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ECONOMY TOPICS

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設問 1. 今年の冬のボーナス支給額は昨年の冬に 比べどうなると予想されますか? ~ 全体は 同じくらい の回答割合が増加 製造業は悪化 非製造業は改善 ~ 1 全体今年の冬のボーナス支給額について 昨年冬と比較して 上回る と予想する世帯割合 は 10.3%( 昨年冬比 1.3 ポイ

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調査概要 調査対象 : 東京都 愛知県 大阪府 福岡県の GF シニアデータベース 有効回答件数 :992 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 23 年 8 月 4 日 (

最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

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結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

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基本情報

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各位

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2009年9月●日

問 2-1. 同伴者対象者 選択肢 11 人旅 2 家族旅行 3 友人 知人との旅行 4 団体旅行 ( 職場 地域 ) 誰と来たか n = 487 一人旅 7.0 ( 職場 地域 ) 15.4 家族旅行 40.5 友人 知人 37.2 家族旅行が 39% で最も多く 次いで友人 知人が 35.8%

バレンタインデーのプレゼントにかける予算は増加傾向 中でも 女性の友人 への予算の平均は 33 円増加バレンタインデーのプレゼントにかける予算について プレゼントを渡す相手別に見たところ パートナー 思いを寄せている相手 への予算は 2 が最も多い一方 配偶者以外の家族 会社 取引先や男性の友人など

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~お年玉に関する意識調査 2019~お年玉の平均支出予定総額は26,166円 前年から横ばいで推移

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調査レポート

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表 1: 世帯年収に対する貯蓄の割合 表 2: 年代別の貯蓄率 月収に占める支出率 スマートマネー派 は節約上手 ( 3) ( 4) 2012 年 11 月の家計の各品目の出費 について質問したところ 月収に対する支出の割合は スマートマネー派 が 69.9% と 現金依存派 の 74.2% より

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世帯収入 DI 大幅な改善現在の 世帯収入 DI ( 増えた やや増えた ) と回答した割合から 減った やや減った と回答した割合を引いた値 ) は で前回 (11 年 6 月 :-24.6) から +6.8 ポイント上昇した 震災後に混乱していた企業のサプライチェーンが回復し生産体制

「シニアのリアル調査」結果第三弾

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アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

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日本のプロ野球に対する関心を示した表 3.1 および図 3.1 をみると スポーツニュース で見る (52.9) に対する回答が最く テレビで観戦する (39.0) 新聞で結果を確 認する (32.8) がこれに続く また 特に何もしていない (30.8) も目立った 2) 性別とのクロス集計の結果

地震と地震保険に関するアンケート調査結果について

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目次 I. 転入者 転出者転出者アンケート実施概要 調査の目的 調査の内容 調査の方法等... 3 II. 調査の結果 回収の状況 転入者調査... 4 (1) 回答者の属性について... 4 (2) 転入前 転入後のお

平成13年8月29日

1 見直したい費目のトップは 光熱費 で 82.9% 電力自由化の認知率も 97.1% を超える 各世帯の支出が発生している中で 見直したい費目の 1 位は 光熱費 で 82.9% 携帯電話料金 が 76.3% 食費 が 76.2% と続きました なお 光熱費を見直したい という意識は ライフステー

前問で 知っているが使っていない と回答した方に 今後格安スマホを利用したいと思うかについて聞いたところ 利用したい ( とても利用したい + どちらかというと利用したい ) は合わせて 33.3% 利用したくない( 全く利用したくない + どちらかというと利用したくない ) の合計が 32.% と

13 年冬のボーナス 昨冬 は 12 年冬を指しますこの冬のボーナス平均手取額は 66.8 昨冬と比べて 4.7 増 昨冬との比較では 増えた (36.4%) が 減った (21.6%) を上回り 増減は 年冬のボーナス手取額 平均 :

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要 約 1. 冬季ボーナスの受取予想金額 昨年冬に比べて 7.3 % 3 万 3 千円減少の 41 万 9 千円と予想 ( 全体の平均 ) 2. ボーナスの使いみち ボーナスの配分は 貯蓄 投資 に 26.4 % 買物などの消費 に 24.6 % 借金 月賦などの返済 と 毎月の家計の赤字補填 の合

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「Debate in Portuguese《というイベントのアンケートの結果

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H24/08/00

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

能代市中心市街地活性化計画

個人消費活性化に対する九州企業の意識調査

報告書作成テンプレート 1

Transcription:

生活とお金に 関するアンケート 2018 年 2 月 22 日

目次 P. 1 調査の概要 P. 2 1.2017 年を振り返って P. 5 2.2018 年の展望 P. 8 3. 備えが必要 ( 経済的に不安 ) と感じること P. 9 4. 今 一番買いたいもの P.10 5. お金の支払いをする際の決済方法 P.11 6. 資産運用について

調査の概要 (1) 調査概要 調査目的 近年 上場企業の純利益は2 年連続で過去最高となる見通しとなるなど 景気回復が続いていると言われている中 青森県内の企業からは 地方では景気回復の実感はない との声も数多く出ている 一方 個人を取り巻く環境では 消費動向や住宅投資などは堅調に推移するなど 青森県の景気は良いのか悪いのか判断が難しい状況が続いている また 生活をしていく上で欠かすことの出来ないお金を取り巻く環境もスマートフォンや電子マネーなどの普及などにより大きく変化している中 実際に青森県民は自身の生活環境をどのように感じているのか 生活への満足度やお金に関する意識について掘り下げることを目的に実施する 調査対象 青森県内に居住の個人 1,115 名調査方法 無記名による回答選択方式および自由記述方式調査時期 2018 年 1 月初旬 ~ 2 月初旬 ( 毎年 1 回 ) 回収率 1,115 名 (100%) (2) 回答者の属性 1

1-1.2017 年を振り返って 若い年代ほど 良い年だった と回答 2017 年を振り返って 良い年だった と回答した割合は 34.9% となり 悪い年だった の回答を20.4ポイント上回った 良い年だった と回答した割合を年代別で見ると 20 代が55.6% と最も高く 60 歳以上が 27.9% と最も低い割合となるなど 若い年代ほど 良い年だった と回答した人が多かった また 全ての年代で 良い年だった が 悪い年だった を上回った 男女別で見ると 女性の方が 良い年だった と回答する割合が多かった 総じて 2017 年を振り返ると青森県民は相応に満足して過ごした年だったと言える 2

1-2.2017 年が 良い年だった 理由 健康が一番の理由 2017 年が 良い年だった と回答した人に理由を尋ねたところ 5 健康に過ごせた が37.7% で最も高い割合となった 次いで 9 趣味や娯楽で充実した余暇を過ごせた が 18.1% 7お祝い事があった が14.8% となった 給料やボーナスが増えた 等の経済的な理由よりも 健康 充実した余暇 お祝い事 が個人の満足度には影響が高い結果となった 男女別で見ると 男性の方が 給料やボーナスが増えた を理由に挙げる割合が高く 女性の方が 健康 を挙げる割合が高い結果となった その他コメント 住宅ローン 子どもの学費等の支出が全て終わった (50 代 民間 男性 ) 孫がはじめてのお給料で食事に招待してくれ ボーナスでビールをくれた (60 代 その他 女性 ) 3

1-3.2017 年が 悪い年だった 理由 健康が一番の理由 2017 年が 悪い年だった と回答した人に理由を尋ねたところ 5 健康に過ごすことが出来なかった が25.2% で最も高い割合となった 次いで 8 趣味や娯楽で充実した余暇を過ごせなかった が 16.3% 3 貯蓄 ( 資産 ) が減った が11.6% となった 良い年だった と同様 健康 充実した余暇 が個人の満足度に高い影響を与えている 年代別では 20 代が 6 自己研鑚が出来なかった を理由に挙げる割合が30.8% と突出し 男女別で見ると 男性が 6 自己研鑚 女性が 8 充実した余暇を過ごすことが出来なかった を挙げる割合が高かった その他コメント 親の介護 ( 多数 ) 身内の不幸 ( 多数 ) 4

2-1.2018 年の展望 若い年代ほど 良い年になりそう と回答 2018 年を展望して 良い年になりそう と回答した割合は40.6% となり 悪い年になりそう の回答を35.5ポイント上回った 良い年になりそう と回答した割合を年代別で見ると 20 代が58.1% と最も高くなった 50 代が36.0% と最も低い割合となったが 総じて若い年代ほど 良い年になりそう と回答する割合が多かった また 全ての年代で 良い年になりそう が 悪い年になりそう を大幅に上回った 男女別で見ると 女性の方が 良い年になりそう と回答する割合が多かった 総じて 2018 年は 悪い年になりそう と考える割合は約 5% と極めて少なく 良い年になりそう と考えている県民が多いという結果となった 5

