Microsoft Word - 1.B.2.d. 地熱発電における蒸気の生産に伴う漏出

Similar documents
センタリング

2.E.1 半導体製造

Monitoring National Greenhouse Gases

廃棄物分野における排出量の算定方法について ( 廃棄物分科会 ) I 年提出インベントリに反映する検討課題 1. 廃棄物の焼却に伴う排出 (5.C.)CO2, CH4, N2O 1.1 未把握のバイオマスプラスチック製品量の把握方法の反映方法の検討 (5.C.1) (1) 検討課題昨年度

参考資料 1 約束草案関連資料 中央環境審議会地球環境部会 2020 年以降の地球温暖化対策検討小委員会 産業構造審議会産業技術環境分科会地球環境小委員会約束草案検討ワーキンググループ合同会合事務局 平成 27 年 4 月 30 日

資料 2 接続可能量 (2017 年度算定値 ) の算定について 平成 29 年 9 月資源エネルギー庁

B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使

センタリング

4.1 はじめに 二酸化炭素 (CO 2 ) メタン (CH 4 ) 一酸化二窒素 (N 2 O) ハイドロフルオロカーボン (HFCs) パーフルオロカーボン (PFCs) 六ふっ化硫黄 (SF 6 ) 三ふっ化窒素 (NF 3 ) について 温室効果ガス別 部門別に 以下のとおり 2020 年度

内の他の国を見てみよう 他の国の発電の特徴は何だろうか ロシアでは火力発電が カナダでは水力発電が フランスでは原子力発電が多い それぞれの国の特徴を簡単に説明 いったいどうして日本では火力発電がさかんなのだろうか 水力発電の特徴は何だろうか 水力発電所はどこに位置しているだろうか ダムを作り 水を

試算の概要 (1) 電源別の発電コスト推計方法には モデルプラントによる方法と有価証券報告書による方法がある 有価証券報告書による方法では 償却の済んだ発電設備のコストを評価できないなどの方法上の問題がある このため 日本においては特に水力発電についてコストを大幅に過小評価することとなる 一方で 実

別添 4 レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較とエネルギー収支 A4.2. CO 2 排出量の差異について 1990~2012 年度における CO 2 排出量の差異の変動幅は -1.92%(2002 年度 )~1.96%(2008 年度 ) となっている なお エネルギーとして利用された廃

01_教職員.indd


untitled

4c_CGER-I (和文)_本文.indd

RIETI Highlight Vol.66

7 FFG MONTHLY SURVEY Vol.70

地熱発電システムの取組みと最新技術

番号文書項目現行改定案 ( 仮 ) 1 モニタリン 別表 : 各種係 グ 算定規程 ( 排出削 数 ( 単位発熱量 排出係数 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 -

事例2_自動車用材料

M M M M

Slide sem título

1. 火力発電技術開発の全体像 2. LNG 火力発電 1.1 LNG 火力発電の高効率化の全体像 1.2 主なLNG 火力発電の高効率化技術開発 3. 石炭火力発電 2.1 石炭火力発電の高効率化の全体像 2.2 主な石炭火力発電の高効率化の技術開発 4. その他の更なる高効率化に向けた技術開発

別紙 第 1 対象事業 1 事業者の名称 代表者の氏名及び主たる事務所の所在地名称 :JFE スチール株式会社代表者 : 代表取締役社長柿木厚司所在地 : 東京都千代田区内幸町二丁目 2 番 3 号 2 対象事業の名称 JFE 扇島火力発電所更新計画 3 対象事業実施区域神奈川県川崎市川崎区扇島 1

Microsoft PowerPoint - GHGSDBVer5_manual_j

参考資料 5 ( 平成 26 年 10 月 24 日合同専門家会合第 1 回資料 4-1 より抜粋 データを最新のものに更新 ) 温室効果ガス排出量の現状等について 平成 27 年 1 月 23 日

取組概要 ( 申請書からの転記 ) 全 般 排 出 量 の 認 識 取組名称 認証取得者名取組の概要 適用したカーボン オフセット第三者認証基準のバージョン認証の有効期間オフセット主体認証ラベルの使途 認証対象活動 認証番号 :CO 有効期間満了報告書受領済み 持続可能な島嶼社会の発展に

西部ガスが供給するガスの二酸化炭素排出係数および使用量の原油換算方法について

海外植林地C蓄積量・CO2吸収量評価認証システム 04「CO2吸収量の算定方法」 第1

1 プロジェクト実施者の情報 1.1 プロジェクト実施者 ( 複数のプロジェクト実施者がいる場合は代表実施者 ) ( フリガナ ) エンジニアウッドミヤザキジギョウ実施者名キョウドウクミアイエンジニアウッド宮崎事業協同組合住所 宮崎県都城市吉尾町 プロジェクト代

