介護制度改革INFORMATION vol.102

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「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

Microsoft Word - 発出版QA

Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

正誤表

地域支援事業交付金の算定方法について

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

老発第    第 号

同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

Microsoft Word - 介護保険最新情報vol.556表紙

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

点検項目 605 認知症対応型共同生活介護費 点検事項 点検結果 夜勤減算介護従業者の数が共同生活住居ごとに1 以上 満たさない身体的拘束等を行う場合 態様 時間 心身の状況 緊急や身体拘束廃止未実施減算 未実施むを得ない理由を記録 夜間支援体制加算 (Ⅰ) 夜間支援体制加算 (Ⅱ) 身体的拘束等の

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(頭紙)公布通知

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

Microsoft Word - 01介護報酬請求の留意点

(Microsoft Word - \222\312\217\212\203\212\203n\217W\222c\216w\223\ doc)

01 表紙 老人保健課

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

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01 表紙 老人保健課

平成17年 月 日

PowerPoint プレゼンテーション

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

Taro 社福軽減(新旧)

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

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の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

01 表紙 老人保健課

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

地域密着型サービス採択の優先順位

( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

Microsoft Word - 【資料4-3】0316_PM_ショート

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

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4) 組織の概要 所在地及び連絡先 大阪市生野区巽南 TEL FAX 交通の便 ( 最寄りの交通機関等 ) JR 東部市場前駅 北口 から徒歩 12 分 開設年月日 昭和 平成 24 年 3 月 1 日 ユニット数と

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各市町村介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省老健局老人保健課 介護保険最新情報 今回の内容 2019 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.2) ( 令和元年 7 月 23 日 ) の送付について 計 8 枚 ( 本紙を除く ) V

Microsoft Word - (0907案)平成30年北海道胆振東部地震における介護報酬等の取扱いについて - コピー

事務連絡平成 23 年 3 月 22 日 各都道府県介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省老健局介護保険計画課高齢者支援課振興課老人保健課 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による被災者に係る利用料等の取扱いについて 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による災害発生に関し 介護

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

老発第    第 号

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

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Taro 【新旧】通知新旧

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

別紙 1 すべての指定居宅介護支援事業所が作成すること 特定事業所集中減算 ( 平成 30 年度 ) Ⅰ 特定事業所集中減算について 毎年度 2 回 判定期間に作成された居宅サービス計画のうち 訪問介護 通所介護 福祉用具貸与 地域密着型通所介護 ( )( 以下訪問介護サービス等という ) のそれぞ

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

2 居宅サービス事業所の状況

事務連絡 平成 29 年 12 月 20 日 都道府県 指定都市要介護認定担当課御中 老健局老人保健課長 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚くお礼申し上げます 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等につ

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

事務連絡

Microsoft Word - 04 Ⅳ章 doc

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介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

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PowerPoint プレゼンテーション

02_01_「Q&A VOL.1(平成30年3月30日)」

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予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

20★◎事業所評価加算に関する事務処理手順及び様式例について

Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

2-1 クリニックからの訪問リハビリ 医師の関与について 1 専任の常勤医は 診察及び計画作成に携わる医師と解してもよいか 2 最低 1 名の専任常勤医師を配置するという考え方でよいか 指定居宅サービス等及び指定介護予防サービス等に関する基準について ( 抄 ) ( 平成 11 年 9 月 17 日

体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

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入院時等の加算に関する Q&A Q1 施設入所支援における入院 外泊時加算については 1 月に8 日を限度に 320 単位を算定することとされているが 8 日間は連続していなければならないのか A 入院 外泊の日数については 連続している必要はなく 8 日に満たない短期間の入院 外泊を数回行った場合

実施要綱

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

Microsoft Word - (厚生局医療課長事務連絡)平成30年度診療報酬改定において経過措置を設けた施設基準の取扱いについて

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護加算届出書類一覧表 各月の 15 日までに届け出れば その翌月から算定できます 勤務形態一覧表 ( 別紙 B) については 届出月の直近 1 ケ月分を提出してください 加算名必要な提出書類 変更届施設等の区分 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 体制等

老発第    第 号

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

パワポテンプレ

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

Transcription:

各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 各介護保険関係団体御中 厚生労働省介護制度改革本部 介護制度改革 INFORMATION 今回の内容 指定認知症対応型共同生活介護等に関する Q&A 等について 計 12 枚 ( 本送信票除く ) vol.102 平成 18 年 5 月 2 日 厚生労働省介護制度改革本部 貴都道府県内市町村及び関係諸団体に速やかに送信いただきますようよろしくお願いいたします

