建設廃棄物のリサイクル

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別表 1 建築物の構造 建築物の状況 周辺状況 建築物に係る解体工事 木造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 コンクリートブロック造 築年数年 棟数棟 周辺にある施設 住宅 商業施設 学校 病院 作業場所 作業場所 十分 不十分 搬出経路 障害物 有 無 前面道路の幅員 約 m 建

PowerPoint プレゼンテーション

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平成19年  月  日

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4. 建設リサイクルガイドライン 1. 目的建設リサイクル推進計画 2002 の目標値を達成するためには 事業の初期の段階から 実施の各段階においてリサイクルの検討状況を把握 チェックすることにより リサイクル原則化ルールの徹底など 公共工事発注者の責務の徹底を図ることが必要である このため 本ガイ

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様式第55号の3(第102条関係)

Microsoft Word - 特記例

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Microsoft Word - 茨城県建設リサイクル法届出書の書き方について

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

sonotayoushiki220401

Y69- 大阪 -46 職業別 昭 Y69- 大阪 音別 昭 河内版 Y69- 大阪 音別 昭 和泉版 Y69- 大阪 音別 昭 摂津版 Y69-

不在者投票請求用紙●

参 考 1. 工事請負契約書 2. 建設分野で使われるおもな単位 3.SI 単位換算率表

本社工場 ( ガス化 ) 1,000 36,100 株式会社広島リサイクルセンター 久井工場 ( 材料リサイクル ) ,900 池田市クリーンセンター 110 7,500 池田市クリーンセンター ,000 ダイシン加茂エコロジーセンター ,662 大阪府吹田市

建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 令和元年 5 月 30 日 松山市長殿 提出者 住所 広島市中区中町 8 番 6 号 氏名 株式会社フジタ 広島支店 執行役員支店長安東則好 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

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7 この法律において建設資材廃棄物について 縮減 とは 焼却 脱水 圧縮その他の方法により建設資材廃棄物の大きさを減ずる行為をいう 8 この法律において建設資材廃棄物について 再資源化等 とは 再資源化及び縮減をいう 9 この法律において 建設業 とは 建設工事を請け負う営業 ( その請け負った建設

Microsoft Word - 茨城県建設リサイクル法届出の書き方について

法と条例の関係 調査契機 調査対象物質 土壌汚染対策法 有害物質使用特定施設の使用廃止 ( 法第 3 条 ) 土壌汚染による健康被害が生ずるおそれがある場合 ( 法第 5 条 ) m2以上の土地の形質の変更 ( 法第 4 条第 1 項 条例第 81 条の 5) で 土地の利用履歴調査 ( 条例第 8


3 再生資材等の利用 (1) 再生骨材等の利用工事現場から 40km の範囲内に再資源化施設がある場合は 工事目的物に要求される品質等を考慮したうえで 原則として 再生骨材を利用する (2) 再生加熱アスファルト混合物の利用工事現場から 40km 及び運搬時間 1.5 時間の範囲内に再生加熱アスファ

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 14 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県府中市本山町 佐々田土建株式会社 代表取締役三島俊美 電話番号 廃棄物の処理及び清掃

大阪府岸和田市 関西リサイプラスチック製容器クル環境事包装業協同組合 ,400 大阪府岸和田市 関西リサイクル環境事業協同組合 大阪府池田市池田市クリーンセンター ,700 石切工場 85 12,600 大阪府池田市池田市クリーンセンター ,600 大阪府池田

システム情報フロー システムの利用対象者と活用によるメリット建設リサイクル法等の提出書類の作成機能 システムの適用範囲工事発注者排出事業者処理業者情報登録発注前発注後施工計画時施工完了時 区分適用範囲 対象建設副産物対象地域 工事発注者排出事業者処理業者利用対象者システム活用によるメリット工事概要画

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資料6-6 事務処理特例制度を活用した人事権移譲の動き

照会に関する手数料は不要です 4 照会手順について 照会書等の作成ウェブサイトに掲載している 相続放棄 限定承認の申述の有無等についての照会書 及び 目録 を利用するなどして必要事項を記入し, 上記 1の管轄区域に応じて送付してください 記入の際, 戸籍 ( 日本国籍を有しない方については, 住民票

中古マンション ( 近畿二府四県 ) 成約登録 新規登録状況 ( 専有面積 :~35 m2 ) 成約登録 ( 近畿圏全域 ) 成約 推移 推移 2, % 1,8 1,6 1,4 1, % 1, % 1 2

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財営第   号

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総務課 局内総合調整 情報公開 個人情報保護 閲覧窓口 人事課 服務 人事 ( 採用含む ) 給与 会計課 契約 支出 物品管理 営繕 資格審査 ( 物品 ) 厚生課 職員の福利厚

