2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

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小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

①H28公表資料p.1~2

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

H30全国HP

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

領域別レーダーチャート 教科の領域別に全国を 100 とした場合の全道及び根室市の状況をレーダーチャートで示したもの 小学校 : 国語 小学校 : 算数 国語 A( 話すこと 国語 B( 読むこと ) 聞くこと ) 国語 A( 書くこと

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

1

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

3 小学校 : 教科に関する調査 1 人吉 球磨の平均正答率と比較すると 国語 A 算数 Aともに下回っている 国語 B 算数 Bは人吉 球磨と同等である 2 熊本県の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている 3 全国の平均正答率と比較すると すべてにおいて下回っている (1) 小学校国語

小学校国語について

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平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

算数でも 知識 (A) 問題 活用 (B) 問題とも 全領域で全国平均を上回りました A 問題では 14 問中 12 問が全国平均を上回り うち8 問が5ポイント以上上回りました 下回った2 問は 直径と円周の長さの関係理解 と 除法で表す2 量関係の理解 でした B 問題では 10 問中 9 問が

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

H

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

< 中学校 3 年生 > [ 国語 ] 主として 知識 に関する題 主として 活用 に関する題 ともに, 全国平均をやや上回る状況でした [ 数学 ] 主として 知識 に関する題 は全国平均をやや上回り, 主として 活用 に関する題 はやや下回る状況でした 数学 A 資料の活用 の領域は, 全国平均

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

< 中学校 3 年生 > [ 国語 ] 全体としては, 全国平均とほぼ同じ状況でした 主として 知識 に関する問題 では, 話すこと 聞くこと が全国平均をやや上回り, 他の領域はやや下回る状況でした 主として 活用 に関する問題 では, 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと が全国平均とほぼ同じ

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

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中学 3 年生の平均正答率 ( 正答数 / 問題数 ) 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B 74.5 (23.8/32) 67.4(6.1/9) 60.6 (21.8/36) 43.4 (6.5/15) 福島県 77.6 (24.8/32) 71.9 (6.5/9) 62.8 (22.6/36)

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

< 中学校 A B 問題 > ( 単位 %) 教科富士見市埼玉県全国 国語 A 国語 B 数学 A 数学 B < 中学校国語 A> ( 単位 %) 話すこと 聞くこと

1-1 小学校国語 A( 調査時間 20 分 ) 基礎的 基本的な言語活動や言語事項に関する知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 で 12 設問で構成されている 本町の結果は 全国の平均正答率 栃木県の平均正答率とほぼ同じであった この調査では 学習指導要領の領域等として 話すこと 聞くこと

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

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3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

平成 25 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の全体の結果 ( 国語, 算数 数学 ) は, 小学校, 中学校ともに, すべての領域で, 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 小学校は国語 AB, 算数 AB ともに, 数ポイント全国平均正答率を上回っていた 小

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

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中学校 (3 年 ) 国語では A( 知識問題 ) は ほぼ全国平均なみです B( 活用問題 ) は 課題が見られます 数学では A( 知識問題 ) B( 活用問題 ) ともに 課題が見られます 国語 A( 知識に関する問題 ) 国語 B( 知識を活用する問題 ) 言語事項は ほぼ全国平均なみです

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

睡眠調査(概要)

平成 30 年度 全国学力 学習状況調査の結果概要について 吉野川市教育委員会 文部科学省が実施している 全国学力 学習状況調査 における吉野川市の結果の概要についてお知らせします なお, 本調査により測定できるのは, 特定教科の学力の一部分や教育活動の一側面です 1 はじめに 全国学力 学習状況調

はじめに道教委では 今年 4 月 18 日に実施した 平成 29 年度全国学力 学習状況調査 の調査結果を 8 月末に公表しました 教育委員会では 本町の調査結果について 道教委が作成した における調査結果 に沿って概要を取りまとめました 今年で 11 回目となります本調査は 昨年度と同様に悉皆調査