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

方法論 EN-S-031(ver.1.0) サーバー設備の更新 方法論番号 EN-S-031 Ver.1.0 本方法論に基づいてプロジェクトを計画する場合は 方法論名称 サーバー設備の更新 方法論の改定が必要となる場合があるので 計画書作成前に制度管理者へ確認してください < 方法論の対象 > <

ブック 1.indb

.J.[.{...I.t.Z.b.g_....

untitled

Microsoft Word - SMS結果報告書.doc

平成23年度 第4回清掃審議会議事録

分散型エネルギーによる 発電システム 博士 ( 工学 ) 野呂康宏 著 コロナ社 コロナ社

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF C F926E93798FEB8B7A8EFB8CB9>

第 6 章貯留層になりうる範囲の設定と USGS 容積法に基づく資源密度分布図の作成 本章では 地熱貯留層となりうる範囲を設定し USGS 容積法を用いて地熱資源量を推計 し 資源密度分布図を作成した結果を記述する 6.1 貯留層になりうる範囲の設定 (1) 範囲の設定方法の検討容積法において地熱貯

低炭素都市づくりガイドライン(案)について

温泉の効能について


1.NEDO クリーン コール技術の取組 CO2 回収コスト削減技術 発電効率の改善 NEDO プロジェクト IGCC (EAGLE STEP-1) IGFC 向け石炭ガスクリーンナップ技術開発 IGCC 水蒸気添加噴流床ガス化技術開発 技術確立時期 2006 年 2017 年 2030 年 石炭火

2.1 標準式 : 燃料法 ( 燃料使用量から二酸化炭素排出量を算定 ) 燃料の使用に伴う二酸化炭素の発生は 燃料に含有される炭素分が燃焼することで酸化され 大気中に二酸化炭素として放出されることによります このため 燃料が完全燃焼することを前提にすれば 燃料の使用量から二酸化炭素排出量を算定する方

世界の地熱開発の動向 (WGC の発表から ) 地熱部特別顧問 當舎利行

Microsoft Word - [FS311]30_報告書概要

温暖化問題と原子力発電

スライド 0

IPCC 第 5 次評価報告書に向けた将来シナリオの検討日本からの貢献とその意義環境研究総合推進費 A 1103 統合評価モデルを用いた世界の温暖化対策を考慮したわが国の温暖化政策の効果と影響 藤森真一郎 国立環境研究所 社会環境システム研究センター 環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクト一般公開


28 環総政第 492 号 平成 28 年 8 月 10 日 意見書 JFE 扇島火力発電所更新計画 に係る環境影響評価準備書に関する環境影響評価法 ( 平成 9 年 6 月 13 日法律第 81 号 ) 第 20 条第 1 項及び東京都環境影響評価条例 ( 昭和 55 年東京都条例第 96 号 )

別添 表 1 供給力確保に向けた緊急設置電源 ( その 1) 設置場所 定格出力 2 発電開始 2 運転開始 公表日 3 姉崎火力発電所 約 0.6 万 kw (0.14 万 kw 4 台 ) 平成 23 年 4 月 24 日平成 23 年 4 月 27 日 平成 23 年 4 月 15 日 袖ケ浦

特集 IPCC 第 5 次評価報告書 (AR5) 第 3 作業部会 (WG3) 報告書について RITE Today 2015 IPCC 第 5 次評価報告書 (AR5) 第 3 作業部会 (WG3) 報告書について システム研究グループリーダー秋元圭吾 1. はじめに 気候変動に関する政府間パネル


CERT化学2013前期_問題


Techniques for Nuclear and Particle Physics Experiments Energy Loss by Radiation : Bremsstrahlung 制動放射によるエネルギー損失は σ r 2 e = (e 2 mc 2 ) 2 で表される為

豊田通商株式会社 CSR Report 2011

例題 1 表は, 分圧 Pa, 温度 0 および 20 において, 水 1.00L に溶解する二酸化炭素と 窒素の物質量を表している 二酸化炭素窒素 mol mol mol mol 温度, 圧力, 体積を変えられる容器を用意し,

Microsoft PowerPoint - NIES

Microsoft Word _out_h_NO_Carbon Capture Storage Snohvit Sargas.doc

<4D F736F F F696E74202D E9197BF A A C5816A CE97CD82CC90A28A458E738FEA2E B8CDD8AB B83685D>

資料3-1 温室効果ガス「見える化」の役割について

1 排出削減事業者の情報排出削減事業者会社名株式会社シンセラ排出削減事業を実施する事業所事業所名株式会社シンセラ排出削減事業共同実施者 ( 国内クレジット保有予定者 ) 排出削減事業共同実施者名一般社団法人低炭素投資促進機構 1

