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1 1 第一種フロン類充塡回収業者 の役割と責務

2 2 目次 1. はじめに 2. 充塡に関する基準 3. 定期点検 4. 整備に関する記録と保存 / 点検 整備記録簿 5. フロンの漏えい量報告 6. 充塡 回収証明書 7. 情報処理センターの活用 8. 充塡回収業者の記録と報告 9. 回収したフロン類と再生 破壊証明書 10. その他追加事項について ( 参考 ) 行程管理票の拡張 ( 参考 ) 情報処理センターと電子的冷媒管理システム シート 3-10 11-19 20-25 26-31 32-36 37-41 42-47 48-54 55-62 63-65 66-78 79-86

3 3 1. はじめに

4 4 充塡回収業者 充塡については 回収と同様に都道府県知事に登録を行った専門性を有する 第一種フロン類充塡回収業者 ( 充塡回収業者 ) が行うことになります 登録名称が変更されます 第一種フロン類充塡回収業者 第一種フロン類回収業者 充塡回収業者の登録を受けずに充塡を業として行った場合 改正法第 103 条により 1 年以下の懲役若しくは 50 万円以下の罰金に処されます

5 充塡回収業者への登録第一種フロン類充塡回収業者の登録基準は 現行規則における第一種フロン類回収業者に関する規定事項から変更されません 第一種フロン類回収業者 ( 現時点での登録業者 ) 充塡を行わない回収業者 充塡も行っている回収業者 充塡のみ行っている者 ( 自社充塡など ) 第一種特定製品に充塡を行っている者 自動移行 経過措置 ( 施行後 6 ヶ月 ) 都道府県への登録 第一種フロン類充塡回収業者 ( 登録業者 )

6 6 充塡に関する基準 不適切な充塡による漏えいの防止 整備不良の機器を放置したまま繰り返し充塡されることによる漏えいの防止 異種冷媒の混入防止等の観点から フロンを充塡する際に遵守しなければならない 充塡に関する基準 が定められました フロンの充塡 フロンの漏えい (R410A 1kg) = レジ袋 14 万枚

7 7 定期点検と点検 整備記録簿 業務用冷凍空調機器 ( 機器 ) の 管理者 ( ユーザー ) は 専門性を有する者により機器を定期的に点検し 点検の内容を記録 保存することが求められることになりました 充塡回収業者は機器の点検などを行うことも多いことから 管理者から機器の定期点検を委託される可能性があります 定期点検は 十分な知見を有する者 が行うこととされており 一定の要件を満たす方でないと定期点検を行うことができません

8 8 充塡 回収証明書と漏えい量報告 機器の整備時にフロンの充塡 回収を行った場合 に 充塡量及び回収量を記録し 管理者に対して充塡証明書 回収証明書を交付 する必要があります 機器の管理者はこれらの証明書をもとに機器から 漏れ出たフロンの量を計算し国に報告することになります ( 漏えい量報告 )

9 9 引渡義務と再生 破壊証明書 現在は引取証明書の交付でフロン回収の 行程管理を終了していますが 今後は再生 業者 破壊業者に引渡したフロンに関して 再生証明書 破壊証明書の交付を受け 管理者及び廃棄等実施者に証明書を回付する必要があります

10 10 充塡回収業者に求められること 情報処理センタ 管理者の判断の基準 ❶ 機器の適切な設置 適正な使用環境の維持 確保 ❷ 機器の定期的な点検 ❸ フロン類漏えい時の対処 ❹ 機器の整備の記録 保存 NEW 充塡に関するー基準 依頼 再生証明書 回収 管理者 充塡 NEW 充塡証明書 充塡回収業者 NEW 依頼 算定漏えい量報告 回収証明書 破壊証明書 国 ( 政府 ) 再生業者 依頼 破壊業者

11 11 2. 充塡に関する基準

12 12 繰り返し充塡の禁止 点検や修理をしないまま充塡を繰り返すこと ( 繰り返し充塡 ) は禁止されました 管理者は点検を行い機器の異常が確認され その原因がフロンの漏えいにあることを整備者 充塡回収業者から通知された場合 速やかに漏えい箇所を特定し 修理する必要があります 充塡の委託を受けた充塡回収業者が修理をしないまま充塡を繰り返すこと ( 繰り返し充塡 ) は禁止されました 繰り返し充塡を禁止する 充塡の基準 に違反した場合 都道府県知事による勧告及び命令 命令違反に対する罰則規定の適用を受けることになります

13 13 充塡の流れ 管理者 整備者より充塡依頼を受ける 1 冷媒漏えい状況の確認 漏えい確認修理なし充塡の履歴を確認 漏えい箇所修理済 3 充塡装置の準備 4 充塡開始 管理者が保存する点検 修理 再充塡の履歴を確認 充塡する冷媒種の確認 充塡装置 充塡回収機 マニホールドゲージ等の適切な接続 過充塡の防止 2 漏えい箇所の特定 修理に係る説明 管理者 整備者に対して修理の必要性を説明 過去に修理を行うことなく充塡した履歴を確認した場合は 漏えい箇所が特定され 修理がされるまで充塡禁止 マニホールド 冷媒充塡時の機器接続 ショーケース 5 充塡完了 充塡回収機 運転確認 充塡量の計量 充塡量等の確認及び管理者へ充塡証明書の交付 コンデンシングユニット

14 14 充塡に関する基準 1 1 事前確認事項 充塡に先立ち 管理者が保存する機器の点検 整備記録簿を確認すること 外観目視検査を行うことなどによって 以下のことについて確認します 冷媒として充塡されているフロンが漏れていないかの確認 漏れていることを確認した場合は 漏えいの点検と漏えいを防止するために必要な措置 ( 以下 修理 ) が実施されているかの確認 漏えいを現に生じさせているか又は生じさせる恐れが高い故障又はその徴候 ( 以下 故障等 ) についての確認 故障等を確認した場合は 故障等に係る点検と修理が実施されているかの確認

15 15 充塡に関する基準 2 2 事前確認結果の通知充塡に先立ってどのような確認を行ったか またその結果と以下の内容について機器の管理者と整備者に通知します フロンが漏れていることを確認したが その漏えいについて点検をしたか確認できない場合は 漏れている箇所を特定するための点検と修理が必要であること 故障等を確認したが 故障等について点検をしたか確認できない場合は 故障等の原因を特定するための点検が必要であること 点検の結果により故障等が漏えいを生じさせていることが確認された場合は修理が必要であること フロンの漏えいを確認し さらに点検により漏れている箇所が特定されたが 修理をしたかは確認できない場合は 修理が必要であること

