新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

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本要望に対応する縮減案 ページ 2 2

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

税制について

公益法人の寄附金税制について

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

( 基本方針 Ⅰ) ( 施策大目標 9) 全国民に必要な医療を保障できる安定的 効率的な医療保険制度を構築すること ( 施策目標 2) 生活習慣病対策や長期入院是正により中長期的な医療費の適正化を図ること 予防接種 ( 基本目標 Ⅰ) ( 施策大目標 5) 感染症など健康を脅かす疾病を予防 防止する

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

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新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

⑴ 政策目的本件は, 我が国において開発資金のための国際連帯税 ( 国際貢献税 ) を導入し, 持続可能な開発のための 2030 アジェンダ 等, 国際的な開発目標の達成に対応 貢献するために, 世界の開発需要に対応し得る幅広い開発資金を調達するもの これは, 外務省政策評価, 基本目標 Ⅵ 経済協

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平成20年度税制改正(地方税)要望事項

新とする理由⑴ 政策目的 車体課税については 平成 23 年度税制改正大綱において エコカー減税の期限到来時までに 地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況を踏まえつつ 当分の間として適用される税率の取扱いを含め 簡素化 グリーン化 負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討 することとされて

概算要求基準等の推移

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

参考資料1_学術研究関連データ集

2019年度 文部科学省税制改正の概要

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H28秋_24地方税財源

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新設 拡充又は延長を必要とする理由9-2 回の合要理性望に関⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 県内酒類製造業の育成 保護( 経営基盤の強化など ) 酒類製造業及び関連産業の振興を通じた沖縄経済の振興 ⑵ 施策の必要性本軽減措置については 昭和

新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する 2 価格優位性を確保することによる沖縄の酒類製造業の自立的経営を促進する ⑵ 施策の必要性 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する沖縄

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

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OB140418大森法人ニュースVol 月_PDF納品用

03 平成29年度文部科学省税制改正要望事項

(1) 政策目的 多様な就業の機会を提供すること等により我が国の経済の基盤を形成している中小企業の事業承継を円滑化することにより 中小企業の事業活動の継続を実現し 雇用の確保や地域経済の活力維持につなげることを目的とする (2) 施策の必要性 全国の経営者の平均年齢は年々上昇しており 例えば資本金

要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

新・NPO法人申請マニュアル.pwd

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

平成18年度地方税制改正(案)について

資料4-5 平成29年度文部科学省税制改正要望事項の概要

資料9

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー基本計画 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) において 一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 10% とすることを目指す と記載 地球温暖化対策基本法案 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 )

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

国立大学経営力戦略(本文)

200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

03平成25年度文部科学省税制改正要望事項

平成20年2月

(0830時点)PR版

本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

( 太陽光 風力については 1/2~5/6 の間で設定 中小水力 地熱 バイオマスについては 1/3~2/3 の間で設定 )) 7 適用又は延長期間 2 年間 ( 平成 31 年度末まで ) 8 必要性等 1 政策目的及びその根拠 租税特別措置等により実現しようとする政策目的 長期エネルギー需給見通

平成19年度税制改正.xls

公益目的支出計画実施報告

事務連絡 平成 26 年 4 月 23 日 各実施機関実施責任者殿 各実施機関事務連絡担当者殿 文部科学省科学技術 学術政策局 人材政策課 科学技術人材育成費補助金により雇用する研究者等に係る人件費の取扱いについて 旧科学技術振興調整費 ( 以下 旧調整費 という ) の課題を実施する研究者等の人件

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

特別会計の改革について

所得控除 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除等 旧生命保険料控除 旧個人年金保険料控除 ( 実質損失額 - 総所得金額等の合計額 10%) 又は ( 災害関連支出の金額 -5 万円 ) のうち いずれか多い方の金額医療費の実質負担額 -(10 万円と総所得金額等の 5% のいずれか低い金額 ) 限

B 事例 1: 日本赤十字社と公益財団法人公益法人協会ともに 所得控除方式 を適用し ffff た場合に還付される税金について 前提 1 寄附先の名称等 ( 弊協会の他に 東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄附したものと仮定 ) 名称金額備考 日本赤十字社 ( 東日本大震災義援金 ) 30,0

