104 (3) 全中学校において アクティブスクール を展開 全中学校を アクティブスクール として位置付け 自校の目標 ( 値 ) や取組内容を定めた 体力向上推進計画 を作成し 取組を強力に推進している (4) スーパーアクティブスクール や アクティブライフ研究実践校 による取組中学校 47

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平成25~27年度間

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目 次 1 設置の目的 1 2 設置の基本的枠組み (1) 課程 (2) 学科 (3) 入学定員 (4) 設置予定 3 教育理念 育てたい人物像 (1) 教育理念 (2) 育てたい人物像 4 教育課程について (1) スポーツマネジメント科教育課程編成の基本方針 2 (2) 教育課程表 4 5 その

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

施策吊

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

<4D F736F F D F81798E9197BF94D48D A95CA8E B8CA782CC8EE691678FF38BB581698B6096B18B4C8DDA92F990B38CE3816A2E646

H ■再発防止策総務課修正版(最終)_Ⅰはじめに

第3章 指導・監査等の実施

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

スライド 1

本年度の調査結果を更に詳しく分析するため 本道の課題となっている質問紙の項目について 継続して成果を上げている福井県 秋田県 広島県と比較した結果を示しています ( 全国を 100 とした場合の全道及び他県の状況をレーダーチャートで示したもの ) 1 福井県との比較 (~P51) 継続的に成果を上げ

第 2 部 東京都発達障害教育推進計画の 具体的な展開 第 1 章小 中学校における取組 第 2 章高等学校における取組 第 3 章教員の専門性向上 第 4 章総合支援体制の充実 13

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

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資料1-7 部活動指導員について

資料2 これまでの学校における食育の取組について

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

1 単位対象学年 組 区分 1 年 必修 奥村秀章 黒尾卓宏 晝間久美 保健体育 保健 我が国の健康水準 健康であるための成立要因や条件について理解させ 飲酒や喫煙等の生活習慣について考える 薬物乱用 感染症 エイズの予防対策の重要性について認識させる ストレス社会への対処の仕方や身

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京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

-218-

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(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

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2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

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県立学校職員 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 15 条の2 第 1 項第 5 号の規定に基づき 山形県教育委員会における職員 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 7 条に規定する校長及び教員等 ) の標準職務遂行

第 1 部第 3 章特別支援教育推進計画 ( 第二期 ) の基本理念と施策の方向性 1 東京都特別支援教育推進計画 ( 第二期 ) の基本理念東京都特別支援教育推進計画 ( 前計画 ) の基本理念発達障害を含む障害のある幼児 児童 生徒の一人一人の能力を最大限に伸長するため 乳幼児期から学校卒業後ま

ICT による新しい学び 急速な情報通信技術 (ICT) の進展やグローバル化など 変化の激しい社会を生きる子供たちに 確かな学力 豊かな心 健やかな体の調和のとれた 生きる力 を育成することがますます重要になってきています 2

目次 1 はじめに 1 2 根拠法令 1 3 計画期間 1 4 大綱の基本方針 2 5 主な取組 3 参考資料 7

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

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(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

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問 3 問 1 で複数種目を回答した場合 指導形態について該当するものを選んでください ( 問 1 で複数種目回答していない場合は回答不要 ) 1 学校が選択した複数種目をすべての生徒に履修させている 2 学校が提示した複数種目から生徒が選択して履修できるようにしている 3 その他 ( 具体的な指導

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45 宮崎県

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

な取組 日本や東京の文化 歴史を学び 日本人としての自覚と誇りを涵養主な取組 東京都国際交流委員会 * を再構築し 外国人への生活サポートを推進主な取 様々な広報媒体の活用などによる障害者への理解促進主2020 年に向けた取組の方向性 1 オリンピック パラリンピック教育を推進するとともに 多様性を

都立小岩高等学校 全日制

44 大分県

CSR の 5 つの重要課題 食とスポーツで心と体の元気を応援 基本的な 考え 方 貢献するSDGs CSR の5 つの重要課題 の中心的対象となる SDGs の目標 食とスポーツを手掛ける企業として 食育活動 食文化の普及 スポーツの振興などを通して心と 体の健康づくりに貢献しています スポーツと

多くの大学においては 新入生のオリエンテーション時やサークルの代表者に 未成年者の飲酒の防止と イッキ飲み 等過剰飲酒の禁止に関する指導や啓発が行われています また 平成 27 年度からは 県保健所 精神保健福祉センター等が中心となり 大学生向けのアルコール健康障害や適正飲酒の知識に関する出前講座を

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第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

参考資料3 総合型地域スポーツクラブの取組事例

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寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