小学校における県平均正答率との比較 市と県の平均正答率の差を比べると 国語 A B 算数 A B 理科のすべての教科 領域 区分で 5ポイント以上の差のものはなくなった 国語 A 市 :68.2% 県 :70.1% 差 :-1.9ポイント 国語 B 市 :49.6% 県 :53.6% 算数 A 市

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

情報コーナー用

<4D F736F F D AA90CD82545F315F81758AEE AC89CA82C689DB91E8819A2E646F63>

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

Taro-H20第二段階全国学力・学

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

( 中学校調査 ) 1 時限目 2 時限目 3 時限目 4 時限目 5 時限目 国語 A (45 分 ) 国語 B (45 分 ) 数学 A (45 分 ) 数学 B (45 分 ) 生徒質問紙 (2 分程度 ) (6) 集計児童生徒 学校数 1 集計基準児童生徒に対する調査について, 平成 29

別紙様式 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果と考察及び対策について 東松島市立宮野森小学校 1 国語科 (1) 国語 A 平均正答率 ( 宮城県 全国との比較 ) 話す 聞く能力 書く能力 読む能力 言語についての知識 理解 技能 全体 県比較

平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

設別調査結果 [ 算数 A: 主として知識 ] 分類 全国鳥取県大山町県との差 数と計算 量と測定 学習指導要領の領域図形 評価の観点 題形式 全体 区分 数量関係 65


(2) 教科の問題結果から見られる特徴 基礎的な内容を問う問題については おおむね成果が見られるが 記述式の問 題や基礎的な内容を問う問題の一部に 依然として課題が見られる 主な成果主な課題 ( は問題形式による課題 ) 国語 学年別漢字配当表に示されている漢字を 指定された箇所の正しい筆順を示すこ

<H19 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平成 23 年度は震災のため中止となりました 豊能町立小学校全国学力学習状況調査結果 ( 平均正答率全国を 1 として ) H19 H20 H21 H

Microsoft Word - ★41_東海中 _学力向上に向けた取組(再提出)

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Microsoft PowerPoint - H22 分析結果2003版(ホームページ用).ppt

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

5 学習到達度調査の基本的な考え方学習到達度調査では 各教科の設問ごとに 目標値 を定め 児童 生徒の 正答率 がこの 目標値 に対して -5ポイント以上から +5ポイント未満の間であった場合 目標値と同程度としている 目標値 学習指導要領に示された内容について標準的な時間をかけて学んだ場合 設問ご

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

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3 教科に関する調査から見える成果と課題 成果 小学校国語 A B 算数 A B ともに全国平均正答率を超えました 小学校では 平成 19 年の調査実施以来初めて国語 算数のすべての調査 ( 知識 活用 ) で全国平均正答率を超えました 各小学校において 児童が話し合ったり自分の考えを書いたりする等

Microsoft Word - 研究の概要他(西小) 最終

平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要)

Transcription:

平成 29 年度岡山学力 学習状況調査 はじめに 平成 29 年 7 月 18 日教育委員会学校教育課 の概要について 平成 29 年度岡山学力 学習状況調査の結果が公表されました 本調査の目的は 学力 学習状況の把握と 教育指導の検証 改善サイクルを確立するとともに 小 中学校が連携した授業改善を推進し 本児童生徒の学力向上を図ることです 本調査の内容は 身に付けるべき学力の特定一部分や 学校が行う教育活動の一側面ではありますが 教育の推進状況を把握する重要な指標であるととらえています 昨年度までは中学校第 1 学年のみが対象でしたが 本年度より小学校第 3 ~ 5 学年 中学校第 1 ~ 2 学年が対象となり 実施教科が国語と算数 ( 数学 ) 英語 ( 中学校 2 年生のみ ) と変更になりました 教育委員会では 本調査の趣旨に沿って 教育充実の取組を学校 保護者 地域社会が一体となって推進するために本調査を公表します なお 8 月末には 平成 29 年度全国学力 学習状況調査結果の公表が予定されています 結果の概要の公表はその後に予定しています 調査実施日 : 平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 調査対象 : 立小学校第 3 学年 382 名第 4 学年 370 名第 5 学年 358 名立中学校第 1 学年 372 名第 2 学年 358 名 調査結果概要 1 平均正答率 学年 項目 国語 算数 ( 数学 ) 小学校 77.8 73.3 第 3 学年 岡山 77.1 73.3 差 +0.7 0 小学校 70.3 76.4 第 4 学年 岡山 69.8 75.1 差 +0.5 +1.3 小学校 74.3 72.5 第 5 学年 岡山 74.4 69.8 差 -0.1 +2.7 英語 中学校 71.6 69.9 第 1 学年 岡山 73.3 67.4 差 -1.7 +2.5 中学校 69.6 56.0 56.9 第 2 学年 岡山 70.2 59.3 59.8 差 -0.6-3.3-2.9 ( 教科別 : 別 ) 国語 算数 ( 数学 ) 英語 学 年 項 目 小学校 76.1 66.0 76.9 51.3 第 5 学年 岡山 76.1 66.7 74.0 49.5 差 0-0.7 +2.9 +1.8 中学校 72.8 67.1 72.5 59.5 第 1 学年 岡山 73.9 71.1 69.8 57.8 差 -1.1-4.0 +2.7 +1.7 中学校 73.7 55.0 57.6 48.2 60.6 47.6 第 2 学年 岡山 74.1 56.3 61.1 50.5 63.9 49.6 差 -0.4-1.3-3.5-2.3-3.3-2.0 赤色はを下回ることを示す 青色はを上回ることを示す

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 -1.4-1.3 4.8-0.4 活 用 0.7 1.9 0.2-4.0 基 礎 0.4-0.1 3.0 2.7 活 用 -0.8-0.3 0.8 1.7 6 5 4 平均より上 3 2 1 0-1 国語国語数学数学 -2-3 -4-5 平均より下 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 (2) 同一集団 ( 中学校 2 年生 ) の平均との比較 国 数 語 学 平成 28 年度 平成 29 年度 中学校 1 年 中学校 2 年 基 礎 4.8-0.4 活 用 0.2-1.3 基 礎 3.0-3.5 活 用 0.8-2.2 6 5 4 3 2 1 0-1 -2-3 -4 平成 28 年度 平成 29 年度 国語国語数学数学 3 全体の傾向 (1) 平成 29 年度調査結果は 小学校においては ほとんどの学年 教科で岡山平均と同程度であり おおむね良好な状態ですが 中学校では多くの教科で課題が見られます (2) 平成 29 年度調査結果は に比べてで岡山平均を下回る場合が見られます 基本を重視した指導の成果が表れていますが に課題が見られます (3) 経年変化では 岡山平均を上回っていた国語において岡山平均を下回る結果となりました 算数では継続的な指導の成果が現れてきつつあります (4) 国語についてはどの学年においても岡山と同程度の状態が見られます 中学校 2 年生では数学 英語において岡山平均を下回っています 特に同一集団 ( 中学校 2 年生 ) で比較すると大きな低下が見られます 中学校において学力を育む取組の検証及び改善策が必要です

教科別結果概要 1 国語小学校 5 年生中学校 1 年生中学校 2 年生 伝統的な 伝統的な 伝統的な 話すこと 話すこと 話すこと おおむね岡山平均と同程度ですが 話す 聞く 書く 領域において岡山平均を下回る学年があります 2 算数 数学小学校 5 年生中学校 1 年生中学校 2 年生 数量関係 数量関係 資料の 図形 図形 関数 量と測定 量と測定 図形 数と計算 数と計算 数と式 0 20 40 60 80 小学校 5 年 中学校 1 年生では岡山平均を上回る領域が多く 良好な様子が表れています 中学校 2 年生では ほとんどの領域で岡山平均を下回っており 中学校 1 年生の学習内容の定着に課題が見られます 3 英語中学校 2 年生 全ての領域で岡山平均を下回っています 中学校 1 年生の学習内容の定着に課題が見られます 聞くこと 0 20 40 60 80 ( 注 : グラフ項目 ) 伝統的な 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 話すこと 話すこと 聞くこと 資料の 資料の

