... 9 3. 地域別の動向... 11 (1) 地域別の概況... 11 (2) 地域別 DI 値の動向... 12 1 村山南部... 12 2 村山北部... 13 3 最上... 14 4 置賜... 15 5 庄内田川... 16 6 庄内飽海... 17 II. 景気の天気予報図... 18 III. 特別調査... 19 1. 夏季ボーナスについて... 19 (1) 支給予定動向... 19 (2) 支給予定額... 21 2. 春季以降の賃金改定動向について... 23 < 参考資料 Ⅰ: 地域別 業種別回答率 >... 24 < 参考資料 Ⅱ: 調査の概要 >... 24

I. 県内企業の業況 1. 概況 現状判断 :5 期連続で改善 県内企業の業況は 自社の業況判断を示す 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) が 6.( 前回調査比 9.1 ポイント上昇 ) と改善となり 平成 26 年 5 月調査以来 12 期ぶりにプラスに転じた 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると すべての項目で改善となり 中でも 売上高 営業利益 の改善幅が大きくなっている 来期の : 大幅な悪化が見込まれる 先行きは 自社の業況 DI 値 が 9.( 今回調査比 15. ポイント下落 ) と大幅に悪化の見込 みとなっている 1 1 3 4 5 H23 11 図表 1 全業種 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 前年同期比の自社業況 DI 値 山形県 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 全業種前回調査比前回調査予測 売上高 営業利益 人員人手 資金繰り H 28.5(n=451) 9.6 (3.5) 19.9 1.4 9.1 15.8 7.1 H 28.8(n=457) 6.3 (3.3) 14. 7.2 6.6 19.1 8.5 H 28.11(n=435) 6. (.3) 11.9 6.5 5.2 24.8 5. H 29.(n=443) 3.1 (2.9) 1.1 3.2 5.9 25.3 4.3 H 29.5(n=419) 6. (9.1) 1.6 4.6 4.1 28.6 1.5 前回調査比 - - - (7.8) (1.) (3.3) (2.8) 先行き 9. - - 12.9 14.1 29.3 1.9 今回調査比 ( 15.) - - ( 17.5) ( 18.2) (.7) ( 9.4) 売上高 DI 値は建設業の 完成工事高 を含んだ数値 1

2. 業種別の動向 (1) 業種別の概況 業種別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 建設業が 11.6( 前回調査比 14.7 ポイント上昇 ) 製造業が 17.9( 前回調査比 11.9 ポイント上昇 ) 卸 小売業が 22.1( 前回調査比 6. ポイント下落 ) サービス業が 15.4( 前回調査比 17.3 ポイント上昇 ) と 卸 小売業で悪化となったものの その他 3 業種で改善となった 業況の先行きは 卸 小売業で改善が見込まれるものの 建設業 製造業 サービス業で悪化の見込みとなっている 図表 2 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 建設業製造業卸 小売業サービス業 3 1 1 3 4 5 H23 5 11 8 11 前年同期比の自社業況 DI 値 業種別 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 全業種建設製造卸 小売サービス H 28.5(n=451) 9.6 25.2. 23. 8.5 H 28.8(n=457) 6.3 9.2 1.5 23.4 4.6 H 28.11(n=435) 6. 3.2 2.9.2 1.9 H 29.(n=443) 3.1 3.1 6. 16.1 1.9 H 29.5(n=419) 6. 11.6 17.9 22.1 15.4 前回調査比 (9.1) (14.7) (11.9) ( 6.) (17.3) 先行き 9.. 8.2 13.4 15.5 今回調査比 ( 15.) ( 31.6) ( 9.7) (8.7) ( 3.9) 2

(2) 業種別 DI 値の動向 1 建設業 現状 : 大幅に改善 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 11.6( 前回調査比 14.7 ポイント上昇 ) と大幅に改善となり 平成 26 年 5 月調査以来 12 期ぶりにプラスに転じたが 背景として公共工事の増加傾向などの影響が考えられる 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 完成工事高 営業利益 手持工事高 が改善となった 来期の : 大幅な悪化が見込まれる 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が.( 今回調査比 31.6 ポイント下落 ) と大幅に悪 化の見込みとなっている 足元は公共工事請負金額が 3 月まで前年比増加傾向で推移したが 4 月は前 年を下回っており 先行き不透明な状況がうかがえる 3 1 1 3 4 5 H23 5 11 8 11 図表 3 建設業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 建設業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前年同期比の自社業況 DI 値 前回調査予測 完成工事高 H 28.5(n=13) 25.2 (.3) 37.7 25.2 32. 27.2 4.9 12.6 H 28.8(n=98) 9.2 (16.) 3.1 1. 15.3. 25.6 5.1 H 28.11(n=94) 3.2 (6.).4 4.2 11.7 3.2 4.4 3.2 H 29.(n=99) 3.1 (.1) 17.. 1. 2. 38.3 3. H 29.5(n=95) 11.6 (14.7) 13.2 4.2 7.3 7.3 33.7 1. 前回調査比 - - - (4.2) (8.3) (5.3) ( 4.6) ( 4.) 先行き. - - 26.3 29.5 27.4 33.7 12.6 今回調査比 ( 31.6) - - ( 3.5) ( 36.8) ( 34.7) (.) ( 11.6) 営業利益 手持工事高 人員人手 資金繰り 3

