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愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

1 計画策定の背景と趣旨 昭和 56(1981) 年の 完全参加 をテーマとする 国際障害者年 を契機に, 障害者福祉は大きく変化しました 国では, 平成 5(1993) 年 3 月に 障害者対策に関する新長期計画 が策定され, 同年 12 月には 障害者基本法 * が施行されました 以後も, 平成

01 【北海道】

1 広島市障害者計画の策定について

も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

6 児童福祉法の改正 24 年 4 月には 障害者自立支援法と児童福祉法に分かれていた障がい児 の支援体制を一元化する改正がなされ 市町村が支給決定する障がい児通所支援 と都道府県が支給決定する障がい児入所支援が創設されました 7 障害者虐待防止法の施行 24 年 10 月には 障害者虐待の防止 養

大泉町手話言語条例逐条解説 前文 手話は 手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語であり ろう者が物事を考え 意思疎通を図り お互いの気持ちを理解しあうための大切な手段として受け継がれてきた しかし これまで手話が言語として認められてこなかったことや 手話を使用することができる環境が整えられてこ

計画の今後の方向性

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

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障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

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第 1 部 施策編 4

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

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年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

- 目次 - Ⅰ 計画策定の趣旨等 1 Ⅱ 船橋市における自殺の現状 2 Ⅲ 船橋市の自殺対策における取組 3 Ⅳ 船橋市の自殺対策推進体制 6

那智勝浦町 障害

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

A-2-(1)-1 利用者の自律 自立生活のための支援を行っている A-2-(1)-2 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と

2. 意見の概要と市の考え方寄せられた意見の概要及び意見に対する市の考え方は次のとおりです 意見書の内容意見に対する市の考え方 前文 に条例の基である 言語 の位置づけを明確に示し 前文 に手話は言語として位置づけられている旨の記載条例の策定趣旨を理解しやすくしてください を追加しました また 前文

第 4 章施策の展開 1 到達目標障害のある方の自立支援の観点から 地域生活への移行や就労支援などの主要な課題に対応するため 国の基本指針 11 に示された見込量の確保に係る目標事項について 本市における障害福祉計画 ( 第 4 期 ) 期間中の実績等を踏まえ 到達目標 12 を設定します 一覧 (

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない


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第1回 障害者グループホームと医療との連携体制構築のための検討会

基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

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問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

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計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

第 3 障害者が安心して暮らせる社会の実現を目指します ( 障害者を取り巻く状況 ) 平成 18 年 4 月に 障害者自立支援法 が施行され それまで身体 知的 精神という障害種別ごとに異なる法律に基づいて実施されていた福祉サービスや公費負担医療などが共通の制度となりました また 地域における障害者

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

第2節 茨木市の現況

13【東京都再修正版】平成28年度第2回精神障害者の地域移行担当者等会議【事前課題】シート290222

計画の策定にあたって 今回策定する あま市障がい者計画及び障がい福祉計画 は 現行の 障害者基本法 に定める 障害者計画 と 現行の 障害者自立支援法 に定める 障害福祉計画 を一体のものとしてとらえ 今後の制度改正を踏まえた あま市総合計画 を上位計画とする障がいのある人に対する支援活動や障がい者

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

1) すべての子供達に 心のバリアフリー の指導を 2020 年以降順次実施される学習指導要領改訂において 道徳や体育 図工 美術 音楽などにおける障害者理解を図る 心のバリアフリー の指導や教科書等の充実 [ 文部科学省 ] ( 調整中 ) これらの指導がクロスカリキュラム中で自分事として受け止め

☆配布資料_熊本地震検証

宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県)

藤沢型地域包括ケアシステムの推進について 平成 30 年 2 月藤沢市議会定例会厚生環境常任委員会資料 1 ⅠⅠ 中長期を見据えた検討体制の見直し 1 これまでの経過等について現在, 国では 地域共生社会 の実現に向け, 様々な改革が進められており, 平成 30 年 4 月に施行される社会福祉法の一

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2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

草津あんしんいきいきプラン

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重症心身障害児施設の省令 ( 指定基準 ) を読む 全国重症心身障害児 ( 者 ) を守る会顧問山﨑國治 Ⅰ はじめに 平成 18 年 9 月 29 日 厚生労働省令第 178 号として 重症心身障害児施設の 人員 設備及び運営に関する基準 が厚生労働大臣から公布されました 省令のタイトルは 児童福

