指導案

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

理科学習指導案

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5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

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第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

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単元への意識 運動やエネルギーの学習が好きですか とてもそうである :2 人そうである :3 人あまりそうではない :6 人そうではない :0 人 運動やエネルギーの実験が好きですか とてもそうである :1 人そうである :8 人あまりそうではない :1 人そうではない :0 人 運動やエネルギーの

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

第1学年 理科学習指導案

講座授業事例集

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

小学校理科の観察,実験の手引き 第3学年A(1) 物と重さ

H30全国HP

7 3. 単元の指導計画 (7 時間扱い ) 時 学習内容 授業のねらい 物質の溶解と水溶液の均一性 コーヒーシュガーが水に溶ける様子を観察し, 色の様子からコーヒーシュガーの拡散と水溶液の均一性を理解する ( 観 実 ) コーヒーシュガーと食塩の溶解 物質の溶解と水溶液の均一性 2 物質が目に見え

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

Ⅰ 指導と評価の年間計画 及び 評価規準と単元計画 の作成の手引き 1 指導と評価の年間計画 についてこれは 次の 2 の 評価規準と単元計画 の全単元について その概要を記述したものである 生徒の学習活動に対するより適正な評価 及び生徒の学習の改善に生かされる評価 ( 指導と評価の一体化 ) の実

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

2、協同的探究学習について

3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

第 6 学年理科学習指導案 平成 28 年度 12 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 場所 理科室 1 単元名変わり続ける大地 2 単元について本単元では 第 5 学年 流れる水のはたらき 第 6 学年 大地のつくり の学習を踏まえて 地球 につ内容の関連と学習の系統性いての基本的な見方や概念を

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

国語科学習指導案

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1. 単元名植物の世界 第 1 学年理科指導案 日時 : 平成 28 年 6 月 21 日 ( 火 ) 14:00~14:50(5 校時 ) 場所 : 理科室指導者 : 舟木晃 2. 単元について季節ごとに趣のある花を咲かせ, やがて静かに葉を落としていく植物であるが, 翌年には芽生え, すくすくと

教師の持つ指導ポイント 評価規準 中国地方の送電線網の図を利用し, 発電所からの電力を消費地に届けていることを示す その際, 送電の途中では, 電線の抵抗のために電線が発熱して電気エネルギーが損失することを, 本単元の内容をもとに考察させる ( 自然事象への関心 意欲 態度 ) エネルギーは変換の際

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

解答類型

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

(3) 指導観本単元の指導に当たっては, はじめに力の合力 分力に関する作図法を習得させるとともに, その力に関する知識を押さえ, 記録タイマー等の基本的な実験操作を習得させながら実験を行い, その結果を根拠に, 力と速さ, 運動の法則を考察させたい また,ICT を活用してイメージをもたせたり,

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

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工業教育資料347号

○数学科 2年 連立方程式

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

第4学年算数科学習指導案

国語科学習指導案様式(案)

他の単元との連関 子どもが獲得する見方や考え方 教師の持つ指導ポイント 評価規準 小学 4 年生 もののあたたまり方 小学 6 年生 電気の利用 ~ エネルギーの工場と変身と銀行 ~ 中学 1 年生 光と音 ( 光のエネルギーを利用しよう ) 中学 2 年生 電流 ( 電気とそのエネルギー ) 電流

1. 日時 日時平成 年 ( 年 ) 月 日 ( ) 時間目 ( 時 分 ~ 時 分 ) 2. 場所 場所 市立 中学校 室 3. 学年 組 人数 学年 組 人数 年 組 名 4. 単元 単元 ( 単元名 ) ( 小単元名 ) 5. 教材観 ( 題材観 ) < 教材観の考え方 > 教科書の該当単元全

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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体育科指導案

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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

の一部のみであるしたがって教科書の本文だけから小説 こころ の全体像を浮かび上がらせることは難しいしかし 掲載された部分だけでも 先生 と という二人の青年の揺れ動く こころ を描き 生徒たちを作品の中に引き込む力は群を抜いたものであると考える高校 3 年生である生徒たちは 心の葛藤というものを多く