Microsoft Word - 大気汚染防止法の改正に伴う解体等工事に関する事務手続の取扱いについて(通知).doc

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

スライド 1

2007(H19) 標準財政規模に対する比率 (%) 人口一人あたり ( 千円 ) 歳入合計 地方税地方交付税 国庫支出金 地方債積立金地方債本年発現在高現在高行額 債務負実質債将来負積立金地方債 担行為務額額 担額 現在高現在高 債務負実質債将来負担行為務額担額額 島本町

届出義務者の変更 何が変更になるの? 特定粉じん排出等作業 (*) の実施の届出義務者が 工事の施工者から工事の発注者又は自主施工者に変更になります * 吹付け石綿等が使用されている建築物等の解体 改造 補修作業注 ) 労働安全衛生法及び石綿障害予防規則に基づく届出義務者は変更になりません 解体等工

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Microsoft Word - <セット>150205建設リサイクル法質疑応答集

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araigumakeikaku2(sankousiryou).doc

Microsoft PowerPoint 気象速報大阪府版.pptx

Microsoft Word - 所有者周知用(全体).doc

届出番号 届出届出届出 1 政党等の名称社会民主党 2 政党等の名称国民怒りの声 3 政党等の名称おおさか維新の会 4 政党等の名称公明党番号番号番号 整理整理整理整理名簿登載者名得票数名簿登載者名得票数名簿登載者名得票数番号番号番号番号よこやま信一長沢ひろあき浜田まさよし熊野せいし谷あい正明あきの

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

Microsoft Word - 福岡市版H24改定.doc

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

スライド 1

2 低入札対策の拡充

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 5 月 18 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県三原市須波 1 丁目 23-8 藤井建設 代表取締役藤井啓文 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号 (08

市町村別一人あたり保険料における平準化 ( 統一保険料率 ) による保険料比較 資料 2 一人当たり保険料額の比較 市町村名 現行制度による平成 28 年度保険料収納必要額 ( 決算ベース ) 繰入なし 自然増 新制度による平成 30 年度保険料収納必要額 平成 28 年度保険料収納必要額 ( 決算

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keikaku_kinyuurei.doc

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

様式 1 イ 再生資源利用計画書 - 建設資材搬入工事用 - - 建設リサイクルガイドライン 建設リサイクル法第 11 条通知別表 対応版 - 1. 工事概要 発注担当者チェック欄 加盟団体名請負会社名 記入年月日 1 / 2 平成年月日 発注機関名 担当者 TEL 所属課氏名 建

Microsoft Word - env_law.doc

大阪府岸和田市 関西リサイクル環境事協同組合 大阪府豊中市豊中市ストックヤード 白色トレイ 株式エフピコ 福山リサイクル工場 ( 材料リサイクル ) , ,000 大阪府池田市池田市クリーンセンター ガラスびん ( その他の株式タカハ シ 石切工場 85 10,500 大阪

粗骨材 ), 混和材料 を練り混ぜ混合したもの又は硬化させたもので, 無筋コンクリート, 鉄筋コンクリート 等のことをいう ALC 版, スレート, 骨材 ( 細骨材または粗骨材 ) が含まれていない建設資材は, 特定建設資材のコンクリートに該当しない 2 コンクリート及び鉄から成る建設資材コンクリ

1 法の目的

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地域区分 測定点名称 地域区分 測定点名称 地域区分 測定点名称 1 府環境情報センター (3) 19 府立修徳学院 (4) 堺市及び 37 高石消防署高師浜出張所 (1) 2 堀江小学校 東大阪地域 20 東大阪市西保健センター その周辺地域 38 藤井寺市役所 大阪市中心部 3 勝山中学校 21

自治体では妊娠週数の記入漏れ等での確認ができていないことが考えられ 状況を把握する必要がある 妊婦訪問は 出生数に対する訪問割合をみると全国の 2.4 より 大阪府は 2.2 と低かった 政令市では東大阪市 3.3 堺市 2.6 が高く 高槻市と豊中市は大阪府の半分の 1.1 と低かった 大阪府保健

ア. 建築物その他の工作物 ( 以下 建築物等 という ) の全部又は一部を解体する建設工事 ( 以下 解体工事 という ) 建築物等に用いられた建設資材に係る建設資材廃棄物をその種類ごとに分別しつつ当該工事を計画的に施工する行為イ. 建築物等の新築その他の解体工事以外の建設工事 ( 以下 新築工事

