「牛歩(R)SaaS」ご紹介

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肉牛生産管理ご紹介

通常 繁殖成績はなかなか乳量という生産性と結びつけて考えることが困難なのですが この平均搾乳日数という概念は このように素直に生産性 ( 儲け ) と結びつけて考えることができます 牛群検定だけでなく色々な場面で非常に良く使われている数値になりますので覚えておくと便利です 注 1: 平均搾乳日数平均

現在 本事業で分析ができるものは 1 妊娠期間 2 未経産初回授精日齢 3 初産分娩時日齢 / 未経産妊娠時日齢 4 分娩後初回授精日 5 空胎日数 6 初回授精受胎率 7 受胎に要した授精回数 8 分娩間隔 9 供用年数 / 生涯産次 10 各分娩時月齢といった肉用牛繁殖農家にとっては 極めて重要

目次 2 1) 牛体温監視システム開発背景 2) システム利用イメージ 3) システム全体構想 4) 牛体温監視システムのポイント 5) 牛体温監視システム機器構成 6) スマートフォンで るユーザポータル画面通知メール要観察牛リスト / 在籍牛リスト / 牛舎 牛房リスト画面遷移在籍牛リスト グラ

( 図 7-A-1) ( 図 7-A-2) 116

農業高校における繁殖指導とミニ講座による畜産教育支援 大津奈央 中島純子 長田宣夫 飯田家畜保健衛生所 1 はじめに 管内の農業高校では 教育の一環とし て 繁殖雌牛4頭を飼育し 生徒が飼養 いた また 授業外に班活動として8名が畜 産部に所属していた 管理を担うとともに 生まれた子牛を県 飼養管理

年 ( 平成 25 年 )10 月 235 (1) 繁殖管理の基本は? 繁殖管理では 早期の子宮と卵巣の回復 的確な発情の発見 適期授精に気をつけることが重要と言われています 分娩後四十日経っても発情兆候のない牛は 獣医師に検診を依頼することも必要です 二回目(四十日~五十日)に良い発

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食・農クラウド Akisai 農業生産管理SaaS 生産マネジメントライト サービス仕様 第2.1版

図 1 全国の繁殖雌牛数と主要市場の子牛価格の推移 全国の繁殖雌牛数 ( 千 ) ( 千円 / ) 全国の繁殖雌牛数 主要市場の子牛価格 ( 右軸 ) 主要市場の子牛価格 平成 13 14

たかということになります 従って これからは妊娠率という考え方が必要になってくると考えています もちろん 受胎率という考え方を否定しているのではありません さて 畜産経営の中の繁殖を考える上で重要なことは 繰り返しになりますが受胎率ではなく妊娠率であると考えられます しかし 人工授精や受精卵移植を行

平成 26 年度 ~27 年度施策評価票 評価する施策下記施策の体系による 総合計画との関連 施策の体系 2 - 肉用牛の振興酪農の振興養豚の振興養鶏の振興家畜防疫と環境保全食肉流通体制の充実 施策の内容と現況 (1) (2) (3) (4) (1) (2) (3) (4) (5) (6) 中分類畜

2 肉用牛肥育経営安定特別対策事業 ( 牛マルキン ) について 牛マルキンとは 肉用牛肥育経営の安定を図ることを目的として 肉用牛肥育経営の収益性が悪化した場合に 生産者の拠出と機構の補助により造成した基金から 粗収益と生産コストの差額の8 割を補塡する事業である 粗収益は期間中に食肉卸売市場また

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和牛開始マニュアル

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技術名

ハビリセンター 受精卵センター バイオマスセンター等の諸施設があり 人的組織としては和牛ヘルパー組合 和牛婦人部などがある 設立以来の主要な活動を挙げると 次のようになる 特長として 1 当初から行政が深く関わり 市役所のリーダーシップで行われてきた 2 農協を含め 全畜種を網羅し 地域全体をまとめ

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平成19年度・地球工学研究所の知的財産に関する報告会 - 資料集