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - thesis.doc

伝熱学課題

Trung Tâm Phát Triển Sáng Tạo Xanh

PowerPoint プレゼンテーション

Qfuel, ベースラインエネルギー使用量 GJ/ 年 Qheat, 事業実施後使用熱量 GJ/ 年 事業実施前のボイラーのエネルギー消費効率 4 % Fheat, ΔTheat, 事業実施後の設備で加熱された温水の使用量又は熱媒油の流量事業実施後の設備で加熱された温水又は熱媒油の熱利用前後の温度差

世界の原子力発電所の平均設備利用率の推移

重電 産業システム機器向け LC-CO 2 ガイドライン (JEM-TR243) と今後の課題 2018 年 9 月 4 日 一般社団法人日本電機工業会 重電 産業システム機器 LCA 委員会 1

今年度の算定項目 P2 今年度の算定項目は以下のとおり (1)2016 年度の需要実績等に基づく接続可能量 (2017 年度算定値 ) 風力の接続可能量 (2017 年度算定値 ) 太陽光の接続可能量 (2017 年度算定値 ) (2)2014 年度 ~2016 年度の需要実績等に基づく指定ルール事

1

物理学 II( 熱力学 ) 期末試験問題 (2) 問 (2) : 以下のカルノーサイクルの p V 線図に関して以下の問題に答えなさい. (a) "! (a) p V 線図の各過程 ( ) の名称とそのと (& きの仕事 W の面積を図示せよ. # " %&! (' $! #! " $ %'!!!

揮発油税等の当分の間税率とその環境効果 揮発油税の概要 揮発油税及び地方揮発油税の税率は 昭和 49 年度税制改正において税率引上げが行われた際に 暫定的な措置として 租税特別措置法により税率の特例措置が講じられて以来 平成 20 年度改正において平成 30 年 3 月末までの 10 年間の措置とし

(2) 地理的特徴島しょ地域を構成する島は 海底火山の山頂部が海上に現れたことによる火山島である それぞれの島が互いに影響を受ける機会は乏しく 火山活動や海洋上の位置など その島固有の状況に応じた独自の自然環境を有している 地理的特徴の一つが 火山島に見られる温泉の湧出である 島しょ地域のうち 大島

【2050 低炭素ナビ】利用ガイド

地熱発電と温泉資源との共生について 地熱発電の可能性と環境影響評価に関するシンポジウム( )

2

亜臨界微粉炭火力発電所に設置する CCS コストは ( $143.5-$82.1= ) $61.4/MWh($0.06/kWh) o 2011 年ドル換算で約 4.96 円 /kwh 2 現行ドル換算 3 で約 6.96 円 /kwh 超臨界微粉炭火力発電所に設置する CCS コストは ($142.

<4D F736F F D B4B5F8AC28BAB8FC88F4390B E9197BF A8B5A8F DB91E882C689F08C888DF42E646F6378>


AMOLEA yd

モニタリングパラメー タ 土地被覆区分ごとの面積変化及び排出係数 (ha あたりの炭素 蓄積量 ) D. 適格性要件本方法論は以下の全ての要件を満たすプロジェクトに適用することができる 要件 1 <REDD+ のスコープ 定義 > 活動の対象とする森林が ホスト国における森林の定義に合致し 対象とす

スライド 1

スライド 1

資料1 美しい星へのいざない「Invitation to 『Cool Earth 50』」~3つの提案、3つの原則~」

お知らせ

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

木村の理論化学小ネタ 熱化学方程式と反応熱の分類発熱反応と吸熱反応化学反応は, 反応の前後の物質のエネルギーが異なるため, エネルギーの出入りを伴い, それが, 熱 光 電気などのエネルギーの形で現れる とくに, 化学変化と熱エネルギーの関

DE0087−Ö“ª…v…›

Microsoft Word _永富悠_要旨.doc

平成 30 年度朝倉市地球温暖化対策実行計画 ( 事務事業編 ) 実施状況報告書 ( 平成 29 年度実績 ) 平成 30 年 9 月 朝倉市環境課

1クラブメンバー 10 名の年間交通移動 ( クラブの主将として現在活動頂いております NMB48 加藤夕夏さんの年間交通移動を含む ) 2 運営事務局責任者 1 名の年間交通移動 クラブ活動会場のどうぎんカーリングスタジアムの年間電気使用 1 平均月間電気使用量実績 (2014 年 2 月 ~20

ä÷ìåèoóÕ (Page 2)

M41 JP Manual.indd

Transcription:

1.B.2.d その他 - 地熱発電における蒸気の生産に伴う漏出 (Other - Fugitive emissions associated with the geothermal power generation) (CO2, CH4) 1. 排出 吸収源の概要 1.1 排出 吸収源の対象 及び温室効果ガス排出メカニズム熱水や蒸気などの地熱流体は大部分が水もしくは水蒸気であるが 非凝縮性ガスとして微量の CO 2 及び CH 4 が含まれている 地熱発電所で生産された蒸気は 発電に使用された後 復水器を通じて冷却塔で冷却され水となるが 蒸気に含まれていた CO 2 及び CH 4 の大部分は冷却塔から大気中に放出される 当該分野では 地熱発電所におけるこれらの CO 2 及び CH 4 の排出を扱う 1.2 排出 吸収トレンド及びその要因 CO 2 当該分野の排出量は 蒸気中の非凝縮性ガスの濃度が高く 蒸気生産量も多い柳津西山地熱発電所が 1995 年に運転を開始したことに伴い 1995 年度に急増した 1995 年度以降は 各発電所における蒸気の生産量が減少傾向にあることに伴い 当該分野の排出量も減少傾向にある CO 2 排出量 [kt-co 2 ] 500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 図 1 地熱発電における蒸気の生産に伴う CO 2 排出量の推移 CH 4 CH 4 排出量のトレンドは CO 2 排出量と同様である - 1 -

25 CH 4 排出量 [kt-co 2 eq.] 20 15 10 5 0 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2. 排出 吸収量算定方法 2.1 排出 吸収量算定式 図 2 地熱発電における蒸気の生産に伴う CH 4 排出量の推移 各地熱発電所の蒸気生産量 ( 重量ベース ) に排出係数を乗じて発電所ごとの GHG 排出量を求め それらを合計することにより算定する 1 E i EF i * A i E : 地熱発電における蒸気の生産に伴う CO2, CH4 の排出量 [kt-ghg] EF : CO2, CH4 排出係数 [kt-ghg/kt] A : 蒸気生産量 [kt] i: 各地熱発電所 2.2 排出係数排出係数には 各地熱発電所における蒸気中の GHG の質量濃度を用いる 日本における地熱発電所の蒸気中の GHG の質量濃度を直接把握できるデータはないことから 各地熱発電所で生産される蒸気中の GHG の質量濃度は 蒸気中の GHG の体積分率を各気体の密度を用いて重量換算することで算定する EF * i, j i, j j steam EF: 排出係数 ( 蒸気中の GHG の質量濃度 )[kt-ghg/kt] φ: 蒸気中のガスの体積分率 [m 3 /m 3 ] ρsteam: 蒸気の密度 :0.598 kg/m 32 ρ: 温室効果ガスの密度 (CO2:1.447 kg/m 3 CH4:0.525 kg/m 3 ) 2 i: 各地熱発電所 j: CO2, CH4 1 蒸気中の非凝縮性ガスの大気への放出を伴わないバイナリー発電方式の地熱発電所は対象外とする 2 100 101.325 Pa における各気体の密度を用いる なお 我が国の地熱発電所設備要覧 ( 社団法人日本地熱調査会 ) に示された日本における各地熱発電所で生産される蒸気の成分分析の結果によると 何れの発電所も 96% 以上 ( 体積分率 ) が水蒸気であることから 蒸気の密度は水蒸気と等しいとみなす - 2 -