1 調査目的 建設副産物対策を総合的に推進することを目的に 諸施策の策定やその評価に必要な排出量や再資源化等の動向に関する実態を把握する 建設副産物とは 建設工事 ( 土木 建築 ) に伴い副次的に得られた物品例 : コンクリート塊 木材 汚泥 建設発生土など 建設副産物 廃棄物 ( 廃棄物処理法

一定規模以上の土地の形質変更時の手続きについて 改正土壌汚染対策法が平成 22 年 4 月 1 日から施行されたことにより 平成 22 年 5 月 1 日以降に 3,000 m2以上の面積の土地の形質変更をしようとする者は 工事に着手する日の 30 日前までに 法に基づき届出を行うことが義務付けられ

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

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1~5 ( 略 ) 許可を受けようとする建設業 の欄は この申請書により許可を受けようとする建設業が一般 建設業の場合は 1 を 特定建設業の場合は 2 を 次の表の( ) 内に示された略号のカラムに記 入すること 1 を 特定建設業の場合は 2 を 次の表の ( ) 内に示された略号の

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

大阪府住宅供給公社賃貸住宅の耐震性能一覧表

現場代理人及び配置技術者の取扱いについて 1 現場代理人の兼任について 現在 同一現場の工事など一部の工事間についてのみ現場代理人の兼任を認めておりますが 中津市公共工事請負契約約款第 10 条第 3 項の規定により 工事現場における運営 取締り及び権限の行使に支障がなく かつ 発注者 ( 監督員

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女川町工事の契約の手引

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

建設業法施行規則 ( 昭和二十四年建設省令第十四号 ) 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正案 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正部分に下線 新設及び削除の場合は下線を省略 現 行 - 1 -

平成21年度第1回

Taro-フロン排出抑制法施行令

技術者等及び現場代理人の適正配置について

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産業廃棄物税は 最終処分される産業廃棄物に課されるものであり 排出事業者から中間処理に委託された廃棄物すべてに課税されるわけではありません 中間処理業者の方が排出事業者から処理料金に含めて受け取る税相当額は 中間処理によって減量化されたり リサイクルされた分を除いた中間処理後に最終処分される産業廃棄

神戸市 2018/4/1 認定長期優良住宅に対する固定資産税の減額措置 通常の住宅と比べて特に長期にわたり良好な状態で使用できる構造や設備を備えている として市の認定を受けた住宅 ( 認定長期優良住宅 ) について 必要書類を添付して住宅所 在地の各区の市税事務所へ申告すれば 固定資産税が減額されま

工事の定義 1. 工事 建設業法等に定義なし 建設業法における用例 : この法律において 建設工事 とは 土木建築に関する工事で別表第一の上欄に掲げるものをいう ( 建設業法第 2 条第 1 項 ) 出典 意味 広辞苑 明鏡国語辞典 デジタル大辞泉 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 )

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Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc

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27大阪府・基準

アスベスト対策に関する行政評価・監視_事前調査結果等の適切な掲示の確保

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合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2


美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

Transcription:

資料 6 建設リサイクル法の概要 について 大阪府住宅まちづくり部建築指導室審査指導課開発許可グループ 平成 30 年 12 月 7 日 1

建設リサイクル法に関連する法律の体系の概要環境基本法環境の保全について基本理念を規定循環型社会形成推進基本法循環型社会を形成する基本原則を規定一般的な仕組みの確立廃棄物処理法資源有効利用促進法廃棄物処理に関する事項を規定再生資源の利用の促進に関する事項を規定 ( 個別物品の特性に応じた法律 ) 容器包装リサイクル法容器包装の分別収集 再商品化の促進について規定家電リサイクル法廃家電の引き取り 再商品化の促進について規定食品リサイクル法食品廃棄物の再資源化の促進について規定建設リサイクル法解体工事業登録 分別解体等 再資源化等の促進について規定自動車リサイクル法使用済自動車の引き取り 再資源化の促進について規定小型家電リサイクル法使用済小型電子機器等に利用されている金属その他の回収 再資源化について規定 2

3

分別解体等及び再資源化等の義務付け 4

分別解体の意義 廃棄物の流れ ミンチ解体 混合廃棄物 最終処分 分別解体等の義務付け 再資源化等の義務付け 不法投棄 分別解体等 特定建設資材廃棄物の現場分別 再資源化 縮減 5

特定建設資材 ( 施行令第 1 条 ) 再資源化が 資源の有効利用及び廃棄物の減量に大きく寄与するものであること 再資源化技術が確立 普及しており 再資源化の経済性の面における制約が著しくない ( 義務付けが過度の負担にならない ) こと コンクリート コンクリート及び鉄から成る建設資材 ( プレキャスト版鉄筋コンクリート版など ) 木材 アスファルト コンクリート 6

