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第19 連結送水管の技術基準

第21 連結送水管

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屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

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基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

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ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

2 屋内消火栓設備

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

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仕様書

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番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

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別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

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隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

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〇消防用設備等検査実施要領の送付について

消防同意の審査時によくある指摘事項例(概要)

( 例 ) 病床数が 60 の場合 職員の総数が5 人以上であり かつ 当該職員のうち宿直勤務者を除いた職員数が2 人以上である体制をいう イ規則第 5 条第 3 項第 1 号に規定する 職員の数 とは 一日の中で 最も職員が少ない時間帯に勤務している職員 ( 宿直勤務者を含む ) の総数を基準とす

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

第 3 点検の期間点検の期間は 次の表の上欄 ( 左欄 ) に掲げる用設備等の等並びに同表中欄に掲げる点検の内容及び方法に応じ 同表下欄 ( 右欄 ) に掲げるとおりとする ただし 特殊用設備等にあっては 法第 17 条第 3 項に規定する設備等設置維持計画に定める期間によるものとする 用設備等の等

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消防水利施設等設置基準 泉州南消防組合の管轄区域内における開発行為に係る消防水利施設等の設置基準 及び施工方法等については 次のとおりとする 1 消火栓 (1) 基準開発区域の各部分から水平距離 100m 以内の当該開発区域を管轄する泉州南消防組合の各消防署 ( 以下 消防署 という ) の指示する

第2章 事務処理に関する審査指針

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

第 2 節屋内消火栓設備 第 1 用語の意義 この節において 次に掲げる用語の意義は それぞれ当該各項に定めるところによる 1 有効水量とは 水源 中間水槽 補助高架水槽又は呼水槽に貯水する水量のうち 有効 に利用できる水量をいう 2 規定水量とは 令 規則若しくは条例又はこの基準により必要とされる

2 病院次のいずれにも該当する病院のうち 相当程度の患者の見守り体制を有するもの ( 火災発生時の消火活動を適切に実施することができる体制を有するものとして総務省令で定めるもの ) 以外のもの ( ア ) 特定診療科名を有するもの ( イ ) 一般病床又は療養病床を有する病院 火災発生時の延焼を抑制

3 署長は 前条の申請のあった防火対象物について 該当する審査項目のいずれかが判定基準に適合していないと認めたときは 申請者に対して その旨を第 3 号様式による防火基準不適合通知書により通知するものとする 4 署長は 第 2 項の規定による通知を行ったときは 第 4 号様式による防火基準適合表示対

(2) 消火用屋外給水施設の点検の方法 別添点検基準 ( 案 ) のとおり (3) 経年劣化及び詳細な点検を行う消火用屋外給水施設の把握 設置から 40 年を経過した消火用屋外給水施設の把握は 消火用屋外給水施設とし て完成した日 ( 完成検査の日 ) とする (4) 留意事項本点検の考え方は 消火

1 ソファモデル単体に対する消火抑制効果確認実験 4 面ともたれ壁 45cm 4 面ともたれ壁 45cm 右の実験区画で 放水量 12~18 リットル / 分 / ヘッド 1 個 放水圧力 0.13~0.022Mpa の要件の下 1 回の自由燃焼 7 回の消火実験を実施 実験結果概要 全てのケースに

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第7 ハロゲン化物消火設備の技術基準

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新旧対照表 (1/15)

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2 屋内消火栓設備

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第14 火災通報装置

第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

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南部地区 地区の名称 南部地区建築物の用途の制限 ( ほなみ町 桜新町 ) 敷地面積の最低限度 ( 東原町 苗津町 長者町の各一部 ) 22.5ha 沿道業務地区 17.6ha 合計 40.1ha 建築物等の形態又は意匠の制限 沿道業務地区には 次に掲げる建物は建築してはならない マージャン屋 ぱち

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第 8 章 受水槽以下の装置 受水槽式給水方式による受水槽以下の装置については 法では給水装置に含まれない しかし 水質汚濁防止 十分な水量の確保 将来の維持管理を適正かつ容易にするために必要な事項を定める 受水槽以下の装置の設計及び施工は 建築基準法施行令 ( 昭和 25 年政令第 338 号 )

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消防用機器等に関する認証制度の概要 平成 22 年 6 月現在 検定自主表示認定鑑定 根拠条文 消防法第 21 条の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第三 消防法第 21 条の 16 の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第四 消防法第 17 条の 3 の 2 消防法施行規則第 31 条の

