1. 総括 日本経済の現状と先行きトピック 短観の設備投資計画の点検 日本経済は緩やかに回復している 輸出や生産活動は豪雨等の影響により弱含んでいるが 個人消費 設備投資は回復している 経済の活動水準は 潜在生産量を上回って推移している 先行きの日本経済は 災害の影響が一巡する中で 設備投資や個人消

Similar documents
1. 総括 日本経済の現状と先行 き トピック 貿易摩擦が設備投資に与える影響 図表 1 通商政策不確実性指数 (1987~215 年平均 =1)) 日本経済は力強さに欠ける動きとなっている 災害の影響収束により 生 産活動は緩やかに持ち直している 一方 海外経済の弱含みによ

1. 総括 日本経済の現状と先行きトピック 注意を要する不確実性ショック 日本経済は緩やかに回復している 輸出 生産活動は回復している また 堅調な雇用 所得情勢を背景に 消費も緩やかに回復している 経済の活動水準は潜在生産量を上回って推移している 先行きの日本経済は 輸出の緩やかな回復や個人消費の

1. 総括 日本経済の現状と先行日本経済は緩やかに回復している 輸出の緩やかな回復が続いているほか き堅調な雇用 所得情勢を受けて個人消費も持ち直している その下で 生産活動は持ち直している ただし 経済の活動水準は潜在生産量 ( 物価変動に対して中立的な生産量 ) を引き続き下回っている 先行きの

関西の景気動向 2013 年 11 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直しのペースがひところと比べて鈍化している 輸出 ( 円ベース )

October vol

月例経済報告

月例経済報告

関西経済レポート (2019 年 9 月 ) 令和元年 (2019 年 )9 月 30 日 ~ 輸出減少が継続 インバウンド消費はプラスの伸びを維持 ~ 足元の経済情勢と当面の見通し 関西経済は輸出 生産が斑模様であるが 内需が下支えとなり底堅く推移している 企業部門では 輸出は中国経済の減速等によ

<4D F736F F D20819A819A8DC58F49835A C C8E816A2E646F63>

富山県金融経済クォータリー(2018年秋)

富山県金融経済クォータリー(2018年夏)

関西の景気動向 2013 年 5 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直している 輸出は 円安が進み 米国経済も回復基調をたどるなど 環境が

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解)

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

2014 年 12 月 12 日発行 [ 執筆担当 ] 徳田秀信 ( 総括 ) 大和香織 ( 外需 ) 風間春香 ( 政府 物

チーフエコノミスト : 高田創 [ 経済予測チーム ] 山本康雄 ( 全体総括 ) 米国経済小野亮 山崎亮

米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

経済・物価情勢の展望(2018年1月)

1 ( ) 4.1% 4.4% 4.% 1 ( ) 1.2%( ) 1.6% 3.8% 1( ) 5.6% 4, % 8 6.5% % 2 4.3% 47.8% 18.8% % 13 2, % 2.2% 13.% 218 ( ).

経済・物価情勢の展望(2017年7月)

Economic Indicators   定例経済指標レポート

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復しつつある 項目前回 (3 年 4 月判断 ) 今回 (3 年 7 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 緩やかに回復しつつある ( 注 )3 年 7 月判断は 前回 4 月判断以降 足下 (7 月末 ) の状況までを含めた期間で判断して

( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

資料1

Economic Indicators   定例経済指標レポート

Microsoft Word - kd2018txHP

日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 2017 年 2 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

【No

1. 総論 総括判断 都内経済は 回復している 項目前回 ( 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断回復している 回復している ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 1 月判断以降 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費

経済・物価情勢の展望(2017年10月)

Microsoft Word - jp1309(インターネット用).docx

グラフで見る関西経済

経済情報:日銀短観(2011年6月)の結果について.doc

2018年夏のボーナス見通し

個人消費の回復を後押しする政策以外の要因~所得の減少に歯止め、節約志向も一段落

第1章

Microsoft Word - 49_2

平成10年7月8日

平成 31 年 1 月 17 日東北経済産業局 管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 ( 平成 30 年 11 月分 ) ~ 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している ~ 鉱工業生産 : 個人消費 : 住宅着工 : 公共投資 : 設備投資 : 持ち直しの動きとなっている足踏み状態とな

北陸 短観(2019年6月調査)

経済・物価情勢の展望(2016年10月)

北陸 短観(2016年12月調査)

北陸 短観(2019年3月調査)

4月CPI~物価は横ばいの推移 耐久財の特殊要因を背景に、市場予想を上回る3 ヶ月連続の上昇

九経マンスリー ( 平成 3 年 2 月 ) 平成 3 年 4 月 12 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続のマイナス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要が

2017年夏のボーナス見通し

SERIまんすりー2月号 今月のみどころ

中小企業の動向

3003金融経済概観

高値となった後 下がり始めた 前述の通り CI 一致指数は 生産や雇用など様々な経済指標を統合し算出されている そのため CI 一致指数の上昇 下降にどの指標 が寄与しているのかについても 内閣府は詳細に発表している 表 1は 各指標がCI 一致指数に対してプラスに寄与したのか マイナスに寄与したの

みずほインサイト アジア 2019 年 1 月 22 日 中国経済の現状と 2019 年展望 2018 年 10~12 月期 GDP と修正李克強指数の動向 アジア調査部中国室主任エコノミスト 大和香織 年

< 日本経済の基調判断 > < 現状 > 景気は 緩やかな回復基調が続いている < 先行き > 先行きについては 雇用 所得環境の改善が続くなかで 各種政策の効果もあって 緩やかに回復していくことが期待される ただし 海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある 1

Microsoft Word - 74_1

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

1 概 況

CW6_A3657D14.indd

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 平成

マーケット フォーカス経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 50 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの 50.1となり 伸び率がやや鈍化し

不動産経済 表紙OL

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

2016年冬のボーナス見通し

九経マンスリー ( 平成 29 年 11 月 ) 平成 3 年 1 月 16 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は13 か月連続のプラス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

[000]目次.indd

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(5月号)~輸出は好調も、旧正月の影響を均せば増勢鈍化

2911金融経済概観

長と一億総活躍社会の着実な実現につなげていく 一億総活躍社会の実現に向け アベノミクス 新 三本の矢 に沿った施策を実施する 戦後最大の名目 GDP600 兆円 に向けては 地方創生 国土強靱化 女性の活躍も含め あらゆる政策を総動員することにより デフレ脱却を確実なものとしつつ 経済の好循環をより