事務連絡平成 18 年 5 月 2 日 各都道府県介護保険担当課 ( 室 ) 御中 厚生労働省老健局計画課 指定認知症対応型共同生活介護等に関する Q&A について 介護保険制度の円滑な推進については 種々ご尽力いただき厚くお礼申し上げます さて 別添のとおり 指定認知症対応型共同生活介護等に関する Q&A をとりまとめましたので 情報提供させていただきます つきましては 管内市町村及び指定認知症対応型共同生活介護等関係者に周知していただくようお願いいたします

1 地域密着型サービス一般について ( 問 1) 都道府県と市町村の権限についてはどのような区別となるのか ( 認知症高齢者グループホーム事業者が 都道府県と市町村に対して問合せしても 双方がたらいまわしであり回答が得られないという実態がある ) 法の施行に伴い 事業所の指定に関する権限は 市町村に移譲されていることから 市町村が回答すべきものである 都道府県は 事業者に対する直接の問い合わせ窓口となる必要はないが これまでの事務経験を踏まえ 適時適切に市町村に対する助言を行うことが必要である ( 問 2) 地域密着型サービスでは 事業所を開設している市町村外の方は基本的に利用できなくなるが 希望があった場合どのように対応すべきか 事業所を開設している市町村外の者が利用を希望した場合については 当該事業所より 利用を希望する者が居住する市町村に対し 新たに指定申請を行うこととなる 申請を受けた市町村は 事業所が存する市町村と協議を行い 自治体間で 当該事業所の指定について同意をするか否かの判断を行うこととなる ( 問 3) 事業所を開設している市町村外に住所を有する入居者が 現に入居しているが 次の要介護認定更新時に退居するように事業者からいわれている 退居しなければならないのか 平成 18 年 3 月 31 日に 現に利用している者については その者が何らかの理由により退居するまで 介護保険法等の一部を改正する法律附則第 10 条第 2 項に規定する みなし指定 の対象となり 要介護認定の更新時期と関係はない

( 問 4) 認知症高齢者グループホームに他の市町村から転入して ( 住所を移して ) 入居することを制限することは可能か 改正介護保険法第 78 条の 2 第 7 項の規定では 市町村長は事業者の指定を行うに当たって 事業の適正な運営を確保するために必要と認める条件を付することができるとされているが 他市町村から転入して入居するケースが増え 実質的に事業所設置市町村の被保険者の適切な利用が阻害されることになれば 当該市町村における地域密着型サービスの適正な運営の確保が困難になる可能性もある したがって 設置市町村は 同項の規定に基づき 事業所を指定するに当たり 例えば 他市町村からの転入による入居者を定員の一定割合に限定すること 他市町村から転入して ヶ月を経た者からの入居とすること 等の条件を付すことは可能である 2 医療連携体制加算について ( 問 5) 要支援 2 について算定できるのか 要支援者については 介護予防認知症対応型共同生活介護費 の対象となるが これについては 医療連携加算は設けていないことから 算定できない ( 問 6) 看護師の配置については 職員に看護資格を持つものがいればいいのか 看護職員として専従であることが必要か 職員 ( 管理者 計画作成担当者又は介護従業者 ) として看護師を配置している場合については 医療連携体制加算を算定できる 訪問看護ステーション等 他の事業所との契約により看護師を確保する場合については 認知症高齢者グループホームにおいては 看護師としての職務に専従することが必要である

( 問 7) 看護師としての基準勤務時間数は設定されているのか (24 時間オンコールとされているが 必要とされる場合に勤務するといった対応でよいか ) 看護師としての基準勤務時間数は設定していないが 医療連携体制加算の請求において必要とされる具体的なサービスとしては 利用者に対する日常的な健康管理 通常時及び特に利用者の状態悪化時における医療機関 ( 主治医 ) との連絡 調整 看取りに関する指針の整備等を想定しており これらの業務を行うために 当該事業所の利用者の状況等を勘案して必要な時間数の勤務が確保できていることが必要である ( 事業所における勤務実態がなく 単に オンコール体制 としているだけでは 医療連携体制加算の算定は認められない ) ( 問 8) 協力医療機関との連携により 定期的に診察する医師 訪問する看護師で加算はとれるか 連携医療機関との連携体制 ( 連携医療機関との契約書で可能か ) による体制で加算が請求可能か 医療連携体制加算は 環境の変化に影響を受けやすい認知症高齢者が 可能な限り継続して認知症高齢者グループホームで生活を継続できるように 看護師を配置することによって 日常的な健康管理を行ったり 医療ニーズが必要となった場合に適切な対応がとれる等の体制を整備している事業所を評価するものであるため 看護師を確保することなく 単に協力医療機関に医師による定期的な診療が行われているだけでは 算定できず 協力医療機関との契約のみでは 算定できない なお 協力医療機関との契約を見直し 契約内容が 看護師の配置について医療連携体制加算を算定するに足りる内容であれば 算定をすることはあり得る

