3-1 道路

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Taro-03_H3009_ただし書同意基準

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

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別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

tosho_koudotiku

第 8 条令第 144 条の4 第 1 項第 1 号に規定する転回広場の位置及び形状は 別記第 5 図に示すところによるもの又はこれらを包含し かつ 有効に機能すると認められるものでなければならない 2 第 4 条の規定により指定道路が接続する道路 ( 以下 取付道路 という ) が幅員 6メートル

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建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の基準 ( 包括同意基準 ) 平成 30 年 9 月 28 日 加古川市都市計画部建築指導課

PowerPoint プレゼンテーション

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大津市 道路位置指定基準

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

日影許可諮問(熊野小学校)

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東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

改正包括同意基準参考図

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

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3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

本基準の施行日 :2017 年 ( 平成 29 年 )10 月 1 日 本基準は 上記の施行日以後にされる都市計画法第 29 条第 1 項に基づく許可申請について 適用し 同日前にされた許可申請については 改正前の基準を適用します 道路に関する審査基準 ( 都市計画法第 33 条 ) 関係法令等 法

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区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

第2章

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

などについては連たんの戸数に含めることはできません また 建築物の敷地相互の間隔とは 相互の敷地端からの直線距離です (2) 本市では 昭和 46 年 3 月 15 日から市内を市街化区域と市街化調整区域に区分する 線引き を行っています ( 法第 3 3 条第 4 項の条例で定める建築物の敷地面積

建築基準法第 43 条第 1 項ただし書による包括許可基準 平成 23 年 3 月 4 日 焼津市建築審査会承認 1 趣旨次の基準に適合するものは 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 43 条第 1 項ただし書の規定に基づき 特定行政庁が交通上 安全上 防火上

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

開発許可申請の手引き 平成 31 年 4 月改訂 熊本市都市建設局

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Microsoft Word - 富士宮市道路の位置の指定基準(H ).doc

最高限度1 制限の緩和 (1) この規定の適用による隣地との関係等による緩和に関する措置は 次の各号に定めるところによる ただし イの規定については 北側の前面道路又は隣地との関係についての建築物の各部分の高さの最高限度 ( 以下 斜線型高さ制限 という ) が定められている場合において その高さを

Microsoft Word _解説(H 改正).doc

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

る場合で 終端及び区間 35 メートル以内ごとに自動車の転回広場に関する基準 ( 昭和 45 年建設省告示第 1837 号 ) に適合する自動車の転回広場 ( 形状は別図 ) が設けられている場合 (4) 幅員が6メートル以上の場合 ( 指定道路の幅員 ) 第 4 条 指定道路の幅員は車道幅員とし

( 法第 33 条第 4 項の条例で定める建築物の敷地面積の最低限度 ) 第 3 条法 34 条第 8 号の3に規定する開発行為を行う場合における建築物の敷地面積の最低限度は, 法第 33 条第 4 項の規定に基づき,250 平方メートルとする ただし, 市長が良好な住居等の環境の形成又は保持のため

上野原市規則第××号

建築基準法施行規則第10条の2第1号

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

幅員構成に関する規定 2 幅員構成 幅員については 車道 歩道等 をはじめとして その他に 軌道 緑化 に関する規定があり これらの組み合わせにより道路の断面構成が決定される 車道については 計画交通量 道路の区分から決定される 車線数 車線幅員 中央帯 路肩 の規定のほか 必要に応じて設置できる

1 見出し1

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし


スライド 1

大阪市再開発地区計画にかかる

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建築基準法第43条第1項ただし書に係る一括同意基準

建築基準法第 86 条第 1 項 第 2 項の規定に基づく一団地の総合的設計制度及び連担建築物設計制度等の運用について 建築基準法第 86 条第 1 項 第 2 項及び法第 86 条の2 第 1 項の規定に基づく認定の運用は 平成 11 年 4 月 28 日付け建設省住街発第 48 号局長通達による

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

小松市告示第64号

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市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

東京都市計画用途地域の変更 ( 東京都決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する ( 中野区分 ) 種類面積容積率建ぺい率 第一種低層住居専用地域 第 二 種 低層住居 専用地域 /10 15/10 4/10 5/10 外壁の後退距離の限度 建築物の敷

