スマートシティ- 62-1 スマートエネルギー都市 ( 平成 30 年度事業費 :761 億円 4 か年事業費 :3,744 億円 ) 2020 年に向けた政策展開のポイント 公園灯のLED * 化箇所拡大 都立学校にLED 照明を新規導入 環境に優しい小型船やゼロエミッション * ビークルの普及等による 省エネルギー対策の更なる強化 ゼロエミッションアイランド実現に向け 新たな取組を展開 実行プラン策定時から強化した政策目標 政策目標 目標年次 目標値 公園灯のLED 化 ( 海上公園 ) 2020 年度 17 公園で工事実施 公園灯のLED 化 ( 海上公園 ) 2020 年度 23 公園で導入 2024 年度 27 公園で導入 ( 考え方 ) 東京 2020 大会の競技会場がある臨海部の海上公園を中心に LED 照明の導入を更に推進 新たに設定する政策目標 政策目標 目標年次 目標値 都立学校の照明器具のLED 化 2020 年度 14 校で整備 ( 考え方 ) 校舎棟の新築 改築 大規模改修等に伴う照明器具の更新時を捉え LED 照明を整備環境に優しい小型船の普及推進 2020 年度実証実験の完了 ( 考え方 ) 電動モーターとエンジンの両方を動力とし 電動モーターの利用時には CO 2 を排出しない運航が可能なパラレルハイブリッド小型船 * の実証実験を通じて 環境に優しい小型船の普及を推進 2020 年に向けた主な政策展開 照明のLED 化推進 < 家庭におけるLED 照明化の推進 > 集合住宅の共用部における照明 LED 化を促進するため 管理組合の合意形成に向けた効果的な普及啓発を実施 < 海上公園のLED 照明の一例 > < 都によるLED 照明の率先導入 > 東京 2020 大会の競技会場がある臨海部の海上公園を中心に LED 照明の導入を更に推進 住宅 ビルや工場等で普及を推進している LED 照明を 都立学校においても 新築 改築や大規模改修等に併せて計画的に整備 新規
マートシティ 省エネルギー対策の推進 <ビル 工場等における省エネルギー対策の推進 > 大規模事業所が対象のキャップ & トレード制度 * ( 以下 C&T 制度 という ) について 2020 年度からの第 3 計画期間に向け 専門家による検討会の設置に係る準備等を実施 新規 東京 2020 大会の開会式 閉会式の合計 4 日間において 事業者の協力を得ながら C&T 制度のCO 2 クレジット * を活用して 都内で排出され < 都内エネルギー消費量及び都内温室効果ガス排出量 * の推移 > ( 百万 t-co 2 ) (PJ) エネルギー消費量 70.1 70.1 800 70 801 67.2 65.1 66.0 723 温室効果ガス排出量 700 60 674 670 62.1 62.5 656 646 629 600 50 500 2000 年度 2010 年度 2011 年度 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度 2015 年度の数値は速報値 ( 東京都環境局調べ ) る全てのCO 2 をゼロにする 東京ゼロカーボン4デイズ in 2020 を実施するとともに 都民 事業者の省エネ気運を更に醸成 あわせて 国内外の旅行者等に対する環境配慮行動を促進する取組等を推進 新規 代替フロン (HFCs) * について 業務用冷凍空調機器からの漏えい抑制や適正な回収処理などを徹底するために 様々な団体と連携して 小売店や飲食店等に指導員を派遣するなど 大気中への排出量を抑制する取組を推進 < 交通 輸送における省エネルギー対策の推進 > 自転車シェアリング * の広域相互利用の更なる普及拡大に向け 先行実施区の事例や運営事業者の動向等の調査等を実施 新規 <EV 等の充電設備 > ス 電動の自動二輪車等の導入を支援するとともに 電気自動車及びプラ - 63 - グインハイブリッド自動車 ( 以下 EV 等 という ) の普及に向け 集合住宅における充電設備の導入支援や都有施設へのEV 等での来場に対応する充電設備を整備 新規 電気自動車や燃料電池自動車等のゼロエミッションビークル ( 以下 ( 普通充電設備 ) ( 急速充電設備 ) 一般社団法人次世代自動車振興センター提供 ZEV という ) の普及等に向けた調査を実施し 今後の施策に反映 また 都の庁有車におけるZEVの導入を推進 新規 自然豊かな島しょ地域の環境を守るため 環境への負荷が小さい電気自動車の普及に向け 引き続き島内の事業者に電気自動車を貸与し 業種別に使い勝手や経済性を検証する実証実験 等を実施するとともに 各島の特徴を踏まえた電気自動車への転換に係る調査を実施し 今後 の普及促進に向けた施策に反映 新規