国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1

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家畜共済の特長 家畜共済は 畜産農家 特長 1 低額な掛金 NOSAI の家畜共済は 国の政策保険です 掛金の約半分を国が負担するので 生産者様の負担はぐっと小さくなります 搾乳牛 100 頭あたり 5 割補償約 473 万円 肥育牛 100 頭あたり 5 割補償約 172 万円 繁殖牛 100 頭

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乳牛の繁殖技術と生産性向上

11 年度以降 これまでに採択した新規参入者は215 者である 道県別にみると 宮崎県が38 者と最も多く 次に鹿児島県の34 者 北海道の31 者 長崎県の26 者となって いる ( 図 1) なお 直近の採択となった 26 年度は 5 県 7 事業実施主体で 新規参入者 10 者を採択した 図

牛体温監視システム

2

6-1 指定食肉 ( 豚肉及び牛肉 ) の安定価格肉用子牛の保証基準価格等算定概要 生産局 平成 27 年 1 月

資料 6-1 指定食肉 ( 豚肉及び牛肉 ) の安定価格肉用子牛の保証基準価格等算定概要 生産局 平成 27 年 12 月


目 次 Ⅰ 酪農及び肉用牛生産の近代化に関する方針 1 酪農及び肉用牛生産をめぐる近年の情勢の変化 1 2 酪農及び肉用牛生産の競争力の強化 1 3 酪農及び肉用牛生産のための飼料生産基盤の確立 3 4 家畜衛生対策の充実 強化 5 5 安全安心な畜産物の生産による消費者の信頼確保 5 6 消費者ニ

ふくしまからはじめよう 農業技術情報 ( 第 39 号 ) 平成 25 年 4 月 22 日 カリウム濃度の高い牧草の利用技術 1 牧草のカリウム含量の変化について 2 乳用牛の飼養管理について 3 肉用牛の飼養管理について 福島県農林水産部 牧草の放射性セシウムの吸収抑制対策として 早春および刈取

FUJITSU Intelligent Society Solution 食・農クラウド Akisai 農業生産管理SaaS 生産マネジメントS サービス仕様 第1.0版

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肉用牛 _ 生産コスト縮減に向けた主な取り組み 2 放牧 放牧は 放牧に取り組む前と比べて 飼料費を約 25% 労働費を約 35% 削減できることから 肉用牛繁殖農家の所得向上に有効な手段である また 放牧に取り組むことで 増頭につながった事例もある バヒアグラス草地への放牧 水田放牧 矮性ネピアグ

コントラクター及びTMRセンターの現状

CPS提案のポイント

第1章 I 1 乳牛の基本知識 乳牛の平均的な体形 第2章 体長 肩から尾のつけ根まで 約170cm 第3章 体高 cm前後 第4章 体重 kg 第5章 乳牛の種類 1日の食事量 1日に出る乳 生乳 の量 日本では 北海道を中心におよそ 青草の場合 50 60kg 牛の大


スライド 1

農業現場における新技術の実装に向けたマッチングミーティング ( 第 3 回 : 畜産 ) MAFF ピッチ ( 企業プレゼンテーション ) 出展企業 時刻一覧 別添 (1) 家畜生体管理 時刻 1 企業名 : 提案技術名 提案内容 連絡先 株式会社 AmaterZ: 牛の空胎期間を適正に保つソリュー

子牛育成の参考書 ~ 子牛育成プロジェクトの調査結果から ~ 平成 26 年 3 月 東松浦農業改良普及センター唐津農業協同組合上場営農センター北部家畜保健衛生所

報告書

1 本マクロファイルの利用にあたって 本 Excel マクロファイルは 楽酪応援会議が両事業 ( 楽酪事業 楽酪 GO 事業 ) の労働負担軽減事業に係る労働負担軽減経営体の要望を効率的にとりまとめできるよう 提供するものです マクロ機能を用いた計算式を埋め込んでありますので 実施要領別表に基づく

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1. はじめに肉用牛の飼養管理は, 頭数増加や飼育技術の進歩により変化する. たとえば, 農家当たりの飼養頭数増加は, 作業者数や 1 人当たりの作業時間に変化がなければ,1 頭当たりの作業時間を短縮させる. こうした状況は, 作業者数の増加や, 機械化による省力化を進めることで, 補うことが行われ