16 16 充塡に関する基準 3 3 事前確認でフロンの漏えい又は機器の故障等を確認した時 フロンの漏えいを確認した場合は 漏れている箇所が特定され さらにその箇所の修理により漏えいが生じなくなったことが確認できるまで 故障等を確認した場合は 点検を実施して 故障等がフロンの漏えいを生じさせていないことが確認できるまで 点検を実施して 故障等がフロンの漏えいを生じさせている場合は 漏えい箇所が特定され 修理により その箇所からの漏えいが生じなくなったことが確認できるまで やむを得ない場合を除いて フロンの充塡はできません

17 17 充塡に関する基準 4 4 充塡に当たっては 充塡するものが法律に基づき機器に表示された冷媒に適合していること又は当該冷媒よりも温暖化係数が低いもので当該製品に使用して安全上支障がないものであることを当該製品の製造業者等に確認することが 充塡に関する基準で定められています あらかじめ充塡されている冷媒以外を充塡する場合は機器メーカーに問題がないこと 管理者の確認が必要です 5 充塡時の漏えい防止 過充塡その他不適切な充塡により機器 の使用時に フロンが大気中に放出されるおそれがないよう 必要な措置を講ずることが必要です 6 フロンとフロンの充塡方法について 十分な知見を有する者 が フロンの充塡を自ら行うか 立ち会うことが必要です

18 18 冷媒の入れ替えに関する注意 環境省 経産省の指示により エアコンに使用されているフロン類の入れ替えが必要だ として 現在お使いのエアコンディショナーに充塡されているフロン類の入れ替えを勧誘する事例を環境省 経産省で公表しています ご注意ください http://www.env.go.jp/info/notice_scam140710.html( 環境省 HP) http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/ozone/kanki.html( 経産省 HP)

19 19 十分な知見を有する者とは 機器の冷媒回路の構造や冷媒に関する知識に精通した者 具体的には 冷媒フロン類取扱技術者 ( 一般社団法人日本冷凍空調設備工業連合会 ) や 以下のような一定の資格又は一定の実務経験等を有し かつ 機器の構造 運転方法 保守方法 冷媒の特性 取扱方法 関連法規等に関する講習を受講した者などが考えられますが 具体的な要件等については 運用の手引き 等において示される予定です 高圧ガス製造保安責任者 ( 冷凍機械 ) 冷凍空気調和機器施工技能士 高圧ガス保安協会冷凍空調施設工事事業所の保安管理者 冷凍空調技士 ( 日本冷凍空調学会 ) 自動車電気装置整備士 ( 平成 20 年 3 月以降資格取得者 平成 20 年 3 月以前の資格取得者でフロン回収に関する講習会を受講した者に限る 高圧ガス製造保安責任者 ( 冷凍機械以外 ) で 機器の製造又は管理に関する業務に 5 年以上従事した者

20 20 3. 定期点検

21 21 定期点検 1 定期点検は管理者の管理責任として求 められるものですが その実施について は専門点検の方法について十分な知見 を有する充塡回収業者などの整備業者に委託されることが想定されます

22 22 定期点検 2 1 一定規模以上の機器について行います 2 機器ごとに定める期間ごとに一度以上の頻度 で計画的に点検を行います 3 機器の専門点検の方法について十分な知見を 有する者が自ら行うか 立ち会うことが必要です

23 23 定期点検 3 4 定期点検は 機器からの異常音 外観の損傷 摩耗及び腐食その他の劣化 錆び 油にじみ並びに熱交換器の霜付き等について点検を実施します その上で 直接法又は間接法による点検を行います 漏えい箇所が概ね特定できる場合には 直接法 ( 発泡液法 電子式漏えいガス検知装置法 蛍光剤法など ) により点検します その他の場合は 間接法 ( 蒸発圧力等が平常運転時に比べ 異常値となっていないか計測器等を用いた点検 ) により点検します 直接法と間接法とを組み合わせた方法で点検を行います

24 24 定期点検の対象機器と頻度について 製品区分区分点検の頻度 冷蔵機器及び冷凍機器 当該機器の圧縮機に用いられる電動機の定格出力が 7.5kW 以上の機器 主な対象機器 : 別置型ショーケース 冷凍冷蔵ユニット 冷凍冷蔵用チリングユニット 1 年に一回以上 エアコンディショナー 当該機器の圧縮機に用いられる電動機の定格出力が 50kW 以上の機器 主な対象機器 : 中央方式エアコン 当該機器の圧縮機に用いられる電動機の定格出力が 7.5kW 以上 50kW 未満の機器 主な対象機器 : 大型店舗用エアコン ビル用マルチエアコン ガスヒートポンプエアコン 1 年に一回以上 3 年に一回以上 対象機器は ひとつの冷凍サイクルを構成する機器の圧縮機に用いられる電動機の定格出力により判断する 例えば ひとつの冷凍サイクルに 2 台の機器が使われている場合は 2 台の合計の定格出力で判断します エンジンなど電動機以外の他の動力源としてエンジンを用いて圧縮機を動作させる製品である ガスヒートポンプを用いた第一種特定製品及びサブエンジン方式の輸送用冷凍冷蔵ユニットについては 圧縮機に用いられる電動機 を 動力源となるエンジンの出力 と 直結方式の輸送用冷凍冷蔵ユニットについては上記 圧縮機に用いられる電動機 を 動力源となるエンジンの圧縮機を駆動するための定格駆動動力 と各々読み替えて適用する

参考 定期点検の内容について 25 25 点検方法については 業界団体が策定している冷媒漏えい点検ガイドライン等に準拠した適切な方法で実施することが重要です 直接法 発泡液法 漏えい検知機を用いた方式 間接法 下記チェックシートなどを用いて 稼働中の機器の運転値が日常値とずれていないか確認し 漏れの有無を診断する ピンポイントの漏えい検知に適している 漏えい可能性のある箇所に発泡液を塗布し 吹き出すフロンを検知 電子式の検知機を用いて 配管等から漏れるフロンを検知する方法 検知機の精度によるが 上記 2 方法に比べて微量の漏えいでも検知が可能 蛍光剤法 配管内に蛍光剤を注入し 漏えい箇所から漏れ出た蛍光剤を紫外線等のランプを用いて漏えい箇所を特定 蛍光剤の成分によっては機器に不具合を生ずるおそれがあることから 機器メーカーの了承を得た上で実施することが必要 出典 : フルオロカーボン漏えい点検 修理ガイドライン ( 日本冷凍空調設備工業連合会 )