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理科学習指導案(形式)

関心 意欲 態度科学的思考力観察 実験の技能 表現第 5 学年理科学習指導案平成 16 年 6 月 15 日 ( 火 ) 第 3 校時指導者宇多幹子場所理科室 1 単元名 植物の発芽と成長 2 単元の目標と評価規準 植物の発芽と成長を, それにかかわる条件に着目しながら調べる活動を通して, 見いだし

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

第5学年  算数科学習指導案

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(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

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数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

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評価方法 ディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミング 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 上に示す観点に基づいて 学習のまとまりごとに評価し 学年末に

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

について関心をもって話し合っている 6 身近な電気器具について興味 関心をもっている 電圧の特徴を 結果から見いだしている 6 実験結果から 電流の大きさが加えた電圧の大きさに比例することを見いだしている 7 直列回路と並列回路での抵抗の値がどのようになるか 実験の結果から見いだしている 8 水温の

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

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2 単元の評価規準関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 知識 理解 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事物 現象に興味 関心を持ち, それを科学的に探究しようとするとともに, 事象を日常生活との関わりで捉えようとする 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事象 現象の中に問題を見いだし,

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

理科科学習指導案

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高等学校第 2 学年 生物基礎学習指導案 日時平成 26 年 10 月 31 日 ( 金 )2 校時 指導者教育センター所員飯田智子 1 単元名 植生の多様性と分布 2 使用教科書 数研出版株式会社 生物基礎 ( 生基 /306) 3 単元について (1) 教材観 生物基礎の目標は, 日常生活や社会との関連を図りながら生物や生物現象への関心を高め, 目 的意識をもって観察, 実験などを行い, 生物学的に探究する能力と態度を育てるとともに, 生物学 の基本的な概念や原理 法則を理解させ, 科学的な見方や考え方を養う である 本単元は, 高等学校学習指導要領 生物基礎 の内容 (3) 生物の多様性と生態系のア 植生の多 様性と分布 の ( ア ) 植生と遷移に該当する また, 高等学校学習指導要領解説理科編理数編による と, 陸上には草原や森林など様々な植生がみられ, それらは不変ではなく, 長期的には移り変わ っていくことを理解させる ことに基づくものである 生物の多様性と生態系の中で, 遷移や植生 の成り立ち, 植物の環境形成作用について観察 実験などを通して探究し, 生態系の成り立ちを理 解させることが大切である また, そこから生態系の保全の重要性について認識させる必要がある このようなことから, 本単元では, 陸上には草原や森林など様々な植生がみられ, それらは長期 的に移り変わっていくことや, 気候を反映して様々なバイオームが成立していることを理解させる ことが主なねらいになってくる (2) 生徒観 本学級は, カリキュラム上で物理基礎 化学基礎 生物基礎の3 科目を履修している学級である また,SSH( スーパーサイエンスハイスクール ) 事業により, 理科の実験 実習を多数経験してい る 理科の授業においては, 意欲的に取り組むことができ, 特に生物選択ということで, 生物に対 する興味 関心が高く, 知識 理解に優れた生徒が多い しかし, 生態系の分野については, 深く考察する実験は少なく, また, 生物の授業で ICT 機器 を活用した実験もそれほど多く経験しているわけではない そこで, 実験結果を比較し考察に活用 できる ICT 機器の活用により, 正確なデータを集め分析を行う手助けにしたい さらに, 予想を 立てさせたり考察の説明を行うなど, 言語活動を活発に行うことで実験結果を客観的に判断し科学 的な見方や考え方ができるようになって欲しいと思う (3) 指導観 生徒は本単元で, 植生は様々な環境要因により影響を受けていることを学習した 日本では, 気 温と降水量により環境に適するバイオームが形成されていることも理解している また, 光が植物 に与える影響についても, 光合成という観点から大きな影響があることも理解している 本時は, これまでの学習から光が樹木にどのような影響を与えているのかを予想し, 実験するこ - 1 -