Microsoft Word - kd2015txHP

<8A C52E786C7378>

東京都の経済情勢報告 平成 31 年 1 月 30 日 財務省関東財務局 東京財務事務所 掲載した経済指標等については速報値を含む

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

不動産経済 表紙OL

kd2017txHP

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

本稿の分析目的 本稿では 平成 6 4 月に実施された消費増税による産業活動への影響について 前回の消費増税時 ( 平成 9 ) あるいはリーマンショック時にみられた産業活動への影響と比較しながら考察する 特に 前回増税時との比較においては 増税の前平均からの変動を比較することで 6 4 月に実施さ

1. トピック : 米国金融政策と通商政策は 次の ステージへ 6 月 FOMC は 0.25% 利上げ フォワードガイダンスを大幅変更漸進的とは言え 利上げ一直線のみの方針に長期水準を超えるタイミングが 2020 年から 2019 年に 2019 年からは 毎回記者会見を実施今後の焦点は緩和的スタ

<955C8E865F E A2E706466>

01Newsletterむさしの7.indd

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

中国:PMI が示唆する生産・輸出の底打ち時期

最近の県内経済情勢は 回復しつつある 前回 (30 年 4 判断 ) 前回比較 今回 (30 年 7 判断 ) 総括判断回復しつつある 回復しつつある 総括判断の要点 個人消費は 百貨店 スーパーで底堅いものとなっており コンビニエンスストアで堅調となっているほか ドラッグストア販売で前年を上回って

物価の動向 輸入物価は 2 年に入り 為替レートの円安方向への動きがあったものの 原油や石炭 等の国際価格が下落したことなどから横ばいとなった後 2 年 1 月期をピークとし て下落している このような輸入物価の動きもあり 緩やかに上昇していた国内企業物価は 2 年 1 月期より下落した 年平均でみ

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

2014~2016年度 東海経済見通し

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復している 項目前回 (3 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 4 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 緩やかに回復している 前回比較 ( 注 )3 年 4 月判断は 前回 1 月

関西の景気動向 2016 年 11 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 総じてみれば足踏み状態が続いている 鉱工業生産は横ばい程度の推移にとどま

実体経済 物価 (1) 現状判断 関連統計の動き 生産 輸出 増加している 増加している 鉱工業生産は 4~6 月に続き 7~9 月も前期比増加した後 10 月は小幅ながら前月比減少した 業種別にみると 輸送機械は 自動車部品を中心に緩やかに増加している 電子部品 デバイス はん用 生産用機械 (

12月CPI


建設経済モデルによる建設投資の見通し

けた この間 生産指数は 上昇傾向で推移した (2) リーマン ショックによる大きな落ち込みとその後の回復局面平成 20 年年初から年央にかけては 米国を中心とする金融不安 景気の減速 原油 原材料価格の高騰などから 景気改善の動きに足踏みが見られたが 生産指数は 高水準で推移していた しかし 平成

<93FA967B8C6F8DCF D E786C7378>

<8A C52E786C7378>

untitled

金融経済概観2909

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

月例経済報告等に関する関係閣僚会議資料

Transcription:

みずほ日本経済情報 218 年 1 月号 トピック短観の設備投資計画の点検 日銀短観の 218 年度設備投資計画は 例年と比べても高めの伸び 実際に計画に近い伸びを実現できるかは 年度後半にかけて中小企業の投資意欲が高まってくるかが鍵に 景気判断景気は緩やかに回復 輸出 生産活動は豪雨等の影響により弱含んでいるが 個人消費 設備投資は回復している

1. 総括 日本経済の現状と先行きトピック 短観の設備投資計画の点検 日本経済は緩やかに回復している 輸出や生産活動は豪雨等の影響により弱含んでいるが 個人消費 設備投資は回復している 経済の活動水準は 潜在生産量を上回って推移している 先行きの日本経済は 災害の影響が一巡する中で 設備投資や個人消費などの内需が緩やかに回復するとみられる 経済活動の水準は 潜在生産量を上回って推移するだろう 企業の設備投資意欲は旺盛な状況が続いている 日銀短観 (9 月調査 ) によると 218 年度の設備投資計画 ( 土地を除く ソフトウェアを含む ) は前年比 +11.2% と 例年と比べても高めの伸びとなった もっとも 実績値は計画対比下振れる傾向があるため 実際の 218 年度の設備投資額を見通すにあたっては 実現率 ( 計画値に対する実績値の比率 ) を勘案した上で計画値をみる必要がある そこで 過去の平均的な実現率 ( 計画値に対する実績値の比率 ) を踏まえた上で 218 年度の設備投資額を予測すると 伸び率は計画値よりやや下回るものの 217 年度を上回る結果となった ( 図表 1) 企業規模別にみると 大企業は実績が計画対比下振れる一方 中小企業が上振れることで 中小企業が大企業の下振れを下支えする格好だ 中小企業の場合 実現率が下期に高まることで 投資実績値が計画対比上振れる傾向がある これは 中小企業が年度初めには設備投資計画を固めておらず 需給や資金繰り等の状況をみながら徐々に設備投資を行っていることを示唆するものだ このことから 218 年度の設備投資が実際に高い伸びとなるかどうかは 年度後半の中小企業の投資意欲が十分に高まってくるかが鍵を握る その際 中小企業の設備投資に大きな影響を及ぼすキャッシュフローの動向には注意が必要だ 218 年度は原油価格や人件費の上昇等コストの増加が見込まれるため それを補う需要の拡大が重要となるだろう とくに 米国の保護主義的な通商政策が世界経済に与える影響には要注意だ ( 大野晴香 ) 図表 1 日銀短観設備投資計画 ( 企業規模別 ) ( 前年比 %) 全規模 15 1 5 5 1 15 2 25 29 213 217 (FY) 計画実現率勘案 ( 前年比 %) 大企業 2 15 1 5 5 1 15 2 25 29 213 217 (FY) 計画実現率勘案 ( 前年比 %) 中小企業 25 2 15 1 5 5 1 15 2 25 25 29 213 217 (FY) 計画実現率勘案 ( 注 ) 土地を除くソフトウェアを含む ( 資料 ) 日本銀行 全国企業短期経済観測調査 より みずほ総合研究所作成 1 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