8 6 図表 4 建設業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 完成工事高営業利益手持工事高人員 人手資金繰り 4 4 6 H23 5 11 8 11 Q. 今期の業況について業界の声 現在 建築大型工事を受注し手持ち工事はあるが 土木公共工事の発注が無い ( 村山南 ) 工事量は変わらないが 労務費の上昇のため利益は少ない ( 村山南 ) 公共工事は見込めないので民間に力を入れていく ( 村山北 ) 手持ちの工事が少ないため 今期は厳しい状況になる ( 最上 ) 今期は住宅の新築 リフォームの受注が数件あるのでまずまずの状況 ( 置賜 ) 第 3 四半期に受注した工事が年度繰越となり 4~5 月は今までになく忙しい時期となる ( 庄内田川 ) 受注件数はさほど変わらないが 1 件当たりの受注額の格差から売上高 利益額に大きく影響している ( 庄内飽海 ) Q. 来期のや対策について 民間工事が比較的見込めるため完工高は伸びると思われるが 住宅などの工事を主に請け負っている事業所は相変らず厳しい状況と思われる ( 村山南 ) 年々施工する工事が無くなり先行き厳しい ( 村山北 ) 非常に厳しい 人員を増やし 教育 免許の取得に力を入れたい ( 最上 ) 来期も引き続きの物件の他 その他の工事等 ( 消雪関係 ) も助成金等を活用して進めていきたい ( 置賜 ) 公共工事が減るのため 他の営業分野の強化をはかる ( 庄内田川 ) 人員を増員して売上高を増やしたい ( 庄内飽海 ) 4

2 製造業 現状 :2 期連続で改善 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 17.9( 前回調査比 11.9 ポイント上昇 ) と 2 期連続で改善し DI 値のプラス幅が拡大した 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 仕入価格 が 3 期連続で悪化となったものの 売上高 は 2 期連続で改善しており 営業利益 資金繰り はプラスに転じた 人員 人手 は前回調査比 1.7 ポイント上昇し 人手不足感が増している 仕入価格 が大幅悪化となった背景として 原材料費高騰の影響などが考えられる 来期の : 悪化が見込まれる 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 8.2( 今回調査比 9.7 ポイント下落 ) と悪化の見込み となっている 3 1 1 3 H23 11 図表 5 製造業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 製造業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前年同期比の自社業況 DI 値 前回調査予測 売上高 H 28.5(n=129). (1.7) 1.7 3.1 3.1 14.7.8 16.3 7.8 H 28.8(n=134) 1.5 (1.5) 3.9 1.5 3. 3.7 12.7 14.2 6. H 28.11(n=134) 2.9 ( 4.4) 7.5 5.2.8 6.7 9. 18. 8.2 H 29.(n=134) 6. (8.9) 4.5 2.2.7 21.7 7.5.2 3.7 H 29.5(n=123) 17.9 (11.9) 9..3 13. 37.4 5.7 3.9 1.7 前回調査比 - - - (18.1) (13.7) ( 15.7) (1.8) (1.7) (5.4) 先行き 8.2 - - 4.1 4.1 41.5 17.1 25.2 11.4 今回調査比 ( 9.7) - - ( 16.2) ( 17.1) ( 4.1) ( 11.4) ( 5.7) ( 13.1) 営業利益 仕入価格 在庫状況 人員人手 資金繰り 5

図表 6 製造業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 売上高営業利益仕入価格在庫状況人員 人手資金繰り 1 1 3 5 7 9 H23 5 11 8 11 Q. 今期の業況について業界の声 液晶関連装置の受注が好調で 昨年よりも半期は経常収支で大幅改善が進んでいる ( 村山北 ) 今期の業況として 東京オリンピック案件やそれに付随した建築物の仕事が急激に出始める ( 最上 ) 今期来期は受注が上向いているので 売り上げは増える見込みだが仕入れ価格の上昇で利益は下がる見込み ( 置賜 ) 順調に推移しているが 品質に対する顧客の要望がますます高まっている ( 庄内田川 ) 今期は 主力のお客様からの比較的安定した受注が見込めた ( 庄内田川 ) 今期は売り上げ増よりは 利益率アップに重きを置き 組織改革 意識改革 環境改革に取り組んでいく 新製品の受注が拡大され 利益確保のための方策を進めている ( 庄内飽海 ) Q. 来期のや対策について 残業にて対応しているが 交代制にして工場の稼働時間延長を検討している ( 村山南 ) 世代交代が進みつつあり 社員の技能レベルアップが会社の業績向上につながるように 社内の人事などのシステム改革を実行する ( 村山北 ) 競合先との差別化 自社独自の進化 海外進出を果たし軌道に乗せたい ( 最上 ) 少ない人員でいかに効率的に業務を遂行できるかが今後のポイントと考え 今年度は改めて管理職者研修を開始すると同時に階層別研修を順次実施して 人造り を推進している ( 置賜 ) 現状及び従来の加工に付加した加工製品の開拓と新技術研究の加速を実行している ( 庄内田川 ) ユーザーの要望を含め 世の中の新素材の動向を見ながらこれに対応すべく第 2 の新製品開発を進めていく 従来の業務スタイルにとらわれず 新しい利益スタイルも模索する ( 庄内飽海 ) 6

