学校 ICT 化支援 株式会社日本総合研究所 Copyright (C) 2009 The Japan Research Institute, Limited. All Rights Reserved.[tv1.0]
1. 学校の ICT 化に関する動向 内閣府 IT 戦略本部重点計画 2008( 平成 20 年 8 月 ) 2.4 次世代を見据えた人材基盤づくり 学校における IT 基盤の整備 ( インフラや体制整備等 ) 教員の IT 活用能力の向上 児童生徒の情報活用能力の向上 文部科学省 教員の ICT 活用指導力の基準の具体化 明確化 ( 平成 19 年 4 月 ) 学校における教育の情報化の実態等に関する調査 ( 平成 19 年 7 月 ) 学校の ICT 化のサポート体制の在り方について ( 平成 20 年 7 月 ) 教育の情報化に関する手引き ( 平成 21 年 3 月 ) 国の施策動向 さらには社会全体における ICT の普及などから 学校 ICT 化に関する要望が高まっている 1
2. 学校の ICT 化における 5 つの目的 児童 生徒の情報リテラシーの向上 世の中に溢れる膨大な情報から必要とする情報を抽出して活用する能力を高める ICT を活用するうえでの必要となる情報モラルを修得させる 児童 生徒の学力向上 ICT の特徴を活かした新しい教材を活用することで学力を向上させる 学校事務の効率化 学校事務の ICT 化を推進することで 教員の事務負担を軽減し 教員が児童 生徒と向きあう時間を確保する 学校と地域のコミュニケーション ICT を活用することで 学校と地域のコミュニケーションを推進する 子どもの安全確保 ICT を活用して 学校 保護者 地域が連携することで 子どもの安全を確保する 2
3. 学校の ICT 化を推進するうえでの留意する点 教育ビジョン又は教育 ( 振興 ) 計画との連携 教育の最終的な目的は次世代を担う人づくりであるため 上位計画にあたる教育ビジョン又は教育 ( 振興 ) 計画と整合を持たせながら推進する 庁内や地域における情報化と密接に関連するため 情報化計画と整合を持たせるととともに 情報政策担当と情報交換しながら推進する 学校 ICT 化を推進するうえでの体制の構築 情報化の推進においては 情報化を推進する体制を如何に構築するかが最も重要であり 外部の人材活用も含めた体制の構築を推進することが重要である 現場の意向を重視した ICT 化の推進 教育は画一的なものではなく 児童 生徒によって教員が工夫しながら行うものである したがって 現場で臨機応変な対応が可能となるように 現場の意向を充分に踏まえたうえで 推進することが重要である 3
4. 学校の ICT 化の主な検討ポイント 1 一般的に学校の ICT 化を検討するうえで検討する 9 つのポイントを次に示す ハード セキュリティ関連ポイント 1:ICT 環境の整備 ( 庁内ネットワークとの連携を含めたネットワーク環境の整備 パソコンや電子黒板などの機器導入 等 ) ポイント 2: セキュリティ環境の整備 ( ネットワークセキュリティ対策 ウィルス対策 情報管理 セキュリティルールの構築やセキュリティ研修 IC カード生徒証によるセキュリティ管理 等 ) アプリケーション関連ポイント 3: デジタル教材の導入 ( 学校や自宅での学習支援のための教材の検討 等 ) ポイント 4: グループウェアの導入 ( 学校内におけるコミュニケーション スケジュール管理 紙資料の削減 等 ) ポイント 5: 学校事務の効率化 ( 事務支援システムの検討 アウトソーシングの検討 等 ) 人材 組織関連ポイント 6: 教員の ICT 活用能力向上 (ICT 研修の実施 支援体制の検討 等 ) ポイント 7: 学校 ICT 化推進体制の検討 ( 教育委員会内の体制 学校内の体制 外部人材の活用 等 ) 地域コミュニケーション関連ポイント 8: 地域とのコミュニケーションにおける ICT 活用 (HP による情報発信 地域 SNS を活用したコミュニケーション 等 ) ポイント 9: 安心 安全のための ICT 活用 (IC カード等による部外者の立入管理 見守りシステムの導入 等 ) 4