国土技術政策総合研究所 研究資料

建築基準法第43条第1項ただし書に係る一括同意基準

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動車車庫については 隣地境界線又は同一敷地内の他の建築物との距離は2m 以上とし 各階の外周部に準不燃材料で造られた防火壁 ( 高さ1.5m 以上 ) を設けること (3m 以上の距離を確保した場合を除く ) に改める 号通知 記 2 自動火災報知設備の設置について の一部改正記 2 中

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根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

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( 第二面 ) 建築設備の状況等 1. 建築物の概要 イ. 階 数 地上 階 地下 階 ロ. 建築面積 m2 ハ. 延べ面積 m2 ニ. 検査対象建築設備 換気設備 排煙設備 非常用の照明装置 給水設備及び排水設備 2. 確認済証交付年月日等 イ. 確認済証交付年月日 昭和 平成 年 月 日 第 号

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278 第 4 章消防用設備等の技術基準 1 主な構成 ⑴ 起動方式に開閉弁の開放と連動して起動する方式のもの ( 第 2-1 図参照 ) 凡例 補給水管 操作部 (P 型発信機 ) 位置 始動表示灯 自動火災報知設備受信機 消火栓始動リレー 制御盤 遠隔スイッチ付消火栓弁 逆止弁 止水弁 可とう管

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

学校施設管理について

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(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 1 用語の意義 適用範囲 1225 第 1 用語の意義 適用範囲

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第 21 連結送水管 1 高層階等以外に設ける連結送水管地階を除く階数が 11 以上又は床面の高さが地盤面から 31mを超える各階以外に設ける連結送水管は 次によること ( 平成 17 年総務省令第 40 号に規定する階段室型特定共同住宅等を除く ) ( 別図 21-1 参照 ) (1) 送水口送水口は政令第 29 条第 2 項第 3 号及び省令第 31 条第 1 号の規定によるほか 次によること ア結合金具は差込み式のものとし その構造は 消防用ホース又は消防用吸管に使用する差込式の結合金具の技術上の規格を定める省令 ( 平成 4 年自治省令第 2 号 以下この項において 結合金具の規格省令 という ) に規定される呼称 65 の受け口に適合する単口とすること イ送水口は 認定品を使用すること (2) 配管等配管 管継手及びバルブ類 ( 以下この項において 配管等 という ) は 次によること ア他の消火設備等の兼用等省令第 31 条第 1 項第 5 号イただし書きの取扱いは 第 1 屋内消火栓設備 3.(2). イによること イ配管等の機器配管等の機器は 次によるほか 第 1 屋内消火栓設備 3.(1) を準用すること ( ア ) 管は 省令第 31 条第 1 項第 5 号ロの規定によること ただし 政令別表第 1(5) 項ロの防火対象物に設置する管は 日本工業規格 G3448 若しくはG3454 に適合する管のうち呼び厚さでスケジュール 40 以上のもの又はG3459 に適合する管のうち呼び厚さでスケジュール 10 以上のものに適合するものであること ( イ ) 管継手は 省令第 31 条第 1 項第 5 号ハの規定によるほか 省令第 31 条第 1 項第 5 号ロただし書きに規定される設計送水圧力 ( 以下この項において 設計送水圧力 という ) が 1.0Mpa を超える場合に使用する管継手 ( 可とう管継手を除く ) は 評定品のうち 呼び圧力 16K(SI 単位の導入に伴い圧力数値はそのままとして kgf/ cm2に代えてkを付すもの 以下同じ ) 又は呼び圧力 20Kのものを設けること この場合 性能評定書の別添評定報告書に記載されている付帯条件の範囲内で使用する場合に限ること ( 以下この項において同じ ) ( ウ ) バルブ類は 省令第 31 条第 1 項第 5 号ニの規定によるほか 次によること a バルブ類を設ける場合の当該バルブ類の最高使用圧力は 設計送水圧力で送水した場合に 当該場所の圧力値以上の仕様のものを設けること b 設計送水圧力が 1.0Mpa を超える場合に使用するバルブ類は 次のいずれかのものを設けること (a) JIS B2071( 鋳鋼フランジ形弁 ) の呼び圧力 20Kのもの (b) 評定品 ( 呼び圧力 16K 又は呼び圧力 20Kのもの ) 308