26 26 4. 整備の記録と保存 / 点検 整備記録簿

27 27 整備の記録と保存 / 点検 整備記録簿 管理者 点検 ( 簡易点検 定期点検等 ) 記録 整備 充塡 点検 整備記録簿 機器を特定する情報 冷媒種 充塡量 点検 修理等の日時 内容 結果等 機器毎に作成 保存し 機器又は事務所等に備え付ける 漏えいが確認された場合 速やかに修理 再充塡を依頼 開示 漏えいを確認等した場合 修理の必要性を説明 充塡回収業者 整備事業者

28 28 点検 整備記録簿 1 管理者は 適切な機器管理を行うため 点検や修理 冷媒の充塡 回収等の履歴を機器ごとに記録する必要があります 機器の点検 整備について 充塡回収業者に委託された場合は 充塡回収業者が点検 整備の内容を点検 整備記録簿に記録するよう依頼される可能性があります

29 29 点検 整備記録簿 2 点検 整備記録簿は事業所等において 機器を廃棄する まで紙又は電磁的記録によって保存する必要があります 機器の整備 点検の前には 管理者が整備者及び充塡回 収業者に確認のため点検 整備記録簿を見せる必要があ ります 機器を他者に売却 譲渡する場合は点検 整備記録簿又 はその写しを売却 譲渡相手に引渡す必要があります

30 30 点検 整備記録簿 3 点検 整備記録簿に記録すべき事項 1 管理者の氏名 ( 法人の場合は名称 ) 2 点検実施者の氏名 ( 法人の場合は名称及び実施者の氏名 ) 3 修理実施者の氏名 ( 法人の場合は名称及び実施者の氏名 ) 4 充塡 回収した充塡回収業者の氏名 ( 法人の場合は名称及び実施者の氏名 ) 5 点検を行った機器の設置場所及び機器を特定するための情報 6 フロンの初期充塡量 ( 設置時における現場充塡量を含む ) 7 点検 ( 簡易定期点検 専門点検 定期点検及びその他の点検 ) を行った年月日及び内容 結果 ( 故障等の箇所など ) 8 修理を行った年月日及び内容 結果 ( 速やかな修理が困難である場合はその理由及び修理の予定時期など ) 9 充塡 回収した年月日及び充塡 回収したフロンの冷媒番号区分別の種類 量 1. 簡易定期点検の記録は 点検の年月日及び漏えいの徴候の有無を記録します 2. 点検 整備記録簿は記録事項を満たすものであれば既存様式も含め特段の様式は問いません

31 31 電子的点検 整備記録簿のサンプル ( 画面イメージ ) 冷媒漏洩点検 整備記録簿年月日 ~ 年 - 月日管理番号注意 : 冷媒の充塡 回収作業は 第一種フロン類充塡回収業のフロン類取扱技術者資格保有者本人によるか またはその立会いが必要です 1. 第一種特定製品の管理者 施設 製品情報 管理者がログインすると 1 表に管理者登録情報が自動記入されます また充填回収業者がログインすると 2 表に業者登録情報が自動記入されます 新規登録 氏名または名称設備製造者施設所有者 履歴から選択設置年月日 - - 事業所コードから選択事業所コード分類施設名称系統名使用用途 V 製造番号 - 住所検索機器型式出力 (kw) 施設所在地住所 1 住所 2 使用冷媒注 ) 登録後の変更はできません出荷時充塡量 (kg) 運転管理責任者電話番号 E-mail E-mail( 再入力 ) 2. 漏洩点検 整備 回収 充塡記録 登録番号 都道府県を入力すると業者登録情報が表示されます 選択肢の その他 を選ぶ場合は内容を備考欄にご記入ください 充塡冷媒が 1 表の使用冷媒と相違するとエラーとなります 一旦回収して作業後にその冷媒を再充塡した量は 戻し充塡量 に 新たな冷媒を充塡した量は 追加充塡量 に記入して下さい 破壊再生冷媒がある場合は行程管理票発行も連携できます 作業年月日 点検 整備区分 ( 適当な区分名を選んでください ) 充塡冷媒 回収量 (kg) 戻し充塡 量 (kg) 追加充塡 量 (kg) 破壊再生 量 (kg) 点検内容 点検結果 - - 設置時点検漏洩 故障個所漏洩 故障原因修理内容 ( 交換部品 ) 直ちに修理困難な場合はその理由修理予定日備考 - - 点検 修理 充塡 回収業者名所在地登録番号登録都道府県電話番号 E-mail 作業担当者 資格者証番号 実施作業は 2 表の内容に相違ありません 作業請負者責任者承認 : - - 管理者確認 : - - 3. 冷媒の充塡 回収状況 確認画面を表示すると自動計算されます 初期総充塡量 は出荷時初期充塡量と設置時追加充塡量の合計で 合計充塡量 には含みません 合計排出量 は 合計充填量 と 合計回収量 の差です 充塡冷媒 ( 参考 ) 温暖化係数初期総充塡量 (kg) 合計充塡量 (kg) 合計回収量 (kg) 合計排出量 (kg) 排出量 CO2 トン 4. 点検 整備 充塡 回収履歴 2 表に記入された内容が自動転記されます 但し作業請負者情報は表示されません 充塡量は 戻し充塡と追加充塡の合計量です 冷媒量に関する集計結果は 3 表に表示されます 作業年月日 点検 整備区分 回収量 (kg) 充塡量 (kg) 点検内容 点検結果 漏洩 故障原因 漏洩 故障個所 修理内容 ( 交換部品 ) 直ちに修理困難な場合はその理由 修理予定日 備考 - 出荷時初期充塡量設置時追加充塡量

32 32 5. フロンの漏えい量報告

フロンの漏えい量報告とは 1 A 事業所 B 事業所冷媒充塡 回収証明書の交付冷媒種ごとに充塡量 ( ( 漏えい量 ) の報告本社 ( 全事業所分を集計 ) 情報処理センター事業所管大臣充塡回収業者環境 経済産業大臣都道府県毎年度報告通知都道府県別の集計結果を通知 公表管理者報告項目 事業者の名称 所在地 フロン類算定漏えい量 ( 量 CO2 換算量 全国集計及び都道府県集計 一定量以上漏えいした事業所 ) 等事業者として全国で一定以上の漏えいがある場合 当該センターを活用したデータ集計が可能一定量未満の場合複数の業種に該当する場合 該当する全ての事業所管大臣に同一内容を報告漏えい量報告対象漏えい量報告対象外 33 33

34 34 フロンの漏えい量報告とは 2 管理者が保有する機器から どのくらいのフロンが漏れ出ているか認識できれば 機器を適切に管理するための意識を向上させることにつながります 一定量以上 (1,000CO 2 -t) のフロンの漏えいがある 場合には 管理者は算出されたフロンの漏えい 量を事業を所管する大臣に報告することが必要となりました