バリアフリー化に対応した歩道の構造基準『歩道における段差及び勾配等に関する基準』

無電柱化法第12条運用勉強会資料

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

日本橋・東京駅前地区

第1章 開発行為

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

Microsoft Word - 高度地区技術基準(H _HP公開用).doc

1 ヘクタール未満 1 ヘクタール以上 5 ヘクタール未満 5 ヘクタール以上 9 メートル 12 メートル 12 メートル 4 令第 25 条第 4 号に規定する車両の通行に支障がない道路は 開発区域の面積及び予定建築物等に応じて 4 メートルから 6 メートルまでの範囲内で規則で定める幅員以上の

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

第3節

阪神間都市計画新住宅市街地開発事業の変更(兵庫県決定)

(第14回協議会100630)

道路法に基づく道路の構造の技術的基準等を定める条例 ( 平成 24 年 9 月 19 日広島県府中市条例第 25 号 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 道路法 ( 昭和 27 年法律第 180 号 以下 法 という ) 第 30 条第 3 項及び第 48 条の3の規定に基づき 市が管理する市道

条例解説6~11条

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面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

- 1 - 地域再生法施行令(平成十七年政令第百五十一号)(抄)改正案現行(産業及び人口の過度の集中を防止する必要がある地域及びその周辺の地域)第三条法第五条第四項第四号の政令で定める地域は 平成二十七年八月(新設)一日における次に掲げる区域とする 一首都圏整備法(昭和三十一年法律第八十三号)第二条

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開発許可事務フロー 事前相談書の提出 事前相談書により確認する事項開発区域の面積 / 区画 形質の変更の有無 / 開発内容 / 開発者名など相談 協議先窓口の確認 開発許可の要 不要の判断 開発許可不要 建築確認申請書提出前に正本 副本 概要書に 許可不要 の押印をします 建築確認申請書の提出 開発

審査基準最終版H26.7ver.2(対外用は隠し文字を印刷しない設定に)

通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

平方・中野久木物流施設地区

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の


名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

‘031209

[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 2 建築物の各部分の高さは 当該部分から前面道路の反対側の境界線又は隣地境界線までの真北方向の水 資料 5 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種 類 面積 建築物の高さの最高限度又は最低限度 備考 約 ha 建築物の各部分の高さ (

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線路敷 河川道路敷地道路久留米市建築確認申請の手引き (2016 年版 ) 制限の緩和等 ( 公園 水面 線路敷 道路 等 )(2/4) 関係条文法第 2 条第 1 項第六号 令第 20 条第 2 項 法第 42 条第 2 項 法第 53 条第 3 項第二号 市細則 17 条 令第 134 条 令第

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

Transcription:

3-1-2 道路の幅員構成 1 開発区域内の敷地に接する道路の幅員 都市計画法施行令第 25 条第 2 号予定建築物等の用途 予定建築物等の敷地の規模等に応じて 6メートル以上 12 メートル以下で国土交通省令で定める幅員 ( 小区間で通行上支障がない場合は 4メートル ) 以上の幅員の道路が当該予定建築物等の敷地に接するように配置されていること ただし 開発区域の規模及び形状 開発区域の周辺の土地の地形及び利用の態様等に照らして これによることが著しく困難と認められる場合であって 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上及び事業活動の効率上支障がないと認められる規模及び構造の道路で国土交通省令で定めるものが配置されているときは この限りでない 都市計画法施行規則第 20 条 ( 道路の幅員 ) 令第 25 条第 2 号の国土交通省令で定める道路の幅員は 住宅の敷地又は住宅以外の建築物若しくは第一種特定工作物の敷地でその規模が 1,000 平方メートル未満のものにあっては6メートル ( 多雪地域で 積雪時における交通の確保のため必要があると認められる場合にあっては 8メートル ) その他のものにあっては 9メートルとする (1) 土地利用と道路幅員開発区域内の敷地に接する道路は その敷地の利用形態により発生交通量が異なるため それに応じて必要な幅員も異なる 規則第 20 条で 最小幅員を6mとしたのは 自動車交通に障害となる電柱や側溝などの道路構造物があっても相互通行を担保し かつ 消防活動に際して消防車が他の車両とすれ違い可能なスペースを確保するには 最低 6mは必要と考えたものである また 敷地が 1,000 m2以上の住宅以外の用途の場合に幅員 9mとしたのは 大型車等による頻繁な交通が予想されるため 自動車の利便を考えると同時に 歩行者の安全を確保する意味で 歩車道分離のため必要な最低幅員の9mに合わせたものである そこで 原則として比較的発生交通量が大きい建築物の場合は幅員 9m 一般住宅の敷地に接する道路の場合は幅員 6mとする また 自動車と歩行者の交通を特に大量に発生させる建物 ( ショッピング センターやホテルなど ) の場合は 歩道を広くとり停車帯を設けるなどして 幅員 12mにすることが望ましい なお 令第 25 条第 2 号のカッコ書きについて 開発区域外での既存道路の拡幅を極力行い 開発区域に面しての拡幅により都市計画的見地から健全な市街地形成を誘導するため セットバック距離に関しては 既存道路の中心線から令第 25 条第 2 号及び施行規則第 20 条に定める幅員の 1/2 とする ( ただし 区のまちづくり計画や要綱等により定められた幅員と整合をとること ) 1-3-3-5

予定建築物の用途予定建築物の敷地規模道路幅員 一般の区域内 道路 住宅 住宅以外 1,000 m2未満 6m 以上 1,000 m2以上 9m 以上 人 車の発生交通量が特に大きな場合 12m 以上 (2) 小区間の区画道路の幅員住宅の建築の用に供する目的で行う開発行為において 開発区域内の道路は (1) のとおり 6m 以上を原則とするが 小区間で街区及びその周辺の状況等により交通上支障がない場合は下表を使用することができる 道路基準 35m 以下の 35mを超え 60mを超え 120mを超え延長もの 60m 以下 120m 以下るもの道路幅員 通り抜け型 4.5m 以上 4.5m 以上 5m 以上 6m 以上 行き止まり型 1 4.5m 以上 5m 以上 6m 以上 2 6m 以上 1 行き止まり道路の終端部の形状は 道路中心線に対して直角とすること 2 転回広場を2 箇所以上設ける場合には 5m 以上とすることができる 注 ) 防災上の観点から行き止まり道路は極力避けるようすること 1-3-3-6

小区間の区画道路の起終点について 上記一覧表に使用されている道路基準延長の起終点の位置を以下に示す ( 分岐のない区画道路の場合 ) 1 区画道路が通り抜けの場合接続先の既存道路との境界 ( 既存道路のセットバックがある場合はセットバック線との境界とする ) を区画道路の起点及び終点とする ( 図 A) ただし 接続先の既存道路を延伸させる場合は 既存道路にある既設の分岐する場所 ( 交差点 転回広場など ) を起点 ( もしくは終点 ) とする ( 図 B) 凡例( 以下図面共通 ) 一点鎖線 : 開発区域 ( 一点鎖線 ( 開発区域 ) 内の道路が新設する区画道路 ) : 起点 : 終点 L: 道路基準延長 ( 幅員を決める上での起終点及び延長 ) セットバック部 L L ( 図 A) ( 図 B) 2 区画道路が行き止まりの場合接続先の既存道路との境界 ( 既存道路のセットバックがある場合はセットバック線との境界とする ) を区画道路の起点とし 区画道路の道路終端部を区画道路の終点とする ( 図 C) ただし 接続先の既存道路を延伸させる場合は 既存道路にある既設の分岐する場所 ( 交差点 転回広場など ) を起点とする ( 図 D) セットバック部 L ( 図 C) L ( 図 D) 1-3-3-7

( 分岐のある区画道路の場合 ) 3 分岐のある区画道路の場合分岐する場所ごとに区画道路の起終点を決めるため 分岐する場所ごとに一方を 本線 他方を 支線 と定める 支線 の起点は 分岐点を起点とする ( 図 E) なお 幅員 6m 未満の場合は 原則として最長となる路線を本線とする 本線 L 支線 L ( 図 E) 1-3-3-8