分別解体等の義務付け ( 法第 9 条 ) 以下の条件の両方を満たす工事が 対象建設工事として分別解体等 再資源化等の義務付けの対象 条件 1 特定建設資材を用いた建築物等に係る解体工事又は 特定建設資材を使用する新築工事等 条件 2 建設工事の規模に関する基準以上のもの 7

対象建設工事の規模基準 ( 施行令第 2 条 ) < 規模基準 > 建築物の解体工事床面積 80 m2以上 建築物の新築 増築工事床面積 500 m2以上 建築物の修繕 模様替 ( リフォーム ) 請負代金の額 ( 消費税を含む ) 1 億円以上 建築物以外のものに係る解体工事又は新築工事等 ( 土木工事等 ) 請負代金の額 ( 消費税を含む ) 500 万円以上 8

分別解体 再資源化の義務付け 分別解体等実施義務 ( 法第 9 条 ) 対象建設工事受注者 ( 下請負人を含む ) に義務付け 分別解体の施工方法に関する基準 特定建設資材に係る廃棄物の現場分別 9

分別解体 再資源化の義務付け 再資源化等実施義務 ( 法第 16 条 ) 対象建設工事受注者 ( 下請含む ) に義務付け 特定建設資材廃棄物の再資源化 建設発生木材については 工事現場から一定距離内に再資源化施設がないなど 再資源化が困難な場合は 縮減 でも可 省令で 50km と規定 10

手続きの流れ 11

12

手続きの流れ 発注者 元請業者 1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 下請負人 3 元請業者から発注者に対し分別解体等の計画等の説明 4 元請契約の締結 5 発注者から都道府県知事等に対して届出の提出 6 元請業者から下請負人に対し届出内容の告知 7 下請契約の締結 8 事前措置の実施 9 工事の施工 ( 分別解体等 再資源化等の実施 ) 10 元請業者から発注者に対し再資源化等の完了報告の提出 11 再資源化等の実施状況に関する記録の作成 保存 13

1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 ( 法第 9 条第 2 項及び施行規則第 2 条 ( 分別解体等に係る施工方法に関する基準 )) ( 調査する事項 ) 対象建設工事に係る建築物等及びその周辺の状況 作業を行なう場所 特定建設資材廃棄物その他の搬出の経路 残存物品の有無 吹付け石綿その他の対象建築物等に用いられた特定建設資材に付着したものの有無その他対象建築物等に関する調査 ( 計画の作成 ) 上記の調査に基づき 分別解体等の計画を作成 14

手続きの流れ 発注者 元請業者 1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 下請負人 3 元請業者から発注者に対し分別解体等の計画等の説明 4 元請契約の締結 5 発注者から都道府県知事等に対して届出の提出 6 元請業者から下請負人に対し届出内容の告知 7 下請契約の締結 8 事前措置の実施 9 工事の施工 ( 分別解体等 再資源化等の実施 ) 10 元請業者から発注者に対し再資源化等の完了報告の提出 11 再資源化等の実施状況に関する記録の作成 保存 15

3 元請業者から発注者への説明 ( 法第 12 条第 1 項 ) 契約前に発注者に対して文書で説明を行なう必要がある ( 説明しなければならない事項 ) 工事着手の時期及び工事の概要 分別解体等の計画 解体工事である場合は 解体する建築物等の構造 解体する建築物等に用いられた建築資材の量の見込み 新築工事等である場合は 使用する特定建設資材の種類 16