3 卸 小売業 現状 :3 期ぶりに悪化 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 22.1( 前回調査比 6. ポイント下落 ) と 3 期ぶりに悪化となった 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると すべての項目で悪化となっている 人員 人手 以外の 5 項目がマイナスで推移しており 自社の業況 DI 値 とともに低調な推移が続いている 原材料費 輸送費の高騰に伴う販売価格の上昇などから消費低迷が進んでいると考えられる 来期の : 改善が見込まれる 業況の先行きは 13.4( 今回調査比 8.7 ポイント上昇 ) と一進一退の状況となっている 1 1 3 4 H23 11 図表 7 卸 小売業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 卸 小売業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前年同期比の自社業況 DI 値 前回調査予測 売上高 H 28.5 (n=113) 23. ( 3.6) 24.1 23.9 14.1 21.2 3.6 14.2 8. H 28.8 (n=115) 23.4 (.4) 14.2 33.9 15.6 6.9 12.1 1.4 19.1 H 28.11 (n=14).2 (3.2) 12.2 25. 14.4 14.4 7.7 15.4 14.4 H 29. (n=15) 16.1 (4.1) 15.4 14.3 16.1 24.8 5.7 17.2 1.5 H 29.5 (n=14) 22.1 ( 6.) 18.1 21.1 16.3 28.8 12.5 15.4 12.5 前回調査比 - - - ( 6.8) (.2) ( 4.) ( 6.8) ( 1.8) ( 2.) 先行き 13.4 - - 14.4 12.5 24. 15.4 23.1 9.6 今回調査比 (8.7) - - (6.7) (3.8) (4.8) ( 2.9) (7.7) (2.9) 営業利益 仕入価格 在庫状況 人員人手 資金繰り 7

図表 8 卸 小売業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 5 3 売上高営業利益仕入価格在庫状況人員 人手資金繰り 1 1 3 5 7 H23 11 Q. 今期の業況について業界の声 今期は新しい商材の売買と仕入れルートの増加が売り上げ 利益に貢献した ( 村山南 ) 温暖化と海外の成長国の魚乱獲が日本の水産業に打撃となり 漁獲量の減少から廃業に追い込まれている水産加工業者もあるなど 取り巻く環境は厳しい ( 村山北 ) 輸入商品が増え 資金準備が大変である 為替の変動が激しく 利益の安定が難しい ( 最上 ) 輸入時のトラブルが続き販売する玉がなく売り上げの低迷に歯止めがかからない 売りたくても売る物がないのは本当に厳しい ( 置賜 ) 今期も非常に厳しい状況が続くし 改善されるも立たない ( 庄内田川 ) 一般卸は依然低迷しているが 企業直需 大口需要家への販売は引き続き好調 ( 庄内飽海 ) Q. 来期のや対策について 来期に関しては不透明感があり読めないが 大きな変動点は今のところ見えず 施策の履行により若干の増収増益になるよう取り組んでいく ( 村山南 ) 新規事業の開拓に前向きに取り組んでいるが 人手の確保の難しさがさらに厳しくなってきている ( 村山北 ) 人員を募集してもなかなか良い人材が集まらない現状で 新たなことを始める前にまず 良い人材の確保のため休日の見直しや より働きやすい会社にしていくためにどのようにしていったらよいかさらに考えていく必要がある ( 置賜 ) IT 導入支援補助金や軽減税率補助金等の提案により導入企業が増える見込みで売り上げ増加が見込める ( 庄内田川 ) 公共事業に依存せず 一般顧客向け商品の取り扱い量を増やす ( 庄内飽海 ) 8

4 サービス業 現状 :4 期ぶりに改善 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 15.4( 前回調査比 17.3 ポイント上昇 ) と 4 期ぶりに改善し DI 値がプラスに転じた 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると すべての項目で改善となっている 土木建築サービス業など建設関連や観光関連などで業況改善の状況がみられる 来期の : 大幅な悪化が見込まれる 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 15.5( 今回調査比 3.9 ポイント下落 ) と大幅に悪 化し DI 値が再びマイナスに転じる見込みとなっている 4 3 1 1 3 4 5 6 H23 5 11 8 11 図表 9 サービス業 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 サービス業 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 前回調査比 前年同期比の自社業況 DI 値 前回調査予測 売上高 H 28.5 (n=16) 8.5 (5.5) 8.9 9.4 11.3 27.4. H 28.8 (n=11) 4.6 ( 3.9) 19.8 4.5.9 28.1 3.7 H 28.11 (n=13) 1.9 ( 2.7) 9.1 1. 1.9 29.1 6.8 H 29. (n=15) 1.9 ( 3.8) 17.5 1.9 6.7 27.6 5.7 H 29.5 (n=97) 15.4 (17.3) 2.9 12.4 11.3 35. 6.2 前回調査比 - - - (14.3) (18.) (7.4) (11.9) 先行き 15.5 - - 19.6 13.4 37.1 1.3 営業利益 人員人手 資金繰り 今回調査比 ( 3.9) - - ( 32.) ( 24.7) (2.1) ( 16.5) 9