蒸気中の GHG の体積分率は 蒸気中の非凝縮ガスの体積分率に 非凝縮性ガス中の GHG の体 積分率を乗じて算定する NCG i, j i * ' i, j φ: 蒸気中のガスの体積分率 [m 3 /m 3 ] φ NCG : 蒸気中の非凝縮性ガスの体積分率 [m 3 /m 3 ] φ : 非凝縮性ガス中のガスの体積分率 [m 3 /m 3 ] i: 各地熱発電所 j: CO2, CH4 各地熱発電所の蒸気中の非凝縮性ガスの体積分率及び非凝縮性ガス中の CO 2 の体積分率については 我が国の地熱発電所設備要覧 ( 社団法人日本地熱調査会 ) を用いて把握する 各地熱発電所の非凝縮性ガス中の CH 4 の体積分率については 日本の地熱発電所におけるデータが把握できないことから 米国地熱エネルギー協会資料 3 に示された非凝縮性ガス中の CH 4 濃度 (0.5%) を各発電所に一律に適用する 発電所名 表 1 各地熱発電所の蒸気中の GHG 体積分率の算定結果 蒸気中の水蒸気の体積分率 蒸気中の非凝縮性ガスの体積分率 非凝縮性ガス中の CO 2 の体積分率 非凝縮性ガス中の CH 4 の体積分率 蒸気中の CO 2 の体積分率 蒸気中の CH 4 の体積分率 松川 99.43% 0.57% 88.6% 0.50% 0.51% 0.0029% 大岳 99.87% 0.14% 93.8% 0.50% 0.13% 0.0007% 大沼 99.95% 0.06% 44.5% 0.50% 0.02% 0.0003% 鬼首 99.83% 0.18% 60.8% 0.50% 0.11% 0.0009% 八丁原 1 号 99.71% 0.29% 92.2% 0.50% 0.27% 0.0015% 八丁原 2 号 99.74% 0.26% 93.0% 0.50% 0.24% 0.0013% 葛根田 1 号 99.98% 0.02% 60.1% 0.50% 0.01% 0.0001% 葛根田 2 号 99.98% 0.03% 58.5% 0.50% 0.01% 0.0001% 森 98.80% 1.20% 96.9% 0.50% 1.16% 0.0060% 霧島国際ホテル 99.94% 0.06% 76.4% 0.50% 0.05% 0.0003% 上の岱 99.69% 0.31% 86.8% 0.50% 0.27% 0.0016% 山川 99.72% 0.28% 86.3% 0.50% 0.24% 0.0014% 澄川 99.92% 0.08% 70.5% 0.50% 0.06% 0.0004% 柳津西山 97.04% 2.96% 96.1% 0.50% 2.84% 0.0148% 大霧 99.98% 0.02% 90.7% 0.50% 0.02% 0.0001% 滝上 99.91% 0.09% 88.1% 0.50% 0.08% 0.0005% 八丈島 99.06% 0.94% 79.6% 0.50% 0.75% 0.0047% 杉乃井 99.56% 0.44% 80.2% 0.50% 0.35% 0.0022% 九重 99.56% 0.44% 80.2% 0.50% 0.35% 0.0022% 我が国の地熱発電所設備要覧 に示されたデータに幅がある場合 中間値を用いている なお 杉乃井 九重の各発電所については 我が国の地熱発電所設備要覧 に蒸気中の非凝縮性ガスの体積分率 非凝縮性ガス中の CO2 の体積分率のデータが示されていないことから 他の発電所の平均値を適用している ( 出典 ) 蒸気中の非凝縮性ガスの体積分率 非凝縮性ガス中の CO2 の体積分率 : 我が国の地熱発電所設備要覧 ( 社団法人日本地熱調査会 ) 非凝縮性ガス中の CH4 の体積分率 :Geothermal Energy Association, Geothermal Energy and Greenhouse Gas Emissions, p.2, Table 1(2012) 3 Geothermal Energy Association, Geothermal Energy and Greenhouse Gas Emissions, p.2, Table 1(2012) - 3 -

発電所名 2.3 活動量 表 2 各地熱発電所の CO 2, CH 4 排出係数の算定結果 各地熱発電所の年間の蒸気生産量は 各発電所の単位時間当たり蒸気生産量に 該当年度にお ける生産井の稼働時間を乗じて算定する A P * i i T i A : 蒸気生産量 [kt] P : 単位時間当たり蒸気生産量 [kt/ 時間 ] T: 生産井の年間稼働時間 [ 時間 ] i: 各地熱発電所 各発電所の単位時間当たり蒸気生産量には 地熱発電の現状と動向 ( 一般社団法人火力原 子力発電技術協会 ) に示された 各年度末時点における各地熱発電所の単位時間当たり蒸気生産 量を用いる 蒸気中の CO 2 の体積分率 蒸気中の CH 4 の体積分率 蒸気の密度 [kg/m 3 ] CO 2 の密度 [kg/m 3 ] CH 4 の密度 [kg/m 3 ] 生産井の稼働時間には 地熱発電の現状と動向 ( 一般社団法人火力原子力発電技術協会 ) に示された各発電所の年間発電時間を用いる なお 地熱発電所の蒸気の生産井では 発電所の 稼働停止が短期間の場合蒸気の生産が続けられる場合もあるが そのような生産井の停止を伴わ ない発電所の停止時間は年間の発電所の稼働時間に比べて短時間であると考えられることから 生産井の稼働時間は発電所の稼働時間と概ね等しいとみなしている CO 2 排出係数 [ktco 2 /kt] CH 4 排出係数 [ktch 4 /kt] 松川 0.51% 0.0029% 1.2.E-02 2.5.E-05 大岳 0.13% 0.0007% 3.1.E-03 5.9.E-06 大沼 0.02% 0.0003% 5.9.E-04 2.4.E-06 鬼首 0.11% 0.0009% 2.6.E-03 7.7.E-06 八丁原 1 号 0.27% 0.0015% 6.5.E-03 1.3.E-05 八丁原 2 号 0.24% 0.0013% 5.8.E-03 1.1.E-05 葛根田 1 号 0.01% 0.0001% 2.9.E-04 8.8.E-07 葛根田 2 号 0.01% 0.0001% 3.5.E-04 1.1.E-06 杉乃井 0.35% 0.0022% 8.5.E-03 1.9.E-05 森 1.16% 0.0060% 0.598 1.447 0.525 2.8.E-02 5.3.E-05 霧島国際ホテル 0.05% 0.0003% 1.1.E-03 2.6.E-06 上の岱 0.27% 0.0016% 6.5.E-03 1.4.E-05 山川 0.24% 0.0014% 5.8.E-03 1.2.E-05 澄川 0.06% 0.0004% 1.4.E-03 3.5.E-06 柳津西山 2.84% 0.0148% 6.9.E-02 1.3.E-04 大霧 0.02% 0.0001% 4.4.E-04 8.8.E-07 滝上 0.08% 0.0005% 1.9.E-03 4.0.E-06 八丈島 0.75% 0.0047% 1.8.E-02 4.1.E-05 九重 0.35% 0.0022% 8.5.E-03 1.9.E-05-4 -