2 令第 25 条第 2 号ただし書が適用される開発区域に接する既存道路都市計画法施行規則第 20 条の2 ( 令第 25 条第 2 号ただし書の国土交通省令で定める道路 ) 令第 25 条第 2 号ただし書の国土交通省令で定める道路は 次に掲げる要件に該当するものとする 一開発区域内に新たに道路が整備されない場合の当該開発区域に接する道路であること 二幅員が4メートル以上であること 令第 25 条第 2 号ただし書は既存道路に接して行われる一敷地の単体的な開発行為に適用される 開発区域の規模や形状 開発区域の周辺土地の地形及び利用の態様等に照らして敷地が接する道路の幅員を4m 以上とするものである なお 開発行為が既存道路に接して行われ開発区域に新たに区画街路が整備される場合については 当該既存道路には 令第 25 条第 2 号でなく令第 25 条第 4 号の規定が適用されることとなる また 開発区域内に新たに築造される道路は令第 25 条第 2 号本文の規定に適合させるのに困難な場合は想定できないのでただし書は適用されない 令第 25 条第 2 号ただし書の要件を満たすためには 敷地に接する既存道路が規則第 20 条の 2 の要件に該当するだけでなく 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上及び事業活動の効率上支障がないと認められる規模及び構造 を有することも必要である 以上のことから 住宅地分譲 公共公益施設以外の開発区域内に道路が整備されない一敷地の単体的な開発行為おける敷地に接する既存道路 ( 建築基準法第 42 条に規定する道路 ) が必要とする幅員については原則として令第 25 条第 2 号ただし書を適用せず 1 開発区域内の敷地の接する道路の幅員 の規定による 1 住宅地分譲等の場合 ( 開発区域内に新たな道路を整備しない場合に限る ) 住宅地分譲等については 次の条件をすべて満足することなど 総合的に勘案する 最小幅員個所となる狭小区間長とその他の円滑な交通が確保されている区間との関係からみて 狭小区間での交通障害が少ないものであること 開発区域外での既存道路の拡幅を極力行い 開発区域に面しての拡幅により都市計画的見地から健全な市街地形成を誘導しうるものであること ( セットバック距離については 道路の中心線から 3mとする ただし 区のまちづくり計画や要綱等により定められた幅員と整合をとること ) 2 公共公益施設の場合 ( 開発区域内に新たな道路を整備しない場合に限る ) 公共公益施設 ( 令第 21 条第 26 号イ ロ ハに該当する建築物 ) については以下のように取り扱う ( なお 東京都建築安全条例第 4 条第 2 項に規定する建築物の建築を目的とする開発行為の場合 同項で必要とする幅員と下記で規定する幅員のうち広い方の幅員を確保するものとする ) なお 既存道路の拡幅については区のまちづくり計画や要綱等と整合を図り強化又は緩和することができる ア建築敷地の規模が 30,000 m2未満の幼稚園 小中学校 高等学校の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合 1-3-3-9

開発区域が接する既存道路の幅員が広幅員道路まで6m 以上あること また その既存道路は開発区域内に既存道路の中心から 4.5m( 建築敷地の面積が 1,000 m2未満の場合は 3.25 m) 以上拡幅されること なお 上記幅員とは別に2m 程度の歩道 ( 歩道上空地 ) を設置することが望ましい イ建築敷地の規模が 10,000 m2未満の病院の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合開発区域が接する既存道路の幅員が広幅員道路まで6m 以上あること また その既存道路は開発区域内に既存道路の中心から 4.5m( 建築敷地の面積が 1,000 m2未満の場合は 3.25 m) 以上拡幅されること ウ建築敷地の規模が 10,000 m2未満の上記ア イ以外の公共公益施設で発生交通量が住宅と同程度とみなせる建築物 ( ) の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合開発区域が接する既存道路の幅員が広幅員道路まで4m 以上あり かつ 当該既存道路の幅員が6m 未満の場合は広幅員道路までおおむね 60mの間隔で待避所 ( 車両のすれ違いが可能な幅員 6m 以上の道路空間や車両待避が可能な交差点 ) が確保されること また その既存道路は開発区域内に既存道路の中心から 4.5m( 建築敷地の面積が 1,000 m2未満の場合は 3.25m) 以上拡幅されること エ建築敷地の規模が 10,000 m2未満の上記ア イ以外の公共公益施設で発生交通量が住宅と同程度とみなせない建築物の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合開発区域が接する既存道路の幅員が広幅員道路まで6m 以上あること また その既存道路は開発区域内に既存道路の中心から 4.5m( 建築敷地の面積が 1,000 m2未満の場合は 3.25 m) 以上拡幅されること オ上記アからエ以外の公共公益施設の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合開発区域が接する既存道路の幅員が広幅員道路まで9m 以上あること 第一種低層住居専用地域に許可を要さずに建築可能な建築物は発生交通量が住宅と同程度 とみなせる建築物とする それ以外は発生交通量の予測をし判断する 1-3-3-10