図表 1 サービス業 各種 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 4 3 1 1 3 4 H23 5 11 8 11 売上高営業利益人員 人手資金繰り Q. 今期の業況について業界の声 今期については前年度比較で増収増益の見込み <お知らせ> ( 村山南 ) FSN 会員専用ホームページ (http://www.bb-town.jp/cgi-bin/fsn.cgi) にアクセスすると 統計 飲食部門は 消費単価が前年比プラスで推移しており 安定している データの最新版をダウンロードすることができます こちらも是非ご利用ください なお 過去の調 ( 村山南 ) 査レポートや統計データは当社ホームページ (http://www. f-ric.co.jp/) 調査レポート コーナー 業務発注量が減少傾向にあり 競争が激化している からダウンロードすることができます ( 村山北 ) 今期は前年と比べて売り上げ 利益共にダウンする ( 最上 ) <お問い合わせ先 > さほど変わりなく推移すると推測される ( 置賜 ) 研究開発グループ熊本均 / 松田美由紀 今期は 売り上げ重視より利益重視に考えを転換しつつあり 基本的には減収増益を志向している 99-43 山形県山形市本町 1-4-21 荘銀山形ビル8F 収益性の高い個人客の取り込みに注力している TEL:3-626-917 FAX:3-626-938 ( 庄内田川 ) E-mail:kenkyuu@f-ric.co.jp URL:http://www.f-ric.co.jp/ 順調に推移 ( 増収増益の見込み 仕事量はあるものの 人員は不足 ) ( 庄内飽海 ) Q. 来期のや対策について 来期は IoT クラウド化への需要が高まる一方で採算面での工夫が必要となる ( 村山南 ) 新技術 次世代技術導入補助金の活用や若手育成等に力を入れていく ( 村山北 ) インターネット販売の充実を図り 同時に新製品の開発が必要になってきている ( 最上 ) 自社パッケージの競争力の強化をはかる また 山形県の新補助金の活用を計画している ( 置賜 ) 社内業務工程の見直し あわせて無駄な労働時間を洗い出し 削減する ( 庄内田川 ) 従業員の紹介制度などを創設して人員確保に努めている ( 庄内飽海 ) 1

3. 地域別の動向 (1) 地域別の概況 地域別に 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) をみると 村山南部が 2.8( 前回調査比.1 ポイント下落 ) 村山北部が 12.( 前回調査比 19.2 ポイント上昇 ) 最上が 7.1( 前回調査比.5 ポイント下落 ) 置賜が 7.4 ( 前回調査比 15.6 ポイント上昇 ) 庄内田川が 1.2( 前回調査比 4.8 ポイント上昇 ) 庄内飽海が 25.6( 前回調査比 18.7 ポイント上昇 ) と 村山南部と最上でほぼ横ばいとなり 村山北部 置賜 庄内田川および庄内飽海で改善となった 置賜では 1 期ぶりにDI 値がプラスに転じた 業況の先行きをみると すべての地域で悪化が見込まれている 4 3 図表 11 地域別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 村山南部村山北部最上置賜庄内田川庄内飽海 1 1 3 4 5 6 H23 5 11 8 11 前年同期比の自社業況 DI 値 地域別 調査時 ( サンプル数 ) 自社業況 ( 前年同期比 ) 全地域村山南部村山北部最上置賜庄内田川庄内飽海 H 28.5(n=451) 9.6 7.8 5.1 13.6 22.9 13.7. H 28.8(n=457) 6.3 1.8 1.3 21. 28.8 1.2 6.4 H 28.11(n=435) 6. 4.7 3.4 13.9.7 3.8 9. H 29.(n=443) 3.1 2.7 7.2 6.6 8.2 6. 6.9 H 29.5(n=419) 6. 2.8 12. 7.1 7.4 1.2 25.6 前回調査比 (9.1) (.1) (19.2) (.5) (15.6) (4.8) (18.7) 先行き 9. 11.6 6. 23.9 1.8 14.4 2.3 今回調査比 ( 15.) ( 8.8) ( 18.) ( 16.8) ( 5.6) ( 13.2) ( 27.9) 11

(2) 地域別 DI 値の動向 1 村山南部 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 2.8( 前回調査比.1 ポイント下落 ) と ほぼ横ばいとなった 業種別にみると 卸 小売業で悪化したものの その他の 3 業種は改善した 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 11.6( 今回調査比 8.8 ポイント下落 ) と悪化が見込まれている 図表 12 村山南部 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 5 8 11 図表 13 村山南部 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 4 4 6 5 8 11 建設業製造業卸 小売業サービス業 村山南部 前年同期比の自社業況 DI 値自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 28.5(n=116) 7.8 ( 1.5) 11.6 4.8 29.1 3.3 18.4 H 28.8(n=117) 1.8 (6.) 14.7 31.5 9.1 35.3 14.3 H 28.11(n=18) 4.7 ( 2.9) 11.1 22.2 27.2 19.3 8.1 H 29.(n=111) 2.7 (2.) 11.1 5. 18.2 24.1 2.5 H 29.5(n=14) 2.8 (.1) 7.2 12.5 23.8 4. 5.4 前回調査比 - - - (17.5) (5.6) ( 15.9) (2.9) 先行き 11.6 - - 6.2 4.7 26.6 16.2 今回調査比 ( 8.8) - - ( 6.3) ( 19.1) (13.4) ( 21.6) 12

