4 副校長 教頭の長時間業務改善への取組 学校内施設 ( 校舎等 ) の鍵の開閉は 副校長 教頭のみが行うこととせず 全教職員等で協力して行います ( 警備員が配置されている学校においては そのシステムを適切に活用します ) 児童生徒の登校時間については 学校と県教育委員会 市町村教育委員会が連携し

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第 3 章 学校における働き方改革推進のための具体的な取組 < 県内一斉の取組 > 県教育委員会 市町村教育委員会及び学校が 家庭 地域 関係機関との連携を図りながら 以下の取組を進めていきます 1 リフレッシュデイ ( 定時退校日 ) の設定 各学校ごとに 週 1 回以上のリフレッシュデイ ( 定時退校日 ) を設定します 計画的に業務を進め 当日は 教職員が勤務時間終了時に退校できるようにします 学校の状況に応じて設定の工夫を行い 全教職員が週 1 回以上 定時に退校できる環境を整 えることを原則とします 2 リフレッシュウィーク 学校閉庁日の設定 夏季休業中の 1 週間程度 (8 月 10 日から 16 日 ) を県内一斉のリフレッシュウィークとし 教職員の連続休暇の取得を促します また 原則としてリフレッシュウィーク期間中に 連続する 3 日間以上の学校閉庁日を設けます 学校閉庁日には 施設 ( 校舎 ) を開けず 教職員は出勤しないことを原則とします 学校閉庁日には 講習や部活動 学校施設開放 電話対応などの対外業務を行わないことを 原則とします 3 部活動の活動時間及び休養日の設定 週当たり 2 日以上の休養日を設けます ( 平日 1 日以上 週末 1 日以上 ) 第 3 日曜日の 家庭の日 は原則として部活動を実施しません 1 日の活動時間は 長くとも平日 2 時間程度 休業日 3 時間程度とします 夏休みなどの長期休業中には ある程度長期の休養期間 ( オフシーズン ) を設けます 20

4 副校長 教頭の長時間業務改善への取組 学校内施設 ( 校舎等 ) の鍵の開閉は 副校長 教頭のみが行うこととせず 全教職員等で協力して行います ( 警備員が配置されている学校においては そのシステムを適切に活用します ) 児童生徒の登校時間については 学校と県教育委員会 市町村教育委員会が連携し 保護者や地域の理解 協力を得て 朝早い時間の登校の抑制に努めます 5 家庭 地域等との連携による業務の役割分担と適正化への取組 登下校時の通学路における安全確保のための対応 については 学校と県教育委員会 市町村教育委員会が連携し 関係機関 地域との連携を一層強化する体制を構築します 放課後から夜間などにおける見回り ついては 学校と県教育委員会 市町村教育委員会が連携し 警察や地域ボランティア等の協力を得て実施します また 児童生徒が補導されたときの対応 については 第一義的には家庭 ( 保護者 ) が担いつつ学校と連携を図りながら対応するよう 理解や協力を求めていきます 学校徴収金の徴収 管理 については 銀行振り込み 口座引き落としによる徴収を基本とし 徴収 管理は教員以外の者が担当します 地域ボランティアとの連絡調整 を行う方々 ( 地域学校協働活動推進員等 ) との連絡調整を行う学校側の窓口については 地域連携担当 ( 主幹教諭や事務職員等 ) を位置付ける等 学校のニーズや課題に対する協力が得られるような体制づくりを進めます 21

< 県教育委員会の取組 > 取組内容 1 学校における業務改善に関する取組 1 専門スタッフ等の配置 (1) スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカーの配置拡充多様化する問題に対応するため チーム学校の実現に向けた教育相談体制を整備し スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカーの配置を拡充します スクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー 活動時間の拡充に向けての検討配置人数の増員に向けての検討 (2) スクール サポート スタッフの配置教職員の児童生徒と向き合う時間を十分に確保するため 事務負担を軽減するスクール サポート スタッフを配置し その効果を検証します 小 中学校 ( 抽出 ) にスクール サポート スタッフを配置 効果を検証 効果を基に次年度以降の配置を検討 (3) 部活動指導員の配置教職員の部活動指導への負担を軽減するため 部活動指導員 ( 専門的な知識 技能を有する人材 ) を配置します <2019 年度 > 中学校に部活動指導員を配置 (4) 就職支援コーディネーターの配置進路指導の充実を図るため 企業等の就職先の情報収集や周知の役割等を担う就職支援コーディネーターを配置します 具体的な計画 ( 予定 ) <2019 2020 年度 > 県内 6 エリアに拠点校を設定し 就職支援エリアコーディネーターを 6 名配置 効果を検証 効果を基に次年度以降の配置を検討 22