図表 3 景気判断 9 月 1 月 ( 現状判断 ) ( 現状判断 ) ( 先行き判断 ) 総括 経済活動の方向性緩やかに回復している緩やかに回復している緩やかに回復する 対外部門 企業部門 家計部門 政府 物価 経済活動の水準 潜在生産量を上回って推移している 潜在生産量を上回って推移している 潜在生産量を上回って推移する 海外経済 底堅く推移している 底堅く推移している 底堅く推移する 輸出 弱含んでいる 弱含んでいる 底堅く推移する 輸入 緩やかに持ち直している 緩やかに持ち直している 緩やかに回復する 生産 サービス活動 弱含んでいる 弱含んでいる 緩やかに持ち直す 企業収益 回復している 回復している 横ばい圏で推移する 企業マインド 下げ止まっている 弱含んでいる 横ばい圏で推移する 設備投資 回復している 回復している 緩やかに回復する 雇用者所得 緩やかな回復傾向にある 緩やかな回復傾向にある 底堅く推移する 消費者マインド 弱含んでいる 弱含んでいる 力強さを欠く 個人消費 回復している 緩やかに回復している 緩やかに回復する 住宅着工 持ち直しが一服している 持ち直しが一服している 回復する 公的需要 横ばいで推移している 弱含んでいる 底堅く推移する 国内企業物価 プラス幅の拡大が一服しつつある プラス幅の拡大が一服しつつある プラス幅が縮小する 消費者物価 プラス幅が緩やかな拡大傾向にある プラス幅が緩やかな拡大傾向にある プラス幅が緩やかに拡大する 金融政策 金融緩和を進めている 金融緩和を進めている 現行の政策を維持する ( 注 ) 1. 矢印の向きは景気の方向性を示している 上向きが拡大局面 横向きが横ばい局面 下向きが後退局面を意味する 2. 矢印の色は生産の水準感を示している 白は潜在生産量を上回る 紺は潜在生産量を下回る 白紺の縦縞は潜在生産量程度の生産量を意味する 3. 先行き判断は 3 カ月程度先の動きに関する判断を示している ( 資料 ) みずほ総合研究所 図表 4 景気の全体観を示す主要統計 FY216 FY217 218Q1 218Q2 218Q3 218/5 218/6 218/7 218/8 218/9 景気動向指数 CI 先行指数前期差 Pt - - - - -.7 2..7.5 n.a. CI 一致指数前期差 Pt - - - - -.4.2.8 1.4 n.a. CI 遅行指数前期差 Pt - - - - -.9.5.6.2 n.a. DI 先行指数 % - - - - - 86.4 5. 2. 22.2 n.a. DI 一致指数 % - - - - - 77.8 66.7 31.3 64.3 n.a. DI 遅行指数 % - - - - - 55.6 5. 25. 25. n.a. 全産業活動指数全産業前期比 %.6 1.8.5.9.6.2.9. n.a. n.a. 鉱工業前期比 % 1. 4.1 1.3 1.3 1.1.2 1.8.2.7 n.a. 第 3 次産業前期比 %.4 1.1.2.8.1.3.6.1.5 n.a. 建設業前期比 % 2.3 3.8.5.7 2.2.3 2.4.6 n.a. n.a. 国民経済計算実質 GDP 前期比 % 1.2 1.6.2.7 n.a. - - - - - 前期比年率 % - -.9 3. n.a. - - - - - 民需寄与度 %Pt.3 1..3.8 n.a. - - - - - 公需寄与度 %Pt.1.2.. n.a. - - - - - 外需寄与度 %Pt.8.4.1.1 n.a. - - - - - 名目 GDP 年率 兆円 539.4 548.6 549. 552.8 n.a. - - - - - 前期比 % 1. 1.7.4.7 n.a. - - - - - GDP デフレーター前年比 %.2.1.5.1 n.a. - - - - - 内需デフレーター前年比 %.5.6.9.5 n.a. - - - - - ( 注 ) 1. 全産業活動指数の産業別内訳のうち 鉱工業は鉱工業指数 第 3 次産業は第 3 次産業活動指数の値 2. 実数データより変化率を計算しているため 公表値と一致しないことがある 3. 四半期の値は 季節調整済みデータが公表されている月までの平均値 前期比 前期差は その前四半期に対する変化率 ( 資料 ) 内閣府 景気動向指数 四半期別 GDP 速報 経済産業省 全産業活動指数 鉱工業指数 第 3 次産業活動指数 2 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

2. 対外部門 海外経済海外経済は底堅く推移している 米国の企業景況感は高水準を維持し 鉱工業生産も増加傾向で推移している 一方 ユーロ圏や中国の企業関連指標は おおむね横ばい圏の推移となっている 今後の海外経済は底堅く推移する見込みである 米国は減税の効果などもあり 個人消費や設備投資が下支えされるだろう ユーロ圏も内需を中心に底堅く推移するとみられる 中国は 金融リスク低減のための構造調整などが下押し要因となるが 政策による景気下支えが見込まれ 減速ペースは緩やかなものにとどまる見込みだ ただし 米中貿易摩擦が激化すれば 先行き不透明感の高まりなどを通じて 世界経済が下押しされることになろう 輸出輸出は弱含んでいる 8 月の輸出数量指数 ( ) は 前月比 +.3% と 4 カ ( ) みずほ総研による季節調整値 インバウンド輸入 ( ) みずほ総研による季節調整値 月ぶりに回復した 財別にみると 前月低下していた輸送用機械が大幅にプラスとなった 税関別にみると 7 月の西日本豪雨で被害を受けた地域を管轄する神戸 門司の自動車輸出の下落幅が縮小しており ( 図表 1) 豪雨の影響が収束に向かったと考えられる しかし 7 8 月平均を 4~6 月期比でみると 1.9% と落ち込みを取り戻すには至っていない 先行きは 底堅く推移するとみている 堅調な世界経済は輸出のプラス材料だ 一方で 米中貿易摩擦による先行き不透明感の高まりなどから中国向けの工作機械受注が減少しており ( 図表 2) 資本財輸出の増勢は減速する見込みだ また 9 月の台風 21 号の被害を受けた関西国際空港では復旧が進んでいるものの 完全復旧までには当面時間を要するため 電子部品等の輸出が一時的に下押しされる可能性がある 8 月の訪日外客数は 前年比 +4.1% と前月 ( 同 +5.6%) から減速した ( 図表 3) 大阪地震や西日本豪雨の影響などにより 東アジアからの旅行者の訪日需要が減退した 9 月の台風 21 号と北海道地震による空港閉鎖などにより 当面の訪日外客数は減速傾向で推移するだろう ただし 災害の影響が収束に向かえば 再び緩やかな増加傾向に転じるとみている 輸入は緩やかに持ち直している 8 月の輸入数量指数 ( ) は 前月比 +2.% と 2 か月連続で上昇した 米国とEUからの輸入が増えた 財別にみると 鉱物性燃料や一般機械が押し上げに寄与した 7 8 月平均を 4~6 月期比でみると+.7% と持ち直している 先行きは 国内の生産活動の回復に伴い 輸入も緩やかに回復していくだろう 経常収支経常収支 ( 季節調整値 ) は黒字幅が縮小傾向にある 8 月の経常黒字は 17.1 兆円 ( 年率換算値 ) と前月から縮小した 貿易収支の黒字幅が縮小したほか サービス収支も赤字額が拡大し 全体を押し下げた ( 図表 4) 先行きは 経常収支の黒字幅が緩やかに縮小するとみている 第一次所得収支の大幅な黒字が続くものの 原油価格の高止まりによる輸入価格の上昇や輸出の増勢鈍化を背景に 貿易収支の黒字幅が縮小するだろう また 相次ぐ自然災害の影響からサービス収支の赤字幅も拡大しよう 3 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

