三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

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生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

Q&A 〇税制度 Q1 生産緑地地区の指定を受けると 固定資産税は農地評価と聞いていますが 都市計画税はどうでしょうか A1 固定資産税 都市計画税が農地評価 農地課税となります Q2 主たる従事者の死亡や故障等により 生産緑地地区の指定から 30 年経過せずに指定が解除された場合 固定資産税を遡っ

8 分筆の必要性 所有している生産緑地が一筆の一部である場合 所有者の費用負担が大きいため 分筆しなくてもよい運用にしてもらえますか 現時点では 分筆が必要と考えています 都市計画運用指針の記載内容や 皆さまの考え方も考慮して今後整理し 平成 31(2019) 年度の指定手続きに係る説明会時において

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生産緑地に関する税制改正とその影響-平成30年度税制改正による都市農地の見通しと課題

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

都市農業の現状 市街化区域農地は 概ね 10 年以内に宅地化と位置づけられ その面積は日本の全農地のわずか 2% ほどですが 販売金額は全国合計の約 1 割を占めています 都市近郊という優れた立地条件から 小さな面積でも効率的な農業が営まれていると言えます 市街化区域 2% 8% 農地面積 農地 7

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102 第 4 章 農業 農地の承継時の特例 資価格は 国税庁 HPの路線価ページから確認できます なお 平成 30 年度税制改正において 対象となる農地の範囲等が改正されました 詳細は 後記 6を参照してください 3 適用要件 (1) 被相続人この特例の対象となる被相続人は 次のいずれかに該当する

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等調整都市計画税額が 当該商業地等に係る当該年度分の都市計画税の課税標準となるべき価格に 10 分の 6 を乗じて得た額 ( 当該商業地等が当該年度分の固定資産税について法第 349 条の 3( 第 20 項を除く ) 又は法附則第 15 条から第 15 条の 3 までの規定の適用を受ける商業地等で

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

地方公共団体等による土地の先買い制度について 公有地の拡大の推進に関する法律とは県や市町村等が公共事業を円滑に進めていくためには 事業に必要な用地を前もって取得し 安定的に確保しておく必要があります このため 公有地の拡大の推進に関する法律 ( 以下公拡法と表記 ) に基づく土地の先買い制度がありま

Microsoft Word - H30 市税のしおり最終版

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

富士見市都市計画税条例 ( 昭和 46 年条例第 40 号 ) 新旧対照表 ( 第 1 条による改正 )( 専決 ) 新 旧 附則 附則 ( 改修実演芸術公演施設に対する都市計画税の減額の規定の適用を受けようとする者がすべき申告 ) 6 法附則第 15 条の11 第 1 項の改修実演芸術公演施設につ

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

制度概要 市街化調整区域内の既存集落では 市街化区域の市街地に比べて人口減少や少子高齢化が 進行しており 地域活力の低下や地域コミュニティの衰退が懸念されています そのため 既存集落における地域活力や地域コミュニティの維持 活性化を図るため 市長が区域と予定建築物の用途を指定して 内で自己用住宅等の

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か


定にかかわらず 当該都市計画税額とする 5 住宅用地のうち当該住宅用地の当該年度の負担水準が 0.8 以上のものに係る平成 21 年度から平成 23 年度までの各年度分の都市計画税の額は 第 2 項の規定にかかわらず 当該住宅用地に係る当該年度分の都市計画税額が 当該住宅用地の当該年度分の都市計画税

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

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( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

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3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

目次 1 背景 目的 方針の位置づけ 現状の問題と課題 今後の方針

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

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平成16年版 真島のわかる社労士

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

第1章 開発許可制度の概要

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1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

3. 同意要件との関係宿泊税について 不同意要件に該当する事由があるかどうか検討する (1) 国税又は他の地方税と課税標準を同じくし かつ 住民の負担が著しく過重となること 1 課税標準宿泊行為に関連して課税される既存の税目としては 消費税及び地方消費税がある 宿泊税は宿泊者の担税力に着目して宿泊数

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承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

平成26年度税制改正及び土地住宅政策に関する提言書(案)