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管理者から携帯電話に向けて命令や位置確認を行います 携帯電話からリアルタイムに情報をアップロードするとともに サーバ側のデータと同期をします GPS 測位を用いて 現在位置や軌跡を管理します 携帯電話からシステム契機でメールを送付します 基幹サーバと連携するためのデータファイルの出力や プリンタ連携

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2017 電波産業調査統計

地域における継続した総合的酪農支援 中島博美 小松浩 太田俊明 ( 伊那家畜保健衛生所 ) はじめに管内は 大きく諏訪地域と上伊那地域に分けられる 畜産は 両地域とも乳用牛のウエイトが最も大きく県下有数の酪農地帯である ( 表 1) 近年の酪農経営は 急激な円安や安全 安心ニーズの高まりや猛暑などの

1 届出 W e b システム 詳細な操作マニュアルは こちら ( ア ) 仕組み Web サイトの専用フォームに届出内容を入力して送信 ( 最大 500 頭まで一括送信可能 ) 届出当日に登録 インターネット 届出内容

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報道機関各位 平成 31 年 3 月 20 日東京工業大学信州大学株式会社電通国際情報サービス 最先端エッジ AI 技術を活用した牛の行動観察システムを共同開発 ~ 酪農 畜産業におけるアニマルウェルフェア向上を目指して実証実験を開始 ~ 東京工業大学 信州大学および電通国際情報サービス ( 以下

まえがき 1 第 1 酪農及び肉用牛生産の近代化に関する基本的な指針 4 Ⅰ. 酪農及び肉用牛生産をめぐる近年の情勢の変化 4 1. 生産基盤の弱体化の懸念 4 (1) 離農や後継者不足による人手不足 4 (2) 乳用牛 肉用牛飼養頭数の減少 4 (3) 飼料価格の上昇 4 2. 消費者の需要の変化

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たまみつしげ 2 黒毛和種 琴照重 及び褐毛和種 球光重 ETI が優秀な成績を収めて 種雄牛として選抜される 鳥取牧場で作出した黒毛和種の種雄牛 琴照重 が 産子の肥育成績を調べる現場後代検定により選抜され 精液の供給が始まりました 琴照重 は 同時期に検定を実施した種雄牛 23 頭中 脂肪交雑

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目 次 Ⅰ 酪農及び肉用牛生産の近代化に関する方針 Ⅱ 生乳の生産数量の目標並びに乳牛及び肉用牛の飼養数の目標 1 生乳の生産数量及び乳牛の飼養数の目標 2 肉用牛の飼養数の目標 Ⅲ 酪農経営又は肉用牛経営の改善の目標 1 酪農経営方式 2 肉用牛経営方式 Ⅳ 乳牛及び肉用牛の飼養規模の拡大のための

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AM部会用資料(土木・建築構造物)

酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針について 我が国農業における畜産の地位 酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針 ( 酪肉近 ) について 酪肉近のポイント

(3) 事業内容 男性は 2 年に一度程度しか帰郷することができず 村に残した妻と子どもは男性の帰りを待っている このような状況のなか 住民は出稼ぎ労働に頼ることなく 子どもたちを進学させ 医療費や食費の不安が少ない生活を送りたいと願っている その為 シンジャイ県では 農家収入を向上させることで貧困

2011-R 年 1 月 19 日 クラウド時代に対応した企業向け新ネットワークサービス Universal One の提供開始について ~ 高品質 高信頼ネットワークを国内外シームレスに展開 ~ NTT コミュニケーションズ ( 略称 :NTT Com) は クラウド利用に最適化し

共連れ検知システムご紹介 株式会社富士通九州システムズ Copyright 2018 FUJITSU KYUSYU SYSTEMS LIMITED

ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

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まえがき 我が国は いまだ経験したことのない経済社会の構造の変化に直面し 大きな転換点を迎えており 変化に対応したスピード感のある取組が求められています 酪農 肉用牛生産については 農家戸数や飼養頭数の減少など 生産基盤の弱体化により 生乳生産量が減少し また子牛価格が高騰しており この状態を放置す