2 村山北部 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 12.( 前回調査比 19.2 ポイント上昇 ) と大幅に改善した 業種別にみると 卸 小売業で横ばい その他の 3 業種は大幅な改善となった 建設業では 11 期ぶり サービス業では 5 期ぶりにDI 値がプラスに転じた 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 6.( 今回調査比 18. ポイント下落 ) と悪化の見込みとなっている 図表 14 村山北部 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 1 1 3 5 8 11 図表 15 村山北部 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 4 4 6 8 5 8 11 建設業製造業卸 小売業サービス業 前年同期比の自社業況 DI 値 村山北部 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 28.5(n=59) 5.1 ( 1.6) 15.8 3.8 13.7.. H 28.8(n=58) 1.3 (15.4) 3.4 36.4 41.6.. H 28.11(n=58) 3.4 ( 6.9) 5.1 36.4 36. 16.6 1. H 29.(n=56) 7.2 ( 1.6) 1.8 16.7 17.4 8.3 55.6 H 29.5(n=5) 12. (19.2) 16.1 8.3 27.7 8.3 12.5 前回調査比 - - - (25.) (1.3) (.) (68.1) 先行き 6. - - 16.7 5.5. 25. 今回調査比 ( 18.) - - ( 25.) ( 22.2) (8.3) ( 37.5) 13

3 最上 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 7.1( 前回調査比.5 ポイント下落 ) とほぼ横ばいとなった 業種別にみると 製造業と卸 小売業が横ばいないしほぼ横ばい 建設業で悪化となったものの サービス業が大幅に改善した 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 23.9( 今回調査比 16.8 ポイント下落 ) と大幅に悪化の見込みとなっている 図表 16 最上 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 4 5 8 11 図表 17 最上 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 8 6 4 4 6 8 1 5 8 11 建設業製造業卸 小売業サービス業 前年同期比の自社業況 DI 値 最上 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 28.5(n=44) 13.6 (19.8) 4.5 62.5.. 57.1 H 28.8(n=43) 21. ( 7.4).5 35.3 16.7 12.5. H 28.11(n=43) 13.9 (7.1) 9.3. 23.1 42.9. H 29.(n=45) 6.6 (7.3) 9.3 18.8 7.7 33.3 28.6 H 29.5(n=42) 7.1 (.5) 22.2. 9.1 33.3 16.6 前回調査比 - - - ( 18.8) ( 1.4) (.) (45.2) 先行き 23.9 - - 43.8 18.2 22.2 5. 今回調査比 ( 16.8) - - ( 43.8) (27.3) (11.1) ( 66.6) 14

4 置賜 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 7.4( 前回調査比 15.6 ポイント上昇 ) と大幅に改善し 1 期ぶりに DI 値がプラスに転じた 業種別にみると すべての業種で改善となっている 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 1.8( 今回調査比 5.6 ポイント下落 ) と悪化の見込みとなっている 図表 18 置賜 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 4 5 8 11 図表 19 置賜 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 8 6 4 4 6 8 5 8 11 建設業製造業卸 小売業サービス業 前年同期比の自社業況 DI 値 置賜 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 28.5(n=57) 22.9 ( 12.2) 17.8 15.4 9.5 69.2. H 28.8(n=59) 28.8 ( 5.9) 24.5 8.3 26.1 5. 25. H 28.11(n=58).7 (8.1).3 23.1 21.7 38.5 11.1 H 29.(n=61) 8.2 (12.5) 13.8 13.4 13.1 6.6 12.5 H 29.5(n=54) 7.4 (15.6) 16.4 9.1 4.1 8.3 42.8 前回調査比 - - - (4.3) (17.2) (14.9) (3.3) 先行き 1.8 - - 9.1.8 16.6 14.3 今回調査比 ( 5.6) - - (.) (16.7) ( 24.9) ( 57.1) 15

5 庄内田川 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 1.2( 前回調査比 4.8 ポイント上昇 ) と改善となった 業種別にみると 卸 小売業とサービス業で悪化したものの 建設業と製造業で改善となっている 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 14.4( 今回調査比 13.2 ポイント下落 ) と悪化の見込みとなっている 図表 庄内田川 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 1 1 3 5 8 11 図表 21 庄内田川 業種別 自社業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 6 4 4 6 8 5 8 11 建設業製造業卸 小売業サービス業 庄内田川 前年同期比の自社業況 DI 値自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 28.5(n=88) 13.7 (11.) 26. 42.9 3.5 31.9 17.7 H 28.8(n=87) 1.2 (12.5) 12.5 28.6 7.1 4.8 23.5 H 28.11(n=79) 3.8 (5.) 18.4 5.6 19.3.. H 29.(n=83) 6. ( 9.8) 7.6 5. 7.4 25. 6.2 H 29.5(n=83) 1.2 (4.8) 8.4 28.6 19.2 33.3 33.3 前回調査比 - - - (33.6) (11.8) ( 8.3) ( 27.1) 先行き 14.4 - - 33.4 15.4 9.6. 今回調査比 ( 13.2) - - ( 62.) ( 34.6) (42.9) (13.3) 16