別紙様式 1-4 説明書 工作物の構造 ( 解体工事のみ ) 建築物以外のものに係る解体工事又は新築工事等 ( 土木工事等 ) 分別解体等の計画等 鉄筋コンクリート造 その他 ( ) ( 発注者 ) 様 平成年月日 工事の種類 使用する特定建設資材の種類 ( 新築 維持 修繕工事のみ ) 新築工事 維持 修繕工事 解体工事 電気 水道 ガス 下水道 鉄道 電話 その他 ( ) コンクリート コンクリート及び鉄から成る建設資材 アスファルト コンクリート 木材工作物の状況 周辺状況 工作物に関する調査の結果 作業場所の状況 搬出経路の状況 氏名 ( 法人にあっては商号又は名称及び代表者の氏名 ) ( 郵便番号 - ) 電話番号 - - 住所建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律第 12 条第 1 項の規定により 対象建設工事の分別解体等の計画等に係る事項について下記のとおり説明します 記 1. 工事の名称 2. 工事の場所 3. 説明内容一解体工事である場合においては 解体する建築物等の構造二新築工事等である場合においては 使用する特定建設資材の種類三工事着手の時期及び工程に概要四分別解体等の計画五解体工事である場合においては 解体する建築物等に用いられた建設資材の量の見込み 4. 添付資料 ( 該当する事項の 欄に レ を付すか にすること ) 1 別表 ( 別表 1~3のいずれかに必要事項を記載したもの ) 別表 1( 建築物に係る解体工事 ) 別表 2( 建築物に係る新築工事等 ( 新築 増築 修繕 模様替 )) 別表 3( 建築物以外のものに係る解体工事又は新築工事等 ( 土木工事等 )) 2 工程の概要を示す資料 工程表 工事着手前に実施する措置の内容 工程 ごとの作業内容及び解体方法 廃棄物発生見込量 備考 工事着手の時期 1 仮設 2 土工 3 基礎 4 本体構造 工程 5 本体付属品 仮設工事 有 無 土工事 有 無 基礎工事 有 無 本体構造の工事 有 無 本体付属品の工事 有 無 手作業 機械作業の併用 手作業 機械作業の併用 手作業 機械作業の併用 手作業 機械作業の併用 手作業 機械作業の併用 6その他 ( ) その他の工事 有 無 手作業 工事の工程の順序 ( 解体工事のみ ) 工作物に用いられた建設資材の量の見込み ( 解体工事のみ ) 特定建設資材廃棄物の種類ごとの量の見込み ( 全工事 ) 並びに特定 建設資材が使用される工作物の部分 ( 新築 維持 修繕工事のみ ) 及び特定建設資材廃棄物の発生が見込まれる工作物の部分 ( 維持 修繕 解体工事のみ ) 付着物の有無 ( 解体 維持 修繕工事のみ ) その他 ( ) 作業場所の確保 搬出経路の確保 その他 ( ) 平成年月日 ( 注 ) 1 仮設 2 土工 3 基礎 4 本体構造 5 本体付属品 6 その他 欄には 該当箇所に レ を付すか とすること 手作業 機械作業の併用 上の工程における5 4 3の順序 その他 ( ) その他の場合の理由 ( ) 種類 コンクリート塊 トン アスファルト コンクリート塊 建設発生木材 作業内容 以外の事項は法第 9 条第 2 項の基準に適合するものでなければなりません 手作業 手作業 手作業 手作業 手作業 分別解体等の方法 ( 解体工事のみ ) 発生が見込まれる部分又は使量の見込み用する部分 ( 注 ) 1 2 3 4 トン 5 6 1 2 3 4 トン 5 6 1 2 3 4 トン 5 6 17

手続きの流れ 発注者 元請業者 1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 下請負人 3 元請業者から発注者に対し分別解体等の計画等の説明 4 元請契約の締結 5 発注者から都道府県知事等に対して届出の提出 6 元請業者から下請負人に対し届出内容の告知 7 下請契約の締結 8 事前措置の実施 9 工事の施工 ( 分別解体等 再資源化等の実施 ) 10 元請業者から発注者に対し再資源化等の完了報告の提出 11 再資源化等の実施状況に関する記録の作成 保存 18

4 契約 ( 発注者と元請業者 ) ( 法第 13 条第 1 項及び分別解体等省令第 4 条 ) 建設業法第 19 条第 1 項に定めるもののほか 分別解体の方法等書面に記載し 署名又は記名押印して相互に交付しなければならない ( 対象建設工事の請負契約に記載すべき事項 ) 分別解体等の方法 解体工事に要する費用 再資源化等をするための施設の名称及び所在地 再資源化等に要する費用 19

20

手続きの流れ 発注者 元請業者 1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 下請負人 3 元請業者から発注者に対し分別解体等の計画等の説明 4 元請契約の締結 5 発注者から都道府県知事等に対して届出の提出 6 元請業者から下請負人に対し届出内容の告知 7 下請契約の締結 8 事前措置の実施 9 工事の施工 ( 分別解体等 再資源化等の実施 ) 10 元請業者から発注者に対し再資源化等の完了報告の提出 11 再資源化等の実施状況に関する記録の作成 保存 21

5 都道府県知事等への届出 ( 法第 10 条 ) 工事に着手する日の 7 日前までに届け出なければならない ( 注意事項 ) 届出先は対象建設工事を施工する場所により異なる 建築主事を置く市は 当該市長へ届出を行う 対象建設工事の施工範囲が複数の届出先に跨るときは 全ての届出先に届出する 工事着手とは 実際に現場で新築 解体等の工事 ( 仮設工事を含む ) を始める日 22