( 問 3) 売却証明書を発行することができるのは どのような市場ですか 売却証明書を発行できるのは 以下の市場において売却した場合です 1 家畜市場家畜取引法 ( 昭和 31 年法律第 123 号 ) 第 2 条第 3 項に規定する家畜市場及び同法第 27 条に規定する臨時市場 2 中央卸売市場

毎回紙と電卓で計算するより パソコンの表計算ソフトを利用して計算されることをすすめます パソコンは計算と記録が同時にできますから 経営だけでなく飼養管理や繁殖の記録にも利用できます 2) 飼料設計項目ア.DMI TDN CP NFC a.dmi( 乾物摂取量 ) 水分を除いた飼料摂取量のことです 飼



タブレット端末を活用した営業活動を支援する「金融機関向け日立モバイルクラウドサービス」を提供開始

図 1から農家数の推移をみると 昭和 55 年の8 万 3138 戸から平成 27 年の3 万 8428 戸へと 35 年間に 4 万 471 戸 (53.8%) も減少している しかし それは表 1に示すように全国の同期間の減少率と同値である 農家の中でも主業販売農家数は17 年の1 万 2588

畜産クラスターの取組と支援のイメージ 地域畜産クラスター協議会 ( 畜産農家 地方公共団体 JA 畜産経営支援組織 畜産関連業者等 ) 繁殖雌牛の増頭と繁殖性の向上で 地域の収益性を向上しよう! 関係者が連携し 収益性の向上を図る取組を記載した畜産クラスター計画を作成 目的 中心的な経営体を核とした

「オフィスまるごとサポート ビジネスホンサポート」のサービス拡充について

平成24年度自給飼料利用研究会資料|酪農生産における暑熱の影響とその対応

農林畜産食品部 ( 長官イ ドンピル ) は口蹄疫 高病原性鳥インフルエンザなどの家畜疾病防疫体系改善を反映した家畜伝染病予防法が 2015 年 6 月 22 日付けで改正 公布されたことをうけ 後続措置として 家畜伝染病予防法施行令及び施行規則 の立法手続きが完了し 2015 年 12 月 23

Ⅰ 酪農及び肉用牛生産の近代化に関する方針

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一般社団法人日本養豚協会からのプレスリリース 表彰式 日時 : 平成 30 年 3 月 9 日 ( 金 )13:00~14:10( 予定 ) 場所 : 東京大学弥生キャンパス弥生講堂一条ホール ( 東京都文京区弥生 1-1-1) ( 飼料用米多収日本一 表彰式と同時に開催 ) 表彰 ( 審査 ) の

平成 19 年度 家畜市場肉用牛取引実績報告書 ( 平成 19 年 4 月 ~ 平成 20 年 3 月 ) 財団法人沖縄県畜産振興基金公社 沖縄県浦添市伊奈武瀬 ( 沖縄県中央卸売市場 2 階 ) 電話 098-(869)7027 FAX 098-(869)7030

A 農場の自家育成牛と導入牛の HI 抗体価の と抗体陽性率について 11 年の血清で比較すると 自家育成牛は 13 倍と 25% で 導入牛は 453 倍と % であった ( 図 4) A 農場の個体別に症状と保有している HI 抗体価の と抗体陽性率を 11 年の血清で比較した および流産 加療

れた。

埼玉県調査研究成績報告書 ( 家畜保健衛生業績発表集録 ) 第 57 報 ( 平成 27 年度 ) 9 牛白血病ウイルス感染が生産性に及ぼす影響 中央家畜保健衛生所 畠中優唯 Ⅰ はじめに牛白血病は散発性と地方病性 ( 成牛型 ) の2つに分類される 牛白血病ウイルス (BLV) 感染を原因とする地

FUJITSU Cloud Service for OSS 「ログ監査サービス」 ご紹介資料

目次 はじめに Page. 3 1 ログイン方法 4 2 監視設定 5 3 監視設定の変更 削除 18 4 性能情報確認 24 5 問い合わせ先 27 ご参考 動作環境について 28 改版履歴 29 Page 2 NEC Corporation 2014