(c) JPI( 石油学会規格 ) の呼び圧力 300psiのもの ( 呼び圧力 20K 相当 ) (d) その他公的機関等により呼び圧力 16K 以上の耐圧性能が確認されているもの c 止水弁 逆止弁及び排水弁 ( 以下この項において 止水弁等 という ) は 次によること (a) 配管内を常時充水する場合の送水口には 止水弁及び逆止弁を送水口の直近に設けること ただし 当該弁を送水口の直近に設けることができない場合は 送水口の直近の見やすい箇所に止水弁等の位置を明示した標識を設けること (b) 配管の最低部には 排水弁を設けること (c) 止水弁等は 容易に点検できる場所に設け かつ 当該弁である旨を表示した標識を直近の見やすい位置に設けること (d) 止水弁には その開閉方向を 逆止弁には その流れ方向を表示すること (e) 排水弁には その開閉方向を表示すること ウ配管等の設置方法等 配管等の設置方法等は 第 2 屋内消火栓設備 3.(2). エからキまでを準用するほか 次によること ( ア ) 配管内には 補助用高架水槽を用いて常時充水しておくこと この場合 補助用高架水槽から主管までの管は 呼び径 50A 以上とすること ( イ ) 配管内に充水する補助用高架水槽は 第 2 屋内消火栓設備 3.(2). ア.( ア ).b d 及びeによるほか 有効水量は 0.5 m3以上 ( 呼び径 25A 以上の配管により自動的に給水する装置を設けた場合は 0.2 m3以上 ) とすること エ配管方式 ( ア ) 同一棟に複数の立管がある場合には それぞれの立管には それぞれ送水口を設け かつ バイパス配管により立管を相互に接続すること ( 以下この項において バイパス接続 という )( 別図第 21-1 参照 ) ( イ ) 送水口から立管までの配管は 立管の口径以上の口径のものとし 送水口ごとに専用とすること ただし 呼び径 150A 以上の配管を用いる場合は専用としないことができる (3) 放水口放水口は 政令第 29 条第 2 項第 1 号及び省令第 31 条第 2 号の規定によるほか 次によること ア機器 ( ア ) 開閉弁は 認定品で当該開閉弁に加わる圧力に応じた耐圧性能を有するものを設けること ( イ ) 結合金具は 差し込式のものとし その構造は 結合金具の規格省令に規定する呼称 65 の差し口に適合するものであること イ設置位置 ( ア ) 放水口は 階段室 非常用エレベーターの乗降ロビーその他これらに類する場所で 消防隊が有効に消火活動を行うことができる位置 ( 居室 倉庫等の室内を除く ) に設けること ( 階段が屋外階段である場合には 屋外階段の踊り場とする ) 309

( イ ) 階段室 非常用エレベーターの乗降ロビーその他これらに類する場所は 当該部分から 5m 以内の場所を含む ウ格納箱放水口を格納箱に収めておく場合は 次によること ( ア ) 開閉弁の操作に支障のない構造のものであること ( イ ) 単独の格納箱に収めておく場合は 前面の大きさが短辺 40cm 以上 長辺 50cm 以上で 1.6mm 以上の鋼製の格納箱とすること エ灯火及び表示 ( ア ) 放水口又はその格納箱には 1 字の大きさを 20cm 以上とする文字で 放水口 と表示をすること ( イ ) 放水口が屋内に設置される場合は 放水口又は格納箱の上部には 赤色の灯火を設けること ( ウ ) 赤色の灯火の大きさは 第 2 屋内消火栓設備 7.(1). イ.( カ ).cを準用すること ただし 赤色の灯火は 放水口又は格納箱の直近に設けられた他の消防用設備等の赤色の灯火をもって代えることができる (4) 設計送水圧力設計送水圧力は次によること ただし 設計送水圧力の上限は 1.6Mpa とすること アノズルの先端における放水圧力 ( 以下この項及び次項において ノズル先端圧力 という ) 及び放水量による設定条件 ( 以下この項及び次項において 設定条件 という ) は 次によるものとし 次の計算式で設計送水圧力を算出し 求めた値とすること 設定条件 : 噴霧切替ノズルを使用した場合に ノズル先端圧力 0.6Mpa で 放水量 1,200L /min 以上とする 計算式 :1.6MPa 設計送水圧力 = 配管の摩擦損失水頭換算圧 + 背圧 + 放水圧力 (h1+h2+h3+h4) (ha) (n) h1: 送水口の摩擦損失水頭換算圧 h2: 流量 1,200L/min 時の主管及び管継手等の摩擦損失水頭換算圧 h3: 放水口の摩擦損失水頭換算圧 h4: ホースの摩擦損失水頭換算圧 ha: 送水口から最上階の放水口までの高さによる損失 n: ノズル先端における放水圧力イバイパス接続する防火対象物にあっては それぞれの送水口から最遠となる放水口の設計送水圧力を求めること この場合 それぞれの送水口の設計送水圧力は 1.6Mpa 以下であること 2 高層階等に設ける連結送水管地階を除く階数が 11 以上又は床面の高さが地盤面から 31mを超える各階 ( 以下この項において 高層階等 という ) に設ける連結送水管は 前 1によるほか 次によること ( 別図第 21-2 参照 ) 310