35 35 フロンの漏えい量報告とは 3 事業所管大臣に報告された内容は 提出してい ただいた管理者の名称を含めすべて公表される予定です また 漏えい量が多い事業所がある場合は その 事業所の漏えい量についても 合わせて報告する必要があります

36 36 フロンの漏えい量の算定方法 1 機器から漏えいしたフロンの量を直接把握することはできませんので 充塡回収業者が発行する充塡証明書及び回収証明書から ( 算定 ) 漏えい量を算出します 算定漏えい量 (CO2-t) = Σ( 冷媒番号区分ごとの (( 充塡量 (kg)- 整備時回収量 (kg) ) GWP))/1000 漏えい量 算定漏えい量報告 算定漏えい量 (CO2-t) 等 =Σ( 充塡証明書 充塡した冷媒種 (R404A 等 ) 充塡量 (kg) 等 - 回収証明書 整備時回収した冷媒種 (R404A 等 ) 整備時回収量 (kg) 等 GWP ) /1000 冷媒番号区分ごとの充塡量 : フロン排出抑制法第 37 条第 4 項の充塡証明書に記載された充塡量 ( 設置時に充塡した充塡量を除く ) 冷媒番号区分ごとの回収量 : フロン排出抑制法第 39 条第 6 項の回収証明書に記載された回収量冷媒番号区分ごとの GWP: 環境大臣 経産大臣 事業所管大臣が告示等で定める値 (IPCC 第 4 次報告書の値とする予定 ) 算定にあたっては 管理者の全ての機器について交付された充塡証明書及び回収証明書の値から算出する必要があります

37 37 6. 充塡証明書 回収証明書について

38 38 充塡証明書 回収証明書について 1 情報処理センタ 管理者の判断の基準 ❶ 機器の適切な設置 適正な使用環境の維持 確保 ❷ 機器の定期的な点検 ❸ フロン類漏えい時の対応 ❹ 機器の整備の記録 保存 NEW 充塡に関するー基準 依頼 再生証明書 回収 管理者 充塡 充塡証明書 充塡回収業者 NEW 回収証明書 依頼 算定漏えい量報告 破壊証明書 国 ( 政府 ) 再生業者 依頼 破壊業者

39 39 充塡証明書 回収証明書について 2 フロンの充塡 回収が行われた時は その都度 充塡回収業者はフロンの漏えい量報告の基礎資料として必要な情報等を記載した充塡 回収証明書を管理者に対して書面で交付することが義務付けられました なお 充塡回収業者が管理者の承諾を得て 充塡 回収したフ ロンの種類や量などを情報処理センターに登録することで 充 塡 回収証明書の交付に代えることができます

40 40 充塡証明書 回収証明書について 3 充塡証明書の記載事項 1 充塡証明書の交付年月日 2 整備を発注した管理者 ( 自らが充塡回収業者である場合を含む ) の氏名又は名称及び住所 3 フロンを充塡した機器の所在 ( 具体的な店舗の住所等の設置場所が特定できる情報 ) 4 フロンを充塡した機器が特定できる情報 ( 機器番号その他製品の識別が可能な番号等 ) 5 フロンを充塡した充塡回収業者の氏名又は名称 住所及び登録番号 6 フロンを充塡した年月日 7 充塡したフロンの種類ごとの量及び冷媒番号別の区分ごとの量 8 当該第一種特定製品の設置に際して充塡した場合又はそれ以外の整備に際して充塡した場合の別 回収証明書は 上記 1~7 の 充塡 を 回収 と読み替えた内容となります

41 41 充塡証明書 回収証明書について 4 充塡証明書の交付方法 1 充塡証明書に記載された事項に相違がないことを確認の上 書面にて交付する必要があります 2 機器にフロンを充塡した日から 30 日以内に交付する必要があります 充塡証明書については 現状 整備業者等により 作業終了報告として充塡量等の 情報提供が既にされている実態を考慮して 特段の法定様式は定めていません また 証明書記載事項及び交付方法が満たされていれば 複数の証明書を一枚に まとめて交付することは差し支えありません 回収証明書は 上記の 充塡 を 回収 と読み替えた内容となります

42 42 7. 情報処理センターの活用

情報処理センター情報処理センターの活用 1 43 管理者整備者充塡回収業者 B 事業所管大臣経済産業大臣環境大臣整備の発注充塡 回収の委託充塡量 回収量等の通知充塡量 回収量等の登録通知指定 監督等整備を発注した管理者の氏名等の情報を通知充塡回収業者 A 充塡回収業者 C 算定漏えい量報告センターを通じて登録した場合 証明書の交付不要 フロン排出抑制法では 国から 情報処理センター として指定を受けた電子情報処理組織を利用できるようになります 43

44 44 情報処理センターの活用 2 充塡回収業者は フロンの種類ごとに 充塡 回収した量その他の定められた事項を情報処理センターに登録した場合は 充塡 回収証明書の交付を必要とせず 情報処理センターが管理者に登録された事項を通知する仕組みです 管理者は この仕組みを活用することで充塡 回収 証明書の管理 保存の必要がなくなり 漏えい量の 算定が容易になります

45 45 情報処理センターの活用 3 充塡回収業者 又は登録 情報処理センター 交付 充塡 回収証明書 管理者 センターへの登録により交付不要! 管理者の承諾を得て情報処理センターに充塡 回収の内容を登録すれば 充塡証明書 回収証明書 の交付は必要ありません また管理者も証明書の保存 管理の手間を省くことができます

46 46 情報処理センターの活用 4 充塡証明書の交付に代わる情報処理センターへの登録 1 整備を発注した管理者の承諾を得て 2 登録事項に相違がないことを確認の上 3 フロンを充塡した日から 20 日以内に登録することとされています 情報処理センターへの登録事項 1 情報処理センターへの登録年月日 2 整備を発注した管理者 ( 自らが充塡回収業者である場合を含む ) の氏名又は名称及び住所 3 フロンを充塡した機器の所在 ( 具体的な店舗の住所等の設置場所が特定できる情報 ) 4 フロンを充塡した機器が特定できる情報 ( 機器番号その他製品の識別が可能な番号等 ) 5 フロンを充塡した充塡回収業者の氏名又は名称 住所及び登録番号 6 フロンを充塡した年月日 7 充塡したフロンの種類ごとの量及び冷媒番号別の区分ごとの量 8 当該第一種特定製品の設置に際して充塡した場合又はそれ以外の整備に際して充塡した場合の別 回収の場合は 上記 1~7 の 充塡 を 回収 と読み替えた内容となります