5 都道府県知事等への届出 ( 市長へ届出する工事場所 ) 大阪市 06-6208-9291 06-6615-6648 豊中市 06-6858-2429 堺市 072-228-7936 東大阪市 06-4309-3240 吹田市 06-6384-1972 高槻市 072-674-7569 守口市 06-6992-1736 枚方市 072-841-1221 八尾市 072-924-3878 寝屋川市 072-824-1181 茨木市 072-622-8121 岸和田市 072-423-2121 箕面市 072-723-2121 門真市 06-6902-1231 池田市 072-752-1111 和泉市 0725-99-8141 羽曳野市 072-958-1111 23

5 都道府県知事等への届出 ( 大阪府知事へ届出する工事場所 ) 前ページ以外の市町村とは 前ページ以外の市町村 ( ) の問い合わせ 届出等窓口 大阪府住宅まちづくり部建築指導室審査指導課開発許可グループ ( 建設リサイクル担当 ) 住所 559-8555 大阪市住之江区南港北一丁目 14-16 大阪府咲洲庁舎 27 階 Tel 06-6941-0351 ( 内線 )3092 Fax 06-6210-9728 能勢町 豊能町 島本町 摂津市 交野市 四條畷市 大東市 松原市 藤井寺市 柏原市 太子町 大阪狭山市 富田林市 河南町 千早赤阪村 河内長野市 高石市 泉大津市 忠岡町 貝塚市 熊取町 泉佐野市 田尻町 泉南市 阪南市 岬町 24

手続きの流れ 発注者 元請業者 1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 下請負人 3 元請業者から発注者に対し分別解体等の計画等の説明 4 元請契約の締結 5 発注者から都道府県知事等に対して届出の提出 6 元請業者から下請負人に対し届出内容の告知 7 下請契約の締結 8 事前措置の実施 9 工事の施工 ( 分別解体等 再資源化等の実施 ) 10 元請業者から発注者に対し再資源化等の完了報告の提出 11 再資源化等の実施状況に関する記録の作成 保存 25

6 元請業者から下請負人への告知 ( 法第 12 条第 2 項 ) 7 下請契約の締結 ( 法第 13 条第 1 項及び分別解体等省令第 4 条 ) ( 告知 ) 3 元受業者から発注者へ説明しなければならない事項 の内容と同じ ( 契約 ) 4 契約 ( 発注者と元請業者 ) の記載内容と同じ 26

別紙様式 1-4 告知書 工作物の構造 ( 解体工事のみ ) 建築物以外のものに係る解体工事又は新築工事等 ( 土木工事等 ) 分別解体等の計画等 鉄筋コンクリート造 その他 ( ) ( 下請負人 ) 様 平成年月日 工事の種類 使用する特定建設資材の種類 ( 新築 維持 修繕工事のみ ) 新築工事 維持 修繕工事 解体工事 電気 水道 ガス 下水道 鉄道 電話 その他 ( ) コンクリート コンクリート及び鉄から成る建設資材 アスファルト コンクリート 木材工作物の状況 周辺状況 氏名 ( 法人にあっては商号又は名称及び代表者の氏名 ) ( 郵便番号 - ) 電話番号 - - 住所 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律第 12 条第 2 項の規定により 対象建設工事の分別解体等の計画等に係る事項について下記のとおり告知します 工作物に関する調査の結果 工事着手前に実施する措置の内容 作業場所の状況 搬出経路の状況 付着物の有無 ( 解体 維持 修繕工事のみ ) その他 ( ) 作業場所の確保 搬出経路の確保 その他 ( ) 記 1. 工事の名称 2. 工事の場所 3. 告知内容一解体工事である場合においては 解体する建築物等の構造二新築工事等である場合においては 使用する特定建設資材の種類三工事着手の時期及び工程に概要四分別解体等の計画五解体工事である場合においては 解体する建築物等に用いられた建設資材の量の見込み 4. 添付資料 ( 該当事項の 欄に レ を付すか とする) 1 別表 ( 別表 1~3 のいずれかに必要事項を記載したもの ) 別表 1( 建築物に係る解体工事 ) 別表 2( 建築物に係る新築工事等 ( 新築 増築 修繕 模様替 )) 別表 3( 建築物以外のものに係る解体工事又は新築工事等 ( 土木工事等 )) 2 工程の概要を示す資料 工程表 工程 ごとの作業内容及び解体方法 廃棄物発生見込量 備考 工事着手の時期 1 仮設 2 土工 3 基礎 4 本体構造 工程 5 本体付属品 仮設工事 有 無 土工事 有 無 基礎工事 有 無 本体構造の工事 有 無 本体付属品の工事 有 無 手作業 機械作業の併用 手作業 機械作業の併用 手作業 機械作業の併用 手作業 機械作業の併用 手作業 機械作業の併用 6その他 ( ) その他の工事 有 無 手作業 工事の工程の順序 ( 解体工事のみ ) 工作物に用いられた建設資材の量の見込み ( 解体工事のみ ) 特定建設資材廃棄物の種類ごとの量の見込み ( 全工事 ) 並びに特定 建設資材が使用される工作物の部分 ( 新築 維持 修繕工事のみ ) 及び特定建設資材廃棄物の発生が見込まれる工作物の部分 ( 維持 修繕 解体工事のみ ) 平成年月日 ( 注 ) 1 仮設 2 土工 3 基礎 4 本体構造 5 本体付属品 6 その他 欄には 該当箇所に レ を付すか とすること 手作業 機械作業の併用 上の工程における5 4 3の順序 その他 ( ) その他の場合の理由 ( ) 種類 コンクリート塊 トン アスファルト コンクリート塊 建設発生木材 作業内容 以外の事項は法第 9 条第 2 項の基準に適合するものでなければなりません 手作業 手作業 手作業 手作業 手作業 分別解体等の方法 ( 解体工事のみ ) 発生が見込まれる部分又は使量の見込み用する部分 ( 注 ) 1 2 3 4 トン 5 6 1 2 3 4 トン 5 6 1 2 3 4 トン 5 6 27