2-2.2018 年が 良い年になりそう な理由 充実した余暇が過ごせそう が最多 2018 年が 良い年になりそう と回答した人に理由を尋ねたところ 8 趣味や娯楽で充実した余暇を過ごせそう が34.4% で最も高い割合となった 次いで 6お祝い事がある予定 が21.5% 5 自己研鑚に励めそう が9.9% となった 年代別で見ると 60 歳以上が 8 趣味や娯楽で充実した余暇を過ごせそう を理由に挙げる割合が48.4% と最も高くなっている 男女別で見ると 男性の方が 給料やボーナスが増えそう 雇用環境改善 を理由に挙げる割合が高く 女性の方が 充実した余暇 を挙げる割合が高い結果となっている その他コメント 良い年にしたい という期待を込めて ( 多数 ) 新しい目標を持って行動できそう (30 代 民間 男性 ) 6

2-3.2018 年が 悪い年になりそう な理由 充実した余暇を過ごすことが出来なそう が最多 2018 年が 悪い年になりそう と回答した人に理由を尋ねたところ 7 趣味や娯楽で充実した余暇を過ごすことが出来なそう が 21.4% で最も高い割合となった 次いで 3 貯蓄 ( 資産 ) が減りそう が 16.5% 4 雇用環境が悪化しそう が 14.6% となった 年代別でみると 60 歳以上が 貯蓄 ( 資産 ) が減りそう を理由に挙げる割合が33.3% と最も高くなっている 良い年になりそう と同様 個人の満足度に最も影響を与えているのは 充実した余暇が過ごせるか だが 悪い年になりそう な理由では 雇用や金銭面を上げる割合が多くなっている その他コメント 子どもの教育資金の負担が増えそう (40 代 その他 女性 ) 売上が減りそう (50 代 自営業 女性 ) 7

3. 備えが必要 ( 経済的に不安 ) と感じること 老後の生活費が最多 備えが必要( 経済的に不安 ) と感じることで最も高い割合となったのは 5 老後の生活費 で38.2% となった 次いで 6 病気や介護に備える資金 が25.6% 3 子どもの学費 が17.7% となった 年代別でみると 30 代 40 代で 子ども の学費 を挙げる割合が高くなっている また 老後の生活費 や 病気や介護に備える資金 は年代が高くなるにつれて割合も高くなり 60 歳以上では半数近くの人が不安を抱いている その他コメント 結婚資金 (20 代 民間 女性 ) 趣味の資金 (60 代 自営業 女性 ) 8

4. 今 一番買いたいもの 家電製品 自家用車 住宅 今 一番買いたいものを尋ねたところ 3 家電製品 が25.6% と最も高い割合となった 次いで 2 自家用車 が 19.9% 1 住宅 が16.8% となった 年代別でみると インテリア用品 衣料品 娯楽用品 を挙げる割合は20 代が最も多く 住宅 を挙げる割合は30 代が最も多くなっている 男女別で見ると 男性の方が IT 製品 娯楽用品 を挙げる割合が多く 女性の方が インテリア用品 衣料品 を挙げる割合が多くなっている その他コメント 住宅リフォーム ( 多数 ) 旅行に行きたい ( 多数 ) 9

5. お金の支払いをする際の決済方法 現金が 7 割超 お金の支払いをする際の決済方法を尋ねたところ 現金 が74.1% と最も高い割合となった 次いで クレジットカード が23.0% 電子マネー が2.7% となった その他 ではプリペイドカード 口座振替 クレジットカード等のポイント支払と回答する人もいた 年代別では 30~50 代がクレジットカード決済の割合が多くなっている クレジットカードデータ利活用とAPI 連携 (2017 年 3 月 経済産業省 ) によると 日本における民間消費支出に占めるキャッシュレス決済比率 ( クレジットカード デビットカード 電子マネー ) は 18.3% であり 全国の中で 本県のキャッシュレス決済比率は高いという結果になった 10

6-1. 資産運用について ~ 資産形成に役立つ制度の認知状況 ~ 制度の周知は進んでいる NISA( ニーサ ) やiDeCo( イデコ ) 等 少額からでも始められる資産形成に役立つ制度を知っているか尋ねたところ 68.6% が 知っている と回答し 幅広い年代で制度の周知は進んでいることが分かった 年代別に見ると 30 代と 40 代で 知っている 割合が 7 割超と 特に多くなっている 11