47 47 情報処理センターの利用方法 情報処理センターは JRECO が指定の申請準備中です 情報処理センターの利用に際しては 当該センターを利用する管理者及び充塡回収業者の双方が事前登録することが必要となります ( 事業者の名称 事業所の所在地等に関する情報を登録 ) 利用登録は本社単位 地域拠点単位 事業所単位で登録が可能であり 事業者の集計方法に合わせて登録することになります 利用料は有料になりますが 具体的な利用料は環境省 経済産業省の認可を踏まえて公表されます

48 48 8. 充塡回収業者の 記録と報告

49 49 充塡回収業者の記録と報告 1 記録保存すべき情報 取引の相手方 ( 管理者等 ) の名称 取引年月日 充塡 回収した特定製品の種類 台数 充塡 回収したフロン類の種類と量 破壊業者 再生業者に引き渡した量 50 条ただし書きにより自ら再生した量等 点検 整備記録簿の記録 管理 ( ログブック ) 機器を特定する情報 冷媒種 充塡量 点検 修理等の日時 内容 結果等 情報処理センター 充塡回収業者 充塡 回収量証明書 管理者 充塡 回収量報告 ( 都道府県ごと ) 充塡 回収したフロン類の種類と量 破壊業者 再生業者に引き渡した量 50 条ただし書きにより自ら再生した量等 充塡 回収量報告 立入検査 / 報告徴収指導 / 助言等 算定漏えい量報告 立入検査 / 報告徴収指導 / 助言等 従来確認することが出来た情報 ( 回収 破壊関係のみ ) 都道府県 国 算定漏えい量報告の集計結果の報告 充塡回収業者の記録 報告 管理者の算定漏えい量報告 ログブック等により 漏えいが多く 繰返し充塡を行う充塡回収業者又は管理者を確認

50 50 充塡回収業者の記録と報告 2 現行の回収報告で求めている事項に加え 充塡量 再生業者への引渡量等の事項について記録保存することが求められることになりました これらの追加事項についても 年度ごとに都道府県知事に報告が必要です 充塡回収業者 記録保存すべき情報 報告 立入検査 / 報告徴収指導 / 助言等 都道府県

51 51 充塡回収業者の記録と報告 3 記録すべき事項 ( 従来の項目への追加記録項目 ) 1 整備時 ( 機器の新規設置時を含む ) においてフロンを充塡した年月日 2 充塡に係わる機器の種類及び台数 3 充塡したフロンの種類ごとの量 ( 回収した後に再び当該機器に充塡した量を除く ) 純粋な充塡量 4 回収した後に再び機器に冷媒として充塡した量について記載 再び機器に充塡した量 5 初期設置時の充塡量

52 52 充塡回収業者の記録と報告 4 記録すべき事項 ( 従来の項目への追加記録項目 ) 6 充塡に係わる整備を発注した管理者及び第一種特定製品整備者の氏名又は名称及び住所 7 法 50 条ただし書きに基づき充塡回収業者が自ら回収したフロンの再生を行った年月日及びそのフロンの種類ごとの量 8 充塡回収業者による簡易的な再生をしたフロンを充塡した年月日及び充塡に係る管理者の氏名又は名称並びに充塡したフロンの種類ごとの量 9 フロンを再生業者に引き渡した年月日 引き渡した相手方の氏名又は名称及び引き渡したフロンの種類ごとの量

53 53 充塡回収業者の記録と報告 5 都道府県への報告事項 ( 従来の項目への追加項目 ) 業務を行った区域を管轄する都道府県ごとに整備時 ( 機器の新規設置時を含む ) における 1 フロンを充塡した機器の台数 2 充塡したフロンの種類ごとの量 ( 回収した後に再び機器に充塡した量を除く )( 整備時の充塡のうち 機器の新規設置時の現場充塡分は 2 回目以降の充塡に係わるものとは区分して記載するものとします )

54 54 充塡回収業者の記録と報告 6 都道府県への報告事項 ( 従来の項目への追加項目 ) 3 業務を行った区域を管轄する都道府県ごとに 再生業者に引き渡したフロンの種類ごとの量 4 業務を行った区域を管轄する都道府県ごとに 充塡回収業者による簡易な再生を行い機器に充塡したフロンの種類ごとの量

55 55 9. 回収したフロン類と 再生 破壊証明書

56 56 回収したフロン類と再生 破壊証明書 情報処理センタ 管理者の判断の基準 ❶ 機器の適切な設置 適正な使用環境の維持 確保 ❷ 機器の定期的な点検 ❸ フロン類漏えい時の対応 ❹ 機器の整備の記録 保存 NEW 充塡に関するー基準 依頼 再生証明書 回収 管理者 充塡証明書 充塡回収業者 NEW 充塡 回収証明書 依頼 算定漏えい量報告 破壊証明書 NEW 国 ( 政府 ) 再生業者 依頼 破壊業者

57 57 回収したフロン類の引渡義務 充塡回収業者は フロンを回収した場合において再び機器に充塡したもの以外のものがあるとき 又はフロンを引き取ったときは 別途定められた場合を除き 再生業者又は破壊業者に対し フロンを引き渡さなければなりません

58 58 回収したフロン類の引渡義務の例外 充塡回収業者の引渡義務の例外は 次のいずれかに該当する場合となります 1 法 50 条 1 項のただし書の規定により自らフロンの再生をする場合 2 要件のすべてに該当する者として都道府県知事が認める者に引渡す場合 ( 法 46 条 1 項の例外による業者 ( 現省令 7 条業者 )) 3 再生若しくは破壊の実験のために使用することが確実である者に引き渡す場合 ( 引き渡したフロンが破壊若しくは充塡回収業者に返却されるものに限る )

59 59 再生証明書 破壊証明書について フロン排出抑制法においては 再生業者及び 破壊業者は 充塡回収業者から直接引き取っ たフロン類の処理について 再生証明書又は破壊証明書の交付が義務付けられています これらの証明書は 充塡回収業者を経由して 整備を発注した管理者又は廃棄等実施者に回付されます

60 60 再生証明書 破壊証明書の流れ 4 再生証明書 (Z 票 ) 管理者 廃棄者 整備者 充塡回収業者 X 票 1 回収依頼書 (A 票 ) 破壊証明書 (Z 票 ) X 票 1 4 冷媒の流れ 帳票の流れ ( 行程管理票 ) 再生証明書 (Z 票 ) 再生 3 再生業者 Y 票 2 破壊業者 破壊 破壊証明書 (Z 票 ) 3 充填回収業者が再生業者に引渡したが再生を行わなかった冷媒