6 庄内飽海 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 25.6( 前回調査比 18.7 ポイント上昇 ) と改善となった 業種別にみると 卸 小売業で悪化したものの その他の 3 業種で大幅な改善となっている 業況の先行きは 自社の業況 DI 値 が 2.3( 今回調査比 27.9 ポイント下落 ) と大幅に悪化の見込みとなっている 図表 22 庄内飽海 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 3 1 1 3 5 8 11 図表 23 庄内飽海 業種別 自社の業況 DI 値 ( 前年同期比 ) の推移 8 6 4 4 6 8 5 8 11 建設業製造業卸 小売業サービス業 前年同期比の自社業況 DI 値 庄内飽海 自社業況 ( 前年同期比 ) 業種別 / 自社業況 ( 前年同期比 ) 調査時 ( サンプル数 ) 全業種 前回調査比 前回調査予測 建設 製造 卸 小売 サービス H 28.5(n=87). (9.5) 19.1 1.5 22.7. 12.5 H 28.8(n=93) 6.4 ( 6.4) 16.1 11.1. 21.7 11.1 H 28.11(n=89) 9. ( 2.6) 12.9 5.6 16. 4.8 16. H 29.(n=87) 6.9 (15.9) 16.9. 7.7. 16. H 29.5(n=86) 25.6 (18.7) 3.5 15.8 3.5 5. 54.1 前回調査比 - - - (15.8) (22.8) ( 5.) (38.1) 先行き 2.3 - - 15.8 21.8.. 今回調査比 ( 27.9) - - ( 31.6) ( 8.7) ( 15.) ( 54.1) 17

II. 景気の天気予報図 山形県 天気図の凡例 今期の業況 来期の 庄内飽海 最 上 庄内田川 村山北部 置 賜 村山南部 今期の概況 来期の 18

サ 卸 製 建 全 第 51 回山形県内企業景気動向調査 III. 特別調査 1. 夏季ボーナスについて (1) 支給予定動向 夏季ボーナスの支給予定について尋ねたところ 全業種でみると 支給する と回答した企業の割合は 58.5% と前年 (56.8%) に比べて 1.7 ポイント上昇した 業種別にみると 支給する と回答した企業の割合は 建設業が 6.%( 前年比 1.2 ポイント低下 ) 製造業が 58.5%( 前年比 3.5 ポイント上昇 ) 卸 小売業が 57.5%( 前年比 4.6 ポイント上昇 ) サービス業が 62.9%( 前年比 9.1 ポイント上昇 ) と 建設業で若干低下したものの その他の 3 業種で上昇した 図表 24 業種別夏季ボーナス支給動向の推移 % % 4% 6% 8% 1% 全業種.5(n=54).5(n=461).5(n=442).5(n=451).5(n=419) 49.4 52.5 5.9 56.8 58.5 23.4.6 21.3 22.2 19.1 27.2 26.9 27.8 21.1 22.4 建設業.5(n=118).5(n= 97).5(n=13).5(n=13).5(n=95) 47.5 56.7 5.5 61.2 6. 22.9 15.5 16.5 17.5 13.7 29.7 27.8 33. 21.4 26.3 製造業.5(n=152).5(n=145).5(n=137).5(n=129).5(n=123) 44.7 47.6 5.4 55. 58.5.4 16.6 18.2 21.7 12.2 34.9 35.9 31.4 23.3 29.3 卸 小売業.5(n=121).5(n=116).5(n=15).5(n=113).5(n=14) 53.7 52.6 51.4 52.9 57.5 22.3 22.4 28.6 29.8 25.7 24. 25.. 17.3 16.8 サービス業.5(n=113).5(n=13).5(n= 97).5(n=16).5(n=97) 53.1 55.3 51.5 53.8 62.9 29.2 29.1 22.7 23.6 21.6 17.7 15.5 25.8 22.6 15.5 支給する支給しない未定 19

また 今季 支給する と回答した企業に対し 前年夏季と比べて支給額を増やすかどうか尋ねたところ 全業種でみると さほど変わらない と回答した企業が 69.4% と最も多く 増やす と回答した企業は 24.4% であった 業種別にみると 卸 小売業で 増やす と回答した企業の割合が他業種に比べて低くなっている 図表 25 業種別夏季ボーナスを支給する企業の方針 % % 4% 6% 8% 1% 全業種 (n=242) 24.4 69.4 6.2 建設業 (n=57) 22.8 7.2 7. 製造業 (n=72) 3.6 65.3 4.2 卸 小売業 (n=55) 1.9 8. 9.1 サービス業 (n=58) 31. 63.8 5.2 増やすさほど変わらない減らす