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

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平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

< F2D E738BC794B A C8892E >

要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

注 : 平成 年度募集研究種目 国際的に評価の高い研究の推進 研究費の規模 / 研究の発展 H には 新たに基盤研究 (B) 若手研究 (A) の 種目に基金化を導入 若手研究 9 歳以下 ~ 年 (A) 500~,000 万円 (B) ~500 万円 研究活動スタート支援 年以内年間 50 万円以

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

市税に係る減免措置調査票 所属名 此花区役所 1 減免対象 市税の税目 ( 該当に 印 ) 減免内容 ( 該当条例等 ) 個人市民税 法人市民税 固定資産税 軽自動車税 事業所税 児童遊園の用に供する固定資産 条例第 4 条の 3 第 4 号規則 (1) 政策目的地域コミュニティの中核的組織として

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

平成 28 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 少子化対策の推進 ( 新設 2 件 拡充 1 件 ) 三世代同居に係る税制上の軽減措置の創設 ( 国税 ) 高齢者や若い世代の希望に応じた家族関係や地域とのつながり 子育て世代の子育ての態様について各人の希望を実現するため 一定の条件を満

平成26年度 文部科学省税制改正事項

日本版スクーク ( イスラム債 ) に係る税制措置 Q&A 金融庁

Ⅱ 義援金を募集する募金団体の確認手続 [Q7] 当団体は 関係する個人 法人から義援金を預かり これを取りまとめた上で 一括して地方公共団体に対して支払います 預かった義援金が 国等に対する寄附金 に該当することについて税務署の確認を受けた場合 当団体に寄附をした個人 法人に対して発行する預り証に

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

第1表 概算要求額総表

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 1. 地球温暖化対策の推進 1-2 国内における温室効果ガスの排出抑制 租税特別措置等により達成しようとする目標 2030 年の電源構成における再生可能エネルギーの割合を 22~24% とする 租税特別措置等による達成目標に係る測定指

二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

平成27年度税制改正要望結果について

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<4D F736F F F696E74202D20819B90C590A78E9197BF F6394C5816A2E707074>

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

スライド 1

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財産目録の概要 資産の部では 基本財産が前年度末に比べて 8 億 6,711 万 7,226 円減の 208 億 9,949 万 9,939 円となり 運用財産が前年度末に比べて 9 億 8,029 万 2,610 円増の 211 億 2,209 万 88 円となりました 資産の部合計は 420 億

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

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税目所得税要望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 文部科学省高等教育局私学行政課 ) 制度名 私立学校等への寄附に係る寄附金控除の年末調整対象化 現行制度上確定申告が必要とされている私立学校等への寄附 ( ) に係る寄附金控除に係る手続きを年末調整の対象とする 学校 専修学校 各種学校を設置する学校法人 準学校法人 国立大学法人 公立大学法人に対する寄附 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 )