( 問 9) 同一法人の他事業所に勤務する看護師を活用する場合 双方の常勤換算はどのように考えられるのか ( 他事業所に常勤配置とされている従業者を併任してもよいか ) 算定の留意事項 ( 通知 ) にあるとおり 併任で差し支えない 常勤換算については 双方の事業所における勤務時間数により それぞれ算定する ( 問 10) 算定要件である 重度化した場合における対応に関する指針 の具体的項目はきめられるのか また 加算の算定には 看取りに関する指針が必須であるか 算定の留意事項 ( 通知 ) にあるとおり 医療連携体制加算の算定要件である 重度化した場合における対応に係る指針 に盛り込むべき項目としては 例えば 1 急性期における医師や医療機関との連携体制 2 入院期間中におけるグループホームの居住費や食費の取扱い 3 看取りに関する考え方 本人及び家族との話し合いや意思確認の方法等の看取りに関する指針 などを考えており これらの項目を参考にして 各事業所において定めていただきたい また この 重度化した場合における対応に係る指針 は 入居に際して説明しておくことが重要である なお 指針については 特に様式等は示さないが 書面として整備し 重要事項説明書に盛り込む 又は その補足書類として添付することが望ましい

3 運営推進会議について ( 問 11) 認知症高齢者グループホームの運営推進会議においては 活動状況としてどのような報告を行う必要があるか 運営推進会議において報告を行う事項としては 認知症高齢者グループホームの適正な普及について ( 平成 13 年 3 月 12 日老計発第 13 号老健局計画課長通知 ) 別添 2 に掲げる 認知症高齢者グループホームに係る情報提供の項目 や 自己評価及び外部評価の結果などが考えられるが 運営推進会議の場においては 当該グループホームにおける運営やサービス提供の方針 日々の活動内容 入居者の状態などを中心に報告するとともに 会議の参加者から質問や意見を受けるなど できる限り双方向的な会議となるよう運営に配慮することが必要である なお 運営推進会議の実践例については 厚生労働省としても今後事例の収集を行い 適切な事例等について情報提供を行っていくことを検討している ( 問 12) おおむね二月に一回開催とされているが 定期開催は必須か 必須である 4 通所介護 短期利用について ( 問 13) 共用型指定認知症対応型通所介護事業者において 栄養マネジメント加算や口腔機能向上加算などは算定できるか 共用型指定認知症対応型通所介護においても 報酬告示等に定められた所定の要件を満たせば算定が可能である

5 計画作成担当者 ( 介護支援専門員 ) の配置について ( 問 14) 計画作成担当者は 他の事業所との兼務は可能か 介護支援専門員である計画作成担当者は 当該共同生活住居における他の職務を除き 兼務することはできない ( 指定地域密着型サービスの事業の人員 設備及び運営に関する基準第 90 条第 6 項 ) ( 問 15) 計画作成担当者は非常勤でよいか その場合の勤務時間の目安はあるか 非常勤で差し支えない 勤務時間は事業所によって異なるが 当該事業所の利用者に対する計画を適切に作成するために 利用者の日常の変化を把握するに足る時間の勤務は少なくとも必要である ( 問 16) 計画作成担当者のユニット間の兼務は可能か 各共同生活住居 ( ユニット ) に それぞれ配置することとなっているので 他の共同生活住居と兼務はできない ( 指定地域密着型サービスの事業の人員 設備及び運営に関する基準第 90 条第 6 項 ) ( 問 17) 例えば 2 ユニットの場合 2 人の計画作成担当者が必要となるが 2 人とも介護支援専門員であることが必要か 計画作成担当者のいずれか 1 人が 介護支援専門員の資格を有していれば足りる