スマートシティ- 64 - 蓄電池による電動モーターを駆動することで CO 2 を排出しない運航ができるとともに 蓄電池が切れても燃料を利用したエンジンで運航できるパラレルハイブリッド小型船を 東京港における国内外の賓客や東京 2020 大会関係者の視察等で利用 あわせて 当該小型船の環境性能について メーカーと連携した実証実験による技術検証を行い 環境に優しい小型船の普及を推進 新規 < パラレルハイブリッド小型船 ( イメージ )> 再生可能エネルギーの導入促進 < 住宅 事業所等への導入推進 > 東京の特性を生かした再生可能エネルギーの利用拡大を目指し 鉄道等事業者に対して駅舎のホーム屋根へのソーラーパネル等の導入を支援することで 環境に優しい駅のモデルとして都民や観光客に発信また 都有施設における再生可能エネルギーの新技術の活用について 導入に向けた可能性の調査を実施し 今後の施策に反映 新規 < 島しょ地域への導入推進 > ゼロエミッションアイランドの実現に向け 島内で使用する全ての電力を再生可能エネルギーで賄う < 東京メトロ東西線葛西駅の太陽光発電システム > ( 提供 ) 東京地下鉄株式会社 ための基礎調査や 再生可能エネルギー電力による水素蓄電 * を電力需給調整に活用していくための調査を実施し 今後の施策に反映 新規 <ゼロエミッションアイランドのイメージ> ( 出典 ) 都市づくりのグランドデザイン (2017 年 9 月東京都都市整備局 )
マートシティ< 普及啓発や情報発信による導入の推進 > 公益財団法人東京都環境公社 ( 以下 公社 という ) による再生可能エネルギー由来の電気供給モデル事業で蓄積してきたノウハウを活用し 新たに都有施設等を対象に供給先の拡大を促進 さらに 再生可能エネルギー由来電気の認知度向上と供給拡大を促進するための普及啓発を実施 新規 < 公社による再生可能エネルギー由来の電気供給モデル事業 > 発電事業者 小売電気事業者 供給先 再生可能エネルギー 太陽光発電 バイオマス発電 調達 電気買取 *1 東京都環境公社 供給 電気料金 東京都環境科学研究所 水素情報館 東京スイソミル 協力会社 ( 需給調整等 ) *2 *1 公社は発電事業者から FIT 電気を買い取っている FIT 電気は 賦課金を通じた国民全体の負担により賄われているものであり 火力発電による電気等も含めた全国平均の電気の CO 2 排出量を持った電気として扱われる *2 協定を締結し 調達と供給の間に電気の過不足が生じた場合の電力融通や電気供給事業のノウハウの共有等を実施 水素社会実現に向けた取組の推進 < 水素ステーションの整備促進 > 既存のガソリンスタンドに水素ステーション * を併設した場合のレイアウト案や 工事費等を調査し 公表することで 中小ガソリンスタンド事業者等が水素ステーション事業に参入しやすい環境を整備 < 燃料電池自動車 バス等の普及拡大 > 東京 2020 大会開催時における日本初の燃料電池船の商用運航に向けた船舶の建造を行う事 業者を支援 新規 < 都民を広く対象とした普及啓発 > 民間企業や都内自治体とともに発足させた Tokyo スイソ推進チーム による 水素エネルギーの普及に向けた官民一体のムーブメントを醸成 新規 <CO 2 フリー水素の活用促進 > 国立研究開発法人産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所が製造したCO 2 フリー水素 * を都内のイベント等で利用し 都民に積極的に紹介 新規 ス<Tokyo スイソ推進チーム発足式 > - 65 -
スマートシティ- 66 - 年次計画 ( 新規 見直し ) 取組 東京ゼロカーボン 4 デイズ in 2020 2017 年度末 ( 見込み ) 2018 年度 2019 年度 2020 年度 4 年後の到達点 CO 2 クレジットを活用したゼロカーボンに向けた取組を実施 次世代自動車等の導入促進 開会式 閉会式の 4 日間 東京の CO 2 排出をゼロ 更なる CO 2 排出量削減 次世代自動車等の普及 次世代自動車等の導入促進 ZEV 普及に向けた調査 EV 等充電設備 電動自動二輪車等の導入支援 今後の施策に反映 ( 乗用車 )40% ( 貨物車 )1.5% 環境に優しい小型船の普及推進 実証実験に向けた準備の推進 ( 設計 建造 ) 視察 見学等 環境に優しい小型船の技術検証への貢献 東京臨海部の発展 都有施設における再生可能エネルギーの新技術活用 調査 今後の施策に反映 都有施設での活用 ゼロエミッションアイランドの実現に向けた検討 再生可能エネルギー由来電気の活用促進 公社施設に供給 調査 今後の施策に反映都有施設等に供給拡大公社と連携した都民等への普及啓発を実施 再生可能エネルギー電力利用割合 15% 程度 (2015 年度約 11.1%) 再生可能エネルギー電力利用割合 15% 程度 (2015 年度約 11.1%) 燃料電池船 商用運航に向けた支援 商用運航の推進 都内での活用 Tokyo スイソ推進チーム 発足 官民一体ムーブメントの醸成 都民への浸透