表 3 各地熱発電所の単位時間当たり蒸気生産量の推移 [t/ 時間 ] 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 松川 231 220 225 197 194 180 179 182 183 173 大岳 135 135 135 121 125 125 121 120 113 121 大沼 86 86 84 86 84 81 78 72 71 69 鬼首 121 86 114 123 121 123 123 130 130 130 八丁原 1 号 348 348 348 210 236 283 269 343 319 324 八丁原 2 号 372 327 327 260 298 324 323 308 302 296 葛根田 1 号 422 435 478 478 470 410 347 312 268 280 葛根田 2 号 282 280 248 266 238 杉乃井 27 25 25 27 26 34 25 23 29 25 森 172 229 220 231 225 250 230 220 230 227 霧島国際ホテル 6 6 6 6 11 11 8 9 9 8 上の岱 232 213 230 240 255 243 229 山川 212 177 207 140 118 132 澄川 400 400 411 376 350 320 柳津西山 595 525 561 464 472 大霧 295 278 280 269 269 滝上 250 250 250 250 八丈島 31 25 九重 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 松川 201 221 195 181 155 141 143 130 156 127 大岳 115 125 121 110 110 117 102 97 106 99 大沼 66 65 65 73 73 79 76 75 75 74 鬼首 123 126 120 122 122 117 120 117 114 129 八丁原 1 号 313 341 341 324 324 297 292 354 357 322 八丁原 2 号 291 298 303 303 303 303 294 293 291 281 葛根田 1 号 268 330 347 237 224 235 216 231 218 204 葛根田 2 号 216 200 198 245 241 232 179 155 64 115 杉乃井 24 24 24 23 23 22 22 18 18 17 森 249 215 219 198 198 194 166 150 151 144 霧島国際ホテル 8 8 8 6 6 6 0 0 0 0 上の岱 239 209 223 189 189 184 186 193 200 208 山川 162 141 131 114 114 73 103 108 99 112 澄川 349 345 405 370 390 332 292 312 289 296 柳津西山 437 474 457 400 400 376 407 380 359 337 大霧 271 281 280 280 280 280 242 253 253 257 滝上 241 245 245 239 239 237 248 244 244 258 八丈島 25 25 24 22 22 22 23 23 24 25 九重 15 15 15 15 15 16 16 15 15 15 2010 2011 2012 2013 2014 松川 98 90 93 104 104 大岳 91 83 88 109 109 大沼 72 70 62 64 64 鬼首 143 55 43 49 49 八丁原 1 号 286 281 283 274 274 八丁原 2 号 270 255 256 275 275 葛根田 1 号 191 175 151 159 159 葛根田 2 号 166 175 158 147 147 杉乃井 16 16 20 17 17 森 136 130 160 151 151 霧島国際ホテル 10 10 8 8 8 上の岱 217 225 214 206 206 山川 125 131 121 121 121 澄川 303 246 234 259 259 柳津西山 315 262 260 211 211 大霧 261 252 236 238 238 滝上 271 268 276 271 271 八丈島 25 24 21 21 21 九重 15 15 15 15 15 最新年度値は前年度値を代用 灰色部分は当該発電所が稼働前であったことを示す 地熱発電の現状と動向 2010 2011 年版 には 2010 年度末のデータのみ示されており 2009 年度末のデータが示されていないため 当該年度値は前後の年度の値から内挿により推計 また 同様に葛根田 1 号の 2008 年度値及び上の岱の 2010 年度値は 地熱発電の現状と動向 に値が示されていないため 前後の年度の値から内挿により推計 ( 出典 ) 地熱発電の現状と動向 ( 一般社団法人火力原子力発電技術協会 ) - 5 -