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

平成18年度標準調査票

第 3 障害者が安心して暮らせる社会の実現を目指します ( 障害者を取り巻く状況 ) 平成 18 年 4 月に 障害者自立支援法 が施行され それまで身体 知的 精神という障害種別ごとに異なる法律に基づいて実施されていた福祉サービスや公費負担医療などが共通の制度となりました また 地域における障害者

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 第六条 ) 第二章障害を理由とする差別に関する相談及び紛争の防止又は解決のための体制等第一節障害を理由とする差別の禁止 ( 第七条 ) 第二節障害を理由とする差別に関する相談体制 ( 第八条 ) 第三節障害を理由

医療的ケア児について

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栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

地域医療構想の概要 1 地域医療構想の位置づけ 平成 25 年 3 月に 医療法に基づき 本県の疾病対策及び医療提供体制の基本方針である第 6 期岐阜県保健医療計画を策定した 平成 27 年 4 月に施行された改正医療法に基づき 保健医療計画の一部として 将来 (2025 年 ) あるべき医療提供体

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「富山県観光振興条例(仮称)」素案に関する意見募集の結果について

障害児 障害者の社会参加の機会の確保及び地域社会における共生を支援するため 障害福祉サービスの充実及び地域生活支援事業の着実な実施 並びに就労支援 精神障 害者や発達障害者などへの支援施策を推進する 1 障害福祉サービスの確保 地域生活支援などの障害児 障害者支援の推進 1 兆 7,172 億円 障

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神奈川県における高齢者を取り巻く状況 1 総人口の推移 ( 人口減少時代へ ) 本県における総人口は 平成 27 年度に約 915 万人となり その5 年後までには 人口のピークから人口減少時代へ入っていくことが予測されています 本県における総人口の推移 注 1 平成 22 年度までは 国勢調査によ

第3章 指導・監査等の実施

はじめに 道では 北海道行政基本条例 に基づき 道政の基本的な方向を総合的に示す計画として 新 北海道総合計画 を策定し 政策展開の基本方向の一つとして 安心で心豊かな北海道ライフスタイル を掲げ 安全 安心な生活の確保 に向け 防災 減災の体制づくり を進めています 保健福祉部では 特に 子ども

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

事業内容

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

区分

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

歯科中間報告(案)概要

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

7 観光について

第1章 計画の基本的考え方 態を改善して地域社会への参加等を通じ 生きがいや役割を持てるようにすることが 重要です 4 住まい 持ち家や賃貸住宅だけでなく 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など 多様な形態の住まいを含みます 生活の基盤である住まいは 高齢者のプライバシー と尊厳が十分に守ら

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過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

資料 3-1 男女共同参画の視点からの 防災対応について 東日本大震災への男女共同参画の視点を踏まえた被災者支援 平成 23 年 7 月 20 日 内閣府男女共同参画局

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

第3回検討会_質の向上WG検討状況報告

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

重点番号 1: 保育所等の児童福祉施設に係る 従うべき基準 等の見直し ( 神奈川県 ) 児童発達支援センターにおける食事提供方法について ( 施設内調理以外による提供方法への緩和 ) 1 提案の概要児童福祉施設のうち 保育所における児童への食事の提供については 一定の条件が整えば 満 3 歳以上の

福岡市居住支援協議会 福岡市居住支援協議会の概要 目 的 住宅困窮者の状況及び民間賃貸住宅市場の動向に関する情報 を共有するとともに, 民間賃貸住宅を活用した住宅困窮者の円滑 入居支援策の効果的な推進を図る 根拠法令 住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律 ( 住宅セーフティネット

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

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利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

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審議 資料 1 第 5 期熊本県障がい者計画 中間見直しの素案について