質問紙調査結果概要 質問紙調査による生活習慣 学習習慣 意識に関する内容についてお知らせします の結果は色がついている部分です 質問紙調査は 小学校 5 年生 中学校 1 年生 中学校 2 年生で実施しています 質問項目 小 5 平均 中 1 平均 中 2 平均 朝は 時刻を決めて起きている 84.4 83.3 86.6 87.7 85.8 85.5 朝は 自分で起きている 63.7 64.5 71.2 72.7 68.4 71.0 夜は 時刻を決めて寝ている 59.8 63.6 58.1 58.8 48.0 44.8 睡眠不足にならないようにしている 81.0 79.6 78.8 77.6 72.1 68.2 朝食をきちんと食べている 96.4 94.2 92.5 94.0 93.3 91.5 朝食は家の人と一緒に食べている 81.8 70.7 70.7 66.1 64.0 54.2 夕食をきちんと食べている 99.2 98.4 98.1 98.3 98.9 97.8 夕食は 家の人と一緒に食べている 97.2 94.1 96.2 95.0 95.3 93.1 学校の決まりを守っている 96.9 93.3 97.0 97.6 96.9 96.0 学校では 先生に挨拶をしている 96.9 91.8 96.2 95.3 95.5 92.4 学校で使う物は自分で 用意している 94.1 92.7 97.3 96.9 96.4 96.0 学校で出かける前に忘れ物がないか確かめ 75.4 74.2 86.8 85.9 83.5 75.2 ている家の人と決めた約束やきまりを守っている 89.4 87.3 88.2 89.7 85.8 85.3 学校での出来事を 家の人に話している 85.8 84.2 83.6 86.0 78.2 77.3 家の人に いってきます ただいま な 96.6 95.3 90.3 92.1 87.4 88.6 どの挨拶をしている出かけるときは 家の人に行き先を言って 91.9 89.5 90.1 87.8 86.0 83.3 いる 自分で時間を決めて遊んでいる 87.4 82.0 80.1 81.6 77.1 74.6 自分で時間を決めてテレビを見ている 49.2 49.4 39.5 45.1 38.5 39.1 体育の授業の他にも運動をしている 88.0 84.4 72.3 71.4 84.9 81.7 家の手伝いをしている 80.7 81.2 69.4 79.2 63.7 71.7 地域の行事に参加している 78.5 64.7 79.0 60.7 65.4 48.5 困っている人の手助けをしている 78.8 71.9 77.7 76.3 72.6 71.0 本 ( マンガや雑誌以外 ) を読んでいる 72.9 68.7 65.9 66.9 69.8 63.4 新聞の記事を読んでいる 35.2 31.5 26.1 27.9 20.4 23.5 テレビのニュースを見ている 82.4 80.6 83.3 84.8 81.8 82.6 勉強に役立つテレビ番組 ( クイズ番組など ) 77.9 75.2 70.7 75.4 70.1 68.4 を見ている家の人から言われなくても 進んで勉強し 80.2 77.2 84.1 75.7 60.1 56.9 ている家では 勉強する場所を決めている 81.6 81.3 80.9 82.2 74.9 77.5 筆記用具などを用意してから勉強している 91.3 91.5 94.9 95.2 93.6 93.0 自分で勉強の計画を立てて 勉強している 74.9 70.7 69.6 70.6 58.9 59.7 勉強するときは 集中して勉強している 85.8 80.0 84.4 83.0 72.6 75.6 勉強に図書館を利用している 25.1 23.0 15.3 17.6 10.9 14.7 勉強に辞書 ( 電子辞書 ) を利用している 61.7 52.6 57.3 57.1 40.2 45.8 参考書や問題集などを使って勉強している 45.5 46.2 43.0 54.0 50.8 52.4 通信添削を利用して 勉強している 21.2 23.0 12.1 18.4 16.8 16.2 家庭教師に来てもらって 勉強している 3.1 4.9 1.3 2.8 2.8 4.2 学習塾に行って 勉強している 24.0 29.7 29.8 41.0 36.0 47.1 勉強にパソコン ( インターネットを含む ) 26.0 28.7 36.6 44.5 36.9 41.2 を利用している 青色は岡山平均を上回ることを示す 赤色は岡山平均を下回ることを示す