6-2. 資産運用について ~ 資産運用に対する関心 ~ 30 代 40 代の関心が高い 資産運用に興味があるか尋ねたところ 興味がある と回答した割合は 49.5% と 興味がない とほぼ同率となった 年代別でみると 30 代 40 代では 5 割超が 興味がある と回答しており 前述の資産形成に役立 つ制度の認知状況と資産運用への関心状況は 比例関係が見られた また 60 歳以上で 興味がある 割合は 37.6% と一番低い割合となっている 12

6-2-1. 資産運用について 興味がない 理由 20~30 代 知識がないから 60 歳以上 必要性を感じない 質問 6-2 で資産運用に 興味がない と回答した人に 興味がない理由 を尋ねたところ 1 運用 に回すお金がないから が 30.0% で最も多い割合となった 次いで 4( 資産運用の ) 知識がない から が 28.8% となった 年代別に見ると 20 代 30 代では 4( 資産運用の ) 知識がないから の割合が多く 60 歳以上 では 3 必要性を感じないから が 27.8% と高い割合を占めた その他コメント 考えている時間がない (30 代 民間 女性 ) 13

6-3. 資産運用について ~ 資産運用の取組み状況 ~ 60 歳以上では 8 割の人が資産運用をしている 質問 6-2で資産運用に 興味がある と回答した人に 資産運用をしているか尋ねたところ している と回答した割合が66.7% と資産運用に興味がある人の大半は既に資産運用を開始しているとの結果となった 年代別でみると 20 代が50.9% と一番低い割合となっており 60 歳以上では80.0% と一番高い割合となっている 14

6-3-1. 資産運用を始めていない 一番の理由 運用に回すお金がない が最多割合 質問 6-3で資産運用を していない と回答した人に資産運用を始めていない一番の理由を尋ねたところ 1 運用に回すお金がない が51.1% と最も多い割合となった 次いで 5 情報収集中 が21.8% となった 年代別で見ると 運用に回すお金がない は60 歳以上を除く全年代で割合が最も多く 情報収集中 を挙げる割合は20 代が多く 37.0% となっており 損失等の可能性があるから を挙げる割合は60 歳以上が 50.0% と最も多くなっている その他コメント やり方がよく分からない (30 代 民間 女性 ) マイナンバーを登録されたくない (30 代 民間 女性 ) 15

6-4. 資産運用について ~ 資産運用を始めたきっかけ ~ 唯一 30 代は 自分で興味を持って 資産運用を開始 質問 6-3 で資産運用を している と回答した人に資産運用を始めたきっかけを尋ねたところ 1 金融機関に勧められた が 50.3% と最多割合となった 次いで 2 自分で興味を持った が 36.7% 3 周りの人に勧められた が 11.9% となった 年代別に見ると 30 代では唯一 自分で興味を持って 始めた割合が 46.9% と 金融機関に勧め られて 始めた割合より多くなっている その他コメント 会社で企業型拠出年金をやっている (50 代 民間 男性 ) 16

6-5. 資産運用について ~ 資産運用の経験年数 ~ 20 代では資産運用を始めて 1 年未満 が 5 割弱 質問 6-3で資産運用を している と回答した人に資産運用を始めて何年になるか尋ねたところ 1 ~5 年未満 が40.6% と最多割合となった 次いで 5~10 年 が27.2% 10 年以上 が 21.1% となった 年代別で見ると 20 代では資産運用を始めて 1 年未満 の割合が46.4% で最多割合となっており 2018 年 1 月からスタートしたつみたてNISA 等が影響していることも考えられる 17

6-6. 資産運用について ~ 資産運用の商品 ~ 投資信託が約 7 割 質問 6-3で資産運用を している と回答した人にどのような商品で資産運用をしているか尋ねたところ 投資信託 が 69.8% と最多割合となった 次いで ( 投資性のある ) 保険 が11.4% 株式 が9.3% となった 年代別で見ると 株式 は年代が高くなるにつれ て割合が多くなり 60 歳以上では 13.0% が 株式で資産運用している その他コメント 仮想通貨 (40 代 民間 男性 ) 外貨預金 (30 代 民間 女性 ) 本調査レポートは 当行ホームページにも掲載しております ( トップページ みちのく銀行について CSR レポート ) 発行 : 株式会社みちのく銀行経営企画部広報室 030-8622 青森市勝田 1 丁目 3-1 TEL:017-774-1274 18