生産緑地法改正と2022年問題―2022年問題から始まる都市農業振興とまちづくり

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」について

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ウ商業地等である 町の土地の平成 28 年度分の固定資産税の課税標準額は 法附則第 18 条第 5 項及び第 25 条第 5 項の規定により 課税標準となるべき価格に0.7を乗じた額となる なお 岐阜市税条例 ( 昭和 25 年岐阜市条例第 14 号 以下 条例 という ) においては これと異なる

2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

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目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

新座市税条例の一部を改正する条例

○H30条例19-1

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第 5 章 N

原則として通知日から1 年程度の履行期限を設定した上で 別添 2 不耕作農地に関する意向確認について 文書 ( 以下 意向確認文書 という ) を速やかに送付し 返送された意向確認文書の別紙により貸付相手方の意思を確認し 次に掲げる態様毎に対応するものとする ( 注 ) なお 耕作を行う意思表示をし

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

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6. 会議録 ( 要約 ) 東條部長 : 平成 30 年度第 2 回習志野市都市計画審議会を開催します 廣田会長 会議の進行をよろしくお願いします 平成 30 年度第 2 回習志野市都市計画審議会を開会します 本日の出席委員は 13 名ですので本会議は成立しています 次に 日程第 1 会議録署名委員

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

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宝塚市条例第 33 号宝塚市市街化調整区域における開発行為及び建築物の新築等に関する条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章市街化調整区域において行うことができる開発行為及び建築物の新築等 ( 第 3 条 第 4 条 ) 第 3 章北部地域において行うことができる開発行為及

小平市農業委員会だより 発行 : 小平市農業委員会 小平市小川町 2 丁目 1333 番地 電話 : ( 直通 ) FAX: 平成 30 年 12 月 (2018 年 ) 第 20 号 こだいら農業ふれあいツアー ( 平成 30 年 7

都市農地の保全と有効利用


平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

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鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

1. はじめに 中小企業経営者の高齢化が進展する中 事業承継の円滑化は喫緊の課題です 平成 30 年度税制改正において 事業承継の際に生ずる相続税 贈与税の負担を軽減する 非上場株式等についての相続税及び贈与税の納税猶予及び免除の特例 ( 以下 事業承継税制 ) が抜本的に改正されました 本改正では

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

します 固定資産税の税率は大和市では 1.4% 都市計画税は 0.2% であります 県央地域では 0.2% ですが 横浜 川崎 相模原 東京都などでは 0.3% と聞いております 市街化区域に編入されると税金はどう変化するのかという話に入らさせていただきます 市街化区域に編入した場合 宅地の評価額は

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持及び修繕が図られるよう 必要な措置を講ずること を定めるとともに 上記のほか 都市公園の維持及び修繕に関する技術的基準は 国土交通省令で定めるものとする 5 認定公募設置等計画に基づき公募対象公園施設を設ける場合における第 6 条第 項の規定の適用について 現行において 一の都市公

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(4) 宅地建物取引士の欠格要件について定める第十八条第一項の五号の二の次に次の号が 付け加えられました 五の三暴力団員等 ( 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第二条第六号に規 定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 ) (5) 更新日前でも手数料を

計画書

⑷ 納税猶予の打ち切り P. 49 Q. 納税猶予の対象の農地を売却する場合 納税猶予が打ち切られてしまうのですか ⑸ 市町村合併と納税猶予 P. 54 Q.B 町が平成 3 年 1 月 1 日現在特定市であるA 市に合併される場合 旧 B 町の農地等は生産緑地の指定を受けていないと納税猶予の特例は

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3. 地区計画が定められない区域 (1) 松山市市街化調整区域の整備 保全の方針 の開発行為を認めない区域 (2) 風致地区及び 緑地 公園等の都市計画に定められた都市施設の区域 (3) 災害等の発生の恐れがある地域で 関係法令等により規制されている区域 4. 地区計画で定める内容 (1) 地区計画

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4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観


長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

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1 生産緑地に関する説明会 平成 30 年 8 月 所沢市広報マスコットひばりちゃん 所沢市街づくり計画部都市計画課連絡先 04-2998-9192( 直通 )

説明内容 2 1 生産緑地制度の概要 2 生産緑地法改正の概要 3 特定生産緑地について 4 生産緑地の区域の規模に関する条例の制定について 5 生産緑地の追加指定について