様式 Ⅰ 平成 28 年度オリンピック パラリンピック教育推進校 事業実施報告書 学校名 井手町立井手小学校 多賀小学校 泉ヶ丘中学校 全校児童 生徒数 井手小 ;222 名多賀小 ; 99 名泉ヶ丘中 ;154 名 Ⅰ スポーツへの誘い自己肯定感の醸成 Ⅱ 障害者や高齢者への理解共生社会の形成 Ⅲ

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持続可能な教育の質の向上をめざして ~ 教員の多忙化解消プラン に基づく取組について ~ 平成 30 年 3 月 愛知県教育委員会

Transcription:

103 第 5 章体を鍛え健康に生活する力を培う 児童 生徒の健康増進や体力向上を図るとともに 積極的に運動やスポーツに親しみ 心身の調和的な発達を遂げることができるよう スポーツ教育を推進している 第 1 体力向上を図る取組の推進 1 総合的な子供の基礎体力向上方策の具体的な取組 (1) アクティブプラン to 2020 ( 第 3 次計画 ) に基づく体力向上の取組の推進 平成 28 年 1 月に策定した アクティブプラン to 2020 総合的な子供の基礎体力向上方策 ( 第 3 次推進計画 ) に基づき 体力合計点の東京都平均値を 小学生は都道府県別の上位 中学生 高校生は全国平均値程度まで向上させることを目標に 取り組んでいる (2) 東京都統一体力テストの実施平成 23 年度から 都内公立学校の全ての児童 生徒を対象とした 東京都児童 生徒体力 運動能力 生活 運動習慣等調査 ( 東京都統一体力テスト ) を実施している 毎年 6 月を 体力テスト実施月間 とし 都内の全公立学校が 4 5 月に体力テストの意義や目的 学校の体力 運動能力の実態と全体的傾向 児童 生徒一人一人による目標 ( 値 ) の設定 各種目の実施方法等について確実に指導した上で 東京都全体で6 月に体力テストを実施している

104 (3) 全中学校において アクティブスクール を展開 全中学校を アクティブスクール として位置付け 自校の目標 ( 値 ) や取組内容を定めた 体力向上推進計画 を作成し 取組を強力に推進している (4) スーパーアクティブスクール や アクティブライフ研究実践校 による取組中学校 47 校を スーパーアクティブスクール に指定し 体力を向上させるための指導法等について先進的な研究開発を行い 優れた取組や成果を広く発信することを通して 全中学校の体力向上の取組の充実を図っている 小学校 20 校を アクティブライフ研究実践校 に指定し 基本的生活習慣の定着 改善に向けた取組や保健指導などの具体的取組を実践研究し 優れた取組や成果を広く発信することを通して 全小学校の健康教育の充実を図っている (5) コオーディネーショントレーニングの地域拠点校による普及脳と体幹を鍛えるコオーディネーショントレーニングについて 実施校の一層の拡大に向けて 地域拠点校 50 校を定め 実践内容を地域に発信している (6) 中学生 東京駅伝 大会の実施中学生の健康増進や持久力をはじめとする体力向上 スポーツの振興及び生徒の競技力の向上を目的として 区市町村対抗の駅伝競走を実施している 平成 28 年度 :23 区 26 市 1 町のチーム 選手 役員 観客約 17,000 人参加 (2 月 ) (7) その他 東京都体力向上努力月間(10 月 ) の設定と普及 啓発ポスターの作成 子供の体力向上推進優秀校の顕彰 2 体育活動に起因する事故防止の徹底 体育活動に起因する事故防止の徹底を図るため 昭和 42 年以降各種の手引書を作成し 事故防止に関する通知とともに各学校に配布し 趣旨の周知徹底を図ってきた 平成 27 年度においては 安全な水泳指導のためにテキストを作成し 中央講習会を開催するとともに テキストを活用した区市町村地域講習会を開催することによって 水泳の事故防止の徹底を図った また 部活動中における熱中症予防も含め 時機を捉えて事故防止に関する通知等の発出を行うとともに 協議会や指導訪問等の機会を活用して 体育活動に起因する事故への適切な対応について周知徹底するなどの取組を行った さらに 体育的行事における組み体操等での事故を防止するために 教員を対象として組み体操実技講習会を実施するとともに 体育的行事における安全対策ガイドライン を作成 配布し 事故の未然防止に向けた取組を行った