図表 1 税関別輸出額の推移 ( 自動車 ) 図表 2 工作機械受注 ( 外需 ) の推移 ( 前年比 %) 2 15 1 名古屋門司神戸その他総合 ( 前年比 %) 8 6 4 中国を除くその他 中国 受注 ( 外需 ) 5 2 5 2 1 17/1 17/7 18/1 18/7 4 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 ( 注 ) 数量ベース ( 資料 ) 財務省 貿易統計 より みずほ総合研究所作成 ( 前年比 %) 6 5 4 3 2 1 ( 資料 ) 日本工作機械工業会 工作機械受注実績調査報告 より みずほ総合研究所作成 図表 3 訪日外客数の推移図表 4 経常収支の推移 中国 ASEAN その他 1 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 ( 資料 ) 日本政府観光局 (JNTO) より みずほ総合研究所作成 NIEs 欧米豪諸国 全体 図表 5 対外部門の主要統計 1 第二次所得収支第一次所得収支 2 サービス収支貿易収支経常収支 3 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 ( 注 ) 季節調整済年率換算値 ( 資料 ) 日本銀行 国際収支統計 より みずほ総合研究所作成 ( 注 ) 1. 実数データより変化率を計算しているため 公表値と一致しないことがある 2. 四半期の値は 季節調整済みデータが公表されている月までの平均値 合計値 前期比は その前四半期に対する変化率 3. 輸出数量及び輸入数量はみずほ総合研究所による季節調整値 ( 資料 ) 財務省 貿易統計 日本銀行 実質輸出入 国際収支統計 外国為替相場 日本政府観光局 訪日外客数 観光庁 訪日外国人消費動向調査 米サプライマネジメント協会 Markit 中国物流購買連合会 CPB Netherlands Bureau for Economic Policy Analysis ( 兆円 ) 3 2 1 FY216 FY217 218Q1 218Q2 218Q3 218/5 218/6 218/7 218/8 218/9 海外経済 CPB 生産指数前期比 % 2.2 n.a.8.4.1.2.2.1 n.a. n.a. 米国前期比 % 1.2 n.a.6 1.3.5.9.6.4 n.a. n.a. ユーロ圏前期比 % 1.9 n.a.3.5.7 1.3.7.6 n.a. n.a. アジア前期比 % 4.9 n.a 2.1 1..9.2.7.3 n.a. n.a. 製造業の業況 米国 (ISM) DI - - - - - 58.7 6.2 58.1 61.3 59.8 ユーロ圏 (PMI) DI - - - - - 55.5 54.9 55.1 54.6 53.2 中国 (PMI) 国家統計局版 DI - - - - - 51.9 51.5 51.2 51.3 5.8 実質実効為替レート前年比 % 11.6 5.9 2.6 3.3 n.a. 2.8 2.4.2.3 n.a. 輸出輸出数量前期比 % 2.4 4.5. 1.5 1.9 3.6.5.5.3 n.a. 米国向け前期比 %.1 5.2 1.7 2.7 3.3.9 5.4 1.3 3.9 n.a. 欧州向け前期比 % 4.8 1.7 1.6 3. 1.2 8.5 1.8.5.2 n.a. アジア向け前期比 % 3. 1.9 1. 1.3. 1.8.1 1.2 1.2 n.a. うち中国向け前期比 % 7.6 11. 3.4 1.5.2 1.8 1.6 1.7.5 n.a. 実質輸出前期比 % 4.1 6..5.6.4 4.1.6.3 2.1 n.a. インバウンド訪日外客数前年比 % 16.2 19.9 16.5 14.7 n.a. 16.6 15.3 5.6 4.1 n.a. 訪日外国人旅行消費額前年比 % 2.3 19.8 12.4 4.2 n.a. - - - - - 輸入輸入数量前期比 %.1 4.8 1.2.6.7 6.4 6.7 2.3 2. n.a. 実質輸入前期比 %.2 4.3.6 1.6 2. 7.4 7.2 4.2 1.2 n.a. 対外収支経常収支年率 兆円 21. 21.8 18.7 22.1 17.5 21.5 21.4 17.8 17.1 n.a. 貿易 サービス収支年率 兆円 4.4 4.1 2.1 2..1 1.8 1. 1..7 n.a. 第一次所得収支年率 兆円 18.7 19.9 18.7 22. 19.9 25.2 22.8 19.3 2.5 n.a. 4 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