下請契約においても元請契約と同様の項目を記載 28

手続きの流れ 発注者 元請業者 1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 下請負人 3 元請業者から発注者に対し分別解体等の計画等の説明 4 元請契約の締結 5 発注者から都道府県知事等に対して届出の提出 6 元請業者から下請負人に対し届出内容の告知 7 下請契約の締結 8 事前措置の実施 9 工事の施工 ( 分別解体等 再資源化等の実施 ) 10 元請業者から発注者に対し再資源化等の完了報告の提出 11 再資源化等の実施状況に関する記録の作成 保存 29

8 事前措置の実施 ( 施行規則第 2 条 ( 分別解体等に係る施工方法に関する基準 )) 分別解体の計画に基づき 作業場所及び搬出経路の確保 残存物品の搬出の確認 石綿等の付着物の除去その他の工事着手前において 特定建設資材に係る分別解体等の適正な実施を 確保するための措置 30

手続きの流れ 発注者 元請業者 1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 下請負人 3 元請業者から発注者に対し分別解体等の計画等の説明 4 元請契約の締結 5 発注者から都道府県知事等に対して届出の提出 6 元請業者から下請負人に対し届出内容の告知 7 下請契約の締結 8 事前措置の実施 9 工事の施工 ( 分別解体等 再資源化等の実施 ) 10 元請業者から発注者に対し再資源化等の完了報告の提出 11 再資源化等の実施状況に関する記録の作成 保存 31

技術管理者による施工の管理 主任技術者 ( 監理技術者 ) ( 建設業法第 26 条の 3) 又は 技術管理者 ( 建設リサイクル法第 32 条 ) 32

標識の掲示 ( 建設業法第 40 条 ) ( 建設リサイクル法第 33 条 ) 33

9 工事の施工 ( 建築物に係る解体工事 ) ( 施行規則第 2 条 ( 分別解体等に係る施工方法に関する基準 )) 建築物に係る解体工事の工程は 次に掲げる順序に従わなければならい 1 建築設備 内装材等の取り外し 2 屋根ふき材の取り外し 3 外装材並びに上部構造の解体 4 基礎及び基礎ぐいの取り壊し ただし 建築物の構造上その他解体工事の施工の技術上これにより難い場合は この限りではない 34

解体工事の施工の基本手順 1 建築設備 内装材 建具等の取り外し 手作業で実施 ( 施行規則第 2 条第 7 項 ) 内装材の取り外し 建具の取り外し 35

9 工事の施工 廃石膏ボード現場分別解体マニュアル 国土交通省のリサイクルホームページ http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/recyclehou/manual /sekkou.htm 36

解体工事の施工の基本手順 2 屋根ふき材の取り外し 手作業で実施 ( 施行規則第 2 条第 7 項 ) 屋根ふき材の取り外し 37

解体工事の施工の基本手順 3 外装材 上部構造の解体 手作業または手作業と機械作業の併用で実施 外装材の取り壊し 上部構造部分の取り壊し 38

解体工事の施工の基本手順 4 基礎の解体 手作業または手作業と機械作業の併用で実施 基礎の取り壊し 39

分別解体等 再資源化等の実施 コンクリート塊の分別 建設発生木材の搬出 40

9 工事の施工 ( 建築物以外のもの ) ( 施行規則第 2 条 ( 分別解体等に係る施工方法に関する基準 )) 建築物以外のもの ( 以下 工作物 という ) に係る解体工事の工程は 次に掲げる順序に従わなければならい 1 さく 照明設備 標識その他の工作物に附属する物の取り外し 2 工作物のうち基礎以外の部分の取り壊し 3 基礎及び基礎ぐいの取り壊し ただし 構造上その他解体工事の施工の技術上これにより難い場合は この限りではない 41