61 61 再生証明書 再生証明書の記載事項 1 引取りを求めた充塡回収業者の氏名又は名称 住所及び登録番号 2 引き取ったフロンの種類 ( 冷媒番号区分の別 ) ごとの量及び引取りの際の容器 ( ボンベ等 ) の識別番号 3 再生した再生業者の氏名又は名称 住所及び許可番号 4 当該証明書の交付年月日 5 再生したフロンの引取りを終了した年月日 6 再生したフロンの種類 ( 冷媒番号区分の別 ) ごとの量 7 再生を行ったフロンの種類 ( 冷媒番号区分の別 ) ごとの再生されなかったフロンとして破壊業者に引き渡すこととしたフロンの種類 ( 冷媒番号区分の別 ) ごとの量 ( 自らが破壊業者として破壊した場合は 破壊した年月日 破壊したフロンの種類 ( 冷媒番号区分の別 ) ごとの量 ) 8 再生した年月日 再生証明書の交付方法 1 再生証明書に記載された事項に相違がないことを確認の上 交付すること 2 フロンを再生した日から 30 日以内に交付すること

62 62 破壊証明書 破壊証明書の記載事項 1 引取りを求めた充塡回収業者の氏名又は名称 住所及び登録番号 2 引き取ったフロンの種類 ( 冷媒番号区分の別 ) ごとの量及び引取りの際の容器 ( ボンベ等 ) の識別番号 3 破壊した破壊業者の氏名又は名称 住所及び許可番号 4 当該証明書の交付年月日 5 破壊したフロンの引取りを終了した年月日 6 破壊した年月日 7 破壊したフロンの種類 ( 冷媒番号区分の別 ) ごとの量 破壊証明書の交付方法 1 破壊証明書に記載された事項に相違がないことを確認の上 交付すること 2 フロンを破壊した日から 30 日以内に交付すること

63 63 10. その他追加事項について

64 64 費用負担に関する事項の追加 充塡回収業者はフロンの回収の委託 引き取りを求められたときは 第一種特定製品整備者等に対して費用請求を行うことができますが フロン排出抑制法 74 条 2 項において 新たに 料金を請求した場合において 第一種特定製品整備者等から当該料金について説明を求められたときは 当該料金に係る経費 ( フロンの回収 運搬 再生 破壊の別ごとに内訳 ) について説明することが義務として規定されました

65 65 廃業等の届出について 充塡回収業者の廃業等の届出をする場合又は都道府県知事により登録を取り消された場合 当該届出を行う際 又は取り消された際に 廃業 取り消された日の属する年度の業務状況 ( 回収量 充塡量など ) について報告する必要があります

66 66 ( 参考 ) 行程管理票の拡張

67 67 行程管理票の拡張 1 フロン排出抑制法対応 ( 現行法互換 ): 行程管理票の改定 行程管理票 (F 票改訂 ) 冷媒の引渡など フロン排出抑制法に対応するため F 票を改訂します フロン類再生 破壊管理票 ( 新 ) 1X 票 : 充塡回収業者交付 処理業者 2Z 票 : 処理業者交付 充塡回収業者回付 廃棄等実施者 3Y 票 : 再生業者交付 破壊業者

行程管理票 A~F 票と新管理票 X~Z 票の流れ 68 JRECO 68 行程管理票 の拡張 2 START 廃棄者 管理者 Z 票保存 END A 票交付 E 票 or E 写保存 Z 票 * 保存 END Z 票回付 Z 票 * 回付 取次者 整備者 Z 写保存 B C D 票交付 (E 票保存 ) Z 写 * 保存 整備回収冷媒 Z 票回付 E F 票記入 E 票交付 F 票保管 Z 票 * 回付 充塡回収業者 Z 写保存 X 票交付 Z 写 * 保存 注 ) 法 50 条ただし書きにより充填回収業者が簡易再生した冷媒は 再生証明書の交付なし Z 票 * Z 票回付 省令 7 条業者 X 票に追記 紙版 A~F 票利用の場合は X~Z 票も紙版を使用する 但し省令 7 条業者に引渡す場合は 紙モード で電子版 F 票を作成し 同 F 票から電子版 X 票を交付する Z 写保存 X 票再交付 X 票 X 票 省令 7 条業者に引渡した場合のフロー ( 電子版のみ ) Y-1 票交付再生業者 Y-2 票保存 Z-2 票交付 Z-2 票 * 交付 Y-1 票 Y-2 票 破壊業者 Y-2 票交付 Z-1 票交付 Z-1 票 * 交付 Z 票 Z 票 * 注 ) フローを太線で示す * 印の * 印のZ 票 Z ( 票再生 破壊証明書 ( 再生 破壊証明書 ) は ) は 改正フロン法で交付 回付 保存が義務となる フロン排出抑制法で交付 回付 保存が義務となる 無印無印の Z 票や Z 票や Y Y 票は 交付 回付 保存の法的義務はない

69 69 行程管理票の拡張 3 再生証明書 破壊証明書の交付 回付 保存が義務付けられました これに対応して 充塡回収業者から再生業者 破壊業者までの行程を管理できるように F 票を改訂し 拡張した管理表 (X 票から Z 票 ) を設けます 従来の行程管理票 A 票 : 委託確認書 ( 兼回収依頼書 ) B 票 : 再委託承諾書 C 票 : 委託確認書 ( 兼再委託承諾書 ) D 票 : 委託確認書 ( 兼再委託承諾書 ) E 票 : 委託確認書 ( 兼回収依頼書 ) 兼引取証明書 F 票 : 引取証明書 ( 写 ) 新たに拡張した新管理票 X 票 : フロン類再生 破壊依頼書 Z1 票 : 破壊証明書 Z2 票 : 再生証明書 Y1 票 : 再生を行わなかったフロン類の破壊依頼書 Y2 票 : 再生を行わなかったフロン類の破壊依頼受取 処理証明書

70 70 拡張した管理票の流れ 管理者 廃棄者 A 票 A 票 : 回収依頼書 E 票 : 引取証明書 F 票 : 引取証明書 ( 写 ) 回付 E 票 充塡回収業者 F 票 保存 回付 X 票 : フロン類再生 破壊依頼書 Z1 票 : 破壊証明書 X 票 F 票 ( 写 ) Z2 票 再生業者 Y1 票 Y2 票 X 票 F 票 ( 写 ) Z1 票 破壊業者 Z2 票 : 再生証明書 Y1 票 : 再生を行わなかったフロン類の破壊依頼書 Y2 票 : 再生を行わなかったフロン類の破壊依頼受取 処理証明書

71 71 フロン排出抑制法に 対応した行程管理票 フロン排出抑制法に合わせて 汎用版 ( 取次 2 社 ) 推奨版 ( 取次 1 社 ) を新たに作成します また同時に現行法にも適応させ使用できる内容とします 本サンプルはあくまで現状案ですので 省令が出された段階で最終的な内容が確定されます