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っていることは 我が国の教育の大きな特徴であり 私立学校の振興は決定的に重要である また 国公私立を問わず 大学は我が国の学術の中心として教育研究及び社会の発展に寄与しており 近年 産学連携や地域振興等においても 大学の果たす役割は一層重要になっている 一方で 教育研究環境の更なる充実を図り 時代に即した教育研究を実現するためには 学納金収入のみに頼らない強固な財政基盤の確立が不可欠である さらに 国公私立大学が 教育研究の成果を社会に還元し 産業界や地域など広く社会全体からの支援を受け その期待に応えるという好循環を生み出すためにも これまで以上に積極的に寄附金収入を拡大することが不可欠である このため 私立学校等に対する寄附をしやすい環境を整えることにより 私立学校等に対する広く社会全体からの支援を実現し 寄附金収入の拡大による多様で強固な財政基盤の確立を図るとともに 教育研究の更なる振興を目指す ⑵ 施策の必要性 私立学校等に対する個人からの寄附は 金額 件数ともに近年増加傾向にあるが これは 平成 23 年度から一定の要件を満たした学校法人等への寄附金について税額控除が認められ 27 年度 28 年度には当該要件が緩和されたことや 28 年度から国立大学法人 公立大学法人における修学支援事業に対する寄附金についても税額控除が認められたことなど 少額寄附も含めて 個人からの寄附を促進するための環境が整えられてきたことによるものと考えている ⑴ の状況も踏まえ 私立学校等が寄附金収入を拡大し 財政の多様化及びその基盤強化を図るとともに 広く社会から支えられる存在となるためには 個人からの寄附を一層増加させることが不可欠である そのためには 近年の税制改正の効果により寄附金額 件数が増加傾向にあることを見てもわかるとおり 寄附金控除の一層の活用を促進することが効果的であると考える しかし 生命保険料控除等とは異なり 私立学校等への寄附に係る寄附金控除を受けるためには確定申告を行うことが必要であり 特に少額寄附者については 控除額に比して確定申告を行うコスト 負担が大きく寄附金控除を活用しない実態もあるなど 学校法人等への税制優遇措置を十分に活用できていない状況にある そこで 私立学校等への寄附にかかる寄附金控除についても年末調整の対象とすることにより 寄附者の確定申告に係る負担を軽減するとともに 私立学校等への寄附に係る税制優遇の効果を最大限に発揮し より多様な寄附者が寄附を行いやすい環境を充実させ 寄附文化の醸成を図ることが必要である 政策体系における政策目的の位置付け 政策目標 6 私学の振興施策目標 61 特色ある教育研究を展開する私立学校の振興 教育振興基本計画 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) 第 2 期 ( 抜粋 ) 基本施策 29 私立学校の振興 主な取組 292 多元的な資金調達の促進各学校法人における確固とした財政基盤の確立のため, 税額控除制度等を活用した私立学校への寄附の促進が図られるよう, 寄附税制の普及啓発や, 先進事例の紹介等を実施するとともに, 学校法人が寄附金収入等の民間資金を自主的 積極的に

調達するための環境をより一層整備する また, 寄附金に係る税制上の措置の在り方について, これまで講じられた措置の効果等を踏まえつつ, 対象範囲や財源も含め検討を行い, その結果に基づき, 必要な措置を講ずる 教育再生実行会議第三次提言 これからの大学教育等の在り方について ( 平成 25 年 5 月 28 日 ) 5. 大学のガバナンス改革 財政基盤の確立により経営基盤を強化する ( 抄 ) 国は 国立大学運営費交付金 施設整備費補助金や私学助成 公立大学への財政措置など財政基盤の確立を図りつつ 基盤的経費について一層メリハリある配分を行う その際 教育 研究 大学運営 社会活動等の幅広い観点からの教員評価や能力向上など 教員の力量を発揮させる改革を行う大学が評価されるような配分を検討する また 大学等に配分される国の公募型資金について 全学的な共通インフラや教育 研究支援人材確保のための経費 ( 間接経費 ) を設定し 直接経費を確保しつつ 間接経費比率を 30% 措置するよう努めるとともに その効果的な活用を図る あわせて 教育基盤強化に資する寄附の拡充や民間資金の自主的調達のため 税制面の検討を含めた環境整備を進める 教育再生実行会議第八次提言 教育立国実現のための教育投資 教育財源の在り方について ( 平成 27 年 7 月 8 日 ) 3. 教育財源確保のための方策 ( 抄 ) 国は 国立大学法人における個人からの寄附に係る所得控除と税額控除の選択制の導入など 寄附金税制の一層の拡充について検討する 政策の達成目標 租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 個人からの寄附金収入を拡大し 私立学校等の経営基盤の強化と教育研究活動の活性化を図る 過去 5 年間の個人現金寄附の件数及び金額 寄附件数 ( 人 ) H24 H25 H26 H27 H28 学校法人 270,176 274,806 367,415 378,072 ( 集計中 ) 国立大学法人 46,488 46,172 53,611 ( 集計中 ) 公立大学法人 2,682 4,582 4,762 5,653 5,370 合計 319,346 418,349 437,336 寄附金額 ( 千円 ) H24 H25 H26 H27 H28 学校法人 27,270,631 34,334,753 43,494,897 48,805,119 ( 集計中 ) 国立大学法人 13,409,272 11,097,957 11,097,519 ( 集計中 ) 公立大学法人 665,306 722,313 842,004 715,580 717,854 合計 41,345,208 55,434,858 60,618,219