3 接続先の既存道路の幅員 都市計画法施行令第 25 条第 4 号開発区域内の主要な道路は 開発区域外の幅員 9メートル ( 主として住宅の建築の用に供する目的で行う開発行為にあつては 6.5 メートル ) 以上の道路 ( 開発区域の周辺の道路の状況によりやむを得ないと認められるときは 車両の通行に支障がない道路 ) に接続していること (1) 土地利用と道路幅員開発区域内の主要な道路が接続する既存道路も 区域内の道路と同様に開発区域の土地利用に応じて幅員を定める 接続先の既存道路は 従前からの通過交通に加えて開発行為により発生する交通量を負担することになるため 区域内道路の幅員以上の幅員が必要とされる そこで 9m 以上を標準とし 住宅系の開発については 6.5m 以上 ( ただし 関係市町の区画街路整備方針等で将来幅員が決まっている場合は それに従う ) とする 住宅地の場合 発生する交通の質 量が限られているため 車両の大きいバス等のすれ違い通行を満足する幅員を想定して 側方と車両に 0.5mの余裕をとって 6.5mとしたものである (2) やむを得ないと認められる場合 周辺の道路の状況によりやむを得ないと認められる 場合とは 既存道路の幅員が上記の幅員より狭く 開発行為により他の道路に接する道路を設けることが困難である等 当該既存道路の他に接続できる道路がない状況のことであり なおかつその接続先となる既存道路は車両の通行に支障がない場合である 接続先の既存道路の円滑な交通を確保するには やはり既存道路を上記幅員まで拡幅することが原則である しかしながら 区においては狭あいな道路が多い上に 既存道路の拡幅に際して複数の権利者が存在し拡幅に支障となる物件が多く存在するなど困難を極めることも多い そこで 開発の目的や規模などから新たに発生する交通が既存道路の交通処理能力で許容できる程度か否かの判断を行う おおむねの判断基準としては 既存道路の事情や開発行為の目的 規模が多様であることから 1 住宅地分譲等の場合 ( 開発区域内に新たに道路を整備する場合に限る ) 住宅地分譲等については 次の条件をすべて満足することなど 総合的に勘案する 最小幅員個所となる狭小区間長とその他の円滑な交通が確保されている区間との関係からみて 狭小区間での交通障害が少ないものであること 開発区域外での既存道路の拡幅を極力行い 開発区域に面しての拡幅により都市計画的見地から健全な市街地形成を誘導しうるものであること ( セットバック距離については 道路の中心線から 3.25mとする ただし 区のまちづくり計画や要綱等により定められた幅員と整合をとること ) なお 開発区域に接続する既存道路は 建築基準法上の道路で広幅員道路まで現況 4m 以上の幅員が確保されていること 2 公共公益施設の場合 ( 開発区域内に新たに道路を整備する場合に限る ) 公共公益施設 ( 令第 21 条第 26 号イ ロ ハに該当する建築物 ) の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合は公共公益性と発生交通量とを鑑み次のように取り扱う ( ただし 東 1-3-3-11