105 3 都立高等学校における競技力向上と運動部活動の活性化 (1) 部活動による競技力向上 東京 2020 大会の開催を踏まえ 運動部活動による競技力向上を一層推進する ア都立高等学校における スポーツ特別強化校 事業都立高等学校に各スポーツを強化する部活動を23 校 50 部指定し 全国大会等に出場できるよう競技力の向上を促進している イスポーツ特別強化校へのスーパーバイザーの導入競技力向上を目標とした部活動の効果を検証するため 優秀な指導者等を都立高等学校の運動部活動に試行的に導入している (5 校 5 部 ) ウ部活動指導の民間委託モデル事業部活動指導を行う顧問教諭の負担を軽減していく方策を探るため 民間事業者による専門的指導者を学校に派遣することにより 部活動の指導面の充実と顧問教諭の業務縮減に向けたモデル事業を実施した 平成 28 年度 :1 校で実施エ都立高等学校における県外遠征の実施東京都と北海道夕張市による自治体間連携モデル事業の一環として 都立高校生の県外遠征を実施し 競技力の向上を図った 平成 28 年度 : 野球 1 校 1 部 男子バスケットボール部 1 校 1 部オ高校生元気アップスポーツ交流事業東京都と地方都市との高校生が スポーツ等を通して交流することにより 東京 2020 大会への気運を互いに高め合うとともに 都立高校生が地方都市の地場産業 伝統芸能 文化 地域貢献等を体験することにより 我が国の将来を担うための資質 能力の向上を目指す 平成 28 年度 :9 校で実施 (2) 運動部活動の振興ア体力気力鍛錬道場の指定体力の向上を図る取組及び部活動の推進を通して 特色ある学校づくりを一層推進し 生徒の体力や気力を向上させている 平成 28 年度 :30 校イ地域との連携による都立特別支援学校の部活動振興事業特別支援教育の充実に資するため 都立特別支援学校の部活動に地域の外部指導員を導入し 児童 生徒の個性や能力を一層伸長している ウ生徒のスポーツ活動の振興中学校 高等学校 特別支援学校等における運動部活動を振興し スポーツに対する正しい理解と関心を高め スポーツマンシップを養うとともに 生徒の体力及び競技力の向上並びに学校相互の交流と親睦を深めるため 各種大会を開催した ( 付録 p.293 参照 )

106 第 2 健康づくりの推進 子供たちの心身の調和の取れた発育 発達を図り 健やかな体を作ることは 知 徳 体 のバランスの取れた人間を育成する上での基盤となる 児童 生徒が自分自身の健康に対する関心を高め 生涯にわたって主体的に健康を保持 増進しようとする態度を家庭とも連携して推進していくことが重要である 1 都立学校における健康づくり推進プラン に基づく健康教育の推進 都立学校における健康づくり推進プラン に基づき 児童 生徒の健全な心と体の育成を図るとともに 医師会 学校歯科医会 学校薬剤師会等との連携による 専門的な科学的知見を踏まえた健康教育を推進している (p.54 参照 ) 2 食育の推進 (1) 食育を推進する体制の整備 ( 栄養教諭の配置等 ) 学校における食育を推進させるため 食育推進チームの設置 栄養教諭及び食育リーダー等を中心とした校内体制の整備について調査を行い 促進する 平成 20 年度から 各地区に栄養教諭を計画的に配置し 平成 25 年度からは複数配置を開始した 栄養教諭は 配置地区内の各学校の食育リーダーを支援することで 地区全体の食育を推進する役割を担っている 食育リーダーへの指導 助言を充実し 学校給食を活用した食育を一層推進するため 栄養教諭の配置を拡大する 平成 28 年度 : 栄養教諭 64 人 (2) 研修会の実施 ( 食に関する指導研修会 ) 公立学校教職員を対象に 公立学校における食に関する指導の具体的な方策について 実践事例の発表及び講演会を実施し 食育の推進を図る (3) 学校給食における地場産物の活用農地のない都心部の学校においても 地場産物を活用した食育や地産地消を行えるようにするため 関係諸機関と連携を図り 学校給食において 島しょを含めた東京産の水産物や地場産野菜の活用を推進する

107 3 アレルギー疾患への対応 (1) ガイドライン等に基づいた事故防止に向けた体制の整備 学校における児童 生徒のアレルギー疾患対応については 文部科学省監修による 学校のアレルギー疾患に対する取組ガイドライン ( 平成 20 年 3 月 ) 及び文部科学省発行の 学校給食における食物アレルギー対応指針 ( 平成 27 年 3 月 ) 等に基づいた 各学校での取組が円滑に進むよう 児童 生徒のアレルギー疾患に対する教職員の理解と対応能力の向上に向けて取り組んできている (2) アレルギー疾患対応研修の実施アレルギー事故予防と事故発生時の緊急対応の確立に向けて 全ての養護教諭 アドレナリン自己注射薬携帯児童 生徒の担任教諭 栄養教諭 学校栄養職員や管理職を対象とした アレルギー専門医等による研修を実施している 平成 28 年度研修実施状況 : 学校教職員 8 回 3,418 人 学校栄養職員 2 回 418 人