改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に減量するなど慎重に行うこと ⑵~⑹ 現行のとおり 2) その他の副作用 注 2) 過敏症 眠気 ふらつき めまい 歩行失調 頭痛 頭重 言語障害 不眠 酩酊感 興奮 焦躁 振戦 眼症状 ( 霧視 調節障害 ) 健忘 刺激興奮 錯乱 現行のとおり その他発汗 排尿障害 浮腫 鼻閉 乳汁分泌 女性化乳房 高プロラク注 3) チン血症 眼瞼痙攣注 2) このような症状があらわれた場合には投与を中止すること 注 3) 本剤の投与中は観察を十分に行い 瞬目過多 羞明感 眼乾燥感等の眼症状が認められた場合には適切な処置を行うこと ⑴ 依存性薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 慎重に投与すること また 投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に減量するなど慎重に行うこと ⑵~⑹ 略 2) その他の副作用 注 3) 過敏症 眠気 ふらつき めまい 歩行失調 頭痛 頭重 言語障害 不眠 酩酊感 興奮 焦躁 振戦 眼症状 ( 霧視 調節障害 ) 健忘 刺激興奮注 2) 注 2) 錯乱 略 その他発汗 排尿障害 浮腫 鼻閉 乳汁分泌 女性化乳房 高プロラク注 4) チン血症 眼瞼痙攣注 2) 統合失調症等の精神障害者に投与すると逆に刺激興奮 錯乱等があらわれることがある 注 3) このような症状があらわれた場合には投与を中止すること 注 4) 本剤の投与中は観察を十分に行い 瞬目過多 羞明感 眼乾燥感等の眼症状が認められた場合には適切な処置を行うこと 改訂の理由 重要な基本的注意 の項以下の理由により 依存に関する注意事項を追記致しました 依存は連用により形成されることがあるため 漫然とした継続投与による長期使用を避けるよう注意喚起するため 重要な副作用 の項以下の理由により 依存性 に関する記載内容を一部改訂致しました 承認用量の範囲内でベンゾジアゼピン受容体作動薬を長期使用した場合にも 身体依存が形成されることがあり 減量や中止時に離脱症状があらわれるため ベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期投与により依存が生じることがあり 長期投与の要因として高用量投与等があるため その他の副作用 の項以下の理由により 刺激興奮 及び 錯乱 に関する注釈を削除致しました 刺激興奮 錯乱等の副作用は 統合失調症等の患者に限らずベンゾジアゼピン受容体作動薬が投与されたすべての患者にあらわれる可能性があるため 2

ゾルピデム酒石酸塩錠 5mg NP / ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg NP 改訂後 1) 連用により薬物依存を生じることがあるので 漫然とした継続投与による長期使用を避けること 本剤の投与を継続する場合には 治療上の必要性を十分に検討すること ( 1) 重大な副作用 の項参照 ) 2) 現行のとおり (1) 依存性 離脱症状連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 反跳性不眠 いらいら感等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に減量するなど慎重に行うこと (2)~(5) 現行のとおり 1) 本剤の投与は継続投与を避け 短期間にとどめること やむを得ず継続投与を行う場合には 定期的に患者の状態 症状などの異常の有無を十分確認のうえ慎重に行うこと 2) 略 (1) 依存性 離脱症状連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 反跳性不眠 いらいら感等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に減量するなど慎重に行うこと (2)~(5) 略 改訂の理由 重要な基本的注意 の項以下の理由により 依存に関する注意事項を一部改訂致しました 依存は連用により形成されることがあるため 漫然とした継続投与による長期使用を避けるよう注意喚起するため 重大な副作用 の項以下の理由により 依存性 に関する記載内容を一部改訂致しました 承認用量の範囲内でベンゾジアゼピン受容体作動薬を長期使用した場合にも 身体依存が形成されることがあり 減量や中止時に離脱症状があらわれるため ベンゾジアゼピン受容体作動薬の長期投与により依存が生じることがあり 長期投与の要因として高用量投与等があるため ブロチゾラム錠 0.125mg NP / ブロチゾラム錠 0. 25mg NP 改訂後 1) 現行のとおり 2) 連用により薬物依存を生じることがあるので 漫然とした継続投与による長期使用を避けること 本剤の投与を継続する場合には 治療上の必要性を十分に検討すること ( 1) 重大な副作用 の項参照 ) (1)~(2) 現行のとおり (3) 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により 不眠 不安等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に減量するなど慎重に行うこと 3 略 ( 該当の項なし ) (1)~(2) 略 ( 該当の項なし )

