青森県営繕事業に係る 電子納品 Q & A ( 受注者用 ) 平成 21 年 4 月 建築住宅課営繕指導 G
< はじめに > 青森県では 工事及び業務委託において成果品の一部を電子データで納品する 電子納品 を行っており その運用にあたっては 青森県営繕事業に係る電子納品運用ガイドライン ( 以下 ガイドラインという ) を策定しています 本 電子納品 Q&A は これを補完するものとして受注者( 請負者 ) 用に作成したものです < Q & A > Q1: 電子納品の位置付けは? A: 電子納品とは 完成時の最終成果を電子データ (CD-R) で納品することを言います よって 扱いも従来の最終成果品と同じ位置付けとなります Q2: 電子納品の対象工事及び対象業務委託は? A: 一般的な営繕工事及び営繕業務委託 ( 建築設計業務 工事監理業務及び耐震診断業務等 ) を対象とします ( ガイドライン参照 ) 測量及び地質調査業務も対象としますが 土木で作成した 青森県電子納品運用ガイドライン による作成となりますので注意してください ( 青森県電子納品運用ガイドライン は土木の業務委託及び工事の電子納品のためのガイドラインです 県のホームページ (http://www.pref.aomori.lg.jp/kotsu/build/cals.html) からダウンロードできます ) Q3: 電子納品は フォルダにただファイルを突っ込んだだけのものではだめなのか? A: それでもりっぱな電子納品と言えますが 電子納品の最終的な目的は データベースを構築して アクセスしたものは誰でもデータを利用できるところにあるので 決められたルールに則って作成されなければいけません それが 各フォルダに格納する管理ファイルをXML 文書で作成することで 使用文字にも制限があります Q4: ガイドラインではチェックするソフトとして無償公開している 電子成果物作成支援 検査システム を指定しているが 作成のためのシステムは何を使えばいいのか? A: 作成のためのソフトは 自ら作成する場合や市販のものも多数あるため 指定できません 国土交通省で無償公開している 電子成果物作成支援 検査システム は 名前の通り作成もできます これをダウンロードして使う分には費用はかかりません (http://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun/cals/cals.htm) - 1 -
Q5: 電子納品対象の写真は 工事写真だけか? A: 工事写真だけです 完成写真は対象外としています Q6: 電子納品の対象工事となっているかどうかは どこに示されているのか? A: 特記仕様書の適用基準等で 青森県営繕事業電子納品運用ガイドライン を適用させている工事が対象になります Q7:CD-Rの提出は正 副 1 部とあるが違いはあるのか? A: 違いはありません 要は 2 部提出するということです Q8: 図面データは SXF 変換可能な場合は SXFとオリジナルデータでよいか A: 特記仕様書に明記している通り 加えてPDFデータも提出してください Q9:SXF 変換対応ができない場合は どうしたらいいのか? A:SXF 変換対応のできないCADソフトを使っている方も多数いると考えております 電子納品のためにあえてソフトを整備する必要はありません この場合はオリジナルデータとPDFデータを格納してください Q10: オリジナルCADデータは DXF 形式でも良いか? A: よろしいです Q11:SXFと p21 の違いは? A:SXFのファイル形式には p21 形式と sfc 形式があり それぞれの拡張子となっています p21 形式は 国際標準である ISO 規格に準拠したものです sfc 形式は 国内向けの簡易な形式で 国際規格に準拠したものではありませんが p21 形式よりもファイル容量が小さくて済むメリットがあります Q12:SXF(p21) 形式では図面枚数が多い場合は 容量がとても大きくなる sfc 形式で納品したいが良いか? A:ISO 規格に準拠するものが p21 形式であるため 電子納品では原則 p21 形式を指定していしていますが sfc 形式から p21 形式への互換性があることから sfc 形式も可とします - 2 -
Q13:SXF 変換 CADソフトは OCF 検定品でなくてもよいか? A:OCF 検定品であればベストであるが 現段階ではそこまで要求でしません (OCF 検定 : オープン CAD フォーマット評議会で実施している検定で CAD ソフトウェアやビューアなどに搭載される SXF フォーマットの入出力が適正かどうかを検定している 検定品でないと文字化けや線の不表示とかが起きることがある ) Q14: 入力していく際に 管理ファイルの基本情報入力の他に 項目毎に 更にファイル毎に情報入力をしなければならなく 特に図面の場合は 1 図面 1ファイルのために 図面枚数分の入力が必要となり 思いのほか作業量がある もっと簡易にできないか? ( コピーとかの手法が使えない 基本的に英数入力 ) A: 図面情報の図面毎に入力した 図面ファイル名 ( 拡張子含む ) と入力した図面ファイルのファイル名 ( 拡張子含む ) が一致しないとチェックをかけるとエラー表示が出る仕掛けとなっている 図面情報記載のファイルがないとエラーが出るだけで 図面情報が図面枚数分なくてもエラーは出ないので 思い切って図面の最初に来る 図面リスト の図面分だけ入力して他は割愛するというやり方も当面可とします ( 同様の手法を他の対象資料にも適用することを 可とします ) Q15: 完成図データは CAD 要領によると標準仕様書で規定する完成図となっているがそれだけでいいか? 