とで, 結果をまとめる過程において光環境の違いによって葉の形態に違いが見られることを確認することをねらいとする また, 予想や考察をまとめる際に活発に言語活動を行うことで, 客観的に物事を判断する科学的なものの見方, 考え方を身に付けさせたい さらに,ICT 機器を実験に取り入れることでデータ集計の方法を学び, より正確な結果から考察を導く方法を体験させたい 4 単元の目標陸上には様々な植生がみられ, それらが移り変わっていくこと, また, 気候を反映して様々なバイオームが成立していることについて, 観察 実験などを通して基本的な概念や原理 法則の理解を深め, 科学的な見方や考え方を養う 5 単元の評価規準 観点 関心 意欲 態度思考 判断 表現観察 実験の技能知識 理解 評 植生と遷移について 陸上には草原や森林 植生と遷移について 陸上には様々な植生 価関心をもち, 意欲的など様々な植生がみ観察 実験, 資料収がみられ, 植生は長 規にそれらを探究しよられ, それらは不変集などを行い, 基本期的に移り変わって 準うとする ではなく, 長期的に操作を習得するとといくことを理解し, 移り変わっていくこもに, それらの過程知識を身に付けてい とを考察し, 導き出や結果を的確に記録, る した考えを表現して いる 整理している 気候とバイオームに 気温と降水量の違い 気候とバイオームに 気温と降水量の違い ついて関心をもち, によって, 地球上でついて観察 実験, によって様々なバイ 意欲的にそれらを探は様々なバイオーム資料調べなどを行い, オームが成立してい 究しようとする が成立していること基本操作を習得するることを理解し, 知 を考察し, 導き出しとともに, それらの識を身に付けてい た考えを表現してい過程や結果を的確にる る 記録, 整理している 方 ワークシート ワークシート 実験レポート 定期考査 法 発問 行動観察 6 単元計画 第 4 章 と分布 全 10 時間 ( 本時 10/10) 学習内容配当時間学習内容ねらい関思技知 植生の多様性 1. さまざまな植生 3 陸上の植生について, そ 陸上には, 森林や草原な 〇 植生とその成り立の構造を学習する ど様々な植生があること ち, さまざまな植生 森林は, 植物の高さによに関心をもつ - 森林 草原 荒原 って階層構造が認められ 植生は相観によって森林 - ることを学習する 草原 荒原に大別され 陽樹, 陰樹の性質につい て学習する ることを理解する 身近な場所で, 光環境の 違いによって生育する植 - 2 -

物が異なることを確認す 2. 植生の遷移 3 遷移とそのしくみについ 植生は不変ではなく, 長〇 る 植生の遷移, 遷移のて学習する 期的には移り変わってい 過程, 遷移のしくみ 乾性遷移のモデルについることを理解する て学習する 植生の破壊された場所か らはじまる二次遷移につ いて学習する 乾性遷移のモデルについ て, 土壌の形成や光環境 の変化などに注目して理 解する 実際の遷移は, モデルの とおりには進まないこと を, 先駆植物などを例に 理解する 3. 気候とバイオーム 3 地球上にはさまざまなバ 様々なバイオームが成立 〇 気候とバイオーム, イオームが見られるこする理由を, 気温と降水 世界のバイオームとと, どのようなバイオー量の違いなど科学的な根 その分布, 日本のバムが分布するかは主に気拠を基に考察する イオームとその分布 温と降水量によって決ま 世界のバイオームの種類 ることを学習する と分布を理解する 世界各地の森林, 草原, 日本におけるバイオーム 荒原の特徴を学習する 日本におけるバイオーム の水平分布と垂直分布を 学習する る 日本に分布するバイオー ムの特徴を学習する の水平分布と垂直分布を 理解し, 各バイオームの 特徴的な植物種を理解す 探究活動 葉の形態に 1 光環境の違いに応じた葉 光の強さと, 葉の面積や 及ぼす光の影響 の形態の違いについて調厚さ, 重さの関係を科学 本時 べる 的に探究し, 葉がどのよ うに光環境に適応してい るのかを考察する 複数の試料について測定 を行い, 信頼性の高い数 値を得ることができる 7 本時の目標と指導の視点 (1) 本時の目標校地内の樹木の葉を採集し, 観察や測定することを通して, 葉の特徴を科学的な視点をもって比較分析することができる 環境への適応について考察する言語活動を行うことにより, 科学的な思考力, 判断力を養う - 3 -