1 生産緑地制度の概要 3

1 生産緑地制度の概要 生産緑地とは 市街化区域内の一定の基準を満たす農地について 市が指定 ( 都市計画決定 ) する農地 4 生産緑地指定に必要な要件主な要件 良好な生活環境の確保に効果があり 公共施設等の用地にも適していること 500m2以上の面積を有すること (300m2以上で市区町村が条例で定める規模) 農林漁業の継続が可能な条件を備えていること

1 生産緑地制度の概要 生産緑地制度の目的 農林漁業との調整を図りつつ 都市部に残存する農地の計画的な保全により良好な都市環境を確保する生産緑地に指定されると 措置 一般農地並みの固定資産税 相続税の納税猶予などの特例が受けられる 制限 農地として適正に管理保全する義務 建物の新改築 宅地造成は原則不可 生産緑地の指定から 30 年経過もしくは主たる従事者が死亡故障した場合に買取りを申し出ることができる 5

1 生産緑地制度の概要 相続税等の納税猶予特例について 農地を贈与 相続した際に 一定の条件を満たすと贈与税 相続税の納付が猶予される制度 6 市街化区域での適用市街化区域で納税猶予特例が適用されるのは生産緑地のみ 納税猶予特例を受けるためには生産緑地の指定が必要

1 生産緑地制度の概要 < 買取申出後の手続きの流れ > 生産緑地地区の都市計画決定 ( 市町村 ) 7 建築等の行為制限 農地としての管理 主たる従事者の死亡等 指定後 30 年経過 買取申出 買い取る旨の通知 買い取らない旨の通知 農林漁業希望者へのあっせん 営農の継続 法律の目的に沿った適切な管理 農地等として生産緑地の管理 不調の場合行為制限解除

2 生産緑地法改正の概要 8

2 生産緑地法改正の概要 < 都市農業振興基本計画の策定 > 従前の制度 市街化区域内の農地は 宅地化すべきもの として位置づけ 市街化区域内の農地の固定資産税は 宅地並評価 宅地並課税を基本 主要な農業振興施策の対象外 状況の変化 9 地元産農産物への評価の高まり 農業へ関心を持つリタイア層の増加 学校教育における農業体験に対する理解の増加 避難場所などの防災機能への期待 都市農業振興基本計画 ( 平成 28 年 5 月閣議決定 ) 都市農地の位置づけを あるべきもの として大きく転換

2 生産緑地法改正の概要 10 法改正のポイント 条例による生産緑地地区の面積要件の引き下げ 特定生産緑地制度の創設 生産緑地地区における建築規制の緩和

2 生産緑地法改正の概要 < 生産緑地地区における建築規制の緩和 > 11 改正内容 生産緑地として設置可能な建築物として 農産物等加工施設 農産物等直売所 農家レストランなどを追加 改正前 農林漁業を営むために必要で 生活環境の悪化をもたらすおそれのないものに限定 設置可能な施設 1 生産又は集荷の用に供する施設ビニールハウスなど 2 生産資材の貯蔵又は保管の用に供する施設 3 処理又は貯蔵に必要な共同利用施設 4 休憩施設その他 改正後 農業者の収益性を高める下記施設を追加 設置可能な施設 1 生産緑地内で生産された農産物等を主たる原材料とする製造 加工施設 2 生産緑地内で生産された農産物等又は 1 で製造 加工されたものを販売する施設 3 生産緑地内で生産された農産物等を主たる材料とするレストラン ただし 用途地域の制限を受ける

3 特定生産緑地について 12

3 特定生産緑地について 13 生産緑地の所有者の意向を基に 市町村は当該生産緑地を特定生産緑地として指定できる 指定された場合 買取申出ができる時期は 生産緑地地区の都市計画決定の告示日から 30 年経過後 から 10 年延期される 10 年経過後は 改めて所有者等の同意を得て 繰り返し 10 年の意延長ができる < 特定生産緑地に指定する場合 > H4 生産緑地の指定 指定 税制 相続 営農を継続 買取申出可能 生産緑地として税制特例措置相続税 : 納税猶予の適用固定資産税 : 農地課税 特定生産緑地の指定 H34 告示から 30 年経過 相続 10 年毎に更新可能 買取申出可能 生産緑地として税制特例措置相続税 : 納税猶予の適用固定資産税 : 農地課税 指定期限の延長