学校が好き 小学校 34.9 41.1 17.0 7.0 5 年 43.3 38.7 12.6 5.2 中学校 51.6 36.8 8.1 3.5 1 年 47.8 41.0 8.2 2.9 中学校 42.7 44.1 8.9 3.9 2 年 41.3 42.2 11.5 4.9 自分のことがすき 小学校 20.9 31.6 28.2 19.0 5 年 26.7 33.9 24.5 14.7 中学校 12.4 41.1 32.5 13.7 1 年 16.5 38.6 31.1 13.4 中学校 7.8 32.4 39.4 20.1 2 年 13.7 34.1 34.3 17.6 自分は友達から認められていると思う 小学校 18.4 39.9 27.4 14.0 5 年 22.0 42.6 24.1 11.2 中学校 21.5 54.0 21.2 3.2 1 年 21.7 51.5 20.3 6.2 中学校 14.8 51.4 26.0 7.8 2 年 18.1 49.8 23.2 8.7 自分は先生から認められていると思う 小学校 20.9 36.9 28.2 14.0 5 年 19.4 41.7 26.5 12.3 中学校 19.1 48.7 26.9 5.1 1 年 18.0 49.8 24.5 7.4 中学校 12.0 47.2 30.4 10.3 2 年 15.1 44.7 29.0 11.0 将来の夢や目標をもっている 小学校 72.6 15.6 6.4 5.0 5 年 74.8 13.3 6.5 5.2 中学校 68.3 19.1 10.5 2.2 1 年 63.5 19.5 10.8 5.8 中学校 46.1 23.7 22.6 7.3 2 年 47.2 23.2 18.1 11.3 できていた どちらかとい どちらかとい できていなか えばそう えば違う った 学校の授業は落ち着いた雰囲気で学習でき 小学校 29.9 48.6 16.8 4.5 ていたか 5 年 29.4 42.3 20.0 7.4 中学校 29.3 45.4 17.5 7.3 1 年 26.0 43.8 21.5 7.6 中学校 20.1 38.3 27.7 12.0 2 年 18.6 36.7 29.8 13.1