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第 5 15 隠岐圏域 ( 農業 農村 ) 章 地域プロジェクト (1) 現状と課題 隠岐圏域の農業は 離島である上に急峻な地勢という不利な条件下で営まれています また 農家の高齢化率 が高く 耕種部門では 零細な経営規模が多い状況ではありますが 農外企業の肉用牛部門への参入など新たな 動きもありま

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牛の繁殖支援サービス FUJITSU Intelligent Society Solution 食 農クラウド Akisai 牛歩 SaaS 牛歩 SaaS ご紹介 ~ICT 技術を活用した計画繁殖のご提案 ~

目次 1. 畜産農家を取り巻く環境 P.2 2. 繁殖牛の 1 年 1 産 実現への課題 P.3 3. 牛歩 SaaSの概要 P.4 4. 牛歩 SaaSの特長 P.5 5. 牛歩システムの導入実績 P.8 6. 標準価格 ( 歩数計装着が20 頭の場合 ) P.9 7. 経済効果事例 P.10 ( ご参考 ) 競合製品比較 P.11 1

1. 畜産農家を取り巻く環境 < 環境の変化 > 飼料の高騰 農産物価格の低迷 安価な輸入肉の台頭 食の安全(BSE, 口蹄疫 ) ( 円 / トン ) 配合飼料価格の推移 ( 乳牛飼育用 ) 80,000 70,000 60,000 70,150 円 (1.5 倍 ) 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 45,650 円 62,700 円 (1.4 倍 ) 0 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 畜産農家の経営収支 ( 一戸当たり ) 区分 酪農繁殖牛肥育牛金額 ( 万円 ) 比率 (%) 金額 ( 万円 ) 比率 (%) 金額 ( 万円 ) 比率 (%) 収入 1 3,095-403 - 3,919 - 経営費 2 2,744 100.0 276 100.0 3,437 100.0 肥育素牛 416 15.2 45 16.3 1,828 53.2 飼料 1,188 43.3 88 31.9 1,110 32.3 光熱動力 122 4.4 13 4.7 49 1.4 その他 1,018 37.1 130 47.1 450 13.1 所得 (1-2) 351-127 - 482 - 飼養頭数 38 10 90 出典 : 農林水産省 農業経営統計調査 より抜粋 < 農家の課題 > 生産コストの低減 < 農家の対策 > 的確な発情発見による受胎率向上 個体改善による乳量増加 / 肉質向上 疾病予防による牛の供用年数の延長 適正な給餌と自給飼料増産 ICT 技術を活用した計画的繁殖による経営効率化 2

2.. 繁殖牛の 1 年 1 産 実現への課題畜産農家を取り巻く環境 全国平均 (420 日 ) 1 年 1 産 (365 日 ) 短縮 ( 分娩 ) ( 授精 ) ( 受胎 ) 受胎期間 (285 日 ) 子宮回復 (20 日 ) 受胎可能期間 (60 日 ) +55 日 ~ 発情発見の条件 ~ 発情のサイクルは 21 日 発情は午後 10 時 ~ 午前 8 時に多く発生する傾向 発情発生期間 ( 受胎可能期間 (60 日 ) に授精 ~ 受胎することが必要 ) < 発情を見極めること自体は難しくない > 1 落ち着きがなく行動量が増加する 2 乗駕動作 ( マウンティンク ) 3 乗駕許容動作 ( スタンテ ィンク ) 4 食欲減退 < 畜産農家の課題 > (2 回発情を見逃すと 1 年 1 産は実現不可能 ) 124 時間での発情監視体制をとるのが難しい 多忙な酪農 家畜家 ( 搾乳, 給餌, 給水, 牛舎掃除等 ) 何十, 何百頭と飼っている雌牛の発情を見逃す 発情時間は 12~18 時間 ( 午後 10 時 ~ 午前 8 時に多く発情 ) <ICT の活用領域 > 1 発情兆候の早期発見 牛の行動量から発情兆候を早期に発見する 2 雄牛と雌牛の産み分け ( 約 70% の確率 ) 酪農では乳牛となる雌牛を求め 畜産では肉質の良好な雄牛を求める ( 授精時間による産み分け ) 3 疾病の早期発見 発情発見のための監視体制がとれないのが 課題である 3