(5) 特別支援教育における外部専門家の配置特別支援教育における専門的な指導 支援の充実を図るため 看護師や心理士 理学療法士等の専門的な知識や技能を有している外部専門家を派遣や配置します 医療的ケアの必要な児童生徒が在籍する特別支援学校に看護師を配置 特別支援学校に心理士や理学療法士等の専門家を派遣 小 中 高等学校への特別支援教育に関するアドバイザー派遣等の検討 2 統合型校務支援システム等の ICT の活用 (1) 小 中学校における活用促進学校における業務の効率化を図るため 宮崎県内全市町村統一の統合型校務支援システム導入に向けた研究を行います <2019 年度 > 事前研究事業市町村との検討 調整 ( 協議会 ) 市町村のネットワーク調査 <2020 年度 > 導入事業システム構築に向けた取組 (2) 高等学校における活用促進現在運用している校務支援システムを充実させることで 更なる業務の効率化を促進させます 校務支援システムの充実 ( 高大接続改革に伴う調査書のフォーマット改善など ) による負担軽減 サーバー統合に伴うグループウエア 共有フォルダの開設 校務用 PCの管理による負担軽減 (3) 特別支援学校における活用促進統合型校務支援システムの活用による業務の効率化を図るため システム導入に向けた研究を行います グループウェアを活用した連絡 調整業務の効率化 特別支援学校に応じた統合型校務支援システムの調査研究 個別の教育支援計画 個別の指導計画等の様式の整理 23

3 学校 家庭 地域の連携 協働体制づくり (1) コミュニティ スクールの導入推進学校運営に地域の声を積極的に生かし 地域と一体となって特色ある学校づくりを進めるため 地域とともにある学校づくり への転換を図るコミュニティ スクールの導入に向けた取組を行います 小 中学校 市町村教育委員会へのコミュニティ スクールの導入に係る情報提供 国の事業 コミュニティ スクール推進体制構築事業 について 本県における導入状況 取組の成果等について高等学校 高等学校におけるコミュニティスクール設置の推進 学校 家庭 地域の適切な役割分担による負担軽減 (2) 地域学校協働活動の推進地域の高齢者 成人 学生 保護者 PTA NPO 民間企業 団体 機関等の幅広い地域住民等の参画を得て 地域全体で児童生徒の学びや成長を支えるとともに 学校を核とした地域づくり を目指して 地域と学校が相互にパートナーとして連携 協働して行う様々な活動を推進します 県全体の推進方策 評価 検証等について検討する会議の設置 地域学校協働活動の実施 ( 地域学校協働本部設置等 ) に向けた市町村支援 普及 啓発のための事例集の作成や関係団体等への働きかけ 研修会における事例発表の実施 学校 家庭 地域が連携 協働する体制づくりのための人材育成及び資質向上を図る研修会 (3) 家庭教育の充実を図るための みやざき家庭教育サポートプログラム の活用促進 みやざき家庭教育サポートプログラム の活用を進めていくことで 家庭教育における保護者の役割の重要性についての認識を高めていくことに努めます また 地域 学校等が一体となって家庭教育を支えていくための機運を醸成を図っていきます 家庭教育学級や公民館 企業等でのサポートプログラムの活用及びトレーナー育成のための研修会の実施 家庭教育フォーラムの実施 家庭教育サポートチームの設置 24

4 事務職員の学校経営への参画 (1) 事務職員が校務運営に参加できる環境づくり事務職員を対象に資質 能力 意欲の向上を図る マネジメント経営研修 を実施するとともに 既存の業務の見直しを進めながら より主体的 積極的に業務改善をはじめとする校務運営に参加できる環境づくりを行います 学校事務職員としての資質向上 ( マネジメント等 ) を図る研修の実施 (2) 小 中学校における共同学校事務室の設置促進小 中学校においては 事務の共同実施によって事務の効率化や学校の業務改善の取組を推進するとともに 共同学校事務室の設置を促進します 市町村の理解促進 設置を予定している市町村への支援 共同実施及び共同学校事務室の取組事例の共有 5 関係機関との連携 協力体制の構築 (1) 福祉部局 警察等関係機関との連携 協力体制の構築学校だけでは対応しきれない複雑化 多様化する問題に対応するため 市町村教育委員会と連携しながら 福祉部局 警察等関係機関との連携 協力体制を構築します 行動連携推進協議会の実施 ( 年 3 回 ) 教育委員会と福祉保健部 県警察本部が 少年非行防止や健全育成等に係る情報共有 行動連携を行う 宮崎県いじめ問題対策連絡協議会 ( 年 1 回 ) 警察や児童相談所 学校関係者など関係機関 関係団体がいじめの未然防止等について協議する 25

6 調査 照会 提出書類の削減 統合等 (1) 調査 照会 提出書類の削減 統合及び調査方法の工夫改善学校での事務負担の軽減のため 教育委員会からの調査 照会 提出書類の削減 統合及び調査方法の工夫改善を行います 調査 統合等の実施状況等の把握 削減 統合及び調査方法の工夫改善に向けた再点検 削減 統合等の参考事例の情報提供 (2) 日々の授業改善につながる校内研修 ( 主題研 ) への転換による研究のスリム化小 中学校における校内研修においては 日々の授業改善につながる 分かりやすくシンプルな研修を推進するとともに 研究紀要等のまとめについても 簡素で成果と課題を明確にしたものになるよう取組を推進します 研究主任協議会の開催及び学校支援訪問等において推進事項等の周知 7 具体的な業務改善モデルの構築 (1) 本プランに基づいた業務改善モデル構築本プランに基づいた学校における働き方改革を推進するため モデル校において調査 研究を行い その成果を基に具体的な業務改善モデルを示し 県内全学校での成果 ( モデル ) の共有等に努めます 業務改善モデル校による調査研究 業務改善モデルの提示 成果 ( モデル ) の共有 26