(2) 指導の視点 ICT 機器を利用して実験データを得ることができる また, そのデータを利用して, 実験レポートを作成することができる 実験前に予想をし, 互いに説明することができる また, 実験結果を考察し, 意見を発表することで, 他者の意見を参考にし, 科学的な思考力や判断力を養うことができる 8 本時の展開 過程 学習活動 指導上の留意点 導入 1 植生の成り立ちについて復習する 前時までの学習内容を思い出させる (10 分 ) 植生の成り立ちに影響を与える要因を答 陽生植物と陰生植物の特徴を発問し, 本 える ( 光, 気温, 降水量, 土壌等 ) 時の目的を明らかにしていく この時, 光が与える影響について更に考える 光合成に関わる事象や葉の形態について 陽生植物と陰生植物の特徴を思い出す も考えさせる 2 同種の樹木で, 光環境の違いが葉の形態 日向の葉を陽葉, 日陰の葉を陰葉と呼ぶ に影響を及ぼすか予想する ことを確認する 日向の葉と日陰の葉で形, 色, 大きさ ( 面 OneNote を使い, グループで話合いをし, 積 ), 厚さ, 重量が異なるのか予想し, 互いに説明する それぞれの予想を発表させる 机間巡視を行いながら, 話合いが適切な 方向に進んでいるか確認する 思考 判断 表現 これまでに学習した内容を基に, 陽 葉と陰葉の葉の形態に違いがあること を予想できる 展開 3 実験の説明を受ける 実験上の注意をする (30 分 ) 予想を確認するための実験方法を確認す 計測する項目や着眼点を説明する る 実験そのものが目的ではなく, 結果を考察することに主眼を置くことに留意する 4 実験を行う 正しく測定ができているかを机間巡視で 各自が陽葉と陰葉を撮影し, 面積を測定 確認する する 観察 実験の技能 葉の形態を観察し, 気付いたことを実験 実験器具を正しく使用している レポートに記入する 葉の特徴を適切に記録している 陽葉と陰葉の重量を測定する 測定した結果を適切に処理している 陽葉と陰葉の厚みを測定する 5 各自の実験結果を発表する 表面積や重量についてはクラス全体のデ クラス全体のデータをまとめ, 平均値を ータを使用する 出す OneNote を使い, 実験結果を基に話合い 陽葉と陰葉を比較し, 気付いたことを互 を行うことで, 光の影響について考えさ - 4 -

いに説明する せる 6 実験結果を基に考察する 話合いの結果を発表させる 日向と日陰という光環境の違いによっ 思考 判断 表現 て, 葉の形態が変化するか考察し, 意見 実験結果から光環境の違いによって を発表する 葉の形態が変化していることに気付き, 環境への適応について考察できる まとめ 7 実験レポートに意見をまとめる これまでの意見を参考に自分の考えをレ (10 分 ) 事前に立てた予想と実験結果から考察さ ポートにまとめさせる れたことを比較する 観察 実験の技能 自分の考えをまとめたレポートを作成することができる 8 植物に光が与える影響について, 光合成 理系であることを踏まえ, 発展的な科目 能や葉緑体の特性と関連する説明を受けである 生物 につながる内容に触れる る 引用文献 文部科学省 高等学校学習指導要領 平成 21 年 3 月 文部科学省 高等学校学習指導要領理科編理数編 平成 21 年 12 月 国立教育政策研究所 評価基準の作成, 評価方法などの工夫改善のための参考資料 ( 高等学校理科 ) 参考文献 ~ 新しい学習指導要領を踏まえた生徒一人一人の学習の確実な定着に向けて ~ 平成 24 年 7 月 株式会社第一学習社 高等学校生物基礎 ( 生基 /308) - 5 -