3 時間 ~ 2~3 時間 1~2 時間 ~1 時間 平日のゲーム時間 小学校 18.4 12.3 28.2 40.7 5 年 21.7 15.3 27.3 35.1 中学校 21.7 21.0 26.6 30.1 1 年 23.0 17.8 28.0 30.0 中学校 27.4 20.4 27.1 23.2 2 年 26.3 20.3 25.1 26.5 決めていた どちらかとい あまり 全く えば 携帯電話やスマートフォン ゲーム利用に 小学校 46.4 23.5 17.9 11.5 ついて家庭でルールを決めていたか 5 年 47.9 23.1 16.5 11.4 中学校 41.1 20.4 26.3 11.6 1 年 43.5 25.8 18.3 10.9 中学校 29.1 30.2 22.6 15.9 2 年 34.5 27.2 21.2 15.1 3 時間 ~ 2~3 時間 1~2 時間 ~1 時間 平日の学習時間 小学校 8.9 13.1 45.3 32.2 5 年 13.4 15.2 41.8 28.8 中学校 6.4 12.9 48.7 31.4 1 年 10.0 19.2 45.8 23.8 中学校 5.6 14.2 37.2 41.3 2 年 8.4 18.4 37.9 33.6 3 時間 ~ 2~3 時間 1~2 時間 ~1 時間 休日 ( 土日 ) の学習時間 小学校 7.5 10.9 33.0 48.3 5 年 9.5 10.6 31.0 48.2 中学校 2.7 7.8 32.0 57.0 1 年 8.7 12.1 32.9 45.1 中学校 7.0 15.4 34.1 41.6 2 年 11.2 16.9 29.0 41.0 青色は岡山平均を上回ることを示す 赤色は岡山平均を下回ることを示す (1) 全体の傾向 1 自尊感情の項目で岡山平均を下回っています 家族や友人に認めてもらっていないと感じる児童生徒の割合が岡山平均を上回っています 2 基本的な生活習慣の項目では岡山平均を上回る項目が多くあります しかしながらゲームの時間など学年を上がるほど岡山平均を上回ってきています また 携帯電話のルールがきちんと決まっていないと感じている子供の割合が岡山平均を上回っています 3 家庭学習の項目では 家の人に言われなくても進んで勉強できる児童生徒の割合は高いが 岡山平均を下回っている項目もあり とりわけ中学校における家庭学習時間が少ない様子が顕著に表れています

さらなる改善に向けて 1 取組の方向性立の小中学校では 集団づくりと授業づくりの 2 本柱の取組の中で 4 つの徹底 を重視してきました 小学校では取組が定着 深化の方向にあり 学力調査結果という指標にも表れてきつつあります 取組の方向に確信をもち 地域 保護者との連携のもとで一層推進することが求められます しかし 中学校においては これまでの取組を再度検証し 新たな対策が必要です - 4 つの徹底を - 教材研究の徹底 ( 授業の質と精度の向上 ) ICT と教材研究を結ぶ 学習したことの確かめを確かにする 課題対応の徹底 ( 過去の できなかった を今の できる に変える ) 課題に応じた補い機会の充実 振り返り学習の実施 生活習慣づくりの連携強化 ( 学習 読書週間の育成を軸に ) 家庭との連携強化による家庭学習の充実 メディアとのつきあい方の学習とルール 点検 評価の徹底 ( 努力目標で終わらせない ) 学校力の向上策の点検 評価 毎日の学習及び家庭学習の点検 評価 2 学校で取り組むことの明確化をの結果概要は全体の傾向です 成果も課題も各校でまちまちです ですから 各校で結果をいかにするかが大切です 一般的には次のような手順で進めていきます (1) 自校の調査結果から 良好な点と課題の大きい点を共有します (2) 良好なのはなぜか 課題が大きいのはなぜかなどについて語り合いの機会をもちます (3) 継続 深化させる取組と 改善を図る取組を明らかにします (4) 短期で補いをすること 授業づくりに生かすこと 習慣づくりに生かすこと等について 方針を共有します (5) 取組の様子を点検 評価するポイント ( 時と方法 ) を決めて学校全体で進めます 3 学校と家庭を結んで質問紙調査の結果から分かるように 改善の傾向にはありますが 岡山平均と比べての子供たちは 学校を離れての学びが弱い という傾向が続いています 家庭での学習時間が岡山平均を下回り ゲームの時間が岡山平均を上回っています この課題は 学校だけで解決していくことは不可能です 学校と家庭が 子どもの確かな学びを育む という点で しっかり手を結び 取組を進めることが求められます 終わりに 平成 29 年度の岡山学力 学習状況調査結果の概要をお知らせしました 未来を担う子供たちに 確かな学力を! ということは 市民共通の願いであると言えます 子供たちのよりよい現在と未来のために 子どもに関わるすべての者の協力協同を広げていきたいと願っています 市民の皆様の ご理解とご協力を改めてお願いいたします