サ 卸 製 建 全 第 51 回山形県内企業景気動向調査 (2) 支給予定額 夏季ボーナスの支給予定額については 全業種平均で 277,378 円となり 前年に比べると約 1.2 万円 (4.45%) の増加となる見込みである 業種別にみると 前年に比してサービス業でほぼ横ばい 他の 3 業種で増加する見込みとなっている 平均支給予定額が最も多いのは建設業で 38,65 円となり 次いで製造業 サービス業 卸 小売業の順となっている 図表 26 業種別夏季ボーナスの平均支給予定額の推移 ( 円 ) 1,, 3, 4, 全業種.5(n=174).5(n=162).5(n=158).5(n=18).5(n=176) 254,471 285,33 275,825 265,548 277,378 建設業.5(n=39).5(n=35).5(n=38).5(n=47).5(n=43) 271,923 312, 295,711 289,362 38,65 製造業.5(n=47).5(n=46).5(n=47).5(n=49).5(n=44) 281,66 316,739 296,89 272,449 286,182 卸 小売業.5(n=44).5(n=41).5(n=38).5(n=45).5(n=45) 233,295 251,41 219,999 229,747 246,261 サービス業.5(n=44).5(n=4).5(n=35).5(n=39).5(n=44) 231,136 26,65 284,229 269,487 269,881 21

平均支給予定額は 全業種で 万円以上 3 万円未満 と回答した企業の割合が最も高く 29.% となっている 平均支給予定月数は 全業種で 1. カ月以上 1.5 ヵ月未満 と回答した企業の割合が最も高く 4.1% となっている 図表 27 業種別夏季ボーナスの平均支給予定額 % % 4% 6% 8% 1% 全業種 (n=176) 7.4 22.2 29. 18.8 9.7 13.1 建設業 (n=43) 2.3 16.3 34.9 9.3 23.3 14. 製造業 (n=44) 11.4 22.7.5 22.7 6.8 15.9 卸 小売業 (n=45) 8.9 22.2 35.6. 6.7 6.7 サービス業 (n=44) 6.8 27.3 25. 22.7 2.3 15.9 1 万円未満 1 万円以上 万円未満 万円以上 3 万円未満 3 万円以上 4 万円未満 4 万円以上 5 万円未満 5 万円以上 図表 28 業種別夏季ボーナスの平均支給予定月数 % % 4% 6% 8% 1% 全業種 (n=192) 3.1 14.1 4.1 21.9 16.1 3.1 1.6 建設業 (n=47). 14.9 36.2 27.7 19.1 2.1 製造業 (n=54) 5.6 14.8 37. 16.7 14.8 7.4 3.7 卸 小売業 (n=44) 4.5 13.6 43.2 25. 13.6. サービス業 (n=47) 2.1 12.8 44.7 19.1 17. 4.3.5 ヵ月未満.5 ヵ月以上 1. ヵ月未満 1. ヵ月以上 1.5 ヵ月未満 1.5 ヵ月以上 2. ヵ月未満 2. ヵ月以上 2.5 ヵ月未満 2.5 ヵ月以上 3. ヵ月未満 3. ヵ月以上 22

2. 春季以降の賃金改定動向について 平成 29 年 4 月以降の賃金改定動向 ( ベースアップや定期昇給を実施する ( した ) か ) を尋ねたところ 賃上げを実施する企業の割合 ( ベア 定昇とも実施 + ベアのみ実施 + 定昇のみ実施 ) は 全業種で 51.6% と 5 割以上を占め 前年 (43.2%) に比べ 8.4 ポイント上昇した 一方 賃下げの実施などその他の割合 ( 賃下げを実施 + 成果に応じて個別に対応 + 未定 ) は 26.7% と前年 (3.4%) に比べ 3.7 ポイント低下した 業種別にみると 賃上げを実施する企業の割合は製造業が 61.% と最も高く 賃下げの実施などその他の割合は卸 小売業が 3.8% と最も高い 図表 29 全業種賃金改定動向の推移 % % 4% 6% 8% 1%.5(n=451) 1.4 9.1 23.7 26.4 1.1.2 9.1.5(n=419) 13.4 1.3 27.9 21.7 1.4 17.2 8.1 ベア 定昇とも実施ベアのみ実施定昇のみ実施 現状維持賃下げを実施成果に応じて個別に対応 未定 図表 3 業種別賃金改定動向 % % 4% 6% 8% 1% 全業種 (n=419) 13.4 1.3 27.9 21.7 1.4 17.2 8.1 建設業 (n=95) 9.5 12.6 3.5 18.9 1.1 18.9 8.4 製造業 (n=123) 17.9 7.3 35.8 13. 2.4 16.3 7.3 卸 小売業 (n=14) 7.7 9.6 24. 27.9 1.9.2 8.7 サービス業 (n=97) 17.5 12.4 19.6 28.9 13.4 8.2 ベア 定昇とも実施ベアのみ実施定昇のみ実施現状維持 賃下げを実施成果に応じて個別に対応未定 23