第 5 期熊本県障がい者計画 ( 中間見直し ) 素案審議 1 中間見直しの概要 (1) 計画策定後の動きを踏まえ 必要な課題及び施策を追加記載 < 追加記載する主な施策 > 1 平成 28 年熊本地震等を踏まえた 安心 安全施策 の充実 障がい特性に応じた避難支援 避難所運営マニュアル 福祉避難所運営マニュアル の作成 被災者の中長期にわたる心のケア 2 相模原事件等を踏まえた 差別の解消及び権利擁護 の推進 障害のある人もない人も共に生きる熊本づくり条例及び障害者差別解消法 の取組み推進 心のバリアフリーの推進 ヘルプカードの普及 啓発 3 地域生活支援施策の充実 障がいのある人をはじめ誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる 生涯 活躍 を目指した くまもと暮らし安心システム の実現 精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築 医療的ケア児及び重症心身障がい児 ( 者 ) への支援 (2) 数値目標の追加及び見直しを行う 数値目標数 :35 項目 39 項目 現行で数値目標が 1 つとなっている 保健 医療 分野などに項目を追加 < 追加した主な数値目標 > 自殺死亡率 ( 人口 10 万人対 ) 発達障がいに対応できる医療体制が整備された圏域数 数値目標の進捗状況を踏まえ 35 項目中 21 項目の数値を見直し 2 今後のスケジュール 11 月 30 日第 2 回障害者施策推進審議会開催 ( 素案審議 ) 12 月上旬県議会 ( 厚生常任委員会 ) 中間報告 1 月パブリックコメント 2 月第 3 回熊本県障害者施策推進審議会開催 ( 最終審議 ) 3 月県議会 ( 厚生常任委員会 ) 最終報告 - 1 -

参考各計画の位置付け 議題 1 < 全体の施策方針 > 中間見直し 第 5 期熊本県障がい者計画 ( くまもと障害者プラン ) 根拠法 : 障害者基本法計画期間 : 平成 27 年度 ~ 平成 32 年度 議題 3 第 7 次熊本県保健医療計画根拠法 : 医療法計画期間 : 平成 30 年度 ~ 平成 35 年度 障がい者の保健医療に関する記載は 両計画に記載 議題 2 < サービス量に関する計画 > 策定 第 5 期熊本県障がい福祉計画根拠法 : 障害者総合支援法計画期間 : 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度新規策定 第 1 期熊本県障がい児福祉計画根拠法 : 児童福祉法計画期間 : 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 一 本 化 - 2 -