(1) 放水口次のいずれかの階に該当する場合は 当該階の放水口を単口形にすることができること ア技術基準によるスプリンクラー設備等が設置されている階イ政令別表第 1(5) 項ロの用途に供されるもので 共同住宅用スプリンクラー設備が設置されている階 (2) 放水用器具ア非常用エレベーターが設置されている建築物は 放水用器具を設けないことができること イ放水用器具は 次によること ( ア ) 格納箱には 以下のものを格納すること a 長さ 20mのホース2 本以上と筒先 ( 直状放水 噴霧放水に切替でき かつ 放水を停止できる噴霧切替ノズルが接続されたもの 以下この項において 噴霧切替ノズル という )1 本を格納し 各階又は1 階層おきに設置しておくこと b ホースの呼称は 50 とし ホース又は放水口に媒介金具 ( 呼称 50 のホースと呼称 65 の放水口が結合できる金具をいう ) を結合し ホースを放水口に接続できるようにしておくこと ( イ ) 噴霧切替ノズルの性能は ノズル先端圧力が 0.35MPa で直状放水した場合に 400L/min 以上 ( 有効射程 10m 以上 ) 及びノズル先端圧力が 0.6Mpa で霧状放水した場合に 展開角度 120 度で 600L/min 以上の量の放水量が得られるものであること (3) 格納箱ア双口形の放水口は 第 2 屋内消火栓設備 7.(1). イ.( ア ) の消火栓箱に準じた箱に収納しておくこと イ放水口を格納箱に収めておく場合で 非常コンセント 非常電話 発信機等を内臓する型式のものは 当該非常コンセント等に水の飛まつを受けない構造とすること (4) 設計送水圧力設計送水圧力は 前 1.(4) によるほか ノズル先端圧力及び設定条件は次によること 設定条件 : 噴霧切替ノズルを使用した場合に 11 階建の建築物にあってはノズル先端圧力 0.6Mpa で 放水量 1,800L/min 以上とし 12 階建以上の建築物にあってはノズル先端圧力 0.6Mpa で 放水量 2,400L/min 以上とする 計算式 :1.6MPa 設計送水圧力 = 配管の摩擦損失水頭換算圧 + 背圧 + 放水圧力 (h1+h2+h3+h4) (ha) (n) h1: 送水口の摩擦損失水頭換算圧 h2: 流量 1,800L/min 時又は流量 2,400L/min 時の主管及び管継手等の摩擦損失水頭換算圧 h3: 放水口の摩擦損失水頭換算圧 h4: ホースの摩擦損失水頭換算圧 ha: 送水口から最上階の放水口までの高さによる損失 n: ノズル先端における放水圧力 (5) ブースターポンプの性能等 311

ブースターポンプを設ける場合は 第 2 屋内消火栓設備 1.(1) を準用するほか 次によること アブースターポンプの設置位置は 送水口における設計送水圧力が 1.6Mpa 以下となるように設けること イ吐出量は 省令第 31 条第 6 号イ.( イ ) の規定にかかわらず 2,400L/min 以上とすること ウブースターポンプの締切揚程に押込揚程を加えた値が 170m 以上となる場合には 複数のポンプを設けて直列運転とすること エブースターポンプ運転時の放水時に 1.6Mpa を超える放水口には 放水時に 1.6Mpa を超えない措置を講じること オ設計送水圧力で送水した場合にブースターポンプに加わる押込圧力は 当該ポンプの許容押込圧力の範囲内とすること カ配管の構造等 ( 別図第 21-3 参照 ) ( ア ) ブースターポンプ吸水側配管と吐出側配管との間には バイパス配管を設け かつ 当該バイパス配管には 逆止弁を設けること ( イ ) ブースターポンプ廻りの配管には 加圧送水装置による送水が不能となった場合の措置として 可搬ポンプ等によって送水できるために 一次側には放水口を 二次側は送水口を設置すること ( ウ ) ブースターポンプ一次側及び二次側の止水弁は 当該ポンプと主管を分離できるように主管側に設置すること ( エ ) ブースターポンプの一次側の配管には 圧力調整弁及び止水弁を設置し バイパス配管とすること ただし 設計送水圧力を1.6Mpaとして送水したときにブースターポンプの押込圧力が当該ポンプの許容圧力範囲となる場合は この限りでない ( オ ) ブースターポンプ二次側の配管は 立管部分を堅固に支持し 吐出側の逆止弁及び止水弁の重量がポンプにかからないようにすること キ起動装置等 ( ア ) ブースターポンプの起動装置は 直接操作できるものであり かつ 次の場所に設けられた操作部から遠隔操作できるものであること a 中央管理室 ( 建基政令第 20 条の2 第 2 号に規定する中央管理室をいう ) b 防災センター 守衛室その他これらに類する場所 ( 常時人がいる場所に限る ) 前 a 及びbに掲げる場所を 以下 防災センター等 という ( イ ) ブースターポンプの起動装置を送水口の直近に設けた場合には 防災センター等で起動が確認できるものであること ( ウ ) ブースターポンプを設置した機械室又はその直近部分並びに送水口及び防災センター等には 当該場所の3か所で相互に連絡できる装置 ( インターホン等 ) を設置すること ( エ ) 送水口の直近には ブースターポンプが起動している旨がわかる表示灯 ( 点滅ランプ等 ) を設けること ( オ ) 起動装置及び連絡装置は 箱内等に収納し いたずら等により操作できない措置を講じ 312