72 72 フロン排出抑制法に対応した行程管理票 F 票 ( 引取証明書 ( 写 )) 改訂版サンプル 本サンプルはあくまで現状案ですので 省令が出された段階で最終的な内容が確定されます

F 票の処理の記録の部分について フロン排出抑制法に対応し かつ現行法に対応できるように改訂 73 73 本サンプルはあくまで現状案ですので 省令が出された段階で最終的な内容が確定されます

74 74 ( 充塡回収業者 再生業者 破壊業者 ) X 票 フロン類再生 破壊依頼書 依頼した日 年月日 X 票 ( フロン類再生 当てはまるほうを で囲んでください再生破壊 破壊依頼書 ) サンプル 引取りを求めた第一種フロン類充塡回収業者氏名又は名称 登録番号 伝票番号 住所 担当責任者 部署 氏名 電話 FAX 第一種フロン類再生業者又はフロン類破壊業者へ引き渡すフロン類の冷媒番号 量及び容器識別番号 X 票に添付する F 票の枚数 枚 冷媒番号 R 引き渡した量 kg 容器識別番号 第一種フロン類充塡回収業者に再生又は破壊を依頼された業者 氏名又は名称 許可番号 本サンプルはあくまで現状案ですので 省令が出された段階で最終的な内容が確定されます 担当責任者 住所 部署 X 票では網掛 氏名 電話 FAX

Z1 票 ( 破壊証明書 ) サンプル Z 1 票 住所 破壊 引取りを求めた第一種フロン類充塡回収業者 破壊証明書 転写 ( 破壊業者 充塡回収業者 ) 依頼した日 破壊証明書交付日 伝票番号 氏名又は名称転写登録番号転写 75 転写年月日 転写 年月日 75 担当責任者 部署 転写 氏名 転写 電話 FAX 転写転写 フロン類破壊業者が引き取ったフロン類の冷媒番号 量及び容器識別番号 冷媒番号 R 転写 フロン類破壊業者 引き渡した量 転写 kg X 票に添付する F 票の枚数 容器識別番号 転写 転写転写転写転写転写 枚 氏名又は名称 転写 許可番号 転写 住所 転写 担当責任者 部署 氏名 電話 FAX 転写転写 本サンプルはあくまで現状案ですので 省令が出された段階で最終的な内容が確定されます 破壊したフロン類 引取終了した日年月日 冷媒番号 R 破壊した量 kg 破壊した年月日 年月日

Z 2 票 再生証明書 ( 再生業者 充塡回収業者 ) 依頼した日 再生証明書交付日 76 転写年月日 年月日 76 再生 Z2 票 ( 再生証明書 ) サンプル 引取りを求めた第一種フロン類充塡回収業者 氏名又は名称転写登録番号 担当責任者 住所 部署 転写 氏名 転写 転写 伝票番号 電話 FAX 転写 転写 転写転写 第一種フロン類再生業者が引き取ったフロン類の冷媒番号 量及び容器識別番号 冷媒番号 R 転写 第一種フロン類再生業者 X 票に添付する F 票の枚数 引き渡した量転写 kg 容器識別番号 転写 転写転写転写転写転写 枚 氏名又は名称転写許可番号転写 住所転写 担当責任者 部署 氏名 電話 FAX 転写転写 引取終了した日年月日 再生したフロン類 冷媒番号 R 再生した量 kg 再生した年月日年月日 本サンプルはあくまで現状案ですので 省令が出された段階で最終的な内容が確定されます 再生を行わず 自らがフロン類破壊業者として破壊したフロン類 再生を行わず フロン類破壊業者に引き渡したフロン類 冷媒番号 R 引き渡す量 引き渡した年月日 年月日 許可番号 破壊した破壊した冷媒番号 R kg 年月日量年月日 kg 移充塡後の容器識別番号

Y 1 票 再生 再生を行わなかったフロン類の破壊依頼書 77 依頼した日 再生証明書交付日破壊を依頼した日 ( 再生業者 破壊業者 ) 転写年月日 転写年月日 年月日 77 Y1 票 ( 再生を行わなかったフロン類の破壊依頼書 ) サンプル 再生業者に引取りを求めた第一種フロン類充塡回収業者 氏名又は名称転写登録番号転写 担当責任者 住所 住所 部署 転写 冷媒番号 R 転写 氏名 第一種フロン類再生業者が引き取ったフロン類の冷媒番号 量及び容器識別番号 再生を行わなかったフロン類の破壊を依頼する第一種フロン類再生業者 転写 転写 引き渡した量転写 kg 容器識別番号 転写 伝票番号 電話 FAX X 票に添付する F 票の枚数 氏名又は名称転写許可番号転写 転写 転写転写 転写 転写転写転写転写転写 枚 担当責任者 部署 転写 氏名 転写 電話 FAX 転写転写 引取終了した日転写年月日 再生したフロン類 冷媒番号 R 転写 再生した量 転写 kg 再生した年月日転写年月日 再生を行わず 自らがフロン類破壊業者として破壊したフロン類許可番号転写 冷媒番号 R 転写 破壊した量 転写 kg 破壊した年月日 転写年月日 再生を行わず フロン類破壊業者に引き渡したフロン類 冷媒番号 R 転写 引き渡す 引き渡した 量 転写 kg 年月日 転写年月日 移充塡後の容器識別番号 転写 本サンプルはあくまで現状案ですので 省令が出された段階で最終的な内容が確定されます 第一種フロン類再生業者から破壊を依頼されたフロン類破壊業者氏名又は名称許可番号 住所 担当責任者 部署 Y 1 票では網掛 氏名 電話 FAX

Y2 票 ( 再生を行わなかったフロン類の破壊依頼受取 処理証明書 ) サンプル Y 2 票 再生 再生業者に引取りを求めた第一種フロン類充塡回収業者 証明書交付日 氏名又は名称転写登録番号転写 担当責任者 住所 住所 部署 再生を行わなかったフロン類の破壊依頼受取 処理証明書 転写 冷媒番号 R 転写 氏名 第一種フロン類再生業者が引き取ったフロン類の冷媒番号 量及び容器識別番号 再生を行わなかったフロン類の破壊を依頼した第一種フロン類再生業者 転写 転写 引き渡した量転写 kg 容器識別番号 転写 依頼した日 再生証明書交付日破壊を依頼した日 伝票番号 電話 FAX X 票に添付する F 票の枚数 78 氏名又は名称転写許可番号転写 ( 破壊業者 再生業者 ) 転写年月日 転写年月日 転写年月日 転写 転写転写 転写 転写転写転写転写転写 年月日 枚 78 担当責任者 部署 転写 氏名 転写 電話 FAX 転写転写 引取終了した日転写年月日 再生したフロン類 冷媒番号 R 転写 再生した量 転写 kg 再生した年月日 転写年月日 再生を行わず 自らがフロン類破壊業者として破壊したフロン類許可番号転写 冷媒番号 R 転写 破壊した量 転写 kg 破壊した年月日転写年月日 再生を行わず フロン類破壊業者に引き渡したフロン類 冷媒番号 R 転写 引き渡す 引き渡した 量 転写 kg 年月日 転写年月日 移充塡後の容器識別番号 転写 再生されなかったフロン類を破壊したフロン類破壊業者 本サンプルはあくまで現状案ですので 省令が出された段階で最終的な内容が確定されます 氏名又は名称転写許可番号転写 担当責任者 住所 部署 冷媒番号 R 氏名 破壊した量 転写 kg 破壊した年月日 電話 FAX 転写転写 年月日