第 5 期熊本県障がい者計画 ( 中間見直し ) 基本方針 現計画 1 計画の基本的な考え方 Ⅰ 目指す姿 障害者基本法第 11 条第 2 項に基づき策定義務があり 本県における障がい者施策に関する基本的な計画として策定 計画期間を平成 27 年度 ~ 平成 32 年度の 6 年間としており 平成 29 年度に中間見直しを行うこととしている 現在 熊本県障害者施策推進審議会から意見をいただきながら作成しており 平成 29 年度中に作成予定 障がいのある人もない人も 一人一人の人格と個性が尊重され 社会を構成する対等な一員として 安心して暮らすことのできる共生社会の実現 Ⅱ 基本理念 障がいのある人もない人も ともに生きる 社会 自らの選択 決定 参画の実現 安心していきいきと生活できる環境づくり Ⅲ 重点化の視点 県民みんなで障がいのある人への差別をなくす取組み 家族に対する支援 地域生活への移行支援 地域生活支援 障がい特性に配慮した支援 中間見直し 2 障がい者を取り巻く現状と課題 2 障がい者を取り巻く現状と課題 ( プラン策定後の動き ) 国の動向障がい者の動向第 4 期熊本県障がい者計画の成果と課題障がい者のニーズ 追加記載 平成 28 年熊本地震の発生 障がいのある人の避難支援に係る個別計画の策定及び見直し 避難所における障がいのある人に対する支援 被災者の心のケア 障害者福祉施設等の復旧及び耐震化 相模原市の障害者支援施設における事件 障がいのある人を取り巻く様々な障壁 措置入院者の退院後支援 障害者福祉施設の安全対策に係る情報共有 障害者福祉施設の入所者の安全確保 職員の職場環境づくり 国の制度改正 障害者差別解消法の施行 自殺総合対策大綱改定等 障がい当事者団体等の意見 精神障がいのある人も地域で安心して生活できるような支援等 3 分野別施策 3 分野別施策 ( 新たな課題に対応する施策の追加 ) Ⅰ 地域生活支援 Ⅱ 保健 医療 Ⅲ 教育 文化芸術活動 スポーツ Ⅳ 雇用 就業 経済的自立の支援 Ⅴ 情報アクセシビリティ Ⅵ 安心 安全 Ⅶ 生活環境 Ⅷ 差別の解消及び権利擁護の推進 追加記載 1 平成 28 年熊本地震等を踏まえた 安心 安全施策 の充実 避難行動要支援者避難支援計画 ( 個別計画 ) の策定支援等 避難所運営マニュアル 及び 福祉避難所運営マニュアル の作成 障がい特性に応じた基本的な事項をまとめた資料の作成 災害時の避難所における支援体制の整備 避難所において 障がい特性に応じた情報の伝達 障がい者用トイレや必要な物資の確保 避難生活に困難が生じる障がい者に対応するため 指定避難所内に福祉避難スペースの確保 被災者の安心 安全の確保 熊本 DC:T や熊本 DP:T の技術の向上等を図るため 研修や訓練の実施 被災者の中長期にわたる心のケアに対応するため 訪問や電話等による相談 心の健康に関する普及啓発 被災者を支援する方への支援 熊本地震により被害を受けた障がい者福祉施設等の復旧 2 相模原事件等を踏まえた 差別の解消及び権利擁護 の推進 心のバリアフリーの推進 県民の 心のバリアフリー の理解促進と行動を起こすための支援 ヘルプカードの普及 外見からはわかりにくい障がいのある人等への理解を広めるとともに 障がいのある人等の社会参加を支援するため ヘルプカードの普及 啓発 行政機関における合理的配慮の推進 3 地域生活支援施策の充実 障がいのある人をはじめ誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる くまもと暮らし安心システム の実現 精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築 意思決定支援の取組の充実 発達障がいについての医療体制の整備 医療的ケア児及び重症心身障がい児 ( 者 ) への支援 精神医療連携体制の構築 多様な精神疾患等ごとに医療機能を明確にし 患者本位の医療を提供するため 多様な精神疾患等ごとの医療機関の役割分担や相互の連携体制の整備を推進 自殺対策の推進 自殺者をさらに減少させ 誰も自殺に追い込まれることのない社会を実現するため 相談体制の充実や相談窓口の周知 障がい児 ( 者 ) の歯科疾患の予防及び口腔機能の維持向上 特別支援学校にコミュニティ スクールを導入 福祉と農業の連携による就労支援 在宅障がい者の就労支援 失語症者向けの意思疎通支援者の養成 手話言語条例の制定に向けた取組み 聴覚障がい者のために 遠隔手話通訳サービスを実施 住宅確保要配慮者への民間賃貸住宅登録制度 4 数値目標 4 数値目標 ( 目標の見直し ) 数値目標 35 項目 ( 計画期間 2 年目 ( 平成 28 年度 ) 時点の達成状況 ) 達成率 100% 以上 8 項目 100% 未満 80% 以上 9 項目 80% 未満 50% 以上 13 項目 50% 未満 5 項目 見直し 達成率が一定以上の項目については 新たな目標の設定等を検討 ( ハートフルパス制度の協力施設数 強度行動障がい支援者養成研修修了者数等 ) 追加記載した施策に対応した数値目標の設定を検討 ( 発達障がいに対応できる医療体制が整備された圏域数等 ) - 3 -