3. 牛歩 SaaS の概要 牛歩は牛の行動特性を利用して 歩数計を活用した歩数データの推移で発情時期を検知し 高い受胎率で繁殖させることを可能にするシステムです 種付けタイミングの見逃しによる酪農 畜産家の損失を激減させ かつ 雄雌の産み分けにも活用でき 経営効率化の支援を行います 富士通では この牛歩をクラウドサービスとして提供致します これにより データを確実に保全し 常に最新の環境下でご利用頂けます 4

4. 牛歩 SaaS の特長 1 1 牛に歩数計を装着して 行動量 ( 歩数 ) で発情等を発見します 21 時間単位での行動量をリアルタイムにグラフで表示します 3 発情兆候の連絡メールを携帯電話 スマートフォン及びパソコンに送信します 4 放牧, つなぎ等の飼養形態を選びません 発情開始判断 授精適期 (8 時間 ) (8 時間 ) 排卵時期 16 時間後約 14 時間後 雌牛 雄牛 < 授精適期 > 発情開始判断から 16 時間後が適期 ( 変更可 ) < 雌雄産み分け > 授精適期を境に前半 8 時間が雌牛 後半 8 時間が雄牛の出産確率が高くなる 過去の実績より 約 70% の確率で実現 5

4. 牛歩 SaaS の特長 2 < 受胎の確認方法 > 1 回目の発情 21 日後に再発情 ( 受胎せず ) 2 回目の発情 1 回目の発情から 27 時間後に授精を行い 21 日後に再発情が発生 ( 授精が遅く受胎せず ) 21 日後に再発情がなければ 受胎している可能性あり < 発病の兆候 1( 行動量の減退 )> 搾乳中 搾乳中 搾乳後に給餌場に移動していない < 発病の兆候 2( 歩数増加が数日続く )> 6

4. 牛歩 SaaS の特長 3 ~ お知らせ 画面 ~ 7

5. 牛歩システム導入実績 牛歩システムは日本の酪農 畜産農家様に約 1,100 システムの導入実績あり 今帰仁村和牛改良組合 久米島 ( 沖縄県 ) 目的 沖縄県中部の今帰仁村和牛改良組合及び 久米島において 経営の安定 合理化に取り組み 繁殖牛の生産拡大を目指す 11 年 1 産を目標に分娩間隔の短縮化を図る 2 繁殖障害の早期発見を可能とする 概要 効果 牛歩システムにより 的確な発情時期の把握が可能となった 今帰仁村和牛改良組合の他組合員も導入を検討中であり また 沖縄県南部においても 導入検討の農家が増え 拠点産地化が進められている JA 宮崎経済連 ( 宮崎県 ) 目的 JA 宮崎経済連殿の 肉用牛生産実証農場 ( 木城 ) 妊娠牛供給センター綾農場において スタンドアロンタイプの牛歩システムを導入し 発情発見の見逃し防止及び管理労力の軽減を図っていた しかし 当システムは農場内のみ利用可能な仕組みであリ 畜産部として現場の繁殖状況を把握する事が出来なかった この為 牛歩 SaaS を導入する事で 畜産部で現場の繁殖状況をリアルタイムで把握できる様にした 概要 効果 畜産部で現場の繁殖状況をリアルタイムで把握することで 精度の高い繁殖管理を行う事が可能となった 8