建設リサイクル法に関する全体の流れ 発注者 元請業者 1 事前調査の実施 2 分別解体等の計画の作成 下請負人 3 元請業者から発注者に対し分別解体等の計画等の説明 4 元請契約の締結 5 発注者から都道府県知事等に対して届出の提出 6 元請業者から下請負人に対し届出内容の告知 7 下請契約の締結 8 事前措置の実施 9 工事の施工 ( 分別解体等 再資源化等の実施 ) 10 元請業者から発注者に対し再資源化等の完了報告の提出 11 再資源化等の実施状況に関する記録の作成 保存 42

10 再資源化等が完了したときの発注者への報告 ( 法第 18 条第 1 項 施行規則第 5 条 ) 対象建設工事の元請業者は 当該工事に係る特定建設資材廃棄物の再資源化等が完了したときは その旨を当該工事の発注者に書面で報告するとともに 当該再資源化等の実施状況に関する記録を保存し これを保存しなければならない ( 報告する事項 ) 再資源化等が完了した年月日 再資源化等をした施設の名称及び所在地 再資源化等に要した費用 43

再資源化等の完了報告 再資源化等報告書 記載例 別紙様式 4 平成年 月 日 ( 発注者 ) 大阪府 土木事務所長 又は大阪府総務部契約局長 様 記載例 ( 別紙様式 4 関連 ) 別紙 ( 書ききれない場合は別紙に記載 ) 特定建設資材廃棄物の種類 施設の名称 所在地 木材 チップ 大阪府 市 氏名 建設株式会社 支店長建設太郎 ( 郵便番号 000-0000 ) 電話番号 00-0000 - 0000 住所 大阪府 市 町 丁目 番地 号 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律第 18 条第 1 項の規定により 下記のとおり特定建設資 材廃棄物の再資源化等が完了したことを報告します 記 1. 工事の名称府道 線舗装工事 ( - 工区 ) 2. 工事の場所〇〇市 町 丁目〇〇 - ~ 〇〇市 町 丁目〇〇 - 地先 3. 再資源化等が完了した年月日平成年 月 日 4. 再資源化等をした施設の名称及び所在地 ( 書ききれない場合は別紙に記載 ) 特定建設資材廃棄物の種類 施設の名称 所在地 コンクリート 産業 大阪府 市 アスファルト コンクリート 工業 大阪府 市 アスファルト コンクリート 大阪府 市 木 材 リサイクル 大阪府 市 5. 特定建設資材廃棄物の再資源化等に要した費用 万円 ( 税込み ) 6. 添付資料 ( 該当事項の 欄に レ を付すか とする ) 再生資源利用実施書 ( 必要事項を記載したもの ) 再生資源利用促進実施書 ( 必要事項を記載したもの ) 44

罰則規定 45

罰則 内容罰則 (~ 以下 ) 罰則条項 分別解体等の実施 再資源化等の実施 解体工事業 対象建設工事の届出 20 万 51 条 1 号 対象建設工事の変更の届出 対象建設工事の届出等に関する変更命令 20 万 30 万 50 条 1 号 分別解体等義務の実施命令 50 万 49 条 発注者への報告の記録 10 万 53 条 1 号 再資源化等義務の実施命令 50 万 49 条 登録懲役 1 年 50 万 48 条 1 号 登録更新 懲役 1 年 50 万 変更の届出 30 万 50 条 2 号 廃業等の届出 10 万 53 条 2 号 は 過料 46

解体工事業 内容罰則 (~ 以下 ) 罰則条項 登録の取り消し等の場合における解体工事の措置 20 万 51 条 2 号 技術管理者の設置 20 万 51 条 3 号 標識の掲示 10 万 53 条 3 号 帳簿 10 万 53 条 4 号 事業停止命令懲役 1 年 50 万 48 条 3 号 報告の徴収 20 万 51 条 4 号 立入検査 20 万 51 条 5 号 雑則報告の徴収 20 万 51 条 4 号 立入検査 20 万 51 条 6 号 は 過料 47

大阪府 建設リサイクルホームページ 大阪府 建設リサイクルホームページのアドレス http://www.pref.osaka.lg.jp/kenshi_shinsa/recycle_index/index.html 48