建築は大分設計図より少なくなるが ( 配置 案内図 各階平面図 各立面図 断面図 仕上表 施工図 ) A: 完成図とは 発注図 ( 設計図 ) を訂正等して作成した竣工図ととらえて扱ってください Q16: 施設識別コード及び建築物識別コードは 何を入力すればよいか? A: 発注者 ( 監督員 ) の指示に従ってください Q17: 請負者コードは何を入力するのか? A: 建設業許可番号を入力しますが 頭に大臣許可なら 00 知事なら 02 を更に付してください ( 建設業許可番号は 県のホームページの建設業ポータルサイトの業者情報で確認できます (http://pub.pref.aomori.lg.jp/kouji/) 要はこの表の許可番号をそのまま請負者コードに入力すればいいだけです ) - 3 -
Q18: コリンズ登録の義務がある場合は カルテに従って入力すればよいが 登録義務がない 500 万円未満の工事の場合 工事分野 工事業種 工種 工法 型式 は 何を入力したらよいのか? A: コリンズコード一覧表に従って入力してもらうことになりますが 下表の通り代表的な入力例を示しましたので 参考にしてください 工事分野 工事業種 工種 1 工法 型式 2 建築工事 建築 建築一式工事 建築工事 建築一式工 解体工事 建築 とび 土工 建築工事 構造物撤去工 電気設備工事 電気 電気工事 電気設備工事 建築電気設備工 機械設備工事機械管工事暖冷房衛生設備工事 給排水衛生設備工 空調設備工 Q19: 工事番号は数字しか入力できないがどうしたらいいか? A: 年号 - 発注機関コード ( 大分類 - 中分類 - 小分類 - 細分類 )- 営繕 - 工事番号とする 営繕 -11 県住-12 とする 例えば 東青の建 19 第 1012 号の場合 2 0 0 7 3 0 2 0 3 0 0 1 1 1 1 0 1 2 となる 東青の県住の 建 19 第 105 号の場合は 2 0 0 7 3 0 2 0 3 0 0 1 1 2 1 0 5 となる Q20: 業務委託における業務番号は何を入力すればよいのか? 半角英数文字 8 文字しか使えないので 工事番号の手法は使えないし A: 要領 ( 案 ) では PUBDIS ( 公共建築設計者情報システム ) に基づく業務カルテの 業務コード番号 を入力することになっているが 業務カルテの作成を義務付けていないため 下記のやり方で入力することとします 年号 - 事務所記号 ( 下表 ) - 番号 ( 下表 ) - 委託番号とする 例えば 東青の県住の 建 19 委第 102 号の場合は 0 7 A O 4 1 0 2 となる 記号 事務所 種別 番号 AO 東青地域県民局地域整備部 営繕 設計 1 CH 中南地域県民局地域整備部 監理 2 SA 三八地域県民局地域整備部 耐震 3 GO 西北地域県民局地域整備部 県住 設計 4 TO 上北地域県民局地域整備部 監理 5 SI 下北地域県民局地域整備部 耐震 6-4 -
Q21: 業務委託における受注者コードは何を入力すればよいのか? A: 工事同様 建設業許可番号を入力しますが 青森県内 東北 ( 青森県以外 ) 全国でそれぞれ1からスタートしているので 同じ番号が存在するため 区分するため番号の前にかの番号を付します 青森県内 1 東北 ( 青森県以外 ) 2 全国 3 Q22: 工事写真の整理の仕方として 写真アルバムをPDFファイルで提出してもよいか? A: よいのですが 別途写真データ (JPEG 形式 ) も必ず入力してください 写真データも探しやすいようフォルダ別けをしてください Q23: 工事写真を写真データだけでの提出も可能か? A: この場合は 見たい写真を探し出し易いように整理する工夫が不可欠となります 工事写真の撮り方 を例に写真データのフォルダ別けを行って下さい また 画像ファイルのみでは施行内容が不明確な場合は 説明文や説明図などを添付する必要があります Q24: 工事写真を市販のアルバムソフト等で作成したものは? A: 発注者側が アルバムを開けることが大前提となるため ソフトがないと開けないものは納品できません ビューア出力可能なソフトで作成したものは可となります ( 市販のアルバムソフトはビューア出力可のものが多い ) Q25: 工事写真を表計算ソフトやワープロソフトに貼り付けたところ 動作が不安定になった A: 写真データが大きすぎる場合には 表計算ソフトやワープロソフトでは対応しきれず動作が不安定になったり パソコンがフリーズしてしまう場合があります データが大きい場合は 写真処理専用のソフト ( アルバムソフト ) を使う方法 または 工事写真の撮り方 による整理としてください - 5 -