表 4 各地熱発電所の生産井の年間稼働時間の推移 [ 時間 ] 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 松川 8,157 8,541 8,464 7,103 8,420 8,297 8,434 8,511 8,302 8,490 大岳 8,690 8,384 8,760 8,019 8,752 7,961 8,615 7,639 8,715 8,311 大沼 8,065 7,963 8,364 8,285 8,207 8,373 8,298 8,183 8,328 8,302 鬼首 8,411 7,558 8,407 7,920 8,271 8,251 7,994 8,391 8,110 7,622 八丁原 1 号 8,285 8,749 8,330 8,752 8,164 8,359 7,656 8,445 8,160 8,710 八丁原 2 号 6,757 8,102 8,680 8,295 8,738 8,289 8,468 8,243 8,706 8,381 葛根田 1 号 8,288 8,244 8,088 7,923 7,531 7,624 7,321 8,574 7,133 8,607 葛根田 2 号 740 8,026 8,076 7,798 7,991 杉乃井 8,155 8,679 7,494 8,276 8,742 8,366 8,475 8,370 8,724 8,289 森 7,948 7,711 7,748 7,446 8,071 7,961 8,046 7,413 7,960 7,292 霧島国際ホテル 8,652 8,784 8,664 8,726 7,310 8,779 7,763 8,758 8,390 6,115 上の岱 2,069 7,543 8,181 8,603 8,168 8,557 8,256 山川 1,490 8,197 8,085 8,760 8,231 8,781 澄川 2,195 8,085 8,002 8,662 8,074 8,637 柳津西山 6,575 8,709 8,351 7,516 8,773 大霧 744 8,629 8,008 8,760 8,221 滝上 3,624 8,230 8,760 8,247 八丈島 93 6,274 九重 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 松川 8,496 8,462 8,130 8,387 8,860 7,901 8,446 8,581 8,058 8,531 大岳 8,650 7,989 8,760 8,203 8,760 6,615 8,760 8,384 8,755 8,293 大沼 8,168 8,327 8,307 8,370 8,269 8,245 8,400 8,405 8,369 8,296 鬼首 8,411 8,418 6,458 8,362 7,447 8,372 8,366 8,330 7,862 7,977 八丁原 1 号 8,300 8,744 7,675 8,735 8,281 8,760 8,286 8,561 8,226 8,656 八丁原 2 号 8,701 8,249 8,697 8,319 8,725 8,092 8,302 8,308 8,646 7,897 葛根田 1 号 7,336 8,585 8,128 8,739 8,760 8,599 7,929 8,677 446 7,222 葛根田 2 号 8,438 7,989 8,648 8,207 8,706 8,637 8,692 8,106 7,295 8,715 杉乃井 8,656 8,318 8,735 8,434 8,735 6,554 8,125 8,392 8,722 8,711 森 7,954 7,489 7,990 7,344 8,187 7,739 7,248 7,598 7,947 7,420 霧島国際ホテル 8,760 6,460 8,448 375 0 0 0 0 0 0 上の岱 8,660 8,237 8,506 8,298 8,734 8,701 8,715 7,773 8,710 8,646 山川 8,245 8,754 8,244 8,784 8,242 8,760 6,433 8,340 8,102 8,687 澄川 8,154 8,661 8,081 8,755 8,709 8,760 7,196 8,653 8,231 8,760 柳津西山 7,837 8,748 8,131 8,649 7,131 8,513 8,657 8,593 6,945 5,555 大霧 8,758 8,044 8,751 8,254 8,760 8,235 8,728 8,261 8,760 8,237 滝上 8,760 8,259 8,742 8,268 8,751 8,755 8,150 8,784 8,169 8,705 八丈島 7,493 8,374 7,108 7,797 6,938 7,097 7,033 7,413 6,824 7,316 九重 706 8,612 7,249 8,698 8,303 8,510 8,293 8,589 8,138 8,627 2010 2011 2012 2013 2014 松川 8,299 8,630 8,008 8,381 8,381 大岳 8,668 8,162 8,749 8,593 8,593 大沼 8,332 8,400 8,385 8,395 8,395 鬼首 8,266 8,334 8,184 7,292 7,292 八丁原 1 号 7,997 8,784 8,313 8,566 8,566 八丁原 2 号 8,486 7,618 8,668 8,517 8,517 葛根田 1 号 8,037 8,784 8,450 8,639 8,639 葛根田 2 号 8,675 8,692 7,943 8,635 8,635 杉乃井 8,306 8,716 8,736 8,308 8,308 森 7,856 6,834 7,385 6,628 6,628 霧島国際ホテル 3,122 8,385 7,271 8,473 8,473 上の岱 2,224 6,576 8,628 8,662 8,662 山川 8,211 8,784 8,482 8,175 8,175 澄川 8,617 8,719 7,917 7,870 7,870 柳津西山 7,075 8,650 8,474 7,707 7,707 大霧 8,760 8,249 8,404 8,275 8,275 滝上 8,261 8,784 8,156 8,760 8,760 八丈島 6,096 7,123 6,768 7,079 7,079 九重 8,299 3,749 1,701 8,020 8,020 各発電所の生産井の稼働時間は 発電所の稼働時間と等しいとみなしている 灰色部分は当該発電所が稼働前であったことを示す 最新年度値は前年度値を代用 ( 出典 ) 地熱発電の現状と動向 ( 一般社団法人火力原子力発電技術協会 ) - 6 -