3 特定生産緑地について < 特定生産緑地に指定しない場合 > H4 生産緑地の指定 指定 税制 相続 営農を継続 買取申出可能 生産緑地として税制特例措置相続税 : 納税猶予の適用固定資産税 : 農地課税 H34 告示から 30 年経過 いつで買取申出が可能 税制特例措置なし ( 激変緩和措置あり ) 14 相続 買取申出をするまでは生産緑地の規制継続 相続税等 : 次の相続における納税猶予の適用なし 激変緩和 固定資産税等 : 宅地並み課税 激変緩和 すでに納税猶予を受けている場合は 次の相続までは現世代に限り猶予継続 5 年間課税標準額に軽減を乗じる

3 特定生産緑地について < 固定資産税の激変緩和のイメージ > 特定生産緑地に指定しない生産緑地を対象 15 評価額 ( 宅地並評価 ) 特例 (1/3) 市街化区域農地の本則課税標準額 ( 評価額 1/3) 評価額 ( 農地評価 ) 農地課税 宅地並み課税 軽減率 0.2 軽減率 0.4 軽減率 0.6 軽減率 0.8 H34 H35 H36 H37 H38 H39 告示から 30 年経過

3 特定生産緑地について < 特定生産緑地の指定メリット > 16 営農を続ける際のメリット 固定資産税等は引き続き農地評価です 10 年ごとに継続の可否を判断できます 相続する際のメリット 次世代の方が相続税の納税猶予を受けて営農を継続することができます

17 3 特定生産緑地について < スケジュール > 年度 H30 年度 H31 年度 H32 年度 H33 年度 H34 年度特定生産緑地 平成 4 年指定分 都市計画審議会改正内容周知説明会等開催平成 34 年 12 月 6 日指定に向けた手続意向確認手続都市計画審議会手続都市計画審議会手続都市計画審議会

3 特定生産緑地について 18 注意!! 平成 4 年に指定を受けた生産緑地は 平成 34 年 12 月 6 日を過ぎたら特定生産緑地に指定することはできなくなります 所有者全員の同意が必要です 市が開催する都市計画審議会に 諮る必要があります

4 生産緑地の区域の規模に関する条例の制定について 19

4 生産緑地の区域の規模に関する条例の制定について < 条例制定による生産緑地地区の面積要件の引き下げ > 課題 背景 20 生産緑地の規模要件 ( 現在 500 m2 ) を満たさない小規模な農地は 農地所有者に営農意思があっても 保全対象とされていない 生産緑地の一部の解除が必要な場合に 残された面積が規模要件を下回ると生産緑地地区全体が解除されてしまう ( 道連れ解除 ) 生産緑地法の改正 生産緑地地区の面積要件を条例で 300 m2まで引き下げ可能に 併せて 同一又は隣接する街区内に複数の農地がある場合 一団の農地等とみなして指定可能に ( ただし 個々の農地はそれぞれ 100 m2以上 )

4 生産緑地の区域の規模に関する条例の制定について 21 年度 H30 年度 H31 年度条例制定 追加指定 8 9 月説明会都市計画審議会対象農地の指定手続き意向確認都市計画決定手続き等 12 月パブリックコメント 3 月条例制定 < スケジュール >

5 生産緑地の追加指定について 22

5 生産緑地の追加指定について 23 生産緑地法の改正に合わせて 生産緑地地区の指定に関する都市計画運用指針の記載内容が改正 < 都市計画運用指針の改正 > 改正前 改正後 ( 略 ) 地域の実情を踏まえた都市計画決定権者の判断により生産緑地地区の指定を新たに行うことができる ( 略 ) 一方で その後の人口減少 高齢化の進行や緑地の減少を踏まえ 身近な緑地である農地を保全し 良好な都市環境を形成するため 生産緑地地区を追加で定めることを検討すべきである 追加指定を推奨

24 本日のまとめ 市街化区域内の農地の位置づけが大きく転換 あるべきもの として位置づけ 特定生産緑地の指定は生産緑地指定から 30 年経過前までに行う必要があります 生産緑地の面積要件を緩和する条例制定を検討しています 生産緑地の追加指定を検討します

25 御清聴ありがとうございました 所沢市街づくり計画部都市計画課連絡先 04-2998-9192( 直通 )