5. 学校の ICT 化の主な検討ポイント 2 教育委員会 ポイント 1 ICT 環境の整備 学校 ポイント 5 ク ルーフ ウェアの導入 学校事務サポート ( ファイル管理 / 事務システム等 ) ポイント 6 教員の ICT 活用能力向上 端末セキュリティ 校務ネットワーク 庁内ネットワークポイント 7 ク ルーフ ウェア 運用サポート (NW 監視 / アクセス管理等 ) 教材配信システム 電子黒板 /PC の整備 教育ネットワーク ポイント 4 学校事務の効率化 WEB サーバ ( メール /SNS 等 ) ファイアウォール ( セキュリティ ) ポイント 3 デジタル教材の導入 ポイント 2 セキュリティ環境の整備 学校 ICT 化推進体制の構築 インターネット ポイント 8 地域とのコミュニケーションにおける ICT 活用 ポイント 9 安心 安全のための ICT の活用 家庭 /PTA 地域関係者 ( 学校応援団 ) 5
6. 検討の進め方 学校の ICT 化を検討するうえで一般的な検討フローを示す 実際には各自治体の状況に応じて 必要な実施項目を検討し 対応することになる ICT 環境調査 (ICT 環境の整備状況 運用コストなどの現状を把握 ) 意向調査 ( 児童 生徒 / 教員 / 保護者などを対象にアンケートやヒアリングを実施 ) 先進事例調査 ( 先進事例の取組から ICT 活用の可能性を検討 ) 課題整理 ( 教育ビジョンなどの目標と照らし合わせながら ハード / ソフト面での課題を整理 ) 学校 ICT 化施策の検討 ( 関係者と協議しながら 実施すべき施策を検討 ) 学校 ICT 化実施体制の構築 ( 学校 ICT 化の推進や運用を行うための体制の構築を実施 ) 学校 ICT 化の推進 6
7. 支援内容以下の点について ご支援いたします ICT 環境調査 ICT 環境に現状についてご教示いただきながら ICT に精通する専門スタッフが環境 利用状況 運用コスト セキュリティ 体制などの視点から 現状の課題の抽出及び改善の方向性についてご提案します 意向調査児童 生徒 / 教員 / 保護者などを対象としたアンケート調査の企画 設計 集計 分析を実施します また必要に応じて 関係者を対象とするインタビューの実施及びまとめも行います 先進事例調査学校 ICT に関する先進的な取組を行っている自治体に取材し 成功のポイントなどを整理します 課題整理上記 3 つの検討結果を踏まえて 現状の課題を整理します このとき 教育及び ICT の両方の専門的知見から課題を整理します 学校 ICT 化施策の検討関係者と協議しながら 学校 ICT 化推進のための施策検討を行います 検討の進め方として委員会などを立ち上げる場合は その運営支援も実施します 学校 ICT 化実施体制の構築これまでの教育現場においてあまり蓄積されていない ICT に関するノウハウを補足するための体制について 情報政策担当課との連携 外部人材の活用など 各自治体の状況を踏まえながらご提案します 7
8. 支援体制と実績 担当者弊社では 教育の専門家と情報化の専門家が連携して ご支援させていただきます リサーチ コンサルティング部門シニアマネジャー香川裕一 ( 専門分野 : 地域情報化 教育 地域活性化 ) マネジャー志水武史 ( 専門分野 : 教育 子育て 医療 地域活性化 ) シニアマネジャー矢野聡 ( 専門分野 : 地域情報化 WEB システムコンサル ) 関連実績 ( 教育関連 ) 板橋区 教育ビジョン 教育振興計画策定支援業務 (H20 年度 ) 世田谷区 教育ビジョン評価支援業務 (H20 年度 ) 文部科学省 諸外国の教育施策に関する文献調査 (H18 年度 ) 文部科学省 教育バウチャー制度に関する調査研究 (H17~18 年度 ) 世田谷区 学校外部評価支援業務 (H16 年度 ) 世田谷区 教育ビジョン策定支援業務 (H15~16 年度 ) ( 情報化関連 ) いわき市 ICT コーディネータ業務 (H20 年度 ) 港区 情報化計画策定支援業宇 (H20 年度 ) 品川区 地域情報化プラン策定 (H19~20 年度 ) 総務省 地域情報化手法に関する調査研究 (H16 年度 ) 世田谷区 地域情報化計画策定支援業務 (H16 年度 ) 8
. お問い合わせ 本件に関しますお問い合わせ ご確認は下記までお願いいたします 株式会社日本総合研究所リサーチ コンサルティング部門担当 : シニアマネジャー香川裕一シニアマネジャー矢野聡 E-mail: rcdweb@ml.jri.co.jp 本資料の著作権は株式会社日本総合研究所に帰属します 9