3. 企業部門 生産 サービス活動企業収益企業マインド設備投資 生産 サービス活動は弱含んでいる 8 月の鉱工業生産指数は前月比 +.7% と 4 カ月ぶりに上昇したが 7 8 月を 4~6 月期比でみると 1.1% と弱含んでいる ( 図表 1) 西日本豪雨の影響で前月落ち込んだ輸送機械工業が上昇した一方 電子デバイス工業が大幅に低下した 8 月の第 3 次産業活動指数は前月比 +.5% と 3 カ月ぶりのプラスとなった ( 図表 2) 前月落ち込んでいた生活娯楽関連サービスや運輸業 郵便業が上昇し 全体を押し上げた 先行きは緩やかに持ち直すとみている 鉱工業生産は資本財輸出の増勢が鈍化する一方 自然災害の影響収束や国内設備投資の堅調な推移がプラスに寄与することから 緩やかに持ち直す見込みだ サービス活動は世界経済や個人消費の回復を受けて 高水準で推移するだろう ただし 台風や地震の影響が長引けば 生産 サービス活動は下振れする可能性がある 企業収益は回復している 法人企業統計における 4~6 月期の経常利益 ( 除く金融 保険業 ) は前年比 +17.9% と前期から大幅に改善した 先行きの企業収益は横ばい圏で推移する見通しである 内外経済の回復を背景に需要は底堅く推移する一方 原材料費や人件費の上昇が企業収益の重石となるだろう 日銀短観 (9 月調査 全規模 ) の経常利益計画は 上期計画の上方修正を受けて前回調査からは改善した ただし 9 月の自然災害発生による減産や物流コストなどの増加により 企業収益が一時的に下押しされる可能性には注意すべきだ 企業マインドは弱含んでいる 日銀短観 (9 月調査 全産業 ) の業況判断 DIは 製造業 非製造業ともに高水準ながらも 前回調査から 1%Pt 悪化した ( 図表 3) 7 月の自然災害による減産や物流網の寸断のほか 原材料価格の高騰が業況を下押しした また 9 月の景気ウォッチャーの現状判断 DI は前月から小幅に悪化した 北海道地震の影響で北海道が大幅に悪化したほか 台風 21 号の被害にあった近畿も小幅に低下した 今後の企業マインドは横ばい圏で推移するだろう 世界経済の持ち直しがプラス要因となる一方 原材料費や人件費などのコスト増が重石となりそうだ また 災害による悪影響の長期化や米中貿易摩擦の激化による下振れリスクには注意が必要だ 設備投資は回復している 8 月の資本財総供給 ( 除く輸送機械 ) は 前月比 +3.7% と伸びが拡大した 先行きの設備投資は緩やかに回復する見通しだ 日銀短観 (9 月調査 ) では 設備投資計画が前回調査から小幅上方修正にとどまったものの 例年と比べ高い伸びを維持した ( 図表 4) 8 月の機械受注 ( 船舶 電力除く民需 ) は製 非製造業ともに増加し 前月比 +6.8% と 2 カ月連続のプラスとなった 世界的な景況感の回復や人手不足に伴う省人化 自動化投資などが下支えとなり 緩やかに回復していく見通しである ただし 米中貿易摩擦など先行きの不透明感から企業の設備投資姿勢が慎重化する可能性には留意が必要だ 5 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

(21 年 =1) 12 115 11 15 1 95 9 図表 1 鉱工業生産指数 全国近畿中国 四国 九州 85 16/8 17/2 17/8 18/2 18/8 ( 注 ) 採用品目が異なるため 地域ごとの鉱工業生産指数を積み上げても 全国の鉱工業生産指数とは一致しない ( 資料 ) 経済産業省 鉱工業指数 各地域の経済産業省経済産業局 鉱工業生産動向 より みずほ総合研究所作成 (%Pt) 3 2 1 1 2 3 4 5 6 図表 2 鉱工業生産 第 3 次産業活動指数 (21 年 =1) 鉱工業生産指数 114 94 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 (21 年 =1) 17 予測指数 15 14 ( 資料 ) 経済産業省 鉱工業指数 第 3 次産業活動指数 より みずほ総合研究所作成 図表 3 業況判断 DI 図表 4 設備投資計画 ( 全規模全産業 ) 全規模 非製造業 全規模 製造業 先行き 7 6 9 12 15 18 ( 年 ) ( 資料 ) 日本銀行 全国企業短期経済観測調査 より みずほ総合研究所作成 ( 注 ) 土地および研究開発費除く ソフトウェア含むベース ( 資料 ) 日本銀行 全国企業短期経済観測調査 より みずほ総合研究所作成図表 5 企業部門の主要統計 ( 注 ) 1. 実数データより変化率を計算しているため 公表値と一致しないことがある 2. 四半期の値は 季節調整済みデータが公表されている月までの平均値 前期比 前期差は その前四半期に対する変化率 ( 資料 ) 経済産業省 鉱工業指数 第 3 次産業活動指数 鉱工業総供給表 特定サービス産業動態統計調査 財務省 法人企業統計 日本銀行 全国企業短期経済観測調査 内閣府 景気ウォッチャー調査 機械受注統計調査報告 国土交通省 建築着工統計調査報告 内閣府 法人企業景気予測調査 19 14 99 ( 前年度比 %) 12 1 8 6 4 2 2 4 218 年度 第 3 次産業活動指数 ( 右目盛 ) 216 年度 生産計画 補正値 217 年度 ( 旧ベース ) 16 13 12 11 1 99 98 97 96 215 年度 217 年度 ( 新ベース ) 3 月調査 6 月調査 9 月調査 12 月調査見込実績 FY216 FY217 218Q1 218Q2 218Q3 218/5 218/6 218/7 218/8 218/9 生産 サービス鉱工業生産指数 前期比 % 1. 4.1 1.3 1.3 1.1.2 1.8.2.7 n.a. 活動 鉱工業出荷指数 前期比 %.8 3.3 1.2 2. 1.3 1.6.3 2. 2.1 n.a. 鉱工業在庫指数 前期比 % 4. 3.9.8 1.5 1.4.6 1.9.2.4 n.a. 出荷 在庫バランス %Pt 4.8.6 2.4.2 n.a..8 2.6 1.6 1.9 n.a. 製造工業設備稼働率指数 前期比 %.6 n.a. 1.7 1. 2.7 2.1 2.2.6 n.a. n.a. 第 3 次産業活動指数 前期比 %.4 1.1.2.7.1.3.6.1.5 n.a. 収益 経常利益 前年比 % 1. 6.9.2 17.9 n.a. - - - - - 前期比 % - - 3.5 16.9 n.a. - - - - - 製造業 前年比 % 9.8 17. 8.5 27.5 n.a. - - - - - 非製造業 前年比 % 1.2 2. 5. 12.4 n.a. - - - - - マインド 大企業業況判断 DI %Pt - - 23 22 21 - - - - - 製造業 %Pt - - 24 21 19 - - - - - 非製造業 %Pt - - 23 24 22 - - - - - 景気ウォッチャー調査 DI %Pt - - - - - 47.1 48.1 46.6 48.7 48.6 設備投資 名目設備投資 ( ソフトウェア除く ) 前期比 % 2.7 2.9.8 6.9 n.a. - - - - - 製造業 前期比 % 4. 1. 2.5 11. n.a. - - - - - 非製造業 前期比 % 2.1 4. 2.6 4.7 n.a. - - - - - 資本財出荷 ( 除く輸送機械 ) 前期比 % 1.5 6.2.5.5.7 4.6 1.1.7 4.7 n.a. 資本財総供給 ( 除く輸送機械 ) 前期比 % 1.2 5.4.7 1.9.5 4.7 1.9 1.6 3.7 n.a. 機械受注 ( 船舶 電力除く民需 ) 前期比 %.5.8 3.3 2.2 6.4 3.7 8.8 11. 6.8 n.a. 建築物着工床面積 ( 非居住用 ) 前期比 % 2.7 3.9.8 5.9 3.5.1.6 12. 14.4 n.a. ソフトウェア受注額 前年比 % 1.1.4 2.5.9 n.a..2 3.1 1.4.5 n.a. 6 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