< 参考資料 Ⅰ: 地域別 業種別回答率 > ( サンプル数 : 社 ) ( 回答数 : 社 ) 建設 製造 卸 小売 サービス 合 計 建設 製造 卸 小売 サービス 合 計 村山南部 23 35 48 55 161 村山南部 16 21 3 37 14 村山北部 21 36 17 18 92 村山北部 12 18 12 8 5 最 上 21 18 11 18 68 最 上 16 11 9 6 42 置 賜 23 32 25 14 94 置 賜 11 24 12 7 54 庄内田川 3 38 29 29 126 庄内田川 21 26 21 15 83 庄内飽海 35 36 32 38 141 庄内飽海 19 23 24 86 合 計 153 195 162 172 682 合 計 95 123 14 97 419 ( 回答率 :%) 建設 製造 卸 小売 サービス 合 計 村山南部 69.6 6. 62.5 67.3 64.6 村山北部 57.1 5. 7.6 44.4 54.3 最 上 76.2 61.1 81.8 33.3 61.8 置 賜 47.8 75. 48. 5. 57.4 庄内田川 7. 68.4 72.4 51.7 65.9 庄内飽海 54.3 63.9 62.5 63.2 61. 合 計 62.1 63.1 64.2 56.4 61.4 サンプル割合 ( 業種別 ) サンプル割合 ( 地域別 ) 回答社割合 ( 業種別 ) 回答社割合 ( 地域別 ) サービス業 25.2% 建設業 22.4% 庄内飽海.7% 村山南部 23.6% サービス業 23.2% 建設業 22.7% 庄内飽海.5% 村山南部 24.8% 卸 小売業 23.8% 製造業 28.6% 庄内田川 18.5% 置賜 13.8% 村山北部 13.5% 最上 1.% 卸 小売業 24.8% 製造業 29.4% 庄内田川 19.8% 置賜 12.9% 村山北部 11.9% 最上 1.% < 参考資料 Ⅱ: 調査の概要 > 調査の目的県内に本社を置いて企業活動を営む法人企業を対象に 各社の業況の現状と今後のに関する判断を調査し 県内の景気動向について把握するために実施した 調査の方法インターネットを利用したアンケート調査 ( 一部 FAX を利用 ) 調査期間平成 29 年 5 月 8 日 ( 月 )~16 日 ( 火 ) 24

地域区分 地域名 村山南部 村山北部 山形市 上山市 山辺町 中山町 対象となる市町村名 寒河江市 村山市 天童市 東根市 尾花沢市 河北町 西川町 朝日町 大江町 大石田町 最上新庄市 金山町 最上町 舟形町 真室川町 大蔵村 鮭川村 戸沢村 置賜米沢市 長井市 南陽市 高畠町 川西町 小国町 白鷹町 飯豊町 庄内田川 庄内飽海 鶴岡市 庄内町 三川町 酒田市 遊佐町 調査の内容アンケート調査は 各企業の業況判断について 3 肢択一方式を採っている 毎回必ず調査する 定例調査 と 調査時期にふさわしい経済トピックス等について調査する 特別調査 とを設けている 項目選択肢 ( 択一方式 ) 自社の業況 ( 共通項目 ) 1. 良い 2. さほど変わらない 3. 悪い 業界の業況 ( 共通項目 ) 1. 良い 2. さほど変わらない 3. 悪い 売上高 ( 建設業を除く ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 完成工事高 ( 建設業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 営業利益 ( 共通項目 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 人員や人手 ( 共通項目 ) 1. 足りない 2. ちょうどよい 3. 余っている 資金繰り ( 共通項目 ) 1. 楽になった 2. さほど変わらない 3. 厳しい 原材料等の仕入価格 ( 製造業のみ ) 1. 下がった 2. さほど変わらない 3. 上がった 製 ( 商 ) 品の仕入価 ( 卸 小売業のみ ) 1. 下がった 2. さほど変わらない 3. 上がった 在庫状況 ( 製造業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った 手持工事高 ( 建設業 ) 1. 増えた 2. さほど変わらない 3. 減った ( 注 ) 各項目とも 前年同期比 前期比 来期の について それぞれ 3 肢択一方式を採っている 集計方法各項目とも 現状判断 先行きについてそれぞれ DI 値を算出する DI 値とは Diffusion Index( ディフュージョン インデックス ) の略で 算出方法は次の通り例 ) 自社の業況 DI 値 =( 1. 良い と回答した企業の割合 )-( 3. 悪い と回答した企業の割合 ) たとえば 自社の業況 DI 値 がプラスであれば 相対的に自社の業況が良いと判断した企業が多いことになる また 業況の変化の方向 ( 良くなっているか 悪くなっているか ) についても分かるちなみに 他の DI 値についても同様に 選択肢 1. ( 調査の内容 の 選択肢 欄をご参照のこと ) を選んだ企業の割合から選択肢 3. を選んだ企業の割合を差し引いて算出する < お知らせ > FSN 会員専用ホームページ (http://www.bb-town.jp/cgi-bin/fsn.cgi) にアクセスすると 統計データの最新版をダウンロードすることができます こちらも是非ご利用ください なお 過去の調査レポートや統計データは当社ホームページ (http://www. f-ric.co.jp/) 調査レポート コーナーからダウンロードすることができます <お問い合わせ先 > 地域政策コンサルティンググループ熊本均 / 松田美由紀 / 手塚綾子 99-43 山形県山形市本町 1-4-21 荘銀山形ビル8F TEL:3-626-917 FAX:3-626-938 E-mail:kenkyuu@f-ric.co.jp URL:http://www.f-ric.co.jp/ 25