取組内容 2 勤務時間管理の徹底に関する取組 1 勤務時間を客観的に把握し集計するシステムの構築勤務時間管理は労働法制上 校長や服務監督権者である教育委員会 ( 県立学校においては県教育委員会 市町村立学校においては市町村教育長会 ) に求められている責務であることから 教職員の勤務時間管理を行うシステムを構築します また 教職員に事務負担がかからず自己申告方式ではない 勤務時間を客観的に把握し集計するシステムを構築します <2019 年度 > 高等学校 ( グループウェアを活用したシステムの構築 ) <2020 年度以降 > 特別支援学校 ( 今後導入予定のグループウェアを活用したシステムの構築 ) 2 勤務時間外における連絡対応等の体制整備勤務時間外における保護者や外部からの問合せ等に対応するため 連絡対応等の体制整備に努めます 各学校における勤務時間外の連絡対応体制の把握 勤務時間外の連絡対応体制の在り方の検討 27

取組内容 3 教職員全体の働き方に対する意識改革に関する取組 1 教職員全体に対する意識改革学校における働き方改革に対する理解を深めるとともに 教職員の働き方に対する意識改革を促すための取組を実施します 学校における働き方改革推進プラン 概要版 の作成 県内全公立学校への配付 校内研修等での活用 2 管理職に対する意識改革学校における働き方改革を推進するため 管理職を対象に教職員の組織管理 時間管理等のマネジメント能力養成に関する研修や 働き方改革の成果を共有する研修を実施します 教職員の組織管理 時間管理等のマネジメント能力養成に関する研修の実施 ( 新任校長 新任教頭 希望者対象 ) 働き方改革の成果を共有する研修の実施 ( 全校長 副校長 教頭対象 ) 3 心と体の健康に対する意識改革学校における働き方改革を推進するため 働きやすい環境づくりや教職員自身のストレスマネジメント能力向上のための研修を実施します 働きやすい環境づくりに必要な職場の安全衛生管理体制の充実やメンタルヘルス対策に関する管理職を対象とした研修の実施 ( 県立学校長 小学校長対象 ) 教職員自身のストレスマネジメント能力向上のためのメンタルヘルスに関する研修の実施 ( 希望者対象 ) 4 部活動運営に関する意識改革効率的な部活動運営等を推進するため 指導者等を対象とした研修を実施します 指導者等への研修の実施 ( 部活動指導員 運動部活動顧問 外部指導者 ) 28

< 学校の工夫による独自の取組 > 1 管理職の取組の推進 管理職は 学校経営ビジョン等に教職員の働き方を改善する項目を明記するとともに 具体的な業務の見直しや簡素化 工夫及び校内での分担の見直しなどを行い 教職員が限られた時間を授業準備に充てられるよう 具体的な取組を進めます 見直し 簡素化 工夫の例 働き方改革に繋がる校時程の工夫 学校行事の簡素化 ( 過度に完成度を追求しない ) 小学校における教科担任制の導入 学校評価の簡素化 ( 簡潔な重点課題の提示など ) 休日の地域行事の参加の取りまとめや引率の在り方 2 ワン アクション運動 ( 学校の取組 ) の推進 学校全体の取組として 管理職のリーダーシップのもと 特に 次の 4 つの視点で具体的な取組を進めます 学校組織体制の改善 今までの校務分掌等の見直し 学校の重点課題をもとにした組織編成 行事 会議等の精選 本当に必要なのか の視点での再検討 スクラップ & ビルドで 増やさない工夫 同僚間のサポート体制の構築 一人で抱え込まずにワークシェア 朝礼等で協力依頼するなどの協力体制のルール作り 時間管理の推進 タイムマネジメントを念頭に業務の効率化 日々の仕事のゴールの設定 29

3 ワン トライ運動 ( 教職員一人一人の取組 ) の推進 教職員一人一人の取組として 自分の働き方 を見直すために 特に 次の 4 つの視点で具体的な取組を進めます 仕事にメリハリを付ける 優先順位を決めて職務遂行 スケジュール管理に心がけ 年間 学期等で計画的な職務遂行 無駄を省く 身の回りの整理整頓 文書の縮減 書類やファイルの整理 教材やデータの共有化 会議は中身で勝負する 説明は最小限に 中心は質疑と協議 資料は原則ワンペーパー 事前配布 計画的に休暇を取得する 年間を見通し 計画的な休暇取得 ( 校内サポート体制の準備 ) 質の高い教育活動のための心身のリフレッシュ 30