4. 家計部門 雇用者所得 ( ) 賃金の対前年変化率は 統計改定による影響を取り除いたみずほ総合研究所試算値 消費者マインド 個人消費 住宅着工 雇用者所得は緩やかな回復傾向にある 8 月の実質雇用者所得 ( 実勢値 ) は前年比 +.7% と前月 ( 同 +1.4%) から減速したものの 回復基調を維持した ( 図表 1) 減速の要因は 物価上昇によるマイナス寄与拡大と 名目賃金の伸び鈍化である ただし 名目賃金の伸び鈍化は 変動の大きい特別給与や所定外給与がマイナス転化したためである 一方で 名目賃金の 7 割強を占める所定内給与は加速しており 賃金上昇のモメンタムが足元で弱まったわけではないと評価している 8 月の雇用者数は同 +1.9% と増加し 実質雇用者所得を下支えした また 失業者が減少したため 完全失業率は 2.4% (7 月 2.5%) と低下した 雇用環境は引き続き良好であると言えよう 日銀短観 (9 月調査 ) では先行きの人手不足感が一段と強まっており 労働市場のひっ迫は今後も継続する見込みだ エネルギー価格の高まりによる物価上昇が下押し要因となるものの 雇用者数の増加と名目賃金の緩やかな上昇が続くことから 実質雇用者所得は底堅く推移するだろう 消費者マインドは弱含んでいる 9 月の消費者態度指数は 前月差 +.1Pt と小幅な持ち直しにとどまった 就業者数の増加が押し上げ要因となったとみられる一方で エネルギー価格の高まりが重石となっている模様だ また 地域別 ( みずほ総合研究所による季節調整値 ) にみると 北海道 東北が大きく低下しており 北海道地震の影響が表れたとみられる ( 図表 2) 今後も エネルギーなどの価格上昇を背景に消費者マインドの改善が抑制されるとみられ 消費者マインドは力強さを欠く見込みだ 個人消費は緩やかに回復している 8 月の実質消費活動指数 ( 旅行収支調整済 ) は 前月比.1% と 3 カ月ぶりに低下した ( 図表 3) 内訳をみると 8 月はエネルギーなどの非耐久財が低下した 燃料価格の上昇によって実質消費が目減りしたようだ 7 月の結果が下方修正されたこともあって 7 8 月を 4~6 月期対比でみると+.1% と緩やかな伸びにとどまっている 猛暑による押し上げ効果は限定的だったと言えよう 足元 (9 月 ) では 新車販売台数が 3 カ月ぶりに減少した また 大手百貨店が 5 社中 4 社で減収となった 北海道地震に伴う店舗休業などが下押し要因となり 9 月の個人消費は一時的に弱含んだとみられる 先行きは 消費者マインドの弱含みが続く見込みだが 実質雇用者所得の増加に伴い個人消費は緩やかに回復していくと予想する 住宅着工は持ち直しが一服している 8 月の着工戸数は 前月比.% と横ばいとなった ( 図表 4) 内訳をみると 分譲や持家が減少した一方 貸家が増加した ただし 貸家は愛知県などの大型案件が主因であり 一時的な動きとみられる 今後 首都圏のマンション在庫調整や アパートローンの監視強化は 引き続き着工抑制要因になるとみられる 一方で 219 年 1 月に予定される消費増税を控え 218 年 1~12 月期ごろから持家を中心に駆け込み着工が徐々に本格化するとみられ 新設住宅着工は来春にかけ回復すると予想する 7 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