京都建築安全条例第 4 条第 2 項に規定する建築物の建築を目的とする開発行為の場合 同項で必要とする幅員と下記で規定する既存道路の幅員のうち広い方の幅員があること ) なお 既存道路の拡幅については区のまちづくり計画や要綱等と整合を図り強化又は緩和することができる ア建築敷地の規模が 30,000 m2未満の幼稚園 小中学校 高等学校の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合開発区域内の主要な道路が 建築基準法上の道路で幅員 6m 以上の既存道路に接続されていること また その既存道路は開発区域内に既存道路の中心から 4.5m( 建築敷地の面積が 1,000 m2未満の場合は 3.25m) 以上拡幅されること なお 上記幅員とは別に2 m 程度の歩道 ( 歩道上空地 ) を設置することが望ましい イ建築敷地の規模が 10,000 m2未満の病院の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合開発区域内の主要な道路が 建築基準法上の道路で幅員 6m 以上の既存道路に接続されていること また その既存道路は開発区域内に既存道路の中心から 4.5m( 建築敷地の面積が 1,000 m2未満の場合は 3.25m) 以上拡幅されること ウ建築敷地の規模が 10,000 m2未満の上記ア イ以外の公共公益施設で発生交通量が住宅と同程度とみなせる建築物 ( ) の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合開発区域外の主要な道路が 建築基準法上の道路で幅員 4m 以上の既存道路に接続し かつ当該既存道路の幅員が6m 未満の場合は広幅員道路までおおむね 60mの間隔で待避所 ( 車両のすれ違いが可能な幅員 6m 以上の道路空間や車両待避が可能な交差点 ) が確保されること また その既存道路は開発区域内に既存道路の中心から 4.5m( 建築敷地の面積が 1,000 m2未満の場合は 3.25m) 以上拡幅されること エ建築敷地の規模が 10,000 m2未満の上記ア イ以外の公共公益施設で発生交通量が住宅と同程度とみなせない建築物の建築の用に供する目的で行う開発行為の場合開発区域内の主要な道路が 建築基準法上の道路で幅員 6m 以上の既存道路に接続されていること また その既存道路は開発区域内に既存道路の中心から 4.5m( 建築敷地の面積が 1,000 m2未満の場合は 3.25m) 以上拡幅されること 第一種低層住居専用地域に許可を要さずに建築可能な建築物は発生交通量が住宅と同程 度とみなせる建築物とする それ以外は発生交通量の予測をし 判断する 1-3-3-12

4 歩道を設置する場合の幅員 都市計画法施行令第 25 条第 5 号開発区域内の幅員 9メートル以上の道路は 歩車道が分離されていること 都市計画法施行規則第 24 条第 7 号歩道は 縁石線又はさくその他これに類する工作物によつて車道から分離されていること 開発区域内の道路はすべて 歩車道分離を行うのが望ましいが 幅員 6m 程度の道路を歩車道分離した場合 車道幅員が極端に狭くなり 機能の低下が危惧 ( ぐ ) され また 開発区域外の既存道路とのアンバランスが生じること等が考えられる そこで 車道について幅員 6m 以上が確保され さらに 少なくとも片側に2mの歩道及び両側に 0.5mの路肩を考え 幅員 9m 以上のものについて 歩車道分離のための歩道を設置すること 歩道は 街渠等により車道との段差を設け 歩車道境に防護柵を設置することにより車道から分離することが一般的である 歩道の幅員に余裕があるときは 歩車道間に植栽を設けて分離することが望ましい 種別 級別 標準幅員 歩道幅員 (m) 歩行者の少ない箇所 第四種 第 1 級第 2 級第 3 級第 4 級 3.50 3.50 2.00 2.00 2.75 2.00 ( 出典 : 道路構造令第 11 条 ) 注 ) 路上施設を設ける場合には 上記の幅員の値に ベンチの上屋を設ける場合にあっては2 m 並木を設ける場合にあっては 1.5m ベンチを設ける場合にあっては1m その他の場合にあっては 0.5mを加えて適用する ただし 地形の状況 交通量 その他特別の理由によりやむを得ない場合においてはこの限りでない 1-3-3-13