表 5 活動量 ( 各地熱発電所の蒸気生産量 ) の推移 [kt] 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 松川 1,884 1,879 1,904 1,399 1,633 1,493 1,510 1,549 1,519 1,469 大岳 1,173 1,132 1,183 970 1,094 995 1,042 917 985 1,006 大沼 694 687 704 708 692 682 646 586 590 574 鬼首 1,018 650 958 974 1,001 1,015 983 1,091 1,054 991 八丁原 1 号 2,883 3,045 2,899 1,838 1,927 2,366 2,059 2,897 2,603 2,822 八丁原 2 号 2,514 2,649 2,838 2,157 2,604 2,686 2,735 2,539 2,629 2,481 葛根田 1 号 3,498 3,586 3,866 3,787 3,540 3,126 2,540 2,675 1,912 2,410 葛根田 2 号 209 2,247 2,003 2,074 1,902 杉乃井 220 217 187 223 227 284 212 193 249 207 森 1,367 1,766 1,705 1,720 1,816 1,990 1,851 1,631 1,831 1,655 霧島国際ホテル 48 48 52 52 80 97 65 74 71 49 上の岱 480 1,607 1,882 2,065 2,083 2,079 1,891 山川 316 1,451 1,674 1,226 971 1,159 澄川 878 3,234 3,289 3,257 2,826 2,764 柳津西山 3,912 4,572 4,685 3,487 4,141 大霧 219 2,399 2,242 2,356 2,211 滝上 906 2,058 2,190 2,062 八丈島 3 157 九重 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 松川 1,708 1,870 1,585 1,518 1,373 1,115 1,208 1,116 1,257 1,083 大岳 995 999 1,060 902 964 774 894 813 928 817 大沼 535 541 540 614 607 651 638 630 628 610 鬼首 1,035 1,061 775 1,020 909 982 1,006 975 896 1,026 八丁原 1 号 2,598 2,982 2,617 2,830 2,683 2,602 2,420 3,031 2,937 2,783 八丁原 2 号 2,532 2,458 2,635 2,521 2,644 2,452 2,441 2,434 2,516 2,215 葛根田 1 号 1,966 2,833 2,820 2,071 1,962 2,021 1,713 2,004 97 1,476 葛根田 2 号 1,823 1,598 1,712 2,011 2,098 2,004 1,556 1,256 467 1,002 杉乃井 203 195 205 190 197 144 179 151 157 146 森 1,981 1,610 1,750 1,454 1,621 1,501 1,203 1,140 1,200 1,065 霧島国際ホテル 70 52 68 2 0 0 0 0 0 0 上の岱 2,070 1,722 1,897 1,568 1,651 1,601 1,621 1,500 1,742 1,801 山川 1,336 1,234 1,080 1,001 940 639 663 901 802 973 澄川 2,846 2,988 3,273 3,239 3,397 2,908 2,101 2,700 2,379 2,593 柳津西山 3,425 4,147 3,716 3,460 2,852 3,197 3,524 3,264 2,493 1,872 大霧 2,373 2,260 2,450 2,311 2,453 2,306 2,112 2,090 2,216 2,117 滝上 2,111 2,023 2,142 1,976 2,091 2,075 2,021 2,143 1,993 2,242 八丈島 187 209 171 172 153 156 162 170 164 179 九重 10 125 109 130 125 136 133 129 122 129 2010 2011 2012 2013 2014 松川 813 777 745 872 872 大岳 789 677 770 937 937 大沼 600 590 518 537 537 鬼首 1,185 456 348 357 357 八丁原 1 号 2,287 2,468 2,353 2,347 2,347 八丁原 2 号 2,291 1,943 2,219 2,342 2,342 葛根田 1 号 1,535 1,537 1,276 1,374 1,374 葛根田 2 号 1,440 1,521 1,255 1,269 1,269 杉乃井 129 139 170 140 140 森 1,068 888 1,182 1,001 1,001 霧島国際ホテル 30 81 58 68 68 上の岱 482 1,480 1,846 1,784 1,784 山川 1,026 1,151 1,026 989 989 澄川 2,611 2,145 1,853 2,038 2,038 柳津西山 2,229 2,266 2,203 1,626 1,626 大霧 2,286 2,079 1,983 1,969 1,969 滝上 2,239 2,358 2,251 2,374 2,374 八丈島 152 171 142 149 149 九重 124 56 26 120 120 灰色部分は当該発電所が稼働前であったことを示す - 7 -

3. 算定方法の時系列変更 改善経緯 (1) 初期割当量報告書における算定方法 2006 年 IPCC ガイドラインから新たに追加された排出源であり 初期割当量報告書では算定対象にはしていなかった (2)2015 年提出インベントリにおける算定方法 2006 年 IPCC ガイドラインにおいて 地熱発電所からの GHG 排出が新規排出源として追加されたことから 2015 年提出インベントリより当該排出源の排出量を算定 報告することとした 1) 排出 吸収量算定式現行の算定方法と同様 2) 排出係数現行の算定方法と同様 3) 活動量現行の算定方法と同様 - 8 -