( 前年比 %) 4 3 2 1 1 2 3 図表 1 実質雇用者所得の内訳 物価要因雇用者数名目賃金実質雇用者所得 17/8 17/11 18/2 18/5 18/8 ( 注 ) 実質雇用者所得 名目賃金はみずほ総合研究所が試算した実勢値 ( 資料 ) 総務省 労働力調査 厚生労働省 毎月勤労統計 より みずほ総合研究所作成 (211 年 =1) 15 14 図表 3 消費活動指数 (21 年 =1) 47 46 45 44 43 42 41 4 図表 2 消費者態度指数 全国 北海道 東北 除く北海道 東北 39 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 ( 注 )1. 北海道 東北 除く北海道 東北はみずほ総合研究所による季節調整値 2. 除く北海道 東北は 北海道 東北以外の地域の値の加重平均 ( 資料 ) 内閣府 消費動向調査 より みずほ総合研究所作成 ( 年率 万戸 ) 11 15 1 図表 4 新設住宅着工戸数 合計 ( 年率 万戸 ) 5 45 4 持家 貸家 分譲住宅 13 12 95 9 85 35 3 25 11 16/9 16/12 17/3 17/6 17/9 17/12 18/3 18/6 ( 注 )1. 実質ベースの季節調整値 2. 破線は後方 3 カ月移動平均 ( 資料 ) 日本銀行 消費活動指数 より みずほ総合研究所作成 図表 5 家計部門の主要統計 8 2 13 14 15 16 17 18 13 14 15 16 17 18 ( 年 ) ( 年 ) ( 注 ) 季節調整値 ( 資料 ) 国土交通省 建築着工統計 より みずほ総合研究所作成 FY216 FY217 218Q1 218Q2 218Q3 218/5 218/6 218/7 218/8 218/9 雇用 所得完全失業率 % 3. 2.7 2.5 2.4 2.5 2.2 2.4 2.5 2.4 n.a. 就業者数前期差 万人 65 88 94 21 17 2 41 4 26 n.a. 有効求人倍率倍 1.4 1.55 1.59 1.6 1.63 1.6 1.62 1.63 1.63 n.a. 新規求人数前期比 % 5.3 4.8 2.9 2.1 1.6 2.8 2.1 2.. n.a. 名目賃金 ( 公表値 ) 前年比 %.4.7 1.4 2.2 n.a. 2.1 3.3 1.6.9 n.a. 実質賃金 ( 公表値 ) 前年比 %.5.2.2 1.4 n.a. 1.3 2.5.5.6 n.a. 名目雇用者所得 ( 公表値 ) 前年比 % 1.9 2.1 3.5 4.3 n.a. 4.5 4.9 3.6 2.9 n.a. 実質雇用者所得 ( 公表値 ) 前年比 % 1.9 1.2 1.8 3.5 n.a. 3.6 4.1 2.5 1.3 n.a. 名目賃金 ( 実勢値 ) 前年比 %.5.5.6 1. n.a. 1.2 1.7.5.2 n.a. 実質賃金 ( 実勢値 ) 前年比 %.5.4 1.1.2 n.a..4.9.6 1.3 n.a. 名目雇用者所得 ( 実勢値 ) 前年比 % 1.9 1.9 2.6 3.1 n.a. 3.6 3.3 2.5 2.2 n.a. 実質雇用者所得 ( 実勢値 ) 前年比 % 1.9 1. 1. 2.3 n.a. 2.7 2.5 1.4.7 n.a. マインド消費者態度指数ポイント 42.2 44. 44.4 43.7 43.4 43.8 43.7 43.5 43.3 43.4 個人消費消費活動指数 ( 実質 旅行収支調整済 ) 前期比 %.1.7.5.7.1.9.5.1.1 n.a. 消費総合指数 ( 実質 ) 前期比 %.1.9.2.7.6.3.4.8 n.a. n.a. 実質消費支出 ( 二人以上の世帯 ) 前期比 % 1.3.5 1. 1.4 2.5.2 2.9 1.1 3.5 n.a. 新車販売台数 ( 乗用車 ) 年率 万台 424.3 435. 426.8 448.1 44. 448.2 435.8 443. 45.4 426.5 住宅着工合計年率 万戸 29.2 28.2 89.2 96.8 95.8 99.6 91.5 95.8 95.7 n.a. 持家年率 万戸 42.7 41. 27.7 28.5 28. 29.4 27.4 28.4 27.6 n.a. 貸家年率 万戸 24.9 24.8 39.4 41. 41.4 4.6 4.2 41. 41.8 n.a. 分譲住宅年率 万戸 24.9 24.8 22.2 26.3 25.9 28.5 22.8 26.1 25.7 n.a. ( 注 ) 1. 実数データより変化率を計算しているため 公表値と一致しないことがある 2. 賃金 雇用者所得の実勢値はみずほ総合研究所による試算値 新車販売台数はみずほ総合研究所による季節調整値 3. 四半期の値は 季節調整済みデータが公表されている月までの平均値 前期比 前期差は その前四半期に対する変化率 ( 資料 ) 総務省 労働力調査 家計調査 厚生労働省 一般職業紹介状況 毎月勤労統計 内閣府 消費動向調査 消費総合指数 日本銀行 消費活動指数 国土交通省 建築着工統計 日本自動車販売協会連合会等 8 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

5. 政府部門 物価 公的需要経済政策国内企業物価消費者物価金融政策 公的需要は弱含んでいる 7 月の公共工事出来高は 前月比.8% と 2 カ月連続で減少した ( 図表 1) 先行指標である 9 月の公共工事請負金額は 前月比 +7.3% と 5 カ月ぶりに増加に転じたものの 7~9 月期でみると前期比 8.8% と減少している 足元では 217 年度補正予算による公共事業の進捗が見込まれるが 先行きの公共投資は災害からの復興事業を勘案しても弱含む可能性があるだろう 政府消費は 社会保障給付の拡大で増加傾向が続くことから 公的需要全体では底堅く推移するとみている 9 月 25 日に日米貿易協議第 2 回会合が開催され 翌 26 日には日米首脳会談が実施された この首脳会談において 日米両首脳は 新たに日米物品貿易協定交渉 (TAG:Trade Agreement on goods) を開始することで合意した 合わせて両首脳は 1TAGにおける日本の農林水産物の市場アクセスは日本の既存の経済連携協定 (EPA:Economic Partnership Agreement) における約束水準を超えないこと 2 交渉中は米国は自動車の追加関税を日本に対して発動しないことに合意した ( 図表 2) 今回日本は 米国の強い圧力の下で望みうる最善に近い合意を得たと言ってよいだろう ただし 今後の交渉では 特に自動車分野で米国から厳しい要求が突きつけられ 輸出や生産面に大きな影響が及ぶ可能性も考えられることから留意が必要だ 国内企業物価は前年比プラス幅の拡大が一服しつつある 9 月の企業物価指数は 3 カ月連続で前年比 +3.% となった ( 図表 3) 原油高を背景として石油 石炭製品の伸びが拡大した一方 非鉄金属や農林水産物が押し下げた 今後 原油価格の伸びが鈍化するとみられることから 国内企業物価指数の前年比プラス幅は縮小すると予想する 消費者物価は前年比プラス幅が緩やかな拡大傾向にある 8 月の全国コア CPI( 生鮮食品を除く ) は前年比 +.9% と 前月からプラス幅が拡大した エネルギーの伸びが小幅に拡大したほか エネルギー以外では生鮮食品を除く食料や宿泊料などの教養娯楽サービスの伸び拡大に加え 携帯電話通信料のマイナス幅縮小が寄与した ( 図表 4) 今後 ガソリン価格の伸びが縮小するものの ラグを伴って電気代の伸びが拡大する見通しであるほか 人件費の上昇等を背景に価格転嫁が一定程度進展することから 全国コア CPIは +1% 程度までプラス幅が緩やかに拡大するとみられる 日銀は 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 に即して 現状程度の金利水準を維持すべく金融緩和を進めている 9 月 18~19 日に開催された金融政策決定会合では 現状の政策を維持することを決定した また 2% の 物価安定の目標 の実現を目指し これを安定的に持続するために必要な時点まで 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を継続するとしていることから日銀は現行の政策を維持する見通しだ 9 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