第 5 期熊本県障がい者計画 ( 中間見直し ) 追加記載する施策の主な項目 ( 計画期間 : 平成 27 年度 ~ 平成 32 年度 ) Ⅰ 地域生活支援 (1) 障がいのある人をはじめ誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる くまもと暮らし安心システム の実現 (P25) (1)2 精神障がい者の地域移行支援 地域定着支援 (P25) 精神障がい者が地域の一員として安心して自分らしい暮らしをすることができるよう 精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築 (1)3 自立生活の援助 (P26) (2)5 意思決定支援の取組の充実 (P27) 日常生活や社会生活等において障がいのある人の意思が適切に反映された生活が送れるよう 障害福祉サービス事業者等における意思決定支援の取組の充実 (5)2 発達障がいについての医療体制の整備 (P30) 県全域において身近な地域で発達障がいの診療が受けられるよう 発達障がいを診断できる医師を増やす取組み等を実施 (5)4 医療的ケア児及び重症心身障がい児 ( 者 ) への支援 (P32) 医療的ケア児及び重症心身障がい児 ( 者 ) が身近な地域で安心して暮らしていけるよう 医療的ケア児等に対する支援を総合調整するコーディネーターを養成 Ⅱ 保健 医療 (2)3 こころの医療センターの機能充実 (P40) 精神障がい者の地域での生活支援や発達障がいへの対応を含む児童 思春期医療機能の拡充等の取組みを実施 (2)4 精神医療連携体制の構築 (P40) 多様な精神疾患等ごとに医療機能を明確にし 患者本位の医療を提供するため 多様な精神疾患等ごとの医療機関の役割分担や相互の連携体制の整備を推進 (2)5 自殺対策の推進 (P40) 自殺者をさらに減少させ 誰も自殺に追い込まれることのない社会を実現するため 相談体制の充実や相談窓口の周知 自殺未遂者や再度の自殺を防ぐため くまもと自殺予防医療サポートネットワーク制度 の周知 利用促進 (3)3 障がい児 ( 者 ) への歯科保健医療の提供 (P40) 障がい児 ( 者 ) の歯科疾患の予防及び口腔機能の維持向上を図る取組み及び研修等を通じた歯科医師の障がい特性に応じた対応技術等の向上等への取組み 口腔保健センターの体制を維持するための必要な支援 Ⅲ 教育 文化芸術活動 スポーツ (1)2 キャリア教育の充実 (P41) 特別支援学校における職業教育の充実 (1)6 コミュニティ スクールの導入 (P42) すべての県立特別支援学校を防災型コミュニティ スクールに指定し 地域と連携した防災教育の推進や防災システムの構築 (2)3 保育士の専門性向上 (P43) 保育士の専門性の向上を図るための研修を実施 Ⅳ 雇用 就業 経済的自立の支援 (3)1 福祉と農業の連携による就労支援 (P50) 農福連携推進会議を設置し 農福連携を計画的に推進 (3)2 在宅障がい者の就労支援 (P51) 障がい者の社会的 経済的自立を促進するため インターネット等の情報通信技術を活用した在宅就業支援体制を構築するモデル事業を実施 Ⅴ 情報アクセシビリティ (2)1 失語症者向けの意思疎通支援者を養成 (P56) (2)2 手話言語条例の制定に向けた取組み (P56) (2)3 聴覚障がい者のために 遠隔手話通訳サービスを実施 (P57) Ⅵ 安心 安全 (1)1 避難行動要支援者の避難支援に係る個別計画の策定支援等 (P58) 避難所運営マニュアル 及び 福祉避難所運営マニュアル の作成 福祉避難所の実効性の確保及び障がいのある人等への周知 障がい特性に応じた基本的な事項をまとめた資料の作成 (1)2 災害時の避難所における支援体制の整備 (P59) 避難所において 障がい特性に応じた情報の伝達 障がい者用トイレや必要な物資の確保 避難生活に困難が生じる障がい者に対応するため 指定避難所内に福祉避難スペースの確保 福祉避難所の速やかな設置 福祉避難所について 広域的な避難に関する協力体制の構築 (1)3 被災者の安心 安全の確保 (P61) 熊本 DCAT や熊本 DPAT の技術の向上等を図るため 研修や訓練の実施 被災地域からの患者の受入れや広域医療搬送に係る対応等を行うため 災害拠点精神科病院の体制の整備 被災者の中長期にわたる心のケアに対応するため 訪問や電話等による相談 心の健康に関する普及啓発 被災者を支援する方への支援 (1)5 熊本地震により被害を受けた障がい者福祉施設等の復旧 (P62) 障がい者福祉施設や精神科病院等について その復旧のための取組みを支援 (3)4 障がい者支援施設の防犯対策 (P65) 障がい者支援施設等の防犯対策を強化するため 非常通報装置 防犯カメラ設置や外溝の設置 修繕など必要な安全対策への取組みを支援 Ⅶ 生活環境 (1)6 障がい者の居住支援 (P68) 住宅確保要配慮者 ( 低額所得者 高齢者 障害者等 ) の入居を拒まない民間賃貸住宅の登録制度 Ⅷ 差別の解消及び権利擁護の推進 (1)2 心のバリアフリーの推進 (P71) 県民の 心のバリアフリー の理解促進と行動を起こすための支援 (1)3 ヘルプカードの普及 (P72) 外見からはわかりにくい障がいのある人等への理解を広めるとともに 障がいのある人等の社会参加を支援するため ヘルプカードの普及 啓発 (1)4 行政機関における合理的配慮の推進 (P72) 障害者差別解消法の施行に伴う理解促進及び職員対応要領の周知や障がい者への配慮の徹底 数値目標 項目数 :35 項目 39 項目現行で数値目標が 1 つとなっている分野別施策 Ⅱ 保健 医療 分野などに項目を追加 数値目標の進捗状況等を踏まえ 35 項目中 20 項目の数値を見直し 追加した主な数値目標自殺死亡率 ( 人口 10 万人対 ) 発達障がいに対応できる医療体制が整備された圏域数 - 4 -