6. 標準価格 ( 歩数計装着が20 頭の場合 ) 標準機器構成 (1) (2) (3) データセンター 基地局 ( 注意 ) 機器設置を行う前には 現地での既存の通信設備及び電波状況の調査が必要です 牛舎内のアンテナは牛舎の広さ及び電波状況に設置が必要となる場合があります インターネット 自宅 / 事務所 (4) 牛舎 既存設備 ルーター ダイポールアンテナ 2 20 個 FOMA Card ルータ 受信機 1 歩数計 345 機器概算費用 NO 品名型番単価個数金額備考 1 受信機 TFR400EF-TR 660,000 1 660,000 ルータ含む 2 ダイポールアンテナ DP-303L 25,000 1 25,000 3 歩数計 TMT411E 35,000 20 700,000 牧場側で装着実施 4 足首バンド AKB-01 200 20 4,000 5 足首バンド用金具 AKBK-01 600 20 12,000 6 取付工事費用 - 200,000 1 200,000 1サイトあたりの工事費用 合 計 1,601,000 サービス利用料 ( 月額 ) NO 品 名 型 番 月額単価 個数 金 額 備考 (1) サービス利用料 1,000 20 20,000 1 歩数計あたりのサービス費用 (2) 運用支援費用 個別見積 運用に際してのサポート費用 (3) 導入支援費用 個別見積 導入セットアップ 操作教育費用 (4) 回線利用料 - - - - お客様手配 9

7. 経済効果事例 11 農家 牛歩使用前と使用後経済効果 牧場名 飼養 頭数 牛歩導入前 2008/5~2008/12 8 ヶ月間 牛歩導入後 2009/1~2009/8 8 ヶ月間 短縮 日数 年間増産 頭数 増産による増収 350,000 円 /1 頭 ( 平均 ) 空胎日数分娩間隔空胎日数分娩間隔 1 A 畜産 180 78 363 63 348 15 8 2,800,000 2 B 畜産 262 74 359 59 344 15 12 4,200,000 3 C 畜産 110 96 377 66 351 26 8 2,800,000 4 D 畜産 202 54 339 40 330 9 6 2,100,000 5 E 畜産 498 78 363 51 336 27 40 14,000,000 6 F 畜産 201 154 439 74 359 80 37 12,950,000 7 G 畜産 537 115 400 62 347 53 75 26,250,000 8 H 畜産 273 217 502 66 351 151 85 29,750,000 9 I 畜産 173 137 422 67 352 70 29 10,150,000 10 J 畜産 248 83 368 50 335 33 24 8,400,000 11 K 畜産 151 102 387 69 354 33 13 4,550,000 平均 258 108 393 61 346 47 31 10,722,727 10

( ご参考 ) 競合製品比較 競合各社の仕様と導入実績 ( 国内 ) メーカー名国名測定装置国内電波法通信方法電波飛距離データ取得 導入実績国内 ( 想定数 ) シェア N 社 オランダ 脚 不要 微弱 数 m 歩数合計 10 1% W 社 ドイツ 脚 不要 微弱 数 m 歩数合計 20~30 2% A 社 イスラエル 脚 不要 微弱 数 m 歩数合計 10 1% D 社 スウェーデン 首 不要 微弱 30m 1 時間単位 20~30 2% コムテック社 ( 牛歩 ) 日本 ( 宮崎 ) 脚 首 取得 特定 150m 前後 1 時間単位 1,050 92% I 社 日本 首 取得 微弱 30m 1 時間単位 30 2% N 社 日本 首 単体 1 時間単位 0 0% センサータイプによる発情発見比較 学術研究機関にて一定条件のもと 同一個体の牛に首タイプのセンサーと 脚タイプのセンサーを同時に装着し そのデータを基に発情の発見率と誤報率について比較した 発見率 (%)=( 真の発情検出数 )/( 歩数計検出総数 ) 100 誤報率 (%)=( 偽の発情検出数 )/( 歩数計検出総数 ) 100 発見率 誤報率はコムテック社比較 < 比較結果 > 首での発情発見 :3~5 日の平均で発見率 85% 誤報率 65% 程度 放牧時も同様の結果 実用性低い 脚での発情発見 :6~7 日以上の平均で発見率 90% 誤報率 20% 程度 放牧時は発見率上昇 誤報率低下 実用性高い ( 考察 ) 首に装着した場合の誤報率が高くなる要因として 給餌の度に運動量が増加する傾向にあり 発情時との判別が困難であると推測される 牛歩はパーラー連動が可能な乳牛のみでなく 放牧の肉牛にも活用可能 競合製品は 微弱無線のため 通信距離が短く パーラー連動でのみ使用可能 ( 乳牛のみ ) ツナギ飼育牛 育成牛 放牧牛及び和牛での発情発見は困難 ) 11