1.9 1.8 1.7 図表 1 公共工事出来高 請負金額の推移 ( 兆円 ) 2 公共工事出来高 公共工事請負金額 ( 右目盛 ) 図表 2 日米共同声明の概要 1.6 1. 協議中は 本共同声明の精神に反する措置の発動を控える 1.5.9 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 ( 注 ) みずほ総合研究所による季節調整値 ( 資料 ) 国土交通省 建設総合統計 保証事業会社 3 社 公共工事前払金保証統計 ( 資料 )The White House, Joint Statement of the United States and Japan, September 26, 218 より みずほ総合研究所作成 より みずほ総合研究所作成 図表 3 企業物価指数の推移 7 月 ( 兆円 ) 1.6 1.5 1.4 1.3 1.2 1.1 合意事項 了解事項 日本 農林水産物につき 日本の既存の EPA における市場アクセス水準を最大限とする 米国 日米物品貿易協定 (TAG) 交渉の開始 TAG 交渉妥結後に他の貿易投資課題につき交渉 自動車分野につき 米国内での生産及び雇用の増大に資するものとする 図表 4 消費者物価指数の推移 ( 前年比 %) 4 3 2 1 1 2 その他 化学製品 3 非鉄金属 鉄鋼 4 食料品 エネルギー 5 国内企業物価 16/1 16/4 16/7 16/1 17/1 17/4 17/7 17/1 18/1 18/4 18/7 ( 注 ) エネルギーは石油 石炭製品と電力 都市ガス 水道の合計 ( 資料 ) 日本銀行 企業物価指数 より みずほ総合研究所作成 ( 前年比 %) その他 通信料 ( 携帯電話 ) 1.5 教養娯楽サービス 生鮮除く食料 エネルギー コアCPI 1..5..5 1. 1.5 1 2 3 4 5 6 7 8 9 11112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 11112 1 2 3 4 5 6 7 8 216 217 218 ( 資料 ) 総務省 消費者物価指数 より みずほ総合研究所作成 ( 月 ) ( 年 ) 図表 5 政府部門 物価の主要統計 FY216 FY217 218Q1 218Q2 218Q3 218/5 218/6 218/7 218/8 218/9 公的需要公共工事出来高前期比 % 4.5 3.8 1..4 1.3.1.8.8 n.a. n.a. 公共工事請負金額前期比 % 4.1 4.3 6.7 11.1 8.8 4.9 6.9 2.1 4.2 7.3 税収一般会計租税 印紙収入兆円 - - - - - 8.4 2.3 6.7 4.4 n.a. 会計年度累計 兆円 55.5 58.8 - - - 58.8 3.1 9.7 14.2 n.a. 同 前年比 % 1.5 6. - - - 6. 6.1 7.3 4. n.a. 対外交易環境対外交易条件前年比 % 3.9 4.5 3. 4.6 8.1 4.1 6.7 8. 8.4 7.8 輸出物価前年比 % 6.9 4.7.6 2.6 2.5 2.4 3.3 2.6 2.8 2.2 輸入物価前年比 % 1.6 9.6 3.8 7.5 11.5 6.8 1.8 11.5 12.2 1.9 国内企業物価総平均前年比 % 2.4 2.7 2.5 2.4 3. 2.6 2.8 3. 3. 3. 企業向け総平均前年比 %.4.7.6 1. n.a..9 1.1 1.1 1.3 n.a. サービス価格 ( 消費増税の影響を除く ) 前年比 %.4.7.7 1. n.a. 1. 1.1 1.2 1.2 n.a. 国際運輸を除く前年比 %.5.7.7 1. n.a..9 1. 1. 1.2 n.a. 消費者物価総合前年比 %.1.7 1.3.7 n.a..7.7.9 1.3 n.a. 生鮮食品を除く前年比 %.2.7.9.7 n.a..7.8.8.9 n.a. 生鮮食品及びエネルギーを除く前年比 %.3.2.5.3 n.a..3.2.3.4 n.a. 酒類を除く食料 エネルギーを除く前年比 %.2..2.1 n.a..1...2 n.a. 都区部 総合前年比 %.2.5 1.2.5 1.1.4.6.9 1.2 1.3 都区部 生鮮食品を除く前年比 %.4.4.8.6.9.5.7.8.9 1. ( 注 ) 1. 四半期の値は 季節調整済みデータが公表されている月までの平均値 前期比 前期差は その前四半期に対する変化率 2. 公共工事出来高 公共工事請負金額はみずほ総合研究所による季節調整値 3. 公共工事出来高は 217 年 4 月より新推計値に変更された 既公表系列と新公表系列を接続させるため 新推計値に基づく 216 年度の参考数値と 既公表値の比率により 217 年 4 月以降の系列の水準を調整している 4. 税収は 5 月まで旧会計年度基準 6 月から新会計年度基準に基づく計数 5. 物価指数は実数データより変化率を計算しているため 公表値と一致しないことがある ( 資料 ) 国土交通省 建設総合統計 保証事業会社 公共工事前払金保証統計 財務省 租税及び印紙収入 収入額調 日本銀行 企業物価指数 日本銀行国際商品指数 総務省 消費者物価指数 より みずほ総合研究所作成 1 みずほ日本経済情報 (218 年 1 月号 )

218 年 1 月 15 日発行 [ 担当 ] 総括宮嶋貴之外需坂本明日香企業大野晴香 矢澤広崇家計服部直樹越山祐資政府 物価酒井才介平良友祐 3-3591-1434 takayuki.miyajima@mizuho-ri.co.jp 3-3591-1435 asuka.sakamoto@mizuho-ri.co.jp 3-3591-1243 haruka.ono@mizuho-ri.co.jp 3-3591-1432 hirotaka.yazawa@mizuho-ri.co.jp 3-3591-1298 naoki.hattori@mizuho-ri.co.jp 3-3591-1416 yusuke.koshiyama@mizuho-ri.co.jp 3-3591-1241 saisuke.sakai@mizuho-ri.co.jp 3-3591-136 yusuke.hirayoshi@mizuho-ri.co.jp はトピック執筆者 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり 取引の勧誘を目的としたものではありません 本資料は 当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが その正確性 確実性を保証するものではありません 本資料のご利用に際しては ご自身の判断にてなされますようお願い申し上げます また 本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります なお 当社は本情報を無償でのみ提供しております 当社からの無償の情報提供をお望みにならない場合には 配信停止を希望する旨をお知らせ願います