79 79 ( 参考 ) 情報処理センターと 電子的冷媒管理システム

80 80 情報処理センターと電子的冷媒管理システム 1 電子的冷媒管理システム 情報処理センター 管理者が守るべき基準 ❶ 機器の適切な設置 適正な使用環境の維持 確保 ❷ 機器の定期的な点検 ❸ フロン類漏えい時の対応 ❹ 機器の整備の記録 保存 依頼 再生業者 再生証明書 回収 管理者 充塡 充塡回収業者 依頼 充塡証明書 フロンの漏えい量報告 回収証明書 依頼 破壊業者 破壊証明書 国 ( 政府 )

81 81 情報処理センターと電子的冷媒管理システム 2 情報処理センター 管理者は情報処理センターを利用して充塡 回収量の登録が行われると 充塡 回収証明書の管理 保存の必要がなくなり 漏えい量の算定が容易に行えるようになります 充塡回収業者は書面での証明書の交付が不要となります 電子的冷媒管理システム 電子的冷媒管理システムでは 情報処理センターの機能と併せて 点検 整備記録簿の機能や行程管理票の機能を提供し総合的な冷媒管理が可能となります

情報処理センター業務外の 電子的冷媒管理システム 82 82 ❶ 電子的データによる漏えい量算定 ❷ 電子的点検 整備記録簿 ( ログブック ) ❸ 電子的点検 整備記録簿を活用した帳簿記録事項と報告書の作成 ❹ 行程管理システムとの連携

管理者向け機能 83 ❶ 電子的データによる漏えい量算定 管理者は 充塡回収業者により情報処理センターに登録されたデータを利用し 算定漏えい量報告に必要な情報の集計 抽出が可能となります 会社名 : R 番号 :R410A (HFC) 第一種特定製品情報 管理者情報 第一種フロン類充填回収業者情報 No 作業年月日 名称 都道府県 住所 氏名 名称 住所 氏名 名称 住所 充填量 (kg) 回収量 (kg) 漏えい量 (kg) 1 2014/4/2 ビル 東京都 港区 東京都 東京都 10 0 10 2 2014/4/3 ビル 東京都 港区 東京都 東京都 50 0 50 3 2014/8/7 ビル 東京都 港区 東京都 東京都 0 0 0 4 2014/9/9 ビル 東京都 港区 東京都 東京都 12 0 12 5 2014/9/10 ビル 東京都 港区 東京都 東京都 10 0 10 6 2014/9/10 ビル 東京都 港区 東京都 東京都 12 0 12 7 2014/10/3 ビル 東京都 港区 東京都 東京都 0 0 0 8 2014/10/23 ビル 東京都 港区 東京都 東京都 10 0 10 合計 104 0 104 法人としての集計都道府県ごとの集計事業所ごとの集計 冷媒種ごと集計 R 番号ごと集計 GWP 値も表示

管理者向け機能 84 ❷ 電子的点検 整備記録簿 ( ログブック ) 機器管理番号を採番した機器の 設置から廃棄するまでの履歴を記載する点検 整備記録簿を電子的に作成することができます 情報処理センターへの充塡 回収の登録が併せて同時に可能です 点検 整備記録簿作成 登録までの流れ 作業履歴入力 作業依頼 作業完了 メールで通知 確認 承認 管理者 充塡回収業者 点検 整備記録簿作成 登録完了! 電子的点検 整備記録簿により情報登録することで 充塡 回収量の登録 点検 整備記録簿の作成に一括して対応できます 算定漏えい量報告に必要な情報と点検 整備記録簿の作成が一括して可能に

管理者向け機能 85 ❷ 電子的点検 整備記録簿 ( ログブック ) 紙ベースの点検 整備記録簿と電子的点検 整備記録簿の比較表 点検 整備記録簿 ( 紙 ) 電子的点検 整備記録簿 ( 情報処理センターへの登録を含む ) 情報処理センターへの登録 判読性 ( 手書きのため ) 〇 保存性 ( 管理煩雑 ) 〇 検索 X 〇 行程管理システムとの連携 電子情報の出力 X 〇 X X 〇 〇

充塡回収業者向け機能 86 ❸ 電子的点検 整備記録簿を活用した 帳簿記録事項と報告書の作成 帳簿記録事項 充塡回収業者 現在の記録 報告事項に追加されたものの一部になります 報告書 充塡年月日 種類別台数 種類別充塡量 追加充塡量 初期設定時の充塡量 設備者氏名 管理者氏名 名称 住所 自主回収フロン類再生年月日 種類別量 簡易的再生フロン充塡年月日 管理者氏名 名称 住所 種類別充塡量 引渡年月日 引渡先の氏名 名称 引渡量 充塡製品台数 種類別充塡量 種類別引渡量 簡易的再生フロン種類別充塡量 充塡回収業者は 充塡 回収した情報を電子的点検 整備記録簿 ( ログブック ) を利用して登録することで帳簿記録 都道府県への報告書を作成することが可能になりました 各都道府県への提出様式として出力各都道府県

87 87 JRECO のご紹介 ( 略称 :JRECO) の主たる事業 ❶ 資格認定事業 第二種冷媒フロン類取扱技術者を含めた 冷媒を取扱う 十分な知見を有する者 の育成 ❷ フロン類に関する調査 発信事業 フロン類に関するシンクタンクとしての事業推進 ❸ 普及啓発事業 行程管理票の普及 改正フロン法の啓発事業 ❹ 情報電子化事業 冷媒管理システムの提案 ソフトウェアの開発 JRECO は 国内外の要請に応え 行政 関係団体等と連携し フロン類対策を強力に推進します URL : http://www.jreco.or.jp E-mail : info@jreco.or.jp

88 88 ご清聴ありがとうございました 本日説明した資料は JRECO の HP においても公表しています ご参加いただいた皆様の社内関係者等への周知などにご活用ください http://www.jreco.or.jp/index.html