有効性要望の措置の適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 対する寄附がより一層集まりやすくなることが期待される 当該要望項目以外の税制上の支援措置相当性学校法人 7731 法人国立大学法人 86 法人公立大学法人 70 法人 私立学校等に対する個人からの寄附は 金額 件数ともに近年増加傾向にあり 税制優遇措置の拡充が一定の効果を上げている 私立学校等への寄附に係る寄附金控除の年末調整対象化により税制優遇措置が活用しやすくなることにより 私立学校等に ( 学校法人 ) 所得税 学校法人への個人からの寄附金は 特定公益増進法人に対する寄附金として所得控除の適用 ( 所得税法第 78 条 ) 一定の要件を満たす学校法人への個人からの寄附金は税額控除の対象 ( 租税特別措置法第 41 条の 18 の 3) 学校法人への個人からの現物寄附は 譲渡所得の非課税措置 ( 租税特別措置法第 40 条 ) 法人税 学校法人への法人からの寄附金は 特定公益増進法人に対する寄附金として損金算入の特例措置 ( 法人税法第 37 条 ) ( 国立大学法人 公立大学法人 ) 所得税 国立大学法人 公立大学法人への個人からの寄附金は 指定寄附金として所得控除 ( 寄附金控除 )( 所得税法第 78 条 ) 国立大学法人 公立大学法人が行う就学支援事業に対する個人からの寄附金は寄附金控除 又は 税額控除のいずれか有利な方を選択することができる ( 租税特別措置法 41 条の 18 の 3) 法人税 国立大学法人 公立大学法人への法人からの寄附金は 指定寄附金として全額損金算入 ( 法人税法第 37 条 ) 予算上の措置等の要求内容及び金額 平成 29 年度予算 ( 学校法人 ) 私立大学等経常費補助 3,153 億円 私立高等学校等経常費助成等補助 1,036 億円 ( 国立大学法人 ) 国立大学法人運営費交付金等 10,970 億円 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 国等による公的支援は法人を直接支援するもの また 寄附税制は法人に対し寄附を行う国民に税制優遇を行うものとして異なる役割を担うものであり 両者あいまって 学校法人及び国立大学法人の健全な経営と安定した教育の提供に資するものとして重要な役割を果たしている 特に 学校法人に対しては 1 私立学校の教育条件の維持向上 2 在籍する学生等に係る修学上の経済的負担の軽減 3 経営の健全性の向上を通じ 私立学校の健全な発達に資することを目的として国等による助成が一部行われているところであるが 一方で 教育研究を安定的 継続的に行っていくためには 学校法人が自ら多様な財源の確保を図り 財政基盤を強化していくことが重要である なお 私立学校への補助を規定する私立学校振興助成法においても 国又は地方公共団体による助成の規定と並んで学校法人が寄附金の募集を容易にできるよう国又は地方公共団体による税制上の措置を講ずるよう努めることを規定している 私立学校振興助成法 ( 昭和五十年七月十一日法律第六十一号 )

これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項( 抄 ) ( 税制上の優遇措置 ) 第十五条国又は地方公共団体は 私立学校教育の振興に資するため 学校法人が一般からの寄附金を募集することを容易にするための措置等必要な税制上の措置を講ずるよう努めるものとする 要望の措置の妥当性 寄附金控除の拡充により寄附は着実に増加してきているが こうした税制優遇の効果を更に高めるためには 寄附者がより一層寄附金控除を活用することが重要である 年末調整対象化により これまで手続き的な煩雑さから寄附金控除の活用を見送っていた少額寄附者を中心に 今以上に寄附金控除の活用が進み 結果として私立学校等に対する寄附の拡大につながると考えられる 租税特別措置の適用実績 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの 要望経緯 平成 22~25 年度