改訂後 3) その他の副作用 残眠感 眠気 ふらつき 頭重感 めまい 頭痛 不穏注 3) 興奮注 3) 気分不快 立ちくらみ いらいら感 せん妄 振戦 幻覚 悪夢 注 4) 過敏症現行のとおり注 3) 不穏及び興奮があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 注 4) このような症状があらわれた場合には 投与を中止すること 3) その他の副作用 注 3) 依存性 注 5) 過敏症 不眠 不安等の離脱症状 残眠感 眠気 ふらつき 頭重感 めまい 頭痛 不穏注 4) 興奮注 4) 気分不快 立ちくらみ いらいら感 せん妄 振戦 幻覚 悪夢 略 注 3) 大量連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量を超えないよう慎重に投与すること また 大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により 不眠 不安等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に減量するなど慎重に行うこと 注 4) 統合失調症等の精神障害者に投与すると不穏及び興奮があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと 注 5) このような症状があらわれた場合には 投与を中止すること 改訂の理由 重要な基本的注意 の項以下の理由により 依存に関する注意事項を追記致しました 依存は連用により形成されることがあるため 漫然とした継続投与による長期使用を避けるよう注意喚起するため 重大な副作用 の項以下の理由により 依存性 を追記致しました 他のベンゾジアゼピン受容体作動薬と同様に依存形成のおそれがあるため その他の副作用 の項 重大な副作用 の項に 依存性 を追記したことに伴い その他の副作用 の項から 依存性 ; 不眠 不安等の離脱症状 を削除するとともに 依存性 に関する注釈を削除致しました また 以下の理由により 不穏 及び 興奮 に関する注釈から 統合失調症等の患者に関する記載を削除致しました 刺激興奮 錯乱等の副作用は 統合失調症等の患者に限らずベンゾジアゼピン受容体作動薬が投与されたすべての患者にあらわれる可能性があるため 以上 次頁より ベンゾジアゼピン受容体作動薬適正使用に関するお願い を記載しておりますので 併せてご覧くださいますようお願い申し上げます また PMDAホームページに掲載される PMDAからの医薬品適正使用のお願い をご確認ください 4

ベンゾジアゼピン受容体作動薬適正使用に関するお願い 2017 年 3 月 ベンゾジアゼピン受容体作動薬 ( 以下 本剤 という ) は 用量のみならず使用期間にも注意して適正に使用いただくことで 期待される有効性と安全性が確保される薬剤です これまで 大量連用による依存性及び離脱症状を添付文書にて注意喚起してきましたが 承認用量の範囲内においても 本剤の連用により依存性関連の副作用が発現した症例が報告されています 上記の状況に鑑み 本剤の薬物依存等についての以下の注意喚起を行いますので 最新の添付文書等を十分確認の上 患者の適切な服薬管理 服薬指導をお願いします 1. 承認用量の範囲内においても 連用により薬物依存が生じることがあるため 1 用量及び使用期間に注意し 慎重に投与してください 2 催眠鎮静薬又は抗不安薬として使用する場合には 漫然とした継続投与による長期使用を避けてください 投与を継続する場合には 治療上の必要性を検討してください 2. 承認用量の範囲内においても 連用中における投与量の急激な減少又は投与の中止により 原疾患の悪化や離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に減量するなど慎重に行ってください 3. 統合失調症患者や高齢者に限らず 刺激興奮 錯乱等があらわれることがあるので 観察を十分に行ってください < 該当品目 > エチゾラム錠 0.25mg/0.5mg/1mg NP ゾルピデム酒石酸塩錠 5mg/10mg NP ブロチゾラム錠 0.125mg/0.25mg NP < 製品に関するお問い合わせ先 > 企業名 : ニプロ株式会社問い合わせ先 : 医薬品情報室 0120-226-898 FAX06-6375-0177 5

今後とも当社製品のご使用にあたって副作用等の有害事象をご経験の際には 当社 MR まで できるだけ速やかにご連絡くださいますようお願い申し上げます DSU( 医薬品安全対策情報 )No.258 掲載 ( 平成 29 年 4 月発行予定 ) 流通の関係上 改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでに日数を要することもございますので 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます 改訂後の添付文書情報は当社ホームページ (http://www.nipro.co.jp/) に掲載しています また医薬品医療機器総合機構ホームページ (http://www.pmda.go.jp/) にも掲載されます 6