ること ク非常電源 配線等は 省令第 31 条第 7 号の規定によるほか 第 2 屋内消火栓設備 5を準用すること ブースターポンプを設置する場合にあっては 第 1 類の甲種消防設備士に工事を行わせるように指導すること 3 標識 表示及び警報等 送水口 ブースターポンプの標識 表示及び警報等は 次によること (1) 送水口又はその直近には 連結送水管 と表示した標識を見やすい箇所に設けること この場合 標識の大きさは 短辺 10cm 以上長辺 30cm 以上とし 色は地を赤 文字を白とすること ( 別図第 21-4 参照 ) (2) 設計送水圧力が1.0Mpaを超える送水口には 省令第 31 条第 5 号ロに規定された圧力配管等を使用している旨の識別ができる反射板を見やすい箇所に設けること この場合 反射板の大きさは 短辺 3cm 長辺 20cm 以上とし 色は黄色とすること ( 別図第 21-5 参照 ) (3) 防災センター等には 配管系統 止水弁等の設置位置を明示した図面等を備えておくこと (4) ブースターポンプを設置する場合は 次によること ア送水口又はその直近には ポンプ運転時に最上階において必要なノズル先端圧力を得るための設計送水圧力を見やすい箇所に表示すること ( 別図第 21-6 参照 ) イ防災センター等には 配管系統 止水弁等及びポンプ設置位置を明示した図面等を備えておくこと ただし 防災センター等に設置される防災監視盤等が図面表示できる方式のものは 配管系統 ブースターポンプ廻りの配管図等を当該画面に表示できるものであること ウブースターポンプの設置場所には 当該ポンプによる送水が不能となった場合の措置を明示したポンプ廻りの配管図等を掲出すること ( 別図第 21-3ポンプ廻りの配管例参照 ) エブースターポンプ設置室等の出入口には 連結送水管用のポンプが設置してある旨の表示をすること オブースターポンプの作動 ( ポンプ等の起動 停止等の運転状況 ) の状態表示は 防災センター等にできるものであること ( 省令第 31 条第 9 号の規定により総合操作盤が設けられている場合を除く ) カ前オのほか 次の表示及び警報は 努めて防災センター等にできるものであること ( ア ) ブースターポンプの電源断の状態表示及び警報 ( イ ) 中間水槽の減水状態の表示及び警報 ( 中間水槽に設けた当該水槽の有効水量が2 分の1 に減水した際に警報を発する減水警報装置によるもの ) (5) 前 (1) (2) 及び (4). アの標識等は 気候等の環境変化により容易に劣化 変色 変形等をしないものであること 4 総合操作盤総合操作盤は 省令第 31 条第 9 号に該当する防火対象物で 加圧送水装置を設ける場合 次に 313

より総合操作盤を設けること (1) 総合操作盤総合操作盤は 省令第 31 条第 9 号の規定により設けること (2) 総合操作盤は 第 1 節第 3 防災センター等の技術上の指針による防災センターに設けること 別図第 21-1 連結送水管の配管例 314

別図第 21-2 連結送水管の配管例 高層建築物等に設ける場合 315

別図第 21-3 非常用 ELV 設置対象の連結送水管の配管例 316

別図第 21-4 連結送水管の送水口である旨の標識 別図第 21-5 連結送水管送水口の標識等 設計送水圧力が 1.0MPa を超える場合の表示 標識等の設置例 壁埋め込み型 スタンド型 317

別図第 21-6 加圧送水装置を設定した場合の設計送水圧力の標識等 318