6 研修について ( 問 18) 認知症対応型サービス事業管理者研修の受講要件として認知症介護実践者研修があるが 同時受講が可能であるか (H17 年度は実践者研修と管理者研修の同時開催であったが 実践者研修の修了が条件となると研修は別途開催と考えるがいかがか ) 実践者研修と管理者研修は その対象者 受講要件並びに目的が異なることから 双方の研修を同時に開催することは想定していないため 同時受講することはできない ( 問 19) 現に管理者として従事していない認知症介護実務者研修修了者が 管理者として従事することになる場合は新たに認知症対応型サービス事業管理者研修を受講する必要があるのか 受講が必要である ただし 平成 17 年度中に 都道府県が実施した 認知症高齢者グループホーム管理者研修 を受講している者については 認知症対応型サービス事業管理者研修を受講した者と見なして差し支えない ( 問 20)18 年度中の研修履修の経過措置は考えられるのか ( 都道府県の研修会の実施が遅く 定員も少ないため 研修参加を希望しても履修できない 急な傷病欠勤等に対応する人員の確保難しい ) 経過措置については 指定地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスに関する基準について に規定する研修について ( 平成 18 年 3 月 31 日老計発第 0331006 号 老振発第 0331006 号 老老発第 0331019 号厚生労働省老健局計画課長 振興課長 老人保健課長連名通知 ) のとおりである 平成 18 年度の研修実施要綱において 指定基準を満たそうとする受講者に対して 市町村からの推薦書を付けて受講申込みをすることとしており 各都道府県に対しては それに対して配慮を行うことをお願いしているところである

平成 18 年 5 月 2 日 都道府県介護保険担当主管課 ( 室 ) 御中 厚生労働省老健局老人保健課 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(VOL.4) の送付について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚く御礼申し上げます さて 今般 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(VOL.4) を作成いたしましたのでお送りいたします 各自治体におかれましては これらを参照の上 事務を進めていただけますようお願いいたします 照会先厚生労働省老健局老人保健課企画法令係 TEL 03-5253-1111( 内線 3949 3960) FAX 03-3595-4010

平成 18 年 4 月改定関係 Q&A (Vol.4)

通所介護 通所リハビリテーション ( 問 1) それぞれ別の通所介護 通所リハビリテーション事業所に通所している場合 それぞれの事業所で同時に栄養マネジメント加算又は口腔機能向上加算を算定することはできるか 御指摘の件については ケアマネジメントの過程で適切に判断されるものと認識しているが 1 算定要件として それぞれの加算に係る実施内容等を勘案の上 1 事業所における請求回数に限度を設けていること 22 事業所において算定した場合の利用者負担等も勘案すべきことから それぞれの事業所で栄養マネジメント加算又は口腔機能向上加算を算定することは基本的には想定されない ( 問 2) 通所サービスにおいて栄養マネジメント加算を算定している者に対して管理栄養士による居宅療養管理指導を行うことは可能か 両者が同時に提供されることは基本的には想定されない ( 問 3) 通所リハビリテーションの短期集中リハビリテーション実施加算の 退院 ( 所 ) 日 について 短期入所生活介護 ( 療養介護 ) からの退院 ( 所 ) も含むのか 短期入所からの退院 ( 所 ) は含まない 施設サービス費関係 ( 問 4) 老健施設の短期入所療養介護を利用していた者が連続して当該老健施設に入所した場合について 短期集中リハビリテーション実施加算の起算日はいつか 短期入所の後 リハビリテーションを必要とする状態の原因となった疾患等に変更が無く 施設入所に移行した場合にあっては 当該加算の起算日は直前の短期入所療養介護の入所日からとなる ( 初期加算の算定に準じて取り扱われたい )

( 問 5)50 人の認知症専門棟がある介護老人保健施設における認知症ケア加算を算定するための夜勤職員の配置は何人必要か 夜勤職員の配置については 認知症専門棟加算について 20 人に 1 人以上の介護職員又は看護職員を配置すること が必要であり 質問の場合には 3 人の夜勤職員の配置が必要となる ( 例 ) 一般棟 + 認知症専門棟 50 人の老健施設の夜勤職員の配置 一般棟部分に 2 人 ( ただし 短期入所療養介護の利用者数と介護老人保健施設の入所者数の合計数が 40 以下であって 常時 緊急時の連絡体制を整備している場合は 1 人以上 ) 認知症専門棟部分に 3 人 ( 問 6) 理学療法等において 入院日から起算して 4 月を超えた期間において 1 月に合計 11 回以上行った場合の減算の計算方法如何 以下の計算方法により算定いただきたい ( 例 ) 平成 18 年 3 月 20 日に入院した場合同年 7 月 20 日以降が入院日から起算して 4 月を超えた期間 ( 以下 対象期間 という ) に該当する 当該対象期間において実施されるリハビリテーションであって 同年 7 月 1 日から起算して同月中に行われる合計 11 回目以降のものに当該減算が適